JP5991839B2 - 弾性マットおよびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、衝撃を吸収する弾性マット、および作業者の疲労を軽減し、伸縮性の低い弾性マット、ならびにその製造方法に関する。
従来の立ち作業に用いる作業マットまたは床材においては、作業者の疲労軽減のためにマット表面に凸部(突起)を形成し、かつ、クッション性または衝撃吸収性を得るために発泡層、エラストマー層、または弾性を得るための形状を施した層を用いた疲労軽減用マットなどがある。
特許文献1には衝撃吸収効果、疲労軽減効果、スリップ抑制効果が優れているマットとして発泡ゴム層上に補強シート(メッシュ織物)、さらには非発泡ゴム層が積層されて一体化された構造で非発泡ゴム層の表面に多数の突起を有するマットが開示されている。
特許文献2には作業マットとしてゴムまたはエラストマーから成る半球状の突起が上下に配置され、荷重に対して高い圧縮率が得られ、クッション効果が高く、高い安定感を与え作業に有効な作業マットが開示されている。
特許文献3には立ち作業者に対し疲労軽減効果を得ることができるマットとしてマット表面に複数の突起が形成され、マット周縁に開放された溝が形成されているマットが開示されている。
特許文献4には衝撃を吸収し長時間の立ち作業を行っても負担のかからないマットであって、上面に突起部が設けられ下面には突条が設けられ、突起部と突条とが干渉しないように構成されたエラストマー製マットが開示されている。
特許文献5には健康マットとして表面に複数個の突起が設けられたマットが開示されている。
特許文献6にはクッション性のある合成樹脂床材で、下層に高発泡層、中間層に低発泡層、表面層に非発泡合成樹脂で下層と中間層に繊維シートを介在した床材が開示されている。
特許文献7には加熱加圧により磁性ゴムシートの架橋成形と耐熱ゴムシートの架橋発泡成形を同時に行う時にガス抜き用に中間層を介在させて一体成形したホットプレス用緩衝シートが開示されており、このガス抜き用の中間層が耐熱フェルトからなることが開示されている。
特開2011−46152号公報 特開2007−44178号公報 特開2004−121715号公報 特開2001−178613号公報 特開2000−24077号公報 特開2000−352184号公報 特開平10−151703号公報
発泡層によりクッション性を有するものは、異なる材質を積層したものであり、また一体成形では成形時に発泡させるための金型が必要となり、初期コストも高くなるなどの問題がある。またゴム材質のみでクッション性のある弾性を持たせるにはゴムの硬さを下げるか、または形状を工夫する必要があり、ゴム硬さを下げると、マットの伸縮性が大きくなって寸法安定性に問題が生じ、形状を工夫するには種々の金型を必要とするなどの問題がある。
本発明の目的は、衝撃の吸収、作業者の疲労軽減、寸法安定性の向上および環境変化での伸縮性の変化の軽減することができ、さらには製造時に金型を必要としない弾性マットおよびその製造方法を提供することである。
本発明は、第1弾性体層と、弾性体の伸縮を制御する不織布層と、第2弾性体層とを備える衝撃吸収用弾性マットであって、
前記第1弾性体層および前記第2弾性体層は同一素材からなり、
前記第1弾性体層、前記不織布層および前記第2弾性体層は、前記不織布層が第1弾性体層と第2弾性体層との間に設けられるように積層され、
前記第1弾性体層は、平板部と、該平板部の表面から積層方向外方に突出した複数の凸部とからなり、前記不織布層により伸縮が制御された平板部の硬度が複数の凸部の硬度よりも、タイプAデュロメータによるデュロメータ硬さで10以上大きいことを特徴とする衝撃吸収用弾性マットである。
また本発明は、前記第2弾性体層は、平板部と、該平板部の表面から積層方向外方に突出した複数の凸部とから成り、
前記第1弾性体層の複数の凸部における中心間距離と前記第2弾性体層の複数の凸部における中心間距離とが異なることを特徴とする。
また本発明は、前記第1弾性体層および前記第2弾性体層がエラストマーから成り、前記不織布層がエラストマーの成形温度よりも高い融点を有する人造繊維の不織布から成ることを特徴とする。
また本発明は、前記不織布層は、少なくとも1層以上の不織布が積層されてなることを特徴とする。
また本発明は、上記の衝撃吸収用弾性マットの製造方法であって、
平板状の弾性体と、弾性体の伸縮を制御する不織布と、平板状の弾性体とを順次積層し、積層された前記弾性体の少なくともいずれか一方の表面にパンチングメタルを配置する第1工程と、
加熱プレス成形を行って、前記弾性体と前記不織布とを一体化したのち、配置されたパンチングメタルを除去する第2工程とを有することを特徴とする衝撃吸収用弾性マットの製造方法である。
また本発明は、前記第1工程では、積層された前記弾性体のいずれの表面にもパンチングメタルを配置することを特徴とする。
また本発明は、前記弾性マットにおける複数の凸部の突出高さ、形状および凸部同士の中心間距離を、前記パンチングメタルの厚さ、孔の形状および孔の中心間距離によって制御することを特徴とする。
本発明によれば、2つの弾性体層の間に弾性体の伸縮を制御する不織布層(以下、単に不織布層という)を設け、かつ少なくとも一方の弾性体層が凸部を有することで、凸部における硬さと、弾性体層の平板部の表面のうち凸部が形成されていない露出した平面部分における硬さとを、タイプAデュロメータによるデュロメータ硬さ(以下、単にデュロメータ硬さという)で10以上大きくすることができる。これにより、たとえば床面に敷設された衝撃吸収用弾性マット(以下、単に弾性マットという)を作業者が踏んだときに、適度な反発力が生じて足裏に刺激が与えられ、立ち作業による疲労を軽減することができる。















また本発明によれば、2つの弾性体層のいずれも凸部を備え、さらに凸部の中心間距離が異なっているので、凸部同士が完全に重なる部分と凸部が部分的に重なる部分または凸部が無い部分との反発力の差がさらに大きく、立ち作業による疲労をさらに軽減することができる。
また本発明によれば、適度な弾性を有するゴムと不織布として伸びの少ないポリエステル繊維製の不織布を用いているので、足裏への刺激による作業者の疲労軽減と寸法精度の向上が可能となる。
また本発明によれば、不織布層が、2層以上の不織布が積層することで、凸部の硬さと平面部分の硬さとの差をさらに大きくすることができる。
また本発明によれば、パンチングメタルで凸部を形成するとともに、弾性体層と不織布層とを一体的に積層できるので、金型を用いずに成形することができる。
また本発明によれば、第1弾性体層および第2弾性体層の両方に凸部を設ける場合であっても、パンチングメタルをさらに配置するだけでよいので、極めて簡便に製造できる。
また本発明によれば、凸部の突出高さ、形状および中心間距離を、パンチングメタルの厚さ、孔の形状および孔の中心間距離によって制御できるので、どのような形状、高さ、数、中心間距離の凸部であっても、容易に製造することができる。
本発明の第1実施形態である弾性マット1を模式的に示す図である。 円柱状の凸部2を有する弾性マット1の平面図である。 本発明の第2実施形態である弾性マット1aを模式的に示す図である。 本発明の第3実施形態である弾性マット1bを模式的に示す図である。 第1実施形態の弾性マット1の製造方法を示す概略図である。 第2実施形態の弾性マット1aの製造方法を示す概略図である。 第3実施形態の弾性マット1bの製造方法を示す概略図である。 実施例2の弾性マットと比較例1のマットについて測定箇所ごとの反発重量の測定結果を示すグラフである。 実施例2の弾性マットにおいて、表面凸部が裏面凸部と重なっている箇所、半分重なっている箇所および重なっていない箇所の反発荷重曲線を示すグラフである。 比較例1の弾性マットにおいて、表面凸部が裏面凸部と重なっている箇所、半分重なっている箇所および重なっていない箇所の反発荷重曲線を示すグラフである。 実施例5の弾性マットと比較例1の弾性マットについて、加速度(振動)を加えた場合の減衰曲線を示すグラフである。 実施例5の弾性マットと比較例1の弾性マットについて、加速度(振動)を加えて防振性を調べるための装置の概略図である。
図1は、本発明の第1実施形態である弾性マット1を模式的に示す図である。弾性マット1は、第1エラストマー層3と、不織布層4と、第2エラストマー層5とを備え、第1エラストマー層3と第2エラストマー層5とは同一材質であって、これらの層が順次積層されて一体的に構成される。
第1弾性体層である第1エラストマー層3は、平板部3aと、この平板部3aの表面から、弾性マット1の積層方向の外方に突出した複数の凸部2とからなる。凸部2として、その形状は、平板部3aの表面から外方に向かって突出する形状であればよく、たとえば、積層方向から平面視したときの形状が円形、楕円形、および三角形、四角形、五角形、六角形などの多角形であって、立体形状としては、柱状、錐状、台形状などの形状を有する凸部があげられる。
また、凸部2の頂点部は、必ずしも平坦である必要はなく、たとえば半球状などであってもよく、さらには平坦状にしつつ、シボや滑り止めとなるようなごく浅い溝や凹凸を設けたものであってもよい。この凸部2は、平板部3aの表面から0.5mm〜5mm突出していればよく、高さが0.5mmより低いと、凸部2表面における硬さと平板部3aの表面における硬さとの差が生じないので、本発明の弾性マットの効果である緩衝作用が弱くなり、また凸部2の高さが5mmより高いと、成形に用いるパンチングメタルの重量が重く取り扱いが難しくなる。
本発明において、第1エラストマー層3および第2弾性体層である第2エラストマー層5は同一材質のエラストマーで構成され、第1エラストマー層3および第2エラストマー層5を構成する材料としては、弾性を有し、耐熱性や耐油性を有するものであれば、特に限定されず、ゴムまたはオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、スチレン系エラストマーなどの熱可塑性エラストマーがあげられる。
第1エラストマー層3としてゴムを用いるときは、たとえば天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、アクリルゴム(ACM)、エピクロルヒドリンゴム(ECO)、フッ素ゴム(FKM)などのジエン系ゴム、ブチルゴム(IIR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ウレタンゴム(U)、コーンゴム(Q)、クロロスルフォン化ゴム(CSM)、塩素化ポリエチレン(CM)などの非ジエン系ゴムがあげられる。
上記ゴムとしては、その硬さは使用目的に応じて選択すればよいが、床材とのグリップ性を考慮すれば硬さが小さい比較的柔らかいゴムを使用すれば良く、硬さを必要とすれば硬さを大きくすればよい。なお、タイプAデュロメータによるデュロメータ硬さでは、A20〜80であるゴムが好ましい。
本発明のエラストマー層がゴムである場合、ゴムとしては、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、アクリルゴム(ACM)、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)などであり、とりわけアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)がもっとも好ましい。
本発明において、不織布層4としては、アラミド繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維 、ポリエステル繊維 、ポリオレフィン繊維、レーヨン繊維などの合成繊維、ガラス繊維などの無機繊維を、乾式法、湿式法、スパンボンド法、メルトブロー法などのフリース形成法、サーマルボンド法、ケミカルボンド法、スパンレース法、ニードルパンチ法、ステッチボンド法、スチームジェット法などのフリース結合法などによってシート状に形成したものがあげられる。
さらには、アルミニウム繊維などの金属繊維からなる不織布であってもよく、またガラス繊維などの無機繊維からなる不織布であってもよい。
本発明においては、不織布層4に用いられる不織布としては、加熱加圧成形後に得られる弾性マットの状態における空隙率が40%〜70%になるものが好ましい。
この不織布の空隙によって、エラストマーが不織布に浸透してよりエラストマーの伸縮を制御でき、かつエラストマーと不織布を一体的に積層する際に発生するガスや空気がこの空隙を通って排出されるので、マットの剥離などが生じない。
本発明においては、合成繊維からなる不織布を用いるのが好ましく、成形温度よりも高い融点の素材からなる不織布を用いると弾性マットを折り曲げて丸めたりすることが容易になり、取扱いが容易になる。これに対し成形温度よりも低い融点の素材からなる不織布を用いると不織布が溶融し冷却後には平板部の硬度が増して折り曲げ難くなり、取扱いに難をきたすことになる。よって、弾性マットの取扱いなども考慮すると不織布は成形温度により高い融点の素材を用いることが好ましく、一般的な素材としては融点の高いポリエステル素材からなる不織布が好ましい。
不織布としては、これらを種々の比率で組合せて用いてもよい。たとえば、不織布を構成する繊維を2種類以上組合せてもよく、あるいは同種の繊維で構成した不織布を2枚以上積層して用いてもよく、または異なる種類の繊維で構成した不織布を組合せて積層してもよい。
また不織布は、その目付け量および厚みが任意に設定可能であるが、成形時のゴムの浸透性により第1エラストマー層3のエラストマー(ゴム)と第2エラストマー層5のエラストマー(ゴム)との結着が可能な目付け量および厚みに設定することが必要である。そのため、不織布としては加熱加圧架橋成形後の厚みを1mm前後以下にすることが好ましく、そのための目付け量としては120〜550g/mであるのが好ましい。
より具体的に不織布の厚みを挙げるとすれば、たとえば15kg/cm、145〜260℃で15分間、加熱加圧成形したのちの不織布の厚みが、0.2〜1.8mm未満であり、0.25〜0.7mmとなるものが好ましい。
図2は、円柱状の凸部2を有する弾性マット1の平面図である。本発明の弾性マット1は、第1エラストマー層3と第2エラストマー層5の間に不織布層4を設け、かつ少なくとも一方のエラストマー層が凸部2を有することで、凸部2における硬さと、エラストマー層の平板部3aの表面のうち凸部2が形成されていない露出した部分における硬さとを大きく異ならせることができる。これにより、たとえば床面に敷設された弾性マット1を作業者が踏んだときに、適度な反発力が生じて足裏に刺激が与えられ、立ち作業による疲労を軽減することができる。
図3は、本発明の第2実施形態である弾性マット1aを模式的に示す図である。本実施形態の弾性マット1aは、第2エラストマー層5が、第1エラストマー層3と同じく平板部5aと、平板部5aの表面から積層方向外方に突出する凸部6とから成る点において、第1実施形態の弾性マット1と異なる。
第2エラストマー層5の凸部6の形状と突出高さは、凸部2に関して説明した形状と同様の形状、突出高さを採用することができる。
凸部2と凸部6は、互いに同じ形状であってもよく、また同じ高さであってもよく、互いに異なる形状であっても、また異なる高さであってもよい。
また、凸部2と凸部6とは、それぞれの中心間距離が、同じであってもよく異なっていてもよく、また凸部2と凸部6は、平面視したときに、凸部2が投影される位置に凸部6を設けてもよい。
本発明の好ましい態様の1つとしては、凸部2と凸部6とがいずれも円柱形状であり、その直径が異なり、それぞれの中心間距離も異なるものがあげられる。このような態様の弾性マットでは、床面に置いたときの裏面側の凸部の高さにより、上部からの荷重にて表裏いずれにも凸部が存在しない部分(平面部分という)に撓みが生じ、この平面部分の撓みによる反発荷重が作業者の足に付与され、表側の凸部における反発荷重の変化が大きくなる弾性マット1aとすることができる。
図4は、本発明の第3実施形態である弾性マット1bを模式的に示す図である。本実施形態の弾性マット1bは、不織布層4が2つの不織布4a,4bを含み、不織布4aと不織布4bとの間には、エラストマー7が介在するように設けられる。
不織布4aと不織布4bとは、前述の不織布層4において説明した不織布を好適に使用することができ、この不織布4aと不織布4bとは、互いに同じ素材の不織布であってもよく、また異なる素材の不織布であってもよい。
不織布4aと不織布4bとの間に挟まれるエラストマー7としては、第1エラストマー層3および第2エラストマー層5と同様のものを好適に使用することができ、このエラストマー7は、第1エラストマー層3よび第2エラストマー層5と互いに異なる素材を用いてもよく、同じ素材を用いてもよい。
図5は、第1実施形態の弾性マット1の製造方法を示す概略図である。図5に示すように、プレス用金型8にシボを形成するガラスクロス9を設け、その上にマット材質となる第2エラストマー層5となる平板状のエラストマー50を配置し、その上に不織布層4となる不織布40を配置する。さらにその上に第1エラストマー層3となる平板状のエラストマー30を重ねて配置する。このエラストマー30の表面に、所定の厚み、所定の孔径、所定の孔ピッチ(中心間距離)を有するパンチングメタル10を配置する。パンチングメタル10上には、エラストマー30とは相溶性の悪い弾性材質11を配置し、その上にガラスクロス9を配置する(図5(a))。プレス用金型8に対して加熱するとともに、各部材の積層方向に圧力を加えて加熱プレス成形を行う(図5(b))。成形後にパンチングメタル10を除去することによって本発明の弾性マット1が得られる(図5(c))。
不織布40は、加熱プレス時に、エラストマー30およびエラストマー50が軟化または溶融した時に、これらのエラストマー30,50が入り込む空隙を有しており、さらに発生するガスまたはエアが、不織布40の空隙を通って外部に排出される。
また弾性材質11を配置することで、凸部表面のバリなどの発生を防止することができる。
加熱プレス成形は、エラストマー30,50を用いて一体的に成形できる温度および圧力で実施することができ、用いるエラストマーの性状によっても異なるが、たとえば15kg/cmで行うのが好ましい。
また加熱温度は用いるエラストマーの性状によっても異なるが、たとえば130〜180℃で人造繊維よりなる不織布の融点よりも低い温度が好ましい。
成形時間は、エラストマーの性状、温度、圧力によっても異なるが、たとえば15分間が好ましい。
さらに、エラストマーの成形時には、種々の添加剤を加えてもよく、エラストマーがゴムである場合には、一般のゴム組成物に用いられている架橋剤、架橋促進剤、架橋促進助剤、老化防止剤、可塑剤、軟化剤、充填剤等を成形時あるいは任意の時点で添加してもよい。
架橋剤としては、ジクミルペルオキシド、ジ第三ブチルペルオキシド、ジ第三ブチルペルオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどの有機過酸化物系架橋剤、イオウ、塩化イオウ、二塩化イオウ、モルホリンジスルフィド、アルキルフェノールジスルフィド、イオウ系架橋剤があげられる。
また、イオウ系架橋剤を使用する場合には、必要に応じて、架橋促進剤、架橋助剤を併用することもでき、架橋促進剤としては、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾール−スルフェンアミド、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾール−スルフェンアミド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドなどがあげられ、架橋助剤としては、酸化マグネシウム、酸化亜鉛などがあげられる。
さらに、老化防止剤、可塑剤、軟化剤、充填剤としては、ゴム成形において汎用されるものであれば、いずれも好適に使用することができる。
図6は、第2実施形態の弾性マット1aの製造方法を示す概略図である。図5に示した製造方法との違いは、第2エラストマー層5が凸部6を有するように、プレス用金型8と、エラストマー50との間にもパンチングメタル10を配置し、さらに弾性材質11およびガラスクロス9も配置する点である(図6(a))。
上記と同様の条件で加熱プレス成形を行い(図6(b))、2枚のパンチングメタル10を除去することで、第1エラストマー層3および第2エラストマー層5の両層に凸部2、凸部6を有する弾性マット1aが得られる。
図7は、第3実施形態の弾性マット1bの製造方法を示す概略図である。図6に示した製造方法との違いは、エラストマー30とエラストマー50との間に、成形後に不織布4aおよび不織布4bとなる不織布40aおよび不織布40bが配置され、不織布40aおよび不織布40bの間に、成形後にエラストマー7となるエラストマー70が配置する点である(図7(a))。上記と同様の条件で加熱プレス成形を行い(図7(b))、2枚のパンチングメタル10を除去することで、不織布層4が2層の不織布40a,40bからなる弾性マット1bが得られる(図7(c))。
<実施例1〜6および比較例2>
エラストマーとしてデュロメータ硬さがA60であるアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)およびデュロメータ硬さがA40であるアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)を用い、不織布として表1に示す目付量および厚みの異なるポリエステル繊維製不織布を用いて、成形圧力15kg/cm、成形温度145℃、成形時間15分間の条件で、厚さ1.5mm、孔径10mm、孔の中心間距離15mmのパンチングメタルを上部に用い、下部には厚さ1.5mm、孔径12mm、孔の中心間距離18mmのパンチングメタルを用いて加熱プレス成形を行い、凸部の平板部の表面からの高さがいずれも1.5mmで、一方側の凸部の直径が10mm、中心間距離が15mmであり、他方側の凸部の直径が12mm、中心間距離が18mmである弾性マットを実施例1〜6および比較例2として製造した。
不織布を用いないこと以外は、実施例5,6と同様に実施して比較例1の弾性マットを製造した。
得られた弾性マットについて、凸部における硬さと平面部分の硬さとを測定し、さらに引張り強さ、縦方向最大伸び、50N架張後伸び率、気泡の有無、上下の分離性の項目を確認した。
結果は表1および表2に示すとおりである。
Figure 0005991839
Figure 0005991839
(表中、目付け量は単位(g/m)で表わし、厚みは単位(mm)で表わし、引張り強さは、単位(N/10mm幅)で表わす。)
表におけるゴム硬さはタイプAデュロメータ(テクロック株式会社製)を用いて表面より測定した結果を示す。
伸びは各実施例および比較例で得られた弾性マットを10mm幅の試験片にし、引張り試験機(アイコーエンジニアリング社製、MODEL−RX−50)を用いて、引張り速度200mm/secの速度で試験片を引張り50N(ニュートン)時の長さの測定および破断直前の最大長さの測定と最大張力を測定した。
引張り強さは引張り試験機にて破断前の最大張力を引張り強さとした。
表1に示すように、実施例は、平面部分と凸部のデュロメータ硬さが10度以上異なり平面部の方が不織布の効果により硬さが大きくなっている。
また、実施例における伸びは、比較例の1/5〜1/6になっており、実施例の伸びが比較例のマットよりも著しく伸び難くなっている。つまり、床面に設置したときに、面方向において、ゴムのみからなる比較例よりも、実施例の伸びの変動が少なく、本発明は、寸法精度に優れる弾性マットであるといえる。
さらに、各実施例に示すように目付け量が約100g/m前後においては、不織布の厚みが5mm前後までは問題無いが、不織布の厚みが7mmを越えるマットは成形時の不織布へのゴムの侵入が十分でないことにより、上下のゴム同士の接着性が不十分となり、上下のゴムが分離する結果となっている。
さらに実施例5と実施例6に示すように、ゴム硬さが異なっていても、厚み方向にはゴム材質の弾性を有し、面方向には、ほぼゴム弾性に依存せず同じ特性で伸びの少ない弾性マットが実現できる。
このように本発明は面方向への強度の向上および伸びの少ない弾性マットであり、加えて荷重の加わる方向に対してはゴム材質の弾性を有する。
したがって、ゴムの材質を変えることなく面方向には従来のゴムマットにはない形状の安定化を図れ、厚み方向の荷重の加わる方向にはゴム材質の弾性を有した構成である。これらのことより作業用の弾性マットのみに限るものではなく寸法精度を必要としかつ弾性を必要とする衝撃、振動吸収のクッション材などにも適用できるものである。
また、不織布の材質については成形温度に合わせ適宜に選択すれば良く、不織布の目付け量については引張り強さ、伸びなどを測定しマットに必要な強度及び伸びに合わせ適宜に選択すれば良い。
<実験例1>
実施例2および比較例1で製造したマットについて、各マットの凸部(直径10mm)の圧縮量0.5mm時における反発荷重を任意の10点で測定した。
結果は表3および図8に示すとおりである。図8は、実施例2の弾性マットと比較例1のマットについて測定箇所ごとの反発重量の測定結果を示すグラフである。横軸は、測定箇所を示し、縦軸は、反発荷重(g)を示す。
表3および図8から明らかなように、実施例2の弾性マットと比較例のマットは、平均値を見ると大きな違いはないが、反発荷重の最大値および最小値において、極めて大きな差異がある。図8中、実施例2のマットの反発荷重のグラフ12は、不織布を含まない比較例の反発荷重のグラフ13に対して、極めて大きなバラツキを示している。
Figure 0005991839
図9は、実施例2の弾性マットにおいて、表面凸部が裏面凸部と重なっている箇所、半分重なっている箇所および重なっていない箇所の反発荷重曲線を示すグラフである。図9中、反発荷重曲線16は前記凸部が裏面の凸部と重なっている箇所の反発荷重曲線を示し、反発荷重曲線15は前記凸部が裏面の凸部と半分重なっている箇所の反発荷重曲線を示し、反発荷重曲線14は前記凸部が裏面の凸部と重なっていない箇所の反発荷重曲線を示す。図9の横軸は圧縮量(mm)を示し、縦軸は反発荷重(g)を示している。図9から、実施例2の弾性マットは、表面凸部と裏面凸部とが重なるほど圧縮量の増加率より高い反発荷重を有すること、また裏面凸部と重ならない場合でも圧縮量の増加率よりも大きく反発荷重が増加することがわかる。
図10は、比較例1の弾性マットにおいて、表面凸部が裏面凸部と完全に重なっている箇所、半分重なっている箇所および重なっていない箇所の反発荷重曲線を示すグラフである。図10中、反発荷重曲線19は前記凸部が裏面の凸部と重なっている箇所の反発荷重曲線を示し、反発荷重曲線18は前記凸部が裏面の凸部と半分重なっている箇所の反発荷重曲線を示し、反発荷重曲線17は前記凸部が裏面の凸部と重なっていない箇所の反発荷重曲線を示す。図10から、反発荷重曲線は、圧縮量の増加率に応じて直線的に反発荷重が増加していることがわかる。
図9および図10に示すように、実施例2のマットでは、凸部が異なる位置での反発荷重の差が大きく、このことより足裏などには反発荷重と同時に荷重差による刺激を与えることが可能な弾性マットとなっている。また、このように平部の硬度と凸部の硬度が異なることで共振を起こし難くなり振動の軽減も期待できるものである。
<実験例2>
実施例5および比較例1の弾性マットについて、防振性を調べた。
結果は、図11に示すとおりである。
図11から、マットの無い状態のアルミプレートの振動減衰曲線と、実施例5および比較例1の弾性マットの振動減衰曲線とを比較すると、実施例5および比較例1のマットは、ともに振動を減衰させる効果が確認され、実施例5は不織布により中間部の硬度がアップされたにもかかわらず、これによって、振動の減衰作用が低下するなどの影響は見られないことがわかる。
すなわち、振動の減衰は、凸部の硬度にほぼ依存する結果となっているので、本発明のマットにおいては振動をより吸収する低硬度にすることが可能であり、かつマット寸法を維持することが可能であることから精度を維持した振動吸収のマットを提供することができることとなる。
また、防振性は、図12に示す装置を用いて実施した。
すなわち、アルミプレート上に、実施例5または比較例1のマットを置いて、その中心部に重さ65gの球状錘を、高さ100mm(錘下端からアルミプレート表面までの距離)から自由落下させて、前記マットが受ける加速度(振動)の変化を、振動計(VM−82型、リオン社製)を用いて測定した。
図11において、縦軸は加速度を表し、横軸は経過時間を表し、図中の減衰曲線20は実施例5および比較例1の減衰曲線を表し、減衰曲線21は、アルミプレートの減衰曲線を表す。
図12は、実験例2の防振性を測定するための装置の概略図であり、図12中、22はアルミプレート、23は被検物のマット、24は錘、25は錘の落下方向、26はピックアップセンサー、27は振動計、28は錘の下端部とアルミプレート間の距離をそれぞれ示す。
1、1a、1b 緩衝用マット
2 凸部
3 エラストマー
4、4a、4b 不織布
5 エラストマー
6 凸部
7 エラストマー
8 プレス台
9 ガラスクロス
10 パンチングメタル
11 弾性材質

Claims (7)

  1. 第1弾性体層と、弾性体の伸縮を制御する不織布層と、第2弾性体層とを備える衝撃吸収用弾性マットであって、
    前記第1弾性体層および前記第2弾性体層は同一素材からなり、
    前記第1弾性体層、前記不織布層および前記第2弾性体層は、前記不織布層が第1弾性体層と第2弾性体層との間に設けられるように積層され、
    前記第1弾性体層は、平板部と、該平板部の表面から積層方向外方に突出した複数の凸部とからなり、前記不織布層により伸縮が制御された平板部の硬度が複数の凸部の硬度よりも、タイプAデュロメータによるデュロメータ硬さで10以上大きいことを特徴とする衝撃吸収用弾性マット。
  2. 前記第2弾性体層は、平板部と、該平板部の表面から積層方向外方に突出した複数の凸部とから成り、
    前記第1弾性体層の複数の凸部における中心間距離と前記第2弾性体層の複数の凸部における中心間距離とが異なることを特徴とする請求項1記載の衝撃吸収用弾性マット。
  3. 記第1弾性体層および前記第2弾性体層がエラストマーから成り、前記不織布層がエラストマーの成形温度よりも高い融点を有する人造繊維の不織布から成ることを特徴とする請求項1または2に記載の衝撃吸収用弾性マット。
  4. 前記不織布層は、少なくとも1層以上の不織布が積層されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の衝撃吸収用弾性マット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の衝撃吸収用弾性マットの製造方法であって、
    平板状の弾性体と、弾性体の伸縮を制御する不織布と、平板状の弾性体とを順次積層し、積層された前記弾性体の少なくともいずれか一方の表面にパンチングメタルを配置する第1工程と、
    加熱プレス成形を行って、前記弾性体と前記不織布とを一体化したのち、配置されたパンチングメタルを除去する第2工程とを有することを特徴とする衝撃吸収用弾性マットの製造方法。
  6. 前記第1工程では、積層された前記弾性体のいずれの表面にもパンチングメタルを配置することを特徴とする請求項5記載の衝撃吸収用弾性マットの製造方法。
  7. 前記衝撃吸収用弾性マットにおける複数の凸部の突出高さ、形状および凸部同士の中心間距離を、前記パンチングメタルの厚さ、孔の形状および孔の中心間距離によって制御することを特徴とする請求項5または6に記載の衝撃吸収用弾性マットの製造方法。
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