JP2018021356A - 止水方法 - Google Patents

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【課題】より確実な止水を図ること。【解決手段】構造物に発生した空隙により生じる漏水を止水する止水方法であって、止水部材4を注入する孔3を所定の間隔で空隙に複数作成し、作成した複数の孔3のうち隣接する2つの孔3a、3bに対し、地面に近い孔3aから孔3aに隣接する孔3bから止水部材4が流出するまで止水部材4を注入する。【選択図】図3

Description

本発明は止水方法に関する。
コンクリート等、構造物にひび割れ等の空隙が生じることにより発生する漏水を止水する方法が知られている。例えば、コンクリート躯体璧に所定間隔にて複数個の穿孔を開設させて、穿孔から疎水性発泡ウレタン樹脂を注入し、注入させた疎水性発泡ウレタン樹脂によって漏水の経路を止水する、又はコンクリート躯体璧に所定間隔にて複数個の穿孔を開設させて、穿孔からコンクリート躯体璧の背面の空隙に、砂、セメントの一方又は両
方を注入し、その後、穿孔から空隙に疎水性発泡ウレタン樹脂を注入し、得られる混合発泡体によって空隙を封止させて止水する方法が知られている。
特開2015−78528号公報
部材を注入しても空隙に部材が充填されていない箇所が存在すると、例えば地震などで壁面に歪みが生じたりすると、再度の漏水が起こりやすい。
1つの側面では、本発明は、より確実な止水を目的とする。
上記目的を達成するために、開示の止水方法が提供される。この止水方法は、構造物に発生した空隙により生じる漏水を止水する方法であって、止水部材を注入する孔を所定の間隔で空隙に複数作成し、作成した複数の孔のうち隣接する2つの孔に対し、地面に近い第1の孔から、この第1の孔に隣接する第2の孔から止水部材が流出するまで止水部材を注入する工程を繰り返す。
1態様では、より確実な止水を図ることができる。
実施の形態の止水方法を説明する図である。 施工範囲の一例を示す図である。 止水部材の注入を説明する図である。
以下、実施の形態の止水方法を、図面を参照して詳細に説明する。
<実施の形態>
実施の形態の止水方法は、例えば建物の、雨水による漏水を止める工事に用いられる。また、実施の形態の止水方法は、白華(エフロエッセンス)の再発生の抑制も図ることができる。
実施の形態の止水方法で止水できる建物の漏水箇所としては、例えば屋上、窓廻り、壁面亀裂、開口部、浴室(上部階)、地下、打ち継ぎ、エレベーターピット、地下床部、セパレータ、外壁等が挙げられる。より具体的には、以下の通りである。
<屋上>
アスファルト防水およびシンダーコンクリート、笠木天端のクラック、排水溝廻り、貫通孔、配管廻り、臭気筒廻り、躯体クラック
<外壁>
躯体クラック、コールドジョイント、壁・柱・梁・スラブの打ち継ぎ部、窓廻り・ハの字(逆・ハの字)クラック等の開口部、セパ穴、浮きタイル、貫通配管廻り、共用廊下の天井。ひさしクラック
<地下室>
エレベーターピット、打ち継ぎ、コールドジョイント、セパ穴、床面、開口部(ダメ穴)跡
図1は、実施の形態の止水方法を説明する図である。
実施の形態の止水方法は、例えば、図1に示すステップにより実行することができる。
[ステップS1] 現場を調査し、漏水箇所を確認する。
[ステップS2] 漏水原因を追求し、漏水が生じた水の通り道(空隙)を確認して施工範囲を決定する。例えばマンションであれば上下階の施工法等を確認する。
[ステップS3] 注入部材の飛散防止処置等、施工範囲の周辺を養生する。
図2は、施工範囲の一例を示す図である。壁面1にクラック2が発生している。クラック2の幅としては一例として0.2mmである。
[ステップS4] クラック2に沿って5cm〜10cm(場合によっては15cm)の間隔(ピッチ)にて注入部材を注入する孔3を、ドリル等を用いてクラック2上から壁面1の内部に向かって複数作成する。孔3のφは、3mm〜6mm程度である。
[ステップS5] 作成した孔3内を水やエアーで清掃する。
[ステップS6] 孔3に止水部材を注入する。止水部材としては、例えばBP−KT(アクリル系・エマルジョン樹脂を主成分とした弾性樹脂止水材)や、MYキーパーHG(エチレン酢酸ビニル系樹脂を主成分とした弾性樹脂止水材)等が挙げられる。
注入の方法を、孔3a〜3cを用いて説明する。まず、隣接する2つの孔3a、3bに対し、地面に近い孔3aに止水部材を注入する。止水部材の注入は、状況に応じて低圧、ポンプ、中圧ポンプ、高圧ポンプを使い分け、孔3bから止水部材が流出するまで続ける。
図3は、止水部材の注入を説明する図である。
図3では、孔3a〜3cに止水部材4の注入を行った場合を示している。孔3aから垂れている止水部材4は、孔3aへの注入時に注入できなかったものである。孔3bから垂れている止水部材4は、孔3aへの注入により漏れ出たものである。孔3cから垂れている止水部材4は、孔3bへの注入により漏れ出たものである。
ここで、仮に孔3aに止水部材を注入しても孔3bから止水部材4が流出しない場合、孔3aの開口部を共通として、孔を開ける方向(掘り進める方向)を変えて再度孔を開ける(以下、開けた孔を孔3a1とする)。そして孔3bから止水部材4が流出するまで孔3a1に止水部材を注入し続ける。なお、孔3aは、第1の孔の一例であり、孔3bは第2の孔の一例であり、孔3a1は第3の孔の一例である。本ステップを隣接する2つの孔3について繰り返し行う。最上段の孔3dにも止水部材を注入する。
[ステップS7] 孔から流出した注入部材4を水洗いして拭き取る。
[ステップS8] 孔3の開口部を、急結セメント等を用いてふさぐ(補修する)。
なお、図2では壁面を例に説明したが、例えば建物の屋上からの漏水であれば、漏水している周辺に止水部材を注入し、空隙内部に新たな防水層を形成させて止水する。
以上述べたように、実施の形態の止水方法によれば、孔3bから止水部材が流出するまで孔3aから注入部材を注入するようにした。これにより、壁面1の孔3a、孔3b間に存在する空隙のほぼ全面に注入部材を充填することができる。この処理を下側の孔から上側の孔に向かって全て孔について実行する。下側の孔から上側の孔に向かって止水部材を注入することにより、強制的に圧力をかけながら空隙内に止水部材を注入していくことができる。
これにより、止水部材が線状、さらには面状に広がって空隙を覆う。従って、例えば表面だけを覆うことにより止水する方法に比べて、より確実な止水を図ることができる。
また、地面に近い孔3aから注入部材を注入するようにした。これにより注入部材が自重の圧力で空隙内部に充填される。これにより空隙に空洞が残存したまま止水されることを抑制でき、再度の漏水を抑制することができる。
また、仮シール等の事前処理が不要で、施工時間を短縮することができる。
また、孔3を設けて直接止水部材を注入するため、UカットやVカットはせず、注入後は3〜6mm程度の孔の跡が残るだけで大きな傷跡は伴わない。
また、止水部材は水溶性なので、孔3から流出した止水部材は濡れたウェス等できれいに拭き取ることができる。
また、前述した止水部材を用いることにより、注入した止水部材の付着性が良く伸び率が非常に高く(920%)、建物の揺れ等の挙動にも追従するため、揺れて漏水が再度発生することを抑制することができる。
また、止水部材は水溶性であるため、引火したりすることはなく、また、毒性もない。
また、止水部材は水溶性であるため、臭気が発生しない。
また、白華(エフロエッセンス)の再発生の抑制も図ることができる。
以上、本発明の止水方法を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。
1 壁面
2 クラック
3、3a、3b、3c、3d、3a1 孔
4 止水部材

Claims (2)

  1. 構造物に発生した空隙により生じる漏水を止水する止水方法であって、
    止水部材を注入する孔を所定の間隔で前記空隙に複数作成し、
    作成した複数の孔のうち隣接する2つの孔に対し、地面に近い第1の孔から前記第1の孔に隣接する第2の孔から止水部材が流出するまで止水部材を注入する工程を繰り返すことを特徴とする止水方法。
  2. 前記第2の孔から止水部材が流出しない場合は、前記第1の孔の開口部を共通の開口部とし、孔の端部の位置が異なる第3の孔を作成し、作成した前記第3の孔から前記第2の孔から止水部材が流出するまで止水部材を注入する請求項1に記載の止水方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109838113A (zh) * 2019-03-04 2019-06-04 山东建筑大学 微生物诱导生成碳酸钙封堵地下室裂缝的方法

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