JP7156875B2 - 電気接続箱、及び、電気接続箱ユニットの製造方法 - Google Patents

電気接続箱、及び、電気接続箱ユニットの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電気接続箱に関する。
従来から、例えば、配電線の本線に分岐線を接続する際に、分岐スリーブを用いることがある(例えば、特許文献1,2を参照。)。この分岐スリーブでは、配電線の本線が挿入される本線圧縮部と、本線圧縮部と一体的に形成され且つ本線に接続される分岐線が挿入される分岐線圧縮部と、を有する。そして、本線の被覆が剥離されて露出した芯線に本線圧縮部を取り付けて加締め、分岐線圧縮部に分岐線の被覆が剥離された露出した芯線の先端部を挿入して加締めるようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2001-326000号公報 特開2004-096983号公報
ところで、上述したように電線同士を接続するにあたり、複数のバスバを用いた電気接続箱を用いる場合もある。この場合、複数のバスバが密集配置されているため、意図しない短絡を防止するべく、一つの対策法としてバスバ間に樹脂などを充填して絶縁することが考えられる。しかし、この対策法では、充填用の樹脂材料や充填装置が必要であり、さらに充填した樹脂が硬化するまでの待ち時間も必要であるため、電気接続箱の生産性を向上させ難い。また、樹脂を一旦充填した後には回路(即ち、バスバ)の組み換えが困難であり、電気接続箱の汎用性を向上させ難い。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気接続箱を容易に組み立て可能であり且つ汎用性を向上可能な電気接続箱、及び、その電気接続箱に複数の電線が接続された電気接続箱ユニットの製造方法、を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱及び電気接続箱ユニットの製造方法は、下記[1]~[4]を特徴としている。
[1]
板状の載置部と、
前記載置部を厚さ方向に貫通するように設けられ、電線の端部において露出する芯線を挿通可能な複数の挿通孔と、
前記載置部の載置面に載せ置かれる帯状の第1バスバ及び第2バスバと、
前記複数の前記挿通孔の各々に対応して前記第1バスバ及び前記第2バスバに設けられ、前記芯線を圧入可能な複数の圧入孔と、
前記第1バスバと前記第2バスバとの間に設けられる隔壁であって、当該隔壁の前記載置面からの高さ寸法が、前記第1バスバ及び前記第2バスバの厚み寸法よりも大きく且つ前記載置面から前記芯線の端末までの長さ寸法よりも大きい隔壁と、を備えた、
電気接続箱であること。
[2]
上記[1]に記載の電気接続箱において、
前記複数の前記圧入孔の少なくとも一つは、
前記芯線の直径寸法よりも大きい大径部と、前記芯線の直径寸法よりも小さい小径部と、を有する、
電気接続箱であること。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載の電気接続箱において、
前記複数の前記圧入孔の少なくとも一つは、
前記芯線の直径寸法よりも大きい大径部と、前記大径部の孔縁面よりも径方向内側に突出するバネ部と、を有する、
電気接続箱であること。
[4]
端部において芯線が露出した複数の電線を所定の配列規則に従って並べる工程と、
複数の前記芯線の各々を上記[1]~上記[3]の何れか一つに記載の電気接続箱が有する複数の前記挿通孔の各々に挿通して複数の前記圧入孔の各々に圧入することにより、複数の前記芯線と前記第1バスバ及び前記第2バスバとを接続する工程と、を備えた、
電気接続箱ユニットの製造方法であること。
上記[1]の構成の電気接続箱によれば、電線の端部において露出する芯線を圧入可能な圧入孔を有する帯状の第1バスバ及び第2バスバが載置部の載置面に載せ置かれる。第1バスバと第2バスバとの間には隔壁が設けられており、載置面からの隔壁の高さ寸法が第1バスバ及び第2バスバの厚み寸法よりも大きい。また、載置面からの隔壁の高さ寸法が、載置面から芯線の端末までの長さ寸法よりも大きい。このため、上述したような樹脂充填を用いることなく、第1バスバと第2バスバとの間を絶縁できる。また、第1バスバ及び第2バスバの圧入孔が載置部の挿通孔に対応して配置されるため、挿通孔に電線の芯線を挿し込むだけで芯線が圧入孔に圧入され、容易に第1バスバ及び第2バスバと電線とを接続できる。更に、載置部にバスバを一旦組み付けた後であっても、容易にバスバを組み換えられる。したがって、本構成の電気接続箱は、電気接続箱を容易に組み立て可能であり且つ汎用性を向上可能である。
上記[2]の構成の電気接続箱によれば、少なくとも一つの圧入孔は、芯線の直径寸法よりも大きい大径部と、芯線の直径寸法よりも小さい小径部と、を有する。このため、圧入孔が単に芯線の直径寸法よりも小さい孔である場合に比べ、大径部がある分だけ圧入孔への芯線の圧入が容易であり、小径部が芯線に押し付けられることでバスバと芯線との確実な電気的接続を図ることができる。即ち、芯線とバスバとを容易かつ確実に接続できる。
上記[3]の構成の電気接続箱によれば、圧入孔は、芯線の直径寸法よりも大きい大径部と、大径部の孔縁面よりも内側に突出するバネ部と、を有する。このため、圧入孔に挿入された芯線に対してバネ部が押し付けられる。よって、芯線とバスバとを容易かつ確実に接続できる。
上記[4]の構成の電気接続箱ユニットの製造方法によれば、例えば、所定の配列規則に従って並べられた複数の電線の芯線に対して、電気接続箱を被せるように取り付けることで、電気接続箱内の第1バスバ及び第2バスバと複数の電線との接続を、容易かつ一括して行うことができる。よって、電気接続箱ユニットの生産性を向上できる。
本発明によれば、電気接続箱を容易に組み立て可能であり且つ汎用性を向上可能な電気接続箱、を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係る電気接続箱を複数収容した集合電気接続箱の分解斜視図である。 図2(A)は、図1中II方向から見た平面図であり、図2(B)は、各電気接続箱におけるバスバの配置を示す平面図であり、図2(C)は、隔壁の拡大平面図である。 図3は、電気接続箱と集合バスバとの接続を示す斜視図である。 図4は、電気接続箱に電線を接続する状態を示す下方から見た斜視図である。 図5(A)は、載置面に固定されたバスバの斜視図であり、図5(B)は、図5(A)中B-B位置の拡大断面図であり、図5(C)は、図5(A)中C-C位置の断面図である。 図6は、バスバの圧入孔に電線の芯線を圧入する状態を示す斜視図である。 図7は、集合電気接続箱に収容された各電気接続箱におけるバスバの配置を示す平面図及びバスバと電線との接続状態を示す平面図である。 図8(A)は、本実施形態に係る電気接続箱に接続する電線の芯線の長さを示す正面図であり、図8(B)は、従来の電気接続箱に用いられていた電線の端部の状態を示す正面図である。 図9は、バスバを載置面に固定する固定方法の変形例を示す斜視図である。 図10は、電気接続箱を集合バスバに取り付ける取付方法の変形例を示す斜視図である。 図11(A)は、バスバと電線の芯線との接続方法の第1変形例を示す斜視図であり、図11(B)は、芯線を接続した状態の断面図である。 図12(A)は、バスバと電線の芯線との接続方法の第2変形例を示す斜視図であり、図12(B)は、芯線を接続した状態の断面図である。 図13(A)は、バスバと電線の芯線との接続方法の第3変形例を示す斜視図であり、図13(B)は、接続方法の第3変形例を別の角度から見た斜視図であり、図13(C)は、芯線を接続した状態の断面図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電気接続箱10及び電気接続箱ユニットの製造方法について説明する。図1は、本実施形態に係る電気接続箱10を複数収容した集合電気接続箱1の分解斜視図である。なお、以下の説明においては、図1中に示すように、蓋部材3側を「上」、蓋部材3と反対側を「下」、図1において手前側を「前」、奥側を「後」、手前側を向いて右側を「右」、左側を「左」という。
図1に示すように、集合電気接続箱1は、複数の電気接続箱10を収容する集合電気接続箱本体2と、集合電気接続箱本体2の上面を覆う蓋部材3を有する。集合電気接続箱本体2は矩形の箱であり、底板(図示省略)を有するとともに、上方は開口している。底板には、後述する電線50を差し込むための貫通孔や切欠きが設けられている。また、本体開口には、内面に沿って矩形の枠部材2aが設けられている。
枠部材2aの長手方向(左右方向)に沿った上面には、集合電気接続箱1に収容されている複数の電気接続箱10を電気的に接続するための集合バスバ4が取り付けられている。集合バスバ4は銅のような導体金属板で形成された幅細の板部材であり、長手方向に沿って所定間隔で複数個のバスバ取付ネジ穴4aが設けられている。
図2(A)は、図1中II方向から見た平面図であり、図2(B)は、各電気接続箱10におけるバスバ40の配置を示す平面図であり、図2(C)は、隔壁25の拡大平面図である。図3は、電気接続箱10と集合バスバ4との接続を示す斜視図である。また、図4は、電気接続箱10に電線50を接続する状態を下方から見た斜視図である。なお、電線50は、外側を外皮52で覆われ、外皮52の内側で被覆53が芯線51を覆っている(図6参照)。
図2(A)に示すように、集合電気接続箱1には、例えば、第1電気接続箱11、第2電気接続箱12、第3電気接続箱13、第4電気接続箱14の4個の電気接続箱10が収容されている。なお、以下の説明においては、特に区別する場合を除き、第1電気接続箱11~第4電気接続箱14を電気接続箱10と総称して説明することとする。
図3及び図4に示すように、電気接続箱10は、上方が開口した矩形箱状の電気接続箱本体20と、電気接続箱本体20の開口を覆う蓋30を有する。電気接続箱本体20の底板(載置部)21には、電線50の端部から露出する芯線51が挿通可能な挿通孔22が設けられている。挿通孔22は、前後左右に所定の間隔で複数個設けられており、3個を1組として、3組または2組設けられている。電線50を接続する際には、必要に応じて適する挿通孔22を用いて、芯線51を挿入する。電気接続箱10に複数の電線50が接続されることで、電気接続箱ユニットが形成される。
電気接続箱本体20の四辺の立壁23の上端には、矩形の凹部24が設けられている。一方、蓋30の外周縁には、凹部24に対応した位置に、凹部24に嵌合する凸部31が設けられている。凸部31の高さHは、凹部24の深さDよりも小さくなっており、蓋30を電気接続箱本体20に取り付けた際に、凹部24の下端部と蓋30の下端部との間に、隙間Sが形成される。
図2(B)に示すように、電気接続箱本体20の底板21の上面である載置面211には、帯状の第1バスバ41と第2バスバ42とが、互いに隣り合わせに載置されている。なお、第1バスバ41及び第2バスバ42並びに後述する第3バスバ48を「バスバ40」と総称する。第1バスバ41と第2バスバ42の間、すなわち隣接するバスバ40の間には、載置面211から立ち上がる隔壁25が設けられている。隔壁25は、隣接するバスバ40の間だけではなく、予め、載置面211に、バスバ40の幅に対応して設けられている。また、隔壁25の高さ(高さ寸法)H2は、バスバ40の厚さTよりも大きい(図5(B)参照)。
図2(C)に示すように、隔壁25は、連続する複数個の隔壁片251で構成されている。隣接する隔壁片251の間には、厚み方向の両面にV字形状の切欠き252が設けられており、隔壁25の厚みが小さくなっている。これにより、必要に応じて隔壁片251を折り取るようにすることができる。なお、載置面211に挿通孔22が3列設けられている第1電気接続箱11、第3電気接続箱13及び第4電気接続箱14の場合(図4参照)には、隔壁片251が5個設けられている(図2(C)参照)。一方、第2電気接続箱12の場合、挿通孔22が2列設けられている(図示省略)ので、隔壁片251は3個設けられている。
また、図5(A)及び図5(C)に示すように、底板21の上面である載置面211には、隣接する隔壁25間において、隔壁25の長手方向に沿って隣接する挿通孔22の間に、突起26が設けられている。突起26には、先端(上端)に向かって突出するとともに係止部262を有する一対の突起片261、261が、隙間S1を設けて対向して設けられている。各突起片261、261は、隙間S1側に弾性変形可能となっている。
図5(A)に示すように、バスバ40には、電線50の芯線51が圧入される圧入孔43が、載置面211の挿通孔22に対応した位置に同じ間隔で設けられている。圧入孔43は、芯線51の直径寸法よりも大きい内径を有する大径部431と、芯線51の直径寸法よりも小さい内径を有する小径部432とを有する(図6参照)。これにより、芯線51を圧入孔43に圧入すると、芯線51は小径部432によって係止される。なお、大径部431及び小径部432は、小径部432が芯線51を確実に係止するためには、圧入孔43の内周面に沿って各々3個以上設けるのが望ましい。ここでは、各々4個設けてある。
バスバ40における圧入孔43の間には、バスバ40の固定用の開口部44が設けられている。開口部44の形状は特に限定するものではないが、載置面211に設けられている突起26の形状に対応した円形や矩形とすることができる。よって、開口部44を突起26に位置決めし、バスバ40を押し付けることにより、突起26が開口部44を貫通して係止部262により係止するので、バスバ40は所定位置に固定される。これにより、バスバ40は、隔壁25と隔壁25との間において、圧入孔43が挿通孔22の上側に位置決めされる。
図3は、電気接続箱10と集合バスバ4との接続を示す斜視図である。図に示すように、各電気接続箱10と集合バスバ4との接続は、各電気接続箱10から突出しているバスバ40の接続部45の貫通孔451にビス46を通して、集合バスバ4のバスバ取付ネジ穴4aにビス止めする。
次いで、電気接続箱10の例について説明する。図7は、集合電気接続箱1における各電気接続箱10のバスバ40の配置を示す平面図及びバスバ40と電線50との接続状態を示す平面図である。第1電気接続箱11は、電源及びコンセントに接続するものであり、電源線である電線50aをバスバ40に接続することにより、バスバ40を介して集合バスバ4に電力を供給する。また、電線50bは3線であり、アース付きのコンセントに接続される。さらに、電線50cは2線であり、アースなしのコンセントに接続される。これにより、コンセントに電力を供給する。なお、図中、Bは外皮52の色が黒い黒線を示し100V、Wは白線を示し0Vを示す。また、Gは緑線を示しアース、Rは3線の赤線を示す(図8参照)。
第2電気接続箱12は、2線の電線50を用いて、電源線の一方のみオン・オフする片切スイッチ及び照明器具に接続される。このとき、第1バスバ41と第2バスバ42との間に第3バスバ48が設けられているので、第3バスバ48を介して電線50dの白線と電線50eの電線を接続することができる。
第3電気接続箱13は、2本の電源線の両方をオン・オフする両切スイッチ及び照明器具に接続される。電線50f及び電線50gは2線の電線を用いて、各々スイッチに接続される。また、電線50hは2線であり、照明器具に接続される。
また、第4電気接続箱14は、階段の上下のような2か所のスイッチによって照明器具のオン・オフを行う3路スイッチ及び照明器具に接続される。電線50i及び電線50jは3線であり、それぞれスイッチに接続される。また、電線50kは2線であり、照明器具に接続される。
次いで、上記構成の電気接続箱10及び集合電気接続箱1の組み付け動作について説明する。
まず、各電気接続箱10に対して、処理内容に対応してバスバ40を配置する。このとき、不要な隔壁25を取り除いて、例えば、電気接続箱本体20の外に突出するバスバ40の邪魔にならないようにする。そして、載置面211の突起26をバスバ40の開口部44に押し込んで、バスバ40を載置面に取り付ける。接続する電線50の先端の外皮52及び被覆53を除去して芯線51のみを露出させ、芯線51を電気接続箱本体20の底板21に設けられている挿通孔22から差し込んで(図4参照)、バスバ40の圧入孔43に圧入して接続する(図6参照)。次いで、蓋30を取り付け、電気接続箱10から突出している接続部45を、集合バスバ4のバスバ取付ネジ穴4aにビス46で取り付ける(図3参照)。なお、蓋30を取り付ける工程及び電気接続箱10を集合バスバ4に取り付ける工程は、前後しても可能である。
以上、説明したように、本実施形態に係る電気接続箱10によれば、電線50から露出する芯線51が圧入可能な圧入孔43を有する帯状の第1バスバ41及び第2バスバ42が、互いに隣り合わせに載置される。そして、第1バスバ41と第2バスバ42との間には、隔壁25が立ち上げられており、隔壁25は、高さ寸法H2が第1バスバ41及び第2バスバ42の厚み寸法Tよりも大きい。このため、従来のような樹脂モールドを用いずに第1バスバ41と第2バスバ42との間の絶縁が確保され、回路組み換えも容易にできるので、組立工程を簡略化できるとともに、高い汎用性が得られる。
更に、本実施形態に係る電気接続箱10によれば、圧入孔43は、芯線51の直径寸法よりも大きい大径部431と、芯線51の直径寸法よりも小さい小径部432と、が設けられているので、芯線51を圧入孔43に圧入させるだけで、容易に接続することができる。
更に、本実施形態に係る電気接続箱10によれば、第3バスバ48が、隔壁25を介して第2バスバ42に隣接している。そして、電線50の第1芯線511及び第2芯線512は、第1バスバ41、第2バスバ42及び第3バスバ48のうちの隣り合う2つにおける圧入孔43にそれぞれ圧入可能となっている。このため、第1バスバ41及び第2バスバ42に接続されて離れた位置にある電線同士を第3バスバ48を介して接続出来るので、従来バスバを用いない場合のように、電線の外皮52を長く除去して被覆53付きの配線する必要がないため、電線がよじれるのを回避することができる。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、載置面211に設けられている突起26を用いてバスバ40を固定する方法について説明した(図5(A)及び図5(C)参照)。これに代わり、図9に示すように、ネジ47を用いてバスバ40を載置面211に固定することもできる。この場合、載置面211にネジ穴を設けておく。
また、上記実施形態では、電気接続箱10のバスバ40を集合バスバ4と接続する際に、集合バスバ4にバスバ取付ネジ穴4aを設けておき、ビス46を用いてバスバ40を接続する場合について説明した(図3参照)。この他、図10に示すように、集合バスバ4にバスバ取付用突起4bを設けておき、バスバ40の接続部45に設けられている貫通孔451を嵌めて接続することもできる。
また、上記実施形態では、芯線51の外径よりも小さな内径の小径部432を有する圧入孔43に、芯線51を圧入することにより、芯線51をバスバ40に接続する場合について説明した。この他、図11(A)及び図11(B)に示すように、バスバ40には、芯線51の直径寸法よりも大きい圧入孔43が設けられており、圧入孔43の上方には、圧入孔43の径方向内側に突出するバネ部433が設けられている。これにより、芯線51を下から上に向けて圧入孔43に挿入すると、バネ部433が芯線51を押さえるので、容易に接続することができる。
また、図12(A)は、バスバ40と電線50の芯線51との接続方法の第2変形例を示す斜視図であり、図12(B)は、芯線51を接続した状態の断面図である。図に示すように、バスバ40には、芯線51の直径寸法よりも大きい圧入孔43が設けられており、圧入孔43の上方には、圧入孔43の径方向内側に突出するバネ部434が設けられている。バネ部434は、バスバ40に圧入孔43を設ける際に、圧入孔43に連続して一対の切り込みを入れて支持部435を形成し、支持部435を上方へ屈曲させて形成する。これにより、芯線51を下から上に向けて圧入孔43に挿入すると、バネ部434及び支持部435が芯線51を押さえるので、容易に接続することができる。
また、図13(A)は、バスバ40と電線50の芯線51との接続方法の第3変形例を下方から見た斜視図であり、図13(B)は、上方から見た斜視図であり、図13(C)は、芯線を接続した状態の断面図である。図に示すように、バスバ40の幅方向両端から上方に折り曲げて、上端が互いに接近するバネ部436、436を設ける。これにより、芯線51を下から上に向けて圧入孔43に挿入すると、一対のバネ部436、436が芯線51を挟むので、容易に接続することができる。
ここで、上述した本発明に係る電気接続箱(10)及び電気接続箱ユニットの製造方法の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
板状の載置部(21)と、
前記載置部(21)を厚さ方向に貫通するように設けられ、電線(50)の端部から露出する芯線を挿通可能な複数の挿通孔(22)と、
前記載置部(21)に載せ置かれる帯状の第1バスバ(41)及び第2バスバ(42)と、
前記複数の前記挿通孔(22)の各々に対応して前記第1バスバ(41)及び前記第2バスバ(42)に設けられ、前記芯線を圧入可能な複数の圧入孔(43)と、
前記第1バスバ(41)と前記第2バスバ(42)との間に設けられる隔壁(25)であって、当該隔壁(25)の前記載置部(21)からの高さ寸法が、前記第1バスバ(41)及び前記第2バスバ(42)の厚み寸法よりも大きく且つ前記圧入孔(43)を通り抜けた前記芯線の長さ寸法よりも大きい隔壁(25)と、を備えた、
電気接続箱(10)。
[2]
上記[1]に記載の電気接続箱において、
前記複数の前記圧入孔(43)の少なくとも一つは、
前記芯線の直径寸法よりも大きい大径部(431)と、前記芯線の直径寸法よりも小さい小径部(432)と、を有する、
電気接続箱。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載の電気接続箱において、
前記複数の前記圧入孔(43)の少なくとも一つは、
前記芯線の直径寸法よりも大きい大径部(431)と、前記大径部(431)の孔縁面よりも径方向内側に突出するバネ部(433)と、を有する、
電気接続箱。
[4]
端部から芯線が露出した複数の電線(50)を所定の配列規則に従って並べる工程と、
複数の前記芯線の各々を上記[1]~上記[3]の何れか一つに記載の電気接続箱が有する複数の前記挿通孔(22)の各々に挿通して複数の前記圧入孔(43)の各々に圧入することにより、複数の前記芯線と前記第1バスバ(41)及び前記第2バスバ(42)とを接続する工程と、を備えた、
電気接続箱ユニットの製造方法。
10 電気接続箱
21 底板(載置部)
211 載置面
22 挿通孔
25 隔壁
41 第1バスバ
42 第2バスバ
43 圧入孔
431 大径部
432 小径部
433 バネ部
48 第3バスバ
50 電線
51 芯線
511 第1芯線
512 第2芯線
H2 高さ寸法
T 厚み寸法

Claims (4)

  1. 板状の載置部と、
    前記載置部を厚さ方向に貫通するように設けられ、電線の端部において露出する芯線を挿通可能な複数の挿通孔と、
    前記載置部の載置面に載せ置かれる帯状の第1バスバ及び第2バスバと、
    前記複数の前記挿通孔の各々に対応して前記第1バスバ及び前記第2バスバに設けられ、前記芯線を圧入可能な複数の圧入孔と、
    前記第1バスバと前記第2バスバとの間に設けられる隔壁であって、当該隔壁の前記載置面からの高さ寸法が、前記第1バスバ及び前記第2バスバの厚み寸法よりも大きく且つ前記載置面から前記芯線の端末までの長さ寸法よりも大きい隔壁と、を備えた、
    電気接続箱。
  2. 請求項1に記載の電気接続箱において、
    前記複数の前記圧入孔の少なくとも一つは、
    前記芯線の直径寸法よりも大きい大径部と、前記芯線の直径寸法よりも小さい小径部と、を有する、
    電気接続箱。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱において、
    前記複数の前記圧入孔の少なくとも一つは、
    前記芯線の直径寸法よりも大きい大径部と、前記大径部の孔縁面よりも径方向内側に突出するバネ部と、を有する、
    電気接続箱。
  4. 端部において芯線が露出した複数の電線を所定の配列規則に従って並べる工程と、
    複数の前記芯線の各々を請求項1~請求項3の何れか一項に記載の電気接続箱が有する複数の前記挿通孔の各々に挿通して複数の前記圧入孔の各々に圧入することにより、複数の前記芯線と前記第1バスバ及び前記第2バスバとを接続する工程と、を備えた、
    電気接続箱ユニットの製造方法。
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