JP5510993B2 - 伸縮ブーム - Google Patents

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Description

本発明は、クレーンや高所作業車等の作業機に適用される伸縮ブームに関する。
クレーンや高所作業車等の作業機に適用される伸縮ブームにおいて、複数の筒状ブームを入れ子式にして内側及び外側ブームを互いにスライドさせることで全体として伸縮可能とし、内側及び外側ブームの間にブーム間の摩擦や衝撃の抑制等のためのパッドを設けたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2004‐35180号公報
上記特許文献1には、四角筒状のブームが示されており、パッドが内側及び外側ブームの平面間に挟持されているが、強度向上等の観点から、横断面視におけるブームの鉛直方向下部を下側に膨出する湾曲形状とすると共に、パッドも同様の湾曲形状としてブーム間に比較的広範囲に挟持させる場合がある。しかし、強度向上を図ろうとしてこのような構成を採用した場合でも、後に実施例において示すように、局所的な応力集中が生じ、安全性を確実に確保することが困難である。
本発明の目的は、応力集中を緩和して安全性を向上させることができる伸縮ブームを提供することである。
本願発明者は、上記構成の伸縮ブームにおける応力集中のメカニズムについて、後述の実施例で示す解析結果に基づき、以下のように考察した(詳細な考察については実施例で述べる)。先ず、ブームの鉛直方向下部を上記のように湾曲形状にしようとしても、加工上の理由から完全に角の無い状態にすることはできず、実際にはブームは角を有するのに対し、パッドの断面は角の無い(即ち滑らかな曲線を描いた)湾曲形状であるため、ブームとパッドとにおける接触部分のほとんどが面接触ではなく線接触となり(図10参照)、当該線接触の部分に応力が集中する。また、ブームの軸方向に関しては、外側ブームにおける内側ブームが挿入される方向とは反対方向の端部に当該外側ブームの外周面から外側に突出するフランジが設けられている場合、複数の外側ブーム内にそれぞれ内側ブームが挿入されたとき、特にフランジ間に応力集中が生じ易いことがわかった(図18参照)。そこで、このような考察から、上記目的を達成するため、下記の伸縮ブームを提供する。
本発明の観点によると、軸方向に直交する横断面視において鉛直方向下部の形状が下側に膨出する湾曲形状であると共に、湾曲形状の前記下部において外側に突出し且つ前記軸方向に延在した1以上の角を有する、前記軸方向に沿った筒状の外側ブームと、前記外側ブーム内に挿入され且つ前記外側ブームに対して前記軸方向にスライド可能であり、前記横断面視において鉛直方向下部の形状が下側に膨出する湾曲形状であると共に、湾曲形状の前記下部において外側に突出し且つ前記軸方向に延在した1以上の角を有する、前記軸方向に沿った筒状の内側ブームと、前記横断面視において前記外側ブーム及び前記内側ブームのそれぞれの前記角を跨ぐようにして前記外側ブームと前記内側ブームとの間に挟持されると共に、前記内側ブームを前記軸方向に沿ってスライド可能に支持するパッドと、前記パッドにおける前記外側ブーム及び前記内側ブームに対向する面のそれぞれに設けられた、前記軸方向に延在し、対向する前記角との間に間隙を形成する凹部とを備えたことを特徴とする伸縮ブームが提供される。
上記伸縮ブームによれば、凹部により上述のような線接触が回避されるため、応力集中を緩和し、安全性を向上させることができる。
本発明に係る伸縮ブームは、前記外側ブームにおける前記内側ブームが挿入される方向とは反対方向の端部に設けられた、前記外側ブームの外周面から外側に突出し且つ前記外側ブームの周方向に延在したフランジと、前記パッドにおける前記外側ブームに対向する面において、複数の前記外側ブーム内にそれぞれ前記内側ブームが挿入されたときの前記フランジ間に対応する位置に設けられた、前記外側ブームとの間に間隙を形成する切欠とをさらに備えてよい。この場合、パッドは切欠が設けられた部分において外側ブームと接触しないため、当該部分における応力集中が緩和される。したがって、上述のような複数の外側ブーム内にそれぞれ内側ブームが挿入されたとき特にフランジ間に応力集中が生じ易いという問題が軽減され、安全性を向上させることができる。
前記切欠が前記外側ブームの周方向に延在してよい。この場合、周方向に亘って切欠による効果(応力集中の緩和効果)が得られ、安全性をより一層向上させることができる。
本発明に係る伸縮ブームは、前記外側ブームにおける前記内側ブームが挿入される方向とは反対方向の端部に設けられた、前記外側ブームの外周面から外側に突出し且つ前記外側ブームの周方向に延在したフランジと、複数の前記外側ブーム内にそれぞれ前記内側ブームが挿入されたときの各ブームの前記軸方向の位置を規制するよう、前記外側ブームの前記端部近傍における、複数の前記外側ブーム内にそれぞれ前記内側ブームが挿入されたときの前記フランジ間に対応する位置において、前記外側ブームの外周面から外側に突出し且つ前記外側ブームの周方向に関して離隔配置された2以上のストッパと、前記外側ブームの外周面における前記2以上のストッパ間において前記外側ブームの周方向に延在し、前記外側ブームの外周面から外側に突出する補強部とをさらに備えてよい。この場合、補強部により、上述のような複数の外側ブーム内にそれぞれ内側ブームが挿入されたとき特にフランジ間に応力集中が生じ易いという問題が軽減され、安全性を向上させることができる。また、補強部を2以上のストッパ間に形成することで、外観性を損なうことなく且つ製造上も比較的容易に補強部を設け、安全性の向上を図ることができる。
前記凹部は、前記軸方向に関して、複数の前記外側ブーム内にそれぞれ前記内側ブームが挿入されたときの、前記外側ブームにおける前記内側ブームが挿入される方向とは反対方向の端部に設けられた前記外側ブームの外周面から外側に突出し且つ前記外側ブームの周方向に延在したフランジ間に対応する部分に、少なくとも形成されてよい。この場合、当該凹部の形成位置により、上述のような複数の外側ブーム内にそれぞれ内側ブームが挿入されたとき特にフランジ間に応力集中が生じ易いという問題が軽減される。つまり、横断面視においてのみならず軸方向に関しても応力集中を効果的に緩和し、安全性をより一層向上させることができる。
前記パッドにおける前記外側ブーム及び前記内側ブームに対向する面の少なくとも一方は、2以上の前記凹部の間に、表面が平坦で且つ対向するブームと面接触する凸部を有してよい。この場合、パッドとブームとにおいて凸部による面接触が実現され、線接触の場合に比べて広い面積で応力を受けることができることから、より実効的に、応力集中を緩和し、安全性をより一層向上させることができる。
前記パッドが鉛直方向下方に偏在してよい。この場合、パッドをブームの周方向全体に設ける場合に比べ、パッドの材料コストを低減しつつ、パッドによるブーム間の摩擦や衝撃の抑制をより効果的に実現することができる。
前記パッドが前記凹部において分割されてよい。この場合、パッドの製造の容易化が実現可能である。
本発明の第1実施形態に係る伸縮ブームが適用されたクレーンを示す概略側面図である。 図1に示す伸縮ブームの全縮状態における斜視図である。 (a)は、図2に示すIII‐III線に沿った、伸縮ブームの軸方向部分断面図である。(b)は、(a)に示す領域IIIBの拡大図である。 (a)は、図2に示す伸縮ブームにおける第6ブームの先端近傍を上方から見た斜視図である。(b)は、(a)の部分拡大図である。 図4に示すパッドのブーム軸方向から見た端面図である。 図2に示す伸縮ブームにおける第6ブームの先端近傍を下方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る伸縮ブームにおける第6ブームのパッドを下方から見た斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る伸縮ブームにおける図3(b)に対応する軸方向部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係る伸縮ブームにおける第6ブームの先端近傍を下方から見た斜視図である。 本発明の実施例において比較例として用いた伸縮ブームのパッドを示す図5に対応する端面図である。 参考例に係る伸縮ブームにおける第6ブームのパッドを下方から見た斜視図である。 比較例に係る伸縮ブームのFEM解析結果を示す部分図である。 参考例に係る伸縮ブームのFEM解析結果を示す部分図である。 第1実施形態に係る伸縮ブームのFEM解析結果を示す部分図である。 第2実施形態に係る伸縮ブームのFEM解析結果を示す部分図である。 第3実施形態に係る伸縮ブームのFEM解析結果を示す部分図である。 (a)は参考例に係る伸縮ブーム、(b)は比較例に係る伸縮ブームの、第6ブームの軸方向に沿った下部中心を通る面における変形図である。 比較例に係る伸縮ブームの応力集中メカニズムに関する考察結果を説明するための、伸縮ブームの軸方向部分断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1を参照し、本発明の第1実施形態に係る伸縮ブーム1が適用されたクレーン100の概略について説明する。
クレーン100は、運転席を含む走行体100a、走行体100aに対して鉛直軸を中心に360°旋回可能な旋回台100b、及び、旋回台100bを介して走行体100a上に取り付けられた起伏自在の伸縮ブーム1を有する。
伸縮ブーム1は、旋回台100bに近い方から順に、第1ブーム2a、第2ブーム2b、第3ブーム2c、第4ブーム2d、第5ブーム2e、第6ブーム2f、及び第7ブーム2gを有し、これらブーム2a〜2gは入れ子式となっている。即ち、ブーム2a〜2gは軸A方向に直交する横断面(以下、単に「横断面」と称す。)が略相似の軸A方向に沿った筒状であると共に第1ブーム2aから第7ブーム2gへと順次横断面が小さくなっており、第7ブーム2gは第6ブーム2f内、第6ブーム2fは第5ブーム2e内、第5ブーム2eは第4ブーム2d内、第4ブーム2dは第3ブーム2c内、第3ブーム2cは第2ブーム2b内、第2ブーム2bは第1ブーム2a内にそれぞれ挿入可能であると共に、第2〜第7ブーム2b〜2gは全て第1ブーム2a内に挿入可能である(図2参照)。第2〜第7ブーム2b〜2gはそれぞれ第1〜第6ブーム2a〜2fに対して連結されつつ軸A方向に沿ってスライド可能である。
図1において、伸縮ブーム1は全伸状態(即ち、第1ブーム2a以外のブーム2b〜2gの全てが延伸し、伸縮ブーム1の軸A方向長さが最も長い状態)にある。一方、図2において、伸縮ブーム1は全縮状態(即ち、第1ブーム2a以外のブーム2b〜2gの全てが第1ブーム2a内に挿入され、伸縮ブーム1の軸A方向長さが最も短い状態)にある。第7ブーム2gの先端(即ち、第7ブーム2gの第6ブーム2fへの挿入方向とは反対方向の端部)には、装着部50aを介して各種アタッチメント50が装着されている。
次に、図3〜図6を参照し、本実施形態の伸縮ブーム1についてより詳細に説明する。なお、図4〜図6には第6ブーム2fの先端近傍を示すが、第1〜第5ブーム2a〜2eの先端近傍の構成もこれと同様である。
伸縮ブーム1の各ブーム2a〜2gは、図4に第6ブーム2fで例示するように、鋼材等からなる四角筒状のパイプの鉛直方向下方(外側ブームに対する内側ブームの荷重の付加方向。以下、単に「下方」と称す。)の部分を、横断面視において下側に膨出する湾曲形状になるよう、加工したものである。ただし、図5に一点鎖線で示すように、各ブーム2a〜2gの下方部分は、滑らかな曲線を描いてはおらず、外側に突出した多数の角2xを有する。各ブーム2a〜2gの横断面は軸A方向に亘って略一定である。したがって、角2xは軸A方向に延在し、各ブーム2a〜2gの下部の内周面及び外周面には、角2xによる軸A方向に沿った線が形成されている(図6参照)。
第7ブーム2g以外のブーム2a〜2fはそれぞれ、図3に示すように、先端(各ブーム2a〜2f内に他のブームが挿入される方向とは反対方向の端部。以下同じ。)に、パッド5、フランジ3、及び、パッド5をブーム内に保持するための蓋4が設けられている。
パッド5は、対応する外側ブームと内側ブームとの間に挟持される(例えば、第6ブーム2fに設けられたパッド5において、外側ブームは第6ブーム2f、内側ブームは第7ブーム2gである。)と共に、内側ブームを軸A方向に沿ってスライド可能に支持し、ブーム間の摩擦や衝撃を抑制する機能を有する。パッド5は、軸A方向に関して一定の長さを有し、図3(a)に示すように、軸A方向に関して各ブーム2a〜2fの先端から所定距離(全縮状態において当該パッド5が設けられたブームに対して隣接する外側のブーム(例えば、第6ブーム2fに設けられたパッド5においては、第5ブーム2e)のフランジ3を超える位置)に亘って延在している。
パッド5は、図4(a)に示すように、ブームの下部に沿うように下側に膨出する湾曲形状であると共に、図5に示すように、横断面視において外側及び内側ブームの角2xを跨ぐようにして、これらブーム間に挟持されている。パッド5の厚みは、外側ブームと内側ブームとがなす隙間に合わせて、側部から下部に向けて徐々に薄くなっている。パッド5の内面(内側ブームに対向する面)5a及び外面(外側ブームに対向する面)5bの両面には、対向する角2xとの間に間隙を形成する凹部5x、及び、凹部5x間に形成された凸部5yが設けられている。
凹部5x及び凸部5yはそれぞれ、図4(b)に示すように、軸A方向に延在し、パッド5の軸A方向全長に亘って設けられている。つまり、各凹部5x及び凸部5yの軸A方向の長さはパッド5の長さと同じである。また、図5に示すように、凹部5xは、パッドの内面5a及び外面5bにおいて共に、略同一幅を有し、パッド5の内面5aに7つ、外面5bに5つ、パッド5の下部中心Oからブームの周方向(軸Aに直交するブームの周方向)に関して所定間隔をなして設けられている。凸部5yは、パッドの内面5a及び外面5bのそれぞれにおいて幅が異なるが、各面5a,5bにおける複数の凸部5yは略同一幅であり、パッド5の内面5aに6つ、外面5bに4つ、凹部5xと同様にパッド5の下部中心Oから周方向に関して所定間隔をなして設けられている。凸部5yの表面は平坦であり、凸部5yはその平坦な表面において対向するブームと面接触している。凹部5x及び凸部5yは共に平面視において矩形状であるが、凹部5xは凸部5yよりも幅が小さい。
フランジ3は、図4及び図6に示すように、各ブーム2a〜2fの周方向に延在した湾曲形状であると共に、各ブーム2a〜2fの外周面から外側に突出している。フランジ3は、溶接により各ブーム2a〜2fの外周面上に固定されており(図3(b)の隅肉溶接部3a参照)、ブーム2a〜2fの厚み(パッド5が配置されている薄肉部を除く部分の厚み)と略同じ厚みを有し、各ブーム2a〜2fの先端を補強する機能を有する。
蓋4は、図4及び図6に示すように、フランジ3と同様に各ブーム2a〜2fの周方向に延在した湾曲形状であると共に、フランジ3の表面(当該フランジ3が設けられたブームの先端側の面)と当該ブームの先端側の端面とパッド5の先端側の端面の一部とを覆うように配置されている。蓋4により、パッド5のブームからの落下等が防止される。
さらに、各ブーム2a〜2fの先端には、図6に示すように、フランジ3の裏面において各ブーム2a〜2fの外周面から外側に突出し且つブームの周方向に関して離隔配置された2つのストッパ7が設けられている。ストッパ7は、軸A方向に関して、ブーム2b〜2gがそれぞれ対応する外側ブーム内に挿入されたときのフランジ3間に対応する位置(図3(b)において隣接するフランジ3間の位置)に配置されている。各ストッパ7は、ブーム2a〜2fの下部中心から所定距離だけ上方の同じ高さに配置された、略台形形状のプレートであり、下底部分がブーム2a〜2fの外周面に当接している。ストッパ7は、図3に示すようにブーム2b〜2gがそれぞれ対応する外側ブーム内に挿入されたときの各ブーム2g〜2gの軸A方向の位置を規制する機能の他、フランジ3を裏面側から支持することで各ブーム2a〜2fの先端をさらに補強する機能をも有する。
以上に述べたように、本実施形態に係る伸縮ブーム1によると、パッド5の内面5a及び外面5bに凹部5xを設けたことにより、後に実施例で示す比較例(図10参照)のようなパッドとブームとの角2xにおける線接触が回避されるため、応力集中を緩和し、安全性を向上させることができる。
凹部5xは、軸A方向に関して、ブーム2b〜2gがそれぞれ対応する外側ブーム内に挿入されたときのフランジ3間に対応する位置(図3(b)において隣接するフランジ3間の位置)に形成されている。後に実施例で示すように、ブームの軸A方向に関しては、ブーム2b〜2gがそれぞれ対応する外側ブーム内に挿入されたとき特にフランジ3間に応力集中が生じ易いことから、当該位置に凹部5xを設けることで、横断面視においてのみならず軸A方向に関しても応力集中を効果的に緩和し、安全性をより一層向上させることができる。
パッド5の内面5a及び外面5bにおいて、複数の凹部5xの間に表面が平坦で且つ対向するブームと面接触する凸部5yが設けられている。これにより、パッド5とブームとにおいて凸部5yによる面接触が実現され、線接触の場合に比べて広い面積で応力を受けることができることから、より実効的に、応力集中を緩和し、安全性をより一層向上させることができる。
パッド5は下方に偏在している。これにより、パッド5をブームの周方向全体に設ける場合に比べ、パッド5の材料コストを低減しつつ、パッド5によるブーム間の摩擦や衝撃の抑制をより効果的に実現することができる。
次いで、図7を参照し、本発明の第2実施形態に係る伸縮ブームについて説明する。本実施形態に係る伸縮ブームは、パッドの構成のみが第1実施形態の伸縮ブーム1と異なり、その他は第1実施形態の伸縮ブーム1と同じである。なお、図7には第6ブーム2fに設けられたパッド25を示すが、第1〜第5ブーム2a〜2eに設けられたパッドもこれと同様である。また、図7では、パッド25の固定対象である外側ブーム(第6ブーム2f)は図示せず、内側ブーム(第7ブーム2g)がパッド25の内面に当接している状態が示されている。
本実施形態のパッド25は、第1実施形態と同様にその内面及び外面25bに凹部5x及び凸部5y(図4(b)参照)が設けられていることに加えて、外面25bに切欠25zを有する点についてのみ、第1実施形態のパッド5と異なり、その他形状や配置構成は第1実施形態のパッド5と同じである。
切欠25zは、ブームの周方向に延在していると共に、平面視において軸A方向の長さが一定の矩形状を有する。切欠25zの位置は、軸A方向に関しては、ブーム2b〜2gがそれぞれ対応する外側ブーム内に挿入されたときのフランジ3間に対応する位置(図3(b)において隣接するフランジ3間の位置)にあり、横断面視においては、パッド25の下部中心O(図5参照)から両側に延び、外側ブームの角2xを跨ぎつつ、第1実施形態における外面5bの凹部5xの範囲と略同じ範囲に亘って延在している。パッド25の外面25bは、切欠25zが設けられた部分において、外側ブームの内周面との間に間隙を形成し、当該内周面から離隔している。
以上に述べたように、本実施形態に係る伸縮ブームによると、パッド5に凹部5x及び凸部5yを設けたことによって第1実施形態と同様の効果が得られることに加え、パッド25は切欠25zが設けられた部分において外側ブームと接触しないため、当該部分における応力集中が緩和される。したがって、後に実施例で示すようなブーム2b〜2gがそれぞれ対応する外側ブーム内に挿入されたとき特にフランジ3間に応力集中が生じ易いという問題が軽減され、安全性を向上させることができる。
また、切欠25zがブームの周方向に延在していることから、周方向に亘って切欠25zによる効果(応力集中の緩和効果)が得られ、安全性をより一層向上させることができる。
次いで、図8及び図9を参照し、本発明の第3実施形態に係る伸縮ブームについて説明する。本実施形態に係る伸縮ブームは、第1実施形態の伸縮ブーム1の各ブーム2a〜2fに補強部6を追加したものである。
補強部6は、各ブーム2a〜2fの先端近傍に固定され、フランジ3の裏面に沿いつつ、2つのストッパ7(図9参照)間において各ブーム2a〜2fの周方向に延在した湾曲形状の部材であり、各ブーム2a〜2fの外周面から外側に突出している。補強部6は、軸A方向の長さがストッパ7よりも若干短く(即ち、ストッパ7より厚みが若干小さく)、軸A方向に関して、図8に示すようにブーム2b〜2gがそれぞれ対応する外側ブーム内に挿入されたときのフランジ3間に対応する位置に配置されている。
以上に述べたように、本実施形態に係る伸縮ブームによると、パッド5に凹部5x及び凸部5yを設けたことによって第1実施形態と同様の効果が得られることに加え、補強部6を設けたことで、後に実施例で示すようなブーム2b〜2gがそれぞれ対応する外側ブーム内に挿入されたとき特にフランジ3間に応力集中が生じ易いという問題が軽減され、安全性を向上させることができる。また、補強部6を2以上のストッパ7間に形成することで、外観性を損なうことなく且つ製造上も比較的容易に(例えば同一工程によりストッパ7と補強部6とを溶接する等して)補強部6を設け、安全性の向上を図ることができる。
続いて、本発明を実施例によって具体的に説明する。
図10は、比較例として用いた伸縮ブームのパッドを示す。比較例に係る伸縮ブームは、パッドの構成のみが第1実施形態の伸縮ブーム1と異なり、その他は第1実施形態の伸縮ブーム1と同じである。比較例に係るパッド105は、内面105a及び外面105bの両面に凹部5x及び凸部5y(図5参照)が設けられておらず、両面とも断面視において滑らかな曲線を描きつつ下側に膨出する湾曲形状を有している。そのため、パッド105の内面105aは、内側ブーム(図10では第7ブーム2g)と各角2xの部分において接触(軸A方向を考慮した3次元では、線接触)し、それ以外の部分においては間隙を介して離隔している。パッド10の外面105bは、外側ブーム(図10では第6ブーム2f)と角2x間の中央部分2yにおいて接触(軸A方向を考慮した3次元では、線接触)し、それ以外の部分においては間隙を介して離隔している(特に各角2xの部分においては比較的大きな間隙を介して離隔している)。図10には第6ブーム2fのパッド105を示すが、当該比較例に係る伸縮ブームの他のブーム2a〜2eのパッドも同様である。
図11は、参考例として用いた伸縮ブームのパッドを示す。参考例に係る伸縮ブームは、パッドの構成のみが第1実施形態の伸縮ブーム1と異なり、その他は第1実施形態の伸縮ブーム1と同じである。なお、図11には第6ブーム2fに設けられたパッド205を示すが、第1〜第5ブーム2a〜2eに設けられたパッドもこれと同様である。また、図11では、パッド205の固定対象である外側ブーム(第6ブーム2f)は図示せず、内側ブーム(第7ブーム2g)がパッド205の内面に当接している状態が示されている。参考例に係るパッド205は、図10の比較例のパッド105と同様、内面及び外面205bの両面に凹部5x及び凸部5y(図5参照)が設けられておらず、両面とも断面視において滑らかな曲線を描きつつ下側に膨出する湾曲形状を有している。ただし、パッド205の外面205bに、第2実施形態に係る切欠25zが形成されている。
本願発明者は、上記比較例及び参考例並びに上記第1〜第3実施形態に係る伸縮ブームについて、第6ブーム2fの先端近傍を対象として、FEM解析を行った。図12〜図17に各解析結果を示す。図12〜図16において、(a)は最大主応力ベクトル図、(b)は最大主応力分布図である。
解析条件は、以下のとおりである。即ち、伸縮ブームは、上記各実施形態と同様の第1〜第7ブームを含み、全縮状態であり、起伏角度θ(図1参照)=56.3°、吊荷重=54.5ton、動荷重係数=1.25(即ち、作用荷重=54.5ton*1.25=68.1ton)、各ブーム2a〜2gの自重も考慮し、ワイヤ掛数=14、ラインプル=4.87tonとした。また、フランジ3の厚み=22mm、蓋4の厚み=9mm、隅肉溶接部3aのサイズ及び脚長=5mm、全縮状態におけるフランジ3の軸A方向の間隔=34mm、各凹部5xの深さ(パッドの厚み方向の長さ)=5mmとした。
図12に示す比較例では、第6ブーム2fにおいて、溶接部3aすぐ近傍(溶接部3aから軸A方向に沿って先端から離隔する方向に0〜10mmの範囲)に最大略17kgf/mmの引張応力が生じ、溶接部3aから軸A方向に沿って先端から離隔する方向に10〜40mmの範囲にはさらに大きな引張応力(最大略52kgf/mm)が生じているのがわかる。このように、比較例では、ブームに局所的な応力集中が生じることがわかった。
図13に示す参考例(パッド両面に凹部5x及び凸部5yを形成せずパッド外面に切欠25zのみを形成した形態)では、第6ブーム2fにおいて、溶接部3aから軸A方向に沿って先端から離隔する方向に10〜40mmの範囲に最大略17.8kgf/mm(図12の比較例における最大略52kgf/mmの略34%)の引張応力が生じ、溶接部3aのすぐ近傍に生じる引張応力も図12の比較例と比べて低減していることがわかる。これにより、切欠25zを設けることで、外側ブーム先端の応力を低減できることがわかった。
本発明の各実施形態(図14〜図16参照)では、第6ブーム2fに生じる引張応力が、図12の比較例に比べ、特に溶接部3a近傍(溶接部3aから軸A方向に沿って先端から離隔する方向に0〜40mmの範囲)において低減していることがわかる。第1実施形態(図14参照)では、第6ブーム2fにおいて、溶接部3aのすぐ近傍に(図12の比較例では最大略17kgf/mmであるのに対し、)最大略10kgf/mmの引張応力が生じ、溶接部3aから軸A方向に沿って先端から離隔する方向に10〜40mmの範囲には(図12の比較例では最大略52kgf/mmであるのに対し、)最大略30kgf/mmの引張応力が生じ、全体として略57%の応力低減効果が得られることがわかった。第2実施形態(図15参照)では、第6ブーム2fにおいて、溶接部3aから軸A方向に沿って先端から離隔する方向に10〜40mmの範囲に(図12の比較例では最大略52kgf/mmであるのに対し、)最大略17.7kgf/mmの引張応力が生じ、溶接部3aのすぐ近傍に生じる引張応力も図12の比較例と比べて大幅に低減している。第3実施形態(図16参照)では、補強部6の存在により、第6ブーム2fにおいて溶接部3a(図示せず)から軸A方向に沿って先端から離隔する方向に0〜40mmの範囲に最大略13.4kgf/mm(図12の比較例における最大略52kgf/mmの略26%)の引張応力が生じ、応力低減効果が得られることがわかった。
また、図17から、ブーム2fを軸A方向に関してみると、比較例(図17(b)参照)ではフランジ3近傍(図3に示すフランジ3間の部分)で特に変形が生じ易いが、パッド外面に切欠25zを設けた参考例(図17(a)参照)では当該部分の変形が抑制されていることがわかる。
比較例に係る伸縮ブームにおける上記のような応力集中のメカニズムについて、本願発明者は以下のように考察した。即ち、先ず、ブーム先端のパッドには、吊荷重による鉛直下方の圧縮応力が作用する。この際、図10に示すように、パッド105と内側ブームとは角2xにおいて線接触し、またパッド105と外側ブームとは角2x間の中央部分2yにおいて線接触しているため、当該線接触の部分に応力が集中する。また、ブームの軸A方向に関してみると、図18に示すように、パッド105に厚み方向の力が作用し、パッド105は軸A方向及びブーム周方向に伸びようとするが、特にフランジ3間の部分においては、比較的大きな厚みのフランジ3(剛で変形しにくい構造体)に挟まれた部分であるため、周りに応力の逃げ場がない。したがって、結果として応力がフランジ3間におけるパッド105下方のブーム薄肉部に集中し、当該薄肉部が下方に膨出するよう変形することとなる。つまり、圧縮されたパッド105により、ブームの薄肉部が内圧を受けるような状態となる。
これに対し、本発明の第1〜第3実施形態に係る伸縮ブームでは、それぞれパッド5の両面に各角2xに対応する凹部5xを設けることで上記のような線接触を回避することができ、さらに第2実施形態のようにパッド25の外面25bに切欠25zを設けたり第3実施形態のように外側ブームの外周面に補強部6を設けたりすることで軸A方向に関してフランジ3間の部分の応力を軽減したりすることができ、安全性の向上が実現される。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
凹部5x及び凸部5y並びに切欠25zの平面視における形状は、矩形状に限定されず、角を丸めた形状、楕円形状、三角形形状等、適宜変更可能である。
パッド5;25は、横断面視において外側及び内側ブームの角2xを跨ぐように配置されている限りは、ブームの周方向に関して断続的(例えば、各凹部5xにおいて分割された形態)であってもよい。当該分割された形態の場合、パッドの製造の容易化が実現可能である。
パッド5;25は鉛直方向下方に偏在していることに限定されず、ブームの周方向全体に設けられてもよい。パッドは外側ブームの内周面及び内側ブームの外周面のどちらに固定されてもよく、或いは、いずれのブームにも固定されずこれらの間に介在するのみでもよい。また、ブームに対するパッド5の軸A方向に関する位置も適宜変更可能である。
凹部5xの軸A方向に関する位置は、ブーム2b〜2gがそれぞれ対応する外側ブーム内に挿入されたときのフランジ3間に対応する部分(図3(b)において隣接するフランジ3間)に限定されず、フランジ3間以外の位置であってもよい。また、凹部5xは、パッドの軸A方向全長に亘って形成されていることに限定されず、パッドの軸A方向の一部に形成されてもよい。
上述した第1〜第3実施形態に係る構成を適宜組み合わせてよい。例えば、第2実施形態の伸縮ブームに第3実施形態の補強部6をさらに追加してよい。
クレーン100は、図1に示す以外の様々な構成であってよい。
本発明に係る伸縮ブームは、クレーンの他、高所作業車等の作業機にも適用可能である。
1 伸縮ブーム
2a ブーム(外側ブーム)
2b,2c,2d,2e,2f ブーム(外側ブーム,内側ブーム)
2g ブーム(内側ブーム)
2x 角
3 フランジ
5;25 パッド
5a 内面
5b;25b 外面
5x 凹部
5y 凸部
6 補強部
7 ストッパ
25z 切欠
100 クレーン

Claims (8)

  1. 軸方向に直交する横断面視において鉛直方向下部の形状が下側に膨出する湾曲形状であると共に、湾曲形状の前記下部において外側に突出し且つ前記軸方向に延在した1以上の角を有する、前記軸方向に沿った筒状の外側ブームと、
    前記外側ブーム内に挿入され且つ前記外側ブームに対して前記軸方向にスライド可能であり、前記横断面視において鉛直方向下部の形状が下側に膨出する湾曲形状であると共に、湾曲形状の前記下部において外側に突出し且つ前記軸方向に延在した1以上の角を有する、前記軸方向に沿った筒状の内側ブームと、
    前記横断面視において前記外側ブーム及び前記内側ブームのそれぞれの前記角を跨ぐようにして前記外側ブームと前記内側ブームとの間に挟持されると共に、前記内側ブームを前記軸方向に沿ってスライド可能に支持するパッドと、
    前記パッドにおける前記外側ブーム及び前記内側ブームに対向する面のそれぞれに設けられた、前記軸方向に延在し、対向する前記角との間に間隙を形成する凹部と
    を備えたことを特徴とする伸縮ブーム。
  2. 前記外側ブームにおける前記内側ブームが挿入される方向とは反対方向の端部に設けられた、前記外側ブームの外周面から外側に突出し且つ前記外側ブームの周方向に延在したフランジと、
    前記パッドにおける前記外側ブームに対向する面において、複数の前記外側ブーム内にそれぞれ前記内側ブームが挿入されたときの前記フランジ間に対応する位置に設けられた、前記外側ブームとの間に間隙を形成する切欠と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の伸縮ブーム。
  3. 前記切欠が前記外側ブームの周方向に延在していることを特徴とする請求項2に記載の伸縮ブーム。
  4. 前記外側ブームにおける前記内側ブームが挿入される方向とは反対方向の端部に設けられた、前記外側ブームの外周面から外側に突出し且つ前記外側ブームの周方向に延在したフランジと、
    複数の前記外側ブーム内にそれぞれ前記内側ブームが挿入されたときの各ブームの前記軸方向の位置を規制するよう、前記外側ブームの前記端部近傍における、複数の前記外側ブーム内にそれぞれ前記内側ブームが挿入されたときの前記フランジ間に対応する位置において、前記外側ブームの外周面から外側に突出し且つ前記外側ブームの周方向に関して離隔配置された2以上のストッパと、
    前記外側ブームの外周面における前記2以上のストッパ間において前記外側ブームの周方向に延在し、前記外側ブームの外周面から外側に突出する補強部と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の伸縮ブーム。
  5. 前記凹部は、前記軸方向に関して、複数の前記外側ブーム内にそれぞれ前記内側ブームが挿入されたときの、前記外側ブームにおける前記内側ブームが挿入される方向とは反対方向の端部に設けられた前記外側ブームの外周面から外側に突出し且つ前記外側ブームの周方向に延在したフランジ間に対応する部分に、少なくとも形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の伸縮ブーム。
  6. 前記パッドにおける前記外側ブーム及び前記内側ブームに対向する面の少なくとも一方は、2以上の前記凹部の間に、表面が平坦で且つ対向するブームと面接触する凸部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の伸縮ブーム。
  7. 前記パッドが鉛直方向下方に偏在していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の伸縮ブーム。
  8. 前記パッドが前記凹部において分割されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の伸縮ブーム。
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