JP2694331B2 - 法枠形成用の検測枠とこれを用いる法枠工法 - Google Patents

法枠形成用の検測枠とこれを用いる法枠工法

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JP2694331B2
JP2694331B2 JP6180886A JP18088694A JP2694331B2 JP 2694331 B2 JP2694331 B2 JP 2694331B2 JP 6180886 A JP6180886 A JP 6180886A JP 18088694 A JP18088694 A JP 18088694A JP 2694331 B2 JP2694331 B2 JP 2694331B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、法枠形成用の検測枠
とこれを用いる法枠工法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路や造成地などの法面を緑化する工法
の一つに、例えば特公昭58−20338号公報に示さ
れる「法面安定工法」がある。この工法は、法面に金網
などの網状体を敷設した後、この網状体上に鉄筋を格子
状に敷設し、この格子状鉄筋にモルタルまたはコンクリ
ート(以下、単にモルタルなどと言う)を吹き付けてモ
ルタル等よりなる格子状法枠を形成するようにしたもの
であるので、従来のプレハブ式や現場打ち法枠工法など
に比べて、施工性や強度に優れているとともに、使用す
る器材が少なく安価であるといった利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現行の土木
基準では、前記格子状鉄筋を覆うモルタルなどの厚み
(これを被り厚と言う)が鉄筋のどの面からも5cm以
上であることが、所要強度の格子状法枠を得るための品
質管理基準として義務付けられている。しかしながら、
前記現場打ち法枠工法は、型枠を用いない現場打ち法枠
工法であるとともに、モルタルなどの吹き付けは、法面
上の不安定な場所で現場作業として行われることから、
格子状鉄筋に対するモルタルなどの吹付け厚さや幅が不
均一となりやすく、所定寸法の格子状法枠を形成するの
に相当の熟練度を要するとともに、格子状法枠の寸法や
強度にバラツキを生じることを避けることができなかっ
た。
【0004】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、型枠を用いない現場打ち法枠工法において、
規格通りの寸法および強度を有するモルタルなどよりな
る格子状法枠を熟練を要することなく簡単に形成するこ
とができる法枠形成用の検測枠(以下、単に検測枠と言
う)とこれを用いる法枠工法を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の検測枠は、法面に網状体を敷設した後、
この網状体上に鉄筋を格子状に配置し、この格子状鉄筋
にモルタルまたはコンクリートを吹き付けモルタルま
たはコンクリートよりなる格子状法枠の寸法を規制する
ために、前記鉄筋を跨ぐようにして、適宜の間隔をおい
て配置され、モルタルまたはコンクリートの吹き付け幅
および吹き付け高さの目安となる法枠形成用の検測枠で
あって、所定の高さと幅とを有し、かつ、一対の脚部を
有する一対の第1部材と、この第1部材の脚部どうしを
その中間部において連結する第2部材とを備えるととも
、一対の脚部を結ぶ方向に鉄筋保持部材を上下2段ま
たはそれ以上の段数に横設してあり、この検測枠に従っ
てモルタルまたはコンクリートが吹き付けられることを
特徴としている。
【0006】また、この発明の法枠工法は、法面に網状
体を敷設した後、この網状体上に鉄筋を格子状に配置
し、その後、第1部材が前記鉄筋を跨ぐようにして前記
検測枠を配置し、さらに、鉄筋保持部材によって鉄筋お
よび網状体を浮設保持した状態で、モルタルまたはコン
クリートを吹き付けることを特徴としている。そして、
この法枠工法において、鉄筋保持部材によって鉄筋のみ
を浮設保持させるようにしてもよい。
【0007】前記第1部材の正面視形状としては、三角
五角形以上の多角形さらには上部に一つの凸部と二
つの凹部を有する凹多角形など各種の幾何学形状を採用
することができ、また、弓状または半円形であってもよ
い。これらの場合、左右対称形であるのがより好まし
い。そして、第1部材の下端部を折曲して沈み防止部を
形成してあってもよい。
【0008】前記鉄筋保持部材は、その両端を、第1部
材または第2部材に固着してあってもよく、また、その
一端を第1部材の一方の脚部または第2部材に遊動自在
に設け、他端を他方の脚部または対応する第2部材に係
止させるようにしてあってもよく、そして、その両端を
第1部材または第2部材に対して着脱自在に取り付けら
れるようにしてあってもよい。さらに、これらいずれの
場合においても、鉄筋保持部材に鉄筋を安定に保持する
ための安定保持部を設けてあってもよい。
【0009】
【作用】この発明で用いる検測枠は、所定の高さと幅
を有するように形成されるとともに、一対の脚部を有す
る一対の第1部材と、この第1部材どうしを連結する上
下2段の第2部材とを備えるとともに、一対の脚部を
ぶ方向に鉄筋保持部材を上下2段に横設してなり、検測
枠の構造が簡単で、その製作も容易であり、安価であ
る。
【0010】そして、法面に所定のモルタルなどよりな
る格子状法枠を形成するに際しては、法面を整形した
、法面全体に菱形金網などの網状体を敷設し、この網
体上に鉄筋を格子状に配置する。そして第1部材が
鉄筋を跨ぎ、かつ、一方の鉄筋上部鉄筋保持部材と
部鉄筋保持部材との間に位置するように、つまり、前記
鉄筋を、上部鉄筋保持部材と下部鉄筋保持部材とによっ
て形成される下部空間を挿通させるようにして、検測
網状体上に適宜の間隔をおいて配置し、その後、格
枠を形成する鉄筋にモルタルなどを吹き付けるのであ
る。
【0011】このようにすることにより、鉄筋に対して
モルタルなどを所定幅および高さになるように正確に吹
き付けることができ、所定強度を有するモルタルなどよ
りなる格子状法枠を面に確実に形成することができ
る。
【0012】
【実施例】図1〜図4は、この発明の検測枠およびこれ
を用いる法枠工法の一例を示すものである。まず、図4
において、Kは検測枠で、この検測枠Kは、所定の高さ
H(例えば15cm)と幅W(例えば30cm)とを有
する一対の第1部材1と、対向する二つの第1部材1の
脚部1Bを上下方向に適宜の間隔をおいて連結する二
の第2部材2A,2Bと、一対の脚部1Bを結ぶ方向に
上下方向に適宜の間隔をおいて横設される二つの鉄筋保
持部材3A,3Bとから構成される。
【0013】すなわち、第1部材1、第2部材2A,2
Bおよび鉄筋保持部材3A,3Bは、例えば防錆加工を
施した適宜太さ(例えば直径4mm)の針金よりなる。
そして、第1部材1は、その正面視形状が例えば等脚台
形になるように折曲され、その水平な上辺1Aの両側の
脚部1Bの端部は例えば互いに向き合う方向に折曲され
て沈み防止部4を構成している。この沈み防止部4の長
さは、例えば3cm程度である。
【0014】また、第2部材2A,2Bは、一つの第1
部材1の脚部1Bどうしをその中間部において連結する
もので、溶接またはハンダ付けによって第1部材1に固
着されている。そして、この第2部材2A,2Bの長さ
Lは、法面5上に鉄筋8によって形成される格子枠の一
つの辺の長さよりも短く(図1参照)、例えば30cm
程度である。
【0015】そして、二つの鉄筋保持部材3A,3B
は、これらの鉄筋保持部材3A,3Bによって保持され
る鉄筋8(後述する)に対する被り厚が所定の値(5c
m以上)となるように、上下方向に適宜の間隔をおいて
2段に設けられ、それらの両端は溶接またはハンダ付け
によって第1部材1に固着されている。
【0016】次に、この発明の法枠工法の一例につい
て、図1〜図3をも参照しながら説明する。予め整形さ
れた法面5に目合いが例えば5〜6cm程度の菱形金網
などの網状体6を敷設し、アンカー7を適宜の間隔で法
面5に打ち込んで網状体6を法面5に固定する(図2お
よび図3参照)。
【0017】前記網状体6の上に例えば直径が6〜10
mm程度の鉄筋8を一辺が1〜2m程度の格子状に組み
合わせて配置する(図1参照)。
【0018】そして、鉄筋8からなる格子枠の各辺のほ
ぼ中央に、第1部材1が鉄筋8を跨ぎ、かつ、鉄筋8が
上辺1Aと上部鉄筋保持部材3Aとの間および上部鉄筋
保持部材3Aと下部鉄筋保持部材3Bとの間にそれぞれ
位置するように、つまり、鉄筋8を、上辺1Aと上部鉄
筋保持部材3Aとの間の上部空間9Aおよび上部鉄筋保
持部材3Aと下部鉄筋保持部材3Bとの間の下部空間9
Bをそれぞれ挿通させるようにして、検測枠Kを網状体
6上に適宜の間隔をおいて配置する(図1および図2参
照)。この場合、第1部材1の下端に沈み防止部4が形
成されているので、法面5が盛土であるような場合、検
測枠Kが法面5から沈み込むことが防止される。なお、
必要により、適宜の結束線10を用いて鉄筋8を鉄筋保
持部材3A,3Bに結束してもよい(図2および図3参
照)。
【0019】前記検測枠Kは、モルタルなど11の吹き
付け幅および吹き付け高さの目安となるものであるか
ら、格子枠の各辺に少なくとも一つ設けてあればよく、
この実施例のように、辺の長さが1〜2m、検測枠Kの
長さLが30cmのときは、各辺に一つの検測枠Kを設
けるだけでよい。また、前記辺の長さがより大きくなっ
たときは、前記寸法の検測枠Kを2以上設けてもよい
が、検測枠Kの長さLをより大きく(例えば1.3〜
1.5m程度)設定してもよい。
【0020】以上のように構成した格子状鉄筋8に、例
えば含水率が7〜8%程度の低スランプのモルタルなど
11をモルタルガン機などの土木用吹付機(図示してな
い)によって吹き付ける。この場合、鉄筋8によって形
成される格子枠の各辺には、モルタルなど11の吹き付
け幅および吹き付け高さの目安となる検測枠Kが設けて
いるので、この検測枠Kにしたがってモルタルなど11
の吹き付けを行うだけで、所定寸法のモルタルなどより
なる格子状法枠(以下、単に格子状法枠と言う)12を
容易に形成することができる。すなわち、この実施例に
おいては、下端幅30〜35cm、高さ15〜25cm
程度の格子状法枠11を形成することができ、所定寸法
および所定強度の格子状法枠12を確実に形成できるの
である。なお、図1および図3において、符号13はモ
ルタルなど11を吹き付けるためのノズルである。
【0021】以上のようにして法面5に形成された格子
状法枠12内に、土壌、有機質材、保水材(土壌改良
材)などと芝草、野草、低木類、花などの種子とを混合
してなる植生材料を動力吹付け機などを用いて吹き付け
て植生層14(図1参照)を形成したり、また、これに
代えて、前記植生材料を粗目の袋体に充填した植生袋
(図示してない)を配置するなどして、従来不可能とさ
れていた岩盤法面などにも植生を導入することが可能と
なり、法面5の景観の向上および植生の根や茎などによ
る法面5の恒久的安定に寄与するところが大きい。
【0022】この発明は、上述の実施例に限られるもの
ではなく、種々に変形して実施できる。以下、変形例を
図に基づいて説明する。なお、以下の図において、図1
〜図4までの符号と同一のものは同一物を示している。
【0023】まず、図5は、鉄筋8と網状体6とを鉄筋
保持部材3によって浮設保持した状態でモルタルなど1
1を吹き付けた例を示している。すなわち、鉄筋8を鉄
筋保持部材3によって保持した後、網状体6を持ち上
げ、適宜の結束線15を用いて網状体6を鉄筋8あるい
は鉄筋保持部材3に結束し、その状態でモルタルなど1
1を吹き付けるのである。
【0024】図6は、鉄筋8のみを浮設保持した実施態
様を示している。このようにした場合、格子状法枠12
での植生層14の厚みが5cm未満の場合、網状体6が
吹き付け基材としての植生材料の流亡防止材として有効
に作用する。この場合、適宜のスペーサ16を用いて、
網状体6を浮設保持し、鉄筋8の被り厚が規定値になる
ようにしてもよい。なお、前記スペーサ16としては、
例えばこの出願の出願人に係る昭和63年意匠登録願第
4418号の「法面保護用ラススペーサー」や、同じく
実公平5−42118号公報の「スペーサーピン」を用
いることができる。
【0025】次に、検測枠Kの変形例を説明する。図7
に示すように、二つの第1部材1が、二つの矩形体1
7,18によって連結してあってもよい。すなわち、こ
れらの矩形体17,18は、例えば防錆加工を施した適
宜太さの針金からなる。そして、矩形体17において
は、その二つの短辺17Bに二つの第1部材1が例えば
溶接によってそれぞれ固着され、矩形体18において
は、その二つの短辺18Bに二つの第1部材1が例えば
溶接によってそれぞれ固着されている。すなわち、この
検測枠Kにおいては、二つの長辺17A,18Aが図4
に示した検測枠Kにおける第2部材2に相当し、二つの
短辺17B,18Bが鉄筋保持部材3として機能する。
つまり、この例は、検測枠Kにおける上部第2部材2A
と上部鉄筋保持部材3Aと、また、下部第2部材2Bと
下部鉄筋保持部材3Bとをそれぞれ一体化したものであ
る。このような検測枠Kは、その製作がより簡単とな
る。なお、前記矩形体17,18は正方形であってもよ
い。
【0026】上述の実施例は、いずれも鉄筋保持部材
3,17B,18Bを固定的に設けたものであったが、
図8に示すように構成してもよい。すなわち、この図に
おいて、19,20は鉄筋保持部材で、例えば防錆加工
を施した適宜太さの針金からなる。この鉄筋保持部材1
9,20の一端側には、ループ部19A,20Aが形成
され、このループ部19A,20Aが第1部材1の例え
ば一方の脚部1Bにおける第1部材1と第2部材2A,
2Bとの一方の連結点の直ぐ上位の箇所に、図中矢印で
示す方向に回動できるように、遊動状態に係着されてい
る。そして、鉄筋保持部材19,20の他端側には、フ
ック部19B,20Bが形成され、第2部材2A,2B
とほぼ平行な状態である第1状態から第2部材2A,2
Bと直交する第2状態(鉄筋保持部材19,20が一対
の脚部1Bを結ぶ方向、図中、実線で示す)にしたと
き、フック部19B,20Bを連結部材2A,2Bに引
っ掛けることにより第2状態を保持できるように構成さ
れ、常時は第1状態にある。
【0027】このように構成された検測枠Kは、常時
は、鉄筋保持部材19,20が第2部材2A,2Bとほ
ぼ平行である第2状態にあるので、保管や運搬などにお
いて、検測枠Kをコンパクトに重ね合わせることができ
る。
【0028】なお、図8に示した検測枠Kにおいては、
鉄筋保持部材19,20のループ部19A,20Aを第
1部材1の一方の脚部1Bに設けていたが、第2部材2
A,2Bに設けるようにしてもよい。また、鉄筋保持部
材19,20のフック部19B,20Bを第1部材1の
他の脚部1Bに引っ掛けるようにしてもよい。
【0029】上述した実施例においては、鉄筋保持部材
3,17B,18B,19,20は、それらの両端また
は一方が検測枠Kの主たる構成部材である第1部材1ま
たは第2部材2A,2Bに固着または係着されていた
が、これを着脱自在に設けるようにしてもよい。図9は
このように構成した例を示すもので、この図において、
21,22は例えば防錆加工を施した適宜太さおよび適
宜長さの針金で、対向する第2部材2A,2B間に掛け
わたされ、両端部において適宜の結束線23を用いて第
2部材2A,2Bに結束固定されて、鉄筋保持部材2
1,22に形成されている。
【0030】このように構成した検測枠Kにおいては、
その本体が、常時は第1部材1と第2部材2A,3Bと
からなるので、コンパクトとなり、保管や運搬などにお
いて好都合である。また、この実施例において、鉄筋保
持部材21,22の第2部材2A,2Bへの結束は、検
測枠Kを鉄筋8に対してセットする際行う方法と、予め
行っておく方法とがあるが、セットの際結束を行う方
が、鉄筋8の保持を行うための作業をより行いやすい。
【0031】図9に示した実施例においては、鉄筋保持
部材21,22を結束線23によって固定していたが、
これに代えて、図10に示すようにしてもよい。すなわ
ち、この図に示す例では、例えば防錆加工を施した適宜
太さおよび適宜長さの針金24,25の両端部を例えば
同じ方向に折曲してフック部24A,25Aを形成し、
このフック部24A,25Aを第2部材2A,2Bに係
合させるようにして鉄筋保持部材24,25としてい
る。なお、この実施例において、フック部24A,25
Aを第1部材1の脚部1Bにおける第2部材2A,2B
との連結部分より上方において係合させるようにしても
よい。
【0032】図10に示したように構成した検測枠Kに
おいては、図9に示した検測枠Kと同様の効果があると
ともに、さらに、鉄筋保持部材24,25の取り付けに
おいて結束線を必要としないほか、その取り付けを容易
に行なえるといった利点がある。
【0033】図11は、図10に示した実施例の変形例
を示すもので、この実施例においては、鉄筋保持部材2
4,25の長さ方向の中間部において鉄筋保持部材2
4,25をやや折曲し、鉄筋8を安定に保持するための
安定保持部26を形成している。図示する例では、鉄筋
保持部材24,25のほぼ中央部を下方に屈曲し、この
部分26に鉄筋8(図示してない)を安定に保持できる
ようにしている。そして、この実施例においては、第2
部材2A,2Bを第1部材1の脚部1Bのかなり上方に
おいて固着している。これは、所定の被り厚が得られる
ように鉄筋8を保持するためである。
【0034】なお、前記安定保持部26は、鉄筋保持部
材24,25に上方に開いた凹部を形成するなどにより
形成してもよく、この場合、鉄筋保持部材24,25を
必ずしも屈曲させる必要はない。また、図4,図7〜図
9にそれぞれ示した鉄筋保持部材3,17B,18B,
19,20,21,22においても、図11に示した鉄
筋保持部材24,25と同様の安定保持部26を形成し
てあってもよい。この場合、例えば鉄筋保持部材に安定
保持部を一つ設ける場合は、鉄筋保持部材をほぼV字状
に屈曲すればよく、また、鉄筋保持部材に安定保持部を
二つ設ける場合は、鉄筋保持部材をほぼW字状に屈曲す
ればよい。
【0035】上記実施例においてはいずれも、検測枠K
における第1部材1の正面視形状が台形であったが、こ
の発明はこれに限られるものではなく、例えば図12に
示すように、三角形(図示する例では二等辺三角形)に
形成してもよい。この図において、符号27は第1部
材、28,29は第1部材28の脚部(等辺)間に横設
される鉄筋保持部材である。このように構成した検測枠
Kにおいても、上記各実施例と同様の効果があり、ま
た、これを用いた法枠工法においても同様の効果を奏す
る。さらに、第1部材27が力学的に安定な三角形であ
るので、検測枠Kとしてより安定度が大きい。
【0036】図13は、第1部材の正面視形状を左右対
称形の五角形に形成したもので、この図において、符号
30は第1部材、31,32は第1部材30の脚部30
B間に横設される鉄筋保持部材である。このように構成
した検測枠Kにおいても、上記各実施例と同様の効果が
あり、また、これを用いた法枠工法においても同様の効
果を奏する。なお、図示しないが、第1部材30を左右
対称形または非対称形の五角形以上の多角形状としても
よい。
【0037】図14は、第1部材の正面視形状を左右対
称形の凹多角形としたもので、より詳しくは、第1部材
33として、上部に一つの凸部33aと二つの凹部33
bを有する凹多角形(左右対称形が好ましい)に形成さ
れている。34,35は第1部材33の脚部33B間を
連結するように横設される鉄筋保持部材である。このよ
うに構成された検測枠Kにおいても、上記各実施例と同
様の効果があり、また、これを用いた法枠工法において
も同様の効果を奏する。そして、この実施例の検測枠K
においては、図示するように、二つの凹部33bに2本
の鉄筋8を安定に保持でき、鉄筋保持部材34,35に
それぞれ2本の鉄筋8を保持でき、所謂6本配筋構造の
格子状法枠など背の高い格子状法枠を形成するのに好都
合である。なお、鉄筋保持部材34,35に1本の鉄筋
8を配設してもよいことは言うまでもない。
【0038】さらに、この実施例の検測枠Kを用いた場
合、第1部材33の上部のほぼ中央33aが上方に突出
し、さらに、この凸部33aの両側に形成される二つの
凹部33bの他方にも凸部33cが形成されているの
で、モルタルなど11の吹き付け時には、これらの凸部
33a,33cを目安にして吹き付ければ、所定の被り
厚のモルタルなど11を形成することができ、後述する
ような検測ピン41(図16参照)を用いなくてもよ
い。
【0039】図15は、第1部材の正面視形状を弓状
(左右対称形が好ましい)に形成したもので、この図に
おいて、符号36は第1部材、37,38は第1部材3
6の脚部間を連結するように横設される鉄筋保持部材で
ある。このように構成された検測枠Kにおいても、上記
各実施例と同様の効果があり、また、これを用いた法枠
工法においても同様の効果を奏する。なお、第1部材3
6の正面視形状として、半径であってもよい。
【0040】図16は、第1部材の正面視形状をM字状
(左右対称形が好ましい)に形成したもので、この図に
おいて、符号39は第1部材、40は第1部材39の脚
部39B間を連結するように横設される鉄筋保持部材
で、その中央が上方に凹むようにほぼ真ん中で下方に屈
曲されているこのように構成された検測枠Kにおいて
は、鉄筋保持部材40の凹部40aに鉄筋8を保持する
ことができるとともに、第1部材39の上部のほぼ中央
が下方に凹んでいるので、この凹み部分39aの高さ位
置を所定の被り厚が得られるように設定すれば、この部
分39aを鉄筋保持部材として利用できる。したがっ
て、この検測枠Kにおいては、上記の各実施例と異な
り、鉄筋保持部材としての部材を一つ省略できる。
【0041】この実施例の検測枠Kにおいても、上記各
実施例と同様の効果があり、また、これを用いた法枠工
法においても同様の効果を奏する。なお、この図におい
て、符号41はモルタルなど11の吹付け厚を規定する
ため、法面5に立設される検測ピンである。なお、図示
しないが、上記図16において、鉄筋保持部材40の下
方に同様の鉄筋保持部材を架設してもよい。
【0042】図12〜図16にそれぞれ示した検測枠K
においても、鉄筋保持部材28,29,31,32,3
4,35,37,38に、図11に示した鉄筋保持部材
24,25と同様に、安定保持部26を形成してもよい
ことは言うまでもない。
【0043】そして、図12〜図16に示した実施例に
おいても、鉄筋保持部材24,26,28,30,3
を、図7〜図10に示すようにして横設してもよい。
【0044】また、前記いずれの実施例においても、検
測枠Kにおける第1部材1,27,30,33,36,
39の下端部を折曲して沈み防止部4を形成してあった
が、前記下端部を折曲しないでストレートな状態にして
あってもよいことは言うまでもない。
【0045】さらに、前記いずれの実施例においても、
検測枠Kにおける第2部材2A,2B,17A,18A
の設置高さは任意であるが、鉄筋8の被り厚を所定値以
上確保したい場合は、第1部材1,27,30,33,
36,39の高い位置に固定するのが望ましい。また、
第2部材2A,2B,17A,18Aは、必ずしも上下
2段に設ける必要はなく、一つだけでもよく、また、3
段またはそれ以上設けてもよい。さらに、第1部材1,
27,30,33,36,39は3以上設けてあっても
よい。さらにそして、検測枠Kをプラスチックによって
一体成形によって形成してあってもよい。
【0046】そしてさらに、鉄筋保持部材3A,3B,
17B,18B,19,20,21,22,24,2
5,28,29,31,32,34,35,37,3
8,40によって保持される鉄筋8の数は上述の実施例
に限られるものではなく、1あるいは2以上の複数の鉄
筋8を適宜の間隔をおいて保持させるようにしてもよ
い。その場合、これらの鉄筋保持部材に、図11に示す
ような安定保持部26を形成してもよいことは言うまで
もない。
【0047】さらにまた、格子枠の一つの辺に設けられ
る鉄筋8は必ずしも1本でなくても複数本でもよく、そ
の場合、鉄筋8の交点付近に4本の長目のアンカーを法
面5に打ち込み、鉄筋を井桁状に支承結束し、これを一
段あるいは数段重ねるようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】この発明は以上説明した通りであり、こ
の発明の検測枠は、構造が簡単であり、容易かつ安価に
製造できるとともに、その取扱いが簡単である。そし
て、検測枠に設けた鉄筋保持部材によって、格子状法枠
の中心部材となる鉄筋を安定に保持することができる。
【0049】また、前記検測枠を用いる法枠工法におい
ては、検測枠に従ってモルタルまたはコンクリートを吹
き付けることにより、モルタルなどの吹き付けムラがな
くなり、鉄筋のまわりに所定の被り厚を有する規格通り
の寸法および強度を有するモルタルなどよりなる格子状
法枠を容易に法面に形成することができる。
【0050】さらに、請求項に記載の発明によれば、
検測枠の構造が簡単であり、その保管や運搬における形
態がコンパクトになり、簡単に取り扱うことができる。
【0051】さらにそして、請求項に記載の発明によ
れば、鉄筋をより安定に保持することができる。
【0052】さらにまた、請求項10に記載の発明によ
れば、法面が盛土で形成されているような場合であって
も、検測枠の沈みを防止でき、前記モルタルなどよりな
る格子状法枠を所定寸法に確実に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の法枠工法の一例を示す図である。
【図2】前記工法の要部を示す図である。
【図3】前記工法の要部を示す正面図である。
【図4】この発明の検測枠の一例を示す斜視図である。
【図5】この発明の法枠工法によって形成される格子状
法枠の一例を示す縦断面図である。
【図6】この発明の法枠工法によって形成される格子状
法枠の他の例を示す縦断面図である。
【図7】この発明の検測枠の他の例を示す斜視図であ
る。
【図8】この発明の検測枠の他の例を示す斜視図であ
る。
【図9】この発明の検測枠の他の例を示す斜視図であ
る。
【図10】この発明の検測枠の他の例を示す斜視図であ
る。
【図11】この発明の検測枠の他の例を示す斜視図であ
る。
【図12】この発明の検測枠の他の例を示す正面図であ
る。
【図13】この発明の検測枠の他の例を示す正面図であ
る。
【図14】この発明の検測枠の他の例を示す正面図であ
る。
【図15】この発明の検測枠の他の例を示す正面図であ
る。
【図16】この発明の検測枠の他の例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1,27,30,33,36,39…第1部材、1B,
30B,33B…脚部、2A,2B,17A,17B…
第2部材、3A,3B,17B,18B,19,20,
21,22,24,28,29,31,32,34,3
5,37,38,40…鉄筋保持部材、4…沈み防止
部、5…法面、6…網状体、8…鉄筋、11…モルタル
またはコンクリート、12…格子状法枠、26…安定保
持部、K…検測枠。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 要 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植 生株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−224(JP,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 法面に網状体を敷設した後、この網状体
    上に鉄筋を格子状に配置し、この格子状鉄筋にモルタル
    またはコンクリートを吹き付けモルタルまたはコンク
    リートよりなる格子状法枠の寸法を規制するために、前
    記鉄筋を跨ぐようにして、適宜の間隔をおいて配置さ
    れ、モルタルまたはコンクリートの吹き付け幅および吹
    き付け高さの目安となる法枠形成用の検測枠であって
    定の高さと幅とを有し、かつ、一対の脚部を有する一
    対の第1部材と、この第1部材の脚部どうしをその中間
    部において連結する第2部材とを備えるとともに、一
    の脚部を結ぶ方向に鉄筋保持部材を上下2段またはそれ
    以上の段数に横設してあり、この検測枠に従ってモルタ
    ルまたはコンクリートが吹き付けられることを特徴とす
    る法枠形成用の検測枠。
  2. 【請求項2】 第1部材の正面視形状が三角形である請
    求項1に記載の法枠形成用の検測枠。
  3. 【請求項3】 第1部材の正面視形状が多角形である請
    求項1に記載の法枠形成用の検測枠。
  4. 【請求項4】 第1部材の正面視形状が上部に一つの凸
    部と二つの凹部を有する凹多角形である請求項1に記載
    の法枠形成用の検測枠。
  5. 【請求項5】 第1部材の正面視形状が弓状または半円
    形である請求項1に記載の法枠形成用の検測枠。
  6. 【請求項6】 鉄筋保持部材の両端を第1部材または第
    2部材に固着してある請求項1〜のいずれかに記載の
    法枠形成用の検測枠。
  7. 【請求項7】 鉄筋保持部材の一端を第1部材の一方の
    脚部または第2部材に遊動自在に設け、他端を他方の脚
    部または対応する第2部材に係止させるようにしてなる
    請求項1〜のいずれかに記載の法枠形成用の検測枠。
  8. 【請求項8】 鉄筋保持部材の両端を第1部材または第
    2部材に対して着脱自在に取り付けられるようにしてあ
    る請求項1〜のいずれかに記載の法枠形成用の検測
    枠。
  9. 【請求項9】 鉄筋保持部材に鉄筋を安定に保持するた
    めの安定保持部を設けてある請求項1〜のいずれかに
    記載の法枠形成用の検測枠。
  10. 【請求項10】 第1部材の下端部を折曲して沈み防止
    部を形成してなる請求項1〜のいずれかに記載の法枠
    形成用の検測枠。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の検
    測枠を用いる法枠工法であって、法面に網状体を敷設し
    た後、この網状体上に鉄筋を格子状に配置し、その後、
    第1部材が前記鉄筋を跨ぐようにして前記検測枠を配置
    し、さらに、鉄筋保持部材によって鉄筋および網状体を
    浮設保持した状態で、モルタルまたはコンクリートを吹
    き付けることを特徴とする法枠工法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10のいずれかに記載の検
    測枠を用いる法枠工法であって、法面に網状体を敷設し
    た後、この網状体上に鉄筋を格子状に配置し、その後、
    第1部材が前記鉄筋を跨ぐようにして前記検測枠を配置
    し、さらに、鉄筋保持部材によって鉄筋を浮設保持した
    状態で、モルタルまたはコンクリートを吹き付けること
    を特徴とする法枠工法。
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