JP5503667B2 - 電界効果トランジスタおよび電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタおよび電界効果トランジスタの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5503667B2
JP5503667B2 JP2011543245A JP2011543245A JP5503667B2 JP 5503667 B2 JP5503667 B2 JP 5503667B2 JP 2011543245 A JP2011543245 A JP 2011543245A JP 2011543245 A JP2011543245 A JP 2011543245A JP 5503667 B2 JP5503667 B2 JP 5503667B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor layer
field effect
effect transistor
manufacturing
drain electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011543245A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011065329A1 (ja
Inventor
裕紀 若菜
哲史 河村
博幸 内山
邦治 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2011543245A priority Critical patent/JP5503667B2/ja
Publication of JPWO2011065329A1 publication Critical patent/JPWO2011065329A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5503667B2 publication Critical patent/JP5503667B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/786Thin film transistors, i.e. transistors with a channel being at least partly a thin film
    • H01L29/7869Thin film transistors, i.e. transistors with a channel being at least partly a thin film having a semiconductor body comprising an oxide semiconductor material, e.g. zinc oxide, copper aluminium oxide, cadmium stannate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/786Thin film transistors, i.e. transistors with a channel being at least partly a thin film
    • H01L29/78696Thin film transistors, i.e. transistors with a channel being at least partly a thin film characterised by the structure of the channel, e.g. multichannel, transverse or longitudinal shape, length or width, doping structure, or the overlap or alignment between the channel and the gate, the source or the drain, or the contacting structure of the channel

Description

本発明は酸化物半導体装置に係り、酸化物膜をチャネルに用いる電界効果型トランジスタを含む半導体装置に関する。
電子デバイスの駆動用トランジスタとして、薄膜トランジスタ(TFT)装置を有する表示装置の様々な研究開発が行われている。このTFTは、省スペースであるため、携帯電話、ノートパソコン、PDAなどの携帯装置の表示装置駆動用トランジスタとして使用されている。このようなTFTは、これまで結晶質シリコンや非晶質シリコンを代表とするシリコン系半導体材料により大部分が作製されている。これは、従来の半導体装置の製造工程・製造技術を用いて作製できるメリットがあるためである。しかしながら、半導体製造工程を用いる場合、処理温度が350℃以上になるため形成できる基板に制約がある。特に、ガラスやフレキシブルな基板は、耐熱温度が350℃以下のものが多く従来の半導体製造工程を用いたTFT作製は困難である。そのため、最近では、低温で作製可能な、酸化物半導体材料を用いたTFT装置(酸化物TFT)の研究開発が進められている。酸化物TFTは、低温形成可能であるため、ガラス基板やプラスチックなどのフレキシブルに曲がる基板上への形成も可能となる。そのため、安価に従来に無い新デバイスの作製が可能となる。また、酸化物材料の透明性を利用して、RFIDタグなどへの適用も可能となる。
特開2009-170905号
IEDM Tech. Dig., pp. 73-76, (2008)
酸化物半導体TFTの電気特性は、チャネル膜厚に強く依存することが知られている。そのため大面積基板上へ均一な特性を有するTFTアレイを作製することは非常に困難となる。現在のところ、この問題の解決には装置に依存するところが大きい。また、特性向上を目的とした非特許文献1と特許文献1においては、酸化物半導体層を2層以上積層することで、電界効果移動度が単層のものに比べ2倍以上向上することが報告されている。しかしながら,下部チャネル層の膜厚増加に伴い、しきい電位、電界効果移動度が大きく変化する。この方法においても、チャネル層の厚さがTFT特性に強く依存する。そのため、従来技術では、チャネル膜厚の制御すること無く大面積に多数のTFTを形成した場合、TFT特性のバラツキが増大し、製品の歩留まりが著しく低下するという問題があった。
本発明の目的は、上述のようなチャネル膜厚がTFT特性のばらつきに及ぼす影響を低減することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
第1に、電界効果トランジスタにおいて、ゲート電極と、ゲート電極に対しゲート絶縁膜を介して設けられた第1の半導体層と、第1の半導体層と接続された第2の半導体層と、第2の半導体層と接続されたソース電極と、第2の半導体層と接続されたドレイン電極とを有し、第1の半導体層は、In元素及びO元素を有し、第2の半導体層は、Zn元素及びO元素を有することを特徴とする。
第2に、電界効果トランジスタの製造方法において、In元素及びO元素を有する第1の半導体層を形成する第1の工程と、第1の半導体膜上に、Zn元素及びO元素を有する第2の半導体層を形成する第2の工程とを有することを特徴とする。
本発明によると、電界効果トランジスタの膜厚依存性を低減することができる。
本発明の実施例1に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施例2における半導体装置の構成および製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例2で作製した半導体装置の第1の半導体層の膜厚としきい電位、電界効果移動度、ON電流との関係を示すグラフ図である。 本発明の実施例2で作製した半導体装置の第2の半導体層の膜厚としきい電位、電界効果移動度、ON電流との関係を示すグラフ図である。 本発明の比較実施例1で作製した半導体装置の第1の半導体層の膜厚としきい電位、電界効果移動度との関係を示すグラフ図である。 本発明の比較実施例1で作製した半導体装置の半導体層膜厚としきい電位、電界効果移動度との関係を示すグラフ図である。 本発明の実施例3における半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施例4における半導体装置の構成および製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例5における半導体装置の構成および製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例6における半導体装置の構成および製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例7における半導体装置の構成および製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例8におけるRFID(無線タグ)の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例9における半導体装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施例10における半導体装置をアクティブマトリクス型液晶表示装置に適用する構成を示す模式図である。
(実施例1)
始めに、実施例1において、本発明のデバイス構造の概略を示す。図1に示した半導体装置の製造方法は、基板SU上にゲート電極GEを形成し、そのゲート電極GEに対しゲート絶縁膜GIを挟んでインジウム酸化物を主成分とする第1の半導体層CH1を膜厚(tc1)5nm以上で形成し、その第1の半導体層CH1上に亜鉛および錫酸化物を主成分とする第2の半導体層CH2を膜厚(tc2)5〜50nmで形成し、第2の半導体層CH2上にソース電極SEとドレイン電極DEを形成する工程とを含むことを特徴とするものである。図1に示したVS、VD、VGはそれぞれソース電圧、ドレイン電圧、ゲート電圧である。このように第1の半導体層CH1と第2の半導体層CH2を組み合わせることで、TFTのしきい電位と電界効果移動度の半導体層膜厚の依存性の少ない半導体装置を提供する。また、代表的な実施の形態による半導体装置は、上記製造方法によって製造される半導体装置である。
上記基板としては、例えばSi基板、サファイア基板、石英基板、ガラス基板や、フレキシブルな樹脂製シートいわゆるプラスチックフィルムでなどがある。プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルイミド、ポリアクリレート、ポリイミド、ポリカーボネイト、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート等がある。上記電極材料としては、ITO、ZnOにAl、Ga、In、Bなどを添加した酸化物材料や、Mo、Co、W、Ti、Au、Al、Ni、Ptなどの金属およびその複合物などがある。また、必要に応じてこれらの半導体材料にドーピング処理を施しても良い。上記第1のチャネル層は、少なくともIn元素及びO元素を含む化合物である。さらにZn元素、Sn元素、Ge元素、又はSi元素を含む化合物であっても良い。具体的な化合物の例としては、酸化インジウムもしくは酸化インジウムに錫、亜鉛、ケイ素、ゲルマニウムを添加したIn−Mn−O(Mn:Sn、Zn、Si、Ge)などがある。ただし、酸素以外の構成元素においてIn元素の組成比は50%以上である。第2のチャネル層は、少なくともZn元素とO元素を含む化合物である。さらにSn元素を含んでも良い。具体的な化合物としては、In元素を含まないZn−O、Zn−Sn−Oなどが該当する。また、酸化物半導体トランジスタ性能を向上させるために、酸化物半導体形成後にアニール処理を施しても良い。上記絶縁膜材料としては、珪素の酸化物や窒化物、アルミニウムの酸化物や窒化物、Y、YSZ、HfOなどの金属酸化物類と、有機絶縁高分子類では、ポリイミド誘導体、ベンゾシクロブテン誘導体、フォトアクリル誘導体、ポリスチレン誘導体、ポリビニルフェノール誘導体、ポリエステル誘導体、ポリカーボネイト誘導体、ポリエステル誘導体、ポリ酢酸ビニル誘導体、ポリウレタン誘導体、ポリスルフォン誘導体、アクリレート樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂などがある。
このように、本実施例に係る発明は、電界効果トランジスタであって、ゲート電極と、ゲート電極に対しゲート絶縁膜を介して設けられた第1の半導体層と、第1の半導体層と接続された第2の半導体層と、第2の半導体層と接続されたソース電極と、第2の半導体層と接続されたドレイン電極とを有し、第1の半導体層は、In元素及びO元素を有し、第2の半導体層は、Zn元素及びO元素を有することを特徴とする。係る構成により、電界効果トランジスタの膜厚依存性を低減することが可能となる。具体的には、しきい電位及び電界効果移動度の半導体層に対する膜厚依存性が低減する。その結果、大面積基板上に特製の揃ったTFTアレイを提供することが可能となり、さらに、これらのTFTを用いた表示装置、RFIDタグ等を実現しうる。
上記膜厚依存性の根拠については、実験結果等を踏まえて後述する。
なお、本実施例に係る発明は以上の構成に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(実施例2)
図2は、本実施例2における半導体装置の構成および製造方法を示す図である。半導体装置としていわゆるボトムゲート/トップコンタクト型酸化物TFTを挙げている。ここでいうボトムゲートとは、半導体層CHよりも下層にゲート電極GEが形成されている構造のことであり、トップコンタクトとは、半導体層CHよりも上層にソース・ドレイン電極SDが形成されている構造のことを示している。
本実施例2における半導体装置の製造方法は以下の通りである。まず、図2(A)に示すように、絶縁体基板SU上にゲート電極GE、ゲート絶縁膜GI、第1の半導体層CH1が形成される。
基板SUBは、例えば、ガラス、石英、プラスチックフィルムなどからなり、必要に応じてゲート電極GEが形成される側の表面に絶縁膜のコーティングがなされている。
ゲート電極GEは、導電性の材料、例えば、モリブデン、クロム、タングステン、アルミ、銅、チタン、ニッケル、タンタル、銀、コバルト、亜鉛、金あるいはその他の金属の単膜、それらの合金膜、それらの積層膜、あるいはITO(In−Sn−O:インジウム錫酸化物)などの金属酸化物導電膜、それらと金属との積層膜、窒化チタン(Ti−N)などの金属窒化物導電膜、それらと金属との積層膜、その他の導電性金属化合物膜、それらと金属との積層膜、キャリアを高濃度に含む半導体、あるいは半導体と金属との積層膜からなり、その成膜は蒸着法やCVD法やスパッタ法などにより行ない、加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。
ゲート絶縁膜GIは、Si−O、Al−Oなどの酸化物絶縁膜を用いるのが好ましいが、Si−Nなど酸化物以外の無機絶縁膜、パリレンなどの有機絶縁膜を用いても良い。ゲート絶縁膜GIの成膜は、蒸着法やCVD法やスパッタ法、塗布法などにより行ない、加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。
第1の半導体層CH1は、In−O、In−Zn−O、In−Sn−O、In−Ga−O、In−Si−Oなどの酸化物、およびそれらの複合酸化物によって形成されており、それらの成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。第1の半導体層CH1を形成する工程が完了した後に、第1の半導体層CH1を所定の部分を除いて除去する工程を行う。当該工程は、一般的なフォトリソグラフィー技術とウェットエッチング、あるいはドライエッチングの組み合わせにより行なうことが可能である。本実施例では、第1の半導体層CH1にIn-Sn-O(In:Sn=90:10)をガス圧0.5Pa(Ar+10%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚3〜60nmで形成する。この工程が完了すると、第1の半導体層CH1は島状に加工される。ここで、「島状」とは、第1の半導体層CH1のうち必要な部分を残して、他の部分を除去した状態を意味することとする。以下、この語を同様に用いる。
その後、図2(B)に示すように、第2の半導体層CH2を形成する工程を行い、その後、第2の半導体層CH2を所定の部分を除いて除去する工程を行う。係る工程が完了すると、第2の半導体層CH2は、第1の半導体層CH1を完全に覆うように島状に加工する。ここで、「完全に覆う」とは、第1の半導体層の上方のみならず側面についても第2の半導体で覆われており、第1の半導体層と後に形成されるソース電極又はドレイン電極が直接接続されない状態を意味するものとする。前述した第2の半導体層を形成する工程においては、第2の半導体層CH2は、Zn−Sn−O、Zn−O、Sn−Oなどの酸化物によって形成されており、それらの成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なうことが可能である。第2の半導体層CH2を所定の部分を除いて除去する工程は、一般的なフォトリソグラフィー技術とウェットエッチング、あるいはドライエッチングの組み合わせにより行なう。本実施例では、第2の半導体層CH2にZn-Sn-O(Zn:Sn=50:50)をガス圧0.5Pa(Ar+20%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚5〜75nmで形成する。
その後、図2(C)に示すように、ソース・ドレイン電極SDを形成する。ソース・ドレイン電極SDは、ゲート電極GEと同様に導電性の材料、例えば、モリブデン、クロム、タングステン、アルミ、銅、チタン、ニッケル、タンタル、銀、亜鉛、コバルト、ニッケル、金あるいはその他の金属の単膜、それらの合金膜、それらの積層膜、あるいはITO(In−Sn−O:インジウム錫酸化物)などの金属酸化物導電膜、それらと金属との積層膜、窒化チタン(Ti−N)などの金属窒化物導電膜、それらと金属との積層膜、その他の導電性金属化合物膜、それらと金属との積層膜、キャリアを高濃度に含む半導体、あるいは半導体と金属との積層膜からなり、その成膜はCVD法やスパッタ法などにより行ない、加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。作製したTFTのチャネル長0.1mm、チャネル幅2mmとした。
以上で説明した電界効果トランジスタ、及びその製造方法の特徴は、以下の通りである。
まず、ゲート絶縁膜上に、In元素及びO元素を有する第1の半導体層を形成する第1の工程と、第1の半導体膜上に、Zn元素及びO元素を有する第2の半導体層を形成する第2の工程とを有することを特徴とする。係る工程を最低限有することにより、図1で説明した電界効果トランジスタを実現し、電界効果トランジスタの膜厚依存性を低減するという本願発明の目的を実現しうるためである。そして、第2の工程を行った後に、第2の半導体層を所定の部分を除いて除去する第4の工程をさらに行うこととなる。
さらに、特に実施例2に係る発明においては、前記第1の工程を行った後に、第1の半導体層を所定の部分を除いて除去する第3の工程をさらに行い、その後前記第2の工程を行うことを特徴とする。係る特徴により、特に、図2で示した構成の電界効果トランジスタを実現できる。この製造方法で製造された電界効果トランジスタは、特に第1の半導体層とソース電極とは、直接接続されていないことを特徴とする。第1の半導体層とドレイン電極の関係も同様である。
係る構成による効果は、後述する図7に係る電界効果トランジスタと対比すると明確である。すなわち、後述するRc1>Rc2なる関係式を満たすことなく、電界効果トランジスタの膜厚依存性を低減するという効果を達成しうるものである。
図3は、実施例2において作製した酸化物TFTのしきい電位Vth、電界効果移動度(図3(A))およびドレイン電圧VDを1V印加、ゲート電圧VGが10VでのON電流(図3(B))と第1の半導体層CH1の膜厚の関係図である。この時、第2の半導体層CH2の膜厚を25nmとした。図3に示すように、第1の半導体層CH1の膜厚が5nm以上でしきい電位プラスマイナス1V以内、電界効果移動度43〜48cm/Vs、ON電流2×10−4Aを示した。膜厚変動に対し特性変化がほとんどないことから、大面積基板へのTFTアレイ作製が容易となる。
図4は、実施例2において作製した酸化物TFTのしきい電位Vth、電界効果移動度(図4(A))およびドレイン電圧VDを1V印加、ゲート電圧VGが10VでのON電流(図4(B))と第2の半導体層CH2の膜厚との関係図である。この時、第1の半導体層CH1の膜厚を5nmとした。図4に示すように、第2の半導体層CH2の膜厚が50nm以下でしきい電位プラスマイナス1V以内、電界効果移動度45〜50cm/Vs、ON電流2×10−4Aを示した。膜厚変動に対し特性変化がほとんどないことから、大面積基板へのTFTアレイ作製が容易となる。
(比較実施例1)
実施例2との違いは第2の半導体層CH2がInを含む酸化物材料からなる点であり、それ以外の点は実施例2と同一である。
比較実施例1における第2の半導体層CH2は、In−O、In−Ga−Zn−O、In−Sn−O、In−Zn−O、In−Ga−Oなどの、Inを含む酸化物、およびそれらの複合酸化物によって形成されており、それらの成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。本比較実施例1では、第1の半導体層CH1にIn-Sn-Oを第2の半導体層CH2にIn-Ga-Zn-Oを用い、In−Ga−Zn−O膜は、ガス圧0.5Pa(Ar+20%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により形成した。
図5は、比較実施例1において作製した酸化物TFTの第1の半導体層CH1の膜厚に対するしきい電位Vth、電界効果移動度の関係図である。この時、第2の半導体層CH2の膜厚を25nmとした。図5に示すように、第1の半導体層CH1の膜厚増加に伴いしきい電位が負側にシフトし、電界効果移動度は増加した。実施例2と比較すると、半導体層の膜厚に対する依存性を有し、TFT特性のばらつきの点で劣っている。この理由として、第2の半導体層CH2にInを含んだことにより、第2の半導体層CH2から第1の半導体層CH1へInの5s電子によるキャリアネットワークを形成し、第1の半導体層CH1内で見掛け上のキャリアが増加したためと推測される。
このように、本願発明は比較実施例1に係る発明とは異なり、特に第1の半導体層CH1がIn元素を有することにより、電界効果トランジスタの膜厚依存性を低減するという効果を実現するものである。
(比較実施例2)
実施例2との違いは2種類の半導体層を用いず、単層の半導体層のみ用いる点であり、それ以外の点は実施例1と同一である。
本比較実施例2における半導体層CHは、素子分離のため島状に加工され、一般的なフォトリソグラフィー技術とウェットエッチング、あるいはドライエッチングの組み合わせにより行なう。
半導体層CHは、Zn−O、In−O、Ga−O、Sn−O、In−Ga−Zn−O、Zn−Sn−O、In−Sn−O、In−Zn−O、Ga−Zn−O、In−Ga−Oなどの、Zn、In、Ga、Snの酸化物、およびそれらの複合酸化物によって形成されており、それらの成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。本実施例では、半導体層CHにZn−Sn-Oを用いて、ガス圧0.5Pa(Ar+8%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚5〜60nmで形成する。
図6は、比較実施例2において作製した酸化物TFTの膜厚に対するしきい電位Vth、電界効果移動度の関係図である。図6に示すように、半導体層の膜厚増加に伴いしきい電位が負側にシフトし、電界効果移動度はわずかに増加した。実施例1と比較すると、膜厚に対し強い依存性を示した。この結果は、他の材料でも同様であり、膜厚増加に伴うキャリア数の増加が原因であると推察される。
このように、本願発明は比較実施例2に係る発明とは異なり、特に第1の半導体層と第2の半導体層の2層構造およびチャネル材料の組み合せにより、電界効果トランジスタの膜厚依存性を低減するという効果を実現するものである。
(実施例3)
実施例2との違いは第1の半導体層CH1と第2の半導体層CH2を同時に加工するプロセスを含み、かつソース・ドレイン電極配線層SDが両方の半導体層CHに接続する点である。それ以外の点は実施例2と同一である。
図7は、本実施例3における半導体装置の構成を示す図である。図7(A)に示す構造は以下の手順で作製した。ゲート電極GE、ゲート絶縁膜GI形成後、第1の半導体層CH1と第2の半導体層CH2を連続で堆積し、半導体層CHは素子分離のため一般的なフォトリソグラフィー技術とウェットエッチング、あるいはドライエッチングの組み合わせにより島状に加工した。第1の半導体層CH1は、In−O、In−Zn−O、In−Sn−O、In−Ga−O、In−Si−Oなどの酸化物、およびそれらの複合酸化物によって形成されており、第2の半導体層CH2は、Zn−Sn−O、Zn−O、Sn−Oなどの酸化物によって形成されている。それらの成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。本実施例では、第1の半導体層CH1にIn-Sn-O(In:Sn=80:20)をガス圧0.5Pa(Ar+10%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚3〜60nmで形成する。第2の半導体層CH2にZn-Sn-O(Zn:Sn=70:30)をガス圧0.5Pa(Ar+20%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚5〜75nmで形成する。その後、ソース・ドレイン電極SDを堆積し、一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングの組み合わせにより形状する。
図7(B)に領域(I)の拡大図を示す。図7(B)に示すように、チャネル部分の抵抗値Rc、チャネル部分から第1の半導体層CH1を通ってソース・ドレイン電極SDまでの抵抗値をRc1、チャネル部分から第2の半導体層CH2を通ってソース・ドレイン電極SDまでの抵抗値をRc2とした。ここで、「チャネル層」とは、第1の半導体層CH1のうち、特にソース電極とドレイン電極の間の部分に設けられた層を意味することとした。Rc1≦Rc2の時、半導体層の膜厚増加伴い作製したTFTのしきい電位は負側にシフトした。またRc1>Rc2の時、作製したTFTは、実施例2で作製したTFTと同様な特性を示し、しきい電位プラスマイナス1V以内、電界効果移動度43〜50cm/Vs、ON電流2×10−4Aを示した。この結果から、ソース・ドレイン電極SDが直接第1の半導体層CH1と第2の半導体層CH2に接続した場合、Rc1>Rc2の関係が必要不可欠であり、第2の半導体層CH2より第1の半導体層CH1の抵抗値が低い場合、チャネルとして有効に寄与するのが第1の半導体層CH1であると推察された。本実施例の製造方法では、CH1とCH2を同時に加工することが可能となり、プロセス工程およびフォトマスクの低減によるコスト削減が見込まれる。
(実施例4)
図8は、本実施例4における半導体装置の構成および製造方法を示す図である。半導体装置としていわゆるボトムゲート/トップコンタクト型酸化物TFTを挙げている。ここでいうボトムゲートとは、半導体層CHよりも下層にゲート電極GEが形成されている構造のことであり、トップコンタクトとは、半導体層CHよりも上層にソース・ドレイン電極SDが形成されている構造のことを示している。製造方法以外は、実施例2と同様な材料、プロセスを用いた。
本実施例4における半導体装置の製造方法は以下の通りである。まず、図8(A)に示すように、絶縁体基板SU上にゲート電極GE、ゲート絶縁膜GI、第1の半導体層CH1と第2の半導体層CH2がこの順で形成される。
第1の半導体層CH1は、In−O、In−Zn−O、In−Sn−O、In−Ga−O、In−Si−Oなどの酸化物、およびそれらの複合酸化物によって形成されており、第2の半導体層CH2は、Zn−Sn−O、Zn−O、Sn−Oなどの酸化物によって形成されている。それらの成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。本実施例では、第1の半導体層CH1にIn-Sn-O(In:Sn=70:30)をガス圧0.5Pa(Ar+10%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚3〜60nmで形成する。第2の半導体層CH2にZn-Sn-O(Zn:Sn=30:70)をガス圧0.5Pa(Ar+20%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚5〜75nmで形成する。このように、第1の半導体層CH1及び第2の半導体層CH2を連続して堆積する工程が完了した後に、第1の半導体層CH1及び第2の半導体層を所定の部分を除いて除去する工程を行う。この工程における加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。
その後、図8(B)に示すようにバリア層BLを堆積、加工により第2の半導体層CH2との配線用スルーホールCONを形成する。バリア層BLは、Si−O、Al−Oや他の酸化物絶縁膜を用い、Si−Nなど酸化物以外の無機絶縁膜、パリレンなどの有機絶縁膜を用いても良い。バリア層BLの成膜は、CVD法やスパッタ法、塗布法などにより行なう。加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。
その後、図8(C)に示すように、ソース・ドレイン電極SDを堆積し、加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。
作製したTFTのチャネル長0.1mm、チャネル幅2mmとし、実施例2で作製したTFTと同等な特性を示した。第1の半導体層CH1の膜厚5nm以上、第2の半導体層CH2の膜厚5〜50nmの範囲で、しきい電位プラスマイナス1V以内、電界効果移動度45〜51cm/Vs、ON電流2×10−4Aが得られた。膜厚変動に対し特性変化がほとんどないことから、大面積基板へのTFTアレイ作製が容易となる。
以上で述べた電界効果トランジスタ、及びその製造方法の特徴を、特に実施例2に係る電界効果トランジスタ、及びその製造方法と対比して説明する。
実施例4に係る発明は、ゲート絶縁膜上にIn元素及びO元素を有する第1の半導体層を形成する第1の工程を行った後に、第1の半導体層上にZn元素及びO元素を有する第2の半導体層を形成する第2の工程を行い、第2の工程を行った後に、第1の半導体層及び第2の半導体層を所定の部分を除いて除去する第6の工程をさらに行うことを特徴とする。
この製造方法で製造された電界効果トランジスタは、特にソース電極と第2の半導体層だけが直接接続された構成により、実施例2と同様に、電界効果トランジスタの膜厚依存性を低減するという効果を達成しうるためである。
(実施例5)
図9は、本実施例5における半導体装置の構成および製造方法を示す図である。半導体装置としていわゆるボトムゲート/ボトムコンタクト型酸化物TFTを挙げている。ここでいうボトムゲートとは、半導体層CHよりも下層にゲート電極GEが形成されている構造のことであり、ボトムコンタクトとは、半導体層CHよりも下層にソース・ドレイン電極SDが形成されている構造のことを示している。製造方法以外は、実施例2と同様な材料、プロセスを用いた。
本実施例5における半導体装置の製造方法は以下の通りである。まず、図9(A)に示すように、絶縁体基板SU上にゲート電極GE、ゲート絶縁膜GI、ソース・ドレイン電極SDをこの順で形成される。
その後、図9(B)に示すように第1の半導体層CH1を形成する。第1の半導体層CH1は、In−O、In−Zn−O、In−Sn−O、In−Ga−O、In−Si−Oなどの酸化物、およびそれらの複合酸化物によって形成されており、成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。この際、ソース・ドレイン電極SDと第1の半導体層CH1の形成する順番は前後どちらでも良い。本実施例では、第1の半導体層CH1にIn-O(酸化インジウム100%)をガス圧0.5Pa(Ar+10%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚3〜60nmで形成する。
その後、図9(C)に示すように第2の半導体層CH2を形成する。第2の半導体層CH2は、Zn−Sn−O、Zn−O、Sn−Oなどの酸化物によって形成されており、成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。第2の半導体層CH2にZn-Sn-O(Zn:Sn=80:20)をガス圧0.5Pa(Ar+20%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚5〜75nmで形成する。
作製したTFTのチャネル長0.1mm、チャネル幅2mmとし、実施例2で作製したTFTと同等な特性を示した。第1の半導体層CH1の膜厚5nm以上、第2の半導体層CH2の膜厚5〜50nmの範囲で、しきい電位プラスマイナス1V以内、電界効果移動度43〜50cm/Vs、ON電流2×10−4Aが得られた。膜厚変動に対し特性変化がほとんどないことから、大面積基板へのTFTアレイ作製が容易となる。
(実施例6)
図10は、本実施例6における半導体装置の構成および製造方法を示す図である。半導体装置としていわゆるトップゲート/トップコンタクト型酸化物TFTを挙げている。ここでいうトップゲートとは、半導体層CHよりも上層にゲート電極GEが形成されている構造のことであり、トップコンタクトとは、半導体層CHよりも上層にソース・ドレイン電極SDが形成されている構造のことを示している。製造方法以外は、実施例2と同様な材料、プロセスを用いた。
本実施例6における半導体装置の製造方法は以下の通りである。まず、図10(A)に示すように、まず絶縁体基板SU上に第2の半導体層CH2、ソース・ドレイン電極SD、第1の半導体層CH1を形成する。この際、ソース・ドレイン電極SDと第1の半導体層CH1の形成する順番は前後どちらでも良い。
第2の半導体層CH2は、Zn−Sn−O、Zn−O、Sn−Oなどの酸化物によって形成されており、成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。本実施例では、第2の半導体層CH2にZn-Sn-O(Zn:Sn=30:70)をガス圧0.5Pa(Ar+20%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚5〜75nmで形成する。
ソース・ドレイン電極SDは、成膜後、一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングの組み合わせにより加工する。
第1の半導体層CH1は、In−O、In−Zn−O、In−Sn−O、In−Ga−O、In−Si−Oなどの酸化物、およびそれらの複合酸化物によって形成されており、成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。本実施例では、第1の半導体層CH1にIn−Ga−O(In:Ga=95:5)をガス圧0.5Pa(Ar+10%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚3〜60nmで形成する。
その後、図10(B)に示すようにゲート絶縁膜GIを成膜後、一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより加工する。
その後、図10(C)に示すようにゲート電極GEを成膜後、一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより加工する。
作製したTFTのチャネル長0.1mm、チャネル幅2mmとし、実施例2で作製したTFTと同等な特性を示した。第1の半導体層CH1の膜厚5nm以上、第2の半導体層CH2の膜厚5〜50nmの範囲で、しきい電位プラスマイナス1V以内、電界効果移動度42〜48cm/Vs、ON電流2×10−4Aが得られた。膜厚変動に対し特性変化がほとんどないことから、大面積基板へのTFTアレイ作製が容易となる。
(実施例7)
図11は、本実施例7における半導体装置の構成および製造方法を示す図である。半導体装置としていわゆるトップゲート/ボトムコンタクト型酸化物TFTを挙げている。ここでいうトップゲートとは、半導体層CHよりも上層にゲート電極GEが形成されている構造のことであり、ボトムコンタクトとは、半導体層CHよりも下層にソース・ドレイン電極SDが形成されている構造のことを示している。製造方法以外は、実施例2と同様な材料、プロセスを用いた。
本実施例7における半導体装置の製造方法は以下の通りである。まず、図11(A)に示すように、まず絶縁体基板SU上にソース・ドレイン電極SD、第2の半導体層CH2、第1の半導体層CH1の順に形成する。
ソース・ドレイン電極SDは、成膜後、一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングの組み合わせにより加工する。
第2の半導体層CH2は、Zn−Sn−O、Zn−O、Sn−Oなどの酸化物によって形成されており、成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。本実施例では、第2の半導体層CH2にZn-O(酸化亜鉛100%)をガス圧0.5Pa(Ar+20%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚5〜75nmで形成する。
第1の半導体層CH1は、In−O、In−Zn−O、In−Sn−O、In−Ga−O、In−Si−Oなどの酸化物、およびそれらの複合酸化物によって形成されており、成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。本実施例では、第1の半導体層CH1にIn−Si-O(In:Si=95:5)をガス圧0.5Pa(Ar+10%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚3〜60nmで形成する。
その後、図11(B)に示すようにゲート絶縁膜GIを成膜後、一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより加工する。
その後、図11(C)に示すようにゲート電極GEを成膜後、一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより加工する。
作製したTFTのチャネル長0.1mm、チャネル幅2mmとし、実施例2で作製したTFTと同等な特性を示した。第1の半導体層CH1の膜厚5nm以上、第2の半導体層CH2の膜厚5〜50nmの範囲で、しきい電位プラスマイナス1V以内、電界効果移動度43〜47cm/Vs、ON電流2×10−4Aが得られた。膜厚変動に対し特性変化がほとんどないことから、大面積基板へのTFTアレイ作製が容易となる。
(比較実施例3)
実施例1〜7との違いは、第1の半導体層における酸素以外の構成元素においてIn元素の組成比が50%未満である点であり、それ以外の点は実施例1〜7と同一である。
本比較実施例3における半導体装置の構成および製造方法は、実施例7と同じものを用いた(図11)。
半導体装置の製造方法は以下の通りである。まず、図11(A)に示すように、まず絶縁体基板SU上にソース・ドレイン電極SD、第2の半導体層CH2、第1の半導体層CH1の順に形成する。
ソース・ドレイン電極SDは、成膜後、一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングの組み合わせにより加工する。
第2の半導体層CH2は、Zn−Sn−O、Zn−O、Sn−Oなどの酸化物によって形成されており、成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。本実施例では、第2の半導体層CH2にZn−Sn−O(ZN:Sn=50:50)をガス圧0.5Pa(Ar+20%O)、RF電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚5〜75nmで形成する。
第1の半導体層CH1は、In−O、In−Zn−O、In−Sn−O、In−Ga−O、In−Si−Oなどの酸化物、およびそれらの複合酸化物によって形成されており、成膜は、スパッタ法、PLD法、CVD法、塗布法、印刷法などにより行なう。加工は一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより行なう。本実施例では、第1の半導体層CH1にIn-Sn-O(In:Sn=40:60)をガス圧0.5Pa(Ar+10%O)、DC電力50W、成長温度(室温)の条件下でスパッタリング法により膜厚3〜60nmで形成する。
その後、図11(B)に示すようにゲート絶縁膜GIを成膜後、一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより加工する。
その後、図11(C)に示すようにゲート電極GEを成膜後、一般的なフォトリソグラフィー技術とドライエッチング、あるいはウェットエッチングとの組み合わせにより加工する。
作製したTFTは、実施例2〜7で作製したTFTと比較すると、第1の半導体層CH1の膜厚増加に伴いしきい電位がシフトし、電界効果移動度15〜20cm/Vs程度となった。第1の半導体層CH1における酸素以外の構成元素においてIn元素の組成比が50%未満になると急激にTFT特性が劣化した。この結果は、第1の半導体層CH1内のIn濃度が減少したことによりキャリアが減少したためと推察される。
(実施例8)
図12は本実施例8における半導体装置の構成を示す図である。実施例2〜7に示す構造のTFTを用いてアンテナ共振回路11、整流器12、変調器13、デジタル回路14などを構成し、無線タグを形成している。無線タグはリーダ15またはライタ16と無線で通信を行うことができるようになっている。また、酸化物半導体は透明材料であるため、ほとんど透明な回路が形成できる。例えば、電極および配線部分をITOなどの透明導電膜を用い、TFT部分には本発明の構造を用いることで実現可能となり、13.56MHzでの送受信が確認できた。従来のRFIDタグのように、Siのチップや金属によるアンテナ等の構造が見える形態ではないため、フィルムやカード上に記載されている意匠を損なうことなく後付することが可能である。
(実施例9)
図13は本実施例9における半導体装置の構成を示す図である。本実施例9では、前記実施例2〜7の構造を有するTFTを構成要素とする素子が基板SU上にアレイ状に配置されている。前記実施例2〜7に示すTFTを、アレイ内の各素子のスイッチングや駆動用のトランジスタに用いることはもちろん、このTFTのゲート電極GEと接続されるゲート配線17に信号を送るゲート線駆動回路18や、このTFTのソース電極・ドレイン電極SDと接続されるデータ配線19に信号を送るデータ線駆動回路20を構成するトランジスタに用いてもよい。この場合、各素子のTFTとゲート線駆動回路18あるいはデータ線駆動回路20内のTFTを並行して形成することができる。
アクティブマトリクス型液晶表示装置に上述したアレイを適用する場合、各素子は、例えば、図14に示すような構成になる。図中x方向に延在するゲート配線17に走査信号が供給されると、TFT21がオンし、このオンされたTFT21を通して、図中y方向に延在するデータ配線19からの映像信号が画素電極22に供給される。なお、ゲート配線17は図中y方向に並設され、データ配線19は図中x方向に並設され、隣接する一対のゲート配線17と隣接する一対のデータ配線19で囲まれる領域(画素領域)に画素電極22が配置されている。この場合、例えば、データ配線19がソース電極SEと電気的に接続され、画素電極22がドレイン電極DEと電気的に接続される。あるいは、データ配線19がソース電極SEを兼ねてもよい。また、液晶表示装置に限らず有機EL表示装置などに上述したアレイを適用してもよい。この場合、画素回路を構成するトランジスタにTFTを適用する。さらには、上述したアレイを記憶素子に適用し、選択トランジスタにTFTを適用してもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明は、酸化物半導体装置に係り、酸化物膜をチャネルに用いる電界効果型トランジスタを含む半導体装置に適用することができる。
SU…基板、GE…ゲート電極、GI…ゲート絶縁膜、CH1…第1の半導体層、CH2…第2の半導体層、tc1…第1の半導体層の膜厚、tc2…第2の半導体層の膜厚、SE…ソース電極、DE…ドレイン電極、VS…ソース電圧、VD…ドレイン電圧、VG…ゲート電圧、SD…ソース・ドレイン電極、配線、CH…半導体層、Rc…チャネル層の抵抗値、Rc1…チャネル層とソース・ドレイン電極間での第1の半導体層の抵抗値、Rc2…チャネル層とソース・ドレイン電極間での第2の半導体層の抵抗値、CON…配線用スルーホール、BL…バリア層、11…アンテナ共振回路、12…整流器、13…変調器、14…デジタル回路、15…リーダ、16…ライタ、17…ゲート配線、18…ゲート線駆動回路、19…データ配線、20…データ線駆動回路、21…薄膜トランジスタ、22…画素電極。

Claims (15)

  1. ゲート電極と、
    前記ゲート電極に対しゲート絶縁膜を介して設けられた第1の半導体層と、
    前記第1の半導体層と接続された第2の半導体層と、
    前記第2の半導体層と接続されたソース電極と、
    前記第2の半導体層と接続されたドレイン電極とを有し、
    前記第1の半導体層は、In元素及びO元素を有し、
    前記第2の半導体層は、Zn元素及びO元素を有し、In元素を含まず、
    前記第1の半導体層と前記ソース電極および前記ドレイン電極とは、前記第2の半導体層を介して電気的に接続されていることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. ゲート電極と、
    前記ゲート電極に対しゲート絶縁膜を介して設けられた第1の半導体層と、
    前記第1の半導体層と接続された第2の半導体層と、
    前記第2の半導体層と接続されたソース電極と、
    前記第2の半導体層と接続されたドレイン電極とを有し、
    前記第1の半導体層は、In元素及びO元素を有し、
    前記第2の半導体層は、Zn元素及びO元素を有し、In元素を含まず、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層と直接接続され、
    前記第1の半導体層のチャネル層と前記ソース電極または前記ドレイン電極との間の抵抗のうち前記第1の半導体層を介する部分の抵抗をR1とし、前記チャネル層と前記ソース電極または前記ドレイン電極との間の抵抗のうち前記第2の半導体層を介する部分の抵抗をR2としたとき、R1はR2より大きいことを特徴とする電界効果トランジスタ。
  3. 請求項1または2記載の電界効果トランジスタにおいて、
    前記第1の半導体層は、Zn元素、Sn元素、Ge元素、又はSi元素をさらに有することを特徴とする電界効果トランジスタ。
  4. 請求項1または2記載の電界効果トランジスタにおいて、
    前記第2の半導体層は、Sn元素をさらに有することを特徴とする電界効果トランジスタ。
  5. 請求項1または2記載の電界効果トランジスタにおいて、
    前記第1の半導体層は、全体に占める酸素以外の構成元素においてIn組成比が50%以上であることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  6. 請求項1記載の電界効果トランジスタにおいて、
    前記ゲート電極は、前記電界効果トランジスタの基板上に設けられ、
    前記ゲート絶縁膜は、前記ゲート電極上に設けられ、
    前記第1の半導体層は、前記ゲート絶縁膜上に設けられ、
    前記第2の半導体層は、前記第1の半導体層上に設けられことを特徴とする電界効果トランジスタ。
  7. ゲート電極と、
    前記ゲート電極に対しゲート絶縁膜を介して設けられた第1の半導体層と、
    前記第1の半導体層と接続された第2の半導体層と、
    前記第2の半導体層と接続されたソース電極と、
    前記第2の半導体層と接続されたドレイン電極とを有し、
    前記第1の半導体層は、In元素及びO元素を有し、
    前記第2の半導体層は、Zn元素及びO元素を有し、In元素を含まず、
    前記第1の半導体層と前記ソース電極および前記ドレイン電極とは、前記第2の半導体層を介して電気的に接続されている電界効果トランジスタの製造方法であって、
    前記ゲート絶縁膜上に、前記第1の半導体層を形成する第1の工程と、
    前記第1の半導体膜上に、前記第2の半導体層を形成する第2の工程とを有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  8. ゲート電極と、
    前記ゲート電極に対しゲート絶縁膜を介して設けられた第1の半導体層と、
    前記第1の半導体層と接続された第2の半導体層と、
    前記第2の半導体層と接続されたソース電極と、
    前記第2の半導体層と接続されたドレイン電極とを有し、
    前記第1の半導体層は、In元素及びO元素を有し、
    前記第2の半導体層は、Zn元素及びO元素を有し、In元素を含まず、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層と直接接続され、
    前記第1の半導体層のチャネル層と前記ソース電極または前記ドレイン電極との間の抵抗のうち前記第1の半導体層を介する部分の抵抗をR1とし、前記チャネル層と前記ソース電極または前記ドレイン電極との間の抵抗のうち前記第2の半導体層を介する部分の抵抗をR2としたとき、R1はR2より大きい電界効果トランジスタの製造方法であって、
    前記ゲート絶縁膜上に、前記第1の半導体層を形成する第1の工程と、
    前記第1の半導体膜上に、前記第2の半導体層を形成する第2の工程とを有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  9. 請求項記載の電界効果トランジスタの製造方法において、
    前記第1の工程を行った後に、前記第1の半導体層を所定の部分を除いて除去する第3の工程をさらに行い、その後前記第2の工程を行うことを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  10. 請求項記載の電界効果トランジスタの製造方法において、
    前記第2の工程を行った後に、前記第2の半導体層を所定の部分を除いて除去する第4の工程をさらに行うことを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  11. 請求項10記載の電界効果トランジスタの製造方法において、
    前記第4の工程を行った後に、前記第2の半導体層に接続される前記ソース電極、及び前記第2の半導体層に接続される前記ドレイン電極を形成する第5の工程をさらに行うことを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  12. 請求項記載の電界効果トランジスタの製造方法において、
    前記第1の工程を行った後に、前記第2の工程を行い、
    前記第2の工程を行った後に、前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層を所定の部分を除いて除去する第6の工程をさらに行うことを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  13. 請求項12記載の電界効果トランジスタの製造方法において、
    前記第6の工程を行った後に、前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層に接続される前記ソース電極、並びに、前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層に接続される前記ドレイン電極を形成する第7の工程をさらに行うことを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  14. 請求項7または8記載の電界効果トランジスタの製造方法において、
    前記第1の半導体層は、Zn元素、Sn元素、Ge元素、又はSi元素をさらに有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  15. 請求項7または8記載の電界効果トランジスタの製造方法において、
    前記第2の半導体層は、Sn元素をさらに有することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
JP2011543245A 2009-11-27 2010-11-22 電界効果トランジスタおよび電界効果トランジスタの製造方法 Active JP5503667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011543245A JP5503667B2 (ja) 2009-11-27 2010-11-22 電界効果トランジスタおよび電界効果トランジスタの製造方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009269436 2009-11-27
JP2009269436 2009-11-27
PCT/JP2010/070816 WO2011065329A1 (ja) 2009-11-27 2010-11-22 酸化物半導体装置およびその製造方法
JP2011543245A JP5503667B2 (ja) 2009-11-27 2010-11-22 電界効果トランジスタおよび電界効果トランジスタの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011065329A1 JPWO2011065329A1 (ja) 2013-04-11
JP5503667B2 true JP5503667B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=44066434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011543245A Active JP5503667B2 (ja) 2009-11-27 2010-11-22 電界効果トランジスタおよび電界効果トランジスタの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20120280227A1 (ja)
JP (1) JP5503667B2 (ja)
TW (1) TWI452698B (ja)
WO (1) WO2011065329A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235104A (ja) * 2011-04-22 2012-11-29 Kobe Steel Ltd 薄膜トランジスタ構造、ならびにその構造を備えた薄膜トランジスタおよび表示装置
KR20130007426A (ko) * 2011-06-17 2013-01-18 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치 및 그 제작 방법
KR20190039345A (ko) 2011-06-17 2019-04-10 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치 및 그의 제조 방법
US8952377B2 (en) 2011-07-08 2015-02-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
US9214474B2 (en) * 2011-07-08 2015-12-15 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
US8748886B2 (en) * 2011-07-08 2014-06-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device
DE102011084145A1 (de) * 2011-10-07 2013-04-11 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur Herstellung von hochperformanten und elektrisch stabilen, halbleitenden Metalloxidschichten, nach dem Verfahren hergestellte Schichten und deren Verwendung
JP2013125782A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Hitachi Ltd 酸化物半導体装置
KR20230004930A (ko) 2012-04-13 2023-01-06 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치
KR102113160B1 (ko) 2012-06-15 2020-05-20 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치
US8901557B2 (en) 2012-06-15 2014-12-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
KR102161077B1 (ko) 2012-06-29 2020-09-29 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치
JP6134598B2 (ja) * 2012-08-02 2017-05-24 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US9569992B2 (en) 2012-11-15 2017-02-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for driving information processing device, program, and information processing device
US10304859B2 (en) 2013-04-12 2019-05-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device having an oxide film on an oxide semiconductor film
CN105190902B (zh) * 2013-05-09 2019-01-29 株式会社半导体能源研究所 半导体装置及其制造方法
KR102283814B1 (ko) 2013-12-25 2021-07-29 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치
CN107026208B (zh) * 2016-01-29 2020-11-13 日立金属株式会社 半导体装置和半导体装置的制造方法
JP6747247B2 (ja) * 2016-01-29 2020-08-26 日立金属株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法
CN106876334B (zh) * 2017-03-10 2019-11-29 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板的制造方法及阵列基板
JP6841184B2 (ja) * 2017-08-07 2021-03-10 日立金属株式会社 半導体装置の製造方法
JP2019114751A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 シャープ株式会社 薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置並びに薄膜トランジスタ基板の製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008140984A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Sharp Corp 半導体素子、半導体素子の製造方法、及び表示装置
WO2009034953A1 (ja) * 2007-09-10 2009-03-19 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 薄膜トランジスタ
JP2009224479A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Fujifilm Corp 薄膜電界効果型トランジスタおよびその製造方法
JP2009278115A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Samsung Electronics Co Ltd トランジスタとこれを含む半導体素子及びそれらの製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7262463B2 (en) * 2003-07-25 2007-08-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Transistor including a deposited channel region having a doped portion
US7576394B2 (en) * 2006-02-02 2009-08-18 Kochi Industrial Promotion Center Thin film transistor including low resistance conductive thin films and manufacturing method thereof
US20080023703A1 (en) * 2006-07-31 2008-01-31 Randy Hoffman System and method for manufacturing a thin-film device
KR101425131B1 (ko) * 2008-01-15 2014-07-31 삼성디스플레이 주식회사 표시 기판 및 이를 포함하는 표시 장치
JP2010056541A (ja) * 2008-07-31 2010-03-11 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008140984A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Sharp Corp 半導体素子、半導体素子の製造方法、及び表示装置
WO2009034953A1 (ja) * 2007-09-10 2009-03-19 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 薄膜トランジスタ
JP2009224479A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Fujifilm Corp 薄膜電界効果型トランジスタおよびその製造方法
JP2009278115A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Samsung Electronics Co Ltd トランジスタとこれを含む半導体素子及びそれらの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2011065329A1 (ja) 2013-04-11
TWI452698B (zh) 2014-09-11
WO2011065329A1 (ja) 2011-06-03
US20120280227A1 (en) 2012-11-08
TW201138109A (en) 2011-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5503667B2 (ja) 電界効果トランジスタおよび電界効果トランジスタの製造方法
JP5666567B2 (ja) 半導体装置およびそれを用いたrfidタグならびに表示装置
US8263977B2 (en) TFT substrate and TFT substrate manufacturing method
KR101126905B1 (ko) 박막 트랜지스터 및 그 제조 방법
US8395155B2 (en) Thin film transistors having an additional floating channel and methods of manufacturing the same
JP2010021170A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP5624628B2 (ja) 半導体装置
JP5554832B2 (ja) 薄膜トランジスタおよびその製造方法
US9117708B2 (en) Thin film transistor and method of manufacturing the same
US9508544B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing same
WO2013104226A1 (zh) 薄膜晶体管及其制造方法、阵列基板和显示器件
CN105633170A (zh) 金属氧化物薄膜晶体管及其制备方法以及阵列基板和显示装置
KR20110052939A (ko) 트랜지스터와 그 제조방법 및 트랜지스터를 포함하는 전자소자
CN111370496B (zh) 薄膜晶体管及其制作方法、显示装置
US20170170309A1 (en) Thin film transistor, array substrate and display device having the same, and method thereof
JP5098151B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
US9178024B2 (en) Thin film transistor display panel and manufacturing method thereof
JP5666616B2 (ja) 酸化物半導体装置の製造方法
KR20170097969A (ko) 다층의 반도체층을 포함하는 듀얼게이트 박막트랜지스터
JP2013115111A (ja) 酸化物半導体装置およびその製造方法
CN215644507U (zh) 薄膜晶体管和阵列基板
WO2022247148A1 (zh) 薄膜晶体管及其制备方法、阵列基板
CN117480614A (zh) 隧穿场效应晶体管及其制备方法、显示面板、显示装置
KR20140076106A (ko) 트렌지스터

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5503667

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350