JP2008101710A - 直動案内装置 - Google Patents

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JP2008101710A JP2006285277A JP2006285277A JP2008101710A JP 2008101710 A JP2008101710 A JP 2008101710A JP 2006285277 A JP2006285277 A JP 2006285277A JP 2006285277 A JP2006285277 A JP 2006285277A JP 2008101710 A JP2008101710 A JP 2008101710A
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Soichiro Kato
総一郎 加藤
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Abstract

【課題】予圧が抜ける方向にスライダ本体の袖部が変形することを抑制することのできる直動案内装置を提供する。
【解決手段】スライダ本体8が案内レール1の左右両側に袖部81を有するとともに、スライダ固定用ボルト14と螺合する複数の螺穴16を有する直動案内装置において、袖部81を除いたスライダ本体8の上面部に螺穴16を設け、スライダ本体8の袖部81に引張荷重が作用しても外側に開くような変形が袖部81に生じることを抑制した。
【選択図】図3

Description

本発明は、たとえば工作機械などで用いられる直動案内装置に関する。
工作機械などで用いられる直動案内装置は、直線状に形成された案内レールと、この案内レールの長手方向に相対移動するスライダとを有しており、スライダの内部には、多数の転動体が組み込まれている。そして、スライダは案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝と対向する複数の転動体転動溝を有するスライダ本体と、このスライダ本体の一端と他端に装着された一対のエンドキャップと、これらのエンドキャップ内に組み込まれた複数のリターンガイドとを備えており、スライダの相対移動に伴って転動体転動溝の溝面を転動した転動体は、エンドキャップとリターンガイドとの間に形成された方向転換路で方向転換した後、案内レールの長手方向に沿ってスライダ本体の内部に形成された転動体戻し用貫通路に導入されるようになっている。
このような直動案内装置のスライダ本体は案内レールの左右両側に袖部を有しており、これら袖部の上面部には、スライダ固定用ボルトと螺合する複数の螺穴がタップ加工されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−239959号公報(段落0010、図1)
このような直動案内装置は、案内レールを工作機械のベッド上面部に固定して使用する場合には通常は問題がないが、例えば図5に示すように、案内レール1を天井面17や壁面18などに固定して使用する場合等には、スライダに固定されているテーブル等の重量がスライダ固定用ボルトを介してスライダ本体の袖部に下向きの引張荷重(案内レールからスライダを引き離す方向の力)として作用する。従来のレール固定用ボルトはスライダ本体の袖部の上面部に位置しており、このため、このような引張荷重が作用すると、予圧が抜ける方向にスライダ本体の袖部が変形し、計算上よりも早く(例えば転動体が玉の場合には、予圧の2.8倍の荷重が作用)予圧抜けが生じたりするおそれがあった。
引張荷重を受ける側と受けない側との剛性の差を無くす方策としては、引張荷重を主に受ける側の転動体との接触角を大きくするなどの方策が考えられるが、接触角の管理は難しく、誤差を生みやすい。また、生産を容易にするため、溝幅で予圧量分をオフセットし、オーバサイズボールの種類を少なくさせるなどの方策を考えると、接触角は予圧量によって変化するため、最適な条件が仕様によって変わってしまう。
本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、その目的は、予圧が抜ける方向にスライダ本体の袖部が変形する(袖部が外側に開くように変形する)ことを抑制することのできる直動案内装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る直動案内装置は、案内レールの長手方向に相対移動するスライダが前記案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝を有するスライダ本体と、このスライダ本体の一端と他端に装着された一対のエンドキャップとを備えてなり、かつ前記スライダ本体が前記案内レールの左右両側に袖部を有するとともに、スライダ固定用ボルトと螺合する複数の螺穴を有する直動案内装置において、前記螺穴を、前記案内レールの中心部と前記スライダ本体の中心部とを通る直線に対して左右対称となるように、前記袖部を除いたスライダ本体の上面部に設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明に係る直動案内装置は、請求項1記載の直動案内装置において、前記案内レールが該案内レールの高さ方向に貫通する複数のレール取付け用貫通孔を有し、前記レール取付け用貫通孔が前記案内レールの上面中央部に一列に穿設されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明に係る直動案内装置は、請求項1または2記載の直動案内装置において、最もレールの内側に位置する前記転動体転動溝を転動する前記転動体の半径をR、前記転動体転動溝を転動する前記転動体の中心から前記螺穴の中心線までの距離をLとしたとき、R≦Lを満たす位置に前記螺穴を設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明に係る直動案内装置は、請求項1〜3のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記案内レールを天井面または壁面に固定されて使用されることを特徴とする。
本発明に係る直動案内装置によれば、スライダ本体の袖部に下向きの引張荷重がスライダ固定用ボルトを介して作用することがないので、予圧が抜ける方向にスライダ本体の袖部が変形することを抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る直動案内装置について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置の正面図、図2は同実施形態に係る直動案内装置の平面図、図3は同実施形態に係る直動案内装置の断面図であって、第1の実施形態に係る直動案内装置は、案内レール1及びスライダ2を備えている。
案内レール1は合金鋼などの鋼材を直線状に引き抜き加工して形成されており、この案内レール1の左右側面部には、転動体転動溝3が案内レール1の長手方向に沿って二条ずつ形成されている。また、案内レール1は複数本のレール固定用ボルト4(図3参照)により天井面や壁面などに固定されるようになっており、レール固定用ボルト4は案内レール1の上面中央部に一列に穿設されたレール取付け用貫通孔6を挿通して天井面や壁面のタップ穴にねじ込まれている。
スライダ2は案内レール1の長手方向に相対移動するようになっており、このスライダ2の内部には、多数の転動体7が組み込まれている。また、スライダ2は案内レール1の左右両側に袖部81を有するスライダ本体8と、このスライダ本体8の一端と他端に装着された一対のエンドキャップ9,9と、これらのエンドキャップ9内に組み込まれた複数のリターンガイド10と、案内レール1とエンドキャップ9との間の隙間をシールする一対のサイドシール11,11とを備えており、スライダ本体8の袖部81には、転動体転動溝12が二条ずつ形成されている。これらの転動体転動溝12は案内レール1の転動体転動溝3と対向しており、転動体7との接触角が40度〜43度となるようにスライダ本体8の袖部81に形成されている。
転動体7は本実施形態では球状をなしており、スライダ2の相対移動に伴って転動体転動溝3,12の溝面を転動した転動体7は、エンドキャップ9とリターンガイド10との間に形成された方向転換路13で方向転換した後、案内レール1の長手方向に沿ってスライダ本体8内に形成された転動体戻し用貫通路14に導入されるようになっている。
スライダ本体8は、複数本のスライダ固定用ボルト15(図3参照)により例えば工作機械の加工テーブル等に固定されている。また、スライダ本体8はスライダ固定用ボルト15と螺合する複数の螺穴16を有しており、これらの螺穴16は袖部81を除いたスライダ本体8の上面部にタップ加工されている。また、螺穴16は案内レール1の中心部とスライダ本体8の中心部を通る直線CLに対して左右対称に設けられ、その穴明け位置は転動体7の中心から螺穴16の中心線までの距離をL、転動体7の半径をRとすると、R≦L≦5Rを満たす位置となっている。
このような構成において、案内レール1とスライダ2の位置関係を図1に示した位置関係(案内レール1が下側でスライダ2が上側の位置的関係)と反対の位置関係にすると、スライダ2に固定されているテーブル等の重量がスライダ固定用ボルト15を介してスライダ本体8に下向きの引張荷重として作用するが、上述した第1の実施形態では、スライダ固定用ボルト15と螺合する螺穴16が袖部81を除いたスライダ本体8の上面部に設けられているため、スライダ本体8の袖部81に下向きの引張荷重がスライダ固定用ボルト15を介して作用しても、袖部81には転動体転動溝12の幅が閉じる方向(案内レール1に近づく方向)に力が作用し、袖部81の変形を打ち消す。したがって、予圧が抜ける方向(袖部81が外側に開く方向)にスライダ本体8の袖部81が変形することを抑制することができる。
上述した第1の実施形態では、スライダ固定用ボルトと螺合する螺穴として有底の螺穴(タップ加工穴)16を例示したが、スライダ本体の高さ方向に貫通した螺穴であってもよい。
また、第1の実施形態では転動体としてボールを用いた直動案内装置に本発明を適用した場合を示したが、これに限定されるものでない。たとえば、転動体としてころを用いた直動案内装置(図4参照)についても本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置の正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置の平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る直動案内装置の断面図である。 本発明が解決しようとする課題を説明するための説明図である。
符号の説明
1 案内レール
2 スライダ
3 転動体
4 レール固定用ボルト
6 レール取付け用貫通孔
7 転動体
8 スライダ本体
81 袖部
9 エンドキャップ
10 リターンガイド
11 サイドシール
12 転動体転動溝
13 方向転換路
14 転動体戻し用貫通路
15 スライダ固定用ボルト
16 螺穴

Claims (4)

  1. 案内レールの長手方向に相対移動するスライダが前記案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝を有するスライダ本体と、このスライダ本体の一端と他端に装着された一対のエンドキャップとを備えてなり、かつ前記スライダ本体が前記案内レールの左右両側に袖部を有するとともに、スライダ固定用ボルトと螺合する複数の螺穴を有する直動案内装置において、
    前記螺穴を、前記案内レールの中心部と前記スライダ本体の中心部とを通る直線に対して左右対称となるように、前記袖部を除いたスライダ本体の上面部に設けたことを特徴とする直動案内装置。
  2. 前記案内レールは該案内レールの高さ方向に貫通する複数のレール取付け用貫通孔を有し、前記レール取付け用貫通孔は前記案内レールの上面中央部に一列に穿設されていることを特徴とする請求項1記載の直動案内装置。
  3. 請求項1または2記載の直動案内装置において、最もレールの内側に位置する前記転動体転動溝を転動する前記転動体の半径をR、前記転動体転動溝を転動する前記転動体の中心から前記螺穴の中心線までの距離をLとしたとき、R≦Lを満たす位置に前記螺穴を設けたことを特徴とする直動案内装置。
  4. 前記案内レールを天井面または壁面に固定されて使用されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の直動案内装置。
JP2006285277A 2006-10-19 2006-10-19 直動案内装置 Pending JP2008101710A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106090002A (zh) * 2016-06-15 2016-11-09 宁波市鄞州海胜机械有限公司 一种连接块

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