JP5507184B2 - 車両用自動開閉装置 - Google Patents

車両用自動開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5507184B2
JP5507184B2 JP2009227178A JP2009227178A JP5507184B2 JP 5507184 B2 JP5507184 B2 JP 5507184B2 JP 2009227178 A JP2009227178 A JP 2009227178A JP 2009227178 A JP2009227178 A JP 2009227178A JP 5507184 B2 JP5507184 B2 JP 5507184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
cable
driving drum
vehicle
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009227178A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011074657A (ja
Inventor
吉隆 浦野
靖 吉田
里司 永元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2009227178A priority Critical patent/JP5507184B2/ja
Publication of JP2011074657A publication Critical patent/JP2011074657A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5507184B2 publication Critical patent/JP5507184B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/60Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators
    • E05F15/603Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors
    • E05F15/632Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for horizontally-sliding wings
    • E05F15/643Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for horizontally-sliding wings operated by flexible elongated pulling elements, e.g. belts, chains or cables
    • E05F15/646Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for horizontally-sliding wings operated by flexible elongated pulling elements, e.g. belts, chains or cables allowing or involving a secondary movement of the wing, e.g. rotational or transversal
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D15/00Suspension arrangements for wings
    • E05D15/06Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
    • E05D15/10Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane movable out of one plane into a second parallel plane
    • E05D15/1042Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane movable out of one plane into a second parallel plane with transversely moving carriage
    • E05D2015/1055Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane movable out of one plane into a second parallel plane with transversely moving carriage with slanted or curved track sections or cams
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME RELATING TO HINGES OR OTHER SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS AND DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION, CHECKS FOR WINGS AND WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05Y2201/00Constructional elements; Accessories therefore
    • E05Y2201/60Suspension or transmission members; Accessories therefore
    • E05Y2201/622Suspension or transmission members elements
    • E05Y2201/644Flexible elongated pulling elements; Members cooperating with flexible elongated pulling elements
    • E05Y2201/654Cables
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME RELATING TO HINGES OR OTHER SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS AND DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION, CHECKS FOR WINGS AND WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05Y2201/00Constructional elements; Accessories therefore
    • E05Y2201/60Suspension or transmission members; Accessories therefore
    • E05Y2201/622Suspension or transmission members elements
    • E05Y2201/644Flexible elongated pulling elements; Members cooperating with flexible elongated pulling elements
    • E05Y2201/658Members cooperating with flexible elongated pulling elements
    • E05Y2201/664Drums

Description

本発明は、車両に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置に関する。
従来から、ワゴン車やワンボックス車の車両では、その車体側部に車両前後方向にスライド式に開閉するスライドドアを設け、車両側方からの乗降や荷物の積み下ろしなどを容易に行い得るようにしている。このようなスライドドアは、通常、手動で開閉操作されるようになっているが、近年では、車両に自動開閉装置を搭載し、この自動開閉装置によりスライドドアを自動的に開閉するようにした車両も多く見受けられる。
このような自動開閉装置としては、車両前後方向からスライドドアに接続されたケーブル(ワイヤ)を車体に固定されたスライドレール(ガイドレール)の両端に配置される反転プーリを介して駆動ユニットに案内し、この駆動ユニットのケースに収容される駆動用ドラムにケーブルを巻き掛け、この駆動用ドラムをケースに取り付けられた電動モータにより回転駆動して、スライドドアをケーブルで引きながら自動開閉動作させるようにしたケーブル式のものが知られている。
ケーブル式の自動開閉装置においては、スライドドアがスライドレールの曲部に案内されて車体の内側に引き込まれるときにケーブルの移動経路長が変化することになるので、この移動経路長の変化を吸収するために、ケーブルに所定の張力を付与するテンショナ機構(張力付与機構)が必要となる。
例えば、特許文献1には、ケース内に設けられた固定プーリと駆動用ドラムとの間に固定プーリの軸心を中心として揺動自在の可動プーリを設け、これらのプーリにケーブルを掛け渡すとともに、スプリング等のばね部材により可動プーリをケーブルの移動経路を増加させる方向に付勢して、当該ケーブルに所定の張力を付与するようにしたテンショナ機構が記載されている。このような自動開閉装置では、駆動ユニットの小型化のために、テンショナ機構の可動プーリとしては小型の平ローラが用いられ、また、ケーブルを小径化することにより案内溝を細くして駆動用ドラムの軸方向寸法を低減するようにしている。
特開平11−91355号公報
特許文献1に示す自動開閉装置では、可動プーリとして用いられる平ローラは、駆動用ドラムの回転に伴うケーブルの引き出し位置の軸方向への変化に対応するために、ケーブルの移動範囲に対応した広い幅に形成されている。そのため、スライドドアを開閉動作中にケーブルに張力変化が生じると、ケーブルが平ローラのフランジの間で暴れて擦れ音を発生する場合がある。
これに対して、この擦れ音を防止するために、平ローラの幅を狭く設定する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、駆動用ドラムの回転に伴ってケーブルの引き出し位置が変化すると、ケーブルが平ローラのフランジに当接して駆動用ドラムと平ローラとの間におけるケーブル角度が大きくなり、ケーブルが駆動用ドラムの案内溝に強く擦れて案内溝の破損やケーブルのコーティング剥がれを生じるおそれがあった。
本発明の目的は、ケーブルの擦れ音を低減し、また、駆動用ドラムの案内溝やケーブルのコーティング剥がれを防止し得るテンショナ機構を備えた車両用自動開閉装置を提供することにある。
本発明の車両用自動開閉装置は、車両に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、前記車両の車体に配置されるケースと、外周面に螺旋状の案内溝を備え、前記ケースに収容される駆動用ドラムと、前記ケースに取り付けられ、前記駆動用ドラムを回転駆動する電動モータと、前記ケースに支持されるプーリホルダと、前記プーリホルダに設けられるプーリ軸に回転自在且つ軸方向に移動自在に支持されるプーリと、一端側において前記駆動用ドラムの案内溝に巻き掛けられ、前記プーリおよび前記ケースに設けられたケーブル出入り部を介して他端が前記開閉体に接続されるケーブルと、前記ケーブルの前記駆動用ドラムから前記プーリを介した前記ケーブル出入り部までのケーブル経路を増加させる方向に前記プーリホルダを付勢するばね部材とを有し、前記プーリは前記ケーブルの前記駆動用ドラムからの引き出し位置が前記駆動ドラムの軸方向へ変化した際に、前記駆動用ドラムからの引き出し位置に応じて前記プーリ軸の軸方向に移動可能であり、前記プーリは、前記ケーブルの直径よりも幅が広い円筒状のガイド面と、該ガイド面の軸方向の両端部に設けられたフランジ部と、を備え、前記プーリホルダには、前記プーリの外周面の一部を覆うカバー部と、前記プーリ軸の軸方向の両端を保持する一対の側壁と、が設けられ、前記カバー部の前記プーリの外周面に対向する内面には、前記一対の側壁の中間部分において前記プーリの周方向に沿って延び、かつ、前記プーリの外周面から離れる方向に凹んだ溝部が設けられ、前記溝部は、前記ケーブルの先端に設けられて前記駆動用ドラムに係止される係止ブロックが、前記プーリの外周面と前記カバー部の内面との間を通過可能な大きさであることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記プーリが前記プーリの軸方向のストローク端まで移動しても、前記フランジ部が前記溝部に達しないことを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記カバー部は前記プーリに対して前記車両の下方側に設けられ、前記溝部には水抜き穴が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、プーリをプーリ軸に軸方向に移動自在に装着するようにしたので、ケーブルの暴れが生じない程度の幅が狭いプーリを用いるようにしても、駆動用ドラムからのケーブルの引き出し位置の変化に応じてプーリを軸方向に移動させて、ケーブルが駆動用ドラムの案内溝に強く擦れること防止することができる。これにより、軸方向の幅が狭いプーリを用いてケーブルの擦れ音を低減しつつ、駆動用ドラムの案内溝やケーブルのコーティング剥がれを防止することができる。
本発明によれば、プーリホルダに設けられるカバー部の内面に、プーリの周方向に沿って延び、かつ、プーリの外周面から離れる方向に凹んだ溝部が設けられており、溝部は、ケーブルの先端に設けられる係止ブロックを、プーリの外周面とカバー部の内面と間を通すことができる大きさに形成されているので、プーリをプーリホルダに装着してユニット化した後にケーブルをプーリに掛け渡すことができる。これにより、この車両用自動開閉装置の組み付け作業を容易にすることができる。
本発明によれば、カバー部の溝部に水抜き穴を設けるようにしたので、ケーブルを伝ってきた雨水等の水がカバー部に落ちても、水抜き穴から水を排出してカバー部に溜まることを防止することができる。
ワンボックスタイプの車両の側面図である。 図1に示すスライドドアの車体への取り付け構造を示す平面図である。 図2に示す駆動ユニットの正面図である。 図3に示す駆動ユニットからケースカバーを取り外した状態を示す正面図である。 図4に示す駆動用ドラムの詳細を示す斜視図である。 ケーブルの先端に設けられる係止ブロックの詳細を示す斜視図である。 テンショナ機構の詳細を示す斜視図である。 プーリホルダへのプーリの装着状態を示す断面図である。 (a)、(b)は、それぞれ駆動用ドラムからのケーブルの引き出し位置の変化に応じたテンショナプーリの軸方向への移動状態を示す説明図である。 テンショナプーリとカバー部との間にケーブルを通した状態を示す断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、テンショナプーリと溝部との位置関係を示す断面図である。 ストッパ爪によりプーリホルダを仮保持位置に保持した状態を示す断面図である。 (a)〜(c)は、それぞれプーリホルダが仮保持位置から解除される様子を示す説明図である。 (a)〜(c)は、それぞれプーリホルダを仮保持位置から解除するときの解除レバーの操作の様子を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示す車両11はワンボックスタイプの乗用車であり、その車体12の側部には開閉体としてのスライドドア13が設けられている。図2に示すように、このスライドドア13はローラアッシー13aを備え、このローラアッシー13aは車体12の側部に固定されたスライドレール(ガイドレール)14に係合している。ローラアッシー13aがスライドレール14に案内されると、スライドドア13は車体12の側部に沿って、図1中に実線で示す全閉位置と2点鎖線で示す全開位置との間で車両前後方向にスライド式に開閉する。また、スライドレール14の車両前方側の部分は車室内側に曲がる引き込み部14aとなっており、ローラアッシー13aが引き込み部14aに案内されることにより、スライドドア13は車体12の側面と同一面に収まるように車体12の車室内側に引き込まれて閉じられるようになっている。
図示はしないが、ローラアッシー13aは、図示する部位(センター部)以外にスライドドア13の前端部の上下部分(アッパー部・ロア部)にも設けられ、これらに対応して車体12の開口部の上下部位にもアッパー部・ロア部に対応するスライドレール14が設けられており、スライドドア13は合計3カ所において車体12に開閉自在に支持されている。
この車両11には、スライドドア13を自動的に開閉するために、車両用自動開閉装置21(以下、開閉装置21とする。)が設けられている。この開閉装置21は所謂ケーブル式となっており、スライドレール14の車両前後方向の略中央部に隣接して車体12の内部に配置される駆動ユニット22と、駆動ユニット22の動力をスライドドア13に伝達するための開側と閉側の一対のケーブル(ワイヤ)23a,23bとを備えている。
図2に示すように、閉側のケーブル23aはスライドレール14の車両前方側の端部に設けられる反転プーリ24aを介して閉側(車両前方側)からローラアッシー13aに導かれており、その一端において当該ローラアッシー13a(スライドドア13)に接続されている。開側のケーブル23bはスライドレール14の車両後方側の端部に設けられる反転プーリ24bを介して開側(車両後方側)からローラアッシー13aに導かれており、その一端において当該ローラアッシー13a(スライドドア13)に接続されている。各ケーブル23a,23bの他端はそれぞれ駆動ユニット22にまで導かれており、駆動ユニット22により閉側のケーブル23aが引かれるとスライドドア13は当該ケーブル23aに牽引されて自動開動作し、駆動ユニット22により開側のケーブル23bが引かれるとスライドドア13は当該ケーブル23bに牽引されて自動閉動作するようになっている。
図3は図2に示す駆動ユニットの正面図であり、図4は図3に示す駆動ユニットからケースカバーを取り外した状態を示す正面図である。また、図5は図4に示す駆動用ドラムの詳細を示す斜視図であり、図6はケーブルの先端に設けられる係止ブロックの詳細を示す斜視図である。
図3、図4に示すように、駆動ユニット22は樹脂製のケース31を備えている。このケース31は駆動ユニット22を構成する各部材ないし機構を支持するフレームとしても機能するものであり、駆動ユニット22はこのケース31において車体12に固定される。
ケース31にはその駆動源となる電動モータ32が取り付けられている。この電動モータ32としては、例えばブラシ付き直流モータなど正逆両方向に回転可能なものが用いられる。図示はしないが、ケース31の内部にはウォームギヤ機構等の減速機構が収容されており、電動モータ32の回転は減速機構により減速されて出力軸33に伝達されるようになっている。また、図示はしないが、減速機構と出力軸33との間には電磁クラッチ等のクラッチ機構が設けられており、スライドドア13が手動により開閉操作されるときには、このクラッチ機構により減速機構と出力軸33との間の動力伝達経路が遮断されるようになっている。
図4に示すように、ケース31には略円筒状のドラム収容室31aが設けられており、このドラム収容室31aには駆動用ドラム34が収容されている。図5に示すように、駆動用ドラム34は外周面に螺旋状の案内溝34aを備えた円柱状に形成されており、その軸心においてドラム収容室31aに突出した出力軸33に固定されている。これにより、駆動用ドラム34は電動モータ32に駆動されてドラム収容室31aの内部で正逆方向に回転するようになっている。
駆動ユニット22に案内された閉側のケーブル23aは駆動用ドラム34の軸方向の一方の端面側から案内溝34aに沿って駆動用ドラム34の外周面に巻き掛けられている。また、図6に示すように、閉側のケーブル23aの先端には四角柱形状に形成された金属製の係止ブロック35がかしめにより固定されており、この係止ブロック35が駆動用ドラム34の軸方向端面に設けられた係止穴34bに係止されることにより、閉側のケーブル23aは、その先端において駆動用ドラム34に固定されるようになっている。同様に、駆動ユニット22に案内された開側のケーブル23bは駆動用ドラム34の軸方向の他方の端面側から案内溝34aに沿って閉側のケーブル23aと同一方向に駆動用ドラム34の外周面に巻き掛けられている。図示はしないが、開側のケーブル23bの先端にも開側のケーブル23aと同様の係止ブロック35が設けられ、この係止ブロック35が駆動用ドラム34の他方の軸方向端面に設けられた係止穴(不図示)に係止されている。このように、各ケーブル23a,23bは、その一端側において駆動用ドラム34の案内溝34aに巻き掛けられるとともに他端においてスライドドア13に接続されている。
ケース31のドラム収容室31aの裏側の部分には基板収容室(不図示)が設けられており、この基板収容室には電動モータ32とクラッチ機構の作動を制御するための制御基板(不図示)が収容されている。制御基板は基板上にCPUやメモリおよび電動モータ32を駆動するための駆動回路等の電子部品が実装された構造となっており、外部接続コネクタ36a,36b等を介して車両11に搭載される図示しないバッテリ等の電源や車室内に配置される開閉スイッチ等に接続される。
運転者等により開閉スイッチが操作されると、電動モータ32が制御基板により制御されて所定の方向に作動する。電動モータ32が作動すると、その回転が減速機構とクラッチ機構とを介して出力軸33に伝達されて駆動用ドラム34が回転し、その回転方向に応じていずれか一方のケーブル23a,23bが駆動用ドラム34に巻き取られて、スライドドア13は当該ケーブル23a,23bに牽引されて自動開閉動作する。また、開閉スイッチの操作方向を切り替えることにより、電動モータ32つまり駆動用ドラム34を正逆回転させて、スライドドア13を開閉両方向に作動させることができる。
ケース31にはドラム収容室31aに隣接してテンショナ収容室31bが設けられており、駆動ユニット22に導かれた閉側のケーブル23aと開側のケーブル23bは、それぞれケース31に設けられるケーブル出入り部31cからテンショナ収容室31bに引き込まれ、当該テンショナ収容室31bを介してドラム収容室31aに案内されるようになっている。
テンショナ収容室31bには、閉側のケーブル23aに所定の張力を付与するための閉側のテンショナ機構41aと、開側のケーブル23bに所定の張力を付与するための開側のテンショナ機構41bとが収容されている。これらのテンショナ機構41a,41bにより各ケーブル23a,23bには所定の張力が付与され、ローラアッシー13aがスライドレール14の引き込み部14aに案内される等して、スライドドア13と駆動用ドラム34との間でケーブル23a,23bの移動経路長に変化が生じても、各ケーブル23a,23bに弛みが生じないようになっている。
なお、ケース31の各ケーブル出入り部31cと各反転プーリ24a,24bとの間には可撓性を有するアウターチューブ42a,42bが連結されており、各ケーブル出入り部31cと各反転プーリ24a,24bとの間においては、各ケーブル23a,23bは対応するアウターチューブ42a,42bに挿通されて当該アウターチューブ42a,42bに沿って移動するようになっている。また、ケース31の開口には樹脂製のケースカバー43が取り付けられ、図3に示すように、ドラム収容室31aやテンショナ収容室31bはこのケースカバー43により閉塞されるようになっている。
次に、テンショナ機構41a,41bの詳細について説明するが、閉側のテンショナ機構41aと開側のテンショナ機構41bとは、左右対称であって基本的な構造は同一となっているので、以下では、開側のテンショナ機構41bについてのみ説明する。
図7はテンショナ機構の詳細を示す斜視図であり、図8はプーリホルダへのプーリの装着状態を示す断面図である。
このテンショナ機構41bは鋼材等により所定の長さ寸法に形成される断面円形のガイド軸51を備えている。図4に示すように、ガイド軸51はその両端においてケース31に支持されて当該ケース31に取り付けられている。これにより、ユニット化されたテンショナ機構41a,41bがテンショナ収容室31bの内部に組み付けられることになる。
ガイド軸51にはプーリホルダ52が装着されている。このプーリホルダ52はホルダ本体部52aとスライド部52bとが樹脂材料により一体に形成された構造となっており、スライド部52bにおいてガイド軸51に装着されている。スライド部52bはガイド軸51に摺動自在に支持されており、これにより、プーリホルダ52はケース31の内部でガイド軸51に沿って直線往復動自在となっている。
プーリホルダ52のホルダ本体部52aは一対の側壁52a1を備えており、これらの側壁52a1の間にはプーリとしてのテンショナプーリ53が保持されている。このテンショナプーリ53としては平ローラが用いられており、外周面には円筒状のガイド面53aと、このガイド面53aの軸方向の両端部に設けられる該ガイド面53aよりも大径の一対のフランジ部53bとを備えている。テンショナプーリ53のガイド面53aの軸方向の幅つまり各フランジ部53bの間隔は、駆動ユニット22の作動時にケーブル23aが張力変化等によりフランジ部53bの間で暴れを生じない程度にケーブル23aの直径よりも大きく(広く)設定されている。
プーリホルダ52のホルダ本体部52aには、両側壁52a1に両端を支持されて金属製のプーリ軸54が装着されており、樹脂により形成されたテンショナプーリ53はその軸心においてプーリ軸54に回転自在に支持されている。また、ホルダ本体部52aの両側壁52a1のプーリ軸54の軸方向の間隔はテンショナプーリ53の軸方向の厚み寸法よりも広く設定されており、テンショナプーリ53は両側壁52a1の間でプーリ軸54に沿って軸方向に移動自在となっている。つまり、テンショナプーリ53はプーリ軸54に回転自在且つ軸方向に移動自在に支持されている。
ケーブル出入り部31cからケース31のテンショナ収容室31bに引き込まれたケーブル23aはテンショナプーリ53に掛け渡され、当該テンショナプーリ53によりその移動方向を約180度変換されて駆動用ドラム34に案内される。
ガイド軸51にはプーリホルダ52に対して軸方向に並ぶとともにプーリホルダ52とケース31のケーブル出入り部31cとの間に位置するように解除レバー55が装着されている。解除レバー55はガイド軸51に当該ガイド軸51の軸心を中心として回動自在に装着されている。なお、解除レバー55の詳細については後述する。
ガイド軸51上つまりガイド軸51の解除レバー55とプーリホルダ52のスライド部52bとの間の部分には、ばね部材としてのスプリング56が僅かに圧縮された状態で装着されている。プーリホルダ52はこのスプリング56のばね力により駆動用ドラム34から離れる方向、つまりケーブル23aがケーブル出入り部31cからテンショナプーリ53を介して駆動用ドラム34に掛け渡されるまでのケーブル経路を増加させる方向に付勢されている。これにより、スプリング56のばね力とケーブル23aの張力とが釣り合う位置にまでテンショナプーリ53がプーリホルダ52とともにガイド軸51に沿ってケーブル23aの径路長を増加させる方向に移動して、ケーブル23aに所定の張力が付与される。
図9(a)、(b)は、それぞれ駆動用ドラムからのケーブルの引き出し位置の変化に応じたテンショナプーリの軸方向への移動状態を示す説明図である。
駆動用ドラム34の案内溝34aは角度αで開口する螺旋状に形成されているので、駆動用ドラム34の回転に伴い、駆動用ドラム34へのケーブル23a,23bの巻き付け位置つまり駆動用ドラム34からのケーブル23a,23bの引き出し位置が軸方向に変化することになる。一方、ケース31に設けられるケーブル出入り部31cは駆動用ドラム34の回転に拘わらず常に駆動用ドラム34の外周面の軸方向中央部に対応した位置にある。そのため、スライドドア13を開閉動作させるために駆動用ドラム34が回転すると、その回転に伴ってケーブル出入り部31cと駆動用ドラム34との間におけるケーブル23a,23bの角度βが変化することになる。駆動用ドラム34の回転に伴ってケーブル23a,23bの角度βが変化すると、テンショナプーリ53が配置される位置におけるケーブル23a,23bの移動経路が軸方向に変化することになるが、本発明の開閉装置21では、前述のように、テンショナプーリ53をプーリ軸54に軸方向に移動自在に設けてケーブル23a,23bの移動経路の変化に追従させるようにしている。
図9に示すように、ケーブル23aは、駆動用ドラム34の軸方向の一端側から引き出されるときには、ケーブル出入り部31cと駆動用ドラム34との間において、ケーブル出入り部31cと駆動用ドラム34の軸方向中央部とを結ぶ方向に対して角度β1で傾斜する。反対に、ケーブル23aは、駆動用ドラム34の軸方向の他端側から引き出されるときには、ケーブル出入り部31cと駆動用ドラム34の軸方向中央部とを結ぶ方向に対して角度β2で傾斜する。
この開閉装置21では、駆動用ドラム34の案内溝34aの開口の角度αを、ケーブル23aの最大角度である角度β1、β2に対して、β1<α/2、β2<α/2の関係となるように設定するようにしている。また、この開閉装置21では、テンショナプーリ53は、ケーブル23aが角度β1となったときにプーリ軸54の軸方向の一端にまで移動してプーリホルダ52の一方の側壁52a1に当接し、ケーブル23aが角度β2となったときにプーリ軸54の軸方向の他端にまで移動してプーリホルダ52の他方の側壁52a1に当接するようにされている。つまり、テンショナプーリ53は、ケーブル23aの傾斜角度、すなわち、駆動用ドラム34の回転によるケーブル23aの駆動用ドラム34への巻き掛け位置の変化に伴うケーブル23aの軸方向への移動範囲に対応した範囲でプーリ軸54に沿って軸方向に移動するようになっている。したがって、駆動用ドラム34の回転に伴ってケーブル23aの角度βが変化しても、ケーブル23aはテンショナプーリ53のフランジ部53bに当接して無理に曲げられることがなく、常にケーブル出入り部31cと駆動用ドラム34との間で直線的に配置されることになる。
これにより、駆動用ドラム34の案内溝34aの開口の角度αとケーブル23aの角度βは、ケーブル23aがテンショナプーリ53により強制的に曲げられて角度βがα/2以上となることがなく、常に、β<α/2の関係に維持されることになる。したがって、テンショナプーリ53として、ケーブル23aの暴れが生じない程度の幅(駆動用ドラム34の回転に伴うケーブル23aの軸方向への移動範囲よりも幅が狭い)のテンショナプーリ53を用いるようにしても、当該テンショナプーリ53の軸方向への移動により、ケーブル23aが駆動用ドラム34の案内溝34aの両側壁に強く当たることを防止して、駆動用ドラム34の案内溝34aの破損やケーブル23aの外面に施された防錆の為のコーティングを保護することができる。
このように、この開閉装置21では、テンショナプーリ53をプーリ軸54に沿って軸方向に移動自在に支持するようにしたので、ケーブル23a,23bの暴れが生じない程度に幅が狭いテンショナプーリ53を用いるようにしても、駆動用ドラム34からのケーブル23a,23bの引き出し位置の変化によってケーブル23a,23bが駆動用ドラム34の案内溝34aに強く擦れること防止することができる。したがって、ケーブル23a,23bの暴れが生じない程度の幅が狭いテンショナプーリ53を用いてケーブル23a,23bの擦れ音を低減しつつ、駆動用ドラム34の案内溝34aやケーブル23a,23bのコーティング剥がれを防止することができる。
また、この開閉装置21では、テンショナプーリ53として平ローラを用いるようにしたので、プーリ溝がV字形となるVローラに対してプーリ外径を小さくすることができる。つまり、Vローラの場合には、ケーブル23a,23bの脱輪を防止するために、プーリ溝のV字の角度を小さくする必要があり、そのため、プーリ外径が大きくなってしまう。しかし、本発明の開閉装置21では、テンショナプーリ53に平ローラを用いるようにしたので、その外径を小さくして、この開閉装置21を小型化することができる。
図7に示すように、ホルダ本体部52aにはテンショナプーリ53のガイド面53aからのケーブル23aの脱落を防止するために、カバー部52a2が一体に設けられている。このカバー部52a2はホルダ本体部52aの両側壁52a1に連なる半円筒状に形成されており、テンショナプーリ53の外周面つまりガイド面53aの周方向の一部の範囲に対向して当該外周面を覆うようになっている。
プーリホルダ52に設けられたカバー部52a2のテンショナプーリ53の外周面に対向する内面には、プーリホルダ52にテンショナプーリ53を装着した後にケーブル23aをテンショナプーリ53に掛け渡すことを可能とするために、その軸方向の中間部分においてテンショナプーリ53の周方向に沿って延びる溝部57が形成されている。
図10はテンショナプーリとカバー部との間にケーブルを通した状態を示す断面図であり、図11(a)、(b)はそれぞれ、テンショナプーリと溝部との位置関係を示す断面図である。
図10に示すように、この溝部57は、カバー部52a2とテンショナプーリ53の外周面との間隔をケーブル23aの先端に設けられた係止ブロック35の厚みよりも大きく拡大させるように、テンショナプーリ53の外周面から離れる方向に凹んで形成されている。つまり、溝部57により、テンショナプーリ53の外周面とカバー部52a2との間には係止ブロック35を通過させることができる幅が確保されている。これにより、プーリホルダ52にテンショナプーリ53を装着した後であっても、係止ブロック35をテンショナプーリ53の外周面と溝部57との間を通して、ケーブル23aをテンショナプーリ53に掛け渡すことができる。
このように、この開閉装置21では、プーリホルダ52のカバー部52a2にテンショナプーリ53の周方向に延びる溝部57を設けるようにしたので、プーリホルダ52にテンショナプーリ53を組み付けた後に、テンショナプーリ53にケーブル23aを掛け渡すことができる。つまり、プーリホルダ52にプーリ軸54によりテンショナプーリ53を組み付けてユニット化した後に、ケーブル23aをテンショナプーリ53に掛け渡すことができる。これにより、テンショナプーリ53へのケーブル23aの掛け渡し作業、つまり開閉装置21の組み付け作業を容易にすることができる。
また、図11に示すように、溝部57は、テンショナプーリ53がプーリ軸54に沿った軸方向の両ストローク端にまで移動しても、そのフランジ部53bが溝部57に達しないようになっている。これにより、係止ブロック35を通過可能な溝部57をカバー部52a2に設けるようにしても、ケーブル23aがフランジ部53bを乗り越えてテンショナプーリ53から脱輪することがない。
図7に示すように、カバー部52a2の溝部57には、当該溝部57に沿って周方向に延びるスリット状の水抜き穴57aが設けられている。駆動ユニット22が車体12に搭載されると、カバー部52a2はテンショナプーリ53に対して車両11の下方側に位置するようになっており、ケーブル23aを伝ってケーブル出入り部31cからケース31内に侵入した雨水等の水がケーブル23aからカバー部52a2に落ちても、この水は水抜き穴57aからカバー部52a2の外に排出され、カバー部52a2、特に溝部57に溜まることがないようにされている。
このように、この開閉装置21では、カバー部52a2の溝部57に水抜き穴57aを設けるようにしたので、ケーブル23aを伝ってきた雨水等の水がカバー部52a2に落ちても、これを水抜き穴57aから排出してカバー部52a2や溝部57に溜まることを防止することができる。これにより、カバー部52a2に溜まった水にケーブル23aが浸されて錆等が発生することが防止される。
図12はストッパ爪によりプーリホルダを仮保持位置に保持した状態を示す断面図であり、図13(a)〜(c)は、それぞれプーリホルダが仮保持位置から解除される様子を示す説明図であり、図14(a)〜(c)は、それぞれプーリホルダを仮保持位置から解除するときの解除レバーの操作の様子を示す説明図である。
この開閉装置21では、駆動ユニット22を車体12に搭載した後に、ケース31から引き出されたケーブル23a,23bをスライドドア13に接続する作業が行われる。このケーブル23a,23bのスライドドア13への接続作業を容易にするために、この開閉装置21では、ケースカバー43にストッパ片61を設け、このストッパ片61に設けられたストッパ爪61aによりテンショナ機構41a,41bをスプリング56が縮められる仮保持位置に仮保持して、ケーブル23a,23bに接続作業のための緩み代を生じさせるようにしている。ケースカバー43には各テンショナ機構41a,41bに対応して一対のストッパ片61が設けられるが、これらは基本的に同一の構造であるので、以下では、テンショナ機構41bに対応したストッパ片61についてのみ説明する。
図3からも解るように、ストッパ片61はケースカバー43の一部をスリット状に区画して一端がケースカバー43に連なる長板状に形成されており、当該ケースカバー43との連結部分を支点としてガイド軸51やプーリホルダ52に接近・離反する方向に弾性変形自在となっている。ストッパ爪61aはストッパ片61の長手方向の略中間部分にケース31の内側に向けて突出して設けられており、プーリホルダ52がスプリング56を縮めた仮保持位置にまで移動するとプーリホルダ52のスライド部52bに係合して、プーリホルダ52を仮保持位置に保持するようになっている。このように、ストッパ片61のストッパ爪61aがプーリホルダ52に係合すると、スプリング56が圧縮状態に保持され、各ケーブル23a,23bのケーブル出入り部31cからテンショナプーリ53を介して駆動用ドラム34に掛け渡されるまでのケーブル経路が短くなり、各ケーブル23a,23bに緩み代が生じることになる。
前述の解除レバー55は、スプリング56を圧縮した仮保持状態とされたプーリホルダ52を、ケーブル23aがスライドドア13へ接続された後に、仮保持状態から解除するために設けられている。解除レバー55は、図13(a)に示すように、その一部がケース31の外部に突出する初期位置と、図13(c)に示すように、ケース31の内部に押し込まれて当該ケース31の内部に収容されるセット位置との間で、ガイド軸51の軸心を中心として回動自在となっている。
図14(a)に示すように、解除レバー55の先端部分には外爪55aが一体に設けられており、解除レバー55が初期位置にあるときには、外爪55aがケースカバー43の縁部に係合して解除レバー55は初期位置に保持される。図14(b)に示すように、外爪55aが押されてケースカバー43の縁部との係合が解除されると、解除レバー55はケース31の内部に向けて押し込み可能な状態となる。
解除レバー55には解除カム55bが一体に設けられており、解除レバー55がケース31内に向けて押し込まれると、図13(b)に示すように、解除カム55bによりストッパ片61がケース31の外側に向けて押されて弾性変形する。これにより、ストッパ爪61aのプーリホルダ52との係合が解除され、図13(c)に示すように、プーリホルダ52はスプリング56が伸びた通常位置に戻ってテンショナ機構41bによりケーブル23aに所定の張力が付与される状態となる。
解除レバー55の根本部分には、ガイド軸51に向けて弾性変形自在の保持片55cが設けられている。この保持片55cの先端は係止面55dとなっており、解除レバー55がセット位置にまで押し込まれると、図14(c)に示すように、この係止面55dがケースカバー43の開口の縁部に設けられた係止面43aに係合して、解除レバー55のセット位置から初期位置への回動が規制される。なお、保持片55cの先端をガイド軸51に向けて押し込むことにより、係止面55dのケースカバー43の係止面43aとの係合を解除して、解除レバー55をセット位置から初期位置に移動させることができる。
解除レバー55がセット位置にセットされると、プーリホルダ52は解除レバー55によりストロークが所定の範囲に規制され、ケーブル23aが過度にケース31から引き出されることが防止される。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態においては、駆動ユニット22を車体12の内部に配置し、各ケーブル23a,23bをスライドドア13に接続するようにしているが、これに限らず、駆動ユニット22をスライドドア13内に配置し、各ケーブル23a,23bをスライドドア13のローラアッシー13aの部位を経由させてスライドレール14の両端部に固定する構造としてもよい。
また、前記実施の形態においては、テンショナプーリ53として平ローラを用いるようにしているが、これに限らず、Vローラを用いるようにしてもよい。
11 車両
12 車体
13 スライドドア(開閉体)
13a ローラアッシー
14 スライドレール
14a 引き込み部
21 車両用自動開閉装置
22 駆動ユニット
23a,23b ケーブル
24a,24b 反転プーリ
31 ケース
31a ドラム収容室
31b テンショナ収容室
31c ケーブル出入り部
32 電動モータ
33 力軸
34 駆動用ドラム
34a 案内溝
34b 係止穴
35 係止ブロック
36a,36b 外部接続コネクタ
41a,41b テンショナ機構
42a,42b アウターチューブ
43 ケースカバー
43a 係止面
51 ガイド軸
52 プーリホルダ
52a ホルダ本体部
52a1 側壁
52a2 カバー部
52b スライド部
53 テンショナプーリ
53a ガイド面
53b フランジ部
54 プーリ軸
55 解除レバー
55a 外爪
55b 解除カム
55c 保持片
55d 係止面
56 スプリング(ばね部材)
57 溝部
57a 水抜き穴
61 ストッパ片
61a ストッパ爪
α、β 角度

Claims (3)

  1. 車両に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、
    前記車両の車体に配置されるケースと、
    外周面に螺旋状の案内溝を備え、前記ケースに収容される駆動用ドラムと、
    前記ケースに取り付けられ、前記駆動用ドラムを回転駆動する電動モータと、
    前記ケースに支持されるプーリホルダと、
    前記プーリホルダに設けられるプーリ軸に回転自在且つ軸方向に移動自在に支持されるプーリと、
    一端側において前記駆動用ドラムの案内溝に巻き掛けられ、前記プーリおよび前記ケースに設けられたケーブル出入り部を介して他端が前記開閉体に接続されるケーブルと、
    前記ケーブルの前記駆動用ドラムから前記プーリを介した前記ケーブル出入り部までのケーブル経路を増加させる方向に前記プーリホルダを付勢するばね部材とを有し、
    前記プーリは前記ケーブルの前記駆動用ドラムからの引き出し位置が前記駆動ドラムの軸方向へ変化した際に、前記駆動用ドラムからの引き出し位置に応じて前記プーリ軸の軸方向に移動可能であり、
    前記プーリは、前記ケーブルの直径よりも幅が広い円筒状のガイド面と、該ガイド面の軸方向の両端部に設けられたフランジ部と、を備え、
    前記プーリホルダには、前記プーリの外周面の一部を覆うカバー部と、前記プーリ軸の軸方向の両端を保持する一対の側壁と、が設けられ、
    前記カバー部の前記プーリの外周面に対向する内面には、前記一対の側壁の中間部分において前記プーリの周方向に沿って延び、かつ、前記プーリの外周面から離れる方向に凹んだ溝部が設けられ、
    前記溝部は、前記ケーブルの先端に設けられて前記駆動用ドラムに係止される係止ブロックが、前記プーリの外周面と前記カバー部の内面との間を通過可能な大きさであることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  2. 請求項1記載の車両用自動開閉装置において、前記プーリが前記プーリの軸方向のストローク端まで移動しても、前記フランジ部が前記溝部に達しないことを特徴とする車両用自動開閉装置。
  3. 請求項2記載の車両用自動開閉装置において、前記カバー部は前記プーリに対して前記車両の下方側に設けられ、前記溝部には水抜き穴が設けられることを特徴とする車両用自動開閉装置。
JP2009227178A 2009-09-30 2009-09-30 車両用自動開閉装置 Active JP5507184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009227178A JP5507184B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 車両用自動開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009227178A JP5507184B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 車両用自動開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011074657A JP2011074657A (ja) 2011-04-14
JP5507184B2 true JP5507184B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=44018914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009227178A Active JP5507184B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 車両用自動開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5507184B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5745466B2 (ja) * 2012-06-21 2015-07-08 近畿車輌株式会社 パンタグラフ支持装置
JP6349634B2 (ja) * 2013-06-25 2018-07-04 アイシン精機株式会社 車両用ドア開閉駆動装置
JP2016006259A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 アイシン精機株式会社 張力付与装置、ドラム装置及び車両用開閉体駆動装置
JP6679249B2 (ja) * 2015-09-04 2020-04-15 シロキ工業株式会社 車両用開閉体の駆動装置
JP6670642B2 (ja) * 2016-03-10 2020-03-25 株式会社ミツバ 開閉体駆動装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192523A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Sharp Corp 多関節指機構
JP2008190125A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Mitsuba Corp 車両用自動開閉装置およびその組付け方法
JP2009019396A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Mitsuba Corp 車両用開閉体の駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011074657A (ja) 2011-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5507184B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JP4806310B2 (ja) 開閉駆動装置
JP6670642B2 (ja) 開閉体駆動装置
WO2014061599A1 (ja) プーリ装置
JP2008184880A (ja) 車両用自動開閉装置
US5809696A (en) Packing mounting structure for vehicle door powered sliding device
JP2007223402A (ja) スライドドア開閉装置
JP5225917B2 (ja) パワースライド装置
US11168500B2 (en) Drive unit
JP2009057773A (ja) 車両用自動開閉装置
JP2009019396A (ja) 車両用開閉体の駆動装置
JP2008208641A (ja) 車両用自動開閉装置
US20200131838A1 (en) Drive unit
JP5363163B2 (ja) パワースライド装置
JP5006841B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JP2009299343A (ja) 車両用自動開閉装置およびその組付け方法
JP5294702B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JP5478932B2 (ja) パワースライド装置
US11970898B2 (en) Drive unit for a sliding closure
JP4491518B2 (ja) スライドドア開閉装置
JP2009293217A (ja) 車両用自動開閉装置
JP5706222B2 (ja) 車両用開閉体の駆動装置
US20220136314A1 (en) Drive unit and method for attaching same
JP2012046989A (ja) 自動開閉装置の駆動ユニット
JP6302681B2 (ja) 車両用開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5507184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150