JP5497329B2 - 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機の始動入賞口等に用いられる遊技機用可変入賞装置と、その遊技機用可変入賞装置を備えるパチンコ機等の遊技機に関する。
遊技機用可変入賞装置は、遊技球が入球し難い閉位置と入球し易い開位置との間で開閉動作する一対の回動翼片と、直線移動可能なプランジャを有する駆動アクチュエータ(例えば、ソレノイド)と、プランジャの直線移動を回動翼片の回転移動に変換しつつ駆動アクチュエータの駆動力を回動翼片に伝達する伝達部材とを備えるのが一般的である。この種の遊技機用可変入賞装置として、例えば下記特許文献1には、パチンコ機の隙間から針金等を挿入し、この針金等で閉じた状態にある羽根(回動翼片)を強制的に開かせるように外力を作用させた場合でも、メカ的なロックによりソレノイドアーム(伝達部材)の回動を阻止することで上記した不正行為を防止するようにしたものが記載されている。具体的には、ソレノイドアームが一対のアーム部と、両アーム部を連結する第1受け部(架橋部)及び第2受け部とを備えており、プランジャが羽根の閉位置に対応した第1位置にあるときは、プランジャの掛かり部(プランジャの作用部)が第1受け部に当接することでアーム部の回動が規制(ロック)されるようになっている。これによれば、簡易な構成で上記した不正行為を防止することができる。
特開2003−340020号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された遊技機用可変入賞装置には、羽根が開位置から閉位置に達した状態でソレノイドアームを構成するアーム部の回動を規制する手段が設けられていないので、ソレノイドの駆動力が回動翼片とアーム部との係合部位に過度の負荷となって作用するおそれがあり、その係合部位の耐久性を確保することが困難である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、不正行為を防止でき、しかも回動翼片とアーム部との係合部位における耐久性を良好に確保できる遊技機用可変入賞装置をコンパクトに構成することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明の遊技機用可変入賞装置は、
遊技機の遊技盤に固定される台板の前部に該遊技盤と交差する第1軸線回りに回動可能に支持されて遊技球が入球し難い閉位置と入球し易い開位置との間で開閉動作する一対の回動翼片と、
直線移動可能なプランジャを有する駆動アクチュエータと、
プランジャが有する作用部と係合可能な被作用部を有し、その被作用部と作用部とが係合状態にあるとき該プランジャの直線移動を回動翼片の回転移動に変換しつつ駆動アクチュエータの駆動力を該回動翼片へ伝達する伝達部材と、
台板の後部に取り付けられ、かつ収容部を上下に区画形成する仕切壁を有し、駆動アクチュエータを上側の収容部に固定配置するとともに、伝達部材を下側の収容部に収容し、第1軸線と略直交する第2軸線回りに回動のみ可能に支持するベース体とを備え、
伝達部材は、被作用部を有する一対のアーム部および該一対のアーム部の対向面を連結する架橋部を有し、
ベース体の仕切壁は、前方へ延び出して架橋部と当接可能なストッパ部を有しており、
架橋部は、閉位置にある回動翼片に対して開位置へ動作させる向きの外力が作用したとき、プランジャの作用部に直接当接することでアーム部の回動を阻止するロック機能を有し、かつプランジャの直線移動に伴って前記回動翼片が前記閉位置に達したとき、前記ストッパ部に直接当接することで前記アーム部を位置決めするストッパ機能を有することを特徴とする。
この遊技機用可変入賞装置では、閉位置にある回動翼片に対して開位置へ動作させようとする不正な外力が作用したときは、伝達部材の架橋部がプランジャの作用部に当接することでアーム部の回動が阻止される。また、伝達部材の架橋部がベース体のストッパ部に当接することでアーム部の回動が阻止されて位置決めされる。すなわち、伝達部材の架橋部は、プランジャの作用部と協働してアーム部をロックするロック機能を果たすことに加えて、ベース体のストッパ部と協働してアーム部を位置決めするストッパ機能を果たすように構成されている。このようにアーム部が位置決めされると、アーム部から回動翼片に対して駆動力が伝達されなくなり、回動翼片と伝達部材との係合部位に過度の負荷が作用しなくなるので、その耐久性を良好に確保することができる。また、伝達部材の架橋部にストッパ機能を持たせることで、ストッパ機能のみを発揮するストッパ機構を単独に設けなくて済むので、可変入賞装置全体をコンパクトに構成することもできる。
この場合、伝達部材の被作用部は、対向配置される一対の係合突部で形成されており、該係合突部がプランジャの作用部と係合した状態では、該係合突部がプランジャを間にして対向配置されるようにベース体での該プランジャとアーム部との位置関係が設定されているとよい。
従来の遊技機用可変入賞装置では、一対のアーム部を連結する第2受け部が本発明の被作用部として機能するとともに、架橋部としても機能するように構成されていた。このため、第2受け部とプランジャの掛かり部との干渉を回避するためには、ソレノイドをソレノイドアームの上方に配置する必要があり、ベース体の高さ寸法(上下寸法)を大きく設定せざるを得なかった。しかし、被作用部が対向配置される一対の係合突部であれば、係合突部がプランジャの作用部と係合した状態で係合突部がプランジャを間にして対向配置される位置関係、すなわちプランジャとアーム部とが上下で重なり合う位置関係に設定することができるので、ベース体の高さ寸法を小さく設定することができ、ベース体をコンパクトに構成することができる。
また、上記課題を解決するために本発明の遊技機は、上記した遊技機用可変入賞装置を備えることを特徴とする。
これによれば、上記した遊技機用可変入賞装置を遊技機の遊技盤に固定配置することで、不正行為を有効に防止でき、また遊技盤の他の役物の配置スペースを良好に確保することができる。
本発明に係る遊技機用可変入賞装置を備えた遊技機の一例を示す正面図。 図1に示した遊技機用可変入賞装置が閉鎖状態にあるときの斜視図。 図1に示した遊技機用可変入賞装置が開放状態にあるときの斜視図。 図1に示した遊技機用可変入賞装置の分解斜視図。 (a)はソレノイドと近接スイッチが組み込まれた状態でのベース体の正面図。(b)は(a)のA−A断面図。 (a)は図2に示した遊技機用可変入賞装置の正面図。(b)は(a)のB−B中心断面図。 (a)は図3に示した遊技機用可変入賞装置の正面図。(b)は(a)のC−C中心断面図。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1に示すように、遊技機1における遊技盤2の盤面2aには、円形の遊技領域が形成されており、この遊技領域は外周縁に沿って形成される円弧状のレール2bによって区画されている。盤面2aの中央には液晶表示部3が搭載され、液晶表示部3の下方(盤面2aの中央下部)には入賞扉4aによって形成される大入賞口4(アタッカー)が配置されている。液晶表示部3と大入賞口4との間には、始動入賞口である電動チューリップ(電チュー)と称される遊技機用可変入賞装置(以下、入賞装置と略称する)5が配置されている。
なお、本明細書において、上下とは遊技盤2の盤面2aに沿う態様で遊技球が流下する方向(鉛直方向)を意味する。また、左右とは遊技盤2の盤面2aに沿う態様で上下と直交する方向(水平方向)を意味する。また、前後とは遊技盤の盤面2aに直交する方向(水平方向)を意味し、盤面2aの前側(遊技者側)が前方側であり、盤面2aの後側(奥側)が後方側である。
図2〜図4に示すように、入賞装置5は、前方側ユニットFUと、この前方側ユニットFUに一体的に組み付けられる後方側ユニットRUとで構成されている。前方側ユニットFUは、台板10、前側装飾部材20および一対の回動翼片30,30を備えており、後方側ユニットRUは、ソレノイド40、伝達部材50およびベース体60を備えている。そして、台板10とベース体60とにより近接スイッチ70が前後に挟み込まれて保持されるようになっている。
台板10は、その前部にて遊技盤2の盤面2aに取り付けられ(図1参照)、その後部にてベース体60に取り付けられる。台板10の前部には、上下一対の上部入賞口11と下部入賞口12とが形成されている。上部入賞口11は、常に開放状態にある始動入賞口である。下部入賞口12は、前側装飾部材20および各回動翼片30を含んで構成され、各回動翼片30の閉位置に対応して閉鎖状態となり、開位置に対応して開放状態となる始動入賞口である。
台板10の後部には、上部入賞口11に対応して樋13が形成され、下部入賞口12に対応して前後に貫通する通過孔14および樋15が形成されている。樋13は、上部入賞口11に入賞した遊技球をベース体60の上部へ誘導する。樋15は、下部入賞口12に入賞して通過孔14に導入された遊技球をベース体60の内部へ誘導する。なお、入賞した遊技球を円滑に後方へ誘導するために、上部入賞口11および前側装飾部材20には、それぞれ誘導リブ16、21が一体形成されている(図6(b)参照)。
また、台板10の後部には、ベース体60に形成された切欠溝64a,64a(図5参照)に前方からスライド嵌合可能な一対のガイド片17,17が後方へ突設されている。台板10は、各ガイド片17が各切欠溝64aに嵌め入れられた状態でベース体60の取付フランジ部66にビス81(例えば2本)によって取り付けられている(図4参照)。
前側装飾部材20は、後述する各回動翼片30を開位置あるいは閉位置に保持するための傾斜部22を備えており、その後部にてビス82(例えば2本)により台板10の前部に取り付けられている(図4参照)。
各回動翼片30は、台板10と前側装飾部材20との間に前後に架け渡された支持ピン31により軸線O1(第1軸線)回りに回動可能に支持されている。各回動翼片30は、支持ピン31よりも内側の部位にて台板10の通過孔14を通して台板10の後部内へ延び出す丸軸状の係合突部32を備えるとともに、下側の部位にて前側装飾部材20の傾斜部22に当接することで各回動翼片30を閉位置に保持する位置決め片33を備えている(図4参照)。
各回動翼片30の係合突部32は、伝達部材50から作用を受ける回動翼片30の被作用部としての機能を果たしている。すなわち、伝達部材50から係合突部32に対して下方への力が作用した場合には各回動翼片30が軸線O1回りに互いに接近する方向(内方)に付勢され(図6(b)参照)、上方への力が作用した場合には各回動翼片30が軸線O1回りに互いに離間する方向(外方)に付勢される(図7(b)参照)。そして、各回動翼片30は、位置決め片33が前側装飾部材20の傾斜部22に当接することで閉位置に保持され、自身が前側装飾部材20の傾斜部22に当接することで開位置に保持される。
ソレノイド40(駆動アクチュエータ)は、図4に示すように、コイル部41、プランジャ42、およびコイル部41の左右前後を囲う金属製のケース43を含んで構成され、コイル部41への通電により発生する電磁力によってプランジャ42が前後に移動する。
具体的には、プランジャ42の前端部には、円板状のフランジ部42a(プランジャの作用部)が設けられ、フランジ部42aとケース43との間には圧縮コイルばね44が介装されており、プランジャ42が圧縮コイルばね44を圧縮しつつコイル部41内へ引き込まれるようになっている。すなわち、プランジャ42は、コイル部41の通電解除状態では圧縮コイルばね44の付勢力により前方へ押し出された原位置(前進位置、突出位置)にあり、コイル部41の通電状態では圧縮コイルばね44の付勢力に抗してコイル部41内へ引き込まれた作用位置(後退位置)に移動する。
伝達部材50は、図4、図6及び図7に示すように、一対のアーム部51,51が架橋部52,53により一体形成されたものである。各アーム部51における外側面の後部下方位置には各アーム部51をベース体60に取り付けるための支持軸部54が外向きに突設され、各アーム部51の前端には回動翼片30の係合突部32と係合可能な二股状の作用部55が前向きに突設され、各アーム部51における内側面の後部上方位置にはプランジャ42のフランジ部42aと係合可能な丸軸状の係合突部56(被作用部)が内向きに突設されている。各アーム部51は、支持軸部54を介してベース体60に軸線O1と直交する軸線O2(第2軸線)回りに回動可能に支持されている。
架橋部52は、各アーム部51における後部寄りの中央位置に配置されており、平面状をなす上面にてプランジャ42のフランジ部42aに当接可能とされ、また曲面状をなす下面にて後述するベース体60に形成されたストッパ突部63b(図5参照)に当接可能とされている。一方、架橋部53は、各アーム部51における中央部の上方位置に配置されている。この架橋部53は、例えば両アーム部51,51に対して架橋部52が捩られる向きの外力が作用した場合でも、両アーム部51,51の位置関係を保持する補強材としての機能を果たす。
ベース体60は、図4に示すように、ソレノイド40を収容する上側の収容部61と、伝達部材50および近接スイッチ70を収容する下側の収容部62とを備えている。収容部61と収容部62は、水平に延設された仕切壁63および上下に延設された仕切壁68によって区画されている。ソレノイド40は、ベース体60の後方から収容部61に組み込まれ、ビス83によって収容部61に固定配置される。
収容部62の左右側壁64,64には、図2、図4及び図5に示すように、対応するアーム部51の支持軸部54を後方へ向けて嵌め入れ可能な段付き形状の切欠溝64aがそれぞれ形成されている。伝達部材50は、前方から収容部62内に組み込まれ、各アーム部51の支持軸部54が切欠溝64aの後端面に当接するまで押し進められる。台板10がベース体60に取り付けられた状態では、台板10の各ガイド片17の先端が切欠溝64aの段部64a1に当接し、各ガイド片17の先端が各アーム部51の支持軸部54に近接するように設定されており、支持軸部54の前後の移動が切欠溝64aの後端面とガイド片17の先端面とによって規制されるようになっている。
近接スイッチ70は、遊技球が下部入賞口12に入賞したことを検知するものであり、前方から収容部62内に組み込まれ、収容部62の底壁65に載置される。収容部62の底壁65には、近接スイッチ70を通過した遊技球を外側へ排出するための切欠孔65aが形成されている。なお、下部入賞口12から樋15を通ってベース体60の内部に誘導された遊技球は、両アーム部51,51の間を通り抜けて近接スイッチ70を通過することになるが、このとき遊技球の進入が架橋部52,53によって規制されることのないように各アーム部51の組み付け位置が規定されている。
仕切壁63は、図5、図6(b)および図7(b)に示すように、仕切壁68を基端側として底壁65の切欠孔65aの上方に達するよう前方へ延び出しており、その延出部63aの前端には、左右一対のストッパ突部63b,63b(ストッパ部)が前向きに突設されている。このような左右一対のストッパ突部63b,63bとしたので、下部入賞口12から樋15を通ってベース体60の内部に導入された遊技球の一部が、それらストッパ突部63b,63bの間を通過でき、ベース体60のコンパクト化(特に、上下および左右寸法のコンパクト化)を図ることができる。なお、延出部63aの下面および仕切壁68の前面には、遊技球を底壁65の切欠孔65aへ誘導するための誘導リブ68aが一体形成されている。
伝達部材50の架橋部52は、各ストッパ突部63bの上面高さ位置以上の領域で動作するように設定されており、各ストッパ突部63bに当接することで各アーム部51が更に下方側へ回動することを阻止する。すなわち、架橋部52が各ストッパ突部63bに当接することで各アーム部51が位置決め(最小高さ位置が規定)されるようになっている。
収容部62の各側壁64の前部には、台板10を取り付けるための取付フランジ部66が形成されている。収容部62の天井壁67の上面(外側面)は、図5(a)に示すように、例えば右方へ向かうに従って高さが連続的に低くなる傾斜面状に形成されており、台板10の樋13からの遊技球をベース体60の外側の所定位置へ誘導する誘導路として機能する。なお、天井壁67には遊技球の落下を阻止する落下阻止壁67aが一体形成され、落下阻止壁67aには遊技球を例えば右方へ向けて誘導する誘導リブ67bが一体形成されている。また、天井壁67の下面(内側面)には、プランジャ42のフランジ部42aの前端面と当接してプランジャ42の原位置を規定するストッパ壁67cが一体形成されている。
次に、図6及び図7を用いて、上記のように構成された入賞装置5の動作について説明する。なお、図6(b)および図7(b)では、ソレノイド40の圧縮コイルばね44を省略してある。ソレノイド40のコイル部41が通電解除状態になると、図7(b)に示す作用位置にあるプランジャ42が図6(b)に示す原位置に向けて移動する。プランジャ42の前方への移動に伴って、各アーム部51は自重により軸線O2回り(支持軸部54回り)に下方へ回動する(図4参照)。各アーム部51の作用部55は回動翼片30の係合突部32を押し下げ、各回動翼片30を軸線O1回り(支持ピン31回り)に互いに接近する方向に回動させる。プランジャ42が原位置に達するのとほぼ同時に、架橋部52が仕切壁63のストッパ突部63bに当接する。架橋部52が仕切壁63のストッパ突部63bに当接した状態では、各回動翼片30が閉位置にある。
一方、コイル部41が通電状態になると、図6(b)に示す原位置にあるプランジャ42が図7(b)に示す作用位置に向けて移動する。プランジャ42が後方へ移動すると、プランジャ42のフランジ部42aが各アーム部51の係合突部56に係合し、以後はプランジャ42の後方への移動に伴って各アーム部51が軸線O2回りに上方へ回動する。各アーム部51の作用部55は回動翼片30の係合突部32を押し上げ、各回動翼片30を軸線O1回りに互いに離間する方向に回動させる。このとき、プランジャ42のフランジ部42aが架橋部52の上方位置から後方位置へと移動するため、架橋部52はフランジ部42aによって回動を規制されることなく、ストッパ突部63bから離間して上方へ移動していく。プランジャ42が作用位置に達した状態では、各回動翼片30が開位置にある。
ところで、この実施例では、プランジャ42が原位置にあって各回動翼片30が閉位置にあるとき(図6参照)、不正行為により各回動翼片30および伝達部材50を強制的に開位置へ動作させようとする外力が作用した場合には、伝達部材50の架橋部52がプランジャ42のフランジ部42aに当接することで各アーム部51が軸線O2回りに上方へ回動することが阻止(ロック)される。これにより、各回動翼片30の閉状態が保持されるので、不正行為を防止することができる。
また、各回動翼片30が閉位置に達するのとほぼ同時に、伝達部材50の架橋部52がベース体60における仕切壁63のストッパ突部63bに当接することで各アーム部51が更に軸線O2回りに下方へ回動することが阻止される。
すなわち、伝達部材50の架橋部52は、プランジャ42のフランジ部42aと協働して各アーム部51をロックするロック機能を果たすことに加えて、仕切壁63のストッパ突部63bと協働して各アーム部51を位置決めするストッパ機能を果たすように構成されている。このように各アーム部51が位置決めされると、各アーム部51から回動翼片30に対して駆動力が伝達されなくなり、各回動翼片30とアーム部51間の係合部位、すなわち回動翼片30の係合突部32やアーム部51の作用部55に過度の負荷が作用しなくなるので、その耐久性を良好に確保することができる。また、伝達部材50の架橋部52にストッパ機能を持たせることで、ストッパ機能のみを発揮するストッパ機構を単独に設けなくて済むので、入賞装置5全体をコンパクトに構成することもできる。
また、この実施例では、プランジャ42のフランジ部42aと係合するアーム部51側の係合部が、両アーム部51,51を連結するタイプではなく、両アーム部51,51の内方で対向し合う一対の係合突部56,56とされている。これにより、各係合突部56がプランジャ42のフランジ部42aと係合した状態で各係合突部56の軸線がプランジャ42と交差する位置関係、すなわちプランジャ42と各アーム部51とが上下で重なり合う位置関係に設定することができるので、ベース体60の高さ寸法を小さく設定することができ、ベース体60をコンパクトに構成することができる。
また、上記実施例では、以上に説明した入賞装置5が遊技盤2に固定配置されている。これにより、不正行為を有効に防止でき、また遊技盤2の他の役物の配置スペースを良好に確保することができる。
1 遊技機
2 遊技盤
2a 盤面
5 入賞装置(遊技機用可変入賞装置)
10 台板
20 前側装飾部材
30 回動翼片
31 支持ピン
32 係合突部
40 ソレノイド(駆動アクチュエータ)
42 プランジャ
42a フランジ部(プランジャの作用部)
50 伝達部材
51 アーム部
52 架橋部
54 支持軸部
55 アーム部の作用部
56 係合突部(被作用部)
60 ベース体
61,62 収容部
63,68 仕切壁
63a 延出部
63b ストッパ突部(ストッパ部)
64 側壁
64a 切欠溝
70 近接スイッチ
O1 軸線(第1軸線)
O2 軸線(第2軸線)

Claims (3)

  1. 遊技機の遊技盤に固定される台板の前部に該遊技盤と交差する第1軸線回りに回動可能に支持されて遊技球が入球し難い閉位置と入球し易い開位置との間で開閉動作する一対の回動翼片と、
    直線移動可能なプランジャを有する駆動アクチュエータと、
    前記プランジャが有する作用部と係合可能な被作用部を有し、その被作用部と作用部とが係合状態にあるとき該プランジャの直線移動を前記回動翼片の回転移動に変換しつつ前記駆動アクチュエータの駆動力を該回動翼片へ伝達する伝達部材と、
    前記台板の後部に取り付けられ、かつ収容部を上下に区画形成する仕切壁を有し、前記駆動アクチュエータを上側の収容部に固定配置するとともに、前記伝達部材を下側の収容部に収容し、前記第1軸線と略直交する第2軸線回りに回動のみ可能に支持するベース体とを備え、
    前記伝達部材は、前記被作用部を有する一対のアーム部および該一対のアーム部の対向面を連結する架橋部を有し、
    前記ベース体の仕切壁は、前方へ延び出して前記架橋部と当接可能なストッパ部を有しており、
    前記架橋部は、前記閉位置にある回動翼片に対して前記開位置へ動作させる向きの外力が作用したとき、前記プランジャの作用部に直接当接することで前記アーム部の回動を阻止するロック機能を有し、かつ前記プランジャの直線移動に伴って前記回動翼片が前記閉位置に達したとき、前記ストッパ部に直接当接することで前記アーム部を位置決めするストッパ機能を有することを特徴とする遊技機用可変入賞装置。
  2. 前記伝達部材の被作用部は、対向配置される一対の係合突部で形成されており、該係合突部が前記プランジャの作用部と係合した状態では、該係合突部が前記プランジャを間にして対向配置されるように前記ベース体での該プランジャと前記アーム部との位置関係が設定されている請求項1に記載の遊技機用可変入賞装置。
  3. 請求項1または2に記載の遊技機用可変入賞装置を備えることを特徴とする遊技機。
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