JP5512299B2 - エンジン - Google Patents

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本発明は、エンジンに関し、特に燃料噴射制御に関する。
従来、コモンレールに蓄圧した燃料を、インジェクタによって多段噴射する燃料噴射装置を具備するエンジンの技術は公知となっている。このようなエンジンは、燃料噴射量、燃料噴射時期、燃料噴射圧力、多段噴射有無等を含む燃料噴射装置の「燃料噴射パターン」を、制御手段により決定して、その決定した燃料噴射パターンで燃料噴射制御を行う。
通常制御とは異なった燃料噴射パターンを行う「始動制御」も公知となっている。「始動制御」とは、エンジン始動時間中であって、エンジン状態温度が冷態であるときに行われる燃料噴射パターンを決定する制御である。「始動時間」とは、エンジン回転数が始動開始からアイドル回転数に至るまでの時間をいう。特許文献1の始動制御に代表されるように、従来の始動制御においては、エンジン回転数および冷却水温度(エンジン状態温度)のみに基づいて燃料噴射パターンが決定されていた。
また、エンジンは、出力軸に接続される作業機によって連れ回りトルクが異なる。「連れ回りトルク」とは、広義の意味では、伝達機構において、回転数差がゼロの状態となるために要求される駆動側のトルクである。本発明における狭義の意味として「連れ回りトルク」とは、エンジンに作業機が接続された状態において、エンジンが始動時間に要求されるトルクをいう。
図8を用いて、前記従来の始動制御が行われる際の、連れ回りトルクの大きさと始動時間の関係について説明する。図8の実線は、例えば、エンジンに接続されている作業機が油圧ポンプによって駆動されるものであって、油圧ポンプの容量が小さい場合、すなわち、エンジンの連れ回りトルクが小さい場合における始動時のエンジン回転数Neの変化を表している。一方、図8の破線は、例えばエンジンに接続されている作業機が油圧ポンプによって駆動されるものであって、油圧ポンプの容量が大きい場合、すなわち、エンジンの連れ回りトルクが大きい場合における始動時のエンジン回転数Neの変化を表している。図8の実線および破線から明らかのように、燃料噴射パターンがエンジン回転数および冷却水温度のみに基づいて決定されると、連れ回りトルクが大きい場合には、始動時間が無駄に長くなるという問題が生じていた。一方、連れ回りトルクが小さい場合には、燃料過多により青白煙が発生するという問題が生じていた。
特開2001−12277号公報
解決しようとする課題は、連れ回りトルクの大きさに対応した最適な燃料噴射パターンを決定できるエンジンを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、作業機に接続されるエンジンであって、コモンレールに蓄圧した燃料をインジェクタによって多段噴射する燃料噴射装置と、エンジンの状態温度を検出する冷却水温度センサーと、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、前記燃料噴射装置の燃料噴射を制御する制御手段とを具備し、エンジンに作業機が接続された状態において、エンジン始動時に要求されるトルクである連れ回りトルクの大きさを、所定時間におけるエンジン回転数の上昇率であるエンジン回転数上昇率、又は、エンジン始動開始からエンジン回転数が所定エンジン回転数に到達したときの経過時間に基づいて推定し、前記推定した連れ回りトルクの大きさを用いて、燃料噴射パターンを算出して決定し、該連れ回りトルクが小さい場合には、燃料噴射時期が進角する燃料噴射パターンとなるように決定するものである。
請求項2においては、作業機に接続されるエンジンであって、コモンレールに蓄圧した燃料をインジェクタによって多段噴射する燃料噴射装置と、エンジンの状態温度を検出する冷却水温度センサーと、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、前記燃料噴射装置の燃料噴射を制御する制御手段とを具備し、エンジンに作業機が接続された状態において、エンジン始動時に要求されるトルクである連れ回りトルクの大きさを、所定時間におけるエンジン回転数の上昇率であるエンジン回転数上昇率、又は、エンジン始動開始からエンジン回転数が所定エンジン回転数に到達したときの経過時間に基づいて推定し、前記推定した連れ回りトルクの大きさを用いて、燃料噴射パターンを算出して決定し、該連れ回りトルクが大きい場合には、燃料噴射時期が遅角する燃料噴射パターンとなるように決定するものである。
本発明のエンジンによれば、連れ回りトルクの大きさに対応した最適な燃料噴射パターンを決定できるのである。
本発明の一実施形態であるエンジンの全体的な構成を示した模式図。 同じく始動制御のフローを示すフロー図。 別実施形態である始動制御のフローを示すフロー図。 本発明の一実施形態である始動制御による燃料噴射パターンの一例を示したグラフ図。 図4の燃料噴射パターンによるエンジン回転数の変化を示したグラフ図。 本発明の一実施形態である始動制御による燃料噴射パターンの一例を示したグラフ図。 図6の燃料噴射パターンによるエンジン回転数の変化を示したグラフ図。 従来の始動制御によるエンジン回転数の変化を示したグラフ図。
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態であるエンジンの全体的な構成を示した模式図、図2は同じく始動制御のフローを示すフロー図、図3は別実施形態である始動制御のフローを示すフロー図である。図4は本発明の一実施形態である始動制御による燃料噴射パターンの一例を示したグラフ図、図5は図4の燃料噴射パターンによるエンジン回転数の変化を示したグラフ図、図6は本発明の一実施形態である始動制御による燃料噴射パターンの一例を示したグラフ図である。図7は図6の燃料噴射パターンによるエンジン回転数の変化を示したグラフ図、図8は従来の始動制御によるエンジン回転数の変化を示したグラフ図である。
図1を用いて、本発明の一実施形態であるエンジン100について説明する。エンジン100は、4気筒4サイクルのディーゼルエンジンであって、エンジン本体10と、燃料噴射装置20と、制御手段としてのENGINE CONTROL UNIT(以下ECU)50と、エンジン回転数検出手段としてのエンジン回転数センサー60と、エンジン状態温度検出手段としての冷却水温度センサー70と、操作部(図示略)に配置されるキースイッチ80と、フライホィール18の近傍に配置されるセルモータ90と、を具備している。
エンジン本体10は、4つの気筒として気筒11・12・13・14と、クランクシャフト19と、クランクシャフト19に設けられるフライホィール18と、を具備している。
燃料噴射装置20は、コモンレール式の燃料噴射装置であって、高圧の燃料を蓄圧するコモンレール21と、コモンレール21と燃料タンク(図示なし)とを接続する配管を介して設けられコモンレール21の圧力を制御する圧力制御弁23と、エンジン本体10の各気筒11・12・13・14に設けられ、電磁弁22aを開閉することで燃料噴射量等を調整するインジェクタ22と、を具備している。
ECU50は、制御プログラムや後述するマップを記憶している。ECU50は、エンジン回転数検出手段としてのエンジン回転数センサー60と、エンジン状態温度検出手段としての冷却水温度センサー70と、燃料噴射装置20におけるインジェクタ22の電磁弁22aと、燃料噴射装置20における圧力制御弁23と、キースイッチ80と、セルモータ90と接続されている。
ECU50は、エンジン回転数センサー60から随時検出されるエンジン回転数Neを取得し、冷却水温度センサー70からエンジン状態温度として随時検出される冷却水温度Twを取得する。そして、ECU50は、所定時間におけるエンジン回転数Neの上昇率であるエンジン回転数上昇率Reを算出して、燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)を算出し、この燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)に従って燃料噴射装置20による燃料の噴射を制御する。
「燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)」とは、燃料噴射圧力Qp、燃料噴射時期Qt、燃料噴射量Qq、およびパイロット噴射INJpを含む多段噴射の有無からなる燃料噴射の形態である。なお、本実施形態では、多段噴射を、パイロット噴射INJpとメイン噴射INJmとからなる2段噴射としているが、2以上の段数を有する多段噴射とすることもできる。
なお、燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)は、燃料の多段噴射が行われる場合に、パイロット噴射INJpおよびメイン噴射INJmのそれぞれの燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)を含むものとする。
以下に、本発明の実施形態であるエンジン100の始動制御について説明する。「始動制御」とは、エンジン100の始動時間中に、エンジン100の状態が冷態であるときに行われる燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)を決定する制御である。「始動時間」とは、エンジン始動開始後にエンジン回転数Neが0から基準エンジン回転数としてのアイドル回転数Neiに至るまでの時間をいう。「冷態」とは、エンジン100のエンジン状態温度が所定温度よりも低い状態であることをいう。本実施形態では、エンジン状態温度は、冷却水温度Twで代用される。
「連れ回りトルク」とは、広義の意味では、伝達機構において、回転数差がゼロの状態となるために要求される駆動側のトルクである。本実施形態における狭義の意味では、「連れ回りトルク」とは、エンジン100の出力軸に作業機が接続された状態において、エンジン始動時間中にエンジン100が要求されるトルクをいう。本実施形態の作業機は、油圧ポンプによって駆動されるものとしている。例えば、連れ回りトルクは、エンジン100に接続されて駆動される油圧ポンプの容量や油温や油の種類等によって異なる。
図2を用いて、始動制御S100の流れについて説明する。ECU50は、ステップS110において、始動制御を実行する始動制御モードにあるか判断し、始動制御モードになければ、通常制御を実行し、始動制御モードであれば以下の始動制御を実行する。「始動制御モード」とは、エンジン100において、キースイッチ30の操作によって、セルモータ31が作動しており、エンジン回転数Neがアイドル回転数Nei以下、かつ、エンジン状態温度、すなわち冷却水温度Twが所定温度以下である状態をいう。
ECU50は、始動制御モードにあれば、次のステップS120において、エンジン回転数センサー60から検出されたエンジン回転数Neを取得し、冷却水温度センサー70から検出された冷却水温度Twを取得する。そして、ECU50は、所定時間におけるエンジン回転数上昇率Reを取得したエンジン回転数Neに基づいて算出する。ここでの所定時間については、特に限定しない。
ECU50は、続いてステップS130において、燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)を、エンジン回転数Ne、冷却水温度Twおよびエンジン回転数上昇率Reに基づいて、燃料噴射マップf1(Ne、Tw、Re)により算出して決定する。ECU50は、この算出した燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)に従って、インジェクタ22および電磁弁22aに制御信号を送信して、燃料噴射装置20による燃料の噴射を制御する。
図3を用いて、別実施形態である始動制御S200について説明する。ステップS210は前記ステップS110と同じ制御となるので、説明は省略する。ECU50は、始動制御モードにあれば、次のステップS220において、エンジン回転数センサー60から検出されたエンジン回転数Neを取得して、取得したエンジン回転数Neが所定エンジン回転数Nefに到達したかどうかを判断する。その結果、エンジン回転数Neが所定エンジン回転数Nefに到達したならば、ECU50は以下の始動制御を実行する。
ECU50は、ステップS230において、エンジン始動開始後にエンジン回転数Neが0から所定エンジン回転数Nefに到達するまでに要した経過時間tfを算出する。ECU50は、ステップS240において、エンジン回転数センサー60から検出されたエンジン回転数Neを取得し、冷却水温度センサー70から検出された冷却水温度Twを取得する。
ECU50は、ステップS250において、燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)を、エンジン回転数Ne、経過時間tfおよび冷却水温度Twに基づいて、燃料噴射マップf2(Ne、Tw、tf)により、燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)を算出して決定する。ECU50は、この算出した燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)に従って、インジェクタ22および電磁弁22aに制御信号を送信して、燃料噴射装置20による燃料の噴射を制御する。なお、経過時間tfは、一度決定されれば、S200において変化することがないものとする。
このような流れによって、ECU50は、始動制御を行う。そして、この際には、ECU50は、エンジン100に接続されている作業機の油圧ポンプの容量等によって変化する連れ回りトルクの大きさを、エンジン回転数上昇率Re又は経過時間tfに基づいて推定し、その推定した連れ回りトルクの大きさを用いて、燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)を算出して決定するようになっている。このようにして、エンジン100は、燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)を接続される作業機に対応した、すなわち、連れ回りトルクの大きさに対応した最適なものに設定することができる。
図4を用いて、連れ回りトルクが小さい場合の燃料噴射パターンINJ(Qp、Qt、Qq)の一例について説明する。図4において、実線は、本実施形態の始動制御S100、S200の際に決定された燃料噴射パターンINJ1(Qp、Qt、Qq)に従って燃料噴射制御が行われる場合の燃料噴射量Qqおよび筒内圧力Pcの変化を示している。破線は、従来の始動制御の際に決定された従来燃料噴射パターンINJ0(Qp、Qt、Qq)に従って燃料噴射制御が行われる場合の燃料噴射量Qqおよび筒内圧力Pcの変化を示している。ここで、始動制御S100、S200による燃料噴射パターンINJ1(Qp、Qt、Qq)は、例えば連れ回りトルクが小さい場合には、従来燃料噴射パターンINJ0(Qp、Qt、Qq)に対してパイロット噴射INJpおよびメイン噴射INJmのそれぞれについて燃料噴射時期Qtが進角するような燃料噴射パターンINJ1(Qp、Qt、Qq)となるように決定される。
図5を用いて、連れ回りトルクが小さい場合の始動制御S100、S200による燃料噴射パターンINJ1(Qp、Qt、Qq)の効果について説明する。図5において、実線は始動制御S100、S200が行われる場合の時間に対するエンジン回転数Neの変化を示し、破線は従来の始動制御が行われる場合の時間に対するエンジン回転数Neの変化を示している。従来の始動制御によれば、燃料噴射パターンINJ0(Qp、Qt、Qq)は、エンジン回転数Neおよび冷却水温度Twのみに基づいて決定されていたため、連れ回りトルクが小さい場合には、筒内圧力Pcが十分に上昇しない状況で、メイン噴射INJmが行われ、メイン噴射INJmの着火不良が発生し、燃料過多により青白煙が発生していた(図5のX部分)。
しかし、始動制御S100、S200によれば、ECU50が連れ回りトルクが小さい状況を認識して、最適な燃料噴射パターンINJ1(Qp、Qt、Qq)を決定し、その燃料噴射パターンINJ1(Qp、Qt、Qq)に従って燃料噴射時期Qtを進角させることによって、筒内圧力Pcをパイロット噴射INJpにより早い段階で上昇させた状況で、メイン噴射INJmが行われる。したがって、メイン噴射INJmの着火不良を防止できる。
図6を用いて、連れ回りトルクが大きい場合の燃料噴射パターンINJ2(Qp、Qt、Qq)の一例について説明する。図6において、実線は本実施形態の始動制御S100、S200の際に決定された燃料噴射パターンINJ2(Qp、Qt、Qq)に従って燃料噴射制御が行われる場合の燃料噴射量Qqおよび筒内圧力Pcの変化を示している。破線は従来の始動制御の際に決定された燃料噴射パターンINJ0(Qp、Qt、Qq)に従って燃料噴射制御が行われる場合の燃料噴射量Qqおよび筒内圧力Pcの変化を示している。ここで、始動制御S100、S200による燃料噴射パターンINJ2(Qp、t、Qq)は、例えば連れ回りトルクが大きい場合には、従来燃料噴射パターンINJ0(Qp、Qt、Qq)に対してパイロット噴射INJpおよびメイン噴射INJmのそれぞれについて燃料噴射時期Qtが遅角するような燃料噴射パターンINJ2(Qp、Qt、Qq)となるように決定される。
図7を用いて、連れ回りトルクが大きい場合の始動制御S100、S200による燃料噴射パターンINJ2(Qp、Qt、Qq)の効果について説明する。図7において、実線は始動制御S100、S200が行われる場合の時間に対するエンジン回転数Neの変化を示し、破線は従来の始動制御が行われる場合の時間に対するエンジン回転数Neの変化を示している。従来の始動制御によれば、燃料噴射パターンINJ0(Qp、Qt、Qq)は、エンジン回転数Neおよび冷却水温度Twのみに基づいて決定されていたため、連れ回りトルクが大きい場合には、筒内圧力Pcが最も高くなる直前付近で、パイロット噴射が行われていたので、メイン噴射INJmによる燃料が完全燃焼できずに未燃ガス(青白煙)として排出され、燃焼効率が悪く、無駄に始動時間を要する問題が発生していた。
しかし、始動制御S100、S200によれば、ECU50が連れ回りトルクが大きい状況を認識して、最適な燃料噴射パターンINJ2(Qp、Qt、Qq)を決定し、その燃料噴射パターンINJ2(Qp、Qt、Qq)に従ってパイロット噴射INJpおよびメイン噴射INJmの各燃料噴射時期Qtを遅角することによって、筒内圧力Pcを確実に上昇させ状況で、パイロット噴射INJpおよびメイン噴射INJmが行われる。したがって、エンジン回転数Neを早期に上昇させて、始動時間が無駄に長くなるのを防止することができ、エンジン100の始動性が向上する。
20 燃料噴射装置
21 コモンレール
22 インジェクタ
50 ECU(制御手段)
60 エンジン回転数センサー(エンジン回転数検出手段)
70 冷却水温度センサー(エンジン状態温度検出手段)
100 エンジン
S100 始動制御
S200 始動制御
tf 経過時間
Tw 冷却水温度
Ne エンジン回転数
Nei アイドル回転数
Nef 所定エンジン回転数
Re エンジン回転数上昇率
Qt 燃料噴射時期
Qp 燃料噴射圧力
Qq 燃料噴射量
INJ(Qp、Qt、Qq) 燃料噴射パターン
f1(Ne、Tw、Re) 燃料噴射マップ
f2(Ne、Tw、tf) 燃料噴射マップ

Claims (2)

  1. 作業機に接続されるエンジンであって、
    コモンレールに蓄圧した燃料をインジェクタによって多段噴射する燃料噴射装置と、エンジンの状態温度を検出する冷却水温度センサーと、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、前記燃料噴射装置の燃料噴射を制御する制御手段とを具備し、
    エンジンに作業機が接続された状態において、エンジン始動時に要求されるトルクである連れ回りトルクの大きさを、所定時間におけるエンジン回転数の上昇率であるエンジン回転数上昇率、又は、エンジン始動開始からエンジン回転数が所定エンジン回転数に到達したときの経過時間に基づいて推定し、
    前記推定した連れ回りトルクの大きさを用いて、燃料噴射パターンを算出して決定し、
    該連れ回りトルクが小さい場合には、燃料噴射時期が進角する燃料噴射パターンとなるように決定する
    ことを特徴とするエンジン。
  2. 作業機に接続されるエンジンであって、
    コモンレールに蓄圧した燃料をインジェクタによって多段噴射する燃料噴射装置と、エンジンの状態温度を検出する冷却水温度センサーと、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、前記燃料噴射装置の燃料噴射を制御する制御手段とを具備し、
    エンジンに作業機が接続された状態において、エンジン始動時に要求されるトルクである連れ回りトルクの大きさを、所定時間におけるエンジン回転数の上昇率であるエンジン回転数上昇率、又は、エンジン始動開始からエンジン回転数が所定エンジン回転数に到達したときの経過時間に基づいて推定し、
    前記推定した連れ回りトルクの大きさを用いて、燃料噴射パターンを算出して決定し、
    該連れ回りトルクが大きい場合には、燃料噴射時期が遅角する燃料噴射パターンとなるように決定する
    ことを特徴とするエンジン。
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