JP5507055B2 - 積層フィルム - Google Patents

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本発明は、プロテクトフィルムとして用いる積層フィルムに関する。
プロテクトフィルムは、一般に、プラスチック板、アルミニウム板、ステンレス板、ガラス板、塗装鋼板、アルミサッシ、自動車車体等の表面を保護するフィルムであり、輸送・保管・加工時の傷、埃、汚染、腐食等を防止するために使用されている。これまでのプロテクトフィルムは、基材にアクリル粘着剤を塗工してなるプロテクトフィルムが主流を占めている(特許文献1、段落「0004」参照)。
しかし、近年、ディスプレイ製品や家電製品に対して、例えばディスプレイ用レンズなどの工程間輸送用部材として使用されていたプロテクトフィルムは、コストダウンの一番の対象となっている。
そこで最近では、アクリル粘着剤塗工タイプのプロテクトフィルムよりも安価な、共押出しにより製造された「自己粘着プロテクトフィルム」が市場に出回っている。この自己粘着フィルムは、基材層と粘着層を共押出し技術により1回の工程で製造してしまうことから、工程賃が掛からずコスト的に非常に有利とされている。
しかし、コストが安い反面、熱可塑性の粘着樹脂として、主にエチレン−酢酸ビニル共重合体や、スチレン−イソプレン系ゴム、プロピレン−ブタジエン系ゴムなどを採用しているため(特許文献2、段落「0017」参照)、被着体との粘着安定性、環境適性に欠ける等の問題が山積している。
特許3370198号公報 特開2002−173653号公報
本発明が解決しようとする課題は、優れた環境適性を有し、被着体との粘着実績の高いアクリル系粘着樹脂を、共押出し技術により、基材へ積層させた積層フィルムを提供することである。
請求項1に記載の発明は、上記課題を解決するもので、基材層としてのポリオレフィン系樹脂層、層間接着層及びアクリル系粘着樹脂層の三層を共押出してなる積層フィルムであって、前記層間接着層は、酢酸ビニル濃度が20重量%乃至50重量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体を含む樹脂成分で構成されることを特徴とする積層フィルムを要旨とする。
本発明において、ポリオレフィン系樹脂層とアクリル系粘着樹脂層の間の層間接着層は、極性が低いポリオレフィン系樹脂と極性が高いアクリル系粘着樹脂層を接着するために必要なものである。この層間接着層によってアクリル系粘着樹脂層は基材としてのポリオレフィン系樹脂層にしっかり接着され、しかも層間接着層に含まれるエチレン−酢酸ビニル共重合体によって適度の柔軟性が付与され、被着体に貼り付けた後の粘着強度の経時変化が少なく、取り扱い作業性に優れ、しかも優れた環境適性を有し、被着体との粘着実績の高いアクリル系粘着樹脂を用いた積層フィルムが提供される。
層間接着層におけるエチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル濃度は、20重量%乃至50重量%でなければならない。酢酸ビニル濃度が20重量%よりも小さい時は、エチレン−酢酸ビニル共重合体の極性及び柔軟性が小さくなるので望ましくない。又、酢酸ビニル濃度が50重量%を超える時は、ゴム状弾性が高くなり、柔軟性が損なわれるので望ましくない。又、酢酸ビニル濃度は、好ましくは30重量%以上50重量%以下、より好ましくは40重量%以上、50重量%以下である。
本発明において、基材を構成するポリオレフィン系樹脂として、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等の単体、或いはポリプロピレンと低密度ポリエチレンのブレンド物、ポリプロピレンと高密度ポリエチレンのブレンド物を用いることができる。
本発明において、層間接着層を構成するエチレン−酢酸ビニル共重合体を含む樹脂成分は、この樹脂成分100重量部に対して、65重量部以上、100重量部以下のエチレン−酢酸ビニル共重合体と、0重量部上35重量部以下のアクリル系粘着樹脂層を構成するアクリル系粘着樹脂を含む、エチレン−酢酸ビニル共重合体、好ましくはエチレン−酢酸ビニル共重合体とアクリル系樹脂のブレンド樹脂からなる。
エチレン−酢酸ビニル共重合体にアクリル系樹脂を添加することにより、親和性が高くなり、アクリル系粘着樹脂層との接着効果は向上する。但し35重量部を越える添加はポリオレフィン系樹脂層と層間接着層の層間強度が出なくなるので好ましくない。
本発明において、アクリル系粘着樹脂層を構成するアクリル系粘着樹脂は、式A−B−A(式中、A及びBはそれぞれ異なる重合体ブロックを表し、Aはメタクリル酸アルキルエステル単位を示し、Bはアクリル酸アルキルエステル単位を示す)で表されるトリブロック共重合体を含む。
その場合、アクリル系粘着樹脂層を構成するアクリル系粘着樹脂の重合体ブロックAは、炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステル単位であり、重合体ブロックBは炭素数1〜4のアクリル酸アルキルエステル単位である。
この式A−B−Aで表されるトリブロック共重合体の好ましい例として、重合体ブロックAはメタクリル酸メチル重合体ブロックであり、重合体ブロックBはアクリル酸ブチル重合体ブロックである、ポリメタクリル酸メチル−b―ポリアクリル酸nブチル−b−ポリメタクリル酸メチルが挙げられる。
式A−B−Aで表されるトリブロック共重合体のアクリル系粘着樹脂に代えて、式A−B−C(式中、A、B及びCはそれぞれ異なる重合体ブロックを表し、Aはメタクリル酸アルキルエステルを示し、B、Cはアクリル酸アルキルエステル単位を示し、重合体ブロックCは重合体ブロックBとは異なる炭素数のアルキル基を有する)で表されるトリブロック共重合体を含むアクリル系粘着樹脂を使用することができる。
その場合、アクリル系粘着樹脂層を構成するアクリル系粘着樹脂の重合体ブロックAは炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステル単位であり、重合体ブロックBは炭素数1〜4のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単位であり、重合体ブロックCは重合体ブロックBとは異なる炭素数のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単位である。
この式A−B−Cで表されるトリブロック共重合体の好ましい例として、重合体ブロックAはメタクリル酸メチル重合体ブロックであり、重合体ブロックBはアクリル酸ブチル重合体ブロックであり、重合体ブロックCはアクリル酸エチル重合体ブロックである、ポリメタクリル酸メチル−b―ポリアクリル酸nブチル−b―ポリアクリル酸エチルが挙げられる。
重合体ブロックA並びに重合体ブロックB及び重合体ブロックCの重量平均分子量は、必ずしも限定されないが、一般的には、それぞれ3,000〜500,000の範囲にあることが好ましく、3,000〜5,000の範囲にあることがより好ましい。又、トリブロック共重合体全体の平均分子量は、必ずしも限定されないが、一般的には、10,000〜1,000,000の範囲にあることが好ましく、30,000〜500,000の範囲にあることがより好ましく、70,000〜100,000の範囲にあることが更に好ましい。
重合体ブロックAの質量WAと重合体ブロックB及び重合体ブロックCの質量WB,Cの質量比WA/WB,Cは、15/85〜60/40の範囲内にあることが好ましく、25/75〜40/60の範囲内にあることが更に好ましい。その場合、アクリル系粘着樹脂において、重合体ブロックAが多くなるにつれてアクリル系粘着樹脂の粘着性は低下し、重合体ブロックB及び重合体ブロックCが多くなるにつれて粘着性は増加する。
本発明の積層フィルムは、プラスチック板、アルミニウム板、ステンレス板、ガラス板、塗装鋼板、アルミサッシ、自動車車体等の表面を保護し、輸送中に、保管時に及び製造加工時に工程間で半製品を搬送するときの傷、埃、汚染、腐食等を防止するために有効なプロテクトフィルムとして活用し得るものである。
本発明の積層フィルムは、ポリオレフィン系樹脂層、層間接着層及びアクリル系粘着樹脂層の三層を共押出してなる積層フィルムであって、極性が低いポリオレフィン系樹脂と極性が高いアクリル系粘着樹脂層が、酢酸ビニル濃度が20重量%乃至50重量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体を含む層間接着層を介してしっかり接着され、しかも層間接着層に含まれるエチレン−酢酸ビニル共重合体によって適度の柔軟性が付与され、被着体に貼り付けた後の粘着強度の経時変化が少なく、取り扱い作業性に優れ、しかも優れた環境適性を有するという利点を有するものである。しかも本発明の積層フィルムは、共押出し技術により1回の工程で製造するもので、工程賃が掛からずコスト的に非常に有利であるという利点を有する。
図1は本発明の積層フィルムの実施の形態を示す。
図1に示すように、本発明の積層フィルムは、ポリオレフィン系樹脂からなる基材層1、層間接着層2及びアクリル系粘着樹脂層3の三層を共押出してなる積層フィルムである。層間接着層2は、酢酸ビニル濃度が20重量%〜50重量%、好ましくは30重量%以上50重量%以下、より好ましくは40重量%以上、50重量%以下であるエチレン−酢酸ビニル共重合体を含む樹脂成分からなる。この層間接着層2は、ポリオレフィン系樹脂とアクリル系粘着樹脂層3の間に介在して基材に対してアクリル系粘着樹脂層をしっかり接着させる作用をする。
層間接着層における酢酸ビニル濃度は、20重量%乃至50重量%でなければならない。酢酸ビニル濃度が20重量%よりも小さい時は、エチレン−酢酸ビニル共重合体の極性及び柔軟性が小さくなるので望ましくない。又、酢酸ビニル濃度が50重量%を超える時は、ゴム状弾性が高くなり柔軟性が損なわれるので望ましくない。
本発明において、ポリオレフィン系樹脂として、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等の単体、或いはポリプロピレンと低密度ポリエチレンのブレンド物、ポリプロピレンと高密度ポリエチレンのブレンド物を用いることができる。
ポリオレフィン系樹脂の厚みは、30μm〜100μmが望ましい。30μmよりも薄いときはプロテクトフィルムとしての効果(防傷、緩衝効果)を達成することができず、100μmを越えると、オーバースペックとなってしまい、コスト及び環境に対して悪くなる。
オレフィン系樹脂には、必要に応じて光安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、充填剤、滑剤等の各種添加剤を適宜添加することができる。滑剤としては、特にエルカ酸アミドやエチレンビスオレイルアミド、オレイン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド等が有効な材料として挙げられる。紫外線吸収剤として、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸エステル系の紫外線吸収剤を使用することができる。又、光安定剤として、フェノール系、リン系、ヒンダーアミン系の光安定剤を用いることができる。
本発明において、層間接着層を構成するエチレン−酢酸ビニル共重合体を含む樹脂成分は、この樹脂成分100重量部に対して、65重量部以上、100重量部以下のエチレン−酢酸ビニル共重合体と、0重量部以上、35重量部以下のアクリル系粘着樹脂層を構成するアクリル系粘着樹脂を含む、エチレン−酢酸ビニル共重合体、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体とアクリル系樹脂のブレンド樹脂からなる。
エチレン−酢酸ビニル共重合体にアクリル系樹脂を添加することによりアクリル系粘着樹脂層との接着効果は向上する。但し35重量部を越える添加はポリオレフィン系樹脂層と層間接着層の層間強度が出なくなるので好ましくない。
本発明において、アクリル系粘着樹脂は、式A−B−A(式中、A及びBはそれぞれ異なる重合体ブロックを表し、Aはメタクリル酸アルキル単位からなり、Bはアクリル酸アルキルエステル単位からなる。)で表されるトリブロック共重合体を含む。
その場合、アクリル系粘着樹脂層を構成するアクリル系粘着樹脂の重合体ブロックAは炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステル単位であり、重合体ブロックBは炭素数1〜4のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単位であり、重合体ブロックCは重合体ブロックBとは異なる炭素数のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単位である。
この式A−B−Cで表されるトリブロック共重合体の好ましい例として、重合体ブロックAはメタクリル酸メチル重合体ブロックであり、重合体ブロックBはアクリル酸ブチル重合体ブロックであり、重合体ブロックCはアクリル酸エチル重合体ブロックである、ポリメタクリル酸メチル−b―ポリアクリル酸nブチル−b―ポリアクリル酸エチルが挙げられる。
式A−B−Aで表されるトリブロック共重合体のアクリル系粘着樹脂に代えて、式A−B−C(式中、A及びBはそれぞれ異なる重合体ブロックを表し、Aはメタクリル酸アルキルエステルを示し、B、Cはアクリル酸アルキルエステル単位を示し、重合体ブロックCは重合体ブロックBとは異なる炭素数のアルキル基を有する。)で表されるトリブロック共重合体を含むアクリル系粘着樹脂を使用することができる。
その場合、アクリル系粘着樹脂層を構成するアクリル系粘着樹脂の重合体ブロックAは炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステル単位であり、重合体ブロックBは炭素数1〜4のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単位であり、重合体ブロックCは重合体ブロックBとは異なる炭素数のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単位である。
この式A−B−Cで表されるトリブロック共重合体の好ましい例として、重合体ブロックAはメタクリル酸メチル重合体ブロックであり、重合体ブロックBはアクリル酸ブチル重合体ブロックであり、重合体ブロックCはアクリル酸エチル重合体ブロックである、ポリメタクリル酸メチル−b―ポリアクリル酸nブチル−b―ポリアクリル酸エチルが挙げられる。
重合体ブロックA、重合体ブロックB及び重合体ブロックCの重量平均分子量は、必ずしも限定されないが、一般的には、それぞれ3,000〜500,000の範囲にあることが好ましく、3,000〜5,000の範囲にあることがより好ましい。又、トリブロック共重合体全体の平均分子量は、必ずしも限定されないが、一般的には、10,000〜1,000,000の範囲にあることが好ましく、30,000〜500,000の範囲にあることがより好ましく、70,000〜100,000の範囲にあることが更に好ましい。
重合体ブロックAの質量WAと重合体ブロックB及び重合体ブロックCの質量WB,Cの質量比WA/WB,Cは、15/85〜60/40の範囲内にあることが好ましく、25/75〜40/60の範囲内にあることが更に好ましい。その場合、アクリル系粘着樹脂において、重合体ブロックAが多くなるにつれてアクリル系粘着樹脂の粘着性は低下し、重合体ブロックBが多くなるにつれて粘着性は増加する。
アクリル系粘着樹脂は、この樹脂単体で使用することができるが、粘着付与樹脂を含ませることが望ましい。
粘着付与樹脂としては、例えば、脂環族系石油樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、テルペン系樹脂、クマロン・インデン系樹脂、ロジン系樹脂、水素化石油樹脂等を使用することができる。添加量としては、2重量%〜30重量%、好ましくは5重量%〜20重量%程度とする。
アクリル系粘着樹脂には粘着付与樹脂のほかに軟化剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を適宜添加することができる。紫外線吸収剤として、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸エステル系の紫外線吸収剤を使用することができる。
ポリオレフィン系樹脂からなる基材層1、層間接着層2及びアクリル系粘着樹脂層3の三層の共押出は、三層インフレーション共押出製膜機を用いてインフレーション法により行なうことができる。又、前記共押出は、Tダイ法によっても行うことができる。
本発明の積層フィルムは、プラスチック板、アルミニウム板、ステンレス板、ガラス板、塗装鋼板、アルミサッシ、自動車車体等の表面を保護し、輸送中に、保管時に及び製造加工時に半製品をある工程から次の工程に搬送するときに、傷、埃、汚染、腐食等を防止するために有効なプロテクトフィルムとして活用し得るものである。
(1)第一層の材料として、低密度ポリエチレン(密度=0.924g/cm3、MFR=3.8g/10分、融点=110℃、引張弾性率=115MPa)100重量部からなる樹脂組成物を調製した。
(2)第二層の材料として、VA含率(酢酸ビニル濃度)46重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体、三井デュポンポリケミカル(株)製エバフレックスEV45LX(MI=2.5g/10分、密度=0.980g/cm3、VA含率=46重量%)100重量部からなる樹脂組成物を調製した。
(3)第三層の材料として、アクリルエラストマー(株式会社クラレ製、商品名LAポリマーLA2250、MFR=25g/10分(190℃における))100重量部からなるアクリル系粘着樹脂組成物を調製した。
三層インフレーション共押出製膜機を用いて、上記第一層の材料を40μm、第二層の材料を10μm及び第三層の材料を20μの厚さに共押出して、層厚70μmの本発明の積層フィルムを得た。
上記の積層フィルムの被着物に対する粘着力について調べた結果、アクリル鏡面板に対する粘着力は、2.5[N/25mm]であり、SUS304(#280研摩)に対する粘着力は、0.7[N/25mm]であった。尚、粘着力の測定は、JISZ−0237に準拠した方法で行なった。
又、第二層と第三層の層間強度について調べた結果、層間強度は、2.3[N/25mm]と高いことがわかった。尚、層間強度の測定は、50mm/minで行い、一方積層フィルムの被着物に対する粘着力の測定は300mm/minで行っているので、層間強度と積層フィルムの被着物に対する粘着力の単純な比較はできない。
この実施例の積層フィルムを自動車部品の表面に被着させ、輸送テストを行った。その結果、この積層フィルムは、輸送する自動車部品の表面を保護し輸送中の傷、埃、汚染、腐食等を防ぎ、プロテクトフィルムとして有効であることが証明された。
(1)第一層の材料として、低密度ポリエチレン(密度=0.922g/cm3、MFR=1.5g/10分、融点=109℃、引張弾性率=140MPa)50重量部とポリプロピレン(ランダムポリプロピレン:密度=0.900g/cm3、MFR=1.2g/10分、引張弾性率=1120MPa)50重量部を混練して低密度ポリエチレンとポリプロピレンのブレンド物からなる樹脂組成物を調製した。
(2)第二層の材料として、VA含率(酢酸ビニル濃度)46重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体、三井デュポンポリケミカル(株)製エバフレックスEV45LX(MI=2.5g/10分、密度=0.980g/cm3、VA含率=46重量%)100重量部からなる樹脂組成物を調製した。
(3)第三層の材料として、アクリルエラストマー(株式会社クラレ製、商品名LAポリマーLA2250、MFR=25g/10分(190℃における))90重量部とテルペン樹脂10重量部を十分に混練してアクリル系粘着樹脂組成物を調製した。
三層インフレーション共押出製膜機を用いて、上記第一層の材料を40μm、第二層の材料を10μm及び第三層の材料を20μの厚さに共押出して、総厚70μmの本発明の積層フィルムを得た。
上記の積層フィルムの被着物に対する粘着力について調べた結果、アクリル鏡面板に対する粘着力は、2.1[N/25mm]であり、SUS304(#280研摩)に対する粘着力は、0.8[N/25mm]であった。粘着力の測定は、JISZ−0237に準拠した方法で行なった。
又、第二層と第三層の層間強度について調べた結果、層間強度は、2.3[N/25mm]と高いことがわかった。(尚、層間強度の測定は、50mm/minで行い、一方積層フィルムの被着物に対する粘着力の測定は300mm/minで行っているので、層間強度と積層フィルムの被着物に対する粘着力の単純な比較はできない。)
この実施例の積層フィルムを自動車部品の表面に被着させ、輸送テストを行った。その結果、この積層フィルムは、輸送する自動車部品の表面を保護し輸送中の傷、埃、汚染、腐食等を防ぎ、プロテクトフィルムとして有効であることが証明された。
(1)第一層の材料として、低密度ポリエチレン(密度=0.924g/cm3、MFR=3.8g/10分、融点=110℃、引張弾性率=115MPa)100重量部からなる樹脂組成物を調製した。
(2)第二層の材料として、VA含率(酢酸ビニル濃度)46重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体、三井デュポンポリケミカル(株)製エバフレックスEV45LX(MI=2.5g/10分、密度=0.980g/cm3、VA含率=46重量%)70重量部とアクリルエラストマー(株式会社クラレ製、商品名LAポリマーLA2250、MFR=25g/10分(190℃における))30重量部を十分に混練して、エチレン−酢酸ビニル共重合体とアクリルエラストマーからなる樹脂組成物からなる樹脂組成物を調製した。
(3)第三層の材料として、アクリルエラストマー(株式会社クラレ製、商品名LAポリマーLA2250、MFR=25g/10分(190℃))100重量部からなるアクリル系粘着樹脂組成物を調製した。
三層インフレーション共押出製膜機を用いて、上記第一層の材料を40μm、第二層の材料を10μm及び第三層の材料を20μの厚さに共押出して、総厚70μmの本発明の積層フィルムを得た。
上記の積層フィルムの被着物に対する粘着力について調べた結果、アクリル鏡面板に対する粘着力は、2.6[N/25mm]であり、SUS304(#280研摩)に対する粘着力は、0.7[N/25mm]であった。尚、粘着力の測定は、JISZ−0237に準拠した方法で行なった。
又、第二層と第三層の層間強度について調べた結果、層間強度は、測定ができない程の高い強度であることがわかった。尚、層間強度の測定は、50mm/minで行い、一方積層フィルムの被着物に対する粘着力の測定は300mm/minで行っているので、層間強度と積層フィルムの被着物に対する粘着力の単純な比較はできない。
この実施例の積層フィルムを自動車部品の表面に被着させ、輸送テストを行った。その結果、この積層フィルムは、輸送する自動車部品の表面を保護し輸送中の傷、埃、汚染、腐食等を防ぎ、プロテクトフィルムとして有効であることが証明された。
(1)第一層の材料として、低密度ポリエチレン(密度=0.922g/cm3、MFR=1.5g/10分、融点=109℃、引張弾性率=140MPa)50重量部とポリプロピレン(ランダムポリプロピレン:密度=0.900g/cm3、MFR=1.2g/10分、引張弾性率=1120Pa)50重量部を十分に混練して低密度ポリエチレンとポリプロピレンのブレンド物からなる樹脂組成物を調製した。
(2)第二層の材料として、VA含率(酢酸ビニル濃度)46重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体、三井デュポンポリケミカル(株)製エバフレックスEV45LX(MI=2.5g/10分、密度=0.980g/cm3、VA含率=46重量%)70重量部とアクリルエラストマー(株式会社クラレ製、商品名LAポリマーLA2250、MFR=25g/10分(190℃における))30重量部を十分に混練して、エチレン−酢酸ビニル共重合体とアクリルエラストマーからなる樹脂組成物からなる樹脂組成物を調製した。
(3)第三層の材料として、アクリルエラストマー(株式会社クラレ製、商品名LAポリマーLA2250、MFR=25g/10分(190℃))100重量部からなるアクリル系粘着樹脂組成物を調製した。
三層インフレーション共押出製膜機を用いて、上記第一層の材料を40μm、第二層の材料を10μm及び第三層の材料を20μの厚さに共押出して、総厚70μmの本発明の積層フィルムを得た。
上記の積層フィルムの被着物に対する粘着力について調べた結果、アクリル鏡面板に対する粘着力は、2.0[N/25mm]であり、SUS304(#280研摩)に対する粘着力は、0.7[N/25mm]であった。尚、粘着力の測定は、JISZ−0237に準拠した方法で行なった。
又、第二層と第三層の層間強度について調べた結果、層間強度は、測定ができない程の高い強度であることがわかった。(尚、層間強度の測定は、50mm/minで行い、一方積層フィルムの被着物に対する粘着力の測定は300mm/minで行っているので、層間強度と積層フィルムの被着物に対する粘着力の単純な比較はできない。)
この実施例の積層フィルムを自動車部品の表面に被着させ、輸送テストを行った。その結果、この積層フィルムは、輸送する自動車部品の表面を保護し輸送中の傷、埃、汚染、腐食等を防ぎ、プロテクトフィルムとして有効であることが証明された。
本発明の積層フィルムは、プラスチック板、アルミニウム板、ステンレス板、ガラス板、塗装鋼板、アルミサッシ、自動車車体等の表面を保護し、輸送中に、保管時に及び製造加工時に工程間で半製品を搬送するときの傷、埃、汚染、腐食等を防止するために有効なプロテクトフィルムとして活用し得るものである。
本発明の積層フィルムの断面図である。
符号の説明
1 ポリオレフィン系樹脂からなる基材層
2 層間接着層
3 アクリル系粘着樹脂層

Claims (8)

  1. ポリオレフィン系樹脂を含む組成物と、エチレン−酢酸ビニル共重合体、または、エチレン−酢酸ビニル重合体とアクリル系樹脂とのブレンド樹脂を含む組成物と、アクリル系粘着樹脂を含む組成物とを調製し、
    そして、上記の各組成物を使用し、これらを多層共押出成形により製膜化し、
    上記のポリオレフィン系樹脂を含む組成物によるポリオレフィン樹脂層、上記のエチレン−酢酸ビニル共重合体、または、エチレン−酢酸ビニル重合体とアクリル系樹脂とのブレンド樹脂を含む組成物による層間接着層及び上記のアクリル系粘着樹脂を含む組成物によるアクリル系粘着樹脂層の三層共押出製膜からなる積層フィルムであって、
    更に、上記の層間接着層を構成するエチレン−酢酸ビニル重合体は、酢酸ビニル濃度が20重量%乃至50重量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体からなること
    を特徴とする積層フィルムからなるプロテクトフィルム。
  2. エチレン−酢酸ビニル共重合体、または、エチレン−酢酸ビニル重合体とアクリル系樹脂とのブレンド樹脂を含む組成物が、65重量部以上100重量部以下のエチレン−酢酸ビニル共重合体と、0重量部以上35重量部以下のアクリル系樹脂から構成されることを特徴とする請求項1に記載の積層フィルムからなるプロテクトフィルム。
  3. アクリル系粘着樹脂層が、式A−B−A(式中、A及びBはそれぞれ異なる重合体ブロックを表し、Aはメタクリル酸アルキルエステル単位を示し、Bはアクリル酸アルキルエステル単位を示す)で表されるトリブロック共重合体からなるアクリル系粘着樹脂を含むことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の積層フィルムからなるプロテクトフィルム。
  4. 重合体ブロックAは、炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステル単位であり、重合体ブロックBは炭素数1〜4のアクリル酸アルキルエステル単位であることを特徴とする請求項3に記載の積層フィルムからなるプロテクトフィルム。
  5. 重合体ブロックAが、メタクリル酸メチル重合体ブロックであり、重合体ブロックBが、アクリル酸ブチル重合体ブロックであることを特徴とする請求項4に記載の積層フィルムからなるプロテクトフィルム。
  6. アクリル系粘着樹脂層が、式A−B−C(式中、A及びBはそれぞれ異なる重合体ブロックを表し、Aはメタクリル酸アルキルエステルを示し、B、Cはアクリル酸アルキルエステル単位を示し、重合体ブロックCは重合体ブロックBとは異なる炭素数のアルキル基を有する)で表されるトリブロック共重合体からなるアクリル系粘着樹脂を含むことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の積層フィルムからなるプロテクトフィルム。
  7. 重合体ブロックAは、炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステル単位であり、重合体ブロックBは、炭素数1〜4のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単位であり、重合体ブロックCは、重合体ブロックBとは異なる炭素数のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル単位であることを特徴とする請求項6に記載の積層フィルムからなるプロテクトフィルム。
  8. 重合体ブロックAが、メタクリル酸メチル重合体ブロックであり、重合体ブロックBが、アクリル酸ブチル重合体ブロックであり、重合体ブロックC、がアクリル酸エチル重合体ブロックであることを特徴とする請求項7に記載の積層フィルムからなるプロテクトフィルム。
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