JPH07233621A - 端部構造 - Google Patents
端部構造Info
- Publication number
- JPH07233621A JPH07233621A JP5271694A JP5271694A JPH07233621A JP H07233621 A JPH07233621 A JP H07233621A JP 5271694 A JP5271694 A JP 5271694A JP 5271694 A JP5271694 A JP 5271694A JP H07233621 A JPH07233621 A JP H07233621A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- wall material
- dry wall
- decorative
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 施工が容易で防水性に富む端部構造を得るこ
とである。 【構成】 壁下地αに対し敷目板Ａの固定片１を固定具
βを介して固定し、係合部２の上下に乾式壁材Ｃの端部
を配し、化粧カバーＢの係止片１１を敷目板Ａの係合溝
５に嵌合して係止し、敷目板Ａの係合部２と上下に配し
た乾式壁材Ｃの端部と、カバー片４と乾式壁材Ｃと、化
粧片１０と乾式壁材Ｃとの間の空間を防水性を有する弾
性体Ｄにより閉塞したので弾性体Ｄが第一次防水、第二
次防水として機能し、また、万が一雨水が化粧カバーＡ
内に浸入しても貫通孔１３より外部へ速やかに排出する
ので防水性に優れた端部構造となる。
とである。 【構成】 壁下地αに対し敷目板Ａの固定片１を固定具
βを介して固定し、係合部２の上下に乾式壁材Ｃの端部
を配し、化粧カバーＢの係止片１１を敷目板Ａの係合溝
５に嵌合して係止し、敷目板Ａの係合部２と上下に配し
た乾式壁材Ｃの端部と、カバー片４と乾式壁材Ｃと、化
粧片１０と乾式壁材Ｃとの間の空間を防水性を有する弾
性体Ｄにより閉塞したので弾性体Ｄが第一次防水、第二
次防水として機能し、また、万が一雨水が化粧カバーＡ
内に浸入しても貫通孔１３より外部へ速やかに排出する
ので防水性に優れた端部構造となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は乾式壁材間の防水性を強
化する端部構造に関するものである。
化する端部構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種端部構造としては実公昭
６１−１２０９号公報、実公昭６０−１２８０９号公
報、実開平４−３１６１２号公報、および実開平３
−２９６０７号公報、等が知られている。
６１−１２０９号公報、実公昭６０−１２８０９号公
報、実開平４−３１６１２号公報、および実開平３
−２９６０７号公報、等が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造では連結部にコーキング材を充填し、かつ外壁材を
施工した後に目地部役物を介在させ、次にコーキング材
を充填したものであった。そのため外壁材を縦張りする
ことによって外壁を構成した際に（イ）外壁材間の縦目
地から漏水した水は外壁材下端部、所謂、横目地部に貯
留し、内壁等へ浸水すると共に周囲を腐食する等の欠点
があった。また、（ロ）金属板とプラスチック芯材と面
材とでサンドイッチした複合板では外壁材表面に表面材
の下端部が露出し、錆、あるいは芯材が吸水する等の不
利があった。
構造では連結部にコーキング材を充填し、かつ外壁材を
施工した後に目地部役物を介在させ、次にコーキング材
を充填したものであった。そのため外壁材を縦張りする
ことによって外壁を構成した際に（イ）外壁材間の縦目
地から漏水した水は外壁材下端部、所謂、横目地部に貯
留し、内壁等へ浸水すると共に周囲を腐食する等の欠点
があった。また、（ロ）金属板とプラスチック芯材と面
材とでサンドイッチした複合板では外壁材表面に表面材
の下端部が露出し、錆、あるいは芯材が吸水する等の不
利があった。
【０００４】さらに、（ハ）コーキング材はこの目地等
を完全に閉塞するため大量に、しかも完全に充填する必
要があり、工期の増大とコストアップを招く主因となっ
ていた。また、（ニ）役物の１面を上方の外壁材の表面
に、他の１面を下方の外壁材の表面に、その間を傾斜面
で連結して雨水が内部に漏水しない構造としたため、上
方の外壁材端部が外気に露出しており端部の錆、腐食、
劣化を招き、かつ強い風雨により逆流して外壁材の裏面
へ浸水することもあった。
を完全に閉塞するため大量に、しかも完全に充填する必
要があり、工期の増大とコストアップを招く主因となっ
ていた。また、（ニ）役物の１面を上方の外壁材の表面
に、他の１面を下方の外壁材の表面に、その間を傾斜面
で連結して雨水が内部に漏水しない構造としたため、上
方の外壁材端部が外気に露出しており端部の錆、腐食、
劣化を招き、かつ強い風雨により逆流して外壁材の裏面
へ浸水することもあった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、壁下地に対し敷目板の固定片を固定具
を介して固定し、係合部の上下に乾式壁材の端部を配
し、化粧カバーの係止片を敷目板の係合溝に嵌合して係
止し、敷目板の係合部と上下に配した乾式壁材の端部
と、カバー片と乾式壁材と、化粧片と乾式壁材との間の
空間を防水性を有する弾性体により閉塞したので弾性体
が第一次防水、また、万が一雨水が化粧カバー内に侵入
しても貫通孔より外部へ速やかに排出し、さらに弾性体
が第二次防水としても機能する防水性に優れた端部構造
を提案するものである。
を除去するため、壁下地に対し敷目板の固定片を固定具
を介して固定し、係合部の上下に乾式壁材の端部を配
し、化粧カバーの係止片を敷目板の係合溝に嵌合して係
止し、敷目板の係合部と上下に配した乾式壁材の端部
と、カバー片と乾式壁材と、化粧片と乾式壁材との間の
空間を防水性を有する弾性体により閉塞したので弾性体
が第一次防水、また、万が一雨水が化粧カバー内に侵入
しても貫通孔より外部へ速やかに排出し、さらに弾性体
が第二次防水としても機能する防水性に優れた端部構造
を提案するものである。
【０００６】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る端部構造の
一実施例について詳細に説明する。すなわち、図１は上
記構造の代表例を示す説明図であり、敷目板Ａ、化粧カ
バーＢ、乾式壁材Ｃ、弾性体Ｄ、壁下地α、固定具βよ
りなり、壁下地α上に敷目板Ａを固定し、敷目板Ａの固
定片１上に金属サイディング材、金属板、断熱パネル、
ＡＬＣ板、ＰＣ板、窯業系サイディング材、等の乾式壁
材Ｃの端部を載置して固定し、敷目板Ａに弾性のある化
粧カバーＢを乾式壁材Ｃの厚さに対応して係合し、乾式
壁材Ｃの端部表面間を覆うと共に、敷目板Ａと化粧カバ
ーＢとで乾式壁材Ｃを弾力下で挟持し、かつ乾式壁材Ｃ
の端部表面に漏水した雨水を外部へ排出する構造とした
ものである。
一実施例について詳細に説明する。すなわち、図１は上
記構造の代表例を示す説明図であり、敷目板Ａ、化粧カ
バーＢ、乾式壁材Ｃ、弾性体Ｄ、壁下地α、固定具βよ
りなり、壁下地α上に敷目板Ａを固定し、敷目板Ａの固
定片１上に金属サイディング材、金属板、断熱パネル、
ＡＬＣ板、ＰＣ板、窯業系サイディング材、等の乾式壁
材Ｃの端部を載置して固定し、敷目板Ａに弾性のある化
粧カバーＢを乾式壁材Ｃの厚さに対応して係合し、乾式
壁材Ｃの端部表面間を覆うと共に、敷目板Ａと化粧カバ
ーＢとで乾式壁材Ｃを弾力下で挟持し、かつ乾式壁材Ｃ
の端部表面に漏水した雨水を外部へ排出する構造とした
ものである。
【０００７】さらに説明すると、壁下地αとは主柱、間
柱、胴縁等の躯体からなり、乾式壁材Ｃを釘等の固定具
βを介して固定し、外壁を構成するものである。
柱、胴縁等の躯体からなり、乾式壁材Ｃを釘等の固定具
βを介して固定し、外壁を構成するものである。
【０００８】また、敷目板Ａは図２に示すように、弾性
力に優れ安定した係合力を兼ね備えた合成樹脂の押出品
の１種からなる長尺体で、かつ断面を略クランク状に形
成したものである。すなわち、敷目板Ａは略断面を垂直
な固定片１と固定片１の下端を固定片１の延長線に対し
て鋭角な角度θ1 で傾斜させて屈曲した係合部２と、係
合部２の先端を下方にＬ字状に屈曲した水切り片３と、
水切り片３の先端を下方に延長したカバー片４とからな
り、さらには係合部２内には略Ｕ字状の係合溝５と係合
溝５内に複数の係合爪６を形成したものである。
力に優れ安定した係合力を兼ね備えた合成樹脂の押出品
の１種からなる長尺体で、かつ断面を略クランク状に形
成したものである。すなわち、敷目板Ａは略断面を垂直
な固定片１と固定片１の下端を固定片１の延長線に対し
て鋭角な角度θ1 で傾斜させて屈曲した係合部２と、係
合部２の先端を下方にＬ字状に屈曲した水切り片３と、
水切り片３の先端を下方に延長したカバー片４とからな
り、さらには係合部２内には略Ｕ字状の係合溝５と係合
溝５内に複数の係合爪６を形成したものである。
【０００９】固定片１は図１に示すように、釘等の固定
具βにより壁下地αに固定される部分であると共に、上
部の乾式壁材Ｃを当接する部分である。なお、固定片１
には下方に突出させた弾力性のある雨返し用の防水ヒレ
７を複数形成したものである。また、係合部２は固定片
１の下端をその延長線に対して約８０度〜８５度の角度
で傾斜させて形成したものであり、その上下の乾式壁材
Ｃの端部を当接するガイドとなるものである。さらに係
合部２の内部には略Ｕ字状の係合溝５を形成し、その両
側壁の全面、あるいは部分的に波状、鋸刃状爪等の係合
爪６を形成したもので、後記する化粧カバーＢの係止片
１１を嵌挿し、弾性を利用して係止爪１２と係合爪６と
を嵌合して、敷目板Ａに化粧カバーＢを強固に安定した
形で係止するものである。
具βにより壁下地αに固定される部分であると共に、上
部の乾式壁材Ｃを当接する部分である。なお、固定片１
には下方に突出させた弾力性のある雨返し用の防水ヒレ
７を複数形成したものである。また、係合部２は固定片
１の下端をその延長線に対して約８０度〜８５度の角度
で傾斜させて形成したものであり、その上下の乾式壁材
Ｃの端部を当接するガイドとなるものである。さらに係
合部２の内部には略Ｕ字状の係合溝５を形成し、その両
側壁の全面、あるいは部分的に波状、鋸刃状爪等の係合
爪６を形成したもので、後記する化粧カバーＢの係止片
１１を嵌挿し、弾性を利用して係止爪１２と係合爪６と
を嵌合して、敷目板Ａに化粧カバーＢを強固に安定した
形で係止するものである。
【００１０】水切り片３およびカバー片４は、後記する
化粧カバーＢの貫通孔１３から排出される雨水を速やか
に乾式壁材Ｃの外側に排出し防水性に寄与すると共に、
下側の乾式壁材Ｃの端部とその固定具βを覆い美観性に
寄与するものである。また、係合部２の上側先端には押
さえ突起８、９を形成し、この押さえ突起８、９により
弾性体Ｄが左右にずれないようにするためのものであ
る。この弾性体Ｄは係合部２の下側およびカバー片４の
内側にも介在させるものであり、乾式壁材Ｃとの間を閉
塞し、防水性を向上させるものである。
化粧カバーＢの貫通孔１３から排出される雨水を速やか
に乾式壁材Ｃの外側に排出し防水性に寄与すると共に、
下側の乾式壁材Ｃの端部とその固定具βを覆い美観性に
寄与するものである。また、係合部２の上側先端には押
さえ突起８、９を形成し、この押さえ突起８、９により
弾性体Ｄが左右にずれないようにするためのものであ
る。この弾性体Ｄは係合部２の下側およびカバー片４の
内側にも介在させるものであり、乾式壁材Ｃとの間を閉
塞し、防水性を向上させるものである。
【００１１】弾性体Ｄの素材としては発泡ポリエチレ
ン、クロロプレンゴム、ＥＰＴゴム、合成ゴムビード、
ボンドブレーカー、ＥＰＤＭ等の弾性を有し防水性を発
揮するものからなるものである。
ン、クロロプレンゴム、ＥＰＴゴム、合成ゴムビード、
ボンドブレーカー、ＥＰＤＭ等の弾性を有し防水性を発
揮するものからなるものである。
【００１２】化粧カバー材Ｂは図３（ａ）、図３（ｂ）
（図３のイ−イ線断面図）に示すように金属薄板等の長
尺体で弾力性のある材料を断面Ｌ字状に形成したもので
あり、主に乾式壁材Ｃの下端部、所謂、目地部を含む部
分を覆い、乾式壁材Ｃの下端部表面が変形するのを防止
したり、乾式壁材Ｃの固定を強化する固定具βが乾式壁
材Ｃの表面に露出するのを覆い美観を向上すると共に、
釘頭、乾式壁材Ｃ端縁等の錆、汚れを防止するためのも
のである。勿論、上段の乾式壁材Ｃからの汚れの流れを
下段の乾式壁材Ｃに影響しないようにすること、等の機
能もある。また、敷目板Ａと化粧カバーＢの係合により
弾力下で乾式壁材Ｃの端部を挟持し、固定力を強化する
のに役立つものである。
（図３のイ−イ線断面図）に示すように金属薄板等の長
尺体で弾力性のある材料を断面Ｌ字状に形成したもので
あり、主に乾式壁材Ｃの下端部、所謂、目地部を含む部
分を覆い、乾式壁材Ｃの下端部表面が変形するのを防止
したり、乾式壁材Ｃの固定を強化する固定具βが乾式壁
材Ｃの表面に露出するのを覆い美観を向上すると共に、
釘頭、乾式壁材Ｃ端縁等の錆、汚れを防止するためのも
のである。勿論、上段の乾式壁材Ｃからの汚れの流れを
下段の乾式壁材Ｃに影響しないようにすること、等の機
能もある。また、敷目板Ａと化粧カバーＢの係合により
弾力下で乾式壁材Ｃの端部を挟持し、固定力を強化する
のに役立つものである。
【００１３】さらに具体的に説明すると、化粧カバーＢ
は略断面を垂直な化粧片１０と化粧片１０の下端を鋭角
な角度θ2 （８０〜８５度位）に屈曲した係止片１１
と、係止片１１の先端あるいは先端近傍に形成した係止
爪１２と、係止片１２の根本部分に適宜ピッチで複数個
形成した貫通孔１３とから形成したものである。
は略断面を垂直な化粧片１０と化粧片１０の下端を鋭角
な角度θ2 （８０〜８５度位）に屈曲した係止片１１
と、係止片１１の先端あるいは先端近傍に形成した係止
爪１２と、係止片１２の根本部分に適宜ピッチで複数個
形成した貫通孔１３とから形成したものである。
【００１４】化粧片１０は上部に配設される乾式壁材Ｃ
の下端部および固定具βを被覆し、美観性と防水性を向
上させるものである。係止片１１は敷目板Ａの係合溝５
内に挿入される部分であり、係止片１１の先端には図３
（ｂ）に示すように、ルーバー加工、ハーフピアス加
工、ボタンパンチ加工等で適宜ピッチで突出させて形成
した係止爪１２を形成したものである。係止爪１２は図
１に示すように敷目板Ａの係合爪６と嵌合し、敷目板Ａ
に化粧カバーＢを係止するものである。
の下端部および固定具βを被覆し、美観性と防水性を向
上させるものである。係止片１１は敷目板Ａの係合溝５
内に挿入される部分であり、係止片１１の先端には図３
（ｂ）に示すように、ルーバー加工、ハーフピアス加
工、ボタンパンチ加工等で適宜ピッチで突出させて形成
した係止爪１２を形成したものである。係止爪１２は図
１に示すように敷目板Ａの係合爪６と嵌合し、敷目板Ａ
に化粧カバーＢを係止するものである。
【００１５】さらに係止片１１の根本部分に形成した貫
通孔１３は端部の構造を形成した後で、万一化粧カバー
Ｂ内部に侵入してきた雨水等を速やかに外部に排出する
ためのものであり、水溜まりができないように、化粧片
１０と係止片１１の角度θ2を鋭角に形成したものであ
る。また敷目板Ａの係合部２の屈曲角θ1 ≒θ2 になる
ように形成し、敷目板Ａに化粧カバーＢを係止するとき
に係止し易く、納まりが良いように形成するものであ
る。
通孔１３は端部の構造を形成した後で、万一化粧カバー
Ｂ内部に侵入してきた雨水等を速やかに外部に排出する
ためのものであり、水溜まりができないように、化粧片
１０と係止片１１の角度θ2を鋭角に形成したものであ
る。また敷目板Ａの係合部２の屈曲角θ1 ≒θ2 になる
ように形成し、敷目板Ａに化粧カバーＢを係止するとき
に係止し易く、納まりが良いように形成するものであ
る。
【００１６】また、化粧片１０の先端部を傾斜して傾斜
片１４を形成するものであり、この傾斜片１４と化粧片
１０間に弾性体Ｄを形成するものである。弾性体Ｄは前
記したようなものであり、上部に配設される乾式壁材Ｃ
と化粧カバーＢとの間を閉塞し、第一次防水材として機
能するものである。
片１４を形成するものであり、この傾斜片１４と化粧片
１０間に弾性体Ｄを形成するものである。弾性体Ｄは前
記したようなものであり、上部に配設される乾式壁材Ｃ
と化粧カバーＢとの間を閉塞し、第一次防水材として機
能するものである。
【００１７】また、弾性体Ｄの敷目板Ａ、化粧カバーＢ
への固定には、例えばエポキシ系、アクリル系、ウレタ
ン樹脂系、油性系等の各種接着剤を使用するものであ
る。
への固定には、例えばエポキシ系、アクリル系、ウレタ
ン樹脂系、油性系等の各種接着剤を使用するものであ
る。
【００１８】次に本発明に係る端部構造の施工例につい
て説明する。まずカラー鋼板と裏面材間に合成樹脂発泡
体（プラスチックフォーム）を一体に形成したサンドイ
ッチ構造の乾式壁材Ｃを縦張りして２階建ての外壁を形
成すると仮定する。そこで図１に示すように壁下地α
（ここでは木造の横胴縁）の所定位置、例えば土台から
１０尺の所に横目地を形成するとし、下方の乾式壁材Ｃ
を順次施工する。次に敷目板Ａの係合部２下部とカバー
片４により下方に配設された乾式壁材Ｃの端部を被覆す
るように、敷目板Ａの固定片１を壁下地αに沿って釘等
の固定具βを介して水平方向に固定し、施工する。その
際、係合部２下部とガバー片４裏面に係止した弾性体Ｄ
が乾式壁材Ｃと密着するように施工するものである。
て説明する。まずカラー鋼板と裏面材間に合成樹脂発泡
体（プラスチックフォーム）を一体に形成したサンドイ
ッチ構造の乾式壁材Ｃを縦張りして２階建ての外壁を形
成すると仮定する。そこで図１に示すように壁下地α
（ここでは木造の横胴縁）の所定位置、例えば土台から
１０尺の所に横目地を形成するとし、下方の乾式壁材Ｃ
を順次施工する。次に敷目板Ａの係合部２下部とカバー
片４により下方に配設された乾式壁材Ｃの端部を被覆す
るように、敷目板Ａの固定片１を壁下地αに沿って釘等
の固定具βを介して水平方向に固定し、施工する。その
際、係合部２下部とガバー片４裏面に係止した弾性体Ｄ
が乾式壁材Ｃと密着するように施工するものである。
【００１９】次に上段の乾式壁材Ｃを敷目板Ａの固定片
１上に当接し、固定具βにより順次固定する。その際、
係合部２上部の弾性体Ｄと乾式壁材Ｃの端部が密着する
ように施工するものである。そして化粧カバーＢの係止
片１１を敷目板Ａの係合溝５内に嵌挿し係合爪６と係止
爪１２との嵌合、係止により化粧カバーＡを係止、固定
する。その際、化粧片１０裏面に装着した弾性体Ｄが乾
式壁材Ｃと密着するように施工し、完了するものであ
る。
１上に当接し、固定具βにより順次固定する。その際、
係合部２上部の弾性体Ｄと乾式壁材Ｃの端部が密着する
ように施工するものである。そして化粧カバーＢの係止
片１１を敷目板Ａの係合溝５内に嵌挿し係合爪６と係止
爪１２との嵌合、係止により化粧カバーＡを係止、固定
する。その際、化粧片１０裏面に装着した弾性体Ｄが乾
式壁材Ｃと密着するように施工し、完了するものであ
る。
【００２０】
【その他の実施例】以上説明したのは本発明に係る端部
構造の一実施例にすぎず、敷目板Ａを図４、５図に示す
ように形成することもできる。すなわち、図４（ａ）、
（ｂ）は係合部２を変形した例、（ｃ）、（ｄ）図はカ
バー片４を変形した例、図５（ａ）は固定片１を下方に
延長した延長片１５を形成した例、（ｂ）図はカバー片
４に化粧リブ１６を形成した敷目板Ａの例である。
構造の一実施例にすぎず、敷目板Ａを図４、５図に示す
ように形成することもできる。すなわち、図４（ａ）、
（ｂ）は係合部２を変形した例、（ｃ）、（ｄ）図はカ
バー片４を変形した例、図５（ａ）は固定片１を下方に
延長した延長片１５を形成した例、（ｂ）図はカバー片
４に化粧リブ１６を形成した敷目板Ａの例である。
【００２１】また、図６は化粧カバーＢの変形例であ
り、（ａ）図は係止爪１２を係止片１１の先端を折り返
すことにより形成した例、（ｂ）図は板幅を２重にした
例、（ｃ）図は傾斜片１４を延長してコ字状の嵌挿溝１
７を形成し、この嵌挿溝１７に弾性体Ｄを装着した例、
（ｄ）図は係止爪１２を２段形成した例、（ｅ）図は化
粧片１０の途中に化粧リブ１８を形成した例、（ｆ）図
はアルミニウム合金を押出成形して形成した化粧カバー
Ｂの例である。勿論、これらの敷目板Ａ、化粧カバーＢ
を自由に組み合わせて本発明に係る端部構造とすること
ができるものである。
り、（ａ）図は係止爪１２を係止片１１の先端を折り返
すことにより形成した例、（ｂ）図は板幅を２重にした
例、（ｃ）図は傾斜片１４を延長してコ字状の嵌挿溝１
７を形成し、この嵌挿溝１７に弾性体Ｄを装着した例、
（ｄ）図は係止爪１２を２段形成した例、（ｅ）図は化
粧片１０の途中に化粧リブ１８を形成した例、（ｆ）図
はアルミニウム合金を押出成形して形成した化粧カバー
Ｂの例である。勿論、これらの敷目板Ａ、化粧カバーＢ
を自由に組み合わせて本発明に係る端部構造とすること
ができるものである。
【００２２】
【発明の効果】上述したように本発明に係る端部構造に
よれば、乾式壁材を脳天打ちして係止した釘頭が外装
面に露出せず、乾式壁材端部の変形、特にプラスチック
芯材のサンドイッチ板では凸状を確実に抑制、固定でき
耐風圧も向上する。敷目板の係合部が乾式壁材端をガ
イドできるので施工が容易となる。乾式壁材を施工し
た後に化粧カバーを敷目板に係合するだけで乾式壁材を
挟持できるので、装着が極めて容易である。防水性に
関しては乾式壁材と敷目板のカバー片および化粧カバー
の化粧片との間の弾性体が第一次防水として機能し、敷
目板の係合部と乾式壁材間を閉塞する弾性体が第二次防
水として機能する２重防水構造となる。化粧カバーの
化粧片と係止片との角度を鋭角とし、係止片の根本に貫
通孔を形成したので、化粧カバー内に万一雨水が漏水し
ても、水が内部に溜まることなく貫通孔から外部へ速や
かに排出することができるので、壁下地の腐食を防止す
ると共に、乾式壁材の端部の腐食をも防止できる。乾
式壁材の芯材に合成樹脂発泡体等の吸水性ものを使用す
る場合にでも、芯材が水分を吸収することが全くなく、
乾式壁材の性能を長期に亘って維持できる。等の特徴、
効果がある。
よれば、乾式壁材を脳天打ちして係止した釘頭が外装
面に露出せず、乾式壁材端部の変形、特にプラスチック
芯材のサンドイッチ板では凸状を確実に抑制、固定でき
耐風圧も向上する。敷目板の係合部が乾式壁材端をガ
イドできるので施工が容易となる。乾式壁材を施工し
た後に化粧カバーを敷目板に係合するだけで乾式壁材を
挟持できるので、装着が極めて容易である。防水性に
関しては乾式壁材と敷目板のカバー片および化粧カバー
の化粧片との間の弾性体が第一次防水として機能し、敷
目板の係合部と乾式壁材間を閉塞する弾性体が第二次防
水として機能する２重防水構造となる。化粧カバーの
化粧片と係止片との角度を鋭角とし、係止片の根本に貫
通孔を形成したので、化粧カバー内に万一雨水が漏水し
ても、水が内部に溜まることなく貫通孔から外部へ速や
かに排出することができるので、壁下地の腐食を防止す
ると共に、乾式壁材の端部の腐食をも防止できる。乾
式壁材の芯材に合成樹脂発泡体等の吸水性ものを使用す
る場合にでも、芯材が水分を吸収することが全くなく、
乾式壁材の性能を長期に亘って維持できる。等の特徴、
効果がある。
【図１】本発明に係る端部構造の代表例を示す断面図で
ある。
ある。
【図２】本発明で使用する敷目板の一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図３】本発明で使用する化粧カバーの一例を示す斜視
図である。
図である。
【図４】本発明で使用する敷目板のその他の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図５】本発明で使用する敷目板のその他の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図６】本発明で使用する化粧カバーのその他の実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
Ａ 敷目板 Ｂ 化粧カバー Ｃ 乾式壁材 Ｄ 弾性体 α 壁下地 β 固定具 １ 固定片 ２ 係合部 ３ 水切り片 ４ カバー片 ５ 係合溝 ６ 係合爪 ７ 防水ヒレ ８ 押さえ突起 ９ 押さえ突起 １０ 化粧片 １１ 係止片 １２ 係止爪 １３ 貫通孔 １４ 傾斜片
Claims (1)
- 【請求項１】 略断面を垂直な固定片と該固定片の下端
を固定片の延長線に対して鋭角に傾斜させて屈曲した係
合部と該係合部の先端を下方にＬ字状に屈曲した水切り
片と該水切り片の先端を下方に延長したカバー片とから
なり、前記係合部内には略Ｕ字状の係合溝と該係合溝内
に複数の係合爪を形成した長尺状で合成樹脂材からなる
敷目板と、略断面を垂直な化粧片と該化粧片の下端を化
粧片に対して鋭角で屈曲した係止片と該係止片の先端に
形成した係止爪と、係止片の根本部分に適宜ピッチで形
成した貫通孔とから長尺状に形成した金属製の化粧カバ
ーとを備え、壁下地に対し敷目板の固定片を固定具を介
して固定し、係合部の上下に乾式壁材の端部を配し、化
粧カバーの係止片を敷目板の係合溝に嵌合して係止し、
敷目板の係合部と上下に配した乾式壁材の端部と、カバ
ー片と乾式壁材と、化粧片と乾式壁材との間の空間は防
水性を有する弾性体により閉塞されていることを特徴と
する端部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5271694A JPH07233621A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 端部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5271694A JPH07233621A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 端部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07233621A true JPH07233621A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12922646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5271694A Pending JPH07233621A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 端部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07233621A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012046958A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 金属板の屋内への取付構造 |
| KR200465304Y1 (ko) * | 2010-11-12 | 2013-02-12 | (주)휴그린하이테크 | 건물 외벽의 사이딩 패널 조립구조 |
-
1994
- 1994-02-24 JP JP5271694A patent/JPH07233621A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012046958A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 金属板の屋内への取付構造 |
| KR200465304Y1 (ko) * | 2010-11-12 | 2013-02-12 | (주)휴그린하이테크 | 건물 외벽의 사이딩 패널 조립구조 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07233621A (ja) | 端部構造 | |
| JPH07269087A (ja) | 端部構造 | |
| JP3052904B2 (ja) | 断熱金属パネル | |
| JPH07286377A (ja) | 端部構造 | |
| JPH07317295A (ja) | 端部構造 | |
| KR200227262Y1 (ko) | 건축용 샌드위치 판넬 | |
| JPH07300981A (ja) | 端部構造 | |
| JPH0633589A (ja) | 端部構造 | |
| JPH06136929A (ja) | 水切り構造 | |
| JPH07259318A (ja) | 止 縁 | |
| JPH07292953A (ja) | 端部構造 | |
| JPH06129079A (ja) | 下端部構造 | |
| JP3189234B2 (ja) | 屋根面と壁面の取合部構造 | |
| JPH07286376A (ja) | 端部構造 | |
| JPH07259317A (ja) | 端部構造 | |
| JPH0860837A (ja) | 端部構造 | |
| JPH0941650A (ja) | 端部構造 | |
| JPH07317294A (ja) | 端部構造 | |
| JP3380929B2 (ja) | 防水継手材 | |
| JPS603892Y2 (ja) | 建築用板 | |
| JPH028987Y2 (ja) | ||
| JPH0726669A (ja) | 防水継手材 | |
| JPH0860836A (ja) | 端部構造 | |
| JP3657564B2 (ja) | 建物の外壁防水構造 | |
| JP3453661B2 (ja) | 端部構造 |