JP5498337B2 - 色素増感太陽電池の立体電極の製造方法 - Google Patents
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Description
色素増感太陽電池は、材料が安価であり、作製に大掛かりな設備を必要としないことから、低コストの太陽電池として注目されている。
そのうちのひとつとして、多孔質半導体層への光の透過効率を高めて電力取り出し効率の向上を図るために、光入射側に設けられる透明基板上に通常形成される透明導電膜を省略することが検討されている。これは、太陽電池を大型化する際に特に大きな意義をもつ。
色素を吸着した多孔質半導体層と、色素を吸着した多孔質半導体層が接合される、チタン、ニッケルおよびタングステンから選ばれる1または2以上の金属で形成される多孔質シートを備える色素増感太陽電池の立体電極の製造方法であって、
多孔質無機シートの片面に該多孔質半導体層の材料を設ける工程と、
該多孔質半導体層の材料を焼成して該多孔質半導体層が設けられた該多孔質無機シートを得る工程と、
該多孔質シートに、該多孔質半導体層が設けられた側を向けて該多孔質無機シートを積層してプレスする工程と、
を有することを特徴とする。
色素を吸着した多孔質半導体層と、色素を吸着した多孔質半導体層が接合される、チタン、ニッケルおよびタングステンから選ばれる1または2以上の金属で形成される多孔質シートを備える色素増感太陽電池の立体電極の製造方法である。
本実施の形態例に係る色素増感太陽電池の立体電極の製造方法は、図1(A)、(B)に示すように、
多孔質無機シート10の片面に多孔質半導体層の材料を設ける工程(工程A 図1(A)参照)と、
多孔質半導体層の材料を焼成して多孔質半導体層12が設けられた多孔質無機シート10を得る工程(工程B 図1(A)参照)と、
多孔質シート14に、多孔質半導体層12が設けられた側を向けて多孔質無機シート10を積層してプレスする工程(工程C 図1(B)参照)と、
を有する。
ガラス繊維成形体は、ガラス繊維を織ったガラスクロス、ガラス繊維を適宜の手段で結合させたシートであるガラス不織布、またはガラス繊維を漉いて紙状にしたガラスペーパー(不織布の一部の態様のものはガラスペーパーに含まれる。)等を用いることができる。これらのガラス繊維成形体は、交差する繊維間に例えば1μm〜1mm程度のいわば目開きがあり、ガラス繊維成形体の内部で連結孔を有する。
多孔質無機シート10は、例えば10〜90%程度の開口率を有すると、良好な電解質の通液性を得ることができる。また、多孔質無機シートは、電解質の溶媒やヨウ素に対して耐薬品性を有する。
多孔質無機シート10の厚みは、例えば1μm〜1mm程度とすることができる。
工程Aにおいて、ペースト状の多孔質半導体材料を塗布等の適宜の方法により多孔質無機シート10に設ける。
その後、工程Bにおいて、ペースト状の多孔質半導体材料を300℃以上、好ましくは350℃以上、さらに好ましくは400℃以上の温度で焼成して、多孔質半導体層12を得る。焼成温度の上限は特にないが、多孔質半導体材料の融点よりは十分に低い温度とし、好ましくは550℃以下の温度とする。また、多孔質半導体材料としてチタン酸化物(チタニア)を用いる場合、ルチル結晶に移行しない程度の温度で、チタン酸化物の導電性が高いアナターゼ結晶の状態で焼成することが好ましい。
多孔質半導体層12は、その厚みを特に限定するものではなく、例えば1μm〜20μm程度とすることができる。
色素は、400nm〜1300nmの波長に吸収をもつものである。このような色素として、例えば、COOH基を有する、ルテニウム色素、フタロシアニン色素などの金属錯体、シアニン色素、スクアリリウム色素などの有機色素を挙げることができる。
これらの耐食性金属のうち、より高い導電率をもつ電極を得る観点からは、ニッケルおよびタングステンが好ましい。
一方、多孔質半導体層12と多孔質シート14がより強く密着した電極を得る観点からは、チタンが好ましい。チタン表面に形成される酸化皮膜の粒子と多孔質半導体層12の材料として汎用されるチタンを用いるときの半導体粒子が同じ酸化チタンであるため、後述するプレス工程において、凝集力により、高い密着力が得られるものと考えられるためである。
金属微粒子を焼結したシートは、シートの厚み方向に連通する孔を有するとともにシートの平面方向にも連通する孔を有する。このため、シート内での電解質の通液性が良好である。
多孔質チタンシート14は、Ti微粒子をガラス繊維成型体などの上に焼結した場合のTi焼結体のケースを含め、チタン等の金属の厚みを例えば0.3μm〜1mm程度とすることができる。
プレスにより、多孔質シート14と多孔質半導体層12の強固な密着性が得られる。
プレスする際の圧力は特に限定するものではなく、例えば0.1 MPa〜1000Mpa程度とすることができる。プレス圧が0.1 MPaを下回ると、多孔質シート14と多孔質半導体層12の密着力が損なわれるおそれがあり、一方、1000MPaを上回ると、多孔質無機シート10や多孔質シート14を損傷するおそれがある。
プレスする方法は、例えば通常の平行平板からなるプレス機を用いることができ、このとき、平行平板と多孔質シート14の間に、クッション材などの離型性のよいシートを配置してもよい。プレスは室温で行うことができるが、多孔質半導体層12に吸着した色素の劣化を防ぐため、100℃未満の温度下で行うことが好ましく、例えば室温で行うことができる。また、常圧の大気下で行うことができるが、これに限定するものではない。プレス時間も特に限定されるものではないが、例えば10秒〜10分とすることができる。
このとき、多孔質シート14に熱負荷はかからないため、多孔質半導体層12を得るための焼成による熱によって生じうる、多孔質シート14の酸化をきたすおそれがなく、このため、酸化による多孔質シート14の導電性の低下を生じない。
例えば、立体電極16の多孔質無機シート10の側に光を透過する透明基板を設けるとともに、対向基板(導電性基板)を積層し封止材(スペーサ)で封止し、ついで、電解質が封入されることで色素増感太陽電池が得られる。多孔質シート14は、引き出し電極に接続される。
12 多孔質半導体層
14 多孔質シート
16 立体電極
Claims (4)
- 色素を吸着した多孔質半導体層と、該色素を吸着した多孔質半導体層が接合される、チタン、ニッケルおよびタングステンから選ばれる1または2以上の金属で形成される多孔質シートを備える色素増感太陽電池の立体電極の製造方法であって、
多孔質無機シートの片面に該多孔質半導体層の材料を設ける工程と、
該多孔質半導体層の材料を焼成して該多孔質半導体層が設けられた該多孔質無機シートを得る工程と、
該多孔質シートに、該多孔質半導体層が設けられた側を向けて該多孔質無機シートを積層してプレスする工程と、
を有することを特徴とする色素増感太陽電池の立体電極の製造方法。 - 前記多孔質シートが金属微粒子焼結体であることを特徴とする請求項1記載の色素増感太陽電池の立体電極の製造方法。
- 前記多孔質シートの前記多孔質半導体層の材料に接する面を予め表面処理して凹凸を形成した後に、該多孔質半導体層の材料を設けることを特徴とする請求項1または2記載の色素増感太陽電池の立体電極の製造方法。
- 前記多孔質無機シートがガラス繊維成形体であることを特徴とする請求項1記載の色素増感太陽電池の立体電極の製造方法。
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