JP5498099B2 - ゴムマットの製造方法 - Google Patents
ゴムマットの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5498099B2 JP5498099B2 JP2009198189A JP2009198189A JP5498099B2 JP 5498099 B2 JP5498099 B2 JP 5498099B2 JP 2009198189 A JP2009198189 A JP 2009198189A JP 2009198189 A JP2009198189 A JP 2009198189A JP 5498099 B2 JP5498099 B2 JP 5498099B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foamed rubber
- mat
- rubber
- foamed
- unvulcanized
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
(a)本体部と、本体部の周縁のエッジ部と、を有しており、本体部は、発泡ゴム層上に、補強シート、更には、非発泡ゴム層が、積層されて一体化された構造を有しており、エッジ部は、非発泡ゴムからなっている。
(b)本体部の厚さが、4〜6mmであり、発泡ゴム層の厚さが、1.5〜4mmであり、発泡ゴム層の発泡倍率が、1.5〜3倍であり、非発泡ゴム層の、突起部以外の部分の厚さが、0.5〜2mmであり、非発泡ゴム層の硬度が、55〜80度である。
(d)発泡ゴム層、又は、非発泡ゴム層及び発泡ゴム層が、耐オゾン剤を含有している。
(e)補強シートが、メッシュ構造を有している。
(g)本体部の平面視における総面積に対する、突起部の上端面の合計面積の割合が、20〜35%である。
(1)発泡ゴム層を有しているので、非発泡ゴムのみからなるマットに比して、単位面積当りの重量を小さくできる。したがって、取り扱い易い。
図1は、本発明の製造方法によって得られた第1形態のゴムマットの一部、及び、そのゴムマットの製造方法に使用された多孔板の一部、を共に示す断面図である。
(1)発泡ゴム層1を有しているので、非発泡ゴムのみからなるマットに比して、単位面積当りの重量を小さくできる。したがって、取り扱い易い。
本形態は、第1形態に比して、突起部31の配置だけが異なっている。すなわち、本実施形態においては、平面視において、突起部は、その中心が、正六角形又は略正六角形の、全ての頂点位置又は略頂点位置に、及び、中心位置又は略中心位置に、在るよう、配置されて、7個の突起部31からなる第1ユニットを構成しており、第1ユニットは、その中心が、正六角形又は略正六角形の、全ての頂点位置又は略頂点位置に、及び、中心位置又は略中心位置に、在るよう、配置されて、7個の第1ユニットからなる第2ユニットを構成しており、第2ユニットは、互いに重ならないように且つ四方に並んで、配置されており、これにより、突起部の配置形態が構成されている。具体的には、突起部31の配置は、図5に示されるような「六角形配置」である。すなわち、突起部31は、一点鎖線Aで示されるように、小さい正六角形の各頂点位置とその中心位置とに配置されており、それによって、7個の突起部31からなるユニットXが、構成されている。そして、更に、ユニットXが、一点鎖線Bで示されるように、大きい正六角形の各頂点位置とその中心位置とに配置されており、それによって、7個のユニットX(すなわち、49個の突起部31)からなるユニットYが、構成されている。そして、ユニットYが、互いに重ならないように且つ四方に並んで、配置されている。
実施例1〜11は、図1〜図3に示される第1形態に該当している。表1は、実施例1〜11のゴムマット10の4個の構成を、示している。
(I)「衝撃加速度(G)」
所定の円柱形の重錘を、10cmの高さから、円柱形の側面がマット表面に平行に衝突するように、マット上に自由落下させた場合の、衝撃加速度を、測定した。ここでは、重錘は、底面の直径が8cm、高さが1.8cm、重量が500gである。測定機としては、ウィスター社製のSR1100−1000B衝撃振動加速度レコーダーを用いた。また、同様にして、コンクリート床上に自由落下させた場合の、衝撃加速度も、測定した。なお、表4中における各実施例の数値は、コンクリート床の場合の衝撃加速度を100とした場合の割合である。
マット表面に、所定の重錘を置いた場合の、マットの沈み込み深さを、測定した。ここでは、重錘は、底面積が400cm2、重量が60kgである。
市販のガラスコップ10個を、飲み口を下に向けて、85cmの高さから、マット上に自由落下させ、破損したガラスコップの数を求めた。0個の場合は「○」、1〜2個の場合は「△」、3〜5個の場合は「□」、6個以上の場合は「×」、と判定した。
市販のガラスコップを、飲み口を下に向けて、85cmの高さから、マット上に自由落下させ、跳ね上がった高さを、測定した。なお、ガラスコップが割れた場合には、跳ね上がった破片の高さを、測定した。
床上で3時間立ち仕事をした場合の疲労感と、マット上で3時間立ち仕事をした場合の疲労感と、を比較して、マットの方に疲労軽減効果をどの程度感じたかを、10人の被験者によって求めた。疲労軽減効果を確実に感じた場合は「○」、若干感じた場合は「△」、全く感じなかった場合は「×」、と判定した。
被験者がマットを容易に折り曲げたり巻き取ったりできるか否かを、求めた。できる場合は「○」、できない場合は「×」、と判定した。
マットに、上方から、60kgf及び400cm2の荷重を、1万回繰り返し加えた場合に、突起部31が破損したか否かを、求めた。全く破損しなかった場合は「○」、一部分でも破損した場合は「×」、と判定した。
床からマットに上がる際に高低差に起因した不快感をどの程度感じたかを、10人の被験者によって求めた。全く感じなかった場合は「○」、若干感じた場合は「△」、大きく感じた場合は「×」、と判定した。
実施例12〜16は、図1〜図3に示される第1形態に該当している。表5は、実施例12〜16のゴムマット10の5個の構成を、示している。
実施例17〜21は、図1〜図3に示される第1形態に該当している。表7は、実施例17〜21のゴムマット10の5個の構成を、示している。
実施例22〜26は、図1〜図3に示される第1形態に該当しており、すなわち、突起部31の配置が「60度千鳥配置」である。実施例27は、図5に示される別の形態に該当しており、すなわち、突起部31の配置が「六角形配置」である。実施例28は、突起部31の配置が図7に示されるような「並列配置」である。実施例29は、突起部31の配置が図8に示されるような「角千鳥配置」である。なお、図7及び図8は、多孔板5の平面部分図である。また、「並列配置」とは、図7に示されるように、突起部31が、縦方向及び横方向に、等間隔に且つ平行に、並んでいる、配置である。また、「角千鳥配置」とは、図8に示されるように、列3Aの突起部31と列3Bの突起部31とで構成される二等辺三角形Zの頂角βが90度である、配置である。表9は、実施例22〜29のゴムマット10の9個の構成を、示している。
実施例30は、図1〜図3に示される第1形態に該当している。表11は、実施例30及び比較例1のゴムマット10の4個の構成を、示している。
マットを、マット用の洗濯機及び乾燥機を用いて、20回繰り返して洗浄及び乾燥した後、外観における破れの有無を観察した。破れが無い場合は「○」、破れが有る場合は「×」、と判定した。
Claims (2)
- 本体部と、本体部の周縁のエッジ部と、を有しており、
本体部は、発泡ゴム層上に、補強シート、更には、非発泡ゴム層が、積層されて一体化された構造を有しており、且つ、非発泡ゴム層が、表面に、一体に、多数の突起部を有しており、
エッジ部は、非発泡ゴムからなっている、
ゴムマットを、製造する方法であって、
未加硫発泡ゴムシートの上に、補強シート、更には、未加硫非発泡ゴムシートを、積層して、積層体を形成する、工程と、
積層体の周縁に、一部を積層体に重ねるように、未加硫非発泡ゴムテープを載せる、工程と、
未加硫非発泡ゴムシートの表面に、又は、未加硫非発泡ゴムシートの表面及び未加硫非発泡ゴムテープの一部の表面に、多孔板を押し付けた状態で、上記積層体を厚さ方向に加圧し且つ加熱して、両ゴムシート及びゴムテープを加硫させる、工程と、
得られた非発泡ゴム層の表面から、又は、得られた非発泡ゴム層の表面及び得られた非発泡ゴムテープの表面から、多孔板を取り外す、工程と、
得られた非発泡ゴムテープを適宜の幅にトリミングしてエッジ部を得る、工程と、
を有している、ことを特徴とする、ゴムマットの製造方法。 - 本体部と、本体部の周縁のエッジ部と、を有しており、
本体部は、発泡ゴム層上に、補強シート、更には、非発泡ゴム層が、積層されて一体化された構造を有しており、且つ、非発泡ゴム層が、表面に、一体に、多数の突起部を有しており、
エッジ部は、非発泡ゴムからなっている、
ゴムマットを、製造する方法であって、
未加硫発泡ゴムシートの上に、補強シート、更には、未加硫非発泡ゴムシートを、積層して、積層体を形成する、工程と、
積層体の周縁に、一部を積層体に重ねるように、未加硫非発泡ゴムテープを積層体の下に組み込む、工程と、
未加硫非発泡ゴムシートの表面に、多孔板を押し付けた状態で、上記積層体を厚さ方向に加圧し且つ加熱して、両ゴムシート及びゴムテープを加硫させる、工程と、
得られた非発泡ゴム層の表面から、多孔板を取り外す、工程と、
得られた非発泡ゴムテープを適宜の幅にトリミングしてエッジ部を得る、工程と、
を有している、ことを特徴とする、ゴムマットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009198189A JP5498099B2 (ja) | 2009-08-28 | 2009-08-28 | ゴムマットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009198189A JP5498099B2 (ja) | 2009-08-28 | 2009-08-28 | ゴムマットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011046152A JP2011046152A (ja) | 2011-03-10 |
JP5498099B2 true JP5498099B2 (ja) | 2014-05-21 |
Family
ID=43832958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009198189A Active JP5498099B2 (ja) | 2009-08-28 | 2009-08-28 | ゴムマットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5498099B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5888206B2 (ja) * | 2012-11-06 | 2016-03-16 | 株式会社シンコーモールド | ゴム表面に凹凸を形成する方法 |
KR101631254B1 (ko) * | 2014-07-08 | 2016-06-16 | 김용득 | 바닥매트 제조방법과 제조장치 및 바닥매트 제조방법으로 제조되는 바닥매트 |
CN110123107A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-08-16 | 厦门绵羊抗疲劳垫有限公司 | 一种站立垫 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60168739U (ja) * | 1984-04-19 | 1985-11-08 | 昭和高分子株式会社 | シ−ト状弾性舗装材 |
JP3509615B2 (ja) * | 1999-03-31 | 2004-03-22 | 株式会社ダスキン | マット |
JP2001238783A (ja) * | 2000-03-01 | 2001-09-04 | Takeshi Iwamoto | 玄関マット及び玄関マットの補修方法 |
JP4209670B2 (ja) * | 2000-09-01 | 2009-01-14 | ミリケン・アンド・カンパニー | クッション性ゴムフロアマット製品及び方法 |
WO2003079872A1 (en) * | 2002-03-25 | 2003-10-02 | Duskin Co., Ltd. | Mat |
-
2009
- 2009-08-28 JP JP2009198189A patent/JP5498099B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011046152A (ja) | 2011-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5498099B2 (ja) | ゴムマットの製造方法 | |
US20100260963A1 (en) | Anti-skid exercise mat | |
AR045292A1 (es) | Un metodo para formar un laminado de capa de pelicula/no tejido elastico capaz de respirar y el laminado obtenido | |
JP3226030U (ja) | クッション複合構造、およびそれを用いた靴パッドと個人用保護具 | |
US20150246502A1 (en) | Impact Absorbing Composite Material | |
US20110072748A1 (en) | Flooring apparatus and systems for improved reduction of impact forces during a fall | |
JP2012080958A (ja) | 寝具用マットの内包材 | |
JP6150481B2 (ja) | クッション材 | |
JP2009072986A (ja) | 積層体 | |
ES2710225T3 (es) | Capa de cubierta con propiedades amortiguadoras del ruido estructural, especialmente para superficies de materiales de madera | |
JP2011045641A (ja) | ゴムマット | |
JP2006334024A (ja) | 吸振用下敷き材 | |
JP4947621B2 (ja) | 敷きマット | |
JP5580662B2 (ja) | ゴムマット | |
CN2803688Y (zh) | 多层结构的垫子 | |
JP4078596B2 (ja) | マットレス | |
KR100874814B1 (ko) | 스카폴딩 구조물에 설치되는 족장용 바닥재 | |
JP2019115469A (ja) | クッション材及びマットレス | |
JP2017514730A5 (ja) | ||
JP2020180545A (ja) | 床衝撃音低減床、床衝撃音低減シート、および床衝撃音低減マット | |
JP4308121B2 (ja) | 車両内装用成形品およびそれに用いる表皮材 | |
JP5794958B2 (ja) | 衝撃吸収床材 | |
KR102011323B1 (ko) | 온열매트용 부직포 합지 장판 및 이의 제조방법 | |
JP5991839B2 (ja) | 弾性マットおよびその製造方法 | |
JP2006109896A (ja) | 敷きパッド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120711 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130402 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130529 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131029 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140122 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20140130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140304 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5498099 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |