JP5506113B2 - 検測枠の製造方法および検測枠ならびに法面保護工法 - Google Patents

検測枠の製造方法および検測枠ならびに法面保護工法 Download PDF

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Description

この発明は、検測枠の製造方法および検測枠ならびに法面保護工法に関するものである。
法面に配置した鉄筋の上に被せるように法面上に配置した検測枠に前記鉄筋を固定し、その鉄筋にモルタルまたはコンクリートを吹き付けて法枠を形成するために使用される、法枠の形状寸法を規制するための検測枠として、下記特許文献1に示すものがある。
これは、所定の高さと幅とを有し、かつ正面視ほぼ弓形状の一対の第1部材(目安部材)と、この第1部材どうしを連結する第2部材を備えるとともに、第1部材の高さ方向中間部において第2部材上に鉄筋を浮設保持する鉄筋保持部材を二本、長さ方向に直角な方向に横設したもので、第1部材は、長さ方向に適宜の間隔をおいて鉄筋を跨いで配置される。これら第1部材、第2部材、鉄筋保持部材は、例えば防錆加工を施した適宜太さの針金を含む鉄線材等の鋼製線材よりなる。そして、第1部材と第2部材とは、溶接またはハンダ付けによって連結(接続)されている。また、二本の鉄筋保持部材は、それぞれ一対の第2部材上に架け渡すように溶接により連結(接続)されている。
また、法枠の形状寸法を規制するとともに、鉄筋を浮設保持する検測枠として、下記特許文献2に示す閉曲線状に形成されたものがある。これは、一本の線材を湾曲または折曲することにより形成されている。
特許第2748262号公報 特許第3689800号公報
特許文献1に記載されている検測枠は、例えば格子状法枠の各辺に一つ設けてあればよく、少ない労力で配置作業を容易に行えるけれども、多数本の鉄線材等の鋼製線材を溶接するなどの連結(接続)手段を用いて所望する形状としており、線材連結(接続)工程が必要な分コストがかかるといった課題がある。すなわち、一対の第1部材(目安部材)と、一対の第2部材と、一対の鉄筋保持部材との計6個の鋼製線材が必要で、かつこれら鋼製線材の溶接等の連結(接続)箇所が8箇所も必要である。また、特許文献2に記載されている検測枠は、特許文献1に記載されている検測枠に比べて長さ方向に極めて短い寸法を有するので、法枠の形状寸法を規制する機能と鉄筋を浮設保持する機能を発揮させるには、すなわち、所定形状寸法および所定強度の法枠を確実に形成するには、例えば格子状法枠の各辺に少なくとも二つ設ける必要があり、配置に関して特許文献1に記載されている検測枠に比べて作業性(施工性)が悪いといった課題がある。また、特許文献2に記載されている検測枠は、所望する形状をうるために一本の線材を閉曲線状に形成する作業は容易な作業ではなく、さらに、閉曲線状に形成するため、最終的には一本の線材の端部同士を連結(接続)する線材連結(接続)工程を施す必要がある。
この発明は、必要最小限の材料でコスト安に得ることができるとともに、少ない労力で作業性の良好な検測枠の製造方法および検測枠ならびに法面保護工法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明は、法面上で、少なくとも上側1本、下側2本の芯材を固定できるとともに、それら芯材を内包した膨出体を形成する際に膨出体の形状寸法を規制するために使用する、一本の線材から製造できる検測枠の製造方法であって、
膨出体形状の目安となる第1傾斜部の形成工程、上側芯材を載置するための第1略V部の形成工程、膨出体形状の目安となる第2傾斜部の形成工程、次の第1略Λ部への接続部の形成工程、下側芯材を浮設保持するための前記第1略Λ部の形成工程、次の第2略Λ部への膨出体形状の目安とならない接続部の形成工程、下側芯材を浮設保持するための前記第2略Λ部の形成工程、次の第3傾斜部への接続部の形成工程、膨出体形状の目安となる前記第3傾斜部の形成工程、前記上側芯材を載置するための第2略V部の形成工程、膨出体形状の目安となる第4傾斜部の形成工程を有する検測枠の製造方法を提供する(請求項1)。
また、この発明は、別の観点から、法面上で、少なくとも上側1本、下側2本の芯材を固定できるとともに、それら芯材を内包した膨出体を形成する際に膨出体の形状寸法を規制するために使用する、一本の線材から製造できる検測枠の製造方法であって、
膨出体形状の目安となる第1傾斜部の形成工程、上側芯材を載置するための第1略V部の形成工程、膨出体形状の目安となる第2傾斜部の形成工程、次の第1略Λ部への接続部の形成工程、下側芯材を浮設保持するための前記第1略Λ部の形成工程、次の第2略Λ部への接続部の形成工程、下側芯材を浮設保持するための前記第2略Λ部の形成工程、次の第3略Λ部への膨出体形状の目安とならない接続部の形成工程、下側芯材を浮設保持するための前記第3略Λ部の形成工程、次の第4略Λ部への接続部の形成工程、下側芯材を浮設保持するための前記第4略Λ部の形成工程、次の第3傾斜部への接続部の形成工程、膨出体形状の目安となる前記第3傾斜部の形成工程、前記上側芯材を載置するための第2略V部の形成工程、膨出体形状の目安となる第4傾斜部の形成工程を有する検測枠の製造方法を提供する(請求項2)。
この発明における芯材は、鉄筋、高張力繊維などを含む。前記高張力繊維として、炭素繊維、ガラス繊維等の無機繊維や、アラミド繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの有機繊維を挙げることができる。この発明の検測枠としては、例えば上側1本、下側2本の計3本の芯材を固定する3本配筋用の検測枠を挙げることができる。下側2本の芯材についていえば、図1〜5は、下側2本の芯材のうち、一方の下側芯材(第1下側芯材)を第1略Λ部と第4略Λ部に浮設保持(固定)するとともに、他方の下側芯材(第2下側芯材)を第2略Λ部と第3略Λ部に浮設保持(固定)する形態を示している。また、図6は、下側2本の芯材のうち、一方の下側芯材(第1下側芯材)を第1略Λ部と第3略Λ部に浮設保持(固定)するとともに、他方の下側芯材(第2下側芯材)を第2略Λ部と第4略Λ部に浮設保持(固定)する形態を示している。例えば図2,4に示す1個の検測枠、あるいは図6に示す1個の検測枠のいずれにおいても、膨出体形状の目安となる第1,2傾斜部と第3,4傾斜部が検測枠の長さ方向(両矢印Dで示す方向)に適宜間隔をおいて対向配置されている。そして、第1略Λ部、第2略Λ部が第1,2傾斜部側に位置するよう、また、第3略Λ部、第4略Λ部が第3,4傾斜部側に位置するよう、第1略Λ部、第2略Λ部、第3略Λ部および第4略Λ部は例えばこの順で形成される。ここで、第1略Λ部、第2略Λ部、第3略Λ部、第4略Λ部の位置関係を明確にするため、図1,6において、平面視でD方向に平行な対向する二辺を有する仮想の長方形を考えると、第1略Λ部、第2略Λ部、第3略Λ部、第4略Λ部は前記仮想の長方形の四隅(角)に位置するよう形成されるのが好ましい。そして、図2,4に示す1個の検測枠、図6に示す1個の検測枠のいずれにおいても、上側芯材はD方向に平行な状態で第1略V部と第2略V部間にわたり載置可能となる。そして、図2,4に示す1個の検測枠においては、第1下側芯材を第1略Λ部と第4略Λ部間にわたり、また、第2下側芯材を第2略Λ部と第3略Λ部間にわたり浮設するため、前記仮想の長方形のD方向に平行な前記対向する二辺のうち一方の辺の前後両端に第1略Λ部と第4略Λ部が位置するとともに、前記対向する二辺のうち他方の辺の前後両端に第2略Λ部と第3略Λ部が位置するよう形成されており、第2略Λ部と第3略Λ部を接続する接続部はD方向に平行に形成されている。一方、図6に示す1個の検測枠では、第1下側芯材を第1略Λ部と第3略Λ部間にわたり、また、第2下側芯材を第2略Λ部と第4略Λ部間にわたり浮設するため、前記仮想の長方形のD方向に平行な前記対向する二辺のうち一方の辺の前後両端に第1略Λ部と第3略Λ部が位置するとともに、他方の辺の前後両端に第2略Λ部と第4略Λ部が位置するよう形成されている。すなわち、図6に示す1個の検測枠では、第1略Λ部と第4略Λ部が前記仮想の長方形の一方の対角線上に位置しており、第2略Λ部と第3略Λ部が他方の対角線上に位置しており、第2略Λ部と第3略Λ部を接続する接続部が図2,4に示すようにD方向に平行ではなく、傾斜して形成されている。この発明における膨出体は、縦方向のみ、横方向のみ、斜め方向のみ、格子状、斜め格子状などに例えばモルタルなどの硬化材(後述する)を吹き付けるなどして盛って形成したものを含む。このように前記膨出体は、縦方向のみ、横方向のみ、斜め方向のみ、格子状、斜め格子状など、斜面(法面)の保護形態のニーズに合わせて適宜選択可能であるが、図1,3,5ではそのうち格子状の膨出体を示している。この発明における線材は、金属線材、合成樹脂を線状に成型した線材などを含む。また、この発明では、前記複数の工程において、最初の工程の前、最後の工程の後、または前後する2工程に、記載していない工程を挿入してもよい。
この発明では、前記線材の端部を折曲する折曲工程を有する請求項1または2に記載の検測枠の製造方法を提供する(請求項3)。検測枠は、線材端部を折曲することにより、引っ掛けて仮設置し易くできるとともに、土壌硬度が低い法面では線材端部の沈み込み防止効果が得られる。すなわち、検測枠が動いても法面に展開する例えば金網のような被覆材(後述する)に、折曲工程が施された各線材端部の折曲部分(図3参照)が引っ掛かるので、検測枠を設置し易くできるとともに、法面が盛土であるような場合、検測枠が法面に沈み込むことが防止される。そして、沈み込み防止のため最初の工程(図2,3)と最後の工程(図2)で線材端部の折曲工程を施すのが好ましい。
また、この発明では、線材折曲げ装置を用いて前記各工程を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の検測枠の製造方法を提供する(請求項4)。また、この発明では、前記線材は、前記第2傾斜部から前記第3傾斜部に至る間の位置で分割された複数の線材部分よりなり、前記各形成工程の後に、前記分割位置で線材部分同士を溶接により連結して一本の線材とする連結工程を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の検測枠の製造方法を提供する(請求項5)。また、この発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の各工程の1または複数の工程を、1回または複数回に分けてプレス機を用いて行う検測枠の製造方法を提供する(請求項6)。さらに、この発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の全工程を同時に合成樹脂成型加工機で行う検測枠の製造方法を提供する(請求項7)。そして、この発明では、加工機械に応じて、線材の断面は円形状、楕円形状、矩形形状、H形、T形、L形、U形など適宜選択可能である。図1〜20においては断面円形状の線材を示している。
また、この発明は別の観点から、請求項1〜7のいずれか1項に記載の製造方法で製造した検測枠を提供する(請求項8)。
また、この発明はさらに別の観点から、法面に下側芯材を配置する工程、下側芯材の上から請求項8に記載の検測枠を設置する工程、下側芯材を検測枠の略Λ部に固定する工程、検測枠の略V部に上側芯材を載置し固定する工程、検測枠の形状を目安にしながら検測枠および前記上側、下側芯材を内包するように硬化材を盛って膨出体を形成する工程を有する法面保護工法を提供する(請求項9)。この場合、上側芯材は、検測枠設置前に予め法面上に配置しておいてもよいし、そうでなくともよい。この発明における硬化材とは、モルタル、コンクリート、接着剤を混合した砂などをいう。なお、芯材として鉄筋を用い、モルタルまたはコンクリートによる膨出体を形成する際には、検測枠の線材としては金属製(金属線材)が好ましいが、芯材として軽量な繊維を用い、接着剤を用いてセメントを含まない硬化材を使用する場合は、合成樹脂製の検測枠を用いることが好ましい。そして、検測枠を合成樹脂製とする場合は、ポリプロピレンやポリエチレン等、成形し易い任意の原料を使用可能である。
さらに、この発明は、最初に、法面に被覆材を展開する工程を有する請求項9に記載の法面保護工法を提供する(請求項10)。この発明における被覆材とは、金網、樹脂ネット、簾状の高張力繊維など地山を直接被覆するものをいう。法面は平滑ではなく凹凸があることが多く、その場合、図3,5に示すように金網(被覆材の一例)は少し(例えば1〜2cm程度)浮いた状態となる。なお、前記被覆材(被覆体)は法面に当接してもよいし、法面から適当間隔空けて張設されてもよい。また、法面の勾配が緩いなど、法表面が比較的安定している場合等には、前記被覆材(被覆体)を省略することもできる。
また、この発明は、膨出体を形成する工程の後に、膨出体と膨出体の間の法面を、硬化材、間詰材、植生基材から選ばれる1種以上で覆う工程を有する、請求項9または10に記載の法面保護工法を提供する(請求項11)。また、この発明は、検測枠の形状を目安にしながら検測枠および前記上側、下側芯材を内包するように硬化材を盛って膨出体を形成する工程の前に、硬化材が付着しないように膨出体と膨出体の間の地山を保護するシートを設置する工程を有する、請求項9〜11のいずれか1項に記載の法面保護工法を提供する(請求項12)。
本発明では、以下の効果を奏する。
(1)請求項1の発明では、線材に、第1傾斜部、第1略V部、第2傾斜部、次の第1略Λ部への接続部、前記第1略Λ部、次の第2略Λ部への接続部、前記第2略Λ部、次の第3傾斜部への接続部、前記第3傾斜部、第2略V部、第4傾斜部を形成する工程を有している。また、請求項2の発明では、線材に、第1傾斜部、第1略V部、第2傾斜部、第1略Λ部への接続部、第1略Λ部、第2略Λ部への接続部、第2略Λ部、第3略Λ部への接続部、第3略Λ部、第4略Λ部への接続部、第4略Λ部、第3傾斜部への接続部、第3傾斜部の形成工程、第2略V部、第4傾斜部を形成する工程を有している。一方、特許文献1に記載された従来の検測枠(以下、従来技術という)では、1本の芯材を固定(浮設保持)する機能を有する検測枠において、鋼製線材が6本も必要で、しかもこれら鋼製線材の溶接等の線材連結(接続)箇所が8箇所にも及んでおりコスト高となる。一方、本発明では、少なくとも上側1本、下側2本の芯材を固定する機能を有するのに前記従来技術のように6本もの多数の鋼製線材を必要とせず、例えば1本の線材から検測枠を製造できるため、コストダウンが達成できる。また、所定形状寸法および所定強度の膨出体を確実に形成することができる検測枠を得るために必要な線材量が、一例として前記従来技術では245cmのところ、本発明で得られる検測枠では195cmと約20%少なく済み、使用材料の面からもコストダウンが達成できる。
(2)例えば図7〜10に示すように、1個の検測枠には、前記三つの接続部を介して膨出体形状の目安となる第1,2傾斜部と第3,4傾斜部が検測枠の長さ方向(両矢印Dで示す方向)に適宜間隔をおいて対向配置されることになる。また、例えば図1.2.4,6に示すように、第2略Λ部と第3略Λ部を接続する接続部の存在により、膨出体形状の目安となる第1,2傾斜部と第3,4傾斜部が検測枠の長さ方向(両矢印Dで示す方向)に適宜間隔をおいて対向配置されることになる。そして、例えば図1.2.4,6に示すものにおいては、対向するこれら傾斜部に、それぞれ、第1略V部および第2略V部を設け、対向するこれら傾斜部の側に、それぞれ、第1略Λ部、第2略Λ部および第3略Λ部、第4略Λ部を設けている。そのため、例えば格子状の膨出体を形成する際、格子状芯材の一辺にこの発明の検測枠を1個設置するだけで、1本の上側芯材を第1略V部と第2略V部の二箇所で固定(位置決め)することができるので、また、2本の下側芯材もそれぞれ第1略Λ部〜第4略Λ部のいずれか二箇所で固定(位置決め)することができるので、例えば一個の検測枠の設置で例えば上側1本、下側2本の芯材がそれぞれ一箇所でしか固定(位置決め)されないような検測枠に比べて硬化材の盛りつけ作業をし易くできるとともに、例えば上側1本、下側2本の芯材をそれぞれ二箇所で固定(位置決め)することができるので、所定形状寸法および所定強度の膨出体を確実に形成することができる。
(3)そして、格子状芯材の一辺が長くなっても、その長さに応じて、図1.2.4,6に示すものでは、第2略Λ部と第3略Λ部を接続する接続部を辺方向に沿って適宜の長さに設定することができることから、格子状芯材の一辺に検測枠を複数個設ける必要はなく、その分経済的である。また、図7〜10に示すものにおいては、前記三つの接続部を適宜の長さに設定することができることから、格子状芯材の一辺に検測枠を複数個設ける必要はなく、その分経済的である。
(4)また、この発明では、1本の下側芯材をそれぞれ浮設保持するための一対の略Λ部を含む三つの接続部の存在により、あるいは、第2略Λ部と第3略Λ部を接続する接続部の存在により、芯材の結束・固定作業を行う作業空間が開放されており、作業空間を広く確保することができる。この場合、前記一対の略Λ部を含む三つの接続部を例えば金網などの被覆材に接するような低い位置に形成することにより、あるいは、第2略Λ部と第3略Λ部を接続する接続部を例えば金網などの被覆材に接するような低い位置に形成することにより、検測枠内の作業空間をさらに広く確保することができる。
(5)また、上記特徴的構成の製造方法によって得られる、例えば上側1本、下側2本の芯材を固定する3本配筋用の検測枠は、嵩張らないので、収容スペースをとらず、持ち運びや搬送作業も容易で、現地での取り扱い作業性にも優れているという利点を有する。
この発明の第1の実施形態を、一部を拡大して示す斜視図である。 上記実施形態を示す斜視図である。 上記実施形態を示す正面図である。 この発明の第2の実施形態を示す斜視図である。 この発明の第3の実施形態を示す正面図である。 この発明の第4の実施形態を示す斜視図である。 この発明の第5の実施形態を示す斜視図である。 上記第5の実施形態を示す概略平面図である。 この発明の第6の実施形態を示す斜視図である。 上記第6の実施形態を示す概略平面図である。 この発明において、線材の折曲げ方の一例を示す構成説明図である。 この発明において、線材の折曲げ方の異なる例を示す構成説明図である。 この発明の第7の実施形態を用いて得られた検測枠を示す斜視図である。 上記第7の実施形態を示す分解斜視図である。 この発明の第8の実施形態を用いて得られた検測枠を示す斜視図である。 上記第8の実施形態を示す分解斜視図である。 この発明の第9の実施形態を用いて得られた検測枠を示す斜視図である。 上記第9の実施形態を示す分解斜視図である。 この発明の第10の実施形態を用いて得られた検測枠を示す斜視図である。 上記第10の実施形態を示す分解斜視図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜3は、一本の連続した鋼製線材などの線材による検測枠を得るための最初と最後の工程として、それぞれ線材端部(一本の線材の一方端部と他方端部)の折曲工程を有するように構成し、沈み込み防止効果の機能を線材の前記一方端部と他方端部に持たせた、一本の線材による3本配筋用の検測枠を得るようにしたこの発明の第1の実施形態を示す。この実施形態では、芯材として鉄筋を用い、硬化材としてモルタル又はコンクリートなどを用い、膨出体を格子状法枠とし、線材として一本の金属線材を用い、被覆材として例えば菱形金網を用いている。図1〜3において、検測枠1は、法面2上で、二本の鉄筋(下側芯材の一例)3,3’(図2には、便宜上、二点鎖線で示している)および一本の鉄筋(上側芯材の一例)3’’(図2では、便宜上、省略している)をそれぞれ浮設保持(固定)および載置できるとともに、鉄筋3,3’,3’’を内包した格子状法枠M(膨出体の一例)を形成する際に格子状法枠Mの形状寸法を規制するために使用するものである。具体的に、検測枠1は、法面2に金網(被覆材の一例)Kを敷設した後、この金網K上に下側鉄筋3,3’と上側鉄筋3’’を格子状に配置し、その鉄筋3,3’,3’’の上に被せるように法面2上に配置した検測枠1に前記下側鉄筋3,3’を浮設保持(固定)するとともに、前記上側鉄筋3’’を載置し、その格子状鉄筋3,3’,3’’にモルタルなど4を吹き付けて格子状法枠Mを形成するために使用されるものであって、格子状法枠Mの形状寸法を規制するためのものである。検測枠1は一本の連続した鋼製線材などの金属線材(線材の一例)Rよりなる。そして、一本の金属線材Rに複数の工程を順次施して検測枠1が得られる。検測枠1の製造方法は、格子状法枠M形状の目安となる目安部を構成する第1傾斜部5の形成工程(第一工程)、上側芯材3’’を載置するための第1略V部6の形成工程(第二工程)、膨出体M形状の目安となる第2傾斜部7の形成工程(第三工程)、次の第1略Λ部8への接続部9の形成工程(第四工程)、一方の下側芯材3を浮設保持するための前記第1略Λ部8の形成工程(第五工程)、次の第2略Λ部10への接続部11の形成工程(第六工程)、他方の下側芯材3’を浮設保持するための前記第2略Λ部10の形成工程(第七工程)、次の第3略Λ部12への接続部13の形成工程(第八工程)、他方の下側芯材3’を浮設保持するための前記第3略Λ部12の形成工程(第九工程)、次の第4略Λ部14への接続部15の形成工程(第十工程)、一方の下側芯材3を浮設保持するための前記第4略Λ部14の形成工程(第十一工程)、次の第3傾斜部16への接続部17の形成工程(第十二工程)、膨出体M形状の目安となる前記第3傾斜部16の形成工程(第十三工程)、前記上側芯材3’’を載置するための第2略V部18の形成工程(第十四工程)、膨出体M形状の目安となる第4傾斜部19の形成工程(第十五工程)を主として含むとともに、第一工程〜第十五工程の順序で行われて検測枠1が製造される。そして、一本の金属線材Rは、例えば防錆加工を施した適宜太さ(例えば直径4mm〜5mm)の針金よりなり、線材折曲げ装置(図示せず)を用いて、第一工程〜第十五工程が順次行われ、所望形状の検測枠1が形成される。
そして、得られた検測枠1の一方の目安部を構成する第1,2傾斜部5,7と他方の目安部を構成する第3,4傾斜部16,19は同一形状をなしている。例えば、第1,2傾斜部5,7および第3,4傾斜部16,19はそれぞれ、所定の高さH(例えば19cm)と幅W(例えば34cm)とを有する縦断面(正面視)上凸形状でほぼM型形状の線材部分からなるM型形状部分AおよびA’を有し、第1,2傾斜部5,7と第3,4傾斜部16,19は検測枠1の長さ方向(両矢印Dで示す方向)において互いに対向配置する状態で形成されている。さらに、M型形状部分AおよびA’によって形成される仮想の垂直面Fおよび仮想の垂直面F’は平行であるのが好ましく、この場合、両垂直面FおよびF’はそれぞれD方向と直交するのが好ましい。さらに、第1,2傾斜部5,7と第3,4傾斜部16,19は、同一水平面上に位置するよう形成されている。そして、第1略V部6および第2略V部18はそれぞれ、第1,2傾斜部5,7および第3,4傾斜部16,19の中央部に形成されている。また、前記接続部13はD方向に沿う所定長さの水平辺(一本の水平な直線状に形成されている)より構成され、前記接続部11とこれに対向配置される接続部15はそれぞれD方向とは直角な方向(両矢印D’で示す方向)に沿う所定長さの水平辺(一本の水平な直線状に形成されている)より構成されている。両接続部11,15は同一長さである。さらに、前記接続部11におけるD’方向両端(上流端および下流端)にはそれぞれ、下側鉄筋3を結束線r(図1参照)で固縛固定(位置決め)する前記第1略Λ部8および下側鉄筋3’を結束線r(図1参照)で固縛固定(位置決め)する第2略Λ部10が形成されている。そして、第1略Λ部8と接続部11と第2略Λ部10はD’方向に沿う同一垂直面内に位置する。同様に前記接続部15におけるD’方向両端(上流端および下流端)にはそれぞれ、下側鉄筋3’を結束線r(図1参照)で固縛固定(位置決め)する前記第3略Λ部12および下側鉄筋3を結束線r(図1参照)で固縛固定(位置決め)する第4略Λ部14が形成されている。そして、第3略Λ部12と接続部15と第4略Λ部14はD’方向に沿う同一垂直面内に位置する。
また、第1,2傾斜部5,7および第3,4傾斜部16,19はM型形状部分AおよびA’以外に、それぞれ金網Kの目合い(例えば、5cm)を通る形状の水平辺(水平片)20および水平辺(水平片)20’をM型形状部分AおよびA’の一方の下端に有する。すなわち、水平辺20は、金属線材Rの一方端部Sに形成してあり、水平辺20’は、金属線材Rの他方端部S’に形成してある。また、第1,2傾斜部5,7および第3,4傾斜部16,19はそれぞれ金網Kの目合いが通過可能な形状(金網Kを通過できる大きさ)に形成された脚23および脚23’をM型形状部分AおよびA’の他方の下端に有する。また、前記水平辺20と水平辺20’は同一形状をなすとともに、水平辺20および水平辺20’はそれぞれ前記垂直面Fおよび垂直面F’内に位置している。また、前記脚23と脚23’も同一形状をなす。そして、第3略Λ部12への接続部13は、接続部9,11,15,17と同一水平面に位置させてあり、金網Kの上面iに接する(当接する)ような低い位置に形成してある。そして、好ましくは脚23と脚23’が法面2に接するとともに、金属線材Rの一方端部Sに形成した水平辺20と、金属線材Rの他方端部S’に形成した水平辺20’を法面2に載せた状態で、接続部9,11,13,15,17を金網Kの上面iに載せながら検測枠1が配置される。
(水平片20と水平片20’の形成)
検測枠1を得るための最初の工程において、例えば格子状法枠M形状の目安となる第1傾斜部5を形成する前に一本の直線状の金属線材Rの一方端部Sを所定の大きさの曲げ径を有して好ましくは後に形成される前記垂直面F内に位置可能なように所定長さΔだけD’方向に平行な方向に折曲げて水平辺20を形成する。前記所定長さΔは、金網Kの目合いを水平辺20が支障無く通過可能な長さである。一方、検測枠1を得るための最後の工程において、格子状法枠M形状の目安となる第4傾斜部19の形成工程(第十五工程)の後、前記金属線材Rの他方端部S’を水平辺20の場合と同じ所定の大きさの曲げ径を有して好ましくは前記垂直面F’内に位置可能なように所定長さΔ’(=Δ)だけ水平辺20と同じ向きに折曲げて、水平辺20と同一水平面に位置するよう水平辺20’を形成する。すなわち、前記水平辺20と前記水平辺20’はいずれも同一水平面に位置するようにD’方向に平行な状態で同じ向きに折曲して形成されている。得られた検測枠1においては、第1傾斜部5の最上流端および第4傾斜部19の最下流端にそれぞれ前記水平辺20および前記水平辺20’が形成されており、前記水平辺20および前記水平辺20’を法面2に載せることから、その存在により、法面2が盛土であるような場合、検測枠1が法面2に沈み込むことが防止される。
(脚23,23’と接続部9,17の形成)
脚23は正面視上方開放の凹状形状をなし、第1,2傾斜部5,7のM型形状部分Aの下端に形成されている。脚23は、前記凹状形状を得るために所定の大きさの曲げ径を有して形成されているのみならず、好ましくは前記垂直面F内に位置するのではなく、検測枠1の内側に位置するように線材折曲げ装置(図示せず)により折曲げられて形成されている。すなわち、前記凹状形状の脚23は、前記垂直面Fに対し平面視において所定角度(鋭角)だけ前記垂直面Fの内側に折曲げられている。23aは、前記垂直面Fに対し平面視において所定角度(鋭角)だけ検測枠1の内側に折曲げられた脚23の下流端である。つまり、第2傾斜部7を形成した後、金属線材Rにおける折曲げポイントP(図2,3における黒点で示す箇所)で検測枠1の内側に折曲げるとともに、前記凹状形状に折曲げて脚23は形成されている。ここで、脚23の折曲げポイントPから下流端23aに至る前記凹状形状は前記金属線材Rの曲げ径を調整することにより金網Kの目合いを通る大きさに形成される。すなわち、脚23は、その曲げ径を調整することにより金網Kを通過できる大きさに形成される。続いて、脚23の下流端部23aから第1略Λ部8の上流端部8aに至る所定長さの水平辺(一本の水平な直線状に形成されている)から構成された接続部9が線材折曲げ装置(図示せず)により形成される。前記接続部9は、前記垂直面Fに対し平面視において前記所定角度(鋭角)だけ検測枠1の内側に傾斜した状態で脚23から連設されており、脚23の下流端部23aから第1略Λ部8の上流端部8aに水平な状態で至る。さらに、第1略Λ部8は、前記垂直面Fに平行に形成される。これにより、第1略Λ部8(鉄筋3を結束線rで固縛固定する箇所)と接続部11と第2略Λ部10(鉄筋3’を結束線rで固縛固定する箇所)を、検測枠1の内側に前記D方向に沿った状態で前記所定角度(鋭角)に相当する適宜長さだけ前記垂直面Fからずらせて配置されることになる。すなわち、前記第1略Λ部8と接続部11と第2略Λ部10は、前記垂直面Fから検測枠1の内側に適宜間隔だけ遠ざけて配置される。同様に、接続部9と同一形状の接続部17(一本の水平な直線状に形成された所定長さの水平辺)が線材折曲げ装置(図示せず)によって形成されており、この接続部17は、第3略Λ部12と接続部15と第4略Λ部14とを、検測枠1の内側に前記D方向に沿った状態で適宜間隔だけ前記垂直面F’から遠ざけて配置するために、前記垂直面F’に対し平面視において所定角度(鋭角)だけ検測枠1の内側に傾斜した状態で脚23’に連設されるよう形成されている。例えば図2に示すように、接続部17の延長線17c(点線で示す)は接続部13に交差するように平面視において前記垂直面F’に対し内側に傾斜している。同様に接続部9の延長線(図示せず)も接続部13に交差するように平面視において前記垂直面Fに対し内側に傾斜している。また、脚23’は正面視上方開放の凹状形状をなし、脚23と同一形状に形成されている。すなわち、第3,4傾斜部16,19のM型形状部分A’の下端に位置する脚23’は、M型形状部分A’の下端を所定の大きさの曲げ径を有して形成されており、好ましくは垂直面F’内に位置するのではなく、垂直面F’内よりも平面視において所定角度(鋭角)だけ検測枠1の内側に位置するように線材折曲げ装置(図示せず)により形成される。ここで、脚23と同様に、’脚23’は前記凹状形状を得るためにその曲げ径を調整することにより金網Kの目合いを通る大きさ(金網Kを通過できる大きさ)に形成される。なお、脚23,23’を金網Kの目合いを通らない大きさ(金網Kを法面2に抑えつけうる大きさ)に形成してもよい。
(第2略Λ部10、第3略Λ部12の形成ならびに第1略Λ部8、第4略Λ部14の形成)
前記接続部13におけるD方向両端13a,13bにはそれぞれ、前記他方の下側鉄筋3’を挿入させてこれを結束線r(図1参照)で固縛固定(位置決め)する前記第2略Λ部10および第3略Λ部12が形成されている。すなわち、前記接続部13は、第2略Λ部10の下流端側の裾端と、第3略Λ部12の上流端側の裾端を繋いでいる(接続している)。第2略Λ部10は、接続部11の下流端部11aからD方向に垂直な面内(D’方向に沿う垂直面内)において、水平辺20の側に折曲して上方斜めに連設され、接続部11の高さ位置よりも所定長さeだけ高い位置にある頂点Tを経て、さらにD’方向に沿う垂直面内において、前記水平辺20の側に折曲して下方斜めに至るよう連設される。一方、第3略Λ部12は、接続部13の下流端部13bからD’方向に沿う垂直面内において、脚23’の側に折曲して上方斜めに連設され、第2略Λ部10の場合と同様、接続部13の高さ位置よりも所定長さeだけ高い位置にある頂点T’を経て、さらにD’方向に沿う垂直面内において、前記脚23’の側に折曲して下方斜めに至るよう連設される。すなわち、この第2略Λ部10および第3略Λ部12それぞれによって囲まれる仮想の三角形状の面fおよびf’は、M型形状部分AおよびA’によって囲まれる仮想の前記垂直面FおよびF’と平行である。さらに、前記接続部13は、一本の水平な直線状の水平辺に形成されており、これは第2略Λ部10の下流端側の裾端と、第3略Λ部12の上流端側の裾端を繋いでいる(接続している)。そして、上述したように、前記接続部13は、接続部9,11,15,17と同一水平面に位置させてあり、金網Kの上面iに接する(当接する)ような低い位置に形成してある。同様に、前記一方の下側鉄筋3を挿入させてこれを結束線r(図1参照)で固縛固定(位置決め)する第1略Λ部8および第4略Λ部14それぞれによって囲まれる仮想の三角形状の面f’’およびf’’’は、M型形状部分AおよびA’によって囲まれる仮想の前記垂直面FおよびF’と平行である。そして、第2略Λ部10と第3略Λ部12を接続する接続部13の存在により、二本の下側鉄筋3’,3の結束・固定作業を行う作業空間を開放することができて作業空間を広く確保することができる。この場合、第2略Λ部10と第3略Λ部12を接続する接続部13を金網Kの上面iに接する(当接する)ような低い位置に形成しているので、検測枠1内の作業空間をさらに広く確保することができる。
而して、線材折曲げ装置において、一本の線材Rを、水平辺20を形成する工程、前記第一工程〜第十五工程ならびに水平辺20’を形成する工程の順序で折曲して、所望形状の検測枠1をうる。そして、予め整形された法面2に目合いが例えば5〜6cm程度の菱形金網Kなどの被覆材を敷設し、アンカー(図示せず)を適宜の間隔で法面2に打ち込んで金網Kを法面2に固定する。次に、金網Kの上に、直径が例えば6〜10mm程度の上側鉄筋3’’、下側鉄筋3,3’を一辺L(図1参照)が1〜2m程度の略正方形の格子状に組み合わせて配置する。そして、鉄筋3,3’,3’’からなる格子状の各辺のほぼ中央に前記検測枠1を、そのM型形状部分A,A’が鉄筋3,3’,3’’を跨ぐようにして、金網Kの上に配置する。この実施形態では、脚23,23’、水平辺20,20’は法面2に載った状態で、前記接続部9,11,13,15,17が金網Kの上面iに接しながら検測枠1が配置されるが、場合に応じて検測枠1の配置の仕方は適宜変わりうる。この検測枠1は、モルタルなど4の吹き付け幅および吹き付け幅高さの目安となるものであるから、格子枠の各辺に少なくとも一つ設けてあればよく、この実施形態のように、一辺Lの長さが1〜2m、検測枠1の長さQが40〜50cmのときは、各辺に一つの検測枠1を設けるだけでよい。また、前記一辺Lの長さがより大きいときは、検測枠1の長さQをより大きくすればよい。すなわち、第2略Λ部と第3略Λ部を接続する(繋ぐ)前記接続部13の長さをより大きくした検測枠1を用いればよい。そして、この実施形態では、前記接続部13を金網Kの上面iに接するような低い位置に形成してあり、結束・固定作業を行う作業空間が開放されているため、検測枠1内に作業者は手を入れやすく下側鉄筋3’を前記第2略Λ部10、第3略Λ部12へ持ち上げて行われる結束・固定作業、ならびに、下側鉄筋3を前記第1略Λ部8、第4略Λ部14へ持ち上げて行われる結束・固定作業が容易になる。なお、この実施形態のように、上側芯材3’’を、検測枠設置前に予め法面2上に配置しておいてもよいが、そうでなくともよい。以上のように構成した格子状鉄筋3,3’,3’’に、例えば含水率が7〜8%程度の低スランプのモルタルなど4をモルタルガン機などの土木用吹付機によって吹き付ける。この場合、鉄筋3,3’,3’’によって形成される格子枠の各辺には、モルタルなど4の吹き付け幅および吹き付け高さの目安となる検測枠1を設けてあるので、この検測枠1にしたがってモルタルなど4の吹き付けを行うだけで、所定寸法のモルタルなど4よりなる格子状法枠Mを容易に形成することができる。すなわち、この実施形態においては、下端幅35cm、高さ20cm程度の格子状法枠Mを形成することができ、所定寸法および所定強度の格子状法枠Mを確実に形成することができる。続いて、格子状法枠Mの枠内に植生材料を動力吹付け機などを用いて吹き付けて植生層J(法面2から3〜5cm程度の厚み)を形成することにより、岩盤法面などにも植生を導入することが可能となり、法面2の景観の向上および植生の根や茎などによる法面2の恒久的安定に寄与するところが大きい。この場合、格子状法枠Mを形成するモルタルなど4の吹き付けを行う前に、枠内の地山(法面)2にモルタルなど4が付着しないように保護するシートを設置しておき、格子状法枠Mを形成後、植生材料を吹き付ける前に前記シートを撤去することにより、吹き付け導入した植生の地山(法面)2への活着が良好となる。また、格子状法枠Mの枠内の緑化が必要とされない場合は、枠内にモルタルなど4を吹き付けたり、砕石などの間詰材で覆うことにより、法枠間の地山(法面)2の保護が可能である。
この実施形態では、第1略Λ部8、接続部11、第2略Λ部10を、前記垂直面Fから検測枠1の内側に適宜間隔だけ遠ざけるために、そして、第3略Λ部12、接続部15、第4略Λ部14を、前記垂直面F’から検測枠1の内側に適宜間隔だけ遠ざけるために、接続部9,17のみならず、脚23,23’までも垂直面F,F’に対し平面視において所定角度(鋭角)だけ検測枠1の内側に傾斜した状態で形成する構成を採用した。
図4は、脚23と接続部9を、第1,2傾斜部5,7のM型形状部分Aによって形成される垂直面F内に位置させた上で、第1略Λ部8の面f’’と接続部11と第2略Λ部10の面fを垂直面Fから検測枠1の内側に、前記D方向に沿った状態で適宜長さdだけずらせるために、検測枠1内側で、接続部9の下流端部7aから第1略Λ部8の上流端部8aに至るよう連設された連設部分30を線材折曲げ装置(図示せず)によって形成する一方、第3,4傾斜部16,19の側にも、脚23’と接続部17を、第3,4傾斜部16,19のM型形状部分A’によって形成される垂直面F’内に位置させた上で、第3略Λ部12の面f’と接続部15と第4略Λ部14の面f’’’を垂直面F’から検測枠1の内側に、前記D方向に沿った状態で適宜長さdだけずらせるために、検測枠1内側で、第4略Λ部14の下流端部14aから接続部17の上流端部17aに至るよう連設された連設部分30’を線材折曲げ装置(図示せず)によって形成するようにしたこの発明の第2の実施形態を示す。図4において、図1〜3に示した符号と同一のものは同一または相当物である。この実施形態では、上記第1の実施形態における第1略Λ部8への接続部9の形成工程(第四工程)と一方の下側芯材3を浮設保持するための前記第1略Λ部8の形成工程(第五工程)との間に連設部分30を線材折曲げ装置(図示せず)によって形成する工程を含んでいるとともに、上記第1の実施形態における一方の下側芯材3を浮設保持するための前記第4略Λ部14の形成工程(第十一工程)と第3傾斜部16への接続部17の形成工程(第十二工程)との間に連設部分30’を線材折曲げ装置(図示せず)によって形成する工程を含んでいる。さらに、この実施形態では、(第1略Λ部8の面f’’、接続部11、第2略Λ部10の面f)および(第3略Λ部12の面f’、接続部15、第4略Λ部14の面f’’’)をそれぞれ垂直面Fおよび垂直面F’に対して長さdだけずらす方向は、D方向に沿っている。また、前記連設部分30および30’はそれぞれ、接続部9,11および接続部15,17ならびに接続部13と同一水平面に位置している。すなわち、この実施形態では、接続部13は、接続部9,11,15,17、連設部分30,30’と同一水平面に位置させてあり、金網Kの上面iに接する(当接する)ような低い位置に形成してある。
上記第2の実施形態では、検測枠1を得るための最初の工程で形成した水平辺20と、最後の工程で形成した水平辺20’を法面2に載せるよう構成するとともに、途中の工程で形成した脚23,23’を法面2に載せるよう構成していた。
図5は、連設部分30,30’を備えた図4の変形例である。すなわち、図5は、前記脚23,23’を無くすとともに、図4で示した接続部9の代わりに水平辺31を設け、図4で示した接続部17の代わりに水平辺31’(図示せず)を設け、検測枠1を得るための最初の工程で形成した水平辺20と、最後の工程で形成した水平辺20’を水平辺31,31’、接続部11,13,15および連設部分30,30’と共に金網Kの上面iに載せて検測枠1自体を金網Kの上面iに配置するように構成したこの発明の第3の実施形態を示す。図5において、図1〜4に示した符号と同一のものは同一または相当物である。図5において、得られた検測枠1の、格子状法枠M形状の目安となる一方の目安部を構成する第1,2傾斜部5,7および他方の目安部を構成する第3,4傾斜部16,19(図4参照)はそれぞれ、所定の高さH(例えば19cm)と幅W(例えば34cm)とを有する縦断面(正面視)上凸形状でほぼM型形状の線材部分からなるM型形状部分AおよびA’(図4参照)と、各M型形状部分A,A’の両下端a,bを適宜長さで互いに向き合う方向(D方向に直角なD’方向)で同一水平面に位置するように折曲して形成された左右一対の水平辺(31,20)(31’,20’)を含む。なお、水平辺(31’,20’)は、図示しない第3,4傾斜部16,19に形成されている。そして、図5において、紙面向かって左側の水平辺31は、図4で示した接続部9よりも長く連設されている。また、水平辺31’(図示せず)は図4で示した接続部17よりも長く連設されている。また、図5において、紙面向かって右側の水平辺20は、図4で示した水平辺20よりも長く連設されている。同様に、水平辺20’も図4で示した水平辺20’よりも長く連設されている。そして、水平辺31,20は第1,2傾斜部5,7の底辺を形成する。同様に、水平辺31’,20’は第3,4傾斜部16,19の底辺を形成する。図5に示すように、検測枠1は、水平辺(31,20)、および、接続部11、ならびに、連設部分30、そして、水平辺(31’,20’)、および、接続部15、ならびに、連設部分30’、さらには接続部13を介して金網K上に載置可能である。すなわち、この実施形態では、水平辺31,31’と、接続部11,13,15(図4参照)と、水平辺20,20’および連設部分30,30’(図4参照)が金網Kの上面iに接する状態で検測枠1が金網Kの上面iに配置される。
なお、この発明では、図2における第2傾斜部7と第1略Λ部8との間に形成されている脚23と接続部9のうち、脚23を無くすとともにその分接続部9を長く連設し、第4略Λ部14と第3傾斜部16との間に形成されている接続部17と脚23’のうち、脚23’を無くすとともにその分接続部17を長く連設し、さらに、検測枠1を得るための最初の工程で形成する水平辺を図2で示した水平辺20よりも長く連設するとともに、最後の工程で形成する水平辺を図2で示した水平辺20’よりも長く連設し、これら長く連設した水平辺と上記長く連設した二つの接続部を図2における接続部11,13,15と共に金網Kの上面i(図3参照)に載せて検測枠1自体を金網Kの上面iに配置する構成を採用してもよい。
また、図6は、この発明の第4の実施形態であり、図6に示すように、検測枠1を上面視で点対称の形状としてもよい。なお、図6において、図1〜5に示した符号と同一のものは同一または相当物である。検測枠1の製造方法は、一本の直線状の金属線材Rの一方端部Sを所定の大きさの曲げ径を有して好ましくは後に形成される垂直面F内に位置可能なように所定長さΔだけ折曲げて水平辺20を形成する工程、膨出体M形状の目安となる第1傾斜部5の形成工程、上側芯材3’’(図3参照)を載置するための第1略V部6の形成工程、膨出体M形状の目安となる第2傾斜部7の形成工程、第1,2傾斜部5,7のM型形状部分Aの下端に正面視上方開放の凹状形状をなす脚23の形成工程、次の第1略Λ部8への接続部9の形成工程、第1の下側芯材3を浮設保持するための前記第1略Λ部8の形成工程、次の第2略Λ部10への接続部11の形成工程、第2下側芯材3’を浮設保持するための前記第2略Λ部10の形成工程、次の第3略Λ部12への接続部13の形成工程、第1下側芯材3を浮設保持するための前記第3略Λ部12の形成工程、次の第4略Λ部14への接続部15の形成工程、第2下側芯材3’を浮設保持するための前記第4略Λ部14の形成工程、第3,4傾斜部16,19のM型形状部分A’の下端に正面視上方開放の凹状形状をなす脚23’への接続部17の形成工程、脚23’の形成工程、膨出体M形状の目安となる第3傾斜部16の形成工程、前記上側芯材3’’を載置するための第2略V部18の形成工程、膨出体M形状の目安となる第4傾斜部19の形成工程、前記金属線材Rの他方端部S’を水平辺20の場合と同じ所定の大きさの曲げ径を有して好ましくは垂直面F’内に位置可能なように所定長さΔ’(=Δ)だけ折曲げて、水平辺20と同一水平面に位置するよう水平辺20’を形成する工程を含む。17c’は、接続部17の延長線(点線で示す)を示し、これは接続部13に交差している。9cは、接続部9の延長線(点線で示す)を示し、これも接続部13に交差している。また、図6には、便宜上、二本の鉄筋(下側芯材の一例)3,3’を二点鎖線で示しており、一本の鉄筋(上側芯材の一例)3’’を省略している。なお、検測枠1を上面視で点対称の形状とする図6では、上記第1の実施形態と同様に、第1略Λ部8と接続部11と第2略Λ部10を、検測枠1の内側に前記D方向に沿った状態で適宜長さだけ垂直面Fからずらせて配置するとともに、第3略Λ部12と接続部15と第4略Λ部14を、検測枠1の内側に前記D方向に沿った状態で適宜長さだけ垂直面F’からずらせて配置する構成を採用したが、検測枠1を上面視で点対称の形状とするにあたり、図4に示すように連設部分30,30’を設ける構成を採用してもよい。
上記各実施形態では、線材折曲げ装置を用いて各工程を行う例を示したが、この発明では、各工程の1または複数の工程を、1回または複数回に分けてプレス機を用いて行うようにしてもよい。
また、この発明の検測枠のさらに別の製造方法として、合成樹脂成型(成形)加工機を用いて行う場合は、例えば図2に示す検測枠1の形状の金型を作成し、ポリプロピレンやポリエチレン等を原料として射出成形にて製造する。この製造方法によると、「膨出体M形状の目安となる第1傾斜部5の形成工程、上側芯材3’’を載置するための第1略V部6の形成工程、膨出体M形状の目安となる第2傾斜部7の形成工程、次の第1略Λ部8への接続部9の形成工程、下側芯材3を浮設保持するための前記第1略Λ部8の形成工程、次の第2略Λ部10への接続部11の形成工程、下側芯材3’を浮設保持するための前記第2略Λ部10の形成工程、次の第3略Λ部12への接続部13の形成工程、下側芯材3’を浮設保持するための前記第3略Λ部12の形成工程、次の第4略Λ部14への接続部15の形成工程、下側芯材3を浮設保持するための前記第4略Λ部14の形成工程、次の第3傾斜部16への接続部17の形成工程、膨出体M形状の目安となる前記第3傾斜部16の形成工程、前記上側芯材3’’を載置するための第2略V部18の形成工程、膨出体M形状の目安となる第4傾斜部19の形成工程」、ならびに、最初の工程での水平辺20、最後の工程での水平辺20’、途中の工程での脚23,23’の形成工程も含めた全工程を同時に行うことが可能である。
なお、上記各実施形態において、前記接続部13を上向きに若干山形に屈曲(図示なし)しておく、または検測枠1の設置時に前記接続部13を上向きに若干山形に屈曲することで、法面2の凸部に前記接続部13が位置しても検測枠1の安定した設置が可能となる。また、前記接続部13を逆に曲げた際には法面2の凹部にフィットさせることができる。この場合、前記接続部13を下向きに若干山形に屈曲(図示なし)しておく、または検測枠1の設置時に前記接続部13を下向きに若干山形に屈曲する。すなわち、特許文献1に記載されている検測枠では、上述したように、目安部材である弓形状の湾曲部(前記第1部材)の両サイドが2本の線材(前記第2部材)で溶接するなどして強固に連結(接続)されていた。しかし、本発明は、目安部材である湾曲部(第1,2傾斜部5,7および第3,4傾斜部16,19)同士が1本の線材、すなわち、前記接続部13で繋がっているだけなので、施工現場条件(法面2表面の凹凸の状態)によって、検測枠1の設置時に前記接続部13を容易に上向きあるいは下向きに屈曲させることができ、検測枠1をより法面2の凹凸に沿って設置させることができる。
図7,8は、膨出体形状の目安となる第1傾斜部5の形成工程、上側芯材を載置するための第1略V部6の形成工程、膨出体形状の目安となる第2傾斜部7の形成工程、次の第1略Λ部8’への接続部13’の形成工程、一方の下側芯材を浮設保持するための前記第1略Λ部8’の形成工程、次の第2略Λ部8’’への接続部13’’の形成工程、他方の下側芯材を浮設保持するための前記第2略Λ部8’’の形成工程、次の第3傾斜部16への接続部13’’’の形成工程、膨出体形状の目安となる前記第3傾斜部16の形成工程、前記上側芯材を載置するための第2略V部18の形成工程、膨出体形状の目安となる第4傾斜部19の形成工程を主として有し、検測枠1を上面視で点対称の形状としてあるこの発明の第5の実施形態を示す。図7,8において、図1〜6に示した符号と同一のものは同一または相当物である。図7,8に示すように、検測枠1の製造方法は、一本の直線状の金属線材Rの一方端部Sを所定の大きさの曲げ径を有して好ましくは後に形成される垂直面F内に位置可能なように所定長さΔだけ折曲げて水平辺20を形成する工程、格子状法枠形状の目安となる目安部を構成する第1傾斜部5の形成工程、上側芯材を載置するための第1略V部6の形成工程、膨出体形状の目安となる第2傾斜部7の形成工程、M型形状部分Aの下流側下端を所定の大きさの曲げ径を有してこの実施形態では前記垂直面F内に位置するように線材折曲げ装置(図示せず)により折曲げて金網Kを通過できる大きさの脚23を形成する工程、次の第1略Λ部8’への直線状の接続部13’の形成工程、一方の下側芯材を浮設保持するための前記第1略Λ部8’の形成工程、次の第2略Λ部8’’への直線状の接続部13’’の形成工程、他方の下側芯材を浮設保持するための前記第2略Λ部8’’の形成工程、次の脚23’への直線状の接続部13’’’の形成工程、M型形状部分A’の上流側下端を所定の大きさの曲げ径を有してこの実施形態では前記垂直面F’内に位置するように線材折曲げ装置(図示せず)により折曲げて金網Kを通過できる大きさの脚23’を形成する工程、格子状法枠形状の目安となる目安部を構成する第3傾斜部16の形成工程、前記上側芯材を載置するための第2略V部18の形成工程、膨出体形状の目安となる第4傾斜部19の形成工程、前記金属線材Rの他方端部S’を前記水平辺20の場合と同じ所定の大きさの曲げ径を有して好ましくは前記垂直面F’内に位置可能なように所定長さΔ’(=Δ)だけ折曲げて、水平辺20と同一水平面に位置するよう水平辺20を形成する工程を含む。そして、上記各実施形態と同様に、仮想の垂直面F,F’が平行になるよう目安部(5,7)と目安部(16,19)が所定間隔B(図8参照)を有して対向配置されている。そして、例えば前記接続部13’,13’’’は平行な直線に形成されている。
さらに、この実施形態では、図7,8に示すように、前記第1略Λ部8’内に形成される正面視三角形の仮想の面fと、前記第2略Λ部8’’内に形成される正面視三角形の仮想の面fと、仮想の垂直面Fと、仮想の垂直面,F’が平行になるように前記第1略Λ部8’と前記第2略Λ部8’’が形成されている。なお、Tは第1略Λ部8’の頂点を示し、32および33は、第1略Λ部8’の両端点を示すとともに、Tは第2略Λ部8’’の頂点を示し、32’および33’は、第2略Λ部8’’の両端点を示す。また、34は、第1略V部6の底点を示し、35および36は、第1略V部6の両端点を示すとともに、34’は、第2略V部18の底点を示し、35’および36’は、第2略V部18の両端点を示す。便宜上、図7,8には、頂点T,Tと底点34,34’と両端点32,33、32’,33’、35,36、35’,36’をドットで示している。
図9,10は、上記第5の実施形態と同様、膨出体形状の目安となる第1傾斜部5の形成工程、上側芯材を載置するための第1略V部6の形成工程、膨出体形状の目安となる第2傾斜部7の形成工程、次の第1略Λ部8’への接続部13’の形成工程、一方の下側芯材を浮設保持するための前記第1略Λ部8’の形成工程、次の第2略Λ部8’’への接続部13’’の形成工程、他方の下側芯材を浮設保持するための前記第2略Λ部8’’の形成工程、次の第3傾斜部16への接続部13’’’の形成工程、膨出体形状の目安となる前記第3傾斜部16の形成工程、前記上側芯材を載置するための第2略V部18の形成工程、膨出体形状の目安となる第4傾斜部19の形成工程を主として有し、検測枠1を上面視で点対称の形状としてあるとともに、第1略Λ部8’内に形成される正面視三角形の仮想の面f1 と、前記第2略Λ部8’’内に形成される正面視三角形の仮想の面f2 の向きを平行な仮想の垂直面F,F’に対して上記第5の実施形態の場合とは異ならせたこの発明の第6の実施形態を示す。図9,10において、図1〜8に示した符号と同一のものは同一または相当物である。図9,10に示すように、検測枠1の製造方法は、一本の直線状の金属線材Rの一方端部Sを所定の大きさの曲げ径を有して好ましくは後に形成される垂直面F内に位置可能なように所定長さΔだけ折曲げて水平辺20を形成する工程、格子状法枠形状の目安となる目安部を構成する第1傾斜部5の形成工程、上側芯材を載置するための第1略V部6の形成工程、膨出体形状の目安となる第2傾斜部7の形成工程、M型形状部分Aの下流側下端を所定の大きさの曲げ径を有してこの実施形態では前記垂直面F内に位置するように線材折曲げ装置(図示せず)により折曲げて金網Kを通過できる大きさの脚23を形成する工程、次の第1略Λ部8’への直線状の接続部13’の形成工程、一方の下側芯材を浮設保持するための前記第1略Λ部8’の形成工程、次の第2略Λ部8’’への直線状の接続部13’’の形成工程、他方の下側芯材を浮設保持するための前記第2略Λ部8’’の形成工程、次の脚23’への直線状の接続部13’’’の形成工程、M型形状部分A’の上流側下端を所定の大きさの曲げ径を有してこの実施形態では前記垂直面F’内に位置するように線材折曲げ装置(図示せず)により折曲げて金網Kを通過できる大きさの脚23’を形成する工程、格子状法枠形状の目安となる目安部を構成する第3傾斜部16の形成工程、前記上側芯材を載置するための第2略V部18の形成工程、膨出体形状の目安となる第4傾斜部19の形成工程、前記金属線材Rの他方端部S’を前記水平辺20の場合と同じ所定の大きさの曲げ径を有して好ましくは前記垂直面F’内に位置可能なように所定長さΔ’(=Δ)だけ折曲げて、水平辺20と同一水平面に位置するよう水平辺20を形成する工程を含む。そして、上記各実施形態と同様に、仮想の垂直面F,F’が平行になるよう目安部(5,7)と目安部(16,19)が所定間隔B(図10参照)を有して対向配置されている。そして、例えば前記接続部13’,13’’’は平行な直線に形成されている。
さらに、この実施形態では、図10に示すように、好ましくは仮想の対角線G上に、前記直線状の両接続部13’,13’’,13’’’と、第1略Λ部8’内に形成される正面視三角形の仮想の面fと、前記第2略Λ部8’’内に形成される正面視三角形の仮想の面fが位置するよう形成されている。そして、前記仮想の面f,fと仮想の垂直面F,F’とのなす角度が、鋭角θになるよう第1略Λ部8’と第2略Λ部8’’が形成されている。便宜上、図9,10には、頂点T,Tと底点34,34’と両端点32,33、32’,33’、35,36、35’,36’をドットで示している。
なお、この発明では、例えば金属線材を例えば第1傾斜部5、第2傾斜部7、第1略V部6に加工するにあたり、図3に示すような所定の曲率を有するM型形状の曲線に限りなく近づけて仕上げる工程だけではなく、図11に示すように、金属線材を順次所定の回数だけ折曲げて複数の傾斜した直線部5aおよび水平な直線部5bよりなる前記曲線に近い形状の多角形を形成するような金属線材の折曲げ方をも含む。この際、図11に示すように、第1傾斜部5、第2傾斜部7、第1略V部6を形成したときと同様の傾斜した直線部5aおよび水平な直線部5bを用いて例えば脚23、第1略Λ部8、第2略Λ部10を加工することができる。図11において、複数のドットは、折曲げポイントを示している。また、図11においては、例えば第1略Λ部8の三角形の頂点、第2略Λ部10の三角形の頂点、第1略V部6の逆三角形の最下端点を水平な直線部5bとした例を示しているが、図12に示すように、傾斜した直線部5aと傾斜した直線部5aの交点にしてもよい。
上記各実施形態では、1本の線材で検測枠を構成する場合を示したが、本発明はこれに限られず第2傾斜部から第3傾斜部に至る間の位置で分割された複数の線材部分より構成し、前述した各形成工程の後に、前記分割位置で線材部分同士を溶接により連結して一本の連続した鋼製線材などの線材とするようにしてもよい。例えば図13〜図16は、そのようにしたこの発明の第7の実施形態、第8の実施形態を示す。図13〜図16において、図1〜12に示した符号と同一のものは同一または相当物である。
まず始めに、図13、図14は、検測枠を構成する線材を、第2傾斜部から第3傾斜部に至る間の位置で2分割された二つの線材部分より構成しているこの発明の第7の実施形態を示している。図13において、黒三角Zは二つの線材部分R,Rの溶接ポイント(分割位置)を示しており、1’は、この溶接ポイントZで溶接された後に得られる検測枠である。そして、この実施形態では、図14に示すように、互いに面対称である形状の二つの線材部分R,Rを用いており、得られた検測枠1’は接続部13の中央箇所に前記溶接ポイントZを有している。13aおよび13bはそれぞれ線材部分R および線材部分R の一端であり、これらが溶接箇所である。例えば、前記第2の実施形態では、図4に示すように、一本の金属線材Rに線材折曲げ装置(図示せず)を用いて、所望の形成工程が順次行われ、所望形状の検測枠1を形成していたが、この第7の実施形態では、例えば前記線材折曲げ装置を用いて予め互いに面対称である形状の二つの線材部分R,Rを形成しておき、その後、前記一端13aおよび13b同士を溶接して線材部分R,Rを連結し、一本の線材としている。そして、上記第2の実施形態のように、線材折曲げ装置を用いて連続で製造するより、この実施形態のように一つの検測枠1’を得るのに二つの線材部分(2分割した部品)R,Rを用いる方が線材部分(2分割した部品)R,Rの製造スピードを上げることができ、また、線材部分(2分割した部品)R,Rの形状が歪み難いという利点を有する。すなわち、この実施形態では、2分割した部品R,Rの形成後に、両者R,R を溶接して接続し、それによって一つの検測枠1’を得るので、連続して一つの検測枠1を製造するより、製造スピードと形状の安定性を上げることができ、最終的な形状の修正作業が少なく済むといった利点を有する。また、この実施形態では、線材折曲げ装置を用いて互いに面対称である形状の部品R,Rを製造するので、異なる形状の多数の部品を用いて一つの検測枠1’をうる場合に比べて生産効率を上げることができる。なお、この発明では、溶接ポイントZは接続部13の中央箇所に限定されるものではなく溶接ポイントZ は第2傾斜部7から第3傾斜部16に至る間の位置であればよい。
次に、図15、図16は、検測枠を構成する線材を、第2傾斜部から第3傾斜部に至る間の位置で3分割された三つの線材部分より構成しているこの発明の第8の実施形態を示している。この実施形態では、図16に示すように、三つの線材部分R’,R’,R’を用いており、得られた検測枠1’は、直線状の接続部9における適宜の箇所と直線状の接続部17における適宜の箇所の二箇所に溶接ポイントZを有している。図16において、9aおよび17aはそれぞれ線材部分R’および線材部分R’の一端であり、9bおよび17bはそれぞれ線材部分R’の一端および他端であり、これらが溶接箇所である。検測枠1’は、前記二つの溶接ポイントZで溶接された後に得られる検測枠である。この実施形態でも、上記第7の実施形態と同様の利点を有する。すなわち、例えば前記線材折曲げ装置を用いて予め三つの線材部分R’,R’,R’を形成しておき、その後、線材部分R’の両端9bおよび17bにそれぞれ線材部分R’の一端9aおよび線材部分R’の一端17aを溶接して三者R’,R’,R’を連結し、一本の線材としている。そして、上記第2の実施形態のように、線材折曲げ装置を用いて連続で製造するより、この実施形態のように一つの検測枠1’を得るのに三つの線材部分(3分割した部品)R’,R’,R’を用いる方が各線材部分(3分割した各部品)R’,R’,R’の製造スピードを上げることができ、また、線材部分(3分割した部品)R’,R’,R’の形状が歪み難いという利点を有する。すなわち、この実施形態では、3分割した部品R’,R’,R’の形成後に、三者R’,R’,R’を溶接して接続し、それによって一つの検測枠1’を得るので、連続して一つの検測枠1を製造する上記第2の実施形態より、製造スピードと形状の安定性を上げることができ、最終的な形状の修正作業が少なく済むといった利点を有する。なお、この発明では、溶接ポイントZは接続部9,17の箇所に限定されるものではなく溶接ポイントZは第2傾斜部7から第3傾斜部16に至る間の位置であればよく、また、溶接ポイントZを3以上に設定してもよい。
図17、図18は、上記第7の実施形態と同様に、検測枠1’を構成する線材を、第2傾斜部7から第3傾斜部16に至る間の位置で2分割された二つの線材部分R’’,R’’より構成しているこの発明の第9の実施形態を示している。図17、図18において、図1〜16に示した符号と同一のものは同一または相当物であり、黒三角Zは二つの線材部分R’’,R’’の溶接ポイント(分割位置)を示し、1’は、この溶接ポイントZで溶接された後に得られる検測枠である。そして、この実施形態では、溶接ポイントZの位置からも分かるように、互いに点対称である形状の二つの線材部分R’’,R’’を用いており、得られた検測枠1’は直線状の接続部13’’の中央箇所に前記溶接ポイントZを有している。13’’aおよび13’’bはそれぞれ、図18に示した線材部分R’’および線材部分R’’の一端であり、これらが溶接箇所である。すなわち、上記第5の実施形態では、図7に示すように、一本の金属線材Rに線材折曲げ装置(図示せず)を用いて、複数の加工工程が順次行われ、所望形状の検測枠1を形成していたが、この第9の実施形態では、一つの検測枠1’を得るにあたり、例えば前記線材折曲げ装置を用いて予め二つの線材部分R’’,R’’を形成しておき、その後、前記一端13’’aおよび13’’b同士を溶接して線材部分R’’,R’’を連結し、一本の線材としている。そして、上記第5の実施形態のように、線材折曲げ装置を用いて連続で製造するより、この実施形態のように一つの検測枠1’を得るのに二つの線材部分(2分割した部品)R’’,R’’を用いる方が線材部分(2分割した部品)R’’,R’’の製造スピードを上げることができ、また、線材部分(2分割した部品)R’’,R’’の形状が歪み難いという利点を有する。すなわち、この実施形態では、2分割した部品R’’,R’’の形成後に、両者R’’,R’’を溶接して接続し、それによって一つの検測枠1’を得るので、連続して一つの検測枠1を製造するより、製造スピードと形状の安定性を上げることができ、最終的な形状の修正作業が少なく済むといった利点を有する。また、この実施形態では、線材折曲げ装置を用いて互いに点対称である形状の部品R’’,R’’を製造するので、異なる形状の多数の部品を用いて一つの検測枠1’をうる場合に比べて生産効率を上げることができる。なお、この発明では、溶接ポイントZは接続部13’’の中央箇所に限定されるものではなく溶接ポイントZは第2傾斜部7から第3傾斜部16に至る間の位置であればよい。
図19、図20は、検測枠を構成する線材を、第2傾斜部から第3傾斜部に至る間の位置で3分割された三つの線材部分より構成しているこの発明の第10の実施形態を示している。この実施形態では、三つの線材部分R’’’,R’’’,R’’’を用いており、得られた検測枠1’は、直線状の接続部13’における適宜の箇所と直線状の接続部13’’’における適宜の箇所の二箇所に溶接ポイントZを有している。図20において、13’aおよび13’’’aはそれぞれ線材部分R’’’および線材部分R’’’の一端であり、13’bおよび13’’’bはそれぞれ線材部分R’’’の一端および他端であり、これらが溶接箇所である。1’は、前記二つの溶接ポイントZで溶接された後に得られる検測枠である。この実施形態でも、上記第7〜9の実施形態と同様の利点を有する。すなわち、例えば前記線材折曲げ装置を用いて予め三つの線材部分R’’’,R’’’,R’’’を形成しておき、その後、線材部分R’’’の両端13’bおよび13’’’bにそれぞれ線材部分R’’’の一端13’aおよび線材部分R’’’の一端13’’’aを溶接して三者R’’’,R’’’,R’’’を連結し、一本の線材としている。そして、上記第5の実施形態のように、線材折曲げ装置を用いて連続で製造するより、この実施形態のように一つの検測枠1’を得るのに三つの線材部分(3分割した部品)R’’’,R’’’,R’’’を用いる方が線材部分(3分割した部品)R’’’,R’’’,R’’’の製造スピードを上げることができ、また、線材部分(3分割した部品)R’’’,R’’’,R’’’の形状が歪み難いという利点を有する。すなわち、この実施形態では、3分割した部品R’’’,R’’’,R’’’の形成後に、三者R’’’,R’’’,R’’’を溶接して接続し、それによって一つの検測枠1’を得るので、連続して一つの検測枠1を製造する上記第5の実施形態より、各部品R’’’,R’’’,R’’’の製造スピードと形状の安定性を上げることができ、最終的な形状の修正作業が少なく済むといった利点を有する。なお、この発明では、溶接ポイントZは接続部13’,13’’’の適宜の箇所に限定されるものではなく溶接ポイントZは第2傾斜部7から第3傾斜部16に至る間の位置であればよく、また、溶接ポイントZを3以上に設定してもよい。
1 検測枠
2 法面
3,3’,3’’ 鉄筋(芯材)
5 第1傾斜部
6 第1略V部
7 第2傾斜部
8 第1略Λ部
9,11,13,15,17 接続部
10 第2略Λ部
12 第3略Λ部
14 第4略Λ部
16 第3傾斜部
18 第2略V部
19 第4傾斜部
20,20’ 水平辺
23,23’ 脚
M 格子状法枠(膨出体形状)
R 一本の線材

Claims (12)

  1. 法面上で、少なくとも上側1本、下側2本の芯材を固定できるとともに、それら芯材を内包した膨出体を形成する際に膨出体の形状寸法を規制するために使用する、一本の線材から製造できる検測枠の製造方法であって、
    膨出体形状の目安となる第1傾斜部の形成工程、上側芯材を載置するための第1略V部の形成工程、膨出体形状の目安となる第2傾斜部の形成工程、次の第1略Λ部への接続部の形成工程、下側芯材を浮設保持するための前記第1略Λ部の形成工程、次の第2略Λ部への膨出体形状の目安とならない接続部の形成工程、下側芯材を浮設保持するための前記第2略Λ部の形成工程、次の第3傾斜部への接続部の形成工程、膨出体形状の目安となる前記第3傾斜部の形成工程、前記上側芯材を載置するための第2略V部の形成工程、膨出体形状の目安となる第4傾斜部の形成工程を有する検測枠の製造方法。
  2. 法面上で、少なくとも上側1本、下側2本の芯材を固定できるとともに、それら芯材を内包した膨出体を形成する際に膨出体の形状寸法を規制するために使用する、一本の線材から製造できる検測枠の製造方法であって、
    膨出体形状の目安となる第1傾斜部の形成工程、上側芯材を載置するための第1略V部の形成工程、膨出体形状の目安となる第2傾斜部の形成工程、次の第1略Λ部への接続部の形成工程、下側芯材を浮設保持するための前記第1略Λ部の形成工程、次の第2略Λ部への接続部の形成工程、下側芯材を浮設保持するための前記第2略Λ部の形成工程、次の第3略Λ部への膨出体形状の目安とならない接続部の形成工程、下側芯材を浮設保持するための前記第3略Λ部の形成工程、次の第4略Λ部への接続部の形成工程、下側芯材を浮設保持するための前記第4略Λ部の形成工程、次の第3傾斜部への接続部の形成工程、膨出体形状の目安となる前記第3傾斜部の形成工程、前記上側芯材を載置するための第2略V部の形成工程、膨出体形状の目安となる第4傾斜部の形成工程を有する検測枠の製造方法。
  3. 前記線材の端部を折曲する折曲工程を有する請求項1または2に記載の検測枠の製造方法。
  4. 線材折曲げ装置を用いて前記各工程を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の検測枠の製造方法。
  5. 前記線材は、前記第2傾斜部から前記第3傾斜部に至る間の位置で分割された複数の線材部分よりなり、前記各形成工程の後に、前記分割位置で線材部分同士を溶接により連結して一本の線材とする連結工程を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の検測枠の製造方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の各工程の1または複数の工程を、1回または複数回に分けてプレス機を用いて行う検測枠の製造方法。
  7. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の全工程を同時に合成樹脂成型加工機で行う検測枠の製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の製造方法で製造した検測枠。
  9. 法面に下側芯材を配置する工程、下側芯材の上から請求項8に記載の検測枠を設置する工程、下側芯材を検測枠の略Λ部に固定する工程、検測枠の略V部に上側芯材を載置し固定する工程、検測枠の形状を目安にしながら検測枠および前記上側、下側芯材を内包するように硬化材を盛って膨出体を形成する工程を有する法面保護工法。
  10. 最初に、法面に被覆材を展開する工程を有する請求項9に記載の法面保護工法。
  11. 膨出体を形成する工程の後に、膨出体と膨出体の間の法面を、硬化材、間詰材、植生基材から選ばれる1種以上で覆う工程を有する、請求項9または10に記載の法面保護工法。
  12. 検測枠の形状を目安にしながら検測枠および前記上側、下側芯材を内包するように硬化材を盛って膨出体を形成する工程の前に、硬化材が付着しないように膨出体と膨出体の間の地山を保護するシートを設置する工程を有する、請求項9〜11のいずれか1項に記載の法面保護工法。
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