JP5511354B2 - 電極チップ取り外し装置 - Google Patents
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Description
の原理の応用で電極チップ95をシャンク91から取り外す溶接ガンのチップ取り外し装置が提案されている。
更に、特許文献2に示されるようなハンディー式チップキャップチップ取り外し装置は、機構上、手動式レバーの操作角が大きくなってしまうことから装置本体を一方の手で持ち、手動式レバーを他方の手で持って操作する必要があり、また、一般的にシャンク91は垂直に配設されていることから、手動レバーを下側に大きな力で大きく押し下げる必要があり、作業者が不自然な体勢での作業を強いられ、簡単な操作で電極チップ95をシャンク91から取り外すことができないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決し、簡単な操作で電極チップをシャンクから取り外すことができる電極チップ取り外し装置を提供する。
シャンクの先端に取り付けられた電極チップを取り外す電極チップ取り外し装置であって、
箱形の筐体と、
前記筐体の上部後方に取り付けられた取っ手と、
前記筐体の前端に取り付けられ、前方に延びる二股状の固定爪が形成された固定爪部材と、
前記固定爪に対して開閉可能に軸着され、この軸着部から前方に延びる二股状の可動爪と、前記可動爪の基端から後方に延び前記筐体内に収納されたレバーとが一体に形成された可動爪部材と、
前記筐体の上部前方に取り付けられ、支点部が形成された支点部材と、
L字形状に折り曲げられ、この折曲部分が前記支点部に軸支され、その基端に形成されたグリップが前記取っ手と対向する位置に配設されるとともに、その先端が前記筐体の内部に配設された操作レバーと、
前記レバーの後端と当接し、前方に向かって低くなる傾斜面が形成され、前記筐体内に前後方向スライド可能に配設された押圧部材と
前記操作レバーの先端と前記押圧部材とを接続する引っ張り部材とを有し、
前記二股状の固定爪と可動爪を、シャンクと電極チップの間に差し込んだ後に、
前記グリップが前記取っ手側に近接する方向に、前記操作レバーを回動させると、前記押圧部材が前方にスライドし、前記可動爪部材が回動して、前記可動爪が前記固定爪に対して拡開し、前記電極チップが前記シャンクから取り外される電極チップ取り外し装置であって、
前記操作レバーの折曲部分には、係合バーが形成され、
支点部材には、前後方向に複数の支点部である支点溝が形成され、
操作レバーは、前記係合バーで、前記支点溝のいずれか1に選択可能に軸支されていることを特徴とする。
操作レバーの折曲部分に、支点部材の上面と当接する規制バーを設け、
操作レバーの取っ手に対する拡開を規制したことを特徴とする。
これにより、操作レバーの操作角度や操作距離が大きくならず、作業者が片手で、グリップと取っ手を握りしめることができ、簡単な操作で電極チップをシャンクから取り外すことが可能となる。
筐体内部に取り付けられた固定レールと、
前記固定レールにスライド自在に取り付けられ、押圧部材を取り付ける可動部材とから構成されたスライド部材を更に有することを特徴とする。
これにより、押圧部材が前後方向スライドする際の摺動抵抗が小さくなり、小さい操作力で、電極チップをシャンクから取り外すことが可能となる。
可動爪部材のレバーを、押圧部材の傾斜面に押し付ける方向に付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする。
これにより、電極チップをシャンクから取り外した後に、前記付勢部材の付勢力により、自動的に操作レバーが初期位置に復帰し、連続的に電極チップをシャンクから取り外す場合に、作業者が操作レバーを初期位置に戻すという余分な操作が不要となる。
可動爪部材のレバーの後端に、押圧部材の傾斜面と当接するローラーを回転可能に取り付けたことを特徴とする。
これにより、可動爪部材のレバーが押圧部材の傾斜面で押し上げられる際の摺動抵抗が小さくなり、小さい操作力で、電極チップをシャンクから取り外すことが可能となる。
引っ張り部材の前端に、ローラーを回転可能に取り付け、
操作レバーの先端に、前記ローラーと接触するローラー接触面を形成したことを特徴とする。
これにより、操作レバーを回動させて、引っ張り部材を前方に引っ張る際の摺動抵抗が小さくなり、小さい操作力で、電極チップをシャンクから取り外すことが可能となる。
支点部材3の後部の下面には、筐体1内に連通するスプリング支持部3eが凹陥形成されている。勿論、筐体1上面のスプリング支持部3eが形成されている位置には、連通穴1bが形成されている。
F=f×d/c×b/a×1/tanθ1…(式1)
図2に示されるように、本実施形態では、距離bは距離aの9倍であり、距離dは距離cの2倍であり、θは30°なので、Fとfの関係は下式(2)で表される。
F=f×2/1×9/1×1/tanθ1=f×2×9×√3=18√3f≒31f…(式2)
このように、図に示される実施形態では、作用点5gに作用する力Fを力点15fに作用する力の31倍にすることができるので、13kgf以下という小さい操作力で電極チップ95をシャンク91から取り外すことが可能となる。
本発明では、梃子(可動爪部材5及びレバー本体15a)及び楔(押圧部材12)の作用により、力点15fに作用する力を増幅させて作用点5gに作用させるために、距離bを距離aよりも長く設定し、距離dを距離cよりも長く設定し、傾斜面12aの傾斜角θ1を45°よりも小さく設定している。なお、操作レバー15の操作角度θ2や操作距離eが必要以上に大きくならないように、距離bを距離aの6〜12倍に、距離dを距離cの1.5〜3倍に、傾斜面12aの傾斜角θ1を15°〜40°に設定することが好ましい。
1a 連通穴
1b 連通穴
2 取っ手
2a 握持穴
2b 握持部
3 支点部材
3a 連通穴
3b 支点穴部
3c 支点溝
3d 閉止板部
3e スプリング支持部
3f 当接面
4 固定爪部材
4a 固定爪
4b 挿入部
4c 軸穴
5 可動爪部材
5a 可動爪
5b 挿入部
5c 軸穴
5d レバー
5e ローラー取付部
5f 軸穴
5g 作用点
5h 操作レバー挿通穴
5i スプリング支持部
6 軸部材
7 ローラー
8 軸部材
9 コイルスプリング
10 スライド部材
10a 固定レール
10b 可動部材
11 引っ張り部材
11a ローラー取付部
11b 軸穴
12 押圧部材
12a 傾斜面
13 ローラー
14 軸部部材
15 操作レバー
15a レバー本体
15b グリップ
15c 係合バー
15d ローラー当接面
15e 規制バー
15f 力点
50 電極チップ取り外し装置
91 シャンク
91a テーパー取付部
91b 当接部
95 電極チップ(キャップチップ)
95a 嵌合部
95b 基端
Claims (6)
- シャンクの先端に取り付けられた電極チップを取り外す電極チップ取り外し装置であって、
箱形の筐体と、
前記筐体の上部後方に取り付けられた取っ手と、
前記筐体の前端に取り付けられ、前方に延びる二股状の固定爪が形成された固定爪部材と、
前記固定爪に対して開閉可能に軸着され、この軸着部から前方に延びる二股状の可動爪と、前記可動爪の基端から後方に延び前記筐体内に収納されたレバーとが一体に形成された可動爪部材と、
前記筐体の上部前方に取り付けられ、支点部が形成された支点部材と、
L字形状に折り曲げられ、この折曲部分が前記支点部に軸支され、その基端に形成されたグリップが前記取っ手と対向する位置に配設されるとともに、その先端が前記筐体の内部に配設された操作レバーと、
前記レバーの後端と当接し、前方に向かって低く傾斜している傾斜面が形成され、前記筐体内に前後方向スライド可能に配設された押圧部材と
前記操作レバーの先端と前記押圧部材とを接続する引っ張り部材とを有し、
前記二股状の固定爪と可動爪を、シャンクと電極チップの間に差し込んだ後に、
前記グリップが前記取っ手側に近接する方向に、前記操作レバーを回動させると、前記押圧部材が前方にスライドし、前記可動爪部材が回動して、前記可動爪が前記固定爪に対して拡開し、前記電極チップが前記シャンクから取り外される電極チップ取り外し装置であって、
前記操作レバーの折曲部分には、係合バーが形成され、
支点部材には、前後方向に複数の支点部である支点溝が形成され、
操作レバーは、前記係合バーで、前記支点溝のいずれか1に選択可能に軸支されていることを特徴とする電極チップ取り外し装置。 - 操作レバーの折曲部分に、支点部材の上面と当接する規制バーを設け、
操作レバーの取っ手に対する拡開を規制したことを特徴とする請求項1に記載の電極チップ取り外し装置。 - 筐体内部に取り付けられた固定レールと、
前記固定レールにスライド自在に取り付けられ、押圧部材を取り付ける可動部材とから構成されたスライド部材を更に有することを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の電極チップ取り外し装置。 - 可動爪部材のレバーを、押圧部材の傾斜面に押し付ける方向に付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電極チップ取り外し装置。
- 可動爪部材のレバーの後端に、押圧部材の傾斜面と当接するローラーを回転可能に取り付けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電極チップ取り外し装置。
- 引っ張り部材の前端に、ローラーを回転可能に取り付け、
操作レバーの先端に、前記ローラーと接触するローラー接触面を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電極チップ取り外し装置。
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JP2009284062A JP5511354B2 (ja) | 2009-12-15 | 2009-12-15 | 電極チップ取り外し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009284062A JP5511354B2 (ja) | 2009-12-15 | 2009-12-15 | 電極チップ取り外し装置 |
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JP5511354B2 true JP5511354B2 (ja) | 2014-06-04 |
Family
ID=44289045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009284062A Active JP5511354B2 (ja) | 2009-12-15 | 2009-12-15 | 電極チップ取り外し装置 |
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2009
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