JP5492693B2 - コネクタカバー - Google Patents

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Description

本発明は、互いの端子が接続されたコネクタを収納するコネクタカバーに関するものである。
互いの端子を接続したままの状態でコネクタを収納可能なコネクタカバーとしては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載されたものは、互いの端子が接続された状態のコネクタを覆う上カバーおよび下カバーを備え、これら上・下カバーがヒンジを介して開閉自在に支持され、閉じることにより上・下カバーをロックするロック機構が設けられているとともに、上・下カバーの両端部には、コネクタのケーブルを導出するケーブル導出孔が設けられている。
特開2010−40317号公報
上述したような従来のコネクタカバーにおいては、ケーブル導出孔とケーブルとの間の隙間から水や塵埃等がカバーの内部に浸入するという問題があった。また、径が異なるケーブルに対応するためにケーブル導出孔の径が異なる多数種のコネクタカバーを用意しなければならないといった問題もあった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、異なる径のケーブルに対しても防塵性および防水性に優れたコネクタカバーを提供するところにある。
この目的を達成するために、本発明は、ヒンジを介して互いに開閉自在に支持された一対のケースによって形成され、収納されたコネクタのケーブルを導出するケーブル導出孔が両端部に設けられたコネクタカバーにおいて、前記一対のケースのそれぞれに収納され、中央部にコネクタを囲む囲い孔が設けられ弾性材によって枠状に形成されたシール部材を備え、前記一対のシール部材に前記ケーブル導出孔から導出されるケーブルを挟持するケーブル挟持部を設け、このケーブル挟持部にケーブルの導出方向に延在する一対の直線状の溝を設け、これら溝は、前記囲い口側の端部が共にケーブルが占める領域外に位置付けられ、かつ前記ケーブル導出孔側の端部が共にケーブルが占める領域内に位置付けられるように形成されているものである。
本発明は、前記発明において、前記一対のケースに、前記囲い孔に囲まれるとともに前記コネクタが嵌合されることにより当該コネクタを保持する保持壁を一体に立設したものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記シール部材が導電性を有する材料によって形成され、かつ前記一対のケースの内面に導電処理が施されているものである。
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記一対のケースのいずれか一方のケースに、他方のケースに着脱自在に係合することにより、一対のコネクタカバーが積層状態に互いに支持される弾性変形可能な係合片を一体に設けたものである。
本発明によれば、収納されたコネクタがシール部材によって囲まれているため、ケーブル導出孔とケーブルとの間の隙間から浸入した水や塵埃等がシール部材によってコネクタへの浸入が規制されるため、防塵性および防水性が向上する。また、シール部材のケーブル挟持部に溝が設けられていることにより、ケーブルの径が変わっても一対のシール部材のケーブル挟持部とケーブルとの間に隙間が発生するようなことがなくケーブルの外周面がシール部材に密着するから、防塵性および防水性がより一層向上する。
前記発明のうちの一つの発明によれば、コネクタをコネクタカバーに収納するだけでコネクタおよびケーブルの電気的なシールドがなされるので、コネクタカバーの付加価値を向上させることができる。
本発明に係るコネクタカバーを開いた状態を示す斜視図である。 同図(A)は本発明に係るコネクタカバーに互いの端子が接続された状態のコネクタを収納してコネクタカバーを開いて示す斜視図、同図(B)は同じくコネクタカバーを閉じた状態を示す斜視図である。 同図(A)は本発明に係るコネクタカバーに雌型コネクタのみを収納してコネクタカバーを開いた状態を示す斜視図、同図(B)は同じくコネクタカバーを閉じた状態を示す斜視図、同図(C)は同図(B)におけるIII (C)矢視図である。 同図(A)は本発明に係るコネクタカバーにおいて、ケーブルを挟持したシール部材の要部を拡大して示す平面図、同図(B)は同図(A)におけるIV(B)-IV(B) 線断面図、同図(C)は仮にシール部材の溝を形成しなかった場合の同図(A)におけるIV(B)-IV(B) 線断面図である。 本発明に係るコネクタカバーにコネクタを収納した状態の平面図である。 本発明に係るコネクタカバーを固定具に固定する状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るコネクタカバーを開いた状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るコネクタカバーにコネクタを収納した状態の平面図である。 本発明の第3の実施の形態を示し、同図(A)は本発明に係るコネクタカバーの斜視図、同図(B)は同じくコネクタカバーを底面側から視た斜視図、同図(C)は本発明に係るコネクタカバーを積層した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図9に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
先ず、図1ないし図6を用いて、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1に全体を符号1で示すコネクタカバーは、上ケース2および下ケース3と、これら上・下ケース2,3を連結するヒンジ4とからなり、これら上・下ケース2,3およびヒンジ4が合成樹脂によって一体に形成されている。
上ケース2は、細長い八角形に形成された上板21と、この上板21の周端部から一体に立設された囲い壁22と、囲い壁22のヒンジ4が設けられた部位と反対側の部位に一体に突設されたロック片23とによって、図1中上面が開口された浅底の箱状に形成されている。上板21の内面には、後述するケーブル63,64の導出方向(矢印A−B方向)に延在し、互いに平行に対向する一対の保持壁21a,21aが一体に立設されている。また、これら保持壁21a,21aの矢印A−B方向の両端部には、当該保持壁21aと直交する保持壁21b,21bが保持壁21aと一連に形成されている。これら一対の保持壁21a,21aと四個の保持壁21bに囲まれる部位には、後述するコネクタ6が嵌合され、嵌合されることによりコネクタ6がこれら一対の保持壁21a,21aと四個の保持壁21bによって保持されて位置決めされる。
囲い壁22の矢印A−B方向の両端部には、半円形の切欠き22a,22bが設けられている。ロック片23は囲い壁22に起伏自在に支持され、矢印A−B方向の両端部には、後述する係合突起33a,33aに係合する一対の係合孔23a,23aが設けられている。また、ロック片23には、図3(C)に示すように後述する固定具9の係合溝92aに係合する係合凸条23bが矢印A−B方向に延在するように一体に突設されている。
下ケース3は、上記した上板21と同じ形状の細長い八角形に形成された底板31と、この底板31の周端部から一体に立設された囲い壁32とによって、図1中上面が開口された浅底の箱状に形成されている。底板31の内面には、矢印A−B方向に延在し、互いに平行に対向する一対の保持壁31a,31aが一体に立設されている。また、これら保持壁31a,31aの矢印A−B方向の両端部には、当該保持壁31aと直交する保持壁31b,31bが保持壁31aと一連に形成されている。これら一対の保持壁31a,31aと四個の保持壁31bに囲まれる部位には、コネクタ6が嵌合され、嵌合されることにより、上記した保持壁21a,21bと協働してコネクタ6を保持し位置決めする。
囲い壁32の矢印A−B方向の両端部には、図1に示すように半円形の切欠き32a,32bが設けられている。また、囲い壁32のヒンジ4と対向する部位の矢印A−B方向の両端部には、一対の係合突起33a,33aが突設されている。
このような構成において、図1中上ケース2をヒンジ4を回動中心として、矢印A−B方向と直交する方向に回動させ、上・下ケース2,3の互いの開口をこれら上・下ケース2,3によって覆うように、下ケース3の係合突起33aにロック片23の係合孔23aを係合させることにより、図6に示すように上・下カバー2,3の互いの開口が閉じられた状態のコネクタカバー1が形成される。このように上・下カバー2,3の互いの開口が閉じられた状態のコネクタカバー1が形成されると、図2(B)に示すように矢印A−B方向の両端部には、切欠き22a,32aによって、コネクタ6のケーブル63が導出される円形のケーブル導出孔7が形成されるとともに、切欠き22b,32bによって、コネクタ6のケーブル64が導出される円形のケーブル導出孔8が形成される。
図1において、5A,5Bは弾性材によって偏平な枠状に形成されたシール部材であり、共に同じ形状に形成されているので、ここではシール部材5Aについてのみ詳細に説明し、シール部材5Bについては必要に応じて適宜説明する。すなわち、シール部材5A,5Bは、上ケース2の上板21および下ケース3の底板31と同じ外形を有する八角形に形成されている。
シール部材5A,5Bの中央部には、保持壁21a,21bまたは保持壁31a,31bを囲むように保持壁21a,21bまたは保持壁31a,31bに嵌合される平面視において長方形の囲い孔51,51が設けられている。また、シール部材5A,5Bの矢印A−B方向の両端部には、コネクタカバー1のケーブル導出孔7,8から導出されるケーブル63,64を挟持するケーブル挟持部52,52が形成されている。
これらケーブル挟持部52,52には、平面視において共に直線状に形成された一対の溝53,54が設けられており、これら溝53,54は、後述するようにシール部材5A,5Bが上ケース2および下ケース3のそれぞれに収納された際に、図4(A)に示すように、導出されるケーブル63,(64)の軸芯Gに対して、同じ角度αだけ傾斜している。溝53,54の囲い孔53側の端部53a,54a間の間隔D1が、溝53,54のケーブル導出孔7側の端部53b,54b間の間隔D2よりも大きく形成されており、これら溝53,54は、囲い孔53側に向かって末広がり状に傾斜している。端部53a,54aは、ケーブル挟持部52のケーブル63,(64)が占める領域(図4(A)中、便宜上、破線によってハッチングを付した部分)から外れた部位に位置付けられ、端部53b,54bは、挟持部52のケーブル63,(64)が占める領域内の部位に位置付けられている。
このシール部材5A,5Bの厚みH1は、上ケース2の上板21および下ケース3の底板31のそれぞれの内面からの囲い壁22,32の高さH2よりもわずかに大きく形成されている。
このシール部材5Aの囲い孔51を、図2(A)に示すように、保持壁21a,21bの外面に対接させるようにして、シール部材5Aを上ケース2の囲い壁22内に嵌合させ、他方のシール部材5Bの囲い孔51を保持壁31a,31bの外面に対接させるようにして、シール部材5Bを下ケース3の囲い壁33内に嵌合させる。この状態で、シール部材5Aのケーブル挟持部52,52が上ケース2の切欠き22a,22bを閉塞し、シール部材5Bのケーブル挟持部52,52が下ケース3の切欠き32a,32bを閉塞する。
図5において、6は互いの端子(図示せず)が接続される雄型コネクタ61と雌型コネクタ62とからなるコネクタであって、各コネクタ61,62からケーブル63,64が導出されている。
図6において、9は断面がコ字状に形成された固定具であって、底板91とこの底板91の両端部を折り曲げ形成することにより互いに対向する一対の両側板92,93とからなり、両側板92,93には、上記したコネクタカバー1の係合凸条23bおよびヒンジ4のそれぞれが係合する係合凹溝92a,93aが設けられている。このような構成において、固定具9の両側板92,93を互いに離間する方向に弾性変形させながら、コネクタカバー1の両側部を嵌合させると、係合凸条23bおよびヒンジ4が係合凹溝92a,93aに係合し、コネクタカバー1が固定具9に保持される。したがって、この固定具9を介してコネクタカバー1を種々の電子機器等に固定することができる。
次に、図2、図4、図5を用いて、コネクタ6をコネクタカバー1に収納する動作について説明する。予め、雄型コネクタ61と雌型コネクタ62との互いの端子を接続させてコネクタ6を形成しておく。次いで、図2(A)に示すように、保持壁21a,21bを囲むように囲い孔51を保持壁21a,21bに嵌合させることにより、シール部材5Aを上ケース2の囲い壁22内に嵌合させる。同様に、保持壁31a,31bを囲むように囲い孔51を保持壁31a,31bに嵌合させることにより、シール部材5Bを下ケース3の囲い壁32内に嵌合させる。
次に、雄型コネクタ61および雌型コネクタ62の互いの端子が接続された状態のコネクタ6を下ケース3の保持壁31a,31b内に嵌合させることにより、コネクタ6が保持壁31aに保持されるととともに、シール部材5Bによって囲まれ、図5に示すようにケーブル63,64がケーブル挟持部52,52に位置付けられる。このように、上・下ケース2,3にコネクタ6が嵌合されて保持される保持壁21a,31aを設けたことにより、コネクタ6がコネクタカバー1内で遊動するようなことがなく位置決めされる。
次いで、ヒンジ4を回動中心として上ケース2を矢印A−B方向と直交する方向に回動させ、図2(B)に示すように、上・下ケース2,3の互いの開口を閉じ、上ケース2のロック片23の係合孔23aを下ケース3の係合突起33aに係合させることにより、上・下ケース2,3を結合させ、コネクタ6をコネクタカバー1内に収納する。
この状態で、シール部材5Aの下面5aとシール部材5Bの上面5bは、図4(B)に示すように互いに圧接される。ここで、シール部材5A,5Bの厚みH1が、上ケース2の囲い壁22の高さH2および下ケース3の囲い壁32の高さH2よりもわずかに大きく形成されていることにより、両シール部材5A,5Bは、共に厚み方向が弾性変形して、下面5aと上面5bとが密着する。
また、シール部材5A,5Bの挟持部52,52に溝53,54が設けられていることにより、ケーブル63を挟持する挟持部52,52がケーブル63の円弧状の外周面に沿って弾性変形しやすくなるため、この挟持部52,52がケーブル63の外周面に密着するように弾性変形する。すなわち、挟持部52に溝53,54が設けられていない同図(C)の場合には、ケーブル63の外周面とシール部材5A,5Bの挟持部52,52との間に隙間65が形成されるが、同図(B)に示す本発明の場合には、ケーブル63の外周面とシール部材5A,5Bの挟持部52,52との間の密着性が向上する。
特に、ケーブル63,64の径が変わっても、挟持部52のケーブル63,64と密着する部位が弾性変形し易いため、ケーブル63,64の外周面に対してシール部材5A,5Bの挟持部52,52が密着し易いから密着性が向上する効果が大きい。このため、ケーブル導出孔7,8からの塵埃や水等の浸入が規制されるから、防塵性や防水性が向上する。この場合、溝53,54のケーブル63,64の軸芯Gに対する傾斜角度αを小さく形成することにより、ケーブル63,64の外周面とシール部材5A,5Bとの間の密着性がより一層向上する。
次に、図3を用いて、第1の実施の形態の変形例について説明する。この変形例では、コネクタカバー1内に、コネクタ6を構成する雄型コネクタ61および雌型コネクタ62のうちのいずれか一方、この実施例では、例えば雌型コネクタ62のみを収納するようにしている。すなわち、同図(A)に示すように、下ケース3の保持壁31a,31b内に雌型コネクタ62を嵌合させ、ケーブル64をシール部材5Bの挟持部52上に載置する。
次いで、上ケース2をヒンジ4を回動中心として矢印A−B方向と直交する方向に回動させ、同図(B)に示すように、上・下ケース2,3の互いの開口を閉じ、上ケース2のロック片23の係合孔23aを下ケース3の係合突起33aに係合させることにより、上・下ケース2,3を結合させ、雌型コネクタ62をコネクタカバー1内に収納する。この状態で、ケーブル64がケーブル導出孔8から導出され、ケーブル導出孔7からはケーブルは導出されない。
ケーブルが導出されないケーブル導出孔7は、同図(C)に示すようにシール部材5A,5Bのケーブル挟持部52,52によって閉塞され、かつシール部材5Aの下面5aとシール部材5Bの上面5bとが密着しているため、このケーブル導出孔7から塵埃や水がコネクタカバー1内に浸入するようなことがない。なお、この実施例では、コネクタカバー1内に雌型コネクタ62のみを収納するようにしたが、雄型コネクタ61のみを収納するようにしてもよいことは勿論である。
〔実施の形態2〕
次に、図7および図8を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態において、上述した図1ないし図6に示す第1の実施の形態において説明した同一または同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は適宜省略する。この第2の実施の形態においては、上ケース2の内面、すなわち上板21の内面および囲い壁22の内面ならびに保持壁21a,21bの表面(図7中、説明の便宜上ハッチングを施した部位)には、導電性を有する金属によってメッキ処理が施されている。また、下ケース3の内面、すなわち底板31の内面および囲い壁32の内面ならびに保持壁31a,31bの表面(図7中、説明の便宜上ハッチングを施した部位)には、導電性を有する金属によってメッキ処理が施されている。さらに、シール部材5A,5Bは導電性を有する弾性材によって形成されている。
次に、図7および図8を用いて、コネクタ6をコネクタカバー1に収納する動作について説明する。予め、図8に示すように雄型コネクタ61のケーブル63および雌型コネクタ62のケーブル64のそれぞれの端部の被覆を折り返すようにして、導電性を有する偏組線63a,64aを露呈させた状態で、雄型コネクタ61と雌型コネクタ62との互いの端子を接続させてコネクタ6を形成しておく。次いで、上述した第1の実施の形態と同様に、保持壁21a,21bを囲むように囲い孔51を保持壁21a,21bに嵌合させることにより、シール部材5Aを上ケース2の囲い壁22内に嵌合させる。また、保持壁31a,31bを囲むように囲い孔51を保持壁31a,31bに嵌合させることにより、シール部材5Bを下ケース3の囲い壁32内に嵌合させる。
次に、雄型コネクタ61および雌型コネクタ62の互いの端子が接続された状態のコネクタ6を下ケース3の保持壁31a,31b内に嵌合させることにより、コネクタ6は保持壁31a,31bに保持されるととともに、シール部材5Bによって囲まれる。
次いで、ヒンジ4を回動中心として上ケース2を矢印A−B方向と直交する方向に回動させ、上・下ケース2,3の互いの開口を閉じ、上ケース2のロック片23の係合孔23aを下ケース3の係合突起33aに係合させることにより、上・下ケース2,3を結合させ、コネクタ6をコネクタカバー1内に収納する。
この状態で、コネクタカバー1内に収納されたコネクタ6は、図8に示すように導電性を有する一対のシール部材5A,5Bおよび内面に導電メッキが施された上・下ケース2,3によって囲まれるため、これらシール部材5A,5Bおよび上・下ケース2,3によって電気的なシールドがなされる。さらに、ケーブル63,64の端部の偏組線63a,64aがシール部材5A,5Bと導通されるため、ケーブル63,64もシール部材5A,5Bおよび上・下ケース2,3によって電気的なシールドがなされる。このように、コネクタカバー1内にコネクタ6を収納するだけで、コネクタ6およびケーブル63,64の電気的なシールドがなされるので、コネクタカバー1の付加価値を向上させることができる。
〔実施の形態3〕
次に、図9を用いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。
この第3の実施の形態において、上述した図1ないし図8に示す第1および第2の実施の形態において説明した同一または同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は適宜省略する。上ケース2の上板21の外面の四隅には、同図(A)に示すように四個の突起21cが一体に突設されている。下ケース3の底板31の外面の四隅には、同図(B)に示すように上記した突起21cが係入される四個の凹部31cが設けられている。また、底板31の外面の矢印A−B方向と直交する方向の両端部には、断面が円弧状で矢印A−B方向に延在する弾性変形可能に形成された一対の係合片34,34が一体に設けられている。
このような構成において、一方のコネクタカバー1Aの凹部31cに、他方のコネクタカバー1Bの突起21cを係合させながら、コネクタカバー1Aの係合片34,34を弾性変形させて、コネクタカバー1Bの上ケース2の矢印A−B方向と直交する方向の両端部に係合させることにより、一対のコネクタカバー1A,1Bを積層状態で互いに支持する。順次、同図(C)に示すようにコネクタカバー1Cをコネクタカバー1Bに支持させ、次いでコネクタカバー1Dをコネクタカバー1Cに支持させることにより、複数のコネクタカバーを積層状態で支持することが可能になる。
1,1A,1B,1C,1D…コネクタカバー、2…上ケース、3…下ケース、4…ヒンジ、5A,5B…シール部材、6…コネクタ、7,8…ケーブル導出孔、9…固定具、21a,21b,31a,31b…保持壁、23…ロック片、23a…係合孔、33a…係合突起、34…係合片、51…囲い孔、52…ケーブル挟持部、53,54…溝、61…雄型コネクタ、62…雌型コネクタ、63,64…ケーブル、63a,64a…偏組線。

Claims (4)

  1. ヒンジを介して互いに開閉自在に支持された一対のケースによって形成され、収納されたコネクタのケーブルを導出するケーブル導出孔が両端部に設けられたコネクタカバーにおいて、
    前記一対のケースのそれぞれに収納され、中央部にコネクタを囲む囲い孔が設けられ弾性材によって枠状に形成されたシール部材を備え、
    前記一対のシール部材に前記ケーブル導出孔から導出されるケーブルを挟持するケーブル挟持部を設け、
    このケーブル挟持部にケーブルの導出方向に延在する一対の直線状の溝を設け、これら溝は、前記囲い孔側の端部が共にケーブルが占める領域外に位置付けられ、かつ前記導出孔側の端部が共にケーブルが占める領域内に位置付けられるように形成されていることを特徴とするコネクタカバー。
  2. 前記一対のケースに、前記囲い孔に囲まれるとともに前記コネクタが嵌合されることにより当該コネクタを保持する保持壁を一体に立設したことを特徴とする請求項1記載のコネクタカバー。
  3. 前記シール部材が導電性を有する材料によって形成され、かつ前記一対のケースの内面に導電処理が施されていることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタカバー。
  4. 前記一対のケースのいずれか一方のケースに、他方のケースに着脱自在に係合することにより、一対のコネクタカバーが積層状態に互いに支持される弾性変形可能な係合片を一体に設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項記載のコネクタカバー。
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