JP3867969B2 - スポット溶接機の電極チップ取り外し用工具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スポット溶接機に装着された電極チップを取り外すために使用するスポット溶接機の電極チップ取り外し用工具に関し、特にキャップチップの取り外しに適したスポット溶接機の電極チップ取り外し用工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スポット溶接機にはワークを挟んで加圧、通電するための電極チップが装着されており、この電極チップは溶接を繰り返すことにより変形、消耗するため、一定の期間ごとに交換する必要がある。こうした電極チップには、シャンクにキャップチップをテーパー嵌合し、キャップチップだけを交換するようにしたものがあるが、テーパー嵌合されたキャップチップは溶接時の加圧力により強固に嵌合した状態となっているので取り外す際には大きな引き離し力を要し、キャップチップは電極チップ自体にスパナ等を係合させる形状を有しないため専用の取り外し用工具を使用しても取り外しが容易でないという問題があった。
【0003】
図13及び図14は従来の取り外し用工具の例を示すもので、二股のフォーク状に形成した工具本体19の各刃部20、20をテーパーとしたものである。この工具は図15及び図16に示すように刃部20、20をキャップチップ15の下面とシャンク16のテーパー部17の根元に設けられた段部18との間に挿入して押し込み、刃部20、20のテーパー面に沿ってキャップチップ15を押し上げることによりキャップチップ15を取り外すものである。このような工具ではキャップチップ15と刃部20、20とが点で接触した状態で摺動させるため、動きがスムースでなく、大きな力を要するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点を解決し、大きな力を必要とせずキャップチップを容易に取り外すことができるスポット溶接機の電極チップ取り外し用工具を提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明のスポット溶接機の電極チップ取り外し用工具はシャンクにテーパー嵌合されたキャップチップを取り外すために使用されるスポット溶接機の電極チップ取り外し用工具において、シャンクにテーパー嵌合されたキャップチップを取り外すために使用されるスポット溶接機の電極チップ取り外し用工具において、鉤状の工具本体と、この工具本体内に装着して、工具本体の長さ方向に摺動自在とした摺動子と、この摺動子を閉じるように付勢する付勢部材とから構成され、前記工具本体の鉤状部と前記摺動子が閉じた状態でシャンクのテーパー部に係合してシャンクのテーパー部を把持するシャンク係合部を前記工具本体の鉤状部の内側部分及び前記摺動子の先端に形成し、前記工具本体の鉤状部には、前記シャンク係合部でシャンクのテーパー部を把持した際に、キャップチップの下面を支承するチップ支承部を設けたことを特徴とするものである。なお、チップ支承部に形成されているシャンク係合部は、下面を面取りしてチップ支承部の断面形状を刃形としたことが好ましく、摺動子に形成されているシャンク係合部は、上面を面取りして刃形としたことが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図を参照しながら具体的に説明する。
本発明のスポット溶接機の電極チップ取り外し用工具は、図1にその外観を示すように、鉤状の工具本体1と、工具本体1内に装着して工具本体1の長さ方向に摺動自在とした摺動子2と、工具本体1の外側に装着した握りパイプ3を主要部分として構成したものである。
【0007】
図2及び図3は工具本体1の構造を示すもので、工具本体1の先端部は正面側を開口部4としたものであり、該開口部4には工具本体1の先端側に外径を電極キャップチップより大径とした扇形で薄肉としたチップ支承部5が設けてある。また、チップ支承部5の内側部分は内径がシャンクの外径より若干大径のシャンク係合部6としてある。工具本体1の中間部下面には摺動子2を装着する下面を開放したガイド溝7が、中間部上面には摺動子2の移動範囲を規制する規制孔8がそれぞれ設けてあり、後端部にはスプリング受け部9が設けてある。10は工具本体1の中間部に設けた握りパイプ3の取り付け用のねじ孔である。
【0008】
図4及び図5は摺動子2の構造を示すもので、工具本体1のガイド溝7に装着されて前後に摺動可能なように長い角棒状としてあり、先端には円弧状のシャンク係合部11が設けてある。また、摺動子2の先端部にはシャンク挿入ガイド12が正面側に向けて突設してあり、後端部には規制孔8に挿入されて摺動子2の移動範囲を規制する規制ピン13が設けてある。
【0009】
このように構成された工具本体1及び摺動子2は、工具本体1の下面から摺動子2をガイド溝7に装着し、規制ピン13を規制孔8に挿入して組み立てる。次にスプリング受け部9と摺動子2の間にコイルばね14を圧縮した状態で装着し、摺動子2、コイルばね14を装着した工具本体1の外側から握りパイプ3を装着してねじ孔10にねじをねじ込んで取り付ける。これにより摺動子2は握りパイプ3によりガイド溝7から脱落することがないように前後動自在に保持されてシャンク係合部6とシャンク係合部11は開閉自在となり、コイルばね14により閉じるように付勢されることとなる。
【0010】
図6及び図7は上記のように工具本体1、摺動子2、握りパイプ3を組み立てた状態を示すものである。この状態では摺動子2はコイルばね14の弾発力により規制ピン13を規制孔8により規制される最も前進した位置にあり、シャンク係合部6とシャンク係合部11は対向して円形のシャンク係合部を形成する。ここにおいて、シャンク係合部6は下面を面取りをしてチップ支承部5の断面形状を刃形とすることが好ましく、シャンク係合部11は上面を面取りして刃形とすることが好ましい。
【0011】
前記のように構成した電極チップ取り外し用工具の開口部4を図8に示すように取り外そうとするキャップチップ15に臨ませ、シャンク挿入ガイド12をシャンク16のテーパー部17の根元に設けられた段部18とキャップチップ15の下面との間のテーパー部17に当接して押し込む。シャンク係合部6とシャンク係合部11の端面により開口部4側に形成される間隙は、テーパー部17の外径より小さいが、摺動子2はシャンク挿入ガイド12がテーパー部17に押されて後退し、図9に示すようにシャンク係合部6とシャンク係合部11の端面でテーパー部17を挟む形となる。さらに工具を押し込めば、図10及び図11に示すようにテーパー部17はシャンク係合部6とシャンク係合部11の間に収まることとなり、摺動子2はコイルばね14の弾発力により前進、復帰する。
【0012】
この状態で握りパイプ3の後端部を下方に押し下げれば、図12に示すように摺動子2のシャンク係合部11下面が段部18に当接して先端部が上方に移動し、チップ支承部5がキャップチップ15を押し上げることとなる。これによりキャップチップ15はテーパー部17に対するテーパー嵌合を解かれ、手でつまんで取り外すことができる状態となる。このとき、シャンク係合部6はテーパー部17のテーパーに沿って移動するため、シャンク係合部6とシャンク係合部11の間隙が大きくなることが必要であるが、摺動子2が摺動することにより移動が円滑に行われるものである。また、キャップチップ15はその下面をチップ支承部5の広い面でずれないように支承されるため、安定に支持され、局部的に力が加わることもない。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のスポット溶接機の電極チップ取り外し用工具は、取り外し対象のキャップチップ装着部に押し込んで握りパイプを押し下げるという簡単な操作でキャップチップを取り外すことができ、握りパイプの押し下げに要する力は梃子の作用により小さなものでよいという利点がある。したがって、従来の問題点を全て解決したスポット溶接機の電極チップ取り外し用工具を提供するものとして業界に寄与するところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】工具本体の平面図である。
【図3】工具本体の正面図である。
【図4】摺動子の平面図である。
【図5】摺動子の正面図である。
【図6】組み立てた状態を示す部分横断平面図である。
【図7】組み立てた状態を示す部分縦断正面図である。
【図8】使用時の状態を示す要部の平面図である。
【図9】使用時の状態を示す要部の平面図である。
【図10】使用時の状態を示す要部の平面図である。
【図11】使用時の状態を示す要部の縦断正面図である。
【図12】使用時の状態を示す要部の縦断正面図である。
【図13】従来の電極チップ取り外し用工具の例を示す要部の平面図である。
【図14】従来の電極チップ取り外し用工具の例を示す要部の正面図である。
【図15】従来の電極チップ取り外し用工具の使用時の状態を示す要部の平面図である。
【図16】従来の電極チップ取り外し用工具の使用時の状態を示す要部の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 工具本体
2 摺動子
3 握りパイプ
4 開口部
5 チップ支承部
6 シャンク係合部
7 ガイド溝
8 規制孔
9 スプリング受け部
10 ねじ孔
11 シャンク係合部
12 シャンク挿入ガイド
13 規制ピン
14 コイルばね
15 キャップチップ
16 シャンク
17 テーパー部
18 段部
19 工具本体
20 刃部

Claims (3)

  1. シャンクにテーパー嵌合されたキャップチップを取り外すために使用されるスポット溶接機の電極チップ取り外し用工具において、鉤状の工具本体と、この工具本体内に装着して、工具本体の長さ方向に摺動自在とした摺動子と、この摺動子を閉じるように付勢する付勢部材とから構成され、前記工具本体の鉤状部と前記摺動子が閉じた状態でシャンクのテーパー部に係合してシャンクのテーパー部を把持するシャンク係合部を前記工具本体の鉤状部の内側部分及び前記摺動子の先端に形成し、前記工具本体の鉤状部には、前記シャンク係合部でシャンクのテーパー部を把持した際に、キャップチップの下面を支承するチップ支承部を設けたことを特徴とするスポット溶接機の電極取り外し用工具。
  2. チップ支承部に形成されているシャンク係合部は、下面を面取りしてチップ支承部の断面形状を刃形としたことを特徴とする請求項1に記載のスポット溶接機の電極チップ取り外し用工具。
  3. 摺動子に形成されているシャンク係合部は、上面を面取りして刃形としたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のスポット溶接機の電極チップ取り外し用工具。
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