JP5509425B2 - 建築物の防蟻構造 - Google Patents
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Description
施工されたコンクリートまたはモルタルである第1の資材と、
前記第1資材に隣接して配置され、防蟻性を有する第2の資材と、
前記第1の資材と前記第2の資材との間にある資材間隙間を封鎖するように配置されており、当該資材間隙間に対して流入された流動性物質が硬化することによって形成された硬化物とを有する建築物の防蟻構造であって、
前記流動性物質は、防蟻薬剤を含まない2つ以上の成分の混合によって構成されており、前記資材間隙間の開口部分または前記資材間隙間の内部に流入可能な流動性を有し、
前記硬化物は、施工後における前記第1の資材または前記第2の資材の収縮に伴って伸張が可能な弾性特性と、非食害性及びシロアリの分泌物に対する耐性を有する。
前記硬化物は、常温混合硬化性樹脂であり、デュロメータD硬さが40以上であり、伸び率が40%以上である前記弾性特性を有し、前記第1の資材および前記第2の資材に対して接着する接着部を有し、当該接着部の引っ張り強度が2.0×105N/m2以上であってもよい。
前記硬化物は、常温混合硬化性樹脂であり、デュロメータD硬さが40以上であり、伸び率が40%以上の弾性特性を有していてもよい。
前記硬化物は、前記流動物質が前記凹部から前記資材間隙間に向かって流入された後に硬化したものであってもよい。
これにより、流動性物質の硬化後の閉鎖性に対する信頼性を向上させることができる。
前記鞘管と前記配管または前記配線との間に充填されており、1.0mm〜2.5mmの直径を有する複数の球状ガラスビーズをさらに有していてもよい。
前記鞘管と前記配管または前記配線との間に、破砕されて鋭利な突起部を持つ複数のガラス粒を有し、
前記複数のガラス粒は、隣接する他の前記ガラス粒との粒間隙間が1mm以下になるように充填されていてもよい。
本発明は、建設現場において施工される防蟻構造であり、防蟻性能を得る為の流動性物質の粘度を、流し込み、注入、塗り込みなどの施工方法にあわせて選択し、流動物質の硬化によって得られる硬化物の硬度、伸び弾性性能、接着力、によって玄関や犬走り、配管回り等に生じる隙間を閉鎖し、隙間が蟻道になることを阻止することで上部の建物の蟻害を防止するものである。
第2実施形態
第3実施形態
第4および第5実施形態
第6および第7実施形態
第8実施形態
2… 第2の資材(他の資材)
3… 流動性物質,硬化物
4… バックアップ材
5… 地中
6… 配管,配線,鞘管
7… 配管、配線
8… 流出防止材
9… 球状ガラスビーズ
10… プライマー
20… 凹部
61… 直鞘管
62… ベント鞘管
a1,b… 資材間隙間
a2… コンクリートの収縮方向
a3… 流動物性質の硬化物が引っ張られる方向
Claims (8)
- 施工されたコンクリートまたはモルタルである第1の資材と、
前記第1の資材に隣接して配置され、防蟻性を有する第2の資材と、
前記第1の資材と前記第2の資材との間にある資材間隙間を封鎖するように配置されており、当該資材間隙間に対して流入された流動性物質が硬化することによって形成された硬化物とを有する建築物の防蟻構造であって、
前記流動性物質は、防蟻薬剤を含まない2つ以上の成分の混合によって構成されており、前記資材間隙間の開口部分または前記資材間隙間の内部に流入可能な流動性を有し、
前記硬化物は、その基材がエポキシ樹脂のモノマーを主剤とする前記流動性物質が硬化したものであって、伸び率40%以上、かつ、デュロメータD硬さ40以上の常温混合硬化性樹脂であり、施工後における前記第1の資材または前記第2の資材の収縮に伴って伸張が可能な弾性特性と、非食害性及びシロアリの分泌物に対する耐性を有する防蟻構造。 - 前記流動性物質は、主剤と硬化剤を含む2以上の混合された成分を有し、20℃における混合時の粘度が0.6Pa・s以上であり、
前記硬化物は、前記第1の資材および前記第2の資材に対して接着する接着部を有し、前記接着部の引っ張り強度が2.0×105N/m2以上であることを特徴とする請求項1に記載の防蟻構造。 - 前記流動性物質は、主剤、硬化剤及び細骨材を含む3以上の成分が混合された混合物質であり、20℃における混合時の粘度が5Pa・s以上35Pa・s以下であることを特徴とする請求項1に記載の防蟻構造。
- 前記流動性物質は、主剤、硬化剤及び粘度を上昇させる粘度上昇剤を含む3以上の成分が混合された混合物質であり、パテ状であり、垂直の大きなダレが認められない粘度を有することを特徴とする請求項1に記載の防蟻構造。
- 前記第1の資材または前記第2の資材は、脱着可能な仮目地材を用いて前記資材間隙間の前記開口部分に連通するように形成されて前記開口部分を拡張する凹部を有し、
前記硬化物は、前記流動性物質が前記凹部から前記資材間隙間に向かって流入された後に硬化したものであることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の防蟻構造。 - 前記第2の資材が、施工されるコンクリートに打ち込まれる配管または配線類、前記第1の資材の後から打ち継ぎ施工されるコンクリートまたはモルタルのうちのいずれか1つであることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の防蟻構造。
- 前記第2の資材は、配管または配線を挿通する鞘管であり、
前記鞘管と前記配管または前記配線との間に充填されており、1.0mm〜2.5mmの直径を有する複数の球状ガラスビーズをさらに有することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の防蟻構造。 - 前記第2の資材は、配管または配線を挿通する鞘管であり、
前記鞘管と前記配管または前記配線との間に、破砕されて鋭利な突起部を持つ複数のガラス粒を有し、
前記複数のガラス粒は、隣接する他の前記ガラス粒との粒間隙間が1mm以下になるように充填されていることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の防蟻構造。
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