JP5497623B2 - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機 Download PDF

Info

Publication number
JP5497623B2
JP5497623B2 JP2010288899A JP2010288899A JP5497623B2 JP 5497623 B2 JP5497623 B2 JP 5497623B2 JP 2010288899 A JP2010288899 A JP 2010288899A JP 2010288899 A JP2010288899 A JP 2010288899A JP 5497623 B2 JP5497623 B2 JP 5497623B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power failure
molding machine
restoration operation
injection molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010288899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012135912A (ja
Inventor
基文 鈴木
達也 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2010288899A priority Critical patent/JP5497623B2/ja
Priority to CN201110431097.8A priority patent/CN102555177B/zh
Priority to DE102011122338.3A priority patent/DE102011122338B4/de
Publication of JP2012135912A publication Critical patent/JP2012135912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5497623B2 publication Critical patent/JP5497623B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7666Measuring, controlling or regulating of power or energy, e.g. integral function of force
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/768Detecting defective moulding conditions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、交流電源の停電発生時に使用可能な電力を蓄電する蓄電装置を備えた射出成形機に関する。
従来、ソーラーパネルで発電した電力を蓄電する蓄電池を備えた射出成形機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この射出成形機は、商用交流電源によって駆動される主制御装置と、その蓄電池によって駆動されるサブ制御装置とを備え、その主制御装置の制御データをリアルタイムでそのサブ制御装置におけるメモリに記録しておき、停電発生時にもその制御データを保持できるようにしながら、停電解消時に、そのメモリに記録されたその制御データの内容(すなわち、停電発生時の状況)をCRTに表示できるようにし、停電発生により停止した射出成形機を操作者が再始動させるのを支援することができる。
また、この射出成形機は、停電解消時に、そのメモリに記録されたその制御データの内容に加え、その制御データの内容に応じた復元操作(射出成形機を再始動可能な状態に戻すための手動操作)の手順をCRTに表示させることもできるとしている。
更に、この射出成形機は、中子出し入れ装置付きの金型を型締めしたままの状態で停電になった場合には、その停電解消時に、型開き完了のホームポジションにその金型を復帰させるため、型開き完了後の中子操作までを自動的に実行する。
また、この射出成形機は、射出シリンダ内に溶融可塑化した樹脂が残留した状態で停電になり、射出シリンダ用ヒータによる加熱が停止することによってその樹脂が冷却・凝固した場合には、その停電解消時に、スクリュの冷間起動防止リレーをオンにし、射出シリンダ用ヒータの電源をオンにし、その残留樹脂を再溶融した上で、スクリュの冷間起動防止リレーをオフにし、パージ処理により射出シリンダ内の残留樹脂を排出することによって、新たな樹脂を充填可能にする。
特開2000−202886号公報
しかしながら、引用文献1は、型締めしたままの状態で停電になった場合や、射出シリンダ内に溶融可塑化した樹脂が残留した状態で停電になった場合等、その停電解消時に所定の復元操作を行うことなしには射出成形機を再始動させることができない場合における処理を開示するのみであり、停電解消時に復元操作を行うことなく射出成形機を再始動させるときの処理を開示することはない。
上述の点に鑑み、本発明は、停電解消時に、停電発生により停止した成形動作を自動的に再開できるようにする射出成形機を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の実施例に係る射出成形機は、停電中に使用可能な電力を蓄電する蓄電装置を備えた射出成形機であって、停電解消時に、停電発生により停止した成形動作を再開させるための復元操作の要否を判定する復元操作要否判定部を備えることを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、停電解消時に、停電発生により停止した成形動作を自動的に再開できるようにする射出成形機を提供することができる。
本発明の実施例に係る射出成形機に搭載される成形制御システムの構成例を示す概略図である。 制御部におけるコントローラの構成例を示す機能ブロック図である。 停電時制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例に係る射出成形機に搭載される成形制御システムSYSの構成例を示す概略図であり、図2は、制御部20におけるコントローラ21の構成例を示す機能ブロック図である。
成形制御システムSYSは、射出成形機の成形動作を制御するためのシステムであり、主に、交流電源10、制御部20、電力変換部30、電動モータ40、成形機センサ50、周辺機器センサ51、表示装置60、及び音声出力装置61で構成される。
交流電源10は、制御部20及び電力変換部30に対して交流電力を供給するための装置であり、例えば、商用の3相交流電源である。
制御部20は、射出成形機の成形動作を制御するための装置であり、主に、コントローラ21、スイッチング電源22、蓄電装置23、及び交流電圧検出回路24で構成される。
コントローラ21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static RAM)、フラッシュメモリ、ROM等を備えたコンピュータであって、例えば、成形制御部210、停電判定部211、復元操作要否判定部212、復元操作支援部213、及び停電時制御継続可否判定部214(図2参照。)の各機能要素に対応するプログラムをROMから読み出してRAM上に展開し、各機能要素に対応する処理をCPUに実行させる。
なお、各機能要素は、アナログ回路、デジタル回路、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、FPAA(Field Programmable Analog Array)等を用いてハードウェアで構成されていてもよい。
また、コントローラ21は、蓄電装置23、成形機センサ50、及び周辺機器センサ51等のそれぞれが出力する検出値を取得し、上述の各機能要素に対応する処理を実行し、その処理結果に応じて表示装置60及び音声出力装置61に対して制御信号を出力する。
更に、コントローラ21は、電動モータ40の回転軸に取り付けられたエンコーダ(図示せず。)が出力する電動モータ40の回転速度の値を監視しながら、所望のモータ回転速度の指令値を含むタイミング制御信号を生成し、生成したタイミング制御信号を、電動モータ40を駆動するインバータ回路34に対して出力する。
スイッチング電源22は、交流電源10の交流電力を直流電力に変換する装置であり、例えば、所定電圧の交流電力を所定電圧の直流電力に変換する。
蓄電装置23は、スイッチング電源22が出力する直流電力を蓄電しながらその直流電力をコントローラ21に対して供給するための装置であり、例えば、交流電源10からの交流電力の供給が途絶え、スイッチング電源22からの直流電力の供給が途絶えた場合であっても、一定期間にわたり所定電圧の直流電力をコントローラ21に対して継続的に供給できるように構成される。
また、蓄電装置23は、蓄電電圧等の蓄電状態に関する情報をコントローラ21に対して出力し、コントローラ21が蓄電装置23の蓄電状態を監視・把握できるようにしてもよい。
交流電圧検出回路24は、スイッチング電源22に供給される交流電圧を検出するための装置であり、例えば、その検出結果をコントローラ21に対して出力することによって、交流電源10における停電発生の有無をコントローラ21が検知できるようにする。なお、交流電圧検出回路24は、蓄電装置23に供給される直流電圧を検出するための装置で置き換えられてもよい。
電力変換部30は、交流電力を直流電力に変換し、更にその直流電力を各種負荷に適した交流電力に変換するための装置であり、例えば、射出成形機に搭載されるインバータであって、ダイオードモジュール31と、コンデンサ32と、インバータ回路34とを備える。
ダイオードモジュール31は、交流電源10の交流電力を直流電力に変換する装置であり、例えば、所定電圧の交流電力を所定電圧の直流電力に変換する。
コンデンサ32は、ダイオードモジュール31の出力を平滑化するための装置であり、例えば、電解コンデンサである。
インバータ回路34は、直流電力を交流電力に変換するための装置であり、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、IPM(Intelligent Power Module)又はパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のパワースイッチング素子で構成され、制御部20におけるコントローラ21からのタイミング制御信号に応じてパワースイッチング素子のオン/オフを切り換え、直流電力から交流電力への変換を行う。
電動モータ40は、交流電力を受けて動作する電気負荷であり、例えば、クローズドループ制御のサーボモータであって、電力変換部30が射出成形機に搭載される場合の射出用モータ、型締用モータ、樹脂計量用モータ、エジェクタ用モータ等である。
なお、図1において、成形制御システムSYSは、電力変換部30と電気負荷(電動モータ40)との組み合わせを一つだけ備えるものとして示されているが、別の組み合わせ(例えば、電力変換部30と射出シリンダ用ヒータとの組み合わせ等である。)を追加的に備えるものであってもよい。
成形機センサ50は、射出成形機本体の動作状態を検出するためのセンサであり、例えば、射出用モータ、型締用モータ、樹脂計量用モータ、及びエジェクタ用モータのそれぞれの回転状態を検出するために各モータの駆動軸に取り付けられたエンコーダ、射出スクリュの背圧を検出するための歪みセンサ、射出シリンダ内の温度を検出するための温度センサ、又は、射出シリンダ内の圧力を検出するための圧力センサ等であり、検出した値をコントローラ21に対して出力する。
周辺機器センサ51は、射出成形機に付属する周辺機器の動作状態を検出するためのセンサであり、例えば、射出シリンダに樹脂ペレットを供給するためのフィーダ、又は、射出シリンダを加熱する射出シリンダ用ヒータ等の動作状態を検出するセンサであり、検出した値をコントローラ21に対して出力する。
表示装置60は、各種情報を表示するための装置であり、例えば、液晶ディスプレイ又はLED(Light Emitting Diode)等であって、停電の発生、停電の解消(非常用交流予備電源等による給電の開始)、成形動作の再開、又は復元操作の内容等の射出成形機の成形動作に関する情報を表示する。
音声出力装置61は、各種情報を音声出力するための装置であり、例えば、スピーカやブザーであって、停電の発生、停電の解消(非常用交流予備電源等による給電の開始)、成形動作の再開、又は復元操作の内容等の射出成形機の成形動作に関する情報を報知する。
次に、コントローラ21が有する各機能要素について説明する。
成形制御部210は、射出成形機の成形動作を制御するための機能要素であり、例えば、成形機センサ50や周辺機器センサ51の出力に応じて、一又は複数の電動モータ40(例えば、射出用モータ、型締用モータ、樹脂計量用モータ、及びエジェクタ用モータ等である。)のそれぞれに対応するインバータ回路34のためのタイミング制御信号を生成し、それら一又は複数のインバータ回路34のそれぞれに対してそれら生成したタイミング制御信号を出力する。
また、成形制御部210は、成形機センサ50や周辺機器センサ51の出力に応じて、一又は複数の周辺機器(例えば、エジェクタ、樹脂供給用フィーダ、金型用ヒータ、又は射出シリンダ用ヒータ等であり、射出成形機とは異なる電源によって駆動される機器であってもよく、射出成形機と同じ電源によって駆動される機器であってもよい。)のそれぞれに対する制御信号を生成し、それら一又は複数の周辺機器に対してそれら生成した制御信号を出力する。
なお、成形制御部210は、所定のサンプリング間隔で受信する成形機センサ50や周辺機器センサ51の出力をログ情報の一部として時系列でRAMに記録し、射出成形機の成形動作の推移を事後的に解析できるようにする。
停電判定部211は、制御部20又は電力変換部30に対する交流電力の供給が途絶えたか否かを判定するための機能要素であり、例えば、交流電圧検出回路24の出力に基づいて、交流電源10における停電(瞬停を含む。)発生の有無、及び、交流電源10における停電の解消(例えば、非常用交流予備電源による給電の開始である。)の有無等を判定する。
復元操作要否判定部212は、停電解消時に、停電発生により停止した射出成形機の成形動作を再開させるための復元操作(手動操作)の要否を判定するための機能要素であり、例えば、成形機センサ50の出力に基づいて金型内の樹脂の不完全充填を検知した場合に、復元操作が必要であると判定する。
金型内のキャビティに樹脂が完全に充填されている場合、射出成形機は、エジェクタを自動的に動作させることによりその樹脂に由来する成形品を(不良品として)自動的に金型外に排出することができるが、金型内のキャビティに樹脂が不完全に充填されている場合には、エジェクタを自動的に動作させるのみではその樹脂に由来する不完全な成形品を排出できないおそれがあるためである。なお、この場合に必要となる復元操作は、不完全に充填された樹脂に由来する成形品の金型外への排出である。
また、復元操作要否判定部212は、停電発生時からの経過時間が所定時間を超えている場合に、復元操作が必要であると判定する。
停電発生による射出シリンダ用ヒータの所定時間に亘る停止に起因して射出シリンダ内の樹脂温度が低下して樹脂が変質したり、或いは、停電発生による金型用ヒータの所定時間に亘る停止に起因して金型の温度が低下して金型が変形したりしているおそれがあるためである。この場合に必要となる復元操作は、射出シリンダ用ヒータによる射出シリンダの設定温度への加熱、又は、金型用ヒータによる金型の設定温度への加熱である。
また、復元操作要否判定部212は、周辺機器センサ51の出力に基づいて一又は複数の周辺機器が作動不能状態にあることを検知した場合、或いは、一又は複数の周辺機器センサ51からの出力を受信できない場合に、復元操作が必要であると判定する。
周辺機器の正常な作動状態を確認することなく成形動作を再開させてしまうのを防止するためである。この場合に必要となる復元操作は、周辺機器を正常に作動させることである。
一方、復元操作要否判定部212は、復元操作が不要であると判定した場合には、操作者による操作入力を求めることなく自動的に成形動作を再開させるようにする。この場合、復元操作要否判定部212は、射出成形機本体ばかりでなく、周辺機器をも併せて再始動させるようにしてもよい。
また、復元操作要否判定部212は、復元操作が不要であると判定した場合には、操作者による確認を得た上で成形動作を再開させるようにしてもよい。
具体的には、復元操作要否判定部212は、操作者による確認を促すための画面(例えば、成形動作の再開を確認するための確認ボタン(図示せず。)の押下を促すテキストメッセージ)を表示装置60に表示させ、確認ボタンが押下されたときに成形動作を再開させるようにする。
なお、復元操作要否判定部212は、操作者による確認を促すための画面を表示させてから一定時間が経過してもなお操作者による確認が得られない場合には、操作者による確認を得ることなく成形動作を再開させるようにしてもよい。停電発生からの経過時間が所定時間を超えてしまい、復元操作が必要になってしまうのを回避するためである。
反対に、復元操作要否判定部212は、操作者による確認を促すための画面を表示させた後もなお操作者による確認が得られない場合であって、停電発生からの経過時間が所定時間を超えた場合には、改めて復元操作が必要であると判定し、成形動作の自動的な再開を禁止するようにしてもよい。
また、復元操作要否判定部212は、自動的に成形動作を再開させた旨を表示装置60に表示させてもよく、音声出力装置61にその旨を音声出力させるようにしてもよく、或いは、ログ情報にその旨を表す情報を追加するようにしてもよい。
復元操作支援部213は、復元操作要否判定部212により復元操作が必要であると判定された場合に、操作者による復元操作の実行を支援するための機能要素であり、例えば、成形機センサ50や周辺機器センサ51の出力に基づいて、必要となる一又は複数の復元操作を決定し、決定した復元操作の内容及び実行順を表示装置60に表示させ、或いは、その内容及び実行順を音声出力装置61に音声出力させる。
また、復元操作支援部213は、決定した復元操作以外の操作が行われるのを防止するために、或いは、決定した復元操作が、決定した実行順以外の順序で行われるのを防止するために、インターロックを設定するようにしてもよい。
また、復元操作支援部213は、停電発生時からの経過時間が所定時間を超えている場合には、パージ処理を自動的に実行するようにしてもよい。具体的には、復元操作支援部213は、射出シリンダ用ヒータで射出シリンダを設定温度まで加熱した上で、その射出シリンダ内に新たな樹脂ペレットを供給し、射出シリンダ内に残留していた樹脂を射出シリンダ外に排出する。
また、復元操作支援部213は、周辺機器センサ51の出力に基づいて一又は複数の周辺機器が作動不能状態にあることを検知した場合、或いは、一又は複数の周辺機器センサ51からの出力を受信できない場合には、それら一又は複数の周辺機器に対してリセット信号を出力して周辺機器をリセットするようにしてもよい。
停電時制御継続可否判定部214は、蓄電装置23に蓄電された電力によるコントローラ21の停電時制御処理を継続させることができるか否かを判定するための機能要素であり、例えば、蓄電装置23の蓄電電圧に基づいてコントローラ21による停電時制御処理の継続の可否を判定する。
具体的には、停電時制御継続可否判定部214は、蓄電装置23の蓄電電圧が所定電圧以上の場合に、コントローラ21による停電時制御処理を継続させるようにし、反対に、蓄電装置23の蓄電電圧が所定電圧を下回った場合に、コントローラ21による停電時制御処理を停止させるべくコントローラ21のシャットダウン処理を実行する。
なお、「シャットダウン処理」とは、例えば、コントローラ21の再起動に備え、CPUが実行している各種データ処理に必要なデータ等をSRAMやフラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体に退避させ、それら各種データ処理を終了させた上で、コントローラ21に対する給電を完全に停止させる処理を意味する。
次に、図3を参照しながら、成形制御システムSYSによる停電時制御処理の流れについて説明する。なお、図3は、その停電時制御処理の流れを示すフローチャートであり、成形制御システムSYSは、シャットダウン処理によりコントローラ21が完全に停止されるまで、その停電時制御処理を所定周期で繰り返し実行するものとする。
最初に、制御部20のコントローラ21は、停電判定部211により、交流電圧検出回路24の出力に基づいて停電発生の有無を判定する(ステップS1)。
停電が発生していないと判定した場合(ステップS1のNO)、コントローラ21は、今回の停電時制御処理を終了させる。
停電が発生したと判定した場合(ステップS1のYES)、コントローラ21は、表示装置60や音声出力装置61に対して制御信号を出力し、停電が発生した旨を表示或いは音声出力させて、操作者にその旨を通知する(ステップS2)。
なお、停電が発生すると(交流電源10からの交流電力の供給が途絶えると)、射出成形機は、交流電力によるコントローラ21の動作を蓄電装置23に蓄電された電力によるコントローラ21の動作に自動的に切り換え、電動モータ40等のコントローラ21以外の構成要素の動作を停止させる。
その後、コントローラ21は、停電判定部211により、交流電圧検出回路24の出力に基づいて停電解消の有無を判定する(ステップS3)。
停電が解消したと判定した場合(ステップS3のYES)、コントローラ21は、復元操作要否判定部212により、成形動作を再開させるための復元操作を省略することができるか否かを判定する(ステップS4)。
復元操作を省略することができると判定した場合(ステップS4のYES)、コントローラ21は、操作者による操作入力を求めることなく自動的に成形動作を再開させた上で(ステップS5)、今回の停電時制御処理を終了させる。
一方、復元操作を省略することができないと判定した場合(ステップS4のNO)、コントローラ21は、復元操作支援部213により、成形動作を再開させるために必要な復元操作の内容及び実行順を表示装置60に表示させる(ステップS6)。なお、コントローラ21は、成形動作を再開させるために必要な復元操作の内容のみを表示するようにしてもよい。
また、コントローラ21は、復元操作支援部213により、決定した復元操作以外の操作が行われるのを防止し、且つ、決定した実行順以外の順序で復元操作が行われるのを防止するために、インターロックを設定する(ステップS7)。
このように、コントローラ21は、復元操作に関する情報の表示、及び、インターロックの設定を行った上で、今回の停電時制御処理を終了させる。なお、復元操作に関する情報の表示、及び、インターロックの設定は、同時に行われてもよく、インターロックの設定を行った後に復元操作に関する情報の表示を行うようにしてもよい。
ステップS3において、停電が解消していないと判定した場合(ステップS3のYES)、コントローラ21は、停電時制御継続可否判定部214により、蓄電装置23に蓄電された電力によるコントローラ21の停電時制御処理を継続させることができるか否かを判定する(ステップS8)。
蓄電装置23の蓄電電圧が所定電圧以上であるため蓄電装置23に蓄電された電力によるコントローラ21の停電時制御処理を継続させることができると判定した場合(ステップS8のYES)、コントローラ21は、ステップS3に戻って停電解消の有無を判定する。
一方、蓄電装置23の蓄電電圧が所定電圧を下回ったため蓄電装置23に蓄電された電力によるコントローラ21の停電時制御処理を継続させることができないと判定した場合(ステップS8のNO)、コントローラ21は、シャットダウン処理を実行し(ステップS9)、停電時制御処理を終了させる。
以上の構成により、成形制御システムSYSを搭載する射出成形機は、停電中に使用可能な電力を蓄電する蓄電装置23を有することによって、停電中であっても、蓄電装置23に蓄電された電力によりコントローラ21が停電時制御処理を実行できるようにし、停電解消時に、停電発生により停止した成形動作を自動的に再開させることができる。
また、成形制御システムSYSを搭載する射出成形機は、成形機センサ50や周辺機器センサ51の出力に基づいて成形動作を再開させるための復元操作の要否を判定し、復元操作が不要と判定した場合に、操作者による操作入力なしに、停電発生により停止した成形動作を自動的に再開させるので、成形動作を再開させる際の操作者の負担(復元操作の要否の判断、適切な順序に従った復元操作の実行等である。)を取り除くことができる。
また、成形制御システムSYSを搭載する射出成形機は、復元操作が不要と判定した場合に、成形動作を再開させることに対する操作者による確認を促し、操作者による確認を得た上で成形動作を再開させるので、操作者の意思に反して成形動作を再開させてしまうのを防止しながらも、成形動作の再開に要する時間を短縮することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例において、成形制御システムSYSは、復元操作要否判定部212により、成形動作を再開させるための復元操作を省略することができないと判定した場合であっても、その復元操作の内容によっては、操作者による操作入力を求めることなしにその復元操作を自動的に実行した上で、操作者による操作入力を求めることなしにそのまま成形動作を再開させるようにしてもよい。
10・・・交流電源 20・・・制御部 21・・・コントローラ 22・・・スイッチング電源 23・・・蓄電装置 24・・・交流電圧検出回路 30・・・電力変換部 31・・・ダイオードモジュール 32・・・コンデンサ 34・・・インバータ回路 40・・・電動モータ 50・・・成形機センサ 51・・・周辺機器センサ 60・・・表示装置 61・・・音声出力装置 210・・・成形制御部 211・・・停電判定部 212・・・復元操作要否判定部 213・・・復元操作支援部 214・・・停電時制御継続可否判定部 SYS・・・成形制御システム

Claims (3)

  1. 停電中に使用可能な電力を蓄電する蓄電装置を備えた射出成形機であって、
    停電解消時に、停電発生により停止した成形動作を再開させるための復元操作の要否を判定する復元操作要否判定部を備える、
    ことを特徴とする射出成形機。
  2. 前記復元操作要否判定部は、前記復元操作が不要と判定した場合に、操作者による操作入力なしに、停電発生により停止した成形動作を自動的に再開させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記復元操作要否判定部は、前記復元操作が不要と判定した場合に、成形動作の再開に対する操作者による確認を促し、操作者による確認を得た上で成形動作を再開させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
JP2010288899A 2010-12-24 2010-12-24 射出成形機 Active JP5497623B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010288899A JP5497623B2 (ja) 2010-12-24 2010-12-24 射出成形機
CN201110431097.8A CN102555177B (zh) 2010-12-24 2011-12-21 注射成型机
DE102011122338.3A DE102011122338B4 (de) 2010-12-24 2011-12-23 Spritzgussmaschine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010288899A JP5497623B2 (ja) 2010-12-24 2010-12-24 射出成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012135912A JP2012135912A (ja) 2012-07-19
JP5497623B2 true JP5497623B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=46402438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010288899A Active JP5497623B2 (ja) 2010-12-24 2010-12-24 射出成形機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5497623B2 (ja)
CN (1) CN102555177B (ja)
DE (1) DE102011122338B4 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6171466B2 (ja) * 2013-03-27 2017-08-02 株式会社デンソーウェーブ ロボットの制御装置
JP6830305B2 (ja) * 2018-11-08 2021-02-17 株式会社日本製鋼所 ヒータ用蓄電装置を備えた射出成形機
CN114619508A (zh) * 2022-03-25 2022-06-14 浙江晶盛机电股份有限公司 动能回收系统、切割设备和动能回收方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3500341B2 (ja) 1993-04-05 2004-02-23 東洋機械金属株式会社 復元機能付き射出成形機
JP2004050814A (ja) * 2002-05-28 2004-02-19 Toshiba Mach Co Ltd ハイブリッド給電型射出成形機システム
US20060082010A1 (en) * 2004-10-19 2006-04-20 Saggese Stefano M Intelligent molding environment and method of controlling applied clamp tonnage
CN2931071Y (zh) * 2005-08-02 2007-08-08 姚国卿 气动注塑机
JP5222316B2 (ja) * 2010-03-25 2013-06-26 日精樹脂工業株式会社 射出成形機の異常処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012135912A (ja) 2012-07-19
CN102555177B (zh) 2015-07-29
DE102011122338B4 (de) 2016-03-31
CN102555177A (zh) 2012-07-11
DE102011122338A1 (de) 2012-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5497624B2 (ja) 射出成形機
JP6244165B2 (ja) 成形条件診断装置
JP5891217B2 (ja) 成形条件診断装置
JP5497623B2 (ja) 射出成形機
JP2013240909A (ja) 射出成形機及び電源回生装置
WO1988005720A1 (en) Method of controlling injection motor of injection molding machine
JP2010111006A (ja) 射出成形機の型締力設定方法
US20160142001A1 (en) Motor control device and motor control system
KR101665639B1 (ko) 원액기 제어장치 및 그 제어방법
JPH11167505A (ja) 電子制御装置
JP2597881B2 (ja) 樹脂漏れ検出装置
JP6775905B2 (ja) 電力貯蔵装置を備えた電動射出成形機
JP3838997B2 (ja) 射出成形機の温度制御装置
JPH02169224A (ja) スクリュー保護方法
JP2597922B2 (ja) 射出成形機の冷間起動防止方法
JP2001239567A (ja) 電動射出成形機の制御方法
JP2008183827A (ja) 樹脂封止装置
JPS6219425A (ja) 射出成形機の型締監視装置
JP5011778B2 (ja) モータ駆動システムおよびその制御方法
JP3586163B2 (ja) 電動射出成形機の制御方法
JP2006062276A (ja) 可塑化射出装置の冷間起動防止装置及び冷間起動防止方法
JP5294593B2 (ja) 射出成形機
JP2006262961A (ja) ミシンのモータ制御装置
JP3457226B2 (ja) 電動式射出成形機における過負荷回避方法および電動式射出成形機
TWM254288U (en) Temperature raising control device for motor of tapping machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5497623

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150