JP5515207B2 - 折畳み式テーブル - Google Patents

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Description

本発明は、天板が上下に回動する折畳み式テーブルに係わり、更に詳しくは天板の跳ね上げ時の回動終端において回動規制が作用する折畳み式テーブルに関するものである。
従来から、左右の脚体の上端部に、天板の下面両側部を上下回動可能に主軸にて連結して該天板が水平な使用状態と脚体に略平行な折畳み状態をとるようにするとともに、前記天板の後部下方に配した幕板を、天板後部下方に接近して垂下した使用状態と両脚体の後縁に沿った折畳み状態との間を移動可能に前記天板と連動させてリンク連結した折畳み式テーブルは、各種提供されている。
例えば、特許文献1には、前記天板の後部下方に配した幕板を、左右両側において一対の上下リンク杆にて脚体にリンク連結するとともに、該上リンク杆と天板後部とを連動杆にてリンク連結して天板と幕板とを連動させ、前記天板と幕板の一連の折畳み動作中に常に天板後端部と幕板上端部との間に所定間隔以上の空隙を形成すべく、前記上下リンク杆及び連動杆の長さと枢着位置を設定した折畳み式テーブルの幕板連動装置が開示されている。
また、特許文献2には、天板の下面の左右両側部を、脚杆の上部に枢着して、前記天板を、前記脚杆の上方の水平な使用位置と、前記脚杆の後側に起立する垂直な折り畳み位置に回動させるように支持するとともに、前記天板の後部下方を覆うべく左右両脚杆の内寸法より長い左右幅に設定した幕板を、前記天板の回動と連動して、使用位置では、前記脚杆の後方に離間させ、前記折り畳み位置では、前記脚杆に接近させるように、幕板の下部を、脚杆の内側面にリンク杆で連結するとともに、幕板の上部を天板の下面後部の支持部材に枢着した構造の幕板付き折り畳みテーブルが開示されている。
しかし、特許文献1、2に記載のものは、天板と幕板が連動しているので、幕板の重量が天板を跳ね上げる方向に作用し、天板から手を離すと急激に天板が回動することになる。そして、天板を脚体と略平行になるように跳ね上げた際、幕板が脚体と干渉してしまい衝突音の発生や傷付きの問題があった。これは、設計通りであれば、幕板が脚体に接触することはないが、リンク機構の遊びと可動部分の慣性力に起因している。この問題を回避するために、幕板や脚体に軟質の緩衝材を取付けるなどの対策を施しているものもあるが、幕板の衝撃や振動による衝突音の発生を完全に抑えることはできない。尚、前記幕板の横幅を左右の脚体間より狭く設定したものも存在するが、この場合には直接脚体へ幕板が衝突することはないが、リンク部材が幕板や脚体に衝突することがあり、やはり衝突音の発生は避けられないばかりでなく、左右に複数の折畳み式テーブルを並べて設置した際に、隣接する幕板間に大きな隙間が生じて幕板本来の視線を遮る機能に劣る。
特開2004−121440号公報 特許第3374239号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、左右の脚体に天板を上下回動可能に連結するとともに、天板後部下方に配した幕板を天板とリンク機構で連動させ、該天板が水平で幕板が天板後部下方に接近して垂下した使用状態と、天板の前部を跳ね上げて該天板が脚体に略平行で幕板が両脚体の後縁に沿った折畳み状態をとる折畳み式テーブルにおいて、天板を跳ね上げて折畳み状態とする際に、幕板が脚体に衝突しないように回動終端において回動規制が作用する折畳み式テーブルを提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、左右の脚体に天板を上下回動可能に連結するとともに、天板後部下方に配した幕板を天板とリンク機構で連動させ、該天板が水平で幕板が天板後部下方に接近して垂下した使用状態と、天板の前部を跳ね上げて該天板が脚体に略平行で幕板が両脚体の後縁に沿った折畳み状態をとる折畳み式テーブルにおいて、前記リンク機構が前記脚体と幕板を連結する少なくとも1本のリンク杆を有し、該リンク杆の一端と前記脚体とを回動可能に連結する枢着部に、前記幕板が両脚体の後縁に沿った折畳み状態となったとき、前記幕板が脚体に接触しないように、それ以上のリンク杆の回動を規制するストッパーを設けたことを特徴とする折畳み式テーブルを構成した(請求項1)。
ここで、前記リンク機構が前記脚体と幕板を連結する上下のリンク杆を有し、該上リンク杆と下リンク杆のそれぞれの一端と前記脚体とを回動可能に連結する各枢着部の少なくとも一方の枢着部に、前記幕板が両脚体の後縁に沿った折畳み状態となったとき、前記幕板が脚体に接触しないように、それ以上のリンク杆の回動を規制するストッパーを設けてなることが好ましい(請求項2)。
そして、前記下リンク杆の一端と前記脚体との枢着部において、前記脚体に設けた第1カム部と前記下リンク杆に設けた第2カム部が回転方向に係合し、前記幕板が折畳み状態と使用状態の両回転終端で当止して回転を規制する下ストッパーを設けてなることがより好ましい(請求項3)。
また、前記上リンク杆の一端と前記脚体との枢着部において、前記脚体に突設した突出部と前記上リンク杆に設けた第3カム部が回転方向に係合し、前記幕板が折畳み状態の回転終端で当止して回転を規制する上ストッパーを設けてなることが更に好ましい(請求項4)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の折畳み式テーブルは、リンク機構が前記脚体と幕板を連結する少なくとも1本のリンク杆を有し、該リンク杆の一端と前記脚体とを回動可能に連結する枢着部に、前記幕板が両脚体の後縁に沿った折畳み状態となったとき、それ以上のリンク杆の回動を規制するストッパーを設けたので、天板を跳ね上げて折畳み状態とする際に、回動終端においてリンク杆がストッパーによってそれ以上の回動を確実に規制することができ、それにより幕板が脚体に衝突しないようにすることができる。
請求項2によれば、前記リンク機構が前記脚体と幕板を連結する上下のリンク杆を有し、該上リンク杆と下リンク杆のそれぞれの一端と前記脚体とを回動可能に連結する各枢着部の少なくとも一方の枢着部に、前記幕板が両脚体の後縁に沿った折畳み状態となったとき、それ以上のリンク杆の回動を規制するストッパーを設けた場合、2本のリンク杆で幕板を天板の動作に連動させるので、幕板の動作が安定するとともに、折畳み状態となる回動終端においてリンク杆がストッパーによってそれ以上の回動を確実に規制することができ、それにより幕板が脚体に衝突しないようにすることができる。
請求項3によれば、前記下リンク杆の一端と前記脚体との枢着部において、前記脚体に設けた第1カム部と前記下リンク杆に設けた第2カム部が回転方向に係合し、前記幕板が折畳み状態と使用状態の両回転終端で当止して回転を規制する下ストッパーを設けてなるので、折畳み状態と使用状態の両回転終端で確実に下リンク杆の回動を規制することができ、もって幕板が脚体に衝突しないようにすることができ、また下ストッパーは回転方向に当止する第1カム部と第2カム部とからなるので耐久性にも優れている。
請求項4によれば、前記上リンク杆の一端と前記脚体との枢着部において、前記脚体に突設した突出部と前記上リンク杆に設けた第3カム部が回転方向に係合し、前記幕板が折畳み状態の回転終端で当止して回転を規制する上ストッパーを設けた場合、特に下ストッパーと併用することにより、幕板が折畳み状態となるとき、上下リンク杆の両方を回動規制することができるので、更に確実に幕板が脚体に衝突しないようにすることができ、同様に上ストッパーも突出部と第3カム部とが回転方向に当止する構造であるので耐久性に優れている。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係る折畳み式テーブルの使用状態を示し、図3及び図4は折畳み状態を示し、図5〜図9は各部の詳細を示し、図中符号1は脚体、2は天板、3は幕板、4はリンク機構をそれぞれ示している。
本実施形態の折畳み式テーブルは、左右の脚体1,1の上端部に、天板2を上下回動可能に連結するとともに、天板2の後部下方に配した幕板3を天板2とリンク機構4で連動させ、該天板2が水平で幕板3が天板2の後部下方に接近して垂下した使用状態(図1参照)と、天板2の前部を跳ね上げて該天板2が脚体1に略平行で幕板3が両脚体1,1の後縁に沿った折畳み状態(図3参照)をとることができるものである。尚、前述の使用状態と折畳み状態を維持するために、前記天板2の回動部5の近傍にロック機構を設け、両状態になったときに回動部5の回動がロックされるようになっている。
先ず、前記脚体1は、前後方向に向いた接地杆6の後端部から脚柱7が斜め前方に立ち上がった側面視略L字形を有し、アルミダイキャストで作製している。そして、前記脚体1の接地杆6の前後端部にはキャスター8,8を設け、移動可能となっている。複数の折畳み式テーブルを前後方向にスタッキングする場合には、前記天板2と幕板3が前記脚柱7の後縁に沿った折畳み状態で、前後のテーブルで脚体1,1の位置を左右に少しずつずらせながら重ねることにより行う。更に、両側の前記脚体1,1の接地杆6,6は前端を外側へ平面視ハ字状に広がった形状すれば、前後の同じ位置で複数の折畳み式テーブルを前後方向にスタッキング可能となる。
また、前記脚柱7の上端部内側に高さを二段階に調節して取付けることが可能な脚アーム9を設け、該脚アーム9は前記脚柱7に連結する連結部10と該連結部10の上端から内方へ屈曲した支持部11を有し、該支持部11を天板2の下面両側部に前後方向に向けて取付けたブラケット12に前記回動部5を介して連結している。
次に、前記リンク機構4を、図1〜図9に基づいて説明する。前記天板2の後部下方に配した幕板3を、左右両側において一対の下リンク杆13と上リンク杆14にて前記脚柱7の内側にリンク連結するとともに、該上リンク杆14の中間部と天板2後部とを連動杆15にてリンク連結して天板2と幕板3とを連動させている。また、前記下リンク杆13と上リンク杆14の両端部は枢着部にて脚体1と幕板3にリンク連結されるが、幕板3には該幕板3の両側部に取付ける取付杆16の上下端部に枢着部にて連結する。全ての枢着部は垂直面内で上下に回動するようになっている。そして、前記幕板3を前記脚体1の脚柱7の後縁に沿って折畳んだ側面視状態において、前記上下リンク杆13,14が前記脚柱7の内側に略隠蔽されて、殆ど見えないようにしている。
ここで、前記リンク機構4を組み立てた後に、前記幕板3を取付杆16に連結するようになっている。具体的には、図5に示すように、前記幕板3の前面側の両側部に上下方向に固定した補強部材3Aの上部にネジを軽く締めて突出させ、下部に螺孔を形成しておき、前記取付杆16の上部にダルマ形の上孔3Bを形成するとともに、下部の下孔3Cに緩くネジ3Dを螺合した状態で、補強部材3Aの上部のネジを上孔3Bに挿入して係止した後締付け、それから下部のネジ3Dを補強部材3Aの螺孔に螺合するのである。
更に詳しくは、図1、図5及び図6に示すように、前記下リンク杆13の一端は前記脚柱7の内側に直接枢着部17にて上下回動可能に連結するとともに、他端は前記取付杆16の下端に枢着部18にて上下回動可能に連結している。一方、前記上リンク杆14の一端は前記脚柱7に取付けた脚アーム9の連結部10に枢着部19にて上下回動可能に連結するとともに、他端は前記取付杆16の上端に枢着部20にて上下回動可能に連結している。また、前記連動杆15の下端は前記上リンク杆14の中間部に枢着部21にて上下回動可能に連結するとともに、上端は前記ブラケット12の後部に枢着部22にて上下回動可能に連結している。
そして、前記下リンク杆13の一端と前記脚体1との枢着部17に下ストッパー23を設け、前記幕板3が折畳み状態と使用状態の両回転終端で当止して回転を規制する。また、前記上リンク杆14の一端と前記脚体1との枢着部19に上ストッパー24を設け、前記幕板3が折畳み状態の回転終端で当止して回転を規制する。更に、前記連動杆15の上端とブラケット12との枢着部22に弾性緩衝機構25を設け、前記天板2が折畳み状態の回転終端に近づくと機能して回転に制動を与えて、該天板2の急激な跳ね上がりを防止している。
先ず、前記下ストッパー23は、図2、図4、図5及び図7に示すように、前記脚体1に設けた第1カム部26と前記下リンク杆13に設けた第2カム部27が、折畳み状態と使用状態の両回転終端で回転方向に係合するようになっている。前記第1カム部26は、前記脚柱7の内面に形成した円形凹部26Aの内周部の一部に略扇形の当止部26Bを突設したものであり、前記第2カム部27は、前記第1カム部26の当止部26B以外の凹部26Aに回転可能に嵌合する軸部27Aの外周部の一部に前記当止部26Bに回転方向に当止する当止部27Bを突設したものである。図1、図2及び図7(a)は使用状態、図3、図4及び図7(b)は折畳み状態をそれぞれ示している。
尚、前記脚アーム9は上下二段に高さを調節できるようになっており、前記上リンク杆14は該脚アーム9の連結部10に枢着しているので、下リンク杆13も上下二段に高さ変更可能に取付けることができるように、前記第1カム部26は上下二箇所に同一形状のものを穿設している。そして、前記下リンク杆13の第2カム部27を前記脚柱7の第1カム部26に嵌合した状態で、軸部27Aを貫通させた軸ボルト28を第1カム部26の凹部26A内に螺合して前記枢着部17を構成している。
次に、前記上ストッパー24は、図2、図4、図5及び図8に示すように、前記脚体1に突設した突出部29と前記上リンク杆14に設けた第3カム部30が、折畳み状態の回転終端で回転方向に係合するようになっている。具体的には、前記突出部29は、前記脚アーム9の連結部10であって、前記枢着部19の近傍の上部に突設した円筒形のリブであり、その内部で前記連結部10を脚柱7にネジ止めしている。また、前記第3カム部30は、前記上リンク杆14の一端に設けた円柱部31の先端部に前記突出部29を逃がす切欠部32を形成し、該切欠部32の一方の端部33が、前記幕板3が折畳み状態の回動終端で前記突出部29の側面に当止するようになっている(図4、図8(b)参照)。尚、前記上リンク杆14の円柱部31を貫通させた軸ボルト34を前記脚アーム9の連結部10に螺合して前記枢着部19を構成している。
また、前記取付杆16の上下端の筒部35,35にそれぞれ軸ボルト36,36を貫通させて、前記下リンク杆13と上リンク杆14の他端に螺合して枢着部18,20を構成している。また、前記上リンク杆14の中間部を貫通させた軸ボルト37を前記連動杆15の下端に螺合して前記枢着部21を構成している。尚、図示しないが、各枢着部において、各杆部材に形成した通孔内に該通孔よりも若干長い円筒部材を回動可能に嵌挿し、該円筒部材に軸ボルトを挿通し、該軸ボルトを相手部材に螺合して円筒部材を締め付けて固定している。
そして、前記弾性緩衝機構25は、図6及び図9に示すように、前記連動杆15の上端部と天板2後部との枢着部22に内蔵している。前記弾性緩衝機構25は、前記連動杆15の上端部に板バネ38の基端部を保持するとともに、前記ブラケット12の一部に形成した支持片39に回動不能に設けた制動部材40に、前記板バネ38の遊端部に圧接する突起41を設けたものである。つまり、前記天板2の前部が跳ね上がって折畳み状態の回転終端に近づくと、前記突起41が板バネ38の遊端部に圧接して回転に制動を与えるのである。
更に詳しくは、前記弾性緩衝機構25は、前記天板2の両側下面に固定したブラケット12の支持片39に、円筒状の支軸42と該支軸42の外周面に突起41を突設した制動部材40を回転不能に保持するとともに、前記連動杆15の上端部に前記支軸42と突起41を受け入れる軸孔部43と、該軸孔部43に連続し連動杆15の長手方向に延びたスリット状の板バネ保持部44を凹設し、該板バネ保持部44に単又は複数の板バネ38の基端部を嵌合するとともに、前記制動部材40の支軸42と突起41を軸孔部43に挿入し、前記連動杆15の上端部に形成した軸孔45を貫通した回動軸46を、前記制動部材40の支軸42の中心孔47に貫通して前記ブラケット12の支持片39に螺合して構成し、折畳み状態の回転終端に近づくと前記突起41が板バネ38の遊端部に圧接するように、前記突起41の角度を設定している。ここで、前記板バネ保持部44は、スリット状部分から前記軸孔部43にかけて円弧状に拡開した形状、例えば銀杏の葉のような形状になっており、前記板バネ38が切り返し屈曲されても折損することがないようにしている。
また、前記板バネ38の基端部を前記板バネ保持部44に確実に保持するために、板バネ38と板バネ保持部44とを凹凸嵌合する構造、前記連動杆15の前後面から板バネ保持部44に突出するようにネジを螺合して、ネジの先端で板バネ38の基端部を圧接する構造、前記連動杆15の側面に粘着テープを貼って板バネ保持部44を塞ぐ構造、板バネ保持部44の開口側にキャップを装着する構造等を採用することができる。
また、前記制動部材40は、基台48の一側面に前記支軸42を突設するとともに、基台48の他側面に複数のダボ49,…を突設し、前記ブラケット12の支持片39に前記回動軸46を螺合する螺孔50とその周囲に係合孔51,…を穿設し、前記ダボ49,…を係合孔51,…に嵌合して回転不能に保持する。ここで、前記回動軸46は、先端部に前記螺孔50に螺合する螺軸52を形成している。
図9(a)は天板2が水平な使用状態を示し、図9(b)は天板2の前部を跳ね上げた折畳み状態を示している。前記天板2が使用状態から前部を跳ね上げると、前記突起41は天板2の回転に伴って前記連動杆15の軸孔部43内で相対的に回転し、やがて折畳み状態になる途中に中央部にある板バネ38の遊端部に当接し、回転しながら板バネ38を弾性変形させる。この板バネ38の弾性復元力が制動力となって天板2の跳ね上げ回転に制動を与え、折畳み状態になる際の衝撃を和らげるのである。ここで、前記板バネ保持部44に装着する板バネ38の枚数を増やすことにより、弾性復元力を増大させることができる。本発明に係る折畳み式テーブルの横幅は何種類かあり、前記天板2の横幅が長くなるとその重量が増すので、それに応じて板バネ38の枚数を増やして調節するのである。
以上のように、下ストッパー23と上ストッパー24及び弾性緩衝機構25により、天板2と幕板3を連動させて使用状態から折畳み状態にする際に、回転終端の前から弾性緩衝機構25による制動力が作用し、また回転終端では下ストッパー23と上ストッパー24による回動規制が作用することにより、天板2と幕板3を設計通りの正確な位置で静止させることができ、天板2が幕板3の重量によって前部が急に跳ね上がることを防止するとともに、幕板3が脚体1,1に衝突することを防止するのである。逆に、前記天板2を折畳み状態から使用状態に戻す際には、前記板バネ38の弾性復元力を利用できるので、初期動作が軽くなるのである。
本発明に係る折畳み式テーブルの使用状態の縦断面図である。 同じく使用状態の要部拡大縦断面図である。 折畳み式テーブルの折畳み状態の縦断面図である。 同じく折畳み状態の要部拡大縦断面図である。 リンク機構を示す分解斜視図である。 弾性緩衝機構を示す要部の分解斜視図である。 下ストッパーの構造を示し、(a)は使用状態の部分断面図、(b)は折畳み状態の部分断面図である。 上ストッパーの構造を示し、(a)は使用状態の部分断面図、(b)は折畳み状態の部分断面図である。 弾性緩衝機構を示し、(a)は使用状態の部分省略側面図、(b)は折畳み状態の部分省略側面図である。
1 脚体、 2 天板、
3 幕板、 4 リンク機構、
5 回動部、 6 接地杆、
7 脚柱、 8 キャスター、
9 脚アーム、 10 連結部、
11 支持部、 12 ブラケット、
13 下リンク杆、 14 上リンク杆、
15 連動杆、 16 取付杆、
17 枢着部、 18 枢着部、
19 枢着部、 20 枢着部、
21 枢着部、 22 枢着部、
23 下ストッパー、 24 上ストッパー、
25 弾性緩衝機構、 26 第1カム部、
26A 凹部、 26B 当止部、
27 第2カム部、 27A 軸部、
27B 当止部、 28 軸ボルト、
29 突出部、 30 第3カム部、
31 円柱部、 32 切欠部、
33 端部、 34 軸ボルト、
35 筒部、 36 軸ボルト、
37 軸ボルト、 38 板バネ、
39 支持片、 40 制動部材、
41 突起、 42 支軸、
43 軸孔部、 44 板バネ保持部、
45 軸孔、 46 回動軸、
47 中心孔、 48 基台、
49 ダボ、 50 螺孔、
51 係合孔、 52 螺軸。

Claims (4)

  1. 左右の脚体に天板を上下回動可能に連結するとともに、天板後部下方に配した幕板を天板とリンク機構で連動させ、該天板が水平で幕板が天板後部下方に接近して垂下した使用状態と、天板の前部を跳ね上げて該天板が脚体に略平行で幕板が両脚体の後縁に沿った折畳み状態をとる折畳み式テーブルにおいて、前記リンク機構が前記脚体と幕板を連結する少なくとも1本のリンク杆を有し、該リンク杆の一端と前記脚体とを回動可能に連結する枢着部に、前記幕板が両脚体の後縁に沿った折畳み状態となったとき、前記幕板が脚体に接触しないように、それ以上のリンク杆の回動を規制するストッパーを設けたことを特徴とする折畳み式テーブル。
  2. 前記リンク機構が前記脚体と幕板を連結する上下のリンク杆を有し、該上リンク杆と下リンク杆のそれぞれの一端と前記脚体とを回動可能に連結する各枢着部の少なくとも一方の枢着部に、前記幕板が両脚体の後縁に沿った折畳み状態となったとき、前記幕板が脚体に接触しないように、それ以上のリンク杆の回動を規制するストッパーを設けてなる請求項1記載の折畳み式テーブル。
  3. 前記下リンク杆の一端と前記脚体との枢着部において、前記脚体に設けた第1カム部と前記下リンク杆に設けた第2カム部が回転方向に係合し、前記幕板が折畳み状態と使用状態の両回転終端で当止して回転を規制する下ストッパーを設けてなる請求項1又は2記載の折畳み式テーブル。
  4. 前記上リンク杆の一端と前記脚体との枢着部において、前記脚体に突設した突出部と前記上リンク杆に設けた第3カム部が回転方向に係合し、前記幕板が折畳み状態の回転終端で当止して回転を規制する上ストッパーを設けてなる請求項1〜3何れかに記載の折畳み式テーブル。
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