JP7217430B2 - コンセント装置、及びそれに用いるカバーモジュール - Google Patents

コンセント装置、及びそれに用いるカバーモジュール Download PDF

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Description

本開示は、コンセント装置、及びそれに用いるカバーモジュールに関する。より詳細には、本開示は、プラグが接続されるコンセント装置、及びそれに用いるカバーモジュールに関する。
特許文献1は、プラグ栓刃挿入口(挿入口)を有する商用電源接続器(コンセント本体)を保持して、造営物(取付面)に取り付けられる防水コンセント(コンセント装置)を開示する。この防水コンセントは、商用電源接続器を絶縁材料の外郭で覆った防水コンセントプレートと、防水コンセントプレートを造営物に取り付けるための取付枠と、防水コンセントプレートの取付面と造営物の間に介在する防水パッキンとを備える。
特開2001-126803号公報
特許文献1の防水コンセントでは、商用電源接続器のプラグ栓刃挿入口が露出しているので、プラグ栓刃挿入口を通って商用電源接続器の内部に、水、塵埃等の異物が入り込む可能性があった。
本開示の目的は、コンセント本体の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置、及びそれに用いるカバーモジュールを提供することにある。
本開示の一態様のコンセント装置は、コンセント本体と、ボディと、カバー部材と、パッキンとを備える。前記コンセント本体は、プラグの端子が挿入される挿入口を有する。前記ボディは、前記コンセント本体を保持して取付面に取り付けられる。前記カバー部材は、前記コンセント本体の前記挿入口を覆う第1位置と前記挿入口を露出させる第2位置との間で軸を中心に回転する。前記パッキンは、前記カバー部材と前記コンセント本体との間に介在する。前記軸は、前記カバー部材において前記パッキンが配置される部位の外側に設けられる。前記パッキンは、前記カバー部材が前記第1位置に位置する状態で、前記挿入口と前記軸との間に配置される第1部分と、前記挿入口に対して前記軸と反対側に配置される第2部分とを少なくとも含む。前記カバー部材が前記第2位置から前記第1位置に回転する場合に、前記カバー部材と前記コンセント本体との間で前記第1部分が圧縮される前に、前記カバー部材と前記コンセント本体との間で前記第2部分が圧縮される。
本開示の一態様のカバーモジュールは、プラグの端子が挿入される挿入口を有するコンセント本体の前記挿入口を覆うためのカバーモジュールである。前記カバーモジュールは、カバー部材と、パッキンとを備える。前記カバー部材は、前記挿入口を覆う第1位置と前記挿入口を露出させる第2位置との間で軸を中心に回転する。前記パッキンは、前記カバー部材と前記コンセント本体との間に介在する。前記軸は、前記カバー部材において前記パッキンが配置される部位の外側に設けられる。前記パッキンは、前記カバー部材が前記第1位置に位置する状態で、前記挿入口と前記軸との間に配置される第1部分と、前記挿入口に対して前記軸と反対側に配置される第2部分とを少なくとも含む。前記カバー部材が前記第2位置から前記第1位置に回転する場合に、前記カバー部材と前記コンセント本体との間で前記第1部分が圧縮される前に、前記カバー部材と前記コンセント本体との間で前記第2部分が圧縮される。
本開示によれば、コンセント本体の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置、及びそれに用いるカバーモジュールを提供することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係るコンセント装置であって、2つのカバー部材の一方が開いた状態の外観斜視図である。 図2は、同上のコンセント装置の一部を破断した右側面図である。 図3は、同上のコンセント装置の正面図である。 図4は、同上のコンセント装置の分解斜視図である。 図5は、同上のコンセント装置が備えるカバー部材が閉じた状態の外観斜視図である。 図6は、本開示の一実施形態の変形例1に係るコンセント装置であって、2つのカバー部材の一方が開いた状態の外観斜視図である。 図7は、同上のコンセント装置の一部を破断した右側面図である。 図8Aは、本開示の一実施形態の変形例2に係るコンセント装置が備えるカバー部材の斜視図である。図8Bは、変形例2に係るコンセント装置が備えるカバー部材の他の例を示す斜視図である。
(実施形態)
(1)概要
以下の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態のコンセント装置1は、図1及び図2に示すように、電気機器のプラグ100が接続されて電気機器への電力供給を行うコンセント(Outlet)の機能を有している。本実施形態では、接地極付きの交流100V用であって、2個のプラグ100を同時に接続可能な2個口タイプのコンセント装置1を例示する。また、本実施形態では、建物の外壁のような取付面200に取り付けられる屋外用のコンセント装置1を例示する。コンセント装置1が取り付けられる建物は、例えば戸建住宅、集合住宅、事務所、店舗又は介護施設等である。なお、本実施形態のコンセント装置1は屋外用であるが、建物の内部において水回りの壁面、あるいはキッチン等にコンセント装置1が取り付けられてもよい。
コンセント装置1は、プラグ100の端子101が挿入される挿入口11を備えたコンセント本体10に電線を電気的に接続した状態で、建物の外壁面のような取付面200に取り付けられる。このコンセント装置1においては、電気機器のプラグ100がコンセント本体10に接続されることによって、コンセント本体10から電気機器への電力供給が可能になる。ここで、コンセント装置1は、図2に示すように、コンセント本体10のケース14において挿入口11が形成された表面141を下方(床方向)に向けた状態で、取付面200に取り付けられる。そのため、プラグ100は、コンセント装置1に対して下方から接続されることになり、挿入口11からコンセント本体10の内部に雨水等が浸入しにくくなる。なお、図2の例ではプラグ100の端子101が栓刃であるが、プラグ100の端子101の形状などは特に限定されず、例えば、棒状の端子(ピン端子)でもよいし、その組み合わせでもよい。
本実施形態のコンセント装置1は、図1~図5に示すように、コンセント本体10と、ボディ20と、カバー部材50と、パッキン60と、を備える。コンセント本体10は、プラグ100の端子101が挿入される挿入口11を備える。ボディ20は、コンセント本体10を保持して取付面200に取り付けられる。カバー部材50は、コンセント本体10の挿入口11を覆う第1位置P1(図2参照)と挿入口11を露出させる第2位置P2(図2参照)との間で軸51を中心に回転する。パッキン60は、カバー部材50とコンセント本体10との間に介在する。軸51は、カバー部材50においてパッキン60が配置される部位の外側に設けられる。パッキン60は、カバー部材50が第1位置P1に位置する状態で、挿入口11と軸51との間に配置される第1部分621と、挿入口11に対して軸51と反対側に配置される第2部分622とを少なくとも含む。カバー部材50が第2位置P2から第1位置P1に回転する場合に、カバー部材50とコンセント本体10との間で第1部分621が圧縮される前に、カバー部材50とコンセント本体10との間で第2部分622が圧縮される。
また、本実施形態のカバーモジュール70は、プラグ100の端子101が挿入される挿入口11を有するコンセント本体10の挿入口11を覆うためのカバーモジュールである。カバーモジュール70は、挿入口11を覆う第1位置P1と挿入口11を露出させる第2位置P2との間で軸51を中心に回転するカバー部材50と、カバー部材50とコンセント本体10との間に介在するパッキン60とを備える。軸51は、カバー部材50においてパッキン60が配置される部位の外側に設けられる。パッキン60は、カバー部材50が第1位置P1に位置する状態で、挿入口11と軸51との間に配置される第1部分621と、挿入口11に対して軸51と反対側に配置される第2部分622とを少なくとも含む。カバー部材50が第2位置P2から第1位置P1に回転する場合に、カバー部材50とコンセント本体10との間で第1部分621が圧縮される前に、カバー部材50とコンセント本体10との間で第2部分622が圧縮される。
カバー部材50が第2位置P2から第1位置P1に回転する場合に、カバー部材50とコンセント本体10との間で、軸51から遠い第2部分622よりも前に、軸51に近い第1部分621が圧縮されると、第2部分622が十分圧縮されない可能性がある。第2部分622がカバー部材50とコンセント本体10との間で十分に圧縮されない場合、カバー部材50とコンセント本体10との間の隙間をパッキン60で塞ぐシール性能が低下する可能性がある。本実施形態では、カバー部材50が第2位置P2から第1位置P1に回転する場合に、カバー部材50とコンセント本体10との間で第1部分621が圧縮される前に第2部分622が圧縮されるので、第2部分622及び第1部分621を十分に圧縮させることができる。したがって、カバー部材50とコンセント本体10との間の隙間をパッキン60で塞ぐシール性能を向上させることができ、コンセント本体10の内部に水又は塵埃等の異物が入り込みにくいコンセント装置1、及びカバーモジュール70を提供することができる。例えば、コンセント装置1が、海に近い場所にある建物の外壁に取り付けられる場合、コンセント本体10の内部に塩分を含んだ水等が入り込みにくいので、コンセント本体10の内部に収納された刃受部材等が塩分で劣化する可能性を低減できる。
(2)詳細
以下、実施形態1に係るコンセント装置1及びコンセント装置1に用いられるカバーモジュール70について図1~図5を参照して詳しく説明する。
以下の実施形態では、図3に示すように建物の外壁面のような取付面200に取り付けられたコンセント装置1を正面から見たときの「上」、「下」、「左」、「右」を、上下左右の各方向として説明する。また、上下方向及び左右方向とそれぞれ直交する方向を前後方向とし、コンセント装置1において取付面200と対向する側を後側として説明する。ただし、これらの方向はコンセント装置1の使用方向を限定する趣旨ではない。
本実施形態のコンセント装置1は、上述したように、コンセント本体10と、ボディ20と、カバー部材50と、パッキン60と、を備える。また、コンセント装置1は、化粧カバー30と、背面パッキン40と、ねじ式端子23とを更に備えている。
コンセント本体10は、ケース14と、ケース14内に収納される刃受部材等の内蔵部品とを有している。ケース14は、例えばユリア樹脂等の合成樹脂で形成されている。ケース14の表面141には、プラグ100の端子101が挿入される挿入口11が形成されている。本実施形態のコンセント装置1は、接地極付きのプラグに対応しており、挿入口11は、電圧極用の端子101がそれぞれ挿入される2個の電圧極用挿入口12と、接地極用の端子(又はピン)が挿入される1個の接地極用挿入口13とを含む。すなわち、2個の電圧極用挿入口12と、1個の接地極用挿入口13とで、1つのプラグが備える複数の端子が挿入される1つの挿入口11が構成される。本実施形態のコンセント装置1では、2つの挿入口11が左右方向に並べて設けられている。
また、コンセント本体10は、取付面200から、コンセント装置1の後面の開口を通して、コンセント装置1の内部に挿入される電線が電気的に接続される接続端子を有している。接続端子に電線が接続されることによって、コンセント本体10に内蔵された刃受部材が、電線を介して、商用交流電源のような交流電源に電気的に接続される。
ボディ20は、取付面200と対向する後部が矩形枠状に形成されたベース部21と、ベース部21の上部から前方に突出する収納部22とを有している。ボディ20の材料は金属でも、樹脂でも良い。特に限定されないが、ボディ20には、例えばABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂、ASA(Acrylate Styrene Acrylonitrile)等の合成樹脂の成形品を用いることができる。
ベース部21の後部は矩形枠状に形成されており、ベース部21の後部には電線を挿入するための開口が設けられている。
ベース部21の前面における右下部には、電気機器の接地線を接続するためのねじ式端子23が設けられている。ねじ式端子23は、コンセント装置1の内部において、コンセント本体10が内蔵する接地極用の刃受部材と電気的に接続されている。したがって、電気機器の接地線をねじ式端子23に接続すると、電気機器の接地線が、電源の接地線と電気的に接続される。
ベース部21の上下には、ベース部21を前後方向に貫通する貫通孔24が1つずつ設けられている。この貫通孔24に挿入した固定ねじを取付面200にねじ込むことによって、ベース部21が取付面200に取り付けられる。ベース部21の下部に設けられた貫通孔24は、ベース部21に取り付けられる矩形の化粧板25によって覆われている。ベース部21の左右の側面には、上下方向に沿って、化粧カバー30を取り付けるための溝26が形成されている。
収納部22の前面は、ベース部21の前面に対して平行ではなく、斜め上方に向けて傾斜している。これにより、ベース部21の前面からの収納部22の突出量は、上下方向において収納部22の下端縁に近づく程に大きくなる。本実施形態では、収納部22の前面は平面ではなく、斜め上方に凸となるように湾曲した湾曲面である。収納部22の内部は空洞である。収納部22の下面には矩形の開口221(図2参照)が設けられ、この開口221にコンセント本体10が下側から嵌め込まれている。
コンセント本体10は、収納部22の内部空間に収納される。コンセント本体10は、嵌合、ねじ止め等の適宜の方法で収納部22に固定される。コンセント本体10がボディ20に固定された状態では、収納部22の開口221からコンセント本体10の下面(挿入口11が設けられた表面141)が露出する。言い換えれば、ボディ20は、コンセント本体10の表面141を露出させた状態で、コンセント本体10を保持する。
本実施形態では、コンセント本体10は、開口221から露出する表面141が鉛直方向の下方(真下)よりもやや前方を向くように、上下方向に対して傾いた状態でボディ20に保持されている。言い換えると、ボディ20が取付面200に取り付けられた状態で、コンセント本体10において挿入口11が設けられた面(表面141)が斜め下方を向いている。これにより、コンセント装置1に接続されるプラグ100の端子101の挿入方向は、上下方向に対してやや傾斜した方向となる。つまり、プラグ100は表面141に対して鉛直方向の下方(真下)からではなく、斜め前方から接続されることになる。また、ボディ20には、コンセント本体10の表面141に設けられた2口分の挿入口11の下方に、各挿入口11を覆うカバー部材50の回転中心である軸51を支持する軸受突起28が設けられている。軸受突起28には軸受突起28を左右方向に貫通する孔が設けられ、この孔に丸棒状の軸51が挿入されており、軸51の両端は軸受突起28の両端からそれぞれ外側に突出している。
背面パッキン40は、ボディ20の後面と取付面200との間に挟まれるように配置され、ボディ20の後面の開口からの雨水の浸入を防止する。なお、背面パッキン40には、ボディ20の貫通孔24に挿入された固定ねじを通すための孔が設けられている。また、背面パッキン40には、取付面200からコンセント装置1の内部に電線を導入するための孔も設けられている。
化粧カバー30は、ボディ20の収納部22の前面を覆う前壁31と、前壁31の左側部及び右側部からそれぞれ突出して、収納部22の左右の側面を覆う側壁32,32とを一体に有しており、化粧カバー30の後面及び下面には開口が設けられている。左右の側壁32の内側面には、ボディ20の溝26に嵌る突起33が設けられている。また、左右の側壁32の内側面には、ボディ20の左右の側面の上部に設けられた突起27と掛かり合う突起が設けられている。
化粧カバー30の前壁31の下端は、収納部22の前端部よりも下方に位置しているので、前壁31の下端が庇の役割を果たし、雨等の水がコンセント本体10の表面141にかかりにくくなる。
次に、コンセント本体10の挿入口11を覆うカバーモジュール70について説明する。本実施形態では、コンセント本体10には、複数(本実施形態では2つ)のプラグ100の端子101がそれぞれ挿入される複数(本実施形態では2つ)の挿入口11が設けられている。コンセント装置1は、複数(本実施形態では2つ)の挿入口11のそれぞれを個別に覆うカバー部材50を備えている。換言すれば、コンセント装置1は、複数(本実施形態では2つ)の挿入口11のそれぞれを個別に覆う複数(本実施形態では2つ)のカバーモジュール70を備えている。したがって、1つの挿入口11のみにプラグ100が接続される場合、プラグ100が接続されていない挿入口11をカバーモジュール70で覆うことができ、挿入口11を通してコンセント本体10の内部に雨及び埃等の異物が入り込みにくくなる。
カバーモジュール70は、カバー部材50と、パッキン60とを備える。
カバー部材50は、合成樹脂の成形品である。カバー部材50は、第1位置P1に回転した状態で挿入口11を覆う平板部52を有している。ここで、平板部52の左右方向の寸法は、挿入口11の大きさに比べて大きめに形成されている。したがって、平板部52の左右方向の寸法が挿入口11の大きさとほぼ同じである場合に比べて、カバー部材50が、挿入口11を覆う第1位置P1に回転している状態で、平板部52と化粧カバー30の側壁32との間にできる隙間W1(図3参照)が小さくなる。この隙間W1を小さくすることで、雨及び埃等の異物をカバー部材50で防ぐことができ、雨及び埃等の異物がカバー部材50とコンセント本体10の間に入り込みにくくなる。なお、本実施形態では、平板部52の左右方向の寸法を挿入口11の大きさよりも大きくすることで、平板部52と化粧カバー30の側壁32との間にできる隙間W1を小さくしているが、左右の側壁32の間隔を狭めることで隙間W1を小さくしてもよい。また、平板部52の後端には、化粧板25が開けられる場合に化粧板25との干渉を避けるための凹部55(図5参照)が設けられている。
平板部52の後部には、軸受突起28の両側に配置される一対の円筒部53が平板部52と一体に設けられている。一対の円筒部53には、左右方向に沿って貫通孔がそれぞれ設けられており、軸受突起28の両端からそれぞれ突出する軸51の両端部が一対の円筒部53の貫通孔に挿入されることによって、カバー部材50がボディ20に対して回転可能な状態で取り付けられる。
平板部52の前端部には、平板部52と一体に取っ手54が設けられている。カバー部材50が第1位置P1に位置している状態で、取っ手54は、平板部52の前端部から、挿入口11と反対方向(図2における下向き)に突出している。言い換えると、カバー部材50は、カバー部材50が第1位置P1に位置する状態で、カバー部材50における挿入口11と反対側の面に取っ手を有している。さらに言えば、取っ手54は、カバー部材50における挿入口11と反対側の面から、カバー部材50が軸51を中心に回転する方向DR1(図2参照)に向かって突出している。なお、取っ手54は、上下方向における中間部から斜め前方に突出するような形状に形成されており、カバー部材50が第1位置P1に位置している状態で、カバー部材50の取っ手54を操作しやすくなっている。また、取っ手54は平板部52の前端部の全体から突出しているので、軸51の中心と平行な方向(本実施形態では左右方向)において、取っ手54の幅がパッキン60の幅よりも大きくなっている。このように、取っ手54の幅を、パッキン60の幅(言い換えると、挿入口11の周りを囲むのに必要な幅)よりも大きくすることで、取っ手54の幅がパッキン60の幅より狭い場合に比べて取っ手54の強度が大きくなり、また取っ手54を操作しやすくできる。
カバー部材50が第1位置P1に回転している状態で、カバー部材50におけるコンセント本体10との対向面521にはパッキン60が取り付けられている。パッキン60は例えばシリコーン樹脂等の可撓性及び耐候性を有する合成樹脂により形成されている。
パッキン60は、カバー部材50に対して接着又は熱着等の方法で取り付けられる矩形板状のシート部61と、シート部61の一面に設けられた矩形枠状のシール部62とを有する。シール部62は、カバー部材50が第1位置P1に回転した状態で、挿入口11と軸51との間に配置される第1部分621と、挿入口11に対して軸51と反対側に配置される第2部分622とを少なくとも有する。本実施形態では、シール部62は、挿入口11が設けられた面(コンセント本体10のケース14の表面141)と同じ面に接触している。なお、本実施形態ではシール部62は挿入口11の周りを囲む矩形枠状に形成されている。言い換えると、本実施形態では、コンセント本体10におけるカバー部材50との対向面内で、パッキン60(シール部62)は挿入口11の全周を囲んでいる。このように、パッキン60は挿入口11の全周を囲んでいるので、水又は塵埃等の異物が挿入口11を通ってコンセント本体10の内部に入り込みにくくなる。
また、シール部62は、コンセント本体10の表面141と接触する接触部位623が二重に形成されている(図2参照)。言い換えると、パッキン60は、コンセント本体10と接触する接触部位623が二重に形成されているので、パッキン60がコンセント本体10と接触した場合に接触部位623が変形しやすくなり、シール性能が向上する。本実施形態では、シール部62は、コンセント本体10の表面141と接触する接触部位623がY字形に形成されたY字パッキンであるが、コンセント本体10の表面141と接触する接触部位はU字形、又は、V字形に形成されていてもよい。すなわち、シール部62において、コンセント本体10の表面141と接触する部分の形状は、所望のシール性能が得られるように適宜変更が可能である。また、パッキン60の材料はシリコーン樹脂に限定されず、ニトリル又はフッ素樹脂等でもよい。
また、本実施形態ではパッキン60がカバー部材50に保持されているが、パッキン60がコンセント本体10に保持されている場合、パッキン60は、カバー部材50と接触する接触部位が二重に形成されていればよい。言い換えれば、パッキン60は、コンセント本体10及びカバー部材50の少なくとも一方と接触する接触部位が二重に形成されていればよく、シール性を向上させることができる。
本実施形態のコンセント装置1は、図2に示すように、カバー部材50が第2位置P2から第1位置P1に回転する方向の力をカバー部材50に加えるばね部材(本実施形態では例えばコイルばね56)を更に備えている。コイルばね56の弾性力によって、カバー部材50には第2位置P2から第1位置P1に回転する方向の力が加えられているので、カバー部材50は、挿入口11を覆う第1位置P1に保持されている。コンセント本体10にプラグ100を接続する場合に、ユーザが取っ手54を下向きに押し、コイルばね56の弾性力に抗してカバー部材50を第1位置P1から第2位置P2に回転させる方向の力を加えると、カバー部材50が第2位置P2に移動する。カバー部材50が第2位置P2に移動すると、挿入口11が露出するので、ユーザはプラグ100の端子101を挿入口11に挿入することで、プラグ100をコンセント装置1に接続することができる。その後、ユーザがコンセント装置1からプラグ100を引き抜くと、カバー部材50はコイルばね56の弾性力によって第2位置P2から第1位置P1へ移動し、挿入口11がカバー部材50によって覆われた状態となる。
以上のように、本実施形態のコンセント装置1は、プラグ100の端子101が挿入口11に接続されていない状態で、挿入口11を覆うカバー部材50を備え、カバー部材50とコンセント本体10との隙間はパッキン60で塞がれている。したがって、本実施形態のコンセント装置1では、水又は塵埃等の異物が挿入口11を通ってコンセント本体10の内部に入り込みにくくなる。
ここで、本実施形態では、カバー部材50が第1位置P1に位置する状態で、平板部52とコンセント本体10の表面141とが平行になるときの軸51の位置に対して、コンセント本体10の表面141からわずかに遠い位置に軸51が設けられている。これにより、カバー部材50が第1位置P1に位置する状態で、カバー部材50におけるコンセント本体10との対向面521(平板部52の表面)と、コンセント本体10におけるカバー部材50との対向面(表面141)とが非平行になっている。本実施形態では、平板部52とコンセント本体10の表面141とが平行になるときの軸51の位置に対して、わずかに下側の位置に軸51が設けられている。これにより、カバー部材50が第1位置P1に位置する状態で、第1部分621を間に挟むカバー部材50とコンセント本体10との間の第1寸法D1に比べて、第2部分622を間に挟むカバー部材50とコンセント本体10との間の第2寸法D2が短くなっている。したがって、カバー部材50が第2位置P2から第1位置P1に回転する場合に、カバー部材50とコンセント本体10との間で第1部分621が圧縮される前に、カバー部材50とコンセント本体10との間で第2部分622が圧縮される。ここで、カバー部材50とコンセント本体10との間で、軸51から遠い第2部分622が圧縮される前に、カバー部材50とコンセント本体10との間で軸51に近い第1部分621が圧縮されると、第2部分622が十分に圧縮されない可能性がある。それに対して、本実施形態では、カバー部材50が第2位置P2から第1位置P1に回転する場合に、カバー部材50とコンセント本体10との間で第1部分621が圧縮される前に、カバー部材50とコンセント本体10との間で第2部分622が圧縮される。したがって、軸51から遠い位置にある第2部分622を十分に圧縮させることができ、パッキン60によりカバー部材50とコンセント本体10との間のシール性能を更に向上させることができる。なお、第2部分622がコンセント本体10に接触した後に、第1部分621がコンセント本体10に接触するので、第1部分621がカバー部材50とコンセント本体10との間で十分圧縮されるように、軸部51の位置等が設定されている。
また、本実施形態のコンセント装置1では、ボディ20が取付面200に取り付けられた状態で、軸51は、挿入口11よりも下方に位置している。カバー部材50が第1位置P1に位置している状態では、カバー部材50において軸51が設けられた部位と反対側の部位(取っ手54が設けられた部位)は、軸51よりも上側に位置している。ここで、ボディ20において挿入口11よりも上側の部位に軸51が配置されていると、軸51は挿入口11よりも前側に位置するので、カバー部材50が開けられた場合に、カバー部材50が挿入口11の前側に位置する。そのため、ユーザは、カバー部材50が邪魔になって、挿入口11の位置を目で確認しにくくなり、プラグ100をコンセント装置1に接続する作業がしにくくなる。それに対して、本実施形態では、軸51が、挿入口11よりも下側、つまり挿入口11よりも後側に位置するので、カバー部材50が開けられた場合に、カバー部材50が挿入口11の後側に位置することになる。したがって、ユーザは、挿入口11の位置を目で確認しながら、プラグ100をコンセント装置1に接続することができ、プラグ100をコンセント装置1に接続する作業がしやすくなる。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
以下、上記の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(3.1)変形例1
変形例1に係るコンセント装置1は、図6及び図7に示すように、パッキン60のシール部62が嵌る溝15がコンセント本体10の表面141に設けられている点で、上記実施形態と相違する。なお、溝15以外の構成は上記の実施形態と同様であるので、共通の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
コンセント本体10の表面141には、パッキン60のシール部62が嵌る環状の溝15が設けられており、カバー部材50が第1位置P1に回転した場合、カバー部材50に設けられたパッキン60のシール部62が溝15内に挿入される。このとき、シール部62の先端が溝15の底面と接触することによって、カバー部材50とコンセント本体10の表面141との隙間が閉塞されるので、水又は塵埃等の異物が挿入口11を通してコンセント本体10の内部に入り込みにくくなる。
変形例1では、シール部62の先端が接触する溝15の底面と、コンセント本体10の表面141において挿入口11が開口する部位との間に段差ST1(図7参照)が形成されている。したがって、カバー部材50を開ける際に、パッキン60に付着していた水滴は溝15を伝って下側へ流れていくので、挿入口11を通ってコンセント本体10の内部に水が入り込みにくくなる。また、シール部62と溝15の底面との間に塵埃等が入り込むことでシール部62によるシール性能が低下した場合でも、シール部62と溝15の底面との間の隙間から挿入口11側に入った水滴が段差ST1の端面を伝い、図7に矢印R1で示す経路で下方へ落下しやすくなる。よって、水等の異物が、挿入口11を通ってコンセント本体10の内部に入り込みにくくなる。
なお、変形例1では、パッキン60のシール部62の先端は一重であるが、シール部62の先端は上記の実施形態と同様に二重に形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、軸51の中心と平行な方向において、取っ手54の幅がパッキン60の幅よりも大きいが、変形例1では、取っ手54の幅がパッキン60の幅より小さくなるように取っ手54が形成されており、取っ手54の幅は適宜変更が可能である。
(3.2)変形例2
変形例2に係るコンセント装置1は、図8Aに示すように、カバー部材50において径方向の中間部に取っ手54Aが設けられている点で、上記の実施形態と相違している。なお、取っ手54A以外の構成は上記の実施形態と同様であるので、共通の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
変形例2では、カバー部材50の平板部52において、径方向の中間部から平板部52と直交する向きに突出する板状の取っ手54Aが設けられている。カバー部材50が第1位置P1に回転している状態で、取っ手54Aの位置を上記の実施形態に比べて後側に移動させることで、取っ手54Aに他の物体が当たりにくくなり、取っ手54Aが損傷する可能性を低減できる。
なお、図8Bに示すように、カバー部材50の平板部52において、径方向の中間部から平板部52に対して斜め前方に突出する板状の取っ手54Bが設けられていてもよい。
カバー部材50に設けられる取っ手54A,54Bの形状、大きさ、及び位置は適宜変更が可能である。
(3.3)変形例3
変形例3のコンセント装置1では、パッキン60は、第2部分622よりも第1部分621の弾性係数が大きくなるように、第2部分622と第1部分621とで材料又は厚みの少なくとも一方が異なるようにパッキン60が形成されている。これにより、カバー部材50が第2位置P2から第1位置P1に回転する場合に、軸51に近い第1部分621が大きく変形することで、第2部分622をコンセント本体10に十分に接触させることができ、シール性能を向上させることができる。
なお、変形例3は、それ単独でも実施し得る態様であって、カバー部材50が第1位置P1に位置する状態で、カバー部材50におけるコンセント本体11との対向面521と、コンセント本体11におけるカバー部材50との対向面141とが平行になるように軸51の位置等が設定されていてもよい。
(3.4)その他の変形例
上記の実施形態では、コンセント本体10におけるカバー部材50との対向面内で、パッキン60が挿入口11の全周を囲んでいるが、挿入口11の周りを囲むシール部62の一部に例えば水抜きのための隙間が設けられていてもよい。すなわち、コンセント本体10におけるカバー部材50との対向面内で、挿入口11に対して全方位にパッキン60(シール部62)が配置されていればよく、挿入口11に対して全方位にパッキン60を配置することで、挿入口11への水の浸入を抑制できる。
上記の実施形態では、コンセント装置1が、2つのプラグ100を同時に接続可能なように2口分の挿入口11を有し、2口分の挿入口11を別個に覆う2つのカバーモジュール70を備えているが、複数の挿入口11を1つのカバーモジュール70で覆ってもよい。
また、上記の実施形態において、パッキン60のシート部61において、シール部62で囲まれる部位に、接続可能なプラグ100の種類、又は、プラグ100の接続方向等を案内するための案内表示(図記号又は文字等)を印刷等によって形成されていてもよい。カバー部材50が、挿入口11を露出させる第2位置P2に回転した状態では、ユーザは、シート部61においてシール部62で囲まれる部位を見ることができる。したがって、ユーザは、シート部61においてシール部62で囲まれる部位に形成された案内表示を元に、接続可能なプラグ100の種類、又は、プラグ100の接続方向等を容易に確認することできる。
また、上記の実施形態において、カバー部材50とコンセント本体10とが対向する方向において、第1部分621の厚み寸法T1(図1参照)に比べて、第2部分622の厚み寸法T2(図1参照)を大きくしてもよい。このように、第1部分621と第2部分622とで厚み寸法を異ならせることで、カバー部材50が第2位置P2から第1位置P1に回転する場合に、カバー部材50とコンセント本体10との間で、第1部分621が圧縮される前に、第2部分622を圧縮させることができる。これにより、第2部分622が十分に圧縮されるから、パッキン60によるシール性能を向上させることができる。
また、上記の実施形態では、カバーモジュール70がボディ20に保持されているが、カバーモジュール70はコンセント本体10に対して固定的に設けられているが、カバーモジュール70はコンセント本体10とは別体に形成されていてもよい。カバーモジュール70はコンセント本体10又はコンセント本体10を保持する化粧枠等に粘着テープ等を用いて取り付けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、コンセント装置1は、建物の外壁等の取付面200に取り付けられる防水コンセントであるが、コンセント装置1は、建物の内部の水回りで使用されるコンセントでもよい。この場合、コンセント本体10は、建物の内部の壁に取付枠等を用いて取り付けられればよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係るコンセント装置(1)は、コンセント本体(10)と、ボディ(20)と、カバー部材(50)と、パッキン(60)とを備える。コンセント本体(10)は、プラグ(100)の端子(101)が挿入される挿入口(11)を有する。ボディ(20)は、コンセント本体(10)を保持して取付面(200)に取り付けられる。カバー部材(50)は、コンセント本体(10)の挿入口(11)を覆う第1位置(P1)と挿入口(11)を露出させる第2位置(P2)との間で軸(51)を中心に回転する。パッキン(60)は、カバー部材(50)とコンセント本体(10)との間に介在する。軸(51)は、カバー部材(50)においてパッキン(60)が配置される部位の外側に設けられる。パッキン(60)は、カバー部材(50)が第1位置(P1)に位置する状態で、挿入口(11)と軸(51)との間に配置される第1部分(621)と、挿入口(11)に対して軸(51)と反対側に配置される第2部分(622)とを少なくとも含む。カバー部材(50)が第2位置(P2)から第1位置(P1)に回転する場合に、カバー部材(50)とコンセント本体(10)との間で第1部分(621)が圧縮される前に、カバー部材(50)とコンセント本体(10)との間で第2部分(622)が圧縮される。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第2の態様に係るコンセント装置(1)では、第1の態様において、カバー部材(50)が第1位置(P1)に位置する状態で、第1寸法(D1)に比べて、第2寸法(D2)が短い。第1寸法(D1)は、第1部分(621)を間に挟むカバー部材(50)とコンセント本体(10)との間の寸法である。第2寸法(D2)は、第2部分(622)を間に挟むカバー部材(50)とコンセント本体(10)との間の寸法である。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第3の態様に係るコンセント装置(1)では、第1又は第2の態様において、カバー部材(50)が第1位置(P1)に位置する状態で、カバー部材(50)におけるコンセント本体(10)との対向面(521)と、コンセント本体(10)におけるカバー部材(50)との対向面(141)とが非平行である。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第4の態様に係るコンセント装置(1)では、第1の態様において、カバー部材(50)とコンセント本体(10)とが対向する方向において、第1部分(621)の厚み寸法(T1)に比べて、第2部分(622)の厚み寸法(T2)が大きい。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第5の態様に係るコンセント装置(1)では、第1~第4のいずれか1つの態様において、コンセント本体(10)におけるカバー部材(50)との対向面(141)内で、挿入口(11)に対して全方位にパッキン(60)が配置される。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第6の態様に係るコンセント装置(1)では、第1~第4のいずれか1つの態様において、コンセント本体(10)におけるカバー部材(50)との対向面(141)内で、パッキン(60)は挿入口(11)の全周を囲む。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第7の態様に係るコンセント装置(1)では、第1~第6のいずれか1つの態様において、ボディ(20)が取付面(200)に取り付けられた状態で、軸(51)は、挿入口(11)よりも下方に位置する。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第8の態様に係るコンセント装置(1)では、第7の態様において、コンセント本体(10)において挿入口(11)が設けられた面(141)が斜め下方を向いている。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第9の態様に係るコンセント装置(1)では、第1~第8のいずれか1つの態様において、カバー部材(50)は、カバー部材(50)が第1位置(P1)に位置する状態で、カバー部材(50)における挿入口(11)と反対側の面に取っ手(54)を有する。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第10の態様に係るコンセント装置(1)では、第1~第9のいずれかの態様において、取っ手(54)は、カバー部材(50)における挿入口(11)と反対側の面から、カバー部材(50)が軸(51)を中心に回転する方向(DR1)に向かって突出する。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第11の態様に係るコンセント装置(1)では、第1~第10のいずれかの態様において、軸(51)の中心と平行な方向において、取っ手(54)の幅がパッキン(60)の幅よりも大きい。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第12の態様に係るコンセント装置(1)では、第1~第11のいずれかの態様において、コンセント本体(10)には、複数のプラグ(100)の端子(101)がそれぞれ挿入される複数の挿入口(11)が設けられる。コンセント装置(1)は、複数の挿入口(11)のそれぞれを個別に覆う複数のカバー部材(50)を備える。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第13の態様に係るコンセント装置(1)では、第1~第12のいずれかの態様において、パッキン(60)は、コンセント本体(10)及びカバー部材(50)の少なくとも一方と接触する接触部位(623)が二重に形成されている。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第14の態様に係るコンセント装置(1)は、第1~第13のいずれかの態様において、カバー部材(50)が第2位置(P2)から第1位置(P1)に回転する方向の力をカバー部材(50)に加えるばね部材(56)を更に備える。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいコンセント装置(1)を提供することができる。
第15の態様に係るカバーモジュール(70)は、プラグ(100)の端子(101)が挿入される挿入口(11)を有するコンセント本体(10)の挿入口(11)を覆うためのカバーモジュール(70)である。カバーモジュール(70)は、カバー部材(50)と、パッキン(60)とを備える。カバー部材(50)は、挿入口(11)を覆う第1位置(P1)と挿入口(11)を露出させる第2位置(P2)との間で軸(51)を中心に回転する。パッキン(60)は、カバー部材(50)とコンセント本体(10)との間に介在する。軸(51)は、カバー部材(50)においてパッキン(60)が配置される部位の外側に設けられる。パッキン(60)は、カバー部材(50)が第1位置(P1)に位置する状態で、挿入口(11)と軸(51)との間に配置される第1部分(621)と、挿入口(11)に対して軸(51)と反対側に配置される第2部分(622)とを少なくとも含む。カバー部材(50)が第2位置(P2)から第1位置(P1)に回転する場合に、カバー部材(50)とコンセント本体(10)との間で第1部分(621)が圧縮される前に、カバー部材(50)とコンセント本体(10)との間で第2部分(622)が圧縮される。
この態様によれば、コンセント本体(10)の内部に異物が入り込みにくいカバーモジュール(70)を提供することができる。
第2~第14の態様に係る構成については、コンセント装置(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 コンセント装置
10 コンセント本体
11 挿入口
20 ボディ
50 カバー部材
51 軸
54 取っ手
56 コイルばね(ばね部材)
60 パッキン
62 シール部
70 カバーモジュール
100 プラグ
101 端子
141 表面(対向面)
200 取付面
521 対向面
621 第1部分
622 第2部分
623 接触部位
D1 第1寸法
D2 第2寸法
DR1 方向
P1 第1位置
P2 第2位置
T1 第1部分の厚み寸法
T2 第2部分の厚み寸法

Claims (15)

  1. プラグの端子が挿入される挿入口を有するコンセント本体と、
    前記コンセント本体を保持して取付面に取り付けられるボディと、
    前記コンセント本体の前記挿入口を覆う第1位置と前記挿入口を露出させる第2位置との間で軸を中心に回転するカバー部材と、
    前記カバー部材と前記コンセント本体との間に介在するパッキンとを備え、
    前記軸は、前記カバー部材において前記パッキンが配置される部位の外側に設けられ、
    前記パッキンは、前記カバー部材が前記第1位置に位置する状態で、前記挿入口と前記軸との間に配置される第1部分と、前記挿入口に対して前記軸と反対側に配置される第2部分とを少なくとも含み、
    前記カバー部材が前記第2位置から前記第1位置に回転する場合に、前記カバー部材と前記コンセント本体との間で前記第1部分が圧縮される前に、前記カバー部材と前記コンセント本体との間で前記第2部分が圧縮される、
    コンセント装置。
  2. 前記カバー部材が前記第1位置に位置する状態で、前記第1部分を間に挟む前記カバー部材と前記コンセント本体との間の第1寸法に比べて、前記第2部分を間に挟む前記カバー部材と前記コンセント本体との間の第2寸法が短い、
    請求項1に記載のコンセント装置。
  3. 前記カバー部材が前記第1位置に位置する状態で、前記カバー部材における前記コンセント本体との対向面と、前記コンセント本体における前記カバー部材との対向面とが非平行である、
    請求項1又は2に記載のコンセント装置。
  4. 前記カバー部材と前記コンセント本体とが対向する方向において、前記第1部分の厚み寸法に比べて、前記第2部分の厚み寸法が大きい、
    請求項1に記載のコンセント装置。
  5. 前記コンセント本体における前記カバー部材との対向面内で、前記挿入口に対して全方位に前記パッキンが配置される、
    請求項1~4のいずれか1項に記載のコンセント装置。
  6. 前記コンセント本体における前記カバー部材との対向面内で、前記パッキンは前記挿入口の全周を囲む、
    請求項1~4のいずれか1項に記載のコンセント装置。
  7. 前記ボディが前記取付面に取り付けられた状態で、前記軸は、前記挿入口よりも下方に位置する、
    請求項1~6のいずれか1項に記載のコンセント装置。
  8. 前記コンセント本体において前記挿入口が設けられた面が斜め下方を向いている、
    請求項7に記載のコンセント装置。
  9. 前記カバー部材は、前記カバー部材が前記第1位置に位置する状態で、前記カバー部材における前記挿入口と反対側の面に取っ手を有する、
    請求項1~8のいずれか1項に記載のコンセント装置。
  10. 前記取っ手は、前記カバー部材における前記挿入口と反対側の面から、前記カバー部材が前記軸を中心に回転する方向に向かって突出する、
    請求項に記載のコンセント装置。
  11. 前記軸の中心と平行な方向において、前記取っ手の幅が前記パッキンの幅よりも大きい、
    請求項9又は10に記載のコンセント装置。
  12. 前記コンセント本体には、複数の前記プラグの前記端子がそれぞれ挿入される複数の前記挿入口が設けられ、
    複数の前記挿入口のそれぞれを個別に覆う複数の前記カバー部材を備える、
    請求項1~11のいずれか1項に記載のコンセント装置。
  13. 前記パッキンは、前記コンセント本体及び前記カバー部材の少なくとも一方と接触する接触部位が二重に形成されている、
    請求項1~12のいずれか1項に記載のコンセント装置。
  14. 前記カバー部材が前記第2位置から前記第1位置に回転する方向の力を前記カバー部材に加えるばね部材を更に備える、
    請求項1~13のいずれか1項に記載のコンセント装置。
  15. プラグの端子が挿入される挿入口を有するコンセント本体の前記挿入口を覆うためのカバーモジュールであって、
    前記挿入口を覆う第1位置と前記挿入口を露出させる第2位置との間で軸を中心に回転するカバー部材と、
    前記カバー部材と前記コンセント本体との間に介在するパッキンとを備え、
    前記軸は、前記カバー部材において前記パッキンが配置される部位の外側に設けられ、
    前記パッキンは、前記カバー部材が前記第1位置に位置する状態で、前記挿入口と前記軸との間に配置される第1部分と、前記挿入口に対して前記軸と反対側に配置される第2部分とを少なくとも含み、
    前記カバー部材が前記第2位置から前記第1位置に回転する場合に、前記カバー部材と前記コンセント本体との間で前記第1部分が圧縮される前に、前記カバー部材と前記コンセント本体との間で前記第2部分が圧縮される、
    カバーモジュール。
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