JP5508689B2 - 吸水防止壁構造と吸水防止建築用パネル - Google Patents

吸水防止壁構造と吸水防止建築用パネル Download PDF

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この発明は、雨水による建築用パネルの吸水を防止して、壁面の物性の低下を防ぐ、建築用パネルの吸水防止壁構造と建築用パネルとに関する。
雨水による建築用パネルの吸水を防止して、壁面の物性の低下を防ぐ、建築用パネルの吸水防止壁構造とそれに使用する壁部材には、建築用パネルと他の建築用パネルとの間を、耐候性を持つ定幅面と建築用パネルの端部に接触する可撓性のある水密面を形成した接続部材により接続する従来例がある。
(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−3581号公報
建築用パネルと他の建築用パネルとの間の目地を揃えるための耐候性を持つ定幅面と、建築用パネルの端部に接触する可撓性のある水密面を形成した接続部材により接続する従来例の場合は、定幅面と建築用パネルの前面基部との間の隙間が室外に面しているため風雨に晒されて防水性が低下する問題がある。
この発明は、表面材を成形して前面基部と、その側端に差込片と、他側端に嵌合溝と釘打片とを形成し、
その裏面に裏面紙により覆った、発泡合成樹脂による裏打材を構成する建築用パネルを、複数連続接続し施工する壁構造に関して、
建築用パネルの施工現場においての切り込みによる端部である切込端や、建築用パネルの長手方向の製造時に置ける端部である切断端を被覆する、
金属板や合成樹脂板からなる被覆板と、その一端を裏面側にL字形に折り曲げた被覆固定板とを形成する被覆材であり、
その被覆固定板を上記の建築用パネルの裏打材に貼り付け固定するとともにその被覆板により、その建築用パネルの切込端や切断端を覆うことを手段とする吸水防止壁構造である。
上記のような、この発明による吸水防止壁構造と吸水防止建築用パネルには、次のような効果がある。
A.この発明による吸水防止壁構造と吸水防止建築用パネルには、雨水が建築用パネルの裏面紙と釘打片との隙間や切込端や切断端から発泡合成樹脂に吸収されることによる次の問題による物性の低下を防止する効果があり、
a.雨水が発泡合成樹脂のセルに入り、その事により裏面紙等により雨水の蒸発が妨げられて雨水が長期滞留し、
b.雨水が発泡合成樹脂のセルに入ることにより、断熱性能を担う空気層が減少し断熱性能が低下する、
c.また、金属板の裏面に長期滞留する雨水により、金属板の錆が発生する、
d.そして、雨水による湿潤と乾燥による裏面紙等の収縮により、金属パネルがそり美観が低下する、
等の問題の発生が防止できる。
B.建築用パネルの切込端や切断端を被覆材により覆う場合、次の効果があり、
a.建築用パネルを縦張り施工する場合には、
イ.建築用パネルの前面基部を伝って流れる雨水が切断端に回り込み、毛細管現象により発泡合成樹脂に吸収されることや、
ロ.建築用パネルの切断端が、水切の流水面に流れて溢れた雨水や、風に吹き付けられた雨水に触れて、毛細管現象により発泡合成樹脂に吸収され、
ハ.その事を防止するため、切断端の裏打材を施工現場において切り取ることが行われている、
ニ.切断端を被覆材により覆うことにより、施工現場での切断端の裏打材の切り取り作業が不要となり施工性が向上し、
b.被覆材が塗装による被覆膜の場合は、ラインでの生産が容易になり、コストも低くなり、
c.被覆材が粘着テープや裏面紙からなる被覆紙の場合は、
イ.ラインでの生産が比較的に容易になり、設備投資も少なくなり、
ロ.耐水性の欠陥の無い被覆材が作りやすくなり、
d.被覆材が金属板や合成樹脂板からなる被覆板の場合は、
イ.被覆板の耐久性が向上し、
ロ.建築用パネルを縦張り施工する場合には、、裏打材の目隠しとして、切断端を上向きに開口する孔付見切縁等により覆うことが行われているが、
ハ.孔付見切縁内に泥汚れが溜まって詰まり、孔付見切縁内に溜まった雨水が、切断端から毛細管現象により発泡合成樹脂に吸収され問題があるが、
ニ.被覆板が耐久性があるため、孔付見切縁内が不要になり、施工性が向上し、孔付見切縁内に溜まった雨水による金属板の腐食等が防止し壁の耐久性が向上し、
ホ.施工現場において必要な片側の切断端に施工すれば良く、無駄が省け、
ヘ.建築用パネルの切断端の端面形状に合った変形しない被覆板が得られて、被覆性能が向上する。
C.長尺の建築用パネルの切込端や切断端と他の建築用パネルの切込端や切断端とを接続部材により接続し、前記の被覆材により建築用パネルの切断端を覆う場合、次の効果があり、
a.接続部材と被覆材との相乗効果により吸水防止性能が向上し、
b.接続部材により被覆材が保護されて、
イ.塗装による被覆膜や、粘着テープや裏面紙からなる被覆紙などの比較的に耐久性の弱い被覆材も利用可能になり、
ロ.コストが低下し、
c.また、現場においての塗装や粘着テープや裏面紙等の貼り付けなどの、施工も見栄えを気にしなくてよくなり、施工性が向上する。
D.長尺の建築用パネルの切込端や切断端と他の建築用パネルの切込端や切断端とを接続部材により接続し、接続部材に取り付けた、表面側に鋭角的に分岐する軟質合成樹脂による複数の薄板の封止片により、建築用パネルの切込端や切断端を覆う場合、次の効果があり、
a.接続部材に取り付けた封止片は、表面側に鋭角的に分岐する軟質合成樹脂による薄板であるため、
イ.屋外から風圧と共に雨水が侵入した場合でも、風圧により封止片が建築用パネルの切込端や切断端に柔軟に接触して密着する方向に押されて、それらの切込端や切断端を密接して覆い、
ロ.吸水防止性能が向上し、
b.また封止片は複数の薄板によるため、
イ.建築用パネルの前面基部と接続部材との隙間から侵入した雨水が、封止片と次の封止片との間の空間を伝って、雨水が排除され、
ロ.より吸水防止性能が向上し、
c.また、接続部材が釘打材とその釘打材に差し込み施工する被覆材との組材であり、その釘打材に封止片を取り付けた場合は、
イ.建築用パネルの切込端や切断端が封止片に接触する状況を確認しながら施工可能になり、
ロ.施工性が向上するとともに、施工の信頼性が向上し、
d.また、接続部材が釘打材とその釘打材に差し込み施工する被覆材との組材であり、その被覆材に封止片を取り付けた場合は、
イ.建築用パネルの施工中に、切込端や切断端が封止片を、押しつぶしたり、引きちぎったりトラブルが無く施工可能になり、
ロ.施工性が向上し、
e.また、接続部材が釘打材とその釘打材に差し込み施工する被覆材との組材以外の、端封止縁に封止片を取り付けた場合は、
イ.壁下地の様々な施工の誤差により生じる、壁下地の垂直からのずれに応じた、位置に封止縁を取り付けることが可能になり、
ロ.建築用パネルの切込端や切断端が封止片に接触する状況を一定にすることが可能になり、切込端や切断端と封止片との間が、
ハ.開きすぎて封止片が覆えなくなったり、
ニ.狭くなりすぎて封止片が詰まりすぎて、雨水を排除する空間が無くなったりして、
ホ.吸水防止性能が低下することを防止し、吸水防止性能が向上する。
E.表面材と裏面紙との隙間からの吸水を防止する手段を備える、吸水防止建築用パネルの場合は、次の効果があり、
a.建築用パネルを横張りした壁面の裏面側に、次のようにして入り込んだ雨水が、
イ.建築用パネルの嵌合溝と差込片との隙間から入り込んだ雨水が、風圧に押されて釘打片を乗り越えることや、
ロ.建築用パネルの接続部の雨仕舞の不備により、雨水が侵入すること等により、
ハ.建築用パネルの裏面を伝って、表面材と裏面紙との隙間に溜まり広がった雨水が裏面材の発泡合成樹脂に染みこみ、
b.建築用パネルの全長に亘って吸水による物性の低下が発生する問題を、次のようにして防止し、
イ.建築用パネルの裏面側に入り込んだ雨水が、表面材と裏面紙との隙間に入らず、裏面材の発泡合成樹脂に吸水されずに、
ロ.さらに、裏面紙を伝って下方の建築用パネルに伝わり、それを繰り返して、壁面の下方から排出される。
F.吸水防止建築用パネルの次の各々の場合は、次の効果があり、
a.建築用パネルの裏面紙と釘打片との隙間を粘着テープを重ねて塞ぐ場合は、
イ.ラインでの生産が比較的に容易になり、設備投資も少なくなり、
ロ.吸水防止の欠陥の無い吸水防止建築用パネルが作りやすくなり、
b.建築用パネルの裏面紙を延長して釘打片の先端を覆う場合は、
イ.建築用パネルの施工時に裏面が全て裏面紙で覆われた、壁面の裏面の美観が向上し、
c.建築用パネルの裏面紙を接着剤により釘打片に連続して接着する場合は、
イ.ラインでの生産が容易になり、設備投資も少なくなる。
G.窓枠の上に水切と孔付見切縁、窓枠の脇と窓枠の下に見切縁を施工し、それらの見切縁の間を隅角被覆で覆い、建築用パネルに切り込みを入れた切込端を被覆材で覆う場合、次の効果があり、
a.窓廻部の納めは、
イ.連続した建築用パネル群の中に、矩形の窓枠を納めるため、建築用パネルに垂直と水平に交差する切り込みを入れる建築用パネルの現場加工と、その切込端を納める複雑な施工が必要となり、
ロ.窓上から流れてきた雨水を排水し、納まりよく施工することが困難であった、
b.そのため、この発明では、
イ.窓上から流れてきた雨水を、一旦、孔付見切縁により受けて、その見切水抜孔から排水し、
ロ.その排水を、その下方に設けた水切の流水面により受けて、水切面を伝い水切脚から壁組外に排出され、雨仕舞性能が向上し、
ハ.前記の孔付見切縁と、窓枠の脇と窓枠の下に施工した見切縁とを隅角被覆で覆い、納まりよく施工することを可能とし、意匠性が向上し、
ニ.窓枠の周囲に施工するための、建築用パネルの切込端を被覆材で覆い、吸水防止性能が向上し、
ホ.上記した建築用パネルの壁組が、容易に施工可能になる。
A.この発明による金属板は、
a.次に代表される塗装金属板や、
イ.塗装亜鉛メッキ鋼板
ロ.塗装アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板
ハ.塗装ステンレス鋼板
ニ.塗装銅板
ホ.塗装アルミニウム合金板
ヘ.合成樹脂シート張り合わせ金属板
ト.塗装チタン・ニッケル合金板
チ.その他の塗装合金鋼等
b.次に代表される無塗装金属板、
イ.亜鉛メッキ鋼板
ロ.アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板
ハ.ステンレス鋼板
ニ.銅板
ホ.アルミニウム合金板等
ヘ.チタン・ニッケル合金板
ト.その他の合金鋼等
c.それらの金属板に深いエンボス加工を加えた金属板
d.エンボス加工の上に塗装した金属板
e.次に代表されるバネ用板
イ.バネ用ステンレス板
ロ.バネ用炭素鋼板
ハ.バネ用銅合金板等を使用する。
B.この発明に使用される建築用パネルは釘打ち固定には、
a.次に代表される、固定具を使用して、建築用パネルの釘打片を固定し、
イ.セルフドリリングタッピングビス
ロ.釘
ハ.ホッチキス
ニ.木ネジ
ホ.コースレッド等を使用する。
C.この発明に使用される発泡合成樹脂等は、
a.建築用パネルの裏打材には、
イ.次に代表される発泡合成樹脂に
○硬質発泡ウレタン樹脂
○硬質発泡ヌレート樹脂
○発泡フェノール樹脂
○発泡スチレン樹脂等
ロ.次に代表される裏面材を積層している。
○はり合わせアルミニウム箔
○スチールペーパー
○ポリエチコートクラフト紙
○アルミ蒸着紙
○合成樹脂シート等
ハ.前記の金属板と裏面材との間に、それらの発泡合成樹脂を充填し、主に発泡合成樹脂の自己接着性を利用して積層することや、
ニ.また、裏面材を欠いた発泡合成樹脂のみの、裏打材とする事も可能であり、
b.目地組材や出隅組材や端封止縁の封止材には、
イ.次に代表される軟質合成樹脂に
○ポリ塩化ビニル樹脂等
ロ.次に代表されるゴム
○合成ゴム
○天然ゴム等
が使用され、
c.溝密閉材には、
c.溝密閉材には、
イ.次に代表される発泡軟質
○塩ビ独立発泡シール材等
ロ.次に代表されるゴム
○合成ゴム
○天然ゴム等
ハ.次に代表されるホットメルト接着剤
○軟質ホットメルト接着剤
○発泡軟質ホットメルト接着剤等
d.被覆材に合成樹脂板が使用される場合は、
イ.硬質合成樹脂板
ロ.軟質合成樹脂板等が使用される。
発明の実施例について、次の、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、及び実施例5により、図面を参照して説明する。
図1,図2,図3,図4,図5,図6,及び図7は、この発明の実施例1を示すものである。
A.図2に示す、実施例1においての建築用パネル1は、
a.金属板8による長尺の表面材1aを成形して、ほぼ平坦な前面基部1bを形成し、
b.その前面基部1bの一側端を裏面側に折り返して、さらに、クランク状に表面側に折り曲げ、さらに、U字形に表面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した差込片1eを形成し、
c.前面基部1bの他側端に、次のような、嵌合溝1fと、釘打片1gとを形成し、
イ.前記の前面基部1bを、くの字形に裏面側に折り曲げて、さらに、クランク状に裏面側に折り曲げて、そして、裏面側に折り返して、U字形に表面側に折り曲げて、嵌合溝1fを形成し、
ロ.その嵌合溝1fを延長して、先端を表面側に折り返した釘打片1gを形成し、
d.また、成形した表面材1aの裏面側に、裏面紙1iにより覆った、発泡合成樹脂10bによる次のような、裏打材1hを形成し、
イ.裏面紙1iの長手方向に沿う端部である裏紙側端1jから裏面紙1iが、差込片1eから前面基部1b側に続く表面材1aの裏面に沿って曲がり、さらに、その差込片1eと反対方向へ曲がって前面基部1bとほぼ平行となり、
ロ.その差込片1e側の近傍において、クランク状に裏面紙1iの表面側に曲がり、前面基部1bとほぼ平行になり釘打片1g側に続き、
ハ.そして、釘打片1g側において裏面紙1iの裏面側に折れ曲がり、次に、他端の側方の裏紙側端1jまでが、嵌合溝1fの前面基部1b側に続く表面材1aの裏面に沿って曲がり、
ニ.その裏面紙1iと前面基部1bとの間に充填された、発泡合成樹脂10bを覆い、平坦な裏打材1hを形成し、
e.それらの表面材1aと裏打材1hとを切断して、長手方向の両端に切断端1kを形成し、
f.それらの切断端1kを塗料10dにより塗装して、被覆材6としての被覆膜6aにより被覆された切断端1kを形成する。
B.図3に示す、実施例1においての目地組材2は、次のような目地釘打材2aと目地材2iから構成し、
a.その目地釘打材2aは、
イ.長尺の金属板8を成形して、表面側に開口するU字形に折り曲げて、目地嵌合溝2fを形成し、
ロ.その両端を、表面側にクランク状に折り曲げて、さらに、裏面側にくの字形に折り曲げて目地口突起2eを形成し、
ハ.そして、その目地口突起2eを裏面側に鋭角折り曲げて、目地嵌合片2dを形成し、
ニ.その目地嵌合片2dをL字形に表面側に折り曲げて、その途中に次の目地打突起2cを持ち、先端を表面側に折り返した目地釘打片2bを形成し、
○その目地打突起2cは、裏面側に開口する断面半円状の樋状に形成し、
ホ.また、その両側の目地打突起2cまでの目地釘打片2bと目地嵌合片2dとの表面側に、次の目地封止材2gを貼り付けてあり、
○その目地封止材2gは、軟質合成樹脂10aを成形して、
○目地打突起2cまでの目地釘打片2bと目地嵌合片2dとに合わせた、軟質合成樹脂10aによるL字形の目地嵌合片2d側の薄板から、
○表面側に鋭角的に分岐する軟質合成樹脂10aによる薄板の、複数の目地封止片2hが、枝分かれして形成され、
b.その目地材2iは、
イ.長尺の金属板8を成形して、ほぼ平坦で細長い面の両側を裏面側に折り返して、目地面2jを形成し、
ロ.さらに、目地面2jの裏面側の中央において、L字形に表面側に折り曲げて互いに沿わせて、目地差込片2kを形成し、
ハ.その目地差込片2kの両側に、次の構成の目地切起2lを複数形成し、
○その目地切起2lは、目地差込片2kの金属板8を、半裁の船形に形成し、
○その船形は、船縁を目地面2jの反対側に向けて、その船縁側が切断され、金属板8の数倍の段差を形成し、
○その目地差込片2kの両側に交互に突起し、
c.目地組材2の使用状態のとき、
イ.目地釘打材2aの目地嵌合溝2fに、目地材2iの目地差込片2kを差し込み、
ロ.目地材2iの目地差込片2kが、目地釘打材2aの目地口突起2eに挟まれる摩擦力と、
ハ.目地材2iの目地切起2lが、目地釘打材2aの目地口突起2eに引っ掛かる抵抗力とにより装着され、目地組材2を構成する。
C.図1,図4,図5,図6,及び図7に示す、実施例1の壁組7の施工は、
a.複数の柱7b等により構成される、壁下地7aに、
b.壁組7においての、建築用パネル1と他の建築用パネル1との接続部7dの柱7bの上に、
イ.その柱7bに、目地組材2の目地釘打材2aの目地釘打片2bを釘打ち固定し、
c.そのようにして、施工された壁下地7aの上に、次のように複数の建築用パネル1を横張り施工し、
イ.前記の施工された、目地釘打材2aの目地封止材2gの目地封止片2hに、建築用パネル1の、塗料10dによる被覆膜6aにより被覆された切断端1kを押し付けて、建築用パネル1を固定し、
ロ.次に、その固定した建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の切断端1kを目地封止片2hに押し付けながら、後者の建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを壁下地7aの柱7bに釘打ち固定し、
ハ.後者の建築用パネル1の差込片1eに続く略U字形の折り曲げが、前者の建築用パネル1の嵌合溝1fの釘打片1gの向かい側の折り返しの先端に、押し付けられて、それらの間の隙間を密閉し、
ニ.上記を繰り返し、複数の建築用パネル1により目地組材2により区画された一方の壁組7を覆い、
ニ.さらに、目地組材2により区画された他方の壁組7を、上記と同様にして複数の建築用パネル1により覆い、
d.それらの建築用パネル1を施工した、壁組7に固定された目地釘打材2aの目地嵌合溝2fに、目地材2iの目地差込片2kを差し込み施工し、
e.目地釘打材2aにより、次のようにして、目地材2iが固定され、
イ.目地釘打材2aの目地嵌合片2dの目地口突起2eが、目地釘打材2aの目地差込片2kを挟み込むことによる摩擦力と、
ロ.目地釘打材2aの目地嵌合片2dの目地口突起2eが、目地釘打材2aの目地差込片2kの目地切起2lに引っ掛かることによる制動力とにより、
f.前記の、建築用パネル1の接続部7dを、目地材2iの目地面2jにより覆い、壁組7を施工する。
図8,図9,図10,図11,図12,図13,図14,及び図15は、この発明の実施例2を示すものである。
A.図9及び図10に示す、実施例2においての建築用パネル1は、
a.金属板8による長尺の表面材1aを成形して、次のような前面基部1bを形成し、
イ.その前面基部1bは、次の前面部1cと溝部1dとの複数の組み合わせであり、
○その前面部1cは、表面側に開口する断面小半径の円弧で、円弧の両端とその中心とを結ぶ角度が鈍角であり、その両側を、裏面側に開口する断面小半径の円弧で、円弧の両端とその中心とを結ぶ角度がやや鋭角である、樋状に形成し、
○その前面部1cと他の前面部1cとの間に続く溝部1dは、細長い平坦な面の両側を、表面側にくの字形に折り曲げた側壁とによる、樋状の窪みを形成し、
ロ.それらの、前面部1cと溝部1dとの繰り返しにより、両側を前面部1cから裏面側にくの字形に折り曲げて、前面部1cに続く溝部1dの片方の側壁と対称に形成した、前面基部1bとし、
b.その前面基部1bの一側端に、次のような差込片1eを形成し、
イ.その前面基部1bの一側端を裏面側に鋭角的に折り曲げて、さらに、クランク状に表面側に折り曲げ、さらに、裏面側にV字気味のU字形に折り曲げて、その先端を裏面側にV字気味のU字形に折り曲げた差込片1eを形成し、
ロ.その差込片1eの根元のU字形を呈する屈曲部に、軟質合成樹脂10aによる断面が円形で紐状の溝密閉材1lを貼り付けてあり、
c.前面基部1bの他側端に、次のような、嵌合溝1fと、釘打片1gとを形成し、
イ.前記の前面基部1bの他側端を、くの字形に表面側に折り曲げて、さらに、クランク状に裏面側に折り曲げて、そして、裏面側に折り返して、コの字形に表面側に折り曲げて、嵌合溝1fを形成し、
ロ.その嵌合溝1fを延長して、途中に表面側に突起し裏面側に開口する突条を持ち、先端を表面側に折り返した釘打片1gを形成し、
d.また、成形した表面材1aの裏面側に、裏面紙1iにより覆った、発泡合成樹脂10bによる次のような、裏打材1hを形成し、
イ.裏面紙1iの長手方向に沿う端部である裏紙側端1jから裏面紙1iが、差込片1eの折り曲げられた内面から、その差込片1eと反対方向へ曲がって前面基部1bの仮想平均面とほぼ平行となり、
ロ.その差込片1e側の近傍において、クランク状に裏面紙1iの表面側に曲がり、前面基部1bの仮想平均面とほぼ平行になり釘打片1gの裏面に沿い、
ハ.その裏面紙1iと前面基部1bとの間に充填された、発泡合成樹脂10bを覆い、平坦な裏打材1hを形成し、
e.そして、前記の裏面紙1iと同質の幅の狭い被覆材6としての被覆紙6dを、次のように貼り付けて、
イ.その釘打片1gの近傍の建築用パネル1の裏面紙1iの上に、その被覆紙6dの側端を貼り付けて、さらに、釘打片1gの裏面に沿わしてその先端の折返しにも貼り付けし、
f.それらの表面材1aと裏打材1hとを切断して、長手方向の両端に切断端1kを形成し、
g.それらの切断端1kとその近傍の裏面紙1iとを、粘着テープ6eによる被覆材6としての被覆板6bにより被覆する。
B.図11に示す、実施例2においての出隅組材3は、次のような出隅釘打材3aと出隅材3gから構成し、
a.その出隅釘打材3aは、
イ.長尺の金属板8を成形して、表面側に開口するコの字形の両端を表面側にL字形に折り曲げて、出隅嵌合溝3fを形成し、
ロ.さらに両側を、鋭角的に裏面側に折り曲げて、出隅口突起3eを形成し、
ハ.そして、その出隅口突起3eを裏面側に鋭角的に折り曲げて、出隅嵌合片3dを形成し、
ニ.その出隅嵌合片3dをくの字形に表面側に折り曲げて、その途中に次の出隅打突起3cを持ち、先端を表面側に折り返した出隅釘打片3bを形成し、
○その出隅打突起3cは、裏面側に開口する断面半円状の樋状に形成し、
b.その出隅材3gは、
イ.長尺の金属板8を表面側に折り合わせて、出隅差込片3kを形成し、
ロ.その出隅差込片3kの両側に、次の構成の出隅切起3lを複数形成し、
○その出隅切起3lは、出隅差込片3kの金属板8を、半裁の船形に形成し、
○その船形は、船縁側を出隅差込片3kの折り合わせの反対側に向けて、その船縁側が切断され、金属板8の数倍の段差を形成し、
○その出隅差込片3kの両側に交互に突起し、
ハ.その出隅差込片3kの両側を、裏面側に鋭角的に折り曲げて、出隅面3hを形成し、
ニ.その出隅面3hをさらに、裏面側に折り返して、出隅内面3iを形成し、
ホ.その出隅内面3iをさらに、表面側にL字形に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した、出隅止片3jを形成し、
ヘ.また、その両側の出隅止片3jと出隅内面3iとの表面側に、次の出隅封止材3mを貼り付けてあり、
○その出隅封止材3mは、軟質合成樹脂10aを成形して、
○出隅止片3jと出隅内面3iとに合わせた、軟質合成樹脂10aによるL字形の出隅止片3j側の薄板に、
○表面側に鋭角的に分岐する軟質合成樹脂10aによる薄板の、複数の出隅封止片3nが、枝分かれして形成され、
c.出隅組材3の使用状態のとき、
イ.出隅釘打材3aの出隅嵌合溝3fに、出隅材3gの出隅差込片3kを差し込み、
ロ.出隅材3gの出隅差込片3kが、出隅釘打材3aの出隅口突起3eに挟まれる摩擦力と、
ハ.出隅材3gの出隅切起3lが、出隅釘打材3aの出隅口突起3eに引っ掛かる抵抗力とにより装着され、出隅組材3を構成する。
C.図8,図12,図13,図14,及び図15に示す、実施例2の壁組7の施工は、
a.複数の柱7b等により構成される、壁下地7aに、
b.建築用パネル1と他の建築用パネル1との出隅部7eの柱7bに、
イ.その出隅部7eを構成する柱7bの2面に、出隅組材3の出隅釘打材3aの出隅釘打片3bを合わせて釘打ち固定し、
c.そのようにして、施工された壁下地7aと出隅組材3の上に、次のように複数の建築用パネル1を横張り施工し、
イ.前記の施工された、出隅釘打材3aの出隅釘打片3bに、建築用パネル1の、被覆板6bにより被覆された切断端1kを乗せて、その建築用パネル1を固定し、
ロ.次に、その固定した建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを壁下地7aの柱7bに釘打ち固定し、
ハ.後者の建築用パネル1の溝密閉材1lが、前者の建築用パネル1の嵌合溝1fの釘打片1gの向かい側の折り返しの先端に、押し付けられて、それらの間の隙間を密閉し、
ニ.上記を繰り返し、複数の建築用パネル1により出隅組材3により区画された一方の壁組7を覆い、
ホ.さらに、出隅組材3により区画された他方の壁組7を、上記と同様にして複数の建築用パネル1により覆い、
d.それらの建築用パネル1を施工した、壁組7に固定された出隅釘打材3aの出隅嵌合溝3fに、出隅材3gの出隅差込片3kを差し込み施工し、
イ.その出隅材3gの出隅封止材3mの出隅封止片3nを、前記の施工された、複数の建築用パネル1の、粘着テープ6eによる被覆板6bにより被覆された切断端1kに押し付けて、
e.出隅釘打材3aにより、次のようにして、出隅材3gが固定され、
イ.出隅釘打材3aの出隅嵌合片3dの出隅口突起3eが、出隅釘打材3aの出隅差込片3kを挟み込むことによる摩擦力と、
ロ.出隅釘打材3aの出隅嵌合片3dの出隅口突起3eが、出隅釘打材3aの出隅差込片3kの出隅切起3lに引っ掛かることによる制動力とにより、
f.前記の、建築用パネル1の出隅部7eを、出隅材3gの出隅面3hにより覆い、壁組7を施工する。
図16,図17,図18,図19,図20,図21,図22,及び図23は、この発明の実施例3を示すものである。
A.図17及び図18に示す、実施例3においての建築用パネル1は、
a.金属板8による長尺の表面材1aを成形して、次のような前面基部1bを形成し、
イ.その前面基部1bは、次の前面部1cと溝部1dとの複数の組み合わせにより、
○その前面部1cは、細長い平坦な面の両側を、裏面側にくの字形に折り曲げた前面部1cであり、
○その前面部1cと他の前面部1cとの間に続く溝部1dは、細長い平坦な面の両側を、表面側にくの字形に折り曲げた溝部1dを形成し、
ロ.それらの、前面部1cと溝部1dとの繰り返しにより、両側を前面部1cから裏面側にくの字形に折り曲げて、前面部1cに続く溝部1dの片方の側壁と対称に形成した、前面基部1bとし、
b.その前面基部1bの一側端に、次のような差込片1eを形成し、
イ.その前面基部1bの一側端を裏面側に鋭角的に折り曲げて、さらに、クランク状に表面側に折り曲げ、さらに、略U字形に表面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した差込片1eを形成し、
c.前面基部1bの他側端に、次のような、嵌合溝1fと、釘打片1gとを形成し、
イ.前記の前面基部1bの他側端を、くの字形に表面側に折り曲げて、さらに、クランク状に裏面側に折り曲げて、さらに、裏面側に折り返して、略U字形に表面側に折り曲げて、嵌合溝1fを形成し、
ロ.その嵌合溝1fを延長して、途中に表面側に突起し裏面側に開口する突条を持ち、さらに、表面側に僅か鈍角のクランク状に折り曲げて、先端を裏面側に折り返した釘打片1gを形成し、
d.また、成形した表面材1aの裏面側に、裏面紙1iにより覆った、発泡合成樹脂10bによる次のような、裏打材1hを形成し、
イ.裏面紙1iの長手方向に沿う端部である裏紙側端1jが、差込片1eの先端の折り返しに挟まれて、その差込片1eと反対方向へ曲がって前面基部1bの仮想平均面とほぼ平行となり、
ロ.その差込片1e側の近傍において、クランク状に裏面紙1iの表面側に曲がり、前面基部1bの仮想平均面とほぼ平行になり釘打片1gの裏面に沿い、
ハ.裏面紙1iの他方の側端が、釘打片1gの先端の折り返しに挟まれ
ニ.その裏面紙1iと前面基部1bとの間に充填された、発泡合成樹脂10bを覆い、平坦な裏打材1hを形成し、
e.それらの表面材1aと裏打材1hとを切断して、長手方向の両端に切断端1kを形成し、
イ.その切断端1kに、次のような被覆材6としての被覆紙6dを貼り付けて、
ロ.その被覆紙6dは、前記の裏面紙1iと同質であり、
ハ.その切断端1kの端面形状に合わせた被覆紙6dの形状とし、
ニ、その嵌合溝1f側の被覆紙6dは、嵌合溝1fまでで、
ホ.差込片1e側は、前面基部1bを裏面側に鋭角的に折り曲げたクランク状の表面側への折り曲げまでを被覆する。
B.図19に示す、実施例3においての出隅組材3と端封止縁9とは、次のような出隅釘打材3aと出隅材3gと一対の端封止縁9から構成し、
a.その出隅釘打材3aは、
イ.長尺の金属板8を成形して、表面側に開口するコの字形の両端を表面側にL字形に折り曲げて、出隅嵌合溝3fを形成し、
ロ.さらに両側を、鋭角的に裏面側に折り曲げて、出隅口突起3eを形成し、
ハ.そして、その出隅口突起3eを裏面側に鋭角的に折り曲げて、出隅嵌合片3dを形成し、
ニ.その出隅嵌合片3dをくの字形に表面側に折り曲げて、その途中に次の出隅打突起3cを持ち、先端を表面側に折り返した出隅釘打片3bを形成し、
○その出隅打突起3cは、裏面側に開口する断面半円状の樋状に形成し、
b.その出隅材3gは、長尺の金属板8を成形して、
イ.ほぼL字形に裏面側に折り曲げられ、その両側中央を鈍角のクランク状に表側に折り曲げて出隅面3hとし、
ロ.その出隅面3hの両側をナス型に裏面側に折り返して、出隅面3hに重なる出隅内面3iとし、
ロ.出隅面3hの中央屈曲部において、その出隅内面3iを鋭角的に表面側に折り曲げて、両側を合わせて二重とし、一方の金属板8を裏面側に折り返して、他方の金属板8を挟み込み、出隅差込片3kを形成し、
ハ.その出隅差込片3kの両側に、次の構成の出隅切起3lを複数形成し、
○その出隅切起3lは、出隅差込片3kの金属板8を、半裁の船形に形成し、
○その船形は、船縁側を出隅面3hに向けて、その船縁側が切断され、金属板8の数倍の段差を形成し、
○その出隅差込片3kの両側に交互に突起し、
c.出隅組材3の使用状態のとき、
イ.出隅釘打材3aの出隅嵌合溝3fに、出隅材3gの出隅差込片3kを差し込み、
ロ.出隅材3gの出隅差込片3kが、出隅釘打材3aの出隅口突起3eに挟まれる摩擦力と、
ハ.出隅材3gの出隅切起3lが、出隅釘打材3aの出隅口突起3eに引っ掛かる抵抗力とにより装着され、出隅組材3を構成する。
d.また、端封止縁9は、次のような端封止板9aに端封止材9dを貼り合わせてあり、
イ.その端封止板9aは、長尺の金属板8を成形して、次に示すような端釘止板9cを形成し、
ロ.その端釘止板9cは、一方の側端を表面側に折り返し、その折返しから離れた位置を浅いクランク状に表面側に折り曲げて、更に、浅いクランク状に裏面側に折り曲げて、裏面側に開口し、前記の出隅打突起3cの高さ以上の高さの端封止蓋9bを形成し、
ハ.さらに、L字形に表面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折返し、
ニ.また、その端釘止板9cの表面側に貼り付けた、次の端封止材9dは、
○その端封止材9dは、軟質合成樹脂10aを成形して、
○端封止板9aの端封止蓋9bまでに合わせた、軟質合成樹脂10aによる端釘止板9cからL字形に折れ曲がった側の薄板に、
○表面側に鋭角的に分岐する軟質合成樹脂10aによる薄板の、複数の端封止片9eが、枝分かれして形成されている。
C.図16,図20,図21,図22,及び図23に示す、実施例3の壁組7の施工は、
a.複数の柱7b等により構成される、壁下地7aに、
b.建築用パネル1と他の建築用パネル1との出隅部7eの柱7bに、
イ.その出隅部7eを構成する柱7bの2面に、出隅組材3の出隅釘打材3aの出隅釘打片3bを合わせて釘打ち固定し、
ロ.その、両側の出隅釘打片3bに、次のように端封止縁9を止めて、
○出隅釘打片3bの出隅打突起3cに、端封止縁9の端封止蓋9bを被せて、
○出隅釘打材3aの出隅嵌合片3d側に、端封止縁9の端封止材9dを貼り付けた側を配置し、
○端封止縁9の端釘止板9cを釘打ち固定し、
c.そのようにして、施工された壁下地7aと出隅組材3と端封止縁9の上に、次のように複数の建築用パネル1を横張り施工し、
イ.前記の施工された、端封止縁9の端封止材9dの端封止片9eに、建築用パネル1の、被覆紙6dにより被覆された切断端1kを押し付けて、その建築用パネル1を固定し、
ロ.次に、その固定した建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の切断端1kを端封止片9eに押し付けながら、後者の建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを壁下地7aの柱7bに釘打ち固定し、
ハ.後者の建築用パネル1の差込片1eに続く略U字形の折り曲げが、前者の建築用パネル1の嵌合溝1fの釘打片1gの向かい側の折り返しの先端に、押し付けられて、それらの間の隙間を密閉し、
ニ.上記を繰り返し、複数の建築用パネル1により出隅組材3により区画された一方の壁組7を覆い、
ホ.さらに、出隅組材3により区画された他方の壁組7を、上記と同様にして複数の建築用パネル1により覆い、
d.それらの建築用パネル1を施工した、壁組7に固定された出隅釘打材3aの出隅嵌合溝3fに、出隅材3gの出隅差込片3kを差し込み施工し、
e.出隅釘打材3aにより、次のようにして、出隅材3gが固定され、
イ.出隅釘打材3aの出隅嵌合片3dの出隅口突起3eが、出隅釘打材3aの出隅差込片3kを挟み込むことによる摩擦力と、
ロ.出隅釘打材3aの出隅嵌合片3dの出隅口突起3eが、出隅釘打材3aの出隅差込片3kの出隅切起3lに引っ掛かることによる制動力とにより、
f.前記の、建築用パネル1の出隅部7eを、出隅材3gの出隅面3hにより覆い、壁組7を施工する。
図24,図25,図26,図27,図28,図29,及び図30は、この発明の実施例4を示すものである。
A.図25に示す、実施例4においての建築用パネル1は、
a.金属板8による長尺の表面材1aを成形して、次のような前面基部1bを形成し、
イ.その前面基部1bは、次の前面部1cと溝部1dとの複数の組み合わせにより、
○その前面部1cは、細長い平坦な面の両側を、裏面側にくの字形に折り曲げた前面部1cであり、
○その前面部1cと他の前面部1cとの間に続く溝部1dは、細長い平坦な面の両側を、表面側にくの字形に折り曲げた溝部1dを形成し、
ロ.それらの、前面部1cと溝部1dとの繰り返しにより、両側を前面部1cから裏面側にくの字形に折り曲げて、前面部1cに続く溝部1dの片方の側壁と対称に形成した、前面基部1bとし、
b.その前面基部1bの一側端に、次のような差込片1eを形成し、
イ.その前面基部1bの一側端を裏面側に鋭角的に折り曲げて、さらに、クランク状に表面側に折り曲げ、さらに、略U字形に表面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した差込片1eを形成し、
c.前面基部1bの他側端に、次のような、嵌合溝1fと、釘打片1gとを形成し、
イ.前記の前面基部1bの他側端を、くの字形に表面側に折り曲げて、さらに、クランク状に裏面側に折り曲げて、さらに、裏面側に折り返して、略U字形に表面側に折り曲げて、嵌合溝1fを形成し、
ロ.その嵌合溝1fを延長して、途中に表面側に突起し裏面側に開口する突条を持ち、さらに、表面側に折り返した釘打片1gを形成し、
d.また、成形した表面材1aの裏面側に、裏面紙1iにより覆った、発泡合成樹脂10bによる次のような、裏打材1hを形成し、
イ.裏面紙1iの長手方向に沿う端部である裏紙側端1jが、差込片1eの先端の折り返しに挟まれて、その差込片1eと反対方向へ曲がって前面基部1bの仮想平均面とほぼ平行となり、
ロ.その差込片1e側の近傍において、クランク状に裏面紙1iの表面側に曲がり、前面基部1bの仮想平均面とほぼ平行になり釘打片1gの裏面に沿い、
ハ.裏面紙1iの他方の側端が、釘打片1gの先端の折り返しに包むように折返し、
ニ.その裏面紙1iと前面基部1bとの間に充填された、発泡合成樹脂10bを覆い、平坦な裏打材1hを形成し、
e.それらの表面材1aと裏打材1hとを切断して、長手方向の両端に切断端1kを形成し、
イ.施工時に下方となる切断端1kを、次の段落に示す被覆材6を貼り付けて、その被覆板6により被覆する。
B.図26に示す、実施例4においての水切4と被覆材6は、
a.その水切4は、長尺の金属板8を成形して、
イ.平坦な水切面4cから側方に、クランク状に裏面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した水切脚4dを形成し、
ロ.その水切面4cから他の側方に、くの字形に裏面側に折り曲げて、流水面4bを形成し
ハ.その流水面4bを、くの字形に表面側に折り曲げて、その先端を表面側に折り返した、釘打面4aを形成し、
b.その被覆材6は、金属板8あるいは合成樹脂板10cを成形して、
イ.前記の建築用パネル1の前面基部1bの断面形状の凹凸に合わせた、一側端を形成する被覆板6bとし、
ロ.その被覆板6bの他側端を、建築用パネル1の裏面紙1iに合わせて裏面側にL字形に折り曲げて、被覆固定板6fを形成し、
ハ.その被覆固定板6fの裏面側に、両面の粘着テープ6eによる粘着帯6cを貼り付けてあり、
ニ、建築用パネル1を施工する時に、張り始めの位置が施工者に対して左手か右手かにより、被覆固定板6fの折り曲げ方向の異なる、被覆材6の勝手違いが必要になる。
C.図24,図25,図27,図28,図29,及び図30に示す、実施例4の壁組7の施工は、
a.土台部7fの土台7gと、その上に立てられた複数の柱7bと、それらの屋外側の側面に水平に打ち付けられた複数の胴縁7cから構成される、壁下地7aは、
イ.壁組7の土台部7fを構成する土台7gの下方に、2本の胴縁7cを続けて水平に釘打ち固定し、
ロ.また、その上方の胴縁7cは、建築用パネル1の耐風圧強度等の要求される所定間隔において、水平に複数釘打ち固定し、
b.壁組7の土台部7fに、
イ.その土台7gの胴縁7cに前記の水切4を、その釘打面4aを釘打して、水平に固定し、
c.そのようにして、施工された壁下地7aと水切4の釘打面4aの上に、次のように複数の建築用パネル1を縦張り施工し、
イ.施工現場において、建築用パネル1の施工時に下方となる切断端1kを、次のように被覆材6としての被覆板6bを貼り付けて被覆し、
○建築用パネル1の切断端1kの凹凸に、被覆材6の被覆板6bの凹凸を合わせて、
○切断端1kと被覆板6bとの間の隙間をなくして重ね、
○被覆材6の被覆固定板6fの粘着帯6cにより、建築用パネル1の切断端1kの近傍の裏打材1hの裏面紙1iに貼り付けして、
ロ.前記の施工された、水切4の釘打面4aと流水面4bとの角に、建築用パネル1の切断端1kを被覆した、被覆材6の被覆板6bと被覆固定板6eとの角を合わせて、その建築用パネル1を固定し、
ハ.次に、その固定した建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の被覆材6の被覆板6bと被覆固定板6eとの角を、水切4の釘打面4aと流水面4bとの角に合わせながら、後者の建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを壁下地7aの胴縁7cに釘打ち固定し、
ニ.後者の建築用パネル1の差込片1eに続く略U字形の折り曲げが、前者の建築用パネル1の嵌合溝1fの釘打片1gの向かい側の折り返しの先端に、押し付けられて、それらの間の隙間を密閉し、
ホ.上記を繰り返し、複数の建築用パネル1により壁組7を覆い施工する。
図31,図32,図33,図34,図35,図36,図37,図38,及び図39は、この発明の実施例5を示すものである。
A.図33に示す、実施例5においての建築用パネル1は、
a.金属板8による長尺の表面材1aを成形して、ほぼ平坦な前面基部1bを形成し、
b.その前面基部1bの一側端に、次のような差込片1eを形成し、
イ.その差込片1eは、前面基部1bの一側端を裏面側に折り返して、さらに、クランク状に表面側に折り曲げ、さらに、U字形に表面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した差込片1eとして形成し、
c.前面基部1bの他側端に、次のような、嵌合溝1fと、釘打片1gとを形成し、
イ.前記の前面基部1bを、くの字形に裏面側に折り曲げて、さらに、クランク状に裏面側に折り曲げて、そして、裏面側に折り返して、U字形に表面側に折り曲げて、嵌合溝1fを形成し、
ロ.その嵌合溝1fを延長して、先端を表面側に折り返した釘打片1gを形成し、
d.また、成形した表面材1aの裏面側に、裏面紙1iにより覆った、発泡合成樹脂10bによる次のような、裏打材1hを形成し、
イ.裏面紙1iは、その長手方向に沿う端部である裏紙側端1jから、差込片1eから前面基部1b側に続く表面材1aの裏面に沿って曲がり、さらに、その差込片1eと反対方向へ曲がって前面基部1bとほぼ平行となり、
ロ.その差込片1e側の近傍において、クランク状に裏面紙1iの表面側に曲がり、前面基部1bとほぼ平行になり釘打片1g側に続き、
ハ.そして、釘打片1g側において釘打片1gの裏面側にホットメルトにより貼り付けられて、
ニ.その裏面紙1iと前面基部1bとの間に充填された、発泡合成樹脂10bを覆い、平坦な裏打材1hを形成し、
e.それらの表面材1aと裏打材1hとを切断して、長手方向の両端に切断端1kを形成し、
f.また、その建築用パネル1を窓回部7hに施工する場合は、施工現場において建築用パネル1を幅方向や長手方向に切断されて、切込端1mを形成し、
イ.その切込端1mを次の段落に示す、被覆材6により被覆する。
B.図34及び図35に示す、実施例5においての水切4と被覆材6と見切縁5と孔付見切縁5aと隅角被覆5hとは、
a.その水切4は、長尺の金属板8を成形して、
イ.平坦な水切面4cから側方に、クランク状に裏面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した水切脚4dを形成し、
ロ.その水切面4cから他の側方に、くの字形に裏面側に折り曲げて、流水面4bを形成し
ハ.その流水面4bを、くの字形に表面側に折り曲げて、その先端を表面側に折り返した、釘打面4aを形成し、
b.その被覆材6は、長尺の金属板8を成形して、
イ.ほぼ平坦な被覆板6bを形成し、
ロ.その被覆板6bを、裏面側にL字形に折り曲げて、被覆固定板6fを形成し、
ハ.その被覆固定板6fの裏面側に、両面の粘着テープ6eによる粘着帯6cを貼り付けてあり、
c.その見切縁5は、長尺の金属板8を成形して、
イ.平坦な一端を裏面側に折り返した見切片5cを形成し、
ロ.その見切片5cの他端を、裏面側にクランク状に折り曲げて、さらに、表面側にクランク状に折り曲げて、見切係止溝5eを形成し、
ハ.さらに、延長して、その先端を裏面側に折り返した、見切底5dを形成し、
ニ.その見切底5dを裏面側にL字形に折り曲げて、表面側に開口する断面三角形の突条を持ち、先端を裏面側に折り返した、ほぼ平坦な見切釘打片5bを形成し、
ホ.その見切釘打片5bと見切底5dと見切片5cとにより、見切樋5fを構成し、
d.その孔付見切縁5aは、
イ.その見切縁5の見切底5dから見切係止溝5eの両側に亘って、孔を開けた見切水抜孔5gを複数形成し、
e.隅角被覆5hは、金属板8を成形して、
イ.ほぼ直角二等辺三角形の斜辺の中央部を、一回り小さな直角二等辺三角形により、切り欠かれた形状の隅角面5iとし、
ロ.その隅角面5iの、直角を構成する両外辺を、裏面側に半円形に折り曲げて隅角引掛片5jを形成し、
ハ.その隅角引掛片5jの向かい側の隅角面5iを裏面側にL字形に折り曲げ、ほぼ矩形で鈍角なクランク状に裏面側に折り曲げた、隅角押止片5kを形成する。
C.図31,図32,図33,図36,図37,図38,及び図39に示す、実施例5の壁組7の施工は、
a.複数の柱7b等により構成される、壁下地7aの柱7bの屋外側の間に、
イ.窓廻部7hの、次の窓枠7iを取り付け、
ロ.その窓枠7iは、窓廻部7hの下部の窓下枠7lと、その両側から立ち上がる窓縦枠7jと、その上部の窓上枠7kから構成され、
b.壁組7においての、窓枠7iの周囲と柱7bの屋外側の側面に、次のように胴縁7cと、水切4と、見切縁5と、孔付見切縁5aとを施工し、
イ.窓廻部7hの下部の窓下枠7lの下方に胴縁7cを、水平に釘打ち固定し、
ロ.窓廻部7hの上部の窓上枠7kの上方に胴縁7cを、水平に釘打ち固定し、
ハ.窓廻部7hの両側の窓縦枠7jの外側方に胴縁7cを、垂直に釘打ち固定し、
ニ.柱7bの屋外側の側面に幅の狭い胴縁7cを、垂直に釘打ち固定し、
ホ.窓廻部7hの下部の窓下枠7lの下方に、見切縁5の見切底5dを沿わして、その見切釘打片5bを釘打ち固定し、
ヘ.窓廻部7hの両側の窓縦枠7jの外側方に、見切縁5の見切底5dを沿わして、その見切釘打片5bを釘打ち固定し、
ト.窓廻部7hの上部の窓上枠7kの上方に、水切4の流水面4bを乗せて、
○その左右の端部の流水面4bに長手方向に、両側の窓縦枠7jの外側方に施工された見切縁5の断面形状に合わせて切り欠きを入れて、
○また、その水切4の端部は、水切脚4dの見切縁5に当たる部分を切り欠くと共に、水切面4cとその近辺の流水面4bと水切脚4dとを裏面側に折り曲げて、水切面4cの裏側に発生する空間に蓋をして、
○その水切4の釘打面4aを釘打ち固定し、
チ.その固定した水切4の流水面4bの上に、孔付見切縁5aの見切底5dを乗せて、その見切釘打片5bを釘打ち固定し、
c.そのようにして、施工された壁下地7aの上に、次のように複数の建築用パネル1を横張り施工し、
イ.その施工された壁下地7aの上に、水平に建築用パネル1を固定し、
ロ.次に、その固定した建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを壁下地7aの胴縁7cに釘打ち固定し、
ハ.後者の建築用パネル1の差込片1eに続く略U字形の折り曲げが、前者の建築用パネル1の嵌合溝1fの釘打片1gの向かい側の折り返しの先端に、押し付けられて、それらの間の隙間を密閉し、
ニ.上記を繰り返し、複数の建築用パネル1により窓廻部7hより下方の壁組7を覆い、
ホ.そして、建築用パネル1に幅方向と長手方向に次のように切り込みを入れて、切込端1mを形成し、
○その切込端1mは、窓廻部7hの窓下枠7lの下方の見切縁5の見切底5dと、窓廻部7hの窓縦枠7jの外側方の見切縁5の見切底5dとにより、窓廻部7hがないとして施工した場合の建築用パネル1を大きめに切り欠いて形成し、
○それらの幅方向の切込端1mと長手方向の切込端1mに合わせて、前記の被覆材6を切断して、それらの切込端1mを被覆板6bにより覆い、その被覆固定板6fの粘着帯6cにより、それぞれの切込端1mの近傍の建築用パネル1の裏打材1hに固定し、
ヘ.次に、その切込端1mを形成した建築用パネル1を次のように施工し、
○窓廻部7hの下方の建築用パネル1の嵌合溝1fに、切込端1mを形成した建築用パネル1の差込片1eを差し込み、
○その長手方向の切込端1mを、窓廻部7hの下方の見切縁5の見切片5cと見切底5dにより覆い、
○その幅方向の切込端1mを、窓廻部7hの外側方の見切縁5の見切片5cと見切底5dにより覆い、
○その釘打片1gを壁下地7aの胴縁7cに釘打ち固定し、
ト.また、建築用パネル1の幅方向を次のように切り取って、切込端1mを形成し、
○その切込端1mは、窓廻部7hの窓縦枠7jの外側方の見切縁5の見切底5dにより、窓廻部7hがないとして施工した場合の建築用パネル1を大きめに切り取って形成し、
○それらの幅方向の切込端1mに合わせて、前記の被覆材6を切断して、その切込端1mを被覆板6bにより覆い、その被覆固定板6fの粘着帯6cにより、その切込端1mの近傍の建築用パネル1の裏打材1hに固定し、
チ.次に、その切込端1mを形成した建築用パネル1を次のように施工し、
○窓廻部7hの外側方の建築用パネル1の嵌合溝1fに、切込端1mを形成した建築用パネル1の差込片1eを差し込み、
○その幅方向の切込端1mを、窓廻部7hの外側方の見切縁5の見切片5cと見切底5dにより覆い、
○その釘打片1gを壁下地7aの胴縁7cに釘打ち固定し、
○この実施例5より窓縦枠が長い場合は、さらに上記を繰り返す事も可能であり、
○またこの実施例5より窓縦枠が短い場合は、上記を省く場合もあり、
リ.そして、建築用パネル1に幅方向と長手方向に次のように切り込みを入れて、切込端1mを形成し、
○その切込端1mは、窓廻部7hの窓上枠7kの上方の見切縁5の見切底5dと、窓廻部7hの窓縦枠7jの外側方の見切縁5の見切底5dとにより、窓廻部7hがないとして施工した場合の建築用パネル1を大きめに切り欠いて形成し、
○それらの幅方向の切込端1mと長手方向の切込端1mに合わせて、前記の被覆材6を切断して、それらの切込端1mを被覆板6bにより覆い、その被覆固定板6fの粘着帯6cにより、それぞれの切込端1mの近傍の建築用パネル1の裏打材1hに固定し、
ヌ.次に、その切込端1mを形成した建築用パネル1を次のように施工し、
○窓廻部7hの外側方の建築用パネル1の嵌合溝1fに、切込端1mを形成した建築用パネル1の差込片1eを差し込み、
○その長手方向の切込端1mを、窓廻部7hの上方の見切縁5の見切片5cと見切底5dにより覆い、
○その幅方向の切込端1mを、窓廻部7hの外側方の見切縁5の見切片5cと見切底5dにより覆い、
○その釘打片1gを壁下地7aの胴縁7cに釘打ち固定し、
ル.次に、その固定した建築用パネル1の嵌合溝1fに、他の建築用パネル1の差込片1eを差し込み、その釘打片1gを壁下地7aの胴縁7cに釘打ち固定し、
ヲ.上記を繰り返し、窓廻部7hより上方の壁組7を複数の建築用パネル1により覆い、
d.そして、次のように隅角被覆5hを施工し、
イ.窓廻部7hの窓下枠7lの下方の見切縁5の見切片5cと、窓縦枠7jの外側方の見切縁5の見切片5cとの角に、隅角被覆5hの隅角面5iを被せて、
○前者と後者の見切縁5の見切片5cの先端に、隅角被覆5hのそれぞれに対応する隅角引掛片5jを引掛て、
○それぞれの見切縁5の見切係止溝5eに、隅角被覆5hのそれぞれに対応する隅角押止片5kを差し込み、
ロ.前記の水切4の水切面4cの裏側に発生する空間に蓋をした端部と、窓縦枠7jの外側方の見切縁5の見切片5cとの隙間に、隅角被覆5hの隅角面5iを差し込み、窓廻部7hの窓上枠7kの上方の孔付見切縁5aの見切片5cと、窓縦枠7jの外側方の見切縁5の見切片5cとの角に、その隅角被覆5hの隅角面5iを被せて、
○孔付見切縁5aと見切縁5のそれぞれの見切片5cの先端に、隅角被覆5hのそれぞれに対応する隅角引掛片5jを引掛て、
○孔付見切縁5aと見切縁5の見切係止溝5eに、隅角被覆5hのそれぞれに対応する隅角押止片5kを差し込み、施工し、
ハ.上記のようにして、見切縁5や孔付見切縁5aの互いに直交する見切片5cを、隅角被覆5hの隅角引掛片5jと隅角押止片5kとにより挟むことにより、隅角被覆5hを直交する2方向を規制し、隅角引掛片5jが見切片5cに引っ掛かることにより、その2方向に直交する方向も規制し、見切縁5や孔付見切縁5aに隅角被覆5hが挿着される。
壁組の施工状態を示す一部省略水平断面図(実施例1) 建築用パネルを示す一部省略斜視図(実施例1) 目地組材を示す一部省略斜視図(実施例1) 壁組の施工途中の状態を示す一部省略斜視図(実施例1) 壁組の施工途中の状態を示す一部省略拡大斜視図(実施例1) 壁組の施工状態を示す一部省略拡大斜視図(実施例1) 壁組の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例1) 壁組の施工状態を示す一部省略水平断面図(実施例2) 建築用パネルを示す一部省略拡大斜視図(実施例2) 建築用パネルを示す一部省略斜視図(実施例2) 出隅組材を示す一部省略斜視図(実施例2) 壁組の施工途中の状態を示す一部省略斜視図(実施例2) 壁組の施工途中の状態を示す一部省略拡大斜視図(実施例2) 壁組の施工状態を示す一部省略拡大斜視図(実施例2) 壁組の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例2) 壁組の施工状態を示す一部省略水平断面図(実施例3) 建築用パネルを示す一部省略斜視図(実施例3) 建築用パネルを示す一部省略拡大斜視図(実施例3) 出隅組材と端封止縁とを示す一部省略斜視図(実施例3) 壁組の施工途中の状態を示す一部省略斜視図(実施例3) 壁組の施工途中の状態を示す一部省略拡大斜視図(実施例3) 壁組の施工状態を示す一部省略拡大斜視図(実施例3) 壁組の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例3) 壁組の施工状態を示す一部省略垂直断面図(実施例4) 建築用パネルと被覆材とを示す一部省略斜視図(実施例4) 水切と被覆材とを示す一部省略斜視図(実施例4) 壁組の施工途中の状態を示す一部省略斜視図(実施例4) 壁組の施工途中の状態を示す一部省略拡大斜視図(実施例4) 壁組の施工状態を示す一部省略拡大斜視図(実施例4) 壁組の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例4) 壁組の施工状態を示す一部省略垂直断面図(実施例5) 壁組の施工状態を示す一部省略水平断面図(実施例5) 建築用パネルと被覆材とを示す一部省略斜視図(実施例5) 水切と孔付見切縁と被覆材とを示す一部省略斜視図(実施例5) 見切縁と隅角被覆とを示す一部省略斜視図(実施例5) 壁組の施工途中の状態を示す一部省略斜視図(実施例5) 壁組の施工途中の状態を示す一部省略拡大斜視図(実施例5) 壁組の施工状態を示す一部省略拡大斜視図(実施例5) 壁組の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例5)
符号の説明
1 建築用パネル
2 目地組材
3 出隅組材
4 水切
5 見切縁
6 被覆材
7 壁組
8 金属板
9 端封止縁
10 合成樹脂

Claims (4)

  1. 表面材を成形して前面基部と、その側端に差込片と、他側端に嵌合溝と釘打片とを形成し、
    その裏面に裏面紙により覆った、発泡合成樹脂による裏打材を構成する建築用パネルを、複数連続接続し施工する壁構造に関して、
    建築用パネルの施工現場においての切り込みによる端部である切込端や、建築用パネルの長手方向の製造時に置ける端部である切断端を被覆する、
    金属板や合成樹脂板からなる被覆板と、その一端を裏面側にL字形に折り曲げた被覆固定板とを形成する被覆材であり、
    その被覆固定板を上記の建築用パネルの裏打材に貼り付け固定するとともにその被覆板により、その建築用パネルの切込端や切断端を覆うことを特徴とする吸水防止壁構造。
  2. 請求項1記載の吸水防止壁構造において、建築用パネルの切断端と他の建築用パネル切断端とを、接続部材により接続する壁構造に関して、
    請求項1記載の吸水防止壁構造において使用される被覆材の被覆固定板を上記の建築用パネルの裏打材に貼り付け固定するとともにその被覆板により、その建築用パネルの切断端を覆うことを特徴とする吸水防止壁構造。
  3. 請求項1記載の吸水防止壁構造において、建築用パネルの切断端と他の建築用パネル切断端とを、封止片を取り付けた金属板とその金属板に対してL字形に外方に曲げた金属板からなる接続部材により接続する壁構造に関して、
    請求項1記載の吸水防止壁構造において使用される被覆材の被覆固定板を上記の建築用パネルの裏打材に貼り付け固定するとともにその被覆板により、その建築用パネルの切断端を覆い、
    接続部材に取り付けた、表面側に鋭角的に分岐する軟質合成樹脂による複数の薄板の封止片を、
    建築用パネルの切断端を覆ったその被覆板に押し付けることを特徴とする吸水防止壁構造。
  4. 請求項1記載の吸水防止壁構造において使用される被覆材の被覆固定板を建築用パネルの裏打材に貼り付け固定するとともにその被覆板により、その建築用パネルの切込端や切断端を覆われた建築用パネルに関して、
    その裏面紙と釘打片との隙間を粘着テープを重ねて塞ぐ第1の手段か、その裏面紙を延長して釘打片の先端を覆う第2の手段の、
    表面材と裏面紙との隙間からの吸水を防止する何れかの手段の、
    少なくとも1手段を備えることを特徴とする吸水防止建築用パネル。
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