JP2013200960A - 光電変換素子モジュールおよびその製造方法 - Google Patents
光電変換素子モジュールおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013200960A JP2013200960A JP2012067203A JP2012067203A JP2013200960A JP 2013200960 A JP2013200960 A JP 2013200960A JP 2012067203 A JP2012067203 A JP 2012067203A JP 2012067203 A JP2012067203 A JP 2012067203A JP 2013200960 A JP2013200960 A JP 2013200960A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photoelectric conversion
- conversion element
- element module
- substrate
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/542—Dye sensitized solar cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Hybrid Cells (AREA)
Abstract
【解決手段】相対して設置された透光性基板と支持基板の間に、導電層、表面に光増感剤を吸着させた光電変換層、触媒層、対極導電層、およびキャリア輸送材料により形成されるキャリア輸送層が設置されることで形成された複数の光電変換素子が互いに電気的に接続された光電変換素子モジュールであって、透光性基板および支持基板に凹部と凸部のいずれかがそれぞれ形成され、少なくとも一部の前記凹部と前記凸部を介して、封止剤により透光性基板と支持基板とが固定されていることを特徴とする光電変換素子モジュール、ならびにその製造方法。
【選択図】図1
Description
本発明に用いられる透光性基板3は、少なくとも受光面となる部分には光透過性が必要となるため、光透過性の材料からなる必要がある。ただし、少なくとも後述する色素に実効的な感度を有する波長の光を実質的に透過させる材料であればよく、必ずしも全ての波長領域の光に対して透過性を有する必要はない。
導電層5を構成する材料は、集電電極として機能するものであればよく、多孔質半導体層(後述)よりも受光面側に設置する場合には、光を透過する材料であることが好ましいが、少なくとも後述する色素に実効的な感度を有する波長の光を実質的に透過させ得る材料であればよく、必ずしもすべての波長領域の光に対して透過性を有する必要はない。このような材料としては、たとえば、インジウム錫複合酸化物(ITO)、酸化錫(SnO2)、フッ素をドープした酸化錫(FTO)、酸化亜鉛(ZnO)、タンタルあるいはニオブをドープした酸化チタンなどが挙げられる。導電層5は、スパッタ法、スプレー法などの公知の方法により、透光性基板3上に形成することができる。
本発明における光電変換層6は、その表面に光増感剤を吸着させたものであり、この光増感剤を吸着した多孔性半導体層からなる。多孔性半導体層であることで、キャリア輸送材料が光電変換層6の内外を移動することができる。
多孔性半導体層を構成する半導体の種類は、当該分野で一般に光電変換材料に使用されるものであれば特に限定されない。たとえば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、酸化鉄、酸化ニオブ、酸化セリウム、酸化タングステン、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、硫化カドミウム、硫化鉛、硫化亜鉛、リン化インジウム、銅−インジウム硫化物(CuInS2)、CuAlO2、SrCu2O2などの半導体化合物およびこれらの組み合わせが挙げられる。これらの中でも、安定性および安全性の点から、酸化チタンが特に好ましい。
多孔性半導体層に吸着する光増感剤としては、可視光領域や赤外光領域に吸収をもつ種々の有機色素、金属錯体色素などが挙げられ、これらの色素の1種または2種以上を選択的に用いることができる。
本発明に用いられる支持基板4としては、キャリア輸送層材料を保持でき、また外部からの水などの浸入を防ぐことができるものであればよい。ただし、支持基板4が受光面となる場合は、上述した透光性基板3と同様の光透過性を有することが必要となり、透光性基板3として上述したのと同様の材料を支持基板4に用いることができる。また、本発明の光電変換素子モジュール1を屋外設置などする場合には、強化ガラスを支持基板4に好適に用いることができる。
触媒層7は、その表面で電子の受け渡しができる材料で形成された層であれば何でもよく、このような材料として、具体的には、白金、パラジウムなどの貴金属材料、カーボンブラック、ケッチェンブラック、カーボンナノチューブ、フラーレンなどのカーボン系材料などが挙げられる。
対極導電層8としては、導電性を有するものであれば特に限定されず、光透過性を有していても有していなくてもよい。ただし、支持基板4を受光面にする場合は、上述した導電層5と同様に光透過性を有するように構成する必要がある。
多孔性絶縁層9を構成する材料としては、リーク電流が発生しにくい(抵抗が高い)材料であればよく、たとえば、酸化ニオブ、酸化ジルコニウム、シリカガラスやソーダガラスなどの酸化ケイ素、酸化アルミニウム、チタン酸バリウムなどが挙げられ、これらの材料の1種または2種以上を選択的に用いることができる。また、内部にキャリア輸送材料を内包し、イオンが輸送できるよう、細孔を有する形状であることが好ましい。
キャリア輸送層は、透光性基板3、支持基板4および封止部(後述)によって囲まれた領域であって、透光性基板3と支持基板4との間にある光電変換層6、多孔質絶縁層9および触媒層7の空隙に形成される。
本発明の光電変換素子モジュール1における大きな特徴は、上述のように、透光性基板3および支持基板4に凹部と凸部のいずれかがそれぞれ形成され、少なくとも一部の前記凹部と前記凸部を介して、封止剤により透光性基板3と支持基板4とが固定されていることである。凹部および凸部は、透光性基板3と支持基板4のそれぞれにいずれかの役割を果たす形状のものが形成されていればよい。
以下のような手順で、図1に示した構造の光電変換素子モジュールを作製した。まず、表面に透明導電膜(導電層)が形成された透光性基板(SnO2膜付ガラス、日本板硝子(株)社製、縦50mm×横30mm)を用意した。用意した透光性基板表面のSnO2膜をレーザースクライブにより縦方向に平行にスクライブラインを形成することで、透明導電膜および端部電極を切断した。スクライブラインは支持体であるガラス基板の左端から9.5mmの位置と、そこから7mm間隔で合計3箇所形成した。形成されたスクライブラインの幅は60μmである。
図2に示す光電変換素子モジュールを作製した。作製では、支持基板に所定の位置にマスクを設置しサンドブラストにより溝(幅:0.5mm、深さ:0.3mm)を形成し、凹部の片側をスクリーン印刷法によりガラスペーストを2回塗布することで高さ65μmとした以外は実施例1に準じて光電変換素子モジュールを作製した。得られた光電変換素子モジュールについて、実施例1と同様に、試験後の封止部破壊有無の確認および試験前後での変換効率測定を行なった。その結果を表1に示す。
実施例1において用いた基板を2枚準備し、それぞれ基板の端から10mmの位置に実施例2と同様に溝を形成することで透明導電膜(導電層)のパターン化および凹部の形成を同時に行なった。それぞれの基板に、実施例1と同じ大きさの多孔性半導体層をそれぞれの基板の所定の位置に形成し、その相対する位置に、塩化白金を印刷法により塗布することで多孔性半導体層および触媒層を形成した。2枚の基板を、一方を透光性基板、他方を支持基板として、実施例2と同様にして凹部と凸部を形成した。それ以外の工程は実施例1に準じて光電変換素子モジュールを作製した。得られた光電変換素子モジュールについて、実施例1と同様に、試験後の封止部破壊有無の確認および試験前後での変換効率測定を行なった。その結果を表1に示す。
実施例1において、凹部と凸部を形成せずに作製した以外は実施例1に準じて光電変換素子モジュールを作製した。得られた光電変換素子モジュールについて、実施例1と同様に、試験後の封止部破壊有無の確認および試験前後での変換効率測定を行なった。その結果を表1に示す。
Claims (8)
- 相対して設置された透光性基板と支持基板の間に、導電層、表面に光増感剤を吸着させた光電変換層、触媒層、対極導電層、およびキャリア輸送材料により形成されるキャリア輸送層が設置されることで形成された複数の光電変換素子が互いに電気的に接続された光電変換素子モジュールであって、
透光性基板および支持基板に凹部と凸部のいずれかがそれぞれ形成され、少なくとも一部の前記凹部と前記凸部を介して、封止剤により透光性基板と支持基板とが固定されていることを特徴とする光電変換素子モジュール。 - 前記凹部に対して前記凸部が嵌め込まれて封止部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光電変換素子モジュール。
- 前記封止部が、前記透光性基板および前記支持基板の主面上に二次元方向に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の光電変換素子モジュール。
- 前記凹部および前記凸部の少なくともいずれかの一部が無機材料により形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光電変換素子モジュール。
- 前記凹部が、透光性基板および支持基板の少なくともいずれかの主面よりも基板内部側へ形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の光電変換素子モジュール。
- 前記凹部を形成する2つの突堤部が互いに異なる高さを有する、請求項1〜4のいずれかに記載の光電変換素子モジュール。
- 前記キャリア輸送層の少なくとも一部に多孔質絶縁層が含まれていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光電変換素子モジュール。
- 請求項5に記載の光電変換素子モジュールを製造する方法であって、
導電層のパターン化と凹部の形成とを同時に行なうことを特徴とする、方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012067203A JP2013200960A (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 光電変換素子モジュールおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012067203A JP2013200960A (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 光電変換素子モジュールおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013200960A true JP2013200960A (ja) | 2013-10-03 |
Family
ID=49521073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012067203A Pending JP2013200960A (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 光電変換素子モジュールおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013200960A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016031514A1 (ja) * | 2014-08-27 | 2016-03-03 | ウシオ電機株式会社 | 色素増感型太陽電池モジュール |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004362793A (ja) * | 2003-06-02 | 2004-12-24 | Enplas Corp | 色素増感型太陽電池ユニット、色素増感型太陽電池用基板、及び色素増感型太陽電池ユニットの封止構造 |
JP2006310252A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-11-09 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 透明電極、並びにこれを備えた色素増感型太陽電池及び色素増感型太陽電池モジュール |
JP2010123556A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Hiroshi Kitamura | 色素増感太陽電池用の基板(筐体) |
JP2010182457A (ja) * | 2009-02-03 | 2010-08-19 | Toray Ind Inc | 色素増感太陽電池用セパレーター |
WO2012070338A1 (ja) * | 2010-11-24 | 2012-05-31 | ソニー株式会社 | 封止構造体およびその製造方法 |
-
2012
- 2012-03-23 JP JP2012067203A patent/JP2013200960A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004362793A (ja) * | 2003-06-02 | 2004-12-24 | Enplas Corp | 色素増感型太陽電池ユニット、色素増感型太陽電池用基板、及び色素増感型太陽電池ユニットの封止構造 |
JP2006310252A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-11-09 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 透明電極、並びにこれを備えた色素増感型太陽電池及び色素増感型太陽電池モジュール |
JP2010123556A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Hiroshi Kitamura | 色素増感太陽電池用の基板(筐体) |
JP2010182457A (ja) * | 2009-02-03 | 2010-08-19 | Toray Ind Inc | 色素増感太陽電池用セパレーター |
WO2012070338A1 (ja) * | 2010-11-24 | 2012-05-31 | ソニー株式会社 | 封止構造体およびその製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016031514A1 (ja) * | 2014-08-27 | 2016-03-03 | ウシオ電機株式会社 | 色素増感型太陽電池モジュール |
JP2016046495A (ja) * | 2014-08-27 | 2016-04-04 | ウシオ電機株式会社 | 色素増感型太陽電池モジュール |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5422645B2 (ja) | 色素増感太陽電池および色素増感太陽電池モジュール | |
JP5002595B2 (ja) | 色素増感太陽電池モジュールおよびその製造方法 | |
JP5273709B2 (ja) | 色素増感太陽電池、その製造方法および色素増感太陽電池モジュール | |
JP5118233B2 (ja) | 光電変換素子および光電変換素子モジュール | |
JP5144986B2 (ja) | 色素増感太陽電池および色素増感太陽電池モジュール | |
JP5536015B2 (ja) | 光電変換素子および光電変換素子モジュール | |
JP5922242B2 (ja) | 光電変換素子、その製造方法、光電変換素子モジュールおよびその製造方法 | |
JP4892186B2 (ja) | 色素増感太陽電池および色素増感太陽電池モジュール | |
JP5657780B2 (ja) | 光電変換素子および光電変換モジュール | |
JP2009259485A (ja) | 色素増感太陽電池、その製造方法および色素増感太陽電池モジュール | |
WO2012086377A1 (ja) | 色素増感太陽電池および色素増感太陽電池モジュールならびにその製造方法 | |
JP5758400B2 (ja) | 色素増感太陽電池モジュールおよびその製造方法 | |
WO2013114733A1 (ja) | 光電変換素子モジュール | |
JP5313278B2 (ja) | 光電変換素子および光電変換素子モジュール | |
JP2013200960A (ja) | 光電変換素子モジュールおよびその製造方法 | |
JP5956929B2 (ja) | 光電変換素子およびその製造方法 | |
US10916382B2 (en) | Photoelectric conversion element and photoelectric conversion element module | |
JP5480234B2 (ja) | 光電変換素子および光電変換素子の製造方法 | |
JP2013251229A (ja) | 光電変換素子および色素増感太陽電池 | |
WO2013161557A1 (ja) | 光電変換素子モジュールおよびその製造方法 | |
WO2015049983A1 (ja) | 光電変換装置および光電変換装置の製造方法 | |
JP2014229434A (ja) | 光電変換素子および色素増感太陽電池 | |
JP2013251228A (ja) | 光電変換素子および色素増感太陽電池 | |
JP2013131458A (ja) | 光電変換素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140918 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150602 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150723 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150818 |