JP6390982B2 - 配線器具、組立部材、及び器具本体 - Google Patents

配線器具、組立部材、及び器具本体 Download PDF

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本発明は、一般に配線器具、組立部材、及び器具本体に関し、より詳細には、ボディとカバーとを備える配線器具、並びに、配線器具に用いられる組立部材及び器具本体に関する。
従来、埋込型配線器具に用いる取付枠に取付可能な配線器具が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の配線器具(スイッチ装置)は、前面開口したボディと、ボディの前面側に配設されるカバーと、一対の組立枠と、を備えている。一対の組立枠の各々は、ボディとカバーとに跨る形で形成された組立突起がボディとカバーとが離れないように嵌合される組立孔を有している。
また、特許文献1においては、取付枠(プレート枠)は、長方形状の開口窓を有し、開口窓の長手方向に沿った部位に器具取付部としての保持溝を有している。組立突起は、ボディ及びカバーのうち、取付枠における開口窓の長手方向に沿った部位へ臨む面にそれぞれ形成されている。組立枠には、取付枠の器具取付部に取り付けるための取付部として取付爪が形成されている。配線器具は、取付枠のうち開口窓の長手方向に沿った部位を撓ませながら、取付爪を保持溝に係合させることによって、取付枠に取り付けられる。
特開2002−8470号公報
ところで、上述したような従来の配線器具においては、ボディとカバーとの境界面において、カバーとボディとは同一寸法に設定されている。そのため、例えば、スイッチ装置からなる配線器具において操作性を向上させるために、配線器具の前面、つまり前方から見たカバーのサイズを拡大しようとすれば、ボディも同様に拡大されることになる。したがって、配線器具が壁等にボディを埋め込むように取り付けられた状態で、壁内(又は埋込ボックス内)において、ボディが占有するスペースが大きくなって配線等を収納するスペースが縮小される可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みてなされており、配線器具の前面を拡大しながらも配線等を収納するスペースが縮小されにくい配線器具、組立部材、及び器具本体を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る配線器具は、ボディと、カバーと、組立枠と、を備える。前記ボディは、第1方向の一面に開口面を有する。前記カバーは、前記ボディの前記開口面を覆うように前記第1方向において前記ボディに組み合わされる。前記組立枠は、前記ボディと前記カバーとを結合する。前記カバーにおける前記第1方向に直交する第2方向の両端面は、前記ボディにおける前記第2方向の両端面の外側に位置する。前記カバーは、前記カバーの前記第2方向の一端面から突出する第1突部を有する。前記ボディは、前記ボディの前記第2方向の一端面から突出する第2突部を有する。前記組立枠は、第1辺部と、第2辺部と、連結辺部と、を有している。前記第1辺部は、前記第1突部に対して前記第1方向の前記第2突部とは反対側から接触する。前記第2辺部は、前記第2突部に対して前記第1方向の前記第1突部とは反対側から接触する。前記連結辺部は、前記第2方向において互いにずれて配置される前記第1辺部と前記第2辺部とを連結する。前記組立枠は、前記第1方向において前記第1辺部と前記第2辺部との間に前記第1突部及び前記第2突部を挟むことにより、前記ボディと前記カバーとを結合するように構成されている。
本発明の一態様に係る組立部材は、前記配線器具に前記組立枠として用いられる。
本発明の一態様に係る器具本体は、前記配線器具の一部であって、前記組立枠によって互いに結合される前記ボディ及び前記カバーを備える。
本発明は、配線器具の前面を拡大しながらも配線等を収納するスペースが縮小されにくい、という利点がある。
図1は、実施形態1に係る配線器具システムの取り付け状態を示す斜視図である。 図2は、同上の配線器具システムの分解斜視図である。 図3は、実施形態1に係る配線器具のボディ及びカバーの分解状態を示す右側面図である。 図4は、同上の配線器具の組立枠を取り外した状態を示す背面図である。 図5Aは、同上の配線器具の組立枠の右側面図、図5Bは、同上の組立枠の左側面図、図5Cは、同上の組立枠の下面図である。 図6は、同上の配線器具の一部を破断した斜視図である。 図7Aは、同上の配線器具の組立枠を外した状態の要部の斜視図、図7Bは、同上の配線器具の組立枠を取り付けた状態の要部の斜視図である。 図8Aは、実施形態1に係る取付枠の正面図、図8Bは、図8AのX1−X1線断面図である。 図9は、同上の取付枠の背面図である。 図10は、同上の取付枠の分解斜視図である。 図11は、同上の取付枠の一部を破断した斜視図である。 図12Aは、同上の取付枠の斜視図、図12Bは、図12Aの領域A2の拡大図である。 図13は、同上の取付枠に配線器具を取り付けた状態の正面図である。 図14は、同上の取付枠に配線器具を取り付けた状態の右側面図である。 図15は、同上の取付枠に配線器具を取り付けた状態の底面図である。 図16は、図13の領域A3の拡大図である。 図17Aは、図16のX1−X1線断面を示す斜視図、図17Bは、図16のX2−X2線断面を示す斜視図である。 図18は、実施形態1の第1変形例に係る配線器具の斜視図である。 図19は、実施形態1の第2変形例に係る取付枠の斜視図である。 図20は、実施形態1の第3変形例に係る配線器具の組立枠の斜視図である。 図21Aは、実施形態1の第4変形例に係る配線器具の組立枠を外した状態の要部の斜視図、図21Bは、同上の配線器具の組立枠を取り付けた状態の要部の斜視図である。
(実施形態1)
(1)概要
まず、本実施形態に係る配線器具1の概要について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係る配線器具1は、電気機器のプラグが接続されて電気機器への電力供給を行うコンセント(Outlet)である。ここでは、配線器具1として、接地極付きの交流220V用であって、2個のプラグを同時に接続可能な2個口タイプのコンセントを例示する。また、本実施形態では、配線器具1として、建物の壁に取り付けられる屋内用の配線器具1を例示する。配線器具1が設置される建物は、例えば戸建住宅、集合住宅、事務所、店舗又は介護施設等である。
配線器具1は、配線器具1に対して電線を電気的に接続した状態で、施工面800(ここでは建物の壁面)に取り付けられる。この配線器具1においては、前面31に形成された挿入孔311に電気機器のプラグのピン又は栓刃が差し込まれることによって、プラグが電気的に接続され、配線器具1から電気機器への電力供給が可能になる。ここで、配線器具1は、埋込型の配線器具であって、取付枠8(図2参照)を用いて施工面800に取り付けられる。取付枠8は、開口窓81を有している。取付枠8は、開口窓81内に配線器具1が取り付けられた状態で、施工面800に取り付けられる。具体的には、取付枠8は、例えば埋込ボックスに対して固定されることによって、施工面800に取り付けられる。ここでいう埋込ボックスは、前面が開放された箱状の部材であって、施工面800に形成された施工孔から前面を前方に露出させるように、壁内に設置される。これにより、配線器具1は、前面31が前方に露出し、かつ少なくとも一部(後部)が壁内(埋込ボックス内)に埋め込まれた状態で、施工面800に取り付けられる。
さらに、取付枠8には、化粧プレート9が取り付けられる。化粧プレート9は、合成樹脂製である。化粧プレート9は、開口孔91を有する矩形枠状である。化粧プレート9は、取付枠8の前面から取付枠8の周面にかけて、取付枠8の略全体を覆うように取付枠8に取り付けられる。化粧プレート9の後面には、後方に突出する複数(図2の例では4つ)の引掛突起92が形成されている。化粧プレート9は、複数の引掛突起92を取付枠8の複数の取付孔82の縁部に引っ掛けることにより、取付枠8に保持される。開口孔91は、配線器具1の前面31の形状に合わせて長方形状に形成されている。したがって、化粧プレート9が取付枠8に取り付けられた状態でも、図1に示すように、配線器具1の前面31は前方に露出する。
本実施形態において、配線器具システム10は、配線器具1と、取付枠8と、を備えている。つまり、配線器具システム10は、配線器具1及び取付枠8を構成要素に含んでいる。さらに、化粧プレート9は、配線器具システム10の構成要素に含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。さらに、取付枠8と共に配線器具システム10を構成する配線器具1は、コンセントに限らず、例えばスイッチ等であってもよい。
ところで、本実施形態に係る配線器具1は、図2に示すように、前面に開口面21(図3参照)を有するボディ2と、ボディ2の開口面21を覆うようにボディ2に組み合わされるカバー3と、を備えている。ボディ2及びカバー3は、互いに組み合された状態で器体4を構成する。器体4は、刃受部材及び端子板等の内部部品を収納する。ボディ2とカバー3とは、複数(ここでは4つ)の組立枠5にて互いに結合されている。言い換えれば、配線器具1は、ボディ2及びカバー3からなる器体4と、ボディ2とカバー3とを結合するための複数の組立枠5と、を備えている。
本実施形態に係る配線器具1では、ボディ2とカバー3とが組み合わされる第1方向(前後方向)に直交する第2方向(左右方向)において、ボディ2よりもカバー3の方が大きく構成されている。要するに、第2方向において、カバー3はボディ2より幅広に構成されている。言い換えれば、カバー3における第2方向に直交する両端面32(図4参照)は、ボディ2における第2方向に直交する両端面22(図4参照)の外側に位置する。ここにおいて、カバー3における第2方向の両端面32がボディ2における第2方向の両端面22の外側に位置するとは、第2方向において、カバー3の両端面32がボディ2の両端面22の間(つまり内側)になく、両端面22の外側にあることを意味する。これにより、配線器具1を正面(前方)から見たときの配線器具1の第2方向の寸法、つまり配線器具1の前面31の面積については、ボディ2に比較して大きくすることができる。一方で、壁内(埋込ボックス内)に収まるボディ2における第2方向の寸法、つまり配線器具1の後面の面積については、カバー3に比較して小さく抑えることができる。
したがって、配線器具1においては、配線器具1が施工面800に取り付けられた状態で、前方に露出する部分の寸法を大きくしながらも、壁内(埋込ボックス内)に収まる部分の寸法については小さく抑えることができる。配線器具1のうち前方に露出する部分、つまり前面31は、ユーザが配線器具1を使用するに際して操作(コンセントの場合はプラグの抜き差し)を行う部分であるので、この部分の寸法を大きくすることで、配線器具1の操作性及び意匠性が向上する。さらに、配線器具1がコンセントである場合には、前面31の寸法を大きくすることで、前面31に形成された挿入孔311と、前面31の周囲に位置する、取付枠8及び化粧プレート9との間の絶縁距離の拡大にもつながる。特に、化粧プレート9が金属製である場合には、挿入孔311と化粧プレート9との間の絶縁距離の拡大は有用である。一方、配線器具1のうち壁内(埋込ボックス内)に収まる部分の寸法を小さくすることで、壁内における配線器具1の周囲の空間に余裕ができ、配線等を収納するための空間を確保しやすくなる。
本実施形態に係る配線器具1では、このように、少なくとも第2方向における寸法が異なるボディ2とカバー3とは、複数の組立枠5にて互いに結合されている。複数(ここでは4つ)の組立枠5は、ボディ2とカバー3とを互いに結合した状態で、器体4の第2方向の両側に取り付けられる。言い換えれば、ボディ2とカバー3とを結合するための結合構造は、器体4(ボディ2及びカバー3)における、第2方向の両側に少なくとも一対設けられている。
また、本実施形態に係る配線器具1においては、複数の組立枠5が、取付枠8に配線器具1を取り付けるための器具側取付部102(図5A参照)を兼ねている。すなわち、配線器具1は、器体4における第2方向の両側に少なくとも一対の器具側取付部102を備えており、少なくとも一対の器具側取付部102の各々は組立枠5にて実現されている。複数の組立枠5は、配線器具1(器体4)の第2方向の両端面から突出する少なくとも一対の取付爪として、一対の第2取付部58(図2参照)を有している。取付枠8のうち、開口窓81の内側面であって少なくとも一対の第2取付部58に対応する位置には、少なくとも一対の規制凹部832(図2参照)が形成されている。配線器具1は、少なくとも一対の第2取付部58を少なくとも一対の規制凹部832に挿入した状態で、取付枠8に取り付けられる。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る配線器具1について詳しく説明する。
本実施形態では、施工面800である建物の壁面に配線器具1が取り付けられた状態での、施工面800に直交する方向を「前後方向」とし、配線器具1の前面31が向けられている側を「前方」として説明する。また、前後方向に直交し、かつ水平面に対して平行となる方向を「左右方向」とし、配線器具1を正面から見て右方を「右方」、左方を「左方」として説明する。さらに、前後方向と左右方向との両方に直交する方向、つまり水平面に対して垂直な(直交する)方向を「上下方向」とし、配線器具1を正面から見て下方(鉛直方向)を「下方」として説明する。このように各方向を規定した場合においては、「前後方向」が「第1方向」、「左右方向」が「第2方向」、「上下方向」が「第3方向」、にそれぞれ相当する。図面中の「前後方向」、「左右方向」、及び「上下方向」を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
ただし、これらの方向は配線器具1の使用方向を限定する趣旨ではない。例えば、配線器具1が壁面ではなく床面に取り付けられる場合には、第1方向(前後方向)は水平面に対して垂直な方向となり、第2方向(左右方向)及び第3方向(上下方向)は水平面に平行な方向となる。また、配線器具1が壁面に取り付けられる場合でも、「上下方向」が水平面に平行な方向となる向き(つまり横向き)で、配線器具1が壁面に取り付けられることにより、「左右方向」は水平面に垂直な方向となる。
(2.1)配線器具
まず、配線器具1の構成について、図2〜図4を参照して説明する。
配線器具1は、上述したようにボディ2と、カバー3と、組立枠5と、を備えている。組立枠5は、ボディ2とカバー3とを結合するための部材である。本実施形態では、4箇所でボディ2とカバー3とを結合するため、配線器具1は、4つの組立枠5を備えている。複数(ここでは4つ)の組立枠5は共通の構成を有するので、以下、特に断りが無い限り1つの組立枠5について説明し、他の組立枠5については同様の構成であることとして説明を省略する。
図3に示すように、ボディ2は、前後方向の一面(前面)に開口面21を有する箱状に形成されている。ボディ2の開口面21は、上下方向に長い長方形状に形成されている。カバー3は、ボディ2に対して前方から組み合わされることによって、ボディ2の開口面21を覆う。カバー3は、ボディ2との対向面、つまり後面に開口面33を有する箱状に形成されている。カバー3の開口面33は、ボディ2の開口面21と同様に、上下方向に長い長方形状に形成されている。ただし、本実施形態では左右方向(第2方向)においてカバー3がボディ2より幅広に構成されているので、カバー3の開口面33はボディ2の開口面21よりも第2方向の寸法がやや大きい。図3では、ボディ2とカバー3とが分離(分解)された状態を示しており、ボディ2に対して組み合わされた状態のカバー3を想像線(2点鎖線)で示している。図3の例では、開口面21を囲むボディ2の周壁のうち上下方向の中央部は、前方に突出した凸形状に形成されている。この凸形状に合わせて、開口面33を囲むカバー3の周壁のうち上下方向の中央部は、前方に凹んだ凹形状に形成されている。
ボディ2及びカバー3は、互いに結合されることにより器体4を構成する。本実施形態では、器体4は、左右方向において面対称に形成されている。配線器具1は、ボディ2とカバー3との間に形成される空間、つまり器体4の内部空間に、刃受部材及び端子板等の内部部品が収納された構成を有している。要するに、配線器具1は、互いに分離可能なボディ2及びカバー3からなる器体4を備えており、器体4の内部空間に内部部品を収納するように、組立枠5を用いてボディ2及びカバー3が結合されることにより、組み立てられている。つまり、組立枠5は、配線器具1の組み立てに用いられる組立部材50(図2参照)を構成する。また、器具本体40(図2参照)は、配線器具1の一部であって、組立枠5によって互いに結合されるボディ2及びカバー3を備えている。器具本体40は、器体4(ボディ2及びカバー3)に加えて、内部部品を備えている。つまり、配線器具1は、器具本体40と組立枠5とで構成されている。ただし、器体4に収納される内部部品の図示は、全ての図面において省略している。
ここにおいて、ボディ2、カバー3、及び組立枠5は、いずれも電気絶縁性を有する合成樹脂製である。内部部品を収納する器体4を構成するボディ2及びカバー3は、例えばユリア樹脂(尿素樹脂)等、耐トラッキング性に優れた熱硬化性樹脂にて構成されている。一方、組立枠5は、例えばPBT(Polybutylene Terephthalate)、ABS樹脂、又はPC(Polycarbonate)等の熱可塑性樹脂にて構成されている。仮に、ボディ2及びカバー3の少なくとも一方が熱可塑性樹脂からなる場合には、ボディ2及びカバー3の一方に爪を設け、他方には爪が嵌る孔を設けることにより、いわゆるスナップフィット構造によりボディ2及びカバー3の結合が実現可能である。つまり、ボディ2及びカバー3のいずれかを弾性変形させながら爪が孔に嵌り込むことにより、ボディ2及びカバー3の結合が可能である。これに対して、本実施形態のように、ボディ2及びカバー3が熱硬化性樹脂からなる場合には、ボディ2及びカバー3に十分な弾性を付与することが難しく、上述のようなスナップフィット構造は採用しにくい。そこで、本実施形態に係る配線器具1では、ボディ2及びカバー3とは別部材からなる組立枠5を採用することにより、ボディ2及びカバー3の結合を実現している。
配線器具1の前面31となるカバー3の前面には、複数の挿入孔311が形成されている。これら複数の挿入孔311に、電気機器のプラグのピン又は栓刃が差し込まれることにより、配線器具1に対してプラグが電気的に接続される。ここでは、配線器具1は、図2に示すように、一対の電源極(L極及びN極)と接地極とを有するプラグに適合するように3つ一組の挿入孔311を2組有している。各組の挿入孔311は、Aタイプ及びCタイプの2種類のプラグに適合した形状に形成されている。各組の3つの挿入孔311は、一対の電源極に対応する一対の挿入孔311が左右方向に並び、その上方に接地極に対応する挿入孔311が位置するように、配置されている。さらに、2組の挿入孔311は、上下方向に並べて配置されている。
配線器具1の後面23となる器体4の後面には、図4に示すように、電線(配線)を接続するための端子孔231が形成されている。器体4内において端子孔231に対応する位置には、端子板等を含む端子部が収納されている。端子部は、端子孔231から電線を差し込むことによって電線が接続される、電線差込式のいわゆる速結端子である。本実施形態では、配線器具1に対して、一対の電源線及び接地線(アース線)の合計3本の電線が接続される。さらに、配線器具1は、送り配線用の送り端子を有しており、最大で6本の電線を端子部に接続可能である。配線器具1の後面における端子孔231の側方には、ドライバ等の治具の先端部を挿入するための解除操作孔232が形成されている。解除操作孔232からドライバ等の治具が挿入されることで、端子部における電線の保持状態が解除される。
本実施形態に係る配線器具1は、図4に示すように、左右方向においては、ボディ2よりもカバー3の方が大きく、つまりカバー3の方が幅広に構成されている。上下方向においては、ボディ2とカバー3とは略同一の寸法である。図4は、器体4(ボディ2及びカバー3)から組立枠5が分離した状態の配線器具1を、後方から見た背面図であって、網掛(ドットハッチング)を施した領域がカバー3を表している。
すなわち、図4に示すように、ボディ2の左右方向の両端面22(左端面及び右端面)間の距離L1よりも、カバー3の左右方向の両端面32(左端面及び右端面)間の距離L2が大きく設定されている(L1<L2)。さらに、本実施形態では器体4は左右方向において面対称であるから、カバー3における左右方向の両端面32は、ボディ2における左右方向の両端面22からはみ出すことになり、カバー3の両端面32はボディ2の両端面22の外側に位置する。言い換えれば、カバー3の一端面32とボディ2の一端面22との間には段差が生じる。器体4は左右方向において対称形状であるから、カバー3の一端面32からボディ2の一端面22までの距離は「(L2−L1)/2」で表される。これにより、配線器具1を後方から見た場合、少なくとも第2方向におけるボディ2の両側方から、カバー3の後面が露出する。
ところで、組立枠5は、カバー3に形成された第1突部34、及びボディ2に形成された第2突部24と共に、ボディ2及びカバー3を結合するための結合構造101(図4参照)を構成する。つまり、結合構造101は、1つの組立枠5と、カバー3の第1突部34と、ボディ2の第2突部24と、で構成される。
結合構造101は、ボディ2及びカバー3の左右方向の両側に少なくとも一対設けられている。本実施形態では、器体4の左右方向の両端面(左端面及び右端面)に、2つ一組とした二対(2組)の結合構造101が設けられている。二対の結合構造101は、器体4の左右方向の各端面(左端面又は右端面)において上下方向に並ぶように、正面から見た器体4の四隅に設けられている。したがって、正面から見た器体4の四隅において、ボディ2とカバー3とは結合される。
具体的には、カバー3は、カバー3における左右方向の一端面32(左端面又は右端面)から突出する第1突部34を有している。同様に、ボディ2は、ボディ2における左右方向の一端面22(左端面又は右端面)から突出する第2突部24を有している。組立枠5は、これら第1突部34及び第2突部24を前後方向の両側から抱え込むように器体4に取り付けられることによって、ボディ2及びカバー3を結合する。言い換えれば、組立枠5は、前後方向においてボディ2とカバー3とが組み合わされた状態で、第1方向において第1突部34及び第2突部24を挟むことによって、第1突部34と第2突部24とが相対的に離れることを防止する。これにより、ボディ2とカバー3との間の開きが防止され、ボディ2及びカバー3が結合される。
ここにおいて、配線器具1が施工面800(図1参照)に取り付けられる際において、例えば、カバー3の後面が施工面800に接触した状態から更に固定ねじが締め付けられる場合がある。このような場合において、カバー3に設けられた第1突部34が破損しないように、第1突部34の後面は、後方から見たカバー3の四隅に比べて、やや前方に位置している。つまり、このような場合においては、第1突部34よりも先にカバー3の四隅が施工面800に接触することになり、ボディ2及びカバー3の結合に必要な第1突部34の破損を回避できる。
(2.2)結合構造
次に、配線器具1における結合構造101について、図5A〜図7Bを参照して更に詳しく説明する。複数(ここでは4つ)の結合構造101は共通の構成を有するので、以下、特に断りが無い限り1つの結合構造101に着目して説明し、他の結合構造101については同様の構成であることとして説明を省略する。ここでは、配線器具1を正面から見たときに四隅のうち右上(図4に「A1」で示す部分)に位置する結合構造101に着目することとする。図5A〜図7B中の「前後方向」、「左右方向」、及び「上下方向」を示す矢印についても、四隅のうち右上の結合構造101を基準に表記している。そのため、例えば、配線器具1を正面から見たときに四隅のうち左上に位置する結合構造101については、以下の説明とは左右が逆になる。
結合構造101における組立枠5は、図5A〜図5Cに示すように、第1辺部51と、第2辺部52と、連結辺部53と、を有している。第1辺部51と第2辺部52とは、第1辺部51が前側となるように、前後方向において一定の間隔を空けて配置されている。詳しくは後述するが、第1辺部51は、第1突部34に対して前後方向の第2突部24とは反対側(つまり前側)から接触する。第2辺部52は、第2突部24に対して前後方向の第1突部34とは反対側(つまり後側)から接触する。連結辺部53は、第1辺部51と第2辺部52とを連結する。
本実施形態では、連結辺部53は、上下方向に並ぶ3本の桟部531を有している。すなわち、第1辺部51と第2辺部52とは、3本の桟部531にて連結されている。ここで、3本の桟部531のうち上下方向の両側に位置する桟部531は、第1辺部51及び第2辺部52の上下方向の上端部同士を連結し、かつ第1辺部51及び第2辺部52の上下方向の下端部同士を連結している。3本の桟部531のうち中央の桟部531は、第1辺部51及び第2辺部52の上下方向の中央部同士を連結している。言い換えれば、第1辺部51と、第2辺部52と、3本の桟部531のうち両側の桟部531とは、左右方向の一方から見て矩形枠状を成すように配置されている。さらに、第1辺部51と、第2辺部52と、3本の桟部531のうち両側の桟部531とで囲まれた領域には、中央の桟部531により上下方向に分離された一対の組立孔54が形成される。
ところで、本実施形態に係る配線器具1においては、上述したように、左右方向においてボディ2よりもカバー3の方が幅広に構成されているため、カバー3の一端面32とボディ2の一端面22との間には段差が生じている。そのため、ボディ2及びカバー3の左右方向の両端面に取り付けられる組立枠5は、このような段差に適合するために、以下に説明する構成を採用している。
すなわち、第1辺部51と第2辺部52とは、左右方向において互いにずれて配置されている。要するに、カバー3側となる第1辺部51は、ボディ2よりも幅広のカバー3に対応するように、ボディ2側となる第2辺部52に比べて、左右方向の外側に配置されている。ここでいう「左右方向の外側」は、左右方向における器体4の中心とは反対側の意味であって、器体4の右端面に取り付けられる組立枠5においては「右側」となり、器体4の左端面に取り付けられる組立枠5においては「左側」となる。具体的には、連結辺部53における前後方向の一部には、段差部534が形成されている。連結辺部53(桟部531)は、段差部534を境にして、第1辺部51側が第2辺部52側よりも左右方向の外側(図5Cの例では右側)に位置する形に形成されている。ここでは、第1辺部51のうち左右方向におけるカバー3との対向面(図5Cの例では左端面)と、第2辺部52のうち左右方向におけるボディ2とは反対側の端面(図5Cの例では右端面)とが面一になるように、段差部534が設けられている。
また、組立枠5は、左右方向におけるボディ2及びカバー3との対向面(図5Cの例では左端面)から突出する脚片55を更に有している。本実施形態では、組立枠5は、上下方向に並ぶ一対の脚片55を有している。各脚片55の先端部には、ボディ2とカバー3との少なくとも一方に引っ掛かる引掛爪551が形成されている。
また、組立枠5は、一対の組立孔54の一部を左右方向の外側から覆う側壁56を更に有している。側壁56は、一対の組立孔54を完全に覆うのではなく、一対の組立孔54のうち、段差部534を境にして、第1辺部51側のみを閉塞するように形成されている。側壁56と、第1辺部51とでは、左右方向の外側の面(図5Cの例では右端面)が面一に形成されている。詳しくは後述するが、組立枠5が器体4に取り付けられた状態では、側壁56は、左右方向における第1突部34の先端面と突き合わされることになる。
また、組立枠5は、取付枠8(図2参照)に対して器体4を取り付けるための器具側取付部102(図5A参照)を含んでいる。器具側取付部102は、第1取付部57と、第2取付部58と、を有している。第1取付部57は前方を向いた前面571を有し、第2取付部58は後方を向いた後面581を有している。第1取付部57と第2取付部58とは、上下方向において、互いに異なる位置に配置されている。
本実施形態では、第1取付部57は、上下方向に分離された一対の第1取付片570を有している。第2取付部58は、上下方向に分離された一対の第2取付片580を有している。一対の第1取付片570は、組立枠5の上下方向の両端面から上下方向の両側に突出するように構成されている。ここでは、一対の第1取付片570は、桟部531のうち、段差部534より第1辺部51側の部位に設けられている。一対の第2取付片580は、組立枠5の左右方向の外側の面(図5Cの例では右端面)から突出するように構成されている。ここでは、一対の第2取付片580は、第1辺部51、桟部531、及び側壁56に跨る位置に設けられている。したがって、上下方向においては一対の第1取付片570の内側に一対の第2取付片580が位置するように、第1取付部57及び第2取付部58は、上下方向において互いに異なる位置に配置されている。
さらに、第2取付部58は、前方を向いた前面582を有している。第2取付部58(一対の第2取付片580)の前面582は、左右方向における器体4側の端縁(図5Cの例では左端縁)よりも器体4とは反対側の端縁(図5Cの例では右端縁)が後方に位置するように傾斜した傾斜面である。つまり、第2取付部58の前面582は、左右方向の外側に向けて傾斜した傾斜面である。ここで、第1取付部57の前面571は、第2取付部58の前面582よりも後方に位置する。本実施形態のように第2取付部58の前面582が傾斜面である場合には、前面582のうち後端となる端縁(図5Cの例では右端縁)よりも、第1取付部57の前面571が後方に位置する。器具側取付部102について詳しくは「(2.4)取付枠への配線器具の取付構造」の欄で説明する。
また、組立枠5は、一対の組立孔54の内周面から組立孔54の内側に向けて突出する複数の圧入リブ59を有している。本実施形態では、第1辺部51と、第2辺部52と、連結辺部53と、脚片55、側壁56、器具側取付部102(第1取付部57及び第2取付部58)、及び複数の圧入リブ59は、樹脂成形により一体に形成されている。
このように構成される組立枠5は、図6に示すように、前後方向においてボディ2とカバー3とが組み合わされた状態で、器体4に対して取り付けられる。組立枠5が器体4に取り付けられた状態では、第1辺部51は、第1突部34に対して前後方向の第2突部24とは反対側(つまり前側)から接触する。同様に、第2辺部52は、第2突部24に対して前後方向の第1突部34とは反対側(つまり後側)から接触する。したがって、組立枠5は、前後方向において第1辺部51と第2辺部52との間に、第1突部34及び第2突部24を挟み込むことにより、ボディ2とカバー3とを結合する。
言い換えれば、図7A及び図7Bに示すように、組立枠5における一対の組立孔54内に、第1突部34及び第2突部24が嵌り込むことにより、ボディ2とカバー3との間の開きが防止され、その結果、ボディ2及びカバー3の結合状態が維持される。このとき、側壁56は、左右方向における第1突部34の先端面と突き合わされる。つまり、一対の組立孔54内に嵌め込まれた第1突部34の先端面は、一対の組立孔54の一部を左右方向の外側から覆う側壁56に対して突き合わされることになる。
さらに、組立枠5が器体4に取り付けられた状態では、第1突部34及び第2突部24は、組立孔54の内周面に形成された複数の圧入リブ59を押し潰すようにして、組立孔54に対して圧入される。これにより、一対の組立孔54と、第1突部34及び第2突部24との間の寸法ばらつきを、圧入リブ59の変形(塑性変形)にて吸収することができ、器体4に対する組立枠5のがたつきが抑制される。
ここにおいて、本実施形態では、複数の圧入リブ59は、連結辺部53のうち段差部534より第1辺部51側の部位を避けて設けられている。言い換えれば、一対の組立孔54のうち、左右方向の外側の開口が側壁56にて閉塞された部分に関しては、連結辺部53の圧入リブ59が省略されている。すなわち、連結辺部53のうち段差部534より第1辺部51側の部位においては、隣接する桟部531間の間隔は側壁56にて規制されているので、左右方向の外側(側壁56側)での隣接する桟部531間の間隔は略変化しない。そのため、仮に、連結辺部53のうち段差部534より第1辺部51側の部位に圧入リブ59が設けられていると、組立枠5は開口側(左右方向の内側)が開くように変形し、器体4への組立枠5の取り付けが不十分になる可能性がある。これに対して、本実施形態の構成では、一対の組立孔54内に第1突部34及び第2突部24が圧入された際に、一対の組立孔54のうち、左右方向の外側の開口が側壁56にて閉塞された部分において、開口側(左右方向の内側)が開くことを抑制できる。
ところで、図7Aに示すように、カバー3は、左右方向の一端面32に、前後方向に沿った組立溝321を更に有している。組立枠5の連結辺部53は組立溝321内に嵌るように構成されている。本実施形態では、連結辺部53は3本の桟部531からなるので、これに対応するようにカバー3には3本の組立溝321が形成されている。本実施形態では、3本の組立溝321は、カバー3からボディ2にかけて形成されている。
また、第1突部34は、3本の桟部531のうち中央の桟部531にて上下方向に分離される、一対の第1突起341を有している。同様に、第2突部24は、3本の桟部531のうち中央の桟部531にて上下方向に分離される、一対の第2突起241を有している。言い換えれば、第1突部34は、3本の組立溝321のうち中央の組立溝321にて一対の第1突起341に分離されている。同様に、第2突部24は、3本の組立溝321のうち中央の組立溝321にて一対の第2突起241に分離されている。これにより、組立枠5が器体4に取り付けられた状態では、一方の組立孔54に、一方の第1突起341及び一方の第2突起241が嵌り、他方の組立孔54に、他方の第1突起341及び他方の第2突起241が嵌ることになる。
また、器体4において一対の脚片55に対応する位置には、一対の脚片55が挿入される一対の引掛孔41が形成されている。本実施形態では、一対の引掛孔41の各々は、ボディ2とカバー3とに跨って形成されている。組立枠5は、一対の脚片55の引掛爪551を一対の引掛孔41の縁部に引っ掛けるようにして、器体4に取り付けられる。すなわち、第1突部34及び第2突部24が組立孔54に圧入されているので、組立枠5は器体4から脱落しにくい構成となっているが、一対の脚片55によって組立枠5はより脱落しにくくなる。
(2.3)取付枠
次に、取付枠8の構成について、図8A〜図12Bを参照して説明する。
取付枠8は、図8Aに示すように、枠本体80を備えている。枠本体80には、枠本体80を前後方向に貫通する開口窓81が形成されている。開口窓81は、上下方向に長い長方形状に形成されている。枠本体80は、左右方向において開口窓81を介して対向する一対の縦枠83と、上下方向において開口窓81を介して対向する一対の横枠84と、を有している。一対の縦枠83は、一対の横枠84における一方(上側)の横枠84の左右方向の両端部と、他方(下側)の横枠84の左右方向の両端部との間を連結している。すなわち、枠本体80は、一対の縦枠83と一対の横枠84とで、開口窓81を囲む矩形枠状に形成されている。
一対の横枠84の各々は、長円状の第1固定孔85と、第2固定孔86と、を有している。第1固定孔85は、取付枠8を前後方向に貫通しており、埋込ボックス等へ取付枠8を固定する固定ねじを通すための孔である。第2固定孔86は、取付枠8を前後方向に貫通しており、取付枠8を施工面800に直付けする固定ねじを通すための孔である。
枠本体80の開口窓81に配線器具1が挿入されることにより、枠本体80に対して配線器具1が取り付けられる。枠本体80は、左右方向の開口窓81の両側に設けられた少なくとも一対の枠側取付部6(図8B参照)を有している。少なくとも一対の枠側取付部6は、配線器具1に設けられた器具側取付部102と共に、取付枠8に対して配線器具1を取り付けるための取付構造を構成し、一対の縦枠83に設けられている。つまり、取付構造は、器具側取付部102と、枠側取付部6と、で構成される。
本実施形態では、後述する単位寸法の器体4A(図18参照)を上下方向に3個まで並べて取付可能な、3個用の取付枠8を例示する。この取付枠8は、枠側取付部6を三対(3組)有しており、単位寸法の器体4Aを1〜3個の範囲の任意の個数だけ取り付けることができる。本実施形態では、器体4は単位寸法の器体4Aを上下方向に3個並べた寸法に相当する寸法である。また、配線器具1は、正面から見た器体4の四隅に、器具側取付部102(組立枠5)を有している。したがって、本実施形態に係る配線器具1は、三対の枠側取付部6のうち、上下方向の両端に位置する二対の枠側取付部6を用いて、取付枠8に取り付けられる。
本実施形態において、一対の縦枠83のうち少なくとも一方は、左右方向の全幅にわたって左右方向へ弾性変形可能に構成されている。したがって、取付枠8は、開口窓81の左右方向の寸法を一時的に拡大可能である。これにより、開口窓81に対する配線器具1の着脱が可能となる。
ここで、右側の縦枠83について特に左右方向へ弾性変形しやすいように、図9に示すように、右側の縦枠83には上下方向に延びたスリット833が形成されている。さらに、一対の縦枠83の前面には、複数の変形防止凹部834が形成されている。化粧プレート9(図2参照)が取付枠8に取り付けられた状態では、化粧プレート9の後面から突出した変形防止突起93(図2参照)が取付枠8の複数の変形防止凹部834に挿入される。これにより、化粧プレート9が取り付けられた状態では、取付枠8において、一対の縦枠83の変形(弾性変形)が抑制される。右側の縦枠83に形成された3つの変形防止凹部834のうち、上下方向の両側の変形防止凹部834はスリット833に繋がっている。
ところで、枠本体80は、図10に示すように樹脂枠71及び補強部材72にて構成されている。
樹脂枠71は、電気絶縁性を有する合成樹脂製である。樹脂枠71は、一例としてABS樹脂、PC(Polycarbonate)、又はPBT(Polybutylene Terephthalate)等の熱可塑性樹脂にて構成されている。樹脂枠71は、一対の縦枠83及び一対の横枠84を含んでおり、一対の縦枠83と一対の横枠84とで開口窓81を囲む矩形枠状に形成されている。ここで、一対の縦枠83は、一対の横枠84に繋がる根元部836を含んでいる。本実施形態では、一対の縦枠83の各々が一対の横枠84に繋がる一対の根元部836を含むので、樹脂枠71には、計4つの根元部836が含まれている。
補強部材72は、一例として亜鉛鋼板(亜鉛めっき鋼板)等の金属材料にて構成されている。補強部材72は、樹脂枠71に固定される。補強部材72は、樹脂枠71を補強するための部材である。補強部材72は、樹脂枠71における前方を向いた前面711の一部を覆うように、樹脂枠71の前面711側に取り付けられている。補強部材72は、一対の横枠84の前方に位置する第1部位721と、一対の縦枠83のうち少なくとも一対の横枠84に繋がる根元部836の前方に位置する第2部位722と、を有する。
さらに、一対の縦枠83の根元部836の各々は、左右方向における開口窓81側の端部に前方に隆起した隆起部837を有している。補強部材72は、第1部位721と第2部位722とを連結する第3部位723を更に有している。第3部位723は、隆起部837に沿って前方に隆起した形状である。
本実施形態では、第1部位721と第2部位722と第3部位723とは一体に形成されている。具体的には、補強部材72は、一対の金属板720を有している。一対の金属板720の各々は、第1部位721、第2部位722、及び第3部位723を有している。つまり、補強部材72は、全体が一体化された一枚物の金属板ではなく、物理的に分離した一対の金属板720にて構成されている。ここで、一対の金属板720の各々は、平板状ではなく、第3部位723が前方に隆起することで立体形状に形成されている。
補強部材72は、第1部位721と第2部位722との両方で樹脂枠71に固定されている。具体的には、樹脂枠71の各縦枠83には、前面711から突出する複数(ここでは2つ)のかしめ突起712が形成されている。補強部材72の第2部位722には、第2部位722を前後方向に貫通する複数(ここでは2つ)のかしめ孔724が形成されている。補強部材72のうち第2部位722については、複数のかしめ突起712が複数のかしめ孔724に挿入された状態で、複数のかしめ突起712によって樹脂枠71にかしめ固定される。同様に、樹脂枠71の各横枠84においては、前面711から突出する複数(ここでは4つ)のかしめ突起714が形成されている。補強部材72の第1部位721には、第1部位721を前後方向に貫通する複数(ここでは4つ)のかしめ孔726が形成されている。補強部材72のうち第1部位721については、複数のかしめ突起714が複数のかしめ孔726に挿入された状態で、複数のかしめ突起714によって樹脂枠71にかしめ固定される。複数(ここでは4つ)のかしめ孔726は、第1部位721において第1固定孔85を囲むように配置されている。
ここで、補強部材72は、図11に示すように、第2部位722のうち樹脂枠71の前面711との対向面から突出する保護突起725を更に有している。保護突起725は、樹脂枠71に形成された保護凹部713に挿入される。保護突起725は、上下方向において、各縦枠83の上下方向の中心と、かしめ孔724との間に位置する。つまり、保護突起725は、各縦枠83のうち、上下方向においてかしめ孔724よりも内側(縦枠83の上下方向の中心側)に位置する。これにより、縦枠83が左右方向へ弾性変形したときに、保護突起725に対してせん断応力が作用することになり、かしめ突起712に作用するせん断応力を低減することができる。
また、本実施形態では、補強部材72の前面において、第1固定孔85に対して上下方向における開口窓81とは反対側には、長円状の第1固定孔85の長手方向に沿ってリブ727が形成されている。これにより、補強部材72のうち、固定ねじを締め付けることで特に力が掛かりやすい第1固定孔85の周辺が、リブ727にて補強され、取付枠8の変形が抑制される。さらに、補強部材72のうち、上下方向における第1固定孔85より開口窓81側の部位は、第1固定孔85より開口窓81とは反対側の部位に比べて、後方に凹んだ形状に形成されている。これにより、第1固定孔85を通して固定ねじを締め付けた際、補強部材72のうち第1固定孔85より開口窓81とは反対側の部位に固定ねじからの力が作用するため、補強部材72に作用するモーメントを小さく抑えることができる。
次に、取付枠8における枠側取付部6について、図12A及び図12Bを参照して更に詳しく説明する。図12Bにおいては、組立枠5を想像線(2点鎖線)で示している。複数(ここでは6つ)の枠側取付部6は共通の構成を有するので、以下、特に断りが無い限り1つの枠側取付部6に着目して説明し、他の枠側取付部6については同様の構成であることとして説明を省略する。ここでは、取付枠8を正面から見たときに四隅のうち右上(図12Aに「A2」で示す部分)に位置する枠側取付部6に着目することとする。
枠側取付部6は、図12Bに示すように、第1規制部61と、第2規制部62と、を有する。第1規制部61は、配線器具1の器具側取付部102における第1取付部57との接触面として、後方を向いた後面611を有している。第2規制部62は、配線器具1の器具側取付部102における第2取付部58との接触面として、前方を向いた前面621を有している。一対の枠側取付部6の各々は、第1規制部61の後面611が配線器具1に接触し、かつ第2規制部62の前面621が配線器具1に接触することにより、枠本体80に対する配線器具1の前後方向への移動を規制するように構成されている。第1規制部61と第2規制部62とは、上下方向において、互いに異なる位置に配置されている。
本実施形態では、図12Bに示すように、第1規制部61は、上下方向に分離された一対の第1規制片610を有している。第2取付部58は、上下方向に分離された一対の第2規制片620を有している。一対の第1規制片610は、組立枠5の一対の第1取付片570に対応する位置に設けられている。一対の第2規制片620は、組立枠5の一対の第2取付片580に対応する位置に設けられている。したがって、上下方向においては一対の第1規制片610の内側に一対の第2規制片620が位置するように、第1規制部61及び第2規制部62は、上下方向において互いに異なる位置に配置されている。
第1規制部61は、一対の縦枠83において開口窓81側を向いた一対の内側面831(図8A参照)の各々から開口窓81内に向けて突出した突起からなる。ここでは、突起は、一対の第1規制片610に対応するように2つ一組で構成されており、図12Aに示すように、一対の縦枠83の各々に対して3組(6つ)ずつ形成されている。上から2つ目の第1規制片610と3つ目の第1規制片610とは一体化されており、上から4つ目の第1規制片610と5つ目の第1規制片610とは一体化されている。
第2規制部62は、一対の縦枠83において開口窓81側を向いた一対の内側面831の各々に形成された規制凹部832の後壁からなる。規制凹部832は、前方及び開口窓81側に開放された凹部である。つまり、第2規制部62の前面621は、規制凹部832の前方を向いた底面からなる。ここでは、規制凹部832は、一対の第2規制片620に対応するように2つ一組で構成されており、一対の縦枠83の各々に対して3組(6つ)ずつ形成されている。
また、右側の縦枠83において開口窓81側を向いた内側面831には、解除凹部835が形成されている。解除凹部835は、前方及び開口窓81側に開放された凹部である。ここでは、解除凹部835は、一対の規制凹部832の間に位置するように、右側の縦枠83に対して3つ形成されている。解除凹部835は、配線器具1を取付枠8から取り外す際に、ドライバ等の治具の先端を差し込んで、右側の縦枠83を右方へ撓ませる(弾性変形させる)ために用いられる。
また、第2規制部62は、後方を向いた後面622(図8B参照)を有している。第1規制部61の後面611は、第2規制部62の後面622よりも前方に位置する。
さらにまた、枠側取付部6は、第1規制部61の後面611と第2規制部62の前面621との少なくとも一方から突出するダボ612(図9参照)を更に有している。本実施形態では、ダボ612は、第1規制部61の後面611に設けられている。詳しくは後述するが、枠本体80に配線器具1が取り付けられた状態では、配線器具1に押し潰されてダボ612は塑性変形する。
また、枠側取付部6は、第1規制部61の後面611から後方に突出する補強用リブ613を更に有している。本実施形態では、補強用リブ613は、上から2つ目の第1規制片610と3つ目の第1規制片610との間、及び上から4つ目の第1規制片610と5つ目の第1規制片610との間にのみ形成されている。詳しくは後述するが、枠本体80に配線器具1が取り付けられた状態では、補強用リブ613の後方を向いた後面は、配線器具1に接触しない。
(2.4)取付枠への配線器具の取付構造
次に、取付枠8へ配線器具1を取り付けるための取付構造(器具側取付部102及び枠側取付部6)について、図13〜図17Bを参照して更に詳しく説明する。以下、特に断りが無い限り1つの取付構造(器具側取付部102及び枠側取付部6)に着目して説明し、他の取付構造については同様の構成であることとして説明を省略する。ここでは、配線器具1を正面から見たときに四隅のうち右上(図13に「A3」で示す部分)に位置する取付構造(器具側取付部102及び枠側取付部6)に着目することとする。そのため、例えば、配線器具1を正面から見たときに四隅のうち左上に位置する取付構造については、以下の説明とは左右が逆になる。
図13及び図14に示すように、配線器具1は、取付枠8の開口窓81に対して、少なくともカバー3が挿入された状態で、取付枠8に対して取り付けられる。ここで、配線器具1を取付枠8に取り付けるに際しては、配線器具1は、取付枠8の後方から、開口窓81に挿入されるようにして取り付けられる。このとき、作業者は、まずは配線器具1の左側の組立枠5に設けられている取付爪としての第2取付部58を、取付枠8の左側の縦枠83の規制凹部832に嵌め込む。続いて、作業者は、配線器具1の右端部を後方から押し込むことにより、取付枠8の右側の縦枠83を右方に撓ませながら、配線器具1の右側の組立枠5に設けられている取付爪としての第2取付部58を、取付枠8の右側の縦枠83の規制凹部832に嵌め込む。
ここにおいて、配線器具1と取付枠8とは、前後方向における取付枠8の寸法内において、互いに結合されることになる。また、取付枠8は、図15に示すように、枠本体80の後面を施工面800の表面に接触させるようにして、施工面800に取り付けられる。したがって、施工面800からの取付枠8の突出量は、前後方向における取付構造(器具側取付部102及び枠側取付部6)の寸法に起因しており、前後方向における取付構造の寸法が抑えられれば、施工面800からの取付枠8の突出量が抑えられる。図15は、取付枠8に取り付けた状態の配線器具1を、下方から見た底面図であって、網掛(ドットハッチング)を施した領域がカバー3を表している。図15では、施工面800を想像線(2点鎖線)で示している。
また、配線器具1においては、上述したように左右方向においてボディ2よりもカバー3の方が大きく、つまりカバー3の方が幅広に構成されている。さらに、カバー3において施工面800の表面よりも後方、つまり壁内(埋込ボックス内)に位置する部分は、左右方向の寸法がボディ2の左右方向の寸法と同じに設定されている。そのため、図15に示すように、施工面800の表面よりも後方において、取付枠800及びカバー3には左右方向への出っ張りが存在せず、配線器具1における壁内(埋込ボックス内)に収まる部分の寸法については小さく抑えることができる。
配線器具1が取付枠8に取り付けられた状態においては、図16に示すように、器具側取付部102における第1取付部57及び第2取付部58が、枠側取付部6における第1規制部61及び第2規制部62に接触することにより、配線器具1が固定される。すなわち、器具側取付部102は、第1取付部57の前面571が取付枠8に後方から接触し、かつ第2取付部58の後面581が取付枠8に前方から接触することにより、取付枠8に対する器体4の前後方向への移動を規制する。言い換えれば、枠側取付部6は、第1規制部61の後面611が配線器具1に前方から接触し、かつ第2規制部62の前面621が配線器具1に後方から接触することにより、枠本体80に対する配線器具1の前後方向への移動を規制する。
具体的には、図17Aに示すように、器具側取付部102は、第1取付部57(一対の第1取付片570)の前面571(図5A参照)を、枠側取付部6における第1規制部61(一対の第1規制片610)の後面611(図12B参照)に接触させる。これにより、配線器具1は、枠本体80に対する相対的な前方への移動が規制される。このとき、第1規制部61の後面611に形成されているダボ612は、第1取付部57の前面571に押し潰されて塑性変形する。そのため、器具側取付部102と枠側取付部6とで多少の寸法誤差があっても、ダボ612が塑性変形することで、この寸法誤差の影響を吸収でき、取付枠8に対する配線器具1のがたつきが抑制される。また、この状態において、第1取付部57の前面571は、第1規制部61の後面611にのみ接触し、補強用リブ613の後面には接触しない。
同様に、図17Bに示すように、器具側取付部102は、第2取付部58(一対の第2取付片580)の後面581(図5A参照)を、枠側取付部6における第2規制部62(一対の第2規制片620)の前面621(図12B参照)に接触させる。これにより、配線器具1は、枠本体80に対する相対的な後方への移動が規制される。したがって、配線器具1は、枠本体80に対する前後方向への移動が規制される。
また、配線器具1の上下方向の寸法は、開口窓81の上下方向の寸法と略同じであって、第2取付部58を除く配線器具1の左右方向の寸法は、開口窓81の左右方向の寸法と略同じである。そのため、上下方向及び左右方向の両方向において、取付枠8に対する器体4の移動が規制される。さらにまた、一対の第2取付片580の間に、解除凹部835の上下方向の両壁を挟み込むことによって、上下方向において取付枠8に対する器体4の移動が規制されてもよい。
ところで、上述したように取付枠8を用いて施工面800(図1参照)に取り付けられる配線器具1では、配線器具1の施工時(取付時)、又は配線器具1の使用時等において、配線器具1に対して前後方向に比較的大きな力が作用することがある。例えば、配線器具1を取り付けた状態の取付枠8が施工面800に取り付けられる際には、配線器具1に繋がっている配線等から、配線器具1に対して配線器具1を前方に押す向きの力が作用する。また、配線器具1の使用時において、電源コードを持ってプラグを抜去する、いわゆる「ずぼら抜き」や、電源コードに人の足などが引っ掛かった場合には、配線器具1に対して配線器具1を前方に引く向きの力が作用する。さらに、配線器具1の使用時において、プラグを差し込む際には、配線器具1に対して配線器具1を後方に押す向きの力が作用する。このような力が作用した場合でも、本実施形態に係る配線器具1においては、上述したように枠本体80に対する配線器具1の前後方向への移動が規制されているので、配線器具1のがたつきが抑制される。
(3)変形例
実施形態1に係る配線器具1、取付枠8、又は組立枠5は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、実施形態1に限定されることはなく、実施形態1以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、実施形態1の変形例を列挙する。
(3.1)第1変形例
実施形態1の第1変形例に係る配線器具1Aは、図18に示すように、単位寸法の器体4Aを有する点で、実施形態1に係る配線器具1と相違する。すなわち、配線器具1Aは、取付枠8に対して最大で3個まで取付可能な寸法の器具本体40Aを有している。この配線器具1Aにおいては、ボディ2A及びカバー3Aは、一対の組立枠5にて結合される。配線器具1Aの前面31Aには2つ一組の挿入孔311Aが1組だけ形成されている。つまり、この配線器具1Aは、1個口タイプのコンセントである。配線器具1Aは、例えば、開口窓81の上下方向の中央に取り付けられる。
(3.2)第2変形例
実施形態1の第2変形例に係る取付枠8Aは、図19に示すように、2個用である点で、3個用である実施形態1に係る取付枠8と相違する。すなわち、取付枠8Aは、単位寸法の器体4Aを1〜2個の範囲の任意の個数だけ取り付けることができる。この取付枠8Aは、上下方向方に並ぶ二対の枠側取付部6Aを有している。枠側取付部6Aは、実施形態1に係る取付枠8の枠側取付部6と同様に、第1規制部61(一対の第1規制片610)、及び第2規制部62(一対の第2規制片620)を有している。
(3.3)第3変形例
実施形態1の第3変形例に係る組立枠5Aは、図20に示すように、第1取付部57(図5A参照)が省略されている点で、実施形態1に係る組立枠5と相違する。すなわち、組立枠5Aでは、組立枠5の上下方向の両端面から上下方向の両側に突出する一対の第1取付片570(図5A参照)が無く、組立枠5の上下方向の寸法を小さく抑えることができる。この組立枠5Aを用いた配線器具1は、第1取付部57の前面571(図5A参照)に代えて、第1辺部51の前面を取付枠8に後方から接触させるようにして、取付枠8に取り付けられる。つまり、組立枠5Aを用いた配線器具1を取り付ける場合、第1規制部61(図16参照)に代えて、第1辺部51の前面に接触する位置に規制部を有する取付枠が用いられる。
(3.4)第4変形例
実施形態1の第4変形例に係る配線器具1Bは、図21A及び図21Bに示すように、組立枠5Bが、第1突部34Bに対して前後方向の第2突部24側(後方)から接触する補助リブ532を更に有する点で、実施形態1に係る配線器具1と相違する。すなわち、組立枠5Bは、前後方向において第1辺部51と一定の間隔を空けて対向する位置に、補助リブ532を有している。補助リブ532は、前後方向において、第1辺部51と第2辺部52との間に配置されている。図21Aの例では、補助リブ532は、一対の組立孔54の各々の内周面に一対ずつ設けられ、組立枠5に対して計4つの補助リブ532が設けられている。各組立孔54に設けられた一対の補助リブ532は、連結辺部53のうち段差部534(図5B参照)より第1辺部51側の部位から、上下方向において互いに近づく向きに突出している。
また、第4変形例に係る配線器具1Bにおいては、第1突部34Bは、一対の第1突起341の後面から突出する一対の突出片342を有している。各突出片342は、各第1突起341の後面における上下方向の中央部に設けられている。言い換えれば、一対の第1突起341の後面は、平坦面ではなく、上下方向の両端部が窪んだ形状に形成されている。
組立枠5Bが器体4に取り付けられた状態では、図21Bに示すように、一対の補助リブ532は、一対の第1突起341に対して前後方向の第2突部24側(後方)から接触する。すなわち、組立枠5Bは、一対の補助リブ532と第1辺部51との間に一対の第1突起341を抱え込んだ状態で、器体4に取り付けられる。このとき、第1突部34Bでは、突出片342が上下方向において一対の補助リブ532にて挟まれることになる。
第4変形例に係る配線器具1Bの構成によれば、第1突部34Bが前後方向の第2突部24側(後方)から補助リブ532にて支持されるので、第1突部34Bに前後方向の第2突部24とは反対側(前方)から加わる力を補助リブ532にて受けることができる。したがって、例えば、配線器具1の施工時(取付時)、又は配線器具1の使用時において、配線器具1を前方に押す(又は引く)向きの大きな力が加わったとしても、補助リブ532にて第1突部34Bを保護して、第1突部34Bの破損を抑制できる。
ただし、この場合、配線器具1Bが施工面800(図1参照)に取り付けられた状態で、突出片342の略全体が壁内(埋込ボックス内)に収まることになる。そのため、壁内(埋込ボックス内)に収まる配線器具1Bの左右方向の寸法は、実施形態1に係る配線器具1に比べて大きくなる。
(3.5)その他の変形例
以下、実施形態1の第1変形例〜第4変形例以外の変形例を列挙する。
配線器具1は、屋内用に限らず、建物の外部で使用される屋外用の装置であってもよい。また、配線器具1は、接地極付きに限らず接地極無しであってもよいし、例えば交流100V用又は直流用のコンセント(Outlet)であってもよい。さらに、配線器具1は、Aタイプ及びCタイプのプラグに適合したコンセントに限らず、例えばAタイプのプラグのみ、又は、Bタイプ、BFタイプ、Cタイプ若しくはOタイプ等のプラグを接続可能なコンセントであってもよい。配線器具1は、2個口タイプのコンセントに限らず、例えば、1個口タイプ又は3個口タイプのコンセントであってもよい。さらに、配線器具1は、コンセントに限らず、例えば、スイッチ、人感センサ又はタイマ等であってもよい。さらにまた、配線器具1は、例えば人感センサ付きのコンセントのように、コンセント、スイッチ、人感センサ、タイマ等のうち2以上の機能の組み合わせであってもよい。また、配線器具1の端子部は、速結端子でなくてもよく、例えばねじ式端子であってもよい。
配線器具1は、後部が壁内に埋め込まれた状態で設置される構成(埋込設置型)に限らず、全体が露出した状態で壁に設置される構成(露出設置型)であってもよい。また、取付枠8は、埋込ボックスに固定される構成に限らず、例えば、はさみ金具等を用いて施工面800に取り付けられる構成であってもよい。
また、組立枠5において第1辺部51と第2辺部52とは、左右方向において互いにずれて配置されていればよく、例えば、左右方向において第1辺部51の位置と第2辺部52の位置とは一部が重複してもよい。この場合、第1辺部51の前後方向に沿った投影面内に、第2辺部52の一部が位置することになる。
また、脚片55の先端部に設けられた引掛爪551は、ボディ2とカバー3との少なくとも一方に引っ掛かればよく、例えば、ボディ2のみ、又はカバー3のみに引っ掛かる構成であってもよい。
また、組立枠5は、3本の桟部531を有する構成に限らず、1〜2本、又は4本以上の桟部531を有していてもよい。例えば、組立枠5が2本の桟部531を有する場合には、組立枠5は矩形枠状となる。この場合、第1突部34は一対の第1突起341が一体化された形となり、第2突部24は一対の第2突起241が一体化された形となる。
また、組立枠5は、取付枠8と別体に限らず、取付枠8と一体化されていてもよい。この場合、ボディ2及びカバー3は、取付枠8に一体化されている組立枠5によって、互いに結合される。
また、取付枠8への配線器具1の取り付け時に塑性変形するダボ612は、第1規制部61の後面611と第2規制部62の前面621との少なくとも一方から突出していればよく、第2規制部62の前面621から突出していてもよい。この場合、ダボ612は、第2取付部58の後面581に押し潰されて塑性変形する。
また、第1取付部57の前面571は、第2取付部58の後面581と、第1方向において同じ位置にあってもよい。この構成では、実施形態1に係る配線器具1の構成に比べて、第2取付部58が、第2取付部58の後面581が第1取付部57の前面571と面一(同一平面)になる位置まで、後方に下がった構成となる。すなわち、実施形態1に係る配線器具1では、第1取付部57の前面571は、第2取付部58の後面581よりも僅かに(例えば0.5mm)前方に位置するが、前面571と後面581とは面一に設定されていてもよい。したがって、この構成によれば、第1取付部57の前面571からの第2取付部58の前方への突出量が比較的小さく抑えられ、第1方向における一対の器具側取付部102の薄型化を図ることができる。同様に、取付枠8においては、第1規制部61の後面611は、第2規制部62の前面621と、第1方向において同じ位置にあってもよい。ただし、第1取付部57の前面571と、第2取付部58の後面581とは、第1方向において同じ位置になくてもよく、両者が略面一とみなすことができれば、取付構造(器具側取付部102及び枠側取付部6)の強度の確保及び薄型化を両立できる。例えば、第1取付部57の前面571は、第2取付部58の後面581に対して、0mm以上3mm未満の範囲で第1方向にずれた位置にあってもよい。
(4)まとめ
以上説明したように、第1の態様に係る配線器具1は、ボディ2と、カバー3と、組立枠5と、を備える。ボディ2は、第1方向(前後方向)の一面に開口面21を有する。カバー3は、ボディ2の開口面21を覆うように第1方向においてボディ2に組み合わされる。組立枠5は、ボディ2とカバー3とを結合する。カバー3における第1方向に直交する第2方向(左右方向)の両端面32は、ボディ2における第2方向の両端面22の外側に位置する。カバー3は、カバー3の第2方向の一端面32から突出する第1突部34を有する。ボディ2は、ボディ2の第2方向の一端面22から突出する第2突部24を有する。組立枠5は、第1辺部51と、第2辺部52と、連結辺部53と、を有している。第1辺部51は、第1突部34に対して第1方向の第2突部24とは反対側から接触する。第2辺部52は、第2突部24に対して第1方向の第1突部34とは反対側から接触する。連結辺部53は、第2方向において互いにずれて配置される第1辺部51と第2辺部52とを連結する。組立枠5は、第1方向において第1辺部51と第2辺部52との間に第1突部34及び第2突部24を挟むことにより、ボディ2とカバー3とを結合するように構成されている。
この構成によれば、カバー3における第1方向に直交する第2方向の両端面32は、ボディ2における第2方向の両端面22の外側に位置するので、第2方向において、カバー3はボディ2より幅広になる。よって、配線器具1は、配線器具1の前面31を拡大しながらも配線等を収納するスペースが縮小されにくい、という利点がある。このような配線器具1においては、配線器具1が施工面800に取り付けられた状態で、前方に露出する部分の寸法を大きくしながらも、壁内(埋込ボックス内)に収まる部分の寸法については小さく抑えることができる。また、組立枠5は、第2方向において互いにずれて配置される第1辺部51と第2辺部52とを連結辺部53にて連結した構成であるから、ボディ2と、ボディ2より幅広のカバー3とを、組立枠5にて確実に結合できる。
第2の態様に係る配線器具1では、第1の態様において、カバー3は、第2方向の一端面32に第1方向に沿った組立溝321を更に有し、連結辺部53は組立溝321に嵌るように構成されていることが好ましい。この構成によれば、組立枠5の連結辺部53が組立溝321に嵌ることにより、ボディ2とカバー3との結合強度が向上する。特に、ボディ2に対してカバー3が第1方向に直交する平面内で移動するような力がカバー3に作用した場合でも、連結辺部53の捻じれが抑制され、ボディ2とカバー3とが強固に結合される。ただし、この構成は配線器具1に必須の構成ではなく、組立溝321は適宜省略可能である。
第3の態様に係る配線器具1では、第1又は2の態様において、組立枠5は、第2方向におけるボディ2及びカバー3との対向面から突出する脚片55を更に有することが好ましい。この場合、脚片55の先端部には、ボディ2とカバー3との少なくとも一方に引っ掛かる引掛爪551が形成されていることが好ましい。この構成によれば、組立枠5がボディ2及びカバー3から外れて脱落することが抑制される。ただし、この構成は配線器具1に必須の構成ではなく、脚片55は適宜省略可能である。
第4の態様に係る配線器具1では、第1〜3のいずれかの態様において、第1突部34、第2突部24、及び組立枠5からなる結合構造101は、ボディ2及びカバー3の第2方向の両側に少なくとも一対設けられていることが好ましい。この構成によれば、第2方向の片側にのみ結合構造101が設けられる構成に比べて、ボディ2とカバー3との結合強度を向上させることができる。ただし、この構成は配線器具1に必須の構成ではなく、例えば第2方向の一方においてボディ2に対してカバー3が引っ掛かる構成を採用しつつ、第2方向の他方にのみ結合構造101が設けられてもよい。
第5の態様に係る配線器具1では、第1〜4のいずれかの態様において、連結辺部53は、第1方向及び第2方向の両方に直交する第3方向(上下方向)に並ぶ3本の桟部531を有することが好ましい。この場合、第1突部34は、3本の桟部531のうち中央の桟部531にて第3方向に分離された一対の第1突起341を有することが好ましい。また、第2突部24は、3本の桟部531のうち中央の桟部531にて第3方向に分離された一対の第2突起241を有することが好ましい。この構成によれば、一対の第1突起341及び一対の第2突起241が、第3方向において中央の桟部531を挟むので、ボディ2とカバー3との結合強度が向上する。特に、ボディ2に対してカバー3が第1方向に直交する平面内で移動するような力がカバー3に作用した場合でも、連結辺部53の捻じれが抑制され、ボディ2とカバー3とが強固に結合される。ただし、この構成は配線器具1に必須の構成ではなく、中央の桟部531は適宜省略可能である。
第6の態様に係る配線器具1では、第1〜5のいずれかの態様において、組立枠5は、第2方向における第1突部34の先端面と突き合わされる側壁56を更に有することが好ましい。この構成によれば、側壁56が無い場合に比べて組立枠5の剛性が高くなり、ボディ2とカバー3との強固結合の向上につながる。また、側壁56上に第2取付部58が設けられていれば、第2取付部58を第1辺部51よりも後方に配置することができる。したがって、取付枠8に対して配線器具1を取り付けるための取付構造の第1方向の寸法を小さく抑えることができ、施工面800からの取付枠8の突出量を抑制することができる。ただし、この構成は配線器具1に必須の構成ではなく、側壁56は適宜省略可能である。
第7の態様に係る配線器具1(1B)は、第1〜6のいずれかの態様において、組立枠5(5B)は、第1突部34(34B)に対して第1方向の第2突部24側から接触する補助リブ532を更に有することが好ましい。この構成によれば、第1突部34(34B)が前後方向の第2突部24側(後方)から補助リブ532にて支持されるので、第1突部34(34B)に第1方向の第2突部24とは反対側から加わる力を補助リブ532にて受けることができる。ただし、この構成は配線器具1に必須の構成ではなく、補助リブ532は適宜省略可能である。
第8の態様に係る組立部材50は、第1〜7のいずれかの態様に係る配線器具1に組立枠5として用いられる。この構成によれば、配線器具1の前面31を拡大しながらも配線等を収納するスペースが縮小されにくい、という利点がある。
第9の態様に係る器具本体40は、第1〜7のいずれかの態様に係る配線器具1の一部であって、組立枠5によって互いに結合されるボディ2及びカバー3を備える。この構成によれば、配線器具1の前面31を拡大しながらも配線等を収納するスペースが縮小されにくい、という利点がある。
1,1A,1B 配線器具
2,2A ボディ
3,3A カバー
4,4A 器体
5,5A,5B 組立枠
21 開口面
22 端面
24 第2突部
32 端面
34,34B 第1突部
40,40A 器具本体
50 組立部材
51 第1辺部
52 第2辺部
53 連結辺部
55 脚片
56 側壁
101 結合構造
241 第2突起
321 組立溝
341 第1突起
531 桟部
532 補助リブ
551 引掛爪

Claims (9)

  1. 第1方向の一面に開口面を有するボディと、
    前記ボディの前記開口面を覆うように前記第1方向において前記ボディに組み合わされるカバーと、
    前記ボディと前記カバーとを結合する組立枠と、を備え、
    前記カバーにおける前記第1方向に直交する第2方向の両端面は、前記ボディにおける前記第2方向の両端面の外側に位置し、
    前記カバーは、前記カバーの前記第2方向の一端面から突出する第1突部を有し、
    前記ボディは、前記ボディの前記第2方向の一端面から突出する第2突部を有し、
    前記組立枠は、前記第1突部に対して前記第1方向の前記第2突部とは反対側から接触する第1辺部と、前記第2突部に対して前記第1方向の前記第1突部とは反対側から接触する第2辺部と、前記第2方向において互いにずれて配置される前記第1辺部と前記第2辺部とを連結する連結辺部と、を有しており、
    前記組立枠は、前記第1方向において前記第1辺部と前記第2辺部との間に前記第1突部及び前記第2突部を挟むことにより、前記ボディと前記カバーとを結合するように構成されている
    配線器具。
  2. 前記カバーは、前記第2方向の前記一端面に前記第1方向に沿った組立溝を更に有し、
    前記連結辺部は前記組立溝に嵌るように構成されている
    請求項1に記載の配線器具。
  3. 前記組立枠は、前記第2方向における前記ボディ及び前記カバーとの対向面から突出する脚片を更に有し、
    前記脚片の先端部には、前記ボディと前記カバーとの少なくとも一方に引っ掛かる引掛爪が形成されている
    請求項1又は2に記載の配線器具。
  4. 前記第1突部、前記第2突部、及び前記組立枠からなる結合構造は、前記ボディ及び前記カバーの前記第2方向の両側に少なくとも一対設けられている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の配線器具。
  5. 前記連結辺部は、前記第1方向及び前記第2方向の両方に直交する第3方向に並ぶ3本の桟部を有し、
    前記第1突部は、前記3本の桟部のうち中央の桟部にて前記第3方向に分離された一対の第1突起を有し、
    前記第2突部は、前記3本の桟部のうち中央の桟部にて前記第3方向に分離された一対の第2突起を有する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の配線器具。
  6. 前記組立枠は、前記第2方向における前記第1突部の先端面と突き合わされる側壁を更に有する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の配線器具。
  7. 前記組立枠は、前記第1突部に対して前記第1方向の前記第2突部側から接触する補助リブを更に有する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の配線器具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の配線器具に前記組立枠として用いられる
    組立部材。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の配線器具の一部であって、
    前記組立枠によって互いに結合される前記ボディ及び前記カバーを備える
    器具本体。
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