JP5515441B2 - 紙製容器 - Google Patents
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Description
これに代え、紙製ではない例えばポリスチレン樹脂系発泡シート等を用いた容器に関しては、即席麺等の容器として用いられるものであって、御椀形状に容器を構成して断熱容器として用いるものも存在する。
例えば特開平10−16025号(特許文献1)や特開2000−95888号(特許文献2)、特開2001−161534号(特許文献3)がある。
或いは紙により即席麺や液体を入れるための紙製容器として特開平8−207051号(特許文献4)や特開2003−26143号(特許文献5)が存在する。
これらに代えていわゆるどんぶり形状のような略御椀形等の容器を紙により形成するものとして特開2006−341911号(特許文献6)が存在する。
しかし、樹脂製ゆえに可塑剤が熱湯へ流出してしまう恐れがあるという欠点を有するものである。
また廃棄時においても分別の上特段の処理が必要となるものである。
しかして、昨今はどうしても紙製品への転換が要請されるものであり、紙によって製造できる容器が望まれることとなる。
この場合前記した特許文献4や特許文献5が紙製容器として存在するが、これらはその成形の点で円錐台形状のいわゆるコップ形状の外形からなるものである。
即ち容器の隅に内容物の残存を生じさせ易く、また底面と胴部との境部分からの水漏れなどを防止するために特段の密着性等を高める特段の構成が必要となる等の成型時の作業性の困難化やコスト高を生じさせ易いなどの欠点が出てしまうものである。
これらのほか、特許文献6に示すようなどんぶり形状の容器の提供も存在する。
従って、極めて複雑な工程を有するばかりでなく高度かつ精密な機器を必要とする。
更に深絞りのプレス成型であることから絞りのきつい部分においてはスコアリング処理をしたとしてもどうしても皺が生じてしまうものであり、きれいな成形はできにくいものである。
特に底部分が不用意に引っ張られてしまい底周辺全般及び胴部にかけて多数のしわが生じやすく、皺に滓が残ってしまうという欠点を有する。
又プレス成型であるが成型の型を所望の凹凸と湾曲形状にし、さらにそれを維持することは、極めて高度なかつ精密な機器の存在を必要とする。
従って、本構成においても皺の除去と容器の保形性の確保及び容器の破損防止等各種の点でいずれも欠点を有するものとなる。
従って、より簡単にかつコストをかけることなく成形できると共に、より皺の少ない略どんぶり形状の御椀形の紙製の容器の提供が望まれるものである。
これらの場合、請求項6に係る発明のように底部のシート1の重なり部分を有する御椀状に成形した紙製シートの内面に底部シートを配設した略御椀形の紙製容器を用いてもよく、請求項7に係る発明のように底部のシート1の重なり部分を有する御椀状に成形した紙製シートの外面に底部シートを配設したものでも、請求項8に係る発明のように底部のシート1の重なり部分を有する御椀状に成形した紙製シートの内面と外面にそれぞれ底部シートを配設したものでもよい。
これらの他、請求項12に係る発明のように短円弧辺部方向に多数の溝部を有する略扇状の紙製のシートを用いたどんぶり形状の略御椀形の紙製容器の製造方法であり、略扇状の紙製のシートを成形金型を用いて、中空筒状で両開口部のそれぞれの口径の異なるカップの胴部形状の容器本体を成形する工程と、容器本体部分をその底部方向を丸めこみ曲面形態に形成して底部空洞を有する御椀状に成形する工程と、該容器本体部分の内面に樹脂シートを配設して底部を密封する工程を有する略御椀形の紙製容器の製造方法を用いてもよい。
特に底部の形状を球状の曲面として形成した上で皺を極力少なくすることができるものであり、見栄えの良い容器の提供を可能とする。
特に樹脂シートを用いることにより容器内面を覆うことができ容器内からの水漏れ防止に極めて効果を有するものであり、また内面を綺麗な平滑面とすることができることとなる。
請求項5に係る発明により突出列によっても突出列の逆面のへこみによって皺を吸収できるものであり、また成形時にはこの突出列に沿った線状の規則正しい跡がつく反面、成形時における絞り込みによる不規則で捩れまたは多種類の見栄えの極めて悪い多数の皺の発生を防止できるものであり、見栄えの良い曲面を有する容器の成形を可能とする。
更には内面に底部シートを装着するものであり、不用意な底部シートのはずれを防止できる。
次に請求項7に係る発明によれば、外面に底部シートを有することとなり、該表面の溝部による皺を覆うことができ見栄えの良い容器の提供を可能とする。
請求項9に係る発明によれば、いわゆるどんぶり形状にとどまらずコップ状であって底部方向が曲面形状の略御椀形状の容器にも用いることができるものであり、極めて多様な商品に活用できるものである。
特に底部の形状を球状の曲面として形成した上で皺を極力少なくした見栄えの良い容器の製造を可能とする。
次に請求項11に係る発明によれば、更に内面に樹脂シートを有する紙製容器の製造を可能とするものである。
特に樹脂シートにより容器内面を覆うことができ水漏れ防止に極めて効果を有し、また内面を綺麗な平滑面とする紙製容器の製造を可能とする。
先ず図1に示す構成は、略扇状の紙製のシート1と、これを巻き込むための成形芯金であるマンドレルからなるものである。
先ず成形芯金M1は、例えば先細有底円錐形状の一般的に多用されているコップ形状からなり、上縁部が広縁であり、徐々に先細形状となり有底円錐形状の芯金M1である。
この成形芯金M1に対して配置した紙製のシート1を、更に例えば両側からアーム状のフラップや巻き込みローラ等によって成形芯金に巻きつけて容器形状に成形するものである。
この溝部12は、シート1の円弧軸心方向に向かって短円弧辺部11方向に向かって多数列設されているものであり、次工程以後においてこの溝部12によって、溝部12に沿って折り込むことを可能とする。
すなわち、例えばシート1の円弧軸心方向であってシート1の中央部分より短円弧辺部11に向かって溝部12が構成されているものであり、シート1の任意位置から短円弧辺部11に向かって溝部12を有している。
尚、本図では溝部12として明示するが、このほか突出列を有し、これを多数列設するものでもよい。
これらはいずれも溝部12として成立するものである。
例えば加圧して溝部12を設けたものでも、或いは凹凸を設けて溝部12を構成したものでもよい。
従って、この部分が加圧された場合に溝部12に沿って折り込まれることとなる。
本構成は中空筒状で両開口部のそれぞれの口径の異なる円錐の中央部分を切り取った如き形状であって、カップの胴部形状の容器本体部分を形成するものとなる。
このようにまず第一工程によって本構成を形成するものである。
尚、次工程以降において底部を構成することにより、該胴紙部分の底部方向を丸めこみ曲面形態に形成するものである。
これによって、該紙製容器の強度が飛躍的に上がり潰れ難く変形し難い容器の成形ができるものである。
従って、本図のようにカール部からなる鍔部13を形成するものであっても、或いはカール部を形成しないものであってもいずれのものを用いてもよいが、カール部を形成することによって最終成形した紙製容器の強度を高く保てるものである。
尚、成形工程においても該カール部等の鍔部を成形することにより該容器の保持のために有用な突起として用いることもできる。
この場合成形用雄型M2は、例えば一般的に多用されているポリスチレン樹脂系発泡シート等を用いた御椀形状のいわゆるどんぶり形状の略御椀形の容器形状に近似した、上縁部が広縁であり、該容器の中央部までは若干量該開口口径を少しずつだけ狭めるが、底部近傍で急に口径を狭く構成した略御椀形状である丼形の容器をかたどった形状よりなる芯金M2により構成されている。
以上のようにこの成形用雄型M2と成形用雌型B2によって加圧又は/及び加熱等により圧接することにより、この型に沿った形状にシート1が成形されるものである。
従って、このように成形用雄型M2に巻きつけたシート1は、略御椀形状である略丼形状の容器の基礎となる筒状に形成できる。
これにより成形用雄型M2と成形用雌型B2によって成型される紙製シート1はこれらの型に沿った形状即ち成形用雄型M2と成形用雌型B2の側壁に沿って下方に向かって直線状に延在すると共に中央部から底部形状にかけては、成形用雄型M2と成形用雌型B2の底部方向の形状、即ち底部の周面の曲面形状よりなる曲面形態に対応して成形される。
すなわち、例えばシート1の円弧軸心方向に向かってシート1の中央部分より短円弧辺部11に向かって有するものであり、シート1の任意位置から短円弧辺部11に向かって溝部12が配設されているものであり、この溝部12をもって局面形状にシートを折り込み丸め込むことができるものとなり、シート1の短円弧辺部11方向をすぼめた形での折り込み丸め込みを可能とするものである。
これにより成形用雄型M2の曲面からなる略御椀形状である略丼形状の容器の底部形状を有するシート1を形成できる。
尚、シート1の短円弧辺部11が該容器形状の真底部分までは届いていない一例を示すものであるが、真底部分まで届いて底をシートですべて覆った形状となり、底部分をもすべてシート1で形成するものを用いてももちろんよい。
このように押圧すると、成形用雌型B2の底部の曲面形態と成形用雄型M2の底部の曲面形態により、それぞれの御椀形状によって圧着されて、紙製シート1がその形状に成形されるものである。
従って、略御椀形状である略丼形状の容器の底部形状の側辺湾曲形状を有するものとなる。
尚、圧着に際して必要な圧力を付与するもののほか例えば回転等を行い密着性を高めるものであっても、加熱して圧着するものでももちろん良い。
本図に示すように成形した紙製シート1は、扇状の紙製シート1の長円弧辺部10によって形成される上部開口部を広縁とする開口口径すなわち広い開口を有する上部開口と、短円弧辺部11によって構成される狭縁とする開口口径すなわち狭い開口を有する下部開口である底部空洞21とを有する側面胴部が略どんぶり上の御椀形状の湾曲傾斜面を有する容器の胴部を形成するものとなる。
尚、底部空洞のない底部までシートが延在して曲面で形成した成形したシートを用いてもよい。
図7は、紙製シート1の一例を示す図である。
本図に示す通り、シート1は略扇状よりなり、長円弧辺部10と短円弧辺部11とを有し、短円弧辺部11には多数の溝部12を有するものである。
この溝部12は、シート1の円弧軸心方向であって短円弧辺部11方向に向かって多数列設されている。
このように構成することによって底部の側辺部分を球状に絞り込むことができると共に順次球状に丸く形成するに際して不要な皺を極力低減できるものとなる。
尚、本シートの側辺部には一例として糊代部14を有する。
次に本構成の溝部12は筋状にへこみ状の列を設けたものでも、或いは一定方向から圧をかけて凹凸を形成し、これに基づく溝部12を形成したものでもよいものである。
或いはへこみ状に削り取って溝を形成したものでもよい。 これらの他、突出列を有し、凸状の突出列を多数列設するものでもよい。
これらの溝部12の凹みや凸部、或いは突出列の凸状突出列の深さ乃至は高さに関しては任意のものでよい。
少なくとも溝状部分よりなる溝、へこみ、凹凸、突出列等の溝部12を有していればよい。
例えば突出列によっても、この突出列によって成形時の皺の発生方向を一定に保つことができ、見た目のきれいな不必要で見栄えの悪い皺の発生を極力防ぐことができるものである。
少なくとも成形用雄型M2と成形用雌型B2とによって加圧等により御椀状に成形するに際して底部方向の胴部の曲面すなわち球面形状の絞り込みにおいて、この溝状乃至突出列などによる溝部12によって皺を極力なくして綺麗な球形形状を形成することのできる、成形時の皺を吸収可能なものであればよい。
尚、該シート1に予め印刷等を施し、これを更に成形芯金Mに巻き込んで成形するものであってももちろんよい。
これらの場合、該紙製シート1は薄手の紙製シートでも厚手の紙製シートでもよい。
更に、紙を用いた複合シート或いは多層シート等であってもよいのはもちろんである。
従って、少なくとも紙製シートからなるものであるが、これに樹脂シートをラミネート等した紙製のシートでもよいものである。
御椀状に成形した紙製シート1よりなる底部空洞21の御椀状本体の御椀内部から底部空洞21よりもやや大きい底部シート3を用いて底部空洞21をふさぐものである。
例えばでんぷん糊、ホットメルト等の各種接着部材を介して底部シートを接着すものでも、或いは紙製シートをそもそも紙とポリエチレンやPET等の各種樹脂シートとの複層シート或いは塗布して成形した複層シートとして用いて、これに対して底部シート3も紙製シート1とポリエチレンやPET等の各種樹脂シートとの複層シートとして用いて熱、超音波或いは加圧等の各種方法で融着するものであってもよい。
従って、熱可塑性シート等をラミネートしたものや熱可塑性樹脂を塗布したもの等を用い、該熱溶着や超音波溶着等したものであってもよい。
このようにすることにより、底部空洞21の御椀状本体の空洞部分をふさぐことができ、液漏れを防止できる液体用の容器として用いることができる。
従って、各種水分を有する食品を入れることのできる紙製の丼の提供ができ、即席麺用の容器のほか例えば液体を入れるための容器としても用いることができる。
図9は、底部空洞21の御椀状本体の御椀外部及び内部の双方から底部空洞21よりもやや大きい底部シート3をそれぞれ用いて底部空洞21を両面から塞ぐ他の例を示す図である。
このように構成することによって、底部シート3の装着をより強固に行うことができるものである。
従ってこのように構成しても同様に液体を入れる容器として用いることができ、液漏れを防止した容器として用いることができる。
尚、本図においても図9(a)は、底部シール3を装着する前の状態を示す図であり、図9(b)は、底部シール3を装着した後の状態を示した図である。
図10は、底部空洞21の御椀状本体の御椀外部から底部空洞21よりもやや大きい底部シート3を用いて底部空洞21を塞ぐ他の例を示す図である。
このように構成しても同様に液体を入れる容器として用いることができ、液漏れを防止した容器として用いることができる。
尚、本図においても図10(a)は、底部シール3を装着する前の状態を示す図であり、図10(b)は、底部シール3を装着した後の状態を示した図である。
図11は、他の例として底部空洞21の御椀状本体の御椀内部に向かって樹脂製シート4地を内面に溶着して底部空洞21を塞ぐ一例を示す図である。
このように構成することによって御椀状本体の内面全体を樹脂シート4で覆うことができ、液漏れ等を有効に防止できるものである。
本図は内面に樹脂シート4を貼り付けるために加熱等した成形用雄型M3や成形用雌型B3等によって挟み込んで加圧することによって樹脂シート4を御椀状本体内面全体にわたって配設するものである。
尚、樹脂シート4は、御椀状本体内面全体にわたって配設するものを示すが、これに限らず底部空洞部周辺を覆う程度の範囲に樹脂シート4を配設するものであってもよい。
又、シート地1を底まで覆って丸く曲面に構成する場合においてはどうしても重なり部分が出てしまい、隙間から水漏れ等が生ずるものであり、この場合も容器内面全体あるいは少なくとも底部の重なり部分周辺において該樹脂シート4を配設するものであればよい。
更に樹脂シート4は、例えばポリエチレンやポリプロピレン或いはPET等を含むポリエステル等の各種樹脂シートを用いるものであればよい。
尚、本図に示す底部空洞21の御椀状本体にはカール部からなる鍔部13を有している一例を示す。
この鍔部13を有するものであっても或いは有さないものであってもいずれでもよい。
この鍔部に関しては前記した容器の強度を得ることができ、容器の保持のために有用な突起として用いることもできるという利点のほか次のような利点を有する。
即ち、この鍔部13によって、樹脂シート4の溶着をより確実にできるとともに例えば蓋体の装着を簡単に行えるものとなる。
このように構成することにより容器内面をよりフラットにかつ滑らかな面として形成できるものであり、容器成形時の皺や溝部などによる凹凸を効果的に平滑面に修正できるものである。
図13は、図8に示す底部空洞21の御椀状本体の御椀内部から底部空洞21を底部シート3により塞いだ状態の本体に対して御椀状本体の内面全体を更に樹脂シート4で覆うための一例を示す図であり、内面に樹脂シート4を貼り付けるために加熱等した成形用雄型M3と成形用雌型B3等によって挟み込んで加圧することによって樹脂シート4を御椀状本体内面全体にわたって配設するための一例を示す図である。
即ち前記と同様にこのように構成することにより容器内面をよりフラットにかつ滑らかな面として形成できるものであり、容器成形時の皺や溝部などによる凹凸及び底部シートの配設に伴う凹凸を効果的に平滑面に修正できるものである。
尚、本図構成のほか、図8に限らず図9及び図10に示す底部シート3を用いた底部空洞をふさいだそれぞれの御椀状本体に用いるものであってもよく、これによって前記と同様の効果を得ることができる。
本図に示すように、丈の高い容器においても同様に溝部を有する略扇状の紙製のシート1を例えば成形芯金M1であるマンドレルにアーム等によってまきつけて成形し、更に成形用雄型M2と成形用雌型B2によって底部空洞21を有する御椀状本体を成形し、更に底部シート3を持って底部を封鎖し、及び/または樹脂シート4を容器内面に配設して本容器を成形するものである。
尚、必要に応じて、該容器の底部に高台を付けてもよい。
更に、これらに図示する構成は外周がきれいな曲面によって形成されたいわゆる半円球状のどんぶり形状を基に示すものであるが、これに限定されずに外周面が角を有する三角以上の多角形状の御椀形状即ち逆さにした角錐形状の断熱容器に用いるものであってもよい。
尚、成形芯金の中央部近傍まで角錐形状となり、成形芯金の底部近傍においては半球形状として形成された構成に限らず、底部近傍においても周面に角部を有するものであってももちろんよく、この形状も御椀形状に含まれるものである。
10 長円弧辺部
11 短円弧辺部
12 溝部
13 鍔部
14 糊代部
21 底部空洞
3 底部シート
4 樹脂シート
M1 成形芯金
M2 成形用雄型
M3 成形用雄型
B2 成形用雌型
B3 成形用雌型
Claims (13)
- 短円弧辺部11方向に多数の溝部12を有する略扇状の紙製のシート1を用いたどんぶり形状の略御椀形の紙製容器であり、
略扇状の紙製のシート1を成形金型を用いて、中空筒状で両開口部のそれぞれの口径の異なるカップの胴部形状の容器本体部分を成形し、
更に該容器本体部分の底部方向を丸めこみ曲面形態に形成し、該容器本体部分の底部方向を丸めこみ曲面形態に形成した際に、底部まで紙製シート1を用いて丸め込むものであり、底部のシート1の重なり部分を有する御椀状に成形するものであり、
底部のシート1の重なり部分に底部シート3を配設して底部を密封することにより構成したことを特徴とする略御椀形の紙製容器。 - 短円弧辺部11方向に多数の溝部12を有する略扇状の紙製のシート1を用いたどんぶり形状の略御椀形の紙製容器であり、
略扇状の紙製のシート1を成形金型を用いて、中空筒状で両開口部のそれぞれの口径の異なるカップの胴部形状の容器本体部分を成形し、
更に該容器本体部分の底部方向を丸めこみ曲面形態に形成し、
更に該容器本体部分の底部方向を丸めこみ曲面形態に形成し、該容器本体部分の底部方向を丸めこみ曲面形態に形成した際に、底部まで紙製シート1を用いて丸め込むものであり、底部のシート1の重なり部分を有する御椀状に成形するものであり、
該容器本体部分の内面に樹脂シート4を配設して底部を密封することにより構成したことを特徴とする略御椀形の紙製容器。 - 短円弧辺部11方向に多数の溝部12を有する略扇状の紙製のシート1を用いたどんぶり形状の略御椀形の紙製容器であり、
略扇状の紙製のシート1を成形金型を用いて、中空筒状で両開口部のそれぞれの口径の異なるカップの胴部形状の容器本体部分を成形し、
更に該容器本体部分の底部方向を丸めこみ曲面形態に形成し、
更に該容器本体部分の底部方向を丸めこみ曲面形態に形成し、該容器本体部分の底部方向を丸めこみ曲面形態に形成した際に、底部まで紙製シート1を用いて丸め込むものであり、底部のシート1の重なり部分を有する御椀状に成形するものであり、
底部のシート1の重なり部分に底部シート3を配設し、
該容器本体部分の内面に樹脂シート4を配設して底部を密封することにより構成したことを特徴とする略御椀形の紙製容器。 - 多数の溝部12は、略扇状のシート1の円弧軸心方向に向かってシート1の中央部分より短円弧辺部11にかけて多数有するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の略御椀形の紙製容器。
- 該溝部12が突出列よりなるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の略御椀形の紙製容器。
- 底部のシート1の重なり部分を有する御椀状に成形した紙製シート1の内面に底部シート3を配設したことを特徴とする請求項1、3乃至5のいずれかに記載の略御椀形の紙製容器。
- 底部のシート1の重なり部分を有する御椀状に成形した紙製シート1の外面に底部シート3を配設したことを特徴とする請求項1、3乃至5のいずれかに記載の略御椀形の紙製容器。
- 底部のシート1の重なり部分を有する御椀状に成形した紙製シート1の内面と外面にそれぞれ底部シート3を配設したことを特徴とする請求項1、3乃至5のいずれかに記載の略御椀形の紙製容器。
- どんぶり形状の略御椀形の紙製容器が底面と高さとの比率を変えて、高さの比率を高め、略コップ状の底部方向を略御椀形状の曲面に成形した紙製容器であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の略御椀形の紙製容器。
- 短円弧辺部11方向に多数の溝部12を有する略扇状の紙製のシート1を用いたどんぶり形状の略御椀形の紙製容器の製造方法であり、
略扇状の紙製のシート1を成形金型を用いて、中空筒状で両開口部のそれぞれの口径の異なるカップの胴部形状の容器本体を成形する工程と、
容器本体部分をその底部方向を丸めこみ曲面形態に形成して底部空洞21を有する御椀状に成形する工程と、
底部空洞21に底部シート3を配設して底部を密封する工程とからなることを特徴とする略御椀形の紙製容器の製造方法。 - 底部を密封する工程の後に、該容器本体部分の内面に樹脂シート4を配設する工程を有することを特徴とする請求項10記載の略御椀形の紙製容器の製造方法。
- 短円弧辺部11方向に多数の溝部12を有する略扇状の紙製のシート1を用いたどんぶり形状の略御椀形の紙製容器の製造方法であり、
略扇状の紙製のシート1を成形金型を用いて、中空筒状で両開口部のそれぞれの口径の異なるカップの胴部形状の容器本体を成形する工程と、
容器本体部分をその底部方向を丸めこみ曲面形態に形成して底部空洞21を有する御椀状に成形する工程と、
該容器本体部分の内面に樹脂シート4を配設して底部を密封する工程とからなることを特徴とする略御椀形の紙製容器の製造方法。 - 容器本体部分をその底部方向を丸めこみ曲面形態に形成して底部空洞21を有する御椀状に成形する工程に代えて、容器本体部分をその底部方向を丸めこみ曲面形態に形成して底部のシート1の重なり部分を有する御椀状に成形する工程を有し、
該重なり部分に底部シート3又は/及び樹脂シート4を配設して底部を密封する工程を有することを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の略御椀形の紙製容器の製造方法。
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