JP2004036386A - 法枠の施工方法ならびに法面の緑化工法 - Google Patents
法枠の施工方法ならびに法面の緑化工法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004036386A JP2004036386A JP2003321003A JP2003321003A JP2004036386A JP 2004036386 A JP2004036386 A JP 2004036386A JP 2003321003 A JP2003321003 A JP 2003321003A JP 2003321003 A JP2003321003 A JP 2003321003A JP 2004036386 A JP2004036386 A JP 2004036386A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- mortar
- slope
- concrete
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
【解決手段】 合成樹脂からなり30重量%以下の水分を含む短繊維補強材aを混練したモルタルA又はコンクリートを格子状に吹き付け又は打設して、格子状の膨出体18による法枠19を形成することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
その問題を解決するため、本願出願人は、特開平11-21905号にて、金属繊維、ガラス繊維、合成樹脂繊維などの一種または二種以上の短繊維の補強材を混練させたモルタル又はコンクリートを用いた法枠工法を提案した。
第1発明の施工方法によれば、合成樹脂の短繊維補強材に、繊維に対し30重量%以下の水分を保持させることにより、繊維を枠体内に見事に均一に分散できた。その効果は、繊維に保持された30重量%以下の水分が、モルタル又はコンクリートと短繊維の親和性を改善したことに主に起因すると思われる。
短繊維補強材の長さとしては、3〜60mmが適用され、3mm未満であると繊維が短か過ぎて補強効果が得られず、60mm以上であると繊維が長すぎてモルタル等に均一に混練できない。このことから、3〜60mmの長さの短繊維が使用可能である。
また、短繊維補強材は、体積比で0.01%〜 3.0%の割合でモルタル又はコンクリートに混練させるのが好ましい。短繊維補強材の混入割合が前記未満であると構造物としての強度が十分に発現されず、また前記以上であるとモルタル又はコンクリートに対して補強材を均一に混練させることが困難となる。
この際、短繊維補強材は、砂等と同時に規定量を投入するだけで良く、繊維を分散させるための振動装置などは必要としない。
また、格子枠内に網体が存在することとなり、後に植生基材を吹付けた際に植生基材を保持する作用を得ることができ、植生基材の流亡防止効果がある。
一方、法枠の形成に先立って鉄筋やワイヤー等の線材を格子状に設置すると、法枠の膨出体内に線材が位置し、法枠がより連結される作用を得ることができ、法枠の強度が高まる。また、線材として鉄筋等の剪断強度や曲げ強度の高いものを使用すると、法枠の剪断強度や曲げ強度を効果的に高めることができる。
また、図1に示すように線材を膨出体の中心部に浮設保持する手段を講ずることが、法枠の強度を高める上で望ましい。
この検測具の幅と高さを目安に膨出体を吹き付け又は打設すると、自ずと所望する幅と高さを有する法枠を形成できる。
また、この検測具に線材を上から載置、及び/又は下から保持する手段を講ずることにより、第2発明中の線材の設置をより効率的に行うことができるとともに、線材を膨出体内の所定の高さに位置させることができ、法枠強度を高くすることができる。
さらに、検測具は複数個を線材等にて連結した構造とすると、自立するため法面への設置が容易である。
また、好ましくは、検測具30は、複数個を針金等の線材31で連結して構成すると、自立して設置が容易である。
検測具32も、複数個を針金等の線材31で連結して構成すると、自立して設置が容易である。
尚、法面2が緩傾斜の場所には、特に網体1を張設する必要はない。
さらに、短繊維補強材aのみで所望する法枠の曲げ強度等が達成される場合は、鉄筋等の線材3を設置する必要はない。
一方、法枠の形成に先立って鉄筋やワイヤー等の線材を格子状に設置することにより、法枠の膨出体内に線材が位置し、法枠がより連結される作用を得ることができ、法枠の強度が高まる。また、線材として鉄筋等の剪断強度や曲げ強度の高いものを使用すると、法枠の剪断強度や曲げ強度を効果的に高めることができる。
そして、法枠の形成に先立って金網等の網体を設置するとともに、鉄筋等の線材を格子状に設置すると、上記した各々の効果が相乗的に発揮され、より強固な法枠を形成できる。
さらに、この検測具に線材を上から載置、及び/又は下から保持する手段を講ずることにより、第2発明中の線材の設置をより効率的に行うことができるとともに、線材を膨出体内の所定の高さに位置させることができ、法枠強度を高くすることができる。
2 法面
3 線材
18 膨出体
19 法枠
20 植生材料
30,32 検測具
a 短繊維の補強材
A モルタル(又はコンクリート)
Claims (5)
- 合成樹脂からなり30重量%以下の水分を含む短繊維補強材を混練したモルタル又はコンクリートを格子状に吹き付け又は打設して、格子状の膨出体による法枠を形成することを特徴とする法枠の施工方法。
- 法面に網体を設置する、又は線材を格子状に設置する、又はそれら両方を設置した上から、合成樹脂からなり30重量%以下の水分を含む短繊維補強材を混練したモルタル又はコンクリートを格子状に吹き付け又は打設して、格子状の膨出体による法枠を形成することを特徴とする法枠の施工方法。
- 膨出体を所望する幅及び/又は高さに形成するための検測具を目安にして法枠を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の法枠の施工方法。
- 前記合成樹脂がアラミド繊維である請求項1〜3のいずれかに記載の法枠の施工方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の法枠を施工後、格子枠内に、植生を導入することを特徴とする法面の緑化工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003321003A JP2004036386A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 法枠の施工方法ならびに法面の緑化工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003321003A JP2004036386A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 法枠の施工方法ならびに法面の緑化工法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24597199A Division JP2001064977A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 法枠の施工方法ならびに法面の緑化工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004036386A true JP2004036386A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31712707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003321003A Pending JP2004036386A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 法枠の施工方法ならびに法面の緑化工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004036386A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013245474A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Nisshoku Corp | 検測枠の製造方法および検測枠ならびに法面保護工法 |
CN108052790A (zh) * | 2017-12-01 | 2018-05-18 | 武汉大学 | 一种大尺度基岩宏观抗剪强度的理论计算方法 |
-
2003
- 2003-09-12 JP JP2003321003A patent/JP2004036386A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013245474A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Nisshoku Corp | 検測枠の製造方法および検測枠ならびに法面保護工法 |
CN108052790A (zh) * | 2017-12-01 | 2018-05-18 | 武汉大学 | 一种大尺度基岩宏观抗剪强度的理论计算方法 |
CN108052790B (zh) * | 2017-12-01 | 2019-05-24 | 武汉大学 | 一种大尺度基岩宏观抗剪强度的理论计算方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109487700A (zh) | 矩形截面桥墩采用uhpc的抗震加固构造及施工方法 | |
JP3961452B2 (ja) | コンクリート吹き付け工法 | |
JP2004036386A (ja) | 法枠の施工方法ならびに法面の緑化工法 | |
JP2001064977A (ja) | 法枠の施工方法ならびに法面の緑化工法 | |
JPS61183521A (ja) | 法面の植生基盤安定工法 | |
JPH11172679A (ja) | コンクリート工法 | |
JP2007224507A (ja) | 法面緑化工法 | |
JP7447189B2 (ja) | 生コンが充填でき振動機で締固めが出来る法面型枠資材とその工法。 | |
JP3417532B2 (ja) | 法面に対する法枠の施工工法ならびに法面の緑化工法 | |
JP2000204560A (ja) | 法枠の施工方法ならびに法面の緑化工法 | |
JP3382592B2 (ja) | 斜面安定工の吹付材安定工法及びその装置 | |
JP3107132B2 (ja) | 緑化コンクリートおよびその形成方法 | |
KR100822758B1 (ko) | 인공바위 제작방법 | |
JP2006009311A (ja) | ポーラスコンクリート擁壁およびその造成方法 | |
JPH02197620A (ja) | 緑化コンクリート工法 | |
JP2694326B2 (ja) | 現場打ち法枠工法 | |
JP7455680B2 (ja) | 土系材料から成る構造物の構築方法 | |
JPH09184145A (ja) | 緑化ブロック及びその製造方法並びに緑化ブロック施工法 | |
JP3009425U (ja) | 張枠ブロック | |
CN106012790A (zh) | 多孔火山岩骨料混凝土t梁的制造方法 | |
JPH0533319A (ja) | 法面ブロツク | |
JPH09144011A (ja) | 現場打ち法枠検測具 | |
JPS61186620A (ja) | 法枠植生工用の布製袋体 | |
JP2021025282A (ja) | 法枠形成具及び法枠形成方法 | |
JPH07138969A (ja) | 擁壁等の構築工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20051125 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20051125 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20051128 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060711 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061128 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |