JP5494850B2 - 直動装置 - Google Patents

直動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5494850B2
JP5494850B2 JP2013023596A JP2013023596A JP5494850B2 JP 5494850 B2 JP5494850 B2 JP 5494850B2 JP 2013023596 A JP2013023596 A JP 2013023596A JP 2013023596 A JP2013023596 A JP 2013023596A JP 5494850 B2 JP5494850 B2 JP 5494850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
guide rail
slider
passage
linear motion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013023596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013083358A (ja
Inventor
利明 山口
総一郎 加藤
美典 水村
瞬 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2013023596A priority Critical patent/JP5494850B2/ja
Publication of JP2013083358A publication Critical patent/JP2013083358A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5494850B2 publication Critical patent/JP5494850B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、案内レールの断面がU字状に形成された直動装置(断面がU字状に形成された案内レールと、そのU字状の凹部内に配置されたスライダと、複数個の転動体と、を有し、転動体の転動により、案内レールに対してスライダが相対的に直線運動する直動装置)に関する。
案内レールの断面がU字状に形成された直動装置の従来例としては、例えば特許文献1〜3に記載されたものが挙げられる。
特許文献1の直動装置(直動案内ユニット)は、断面がU字状に形成された案内レール(トラックレール)と、そのU字状の凹部内に配置されたスライダと、複数個のボールと、を有し、ボールの転動により、案内レールに対してスライダが相対的に直線運動する。案内レールは、スライダの各側面と対向配置される各袖部の内側面に、ボールの転動通路を構成する転動溝を有する。スライダは、案内レールの転動溝に対向配置されてボールの転動通路を構成する転動溝と、ボールの戻し通路と、ボールの方向転換路を有する。また、この直動装置は一対二列の転動通路を有する。
特許文献2の直動装置(テーブル移送装置)は、ねじ軸とナットを有するボールねじと、案内レールとスライダを有するリニアガイドとが一体化され、スライダにボールねじ孔(ナット)が直接形成され、案内レールの長手方向に垂直な断面は凹状(U字状)で、スライダをこの凹部に収納した状態でねじ軸の軸方向に沿って案内するものである。
この装置の案内レールは、スライダの各側面と対向配置される各袖部の内側面に、転動体の転動通路を構成する転動面を有する。スライダは、案内レールの前記転動面に対向配置されて前記転動通路を構成する転動面と、転動体の戻し通路と、前記戻し通路と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有する。転動体はボールであり、二対四列の転動通路を有し、各袖部の二列の転動通路を転動するボール列の荷重作用線の交点が、幅方向で前記転動通路より内側に存在している。
特許文献3の直動装置(直線案内装置)は、ねじ軸とナットを有するボールねじと、案内レールとスライダを有するリニアガイドとが一体化され、スライダにボールねじ孔(ナット)が直接形成され、案内レールの長手方向に垂直な断面は凹状(U字状)で、スライダをこの凹部に収納した状態でねじ軸の軸方向に沿って案内するものである。
この装置の案内レールは、スライダの各側面と対向配置される各袖部の内側面に、転動体の転動通路を構成する転動面を有する。スライダは、案内レールの前記転動面に対向配置されて前記転動通路を構成する転動面と、転動体の戻し通路と、前記戻し通路と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有する。転動体はころであり、一対二列の転動通路を有する。
特開2007−309373号公報 特開平2−298446号公報 特開2000−297853号公報
特許文献1の直動装置は、特許文献2および3の直動装置のようなボールねじ機構を有さないため、スライダおよび案内レールの取付誤差が大きいと寿命が低下するという問題点を有する。
本発明の課題は、案内レールの断面がU字状に形成され、ボールねじ機構を有さない直動装置の取付誤差に伴う寿命低下を防止することである。
上記課題を解決するために、本発明の一態様の直動装置は、下記の構成(1) および(2) を有する。
(1) 断面がU字状に形成された案内レールと、前記案内レールのU字状の凹部内に配置されたスライダと、複数個の転動体と、を有し、前記案内レールは、前記スライダの各側面と対向配置される各袖部の内側面に、前記転動体の転動通路を構成する転動面を有し、前記スライダは、案内レールの前記転動面に対向配置されて前記転動通路を構成する転動面と、転動体の戻し通路と、前記戻し通路と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有し、前記転動体はころであり、二対四列の転動通路を有し、各袖部の二列の転動通路を転動するころ列の荷重作用線の交点が、幅方向で前記転動通路より内側に存在し、前記両ころ列の荷重作用線の角度は90°より小さく、前記ころの転動により、前記案内レールに対してスライダが相対的に直線運動する。
(2) 前記案内レールの各袖部の内側面に凹部が形成され、この凹部の断面形状は開口側の底辺が底面側の底辺より大きい等脚台形であり、この台形の両脚をなす面にころの軌道面が形成され、前記スライダは、各側面から案内レールの前記凹部側に突出する凸部を有し、この凸部の先端は前記凹部内に配置され、前記凸部は前記凹部をなす台形の各脚をなす面と平行に対向する対向面を有し、前記対向面にころの転動面が形成され、前記スライダの案内レールの長手方向に延びる貫通穴は前記戻し通路のみである。
本発明の直動装置によれば、各袖部の二列の転動通路を転動するころ列の荷重作用線の交点が、幅方向で前記転動通路より内側に存在している(DF接触構造である)ため、前記交点が幅方向で前記転動通路より外側に存在している(DB接触構造である)場合や一対二列の転動通路を有する場合と比較して、調心性に優れる。したがって、スライダおよび案内レールの取付誤差が大きい場合でも、取付誤差に伴う寿命低下が防止される。
また、転動体としてころを用いることにより、ボールを使用した場合よりも負荷容量が大きくなる。
さらに、案内レールの断面がU字状であり、両袖部の内側面に転動面を有しているため、案内レールの袖部が開きやすい形状となっており、この袖部が逃げることでも取付誤差を吸収することができる。
本発明の直動装置によれば、案内レールの断面がU字状に形成され、ボールねじ機構を有さない直動装置の取付誤差に伴う寿命低下が防止される。
本発明の参考例に相当する直動装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に相当する直動装置を示す断面図である。 本発明の参考例に相当する直動装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に相当する直動装置を示す断面図である。
この直動装置は、案内レール1と、スライダ2と、ころ5とを備えている。
案内レール1の長手方向に垂直な断面は、開口側を上にしたコの字状(U字状)で、この凹部11にスライダ2が収納されている。案内レール1には、スライダ2の各側面と対向配置される各袖部12の内側面に、ころ5の転動通路を構成する転動面12aが形成されている。
スライダ2の各側面には、案内レール1の転動面12aと対向する位置に、転動面22aが形成されている。これらの対向する転動面12a,22aが、ころ5の転動通路を構成する。この転動通路を二対四列有し、各袖部12の二列の転動通路を転動するころ列の荷重作用線L1,L2の交点Cが、幅方向で転動通路の内側に存在している。交点Cを通る水平線LCと荷重作用線L1,L2との角度(接触角)は45°である。スライダ2には、また、戻し通路51と方向転換路が形成されている。
案内レール1には、また、両袖部12で挟まれた底部13に、取付ボルトを挿入するための貫通穴15が形成されている。貫通穴15は、幅方向で底部13の各袖部12との境界位置に形成されている。案内レール1の底部13の底面には、両貫通穴15間に肉盗み部16が形成されている。スライダ2の上面には、取付ボルトの先端を螺合する雌ねじ穴25が形成されている。
この直動装置の案内レール1を、貫通穴15を利用したボルト止めでテーブル6に固定し、スライダ2の上に、雌ねじ穴25を利用したボルト止めでワークを固定する。そして、モータなどの駆動源を作動してスライダ2を駆動させることにより、スライダ2を案内レール1に対して軸方向に沿って移動させる。
この実施形態の直動装置によれば、各袖部12の二列の転動通路を転動するころ列の荷重作用線の交点Cが、幅方向で転動通路の内側に存在している(DF接触構造)ため、調心性に優れる。したがって、スライダ2および案内レール1の取付誤差が大きい場合でも、取付誤差に伴う寿命低下が防止される。
また、案内レール1の断面がU字状であり、両袖部12の内側面に転動面12aを有しているため、袖部12が開きやすい形状となっており、この袖部12が逃げることでも取付誤差を吸収することができる。
図1の直動装置では接触角を45°として、両ころ列の荷重作用線L1,L2の角度を90°にしているが、両ころ列の荷重作用線L1,L2の角度を90°より小さくすると、荷重作用線L1,L2の交点Cが幅方向でより内側に存在するため、より高い調心性が得られる。図2は、接触角を35°として、両ころ列の荷重作用線L1,L2の角度を70°にした例である。図1と図2で上下のころ5の中心位置を同じにしてある。左右の交点C間の距離Kを比較すると、図1より図2の方が短くなっており、交点Cが幅方向でより内側に存在することが分かる。
また、図3に示すように、スライダ2の幅方向中央部(左右の戻し通路51の間)に、転動面22aより高い位置まで凹部26を設けると、スライダ2の剛性が低下して、このような凹部26がない場合よりも取付誤差の影響を受けないようにできる。また、この凹部26内に駆動源を配置することで直動装置のコンパクト化が図れる。
1 案内レール
11 凹部
12 袖部
12a 案内レールの転動面
13 底部
15 貫通穴
16 肉盗み部
2 スライダ
22a スライダの転動面
25 雌ねじ穴
26 凹部
5 ころ
6 テーブル

Claims (2)

  1. 断面がU字状に形成された案内レールと、
    前記案内レールのU字状の凹部内に配置されたスライダと、
    複数個の転動体と、
    を有し、
    前記案内レールは、前記スライダの各側面と対向配置される各袖部の内側面に、前記転動体の転動通路を構成する転動面を有し、
    前記スライダは、案内レールの前記転動面に対向配置されて前記転動通路を構成する転動面と、転動体の戻し通路と、前記戻し通路と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有し、
    前記転動体はころであり、二対四列の転動通路を有し、各袖部の二列の転動通路を転動するころ列の荷重作用線の交点が、幅方向で前記転動通路より内側に存在し、
    前記両ころ列の荷重作用線の角度は90°より小さく、
    前記案内レールの各袖部の内側面に凹部が形成され、この凹部の断面形状は開口側の底辺が底面側の底辺より大きい等脚台形であり、この台形の両脚をなす面にころの軌道面が形成され、
    前記スライダは、各側面から案内レールの前記凹部側に突出する凸部を有し、この凸部の先端は前記凹部内に配置され、前記凸部は前記凹部をなす台形の各脚をなす面と平行に対向する対向面を有し、前記対向面にころの転動面が形成され、
    前記スライダの案内レールの長手方向に延びる貫通穴は前記戻し通路のみであり、
    前記ころの転動により、前記案内レールに対してスライダが相対的に直線運動する直動装置。
  2. 前記交点を通る水平線と前記各ころ列の荷重作用線との角度が35°である請求項1記載の直動装置。
JP2013023596A 2013-02-08 2013-02-08 直動装置 Active JP5494850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013023596A JP5494850B2 (ja) 2013-02-08 2013-02-08 直動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013023596A JP5494850B2 (ja) 2013-02-08 2013-02-08 直動装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008283097A Division JP5343513B2 (ja) 2008-11-04 2008-11-04 直動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013083358A JP2013083358A (ja) 2013-05-09
JP5494850B2 true JP5494850B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=48528733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013023596A Active JP5494850B2 (ja) 2013-02-08 2013-02-08 直動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5494850B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6436949B2 (ja) * 2016-09-02 2018-12-12 日本ベアリング株式会社 直動装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0818209B2 (ja) * 1989-05-12 1996-02-28 テイエチケー株式会社 テーブル移送装置
JP4503866B2 (ja) * 2000-03-13 2010-07-14 Thk株式会社 転がり案内装置及びこの転がり案内装置を用いた駆動装置
JP5031957B2 (ja) * 2001-08-30 2012-09-26 Thk株式会社 リニアアクチュエータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013083358A (ja) 2013-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9217497B2 (en) Push chain, linear motion driving device and patient table
JP4853254B2 (ja) 直動案内装置
JP5428290B2 (ja) ボールねじ一体型直動案内ユニット
JP5494850B2 (ja) 直動装置
JP5343513B2 (ja) 直動装置
JP5230635B2 (ja) 軌道レール及びこの軌道レールを備える運動案内装置
JP2010106934A5 (ja)
KR102118841B1 (ko) 운동 안내 장치
WO2015107900A1 (ja) 直動案内装置
JP2010161926A (ja) アクチュエータ及びテーブル装置
JP2007032730A (ja) 転がり案内装置
JP7219877B2 (ja) 運動案内装置
JP4894607B2 (ja) リニアガイド装置
JP5208621B2 (ja) 運動案内装置
JP5909848B2 (ja) 直動案内軸受装置
US9273722B2 (en) Rolling guide device
JP2014119036A (ja) 直動案内装置の設置構造
JP6786639B2 (ja) 静圧リニアレール
JP5111239B2 (ja) 直線案内装置
JP2012082879A (ja) 運動案内装置
JP2006170279A (ja) リニアガイド装置
WO2013073079A1 (ja) リニアガイド装置のシール機構
JP2016020735A (ja) リニアガイド装置
JP2008101710A (ja) 直動案内装置
JP2013245721A (ja) 直動案内装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5494850

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150