JP5491821B2 - 冷却機構を備えた装置 - Google Patents

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Description

この発明は、冷却機構を備えた装置に関するものである。
食品や飲料品等の物品を冷蔵保存する冷却機構を備えた装置である冷蔵ショーケースとしては、例えば寿司屋等のカウンタに設置され、収納した寿司ネタ等の生鮮食材を展示しながら冷蔵保存するネタケースと呼ばれるものがある(例えば、特許文献1参照)。一般に冷蔵ショーケースは、物品を冷蔵保存する収納室と、この収納室を冷却するための冷却機構が配設される機械室とを備えている。
前記冷蔵ショーケースは、収納室における左右何れか一方の側部に隣り合って機械室が画成され、該機械室には、冷却機構を構成する圧縮機、ファンモータ(モータを備えたファン)、凝縮器等の構成機器が、前側から圧縮機、ファンモータおよび凝縮器の順序で並べられている。そして、圧縮機および凝縮器の間にあるファンモータが作動することで、外部から機械室に取り込んだ空気が圧縮機および凝縮器に当たって冷却されるよう構成される。
前記ファンモータは、前記凝縮器とファンモータとの間の風路を画成するために配設されるシュラウドに対し、該ファンモータにおける取付枠の4隅部をネジ止め固定することで、当該ファンモータが凝縮器に対して適正位置に配設されるよう構成される。
特開2003−121054号公報
ネタケース等のように前後寸法を大きく確保し得ない冷蔵ショーケースにおいては、ファンモータと圧縮機との間に大きな隙間を設けることができず、冷蔵ショーケースを運搬等する際に、雑な取り扱いをされたときに加わる振動等によって圧縮機がファンモータに接触することがある。この場合に、ファンモータは、シュラウドに対して取付枠が4箇所のネジ止めで強固に固定されているため、圧縮機が接触した際の衝撃がファンモータに加わって損傷するおそれがあった。
本発明は、従来の技術に内在する前記課題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、圧縮機が接触した際の衝撃によってファンモータが損傷するのを防止し得る冷却機構を備えた装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の冷却機構を備えた装置は、
凝縮器、シュラウドに配設されるファンモータおよび圧縮機が機械室に収容される冷却機構を備えた装置において、
前記シュラウドに対するファンモータの取付枠に、シュラウドに向けて突出する一対の固定用ボスが、取付枠の中央を通る線上において該取付枠に形成される開口部を挟んで設けられ、
前記取付枠における前記一対の固定用ボスと反対の対角に、前記シュラウドに向けて突出する一対の非固定用ボスが前記取付枠の開口部を挟んで設けられ、
前記一対の固定用ボスをシュラウドに固定した際に、該シュラウドと取付枠との間に該取付枠の揺動を許容する空間が画成されると共に、前記シュラウドの前記各非固定用ボスと対応する位置に一対の大径通孔が夫々形成されており、
前記大径通孔の内径は前記非固定用ボスの外径より大きく設定されているよう構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ファンモータの取付枠を一対のボスを介してシュラウドに固定して揺動可能に構成したから、圧縮機がファンモータに接触した際には取付枠が揺動することで衝撃力を緩和してファンモータの損傷等を防止し得る。
請求項2に記載の発明では、前記取付枠は矩形状に形成され、一方の対角に位置する隅部の夫々に前記固定用ボスが設けられ、両固定用ボスを通る一方の対角線を軸として取付枠における他方の対角側がシュラウドに対する近接・離間方向に揺動可能に構成されることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、一方の対角に位置する隅部の夫々にボスを設けることで、一対のボスの離間間隔を大きくとることができ、衝撃力が加わった際に取付枠が揺動し易くなる。
請求項3に記載の発明では、前記空間におけるシュラウドに対する近接・離間方向の寸法は、前記取付枠の揺動量が前記固定用ボスとシュラウドとの固定部分が破損しない範囲で、該取付枠がシュラウドに接触しない値に設定されることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、取付枠とシュラウドとの固定部分が破損しない範囲で、該取付枠による揺動により衝撃力を緩和し得る。
本発明に係る冷却機構を備えた装置によれば、ファンモータの損傷等を防止することができる。
実施例に係る冷蔵ショーケースを一部分解して示す概略斜視図である。 実施例に係る冷蔵ショーケースを機械室で縦断して示す側面図である。 実施例に係る冷蔵ショーケースの機械室からシュラウドに配設されたファンモータを取り出した状態を示す概略斜視図である。 実施例に係る凝縮器を示すものであって、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。 実施例に係るシュラウドを示す概略斜視図である。 実施例に係るシュラウドとファンモータとを分解した状態で示す概略斜視図である。 実施例に係るシュラウドとユニットベースとの係止箇所を示す要部縦断側面図である。 実施例に係るシュラウドと外装パネルとの支持箇所を示す要部縦断側面図である。
次に、本発明に係る冷却機構を備えた装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、実施例では冷却機構を備えた装置としてネタケース等の冷蔵ショーケースを挙げる。また、明細書中の説明において「前後」「左右」とは、冷蔵ショーケースを正面側から視た状態で指称する。
図1または図2に示す如く、実施例の冷蔵ショーケース10は、ケース(筐体)内部に、物品を冷蔵保存する収納室11と、該収納室11の一側部(長手方向の一側部)に仕切壁12を介して隣り合う機械室13とが画成され、該機械室13に、収納室11を冷却するための圧縮機14、凝縮器15、ファンモータ16等の冷却機構17の構成機器が収容配置される。収納室11および機械室13の前部から上部に亘り透明なフロントガラス18が嵌め込まれ、収納室11の内部が前側から見えるようになっている。なお、フロントガラス18における機械室13に対応する部分には、機械室内を視認不能とする処理が施されている。また、冷蔵ショーケース10の後側には、収納室11に対する物品の出し入れを許容する物品出入口19が開設され、該物品出入口19は図示しないスライド扉により開閉されるよう構成される。また、前記収納室11の内部には、前記冷却機構17から冷媒が循環供給される冷却器等が配設され、該冷却器に循環供給される冷媒によって収納室11を冷却するよう構成される。
前記機械室13は、図1または図2に示す如く、冷蔵ショーケース10の基部となる底部20および構造部材として側壁を構成するサイドフレーム21と天井壁を構成するトップフレーム22とから骨格が形成されており、該機械室13の内部に冷却機構17の構成機器が収容・取付固定されるようになっている。前記サイドフレーム21は、底部20の側端縁にネジ止め等して立設され、トップフレーム22は、その両端部を前記仕切壁12の上端部およびサイドフレーム21の上端部にネジ止め固定されて、該仕切壁12およびサイドフレーム21の間に架設されている。また、前記仕切壁12、底部20、サイドフレーム21およびトップフレーム22には、サイドパネル23、外装パネル24、ルーバ25、トップカバー26および前記フロントガラス18の側部が着脱自在に配設されて機械室13を画成するようになっており、サイドパネル23を取り外すことで、機械室13の側方に側部開口部(開口部)27が開放し、該側部開口部27を介して冷却機構17のメンテナンスを行ない得るよう構成される。なお、トップカバー26は、機械室13の上部および収納室11の上部の双方に対して配設されている。また、サイドフレーム21およびトップフレーム22は、サイドフレーム21の上端部にトップフレーム22をネジ止め固定した状態で、一体的に取り外しおよび取り付けが行なわれる。
図1または図2に示す如く、前記機械室13の後方を画成するルーバ25には、前後方向に貫通して空気を吸い込むスリット25aが多数形成されている。また、機械室13の側方を画成するサイドパネル23には、左右方向に貫通して空気を排出するスリット23aが多数形成されている。
前記機械室13内の底部20の上には、冷却機構17の構成機器である凝縮器15、ファンモータ16、圧縮機14等が、該底部20に敷設されるユニットベース28を介して載置・固定されている。ユニットベース28には、図2に示す如く、圧縮機14、ファンモータ16、凝縮器15がこの順序で前側から配置されて、ファンモータ16を駆動することで、前記ルーバ25のスリット25aから吸い込んだ外部空気を凝縮器15および圧縮機14に接触して冷却し、熱交換後の空気を前記サイドパネル23のスリット23aから排出するよう構成される。
前記凝縮器15は、左右両側に配設された一対のエンドプレート29,30を介して前記ユニットベース28に位置決め固定されている。両エンドプレート29,30は、ファンモータ16が配設される前面側に所定長さで延出する延出部29a,30aを備えている(図4(a)参照)。前記収納室側(側部開口部27から離間する側)に位置する第1エンドプレート29の第1延出部29aには、図4(c)に示す如く、左右方向に貫通する係合部としての抜き孔29bが上下方向に離間して複数(実施例では2つ)形成されている。また収納室11から離間する側(側部開口部27に近接する側)に位置する第2エンドプレート30の第2延出部30aには、図4(b)に示す如く、上下方向の中間位置に左右方向に貫通するネジ孔30bが形成される。
前記ファンモータ16は、図2,図3または図6に示す如く、複数の羽根を備えるファン31と、該ファン31を回転駆動するモータ32とを取付枠33に配設して構成され、前記凝縮器15とファンモータ16との間の風路を画成するためのシュラウド34に予め着脱自在に固定された状態で、凝縮器15の前面側に着脱自在に取付固定される。取付枠33は、風路を形成する開口部33aを中央に形成した矩形枠状の部材であって、該取付枠33の4隅には、シュラウド34に向けて突出するボス35,36が夫々設けられている。また4つのボス35,36の内、一方の対角に位置する2つのボス35,35には突出端側に開口するネジ孔35aが設けられている。以後、ネジ孔35aが形成されるボス35を固定用ボスと指称すると共に、ネジ孔が形成されていないボス36を非固定用ボスと指称するものとする。なお、取付枠33の開口部33aは、前記ファン31の直径より大きく設定されると共に、取付枠33に対してファン31およびモータ32は開口部33aの中心に回転軸を整列して配設される。
前記シュラウド34は、凝縮器15の前面部を略覆い得る矩形状に形成された本体板37の中央部に、ファンモータ16を囲繞可能な内部寸法に設定された略円形の開口部37aが形成される。また本体板37には、図5または図6に示す如く、開口部37aを囲む位置であって、前記取付枠33における各固定用ボス35と対応する位置にネジ用通孔37bが夫々形成されると共に、取付枠33における各非固定用ボス36と対応する位置に大径通孔37cが夫々形成されている。そして、各固定用ボス35のネジ孔35aをネジ用通孔37bに整列するよう取付枠33を本体板37の前面に位置決めした状態で、各ネジ用通孔37bに後側から挿通したネジ38をネジ孔35aに螺挿することで、取付枠33が本体板37に位置決め固定される。なお、前記大径通孔37cの内径は、非固定用ボス36の外径より大きく設定されており、取付枠33を本体板37に固定した状態で非固定用ボス36が本体板37に接触しないよう構成される。すなわち、本体板37に対して取付枠33は、一方の対角に位置する2つの固定用ボス35,35を介して固定されて、取付枠33は、一対の固定用ボス35,35を通る一方の対角線を軸として他方の対角側が前後方向(本体板37に対する近接・離間方向)へ揺動するのが許容されるよう構成してある。また本体板37と取付枠33とは、一対の固定用ボス35,35のみが接触し、取付枠33の本体と本体板37との間に固定用ボス35,35の突出寸法の空間Sが画成される。そして、この空間Sの前後寸法は、取付枠33が一方の対角線を軸として他方の対角側が前後方向へ揺動する際の揺動量が、前記固定用ボス35,35の本体板37との固定部分が破損しない範囲では、該取付枠33の本体における他方の対角側が本体板37に接触しない値に設定される。更に具体的には、固定用ボス35,35の本体板37との固定部分が破損する直前に、揺動する取付枠33の本体や非固定用ボス36,36が本体板37や大径通孔37cの内縁に接触することでそれ以上の揺動を規制して、固定部分の破損を防止するよう設定される。
前記シュラウド34における本体板37の上端縁には、後方(凝縮器側)を指向して略直角に屈曲された庇部39を備え、該庇部39は、図2に示す如く、凝縮器15の上部を覆って後方に所定長さで延出し、凝縮器15の上部を前側から後側へ空気がショートサイクルするのを防止するべく機能する。また庇部39の後端縁(延出端縁)には、上方に向けて略直角に屈曲された第1屈曲部40aおよび該第1屈曲部40aの上端縁から後方に向けて略水平に屈曲された第2屈曲部40bとから略L字形に形成される支持部40が設けられ、該支持部40によって前記外装パネル24を下方から支持するよう構成される(図8参照)。更に、本体板37の左右両端縁には、後方(凝縮器側)に指向して略直角に屈曲されたフランジ部41,42が設けられている(図5参照)。実施例では、収納室側に位置する一方のフランジ部41を第1フランジ部と指称し、側部開口部側に位置する他方のフランジ部(固定部)42を第2フランジ部(固定部)と指称する。
図5に示す如く、前記第1フランジ部41には、前記凝縮器15における前記第1エンドプレート29の各抜き孔29bと対応する位置の夫々に、外側方に向けて突出して抜き孔29bに側方から挿脱自在な被係合部として突片41aが設けられている。また第2フランジ部42には、凝縮器15における前記第2エンドプレート30のネジ孔30bに対応する位置に、固定手段としてのネジ43の軸部が挿通可能な通孔42aが左右方向に貫設されている。そして、前記シュラウド34に固定されたファンモータ16は、第1フランジ部41の各突片41aを第1延出部29aの対応する抜き孔29bに側方から夫々挿入して該第1フランジ部41が第1延出部29aに対向当接した状態で、第2延出部30aの外側(側部開口部側)に臨む第2フランジ部42の通孔42aに側方から挿通したネジ43を第2延出部30aのネジ孔30bに螺挿することで凝縮器15に取付固定される。
前記シュラウド34における本体板37の左右幅方向の中央には、前記開口部37aの下方位置に、前後方向に貫通する位置決め孔(被係止手段)44が形成されている。また前記ユニットベース28には、図7に示す如く、前記位置決め孔44に係脱自在に係止する位置決め片(係止手段)45が形成されている。この位置決め片45は、例えばユニットベース28を切り起こして、その先端部を前側に向けて略直角に屈曲したものであって、該屈曲片45aが位置決め孔44に挿入されることで係止するよう構成される。
前記位置決め片45は、凝縮器15に対して前記突片41aおよびネジ43を介してシュラウド34を固定した際に、無負加状態で前記本体板37における位置決め孔44の形成位置が臨む位置より前方(凝縮器15から離間する側)に位置するよう設定される。すなわち、本体板37の後面側(凝縮器側)から屈曲片45aを位置決め孔44に挿入することで位置決め片45が本体板37の後面に当接する状態では、本体板37の下部中間位置が凝縮器15から離間する側に変位して該本体板37が張った状態に保持されるようになっている。
前記トップフレーム22の下面後端には、前記機械室13の後方を画成するルーバ25により閉成される後部開口部46の上部を画成する前記外装パネル24が配設されている。外装パネル24は、図2に示す如く、トップフレーム22に対する取付部として機能する水平部24aと、該水平部24aの後端縁から下方に向けて略直角に屈曲した垂直部24bとを備え、該垂直部24bには、前後方向に貫通する取付孔が形成されている。そして、垂直部24bには、フランジが垂直部24bの外面に当接するまで本体部を取付孔に後側(外側)から嵌挿した電源スイッチ47が取り付けられ、該電源スイッチ47は、トップフレーム22の下面に配設された電装箱に接続されている。電源スイッチ47における外部後方に露出する操作ボタン47a、シーソー式のものであって、後方から操作ボタン47aを押して左右に傾動させることでON状態とOFF状態とに切換えられるよう構成される。
前記外装パネル24における垂直部24bの下端縁には、図8に示す如く、前後方向に略水平に延在する水平板部24cが設けられると共に、該水平板部24cの後端縁には下方に向けて屈曲されたガイド部24dが設けられている。そして、前記水平板部24cが、前記シュラウド34における支持部40の第2屈曲部40bの上面に上側から当接すると共に、該第2屈曲部40bの延出端(後端)がガイド部24dに前側(内側)から当接した状態で、外装パネル24における垂直部24bの下端部が位置決めされる。なお、ガイド部24dと支持部40の第1屈曲部40aとの間には下方に開口するガイド溝48が形成され、該ガイド溝48に前記ルーバ25の上端部が挿脱自在に挿入されるようになっている。
前記機械室13の後部開口部46には、前記ルーバ25が着脱自在に取り付けられるよう構成される。ルーバ25の上端部には、前記外装パネル24とシュラウド34とにより画成される前記ガイド溝48に挿入可能な上部挿入部25bが設けられる。また、ルーバ25の下端部には、前記機械室13を画成する底部20の後端縁に上方に向けて屈曲されて後部開口部46の下端部を画成する画成部20aに係脱自在に係合する下部係合部25cが設けられている。すなわち、上部挿入部25bをガイド溝48に挿入した状態で、下部係合部25cを画成部20aに係合することで、ルーバ25が後部開口部46を閉成する状態で取り付けられる。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係る冷蔵ショーケースの作用につき説明する。
前記冷却機構17のメンテナンスに際して前記ファンモータ16を機械室13から取り出す場合は、冷蔵ショーケース10からトップカバー26およびサイドパネル23を取り外し、サイドフレーム21の底部20に対する固定を解除すると共にトップフレーム22の仕切壁12に対する固定を解除することで両フレーム21,22を一体的に取り外す。サイドパネル23およびサイドフレーム21を取り外すことで、機械室13の側方には側部開口部27が開口する(図1参照)。側部開口部27が開口することで、前記凝縮器15にシュラウド34を固定している前記ネジ43が側部開口部側に露出する。従って、該ネジ43を弛み外して凝縮器15の第2延出部30aとシュラウド34の第2フランジ部42との固定を解除した後、該シュラウド34を側部開口部側に移動することで、シュラウド34の第1フランジ部41における各突片41aが凝縮器15の第1延出部29aにおける対応する抜き孔29bから引き抜かれ、該シュラウド34はファンモータ16と共に側部開口部27から機械室外方に取り出される(図3参照)。なお、前記突片41aを抜き孔29bから引き抜く際には、シュラウド34の位置決め孔44から位置決め片45の屈曲片45aを抜くように、該シュラウド34を若干斜め前側に傾斜させた状態で行なう。
次に、前記ファンモータ16が取り付けられたシュラウド34を機械室内の凝縮器15に取付固定する場合は、前記側部開口部27からシュラウド34を第1フランジ部41が奥側を向く姿勢で機械室13に挿入する。このとき、前記本体板37がユニットベース28の位置決め片45より前側に臨むように若干斜めの姿勢で挿入し、第1フランジ部41の各突片41aを第1延出部29aの対応する抜き孔29bに側方から挿入する。このとき、前記位置決め片45の屈曲片45aも本体板37の位置決め孔44に後側から挿入される。そして、第1延出部29aにおける側部開口部側の面に第1フランジ部41が側方から当接すると共に、屈曲片45aが位置決め孔44に挿入された位置決め片45が本体板37の後面に当接した状態(図7参照)で、前記第2延出部30aの外側方に臨む第2フランジ部42の通孔42aに外側から挿通したネジ43を第2延出部30aのネジ孔30bに螺挿することで、シュラウド34が凝縮器15に取付固定される。
前述したように、前記機械室13に設置した凝縮器15に対するファンモータ16の取り外しおよび取り付けは、側部開口部側に露出する1本のネジ43によるシュラウド34と凝縮器15との固定を解除した状態で、ファンモータ16をシュラウド34と共に機械室13の側部開口部27から引き抜いたり挿入するだけでよく、メンテナンス性が向上する。すなわち、凝縮器15と圧縮機14との間の隙間が小さく、側部開口部27から奥側(収納室側)に手を差し込むことが困難であっても、凝縮器15に対するファンモータ16(シュラウド34)の取り外しおよび取り付けを容易に行ない得る。しかも、凝縮器15とシュラウド34との固定は、側部開口部側に露出する1本のネジ43で行ない得るから、固定に関する部品点数は少なく、コストも低廉に抑えることができる。更に、シュラウド34は側部開口部側でネジ43を介して凝縮器15に固定されるだけであるが、前記ユニットベース28の位置決め片45が本体板37に後側から当接することで、該本体板37における凝縮器15の両延出部29a,30aに支持される両フランジ部41,42の中間部分が前側に張った状態に保持されるから、該シュラウド34は安定的に保持される。
前記サイドフレーム21の上端部にトップフレーム22が取り付けられている状態で、該サイドフレーム21の下端部を底部20に取り付けると共にトップフレーム22の延出端部を仕切壁12の上端部に取り付ける。このとき、トップフレーム22に配設されている前記外装パネル24の水平板部24cが、図8に示す如く、前記シュラウド34の庇部39における支持部40の第2屈曲部40bに上方から当接して支持される。また、第2屈曲部40bの後端が外装パネル24のガイド部24dの内面に前側から当接することで、外装パネル24の垂直部24bの位置決めがなされる。
このように前記シュラウド34の支持部40で外装パネル24を支持するよう構成したから、該外装パネル24に配設されている前記電源スイッチ47の操作ボタン47aを押圧操作する際には、その力をガイド部24dの内面に当接する第2屈曲部40bを介してシュラウド34で支持できる。すなわち、電源スイッチ47の操作ボタン47aを操作する際に加わる力に耐えるために外装パネル24自体の強度を必要以上に高く設定する必要はなく、外装パネル24として厚みの大きな板金を用いることなく樹脂製品で対応することが可能となり、コストを低廉に抑えることができる。なお、シュラウド34の支持部40は、前記ルーバ25から吸い込まれる空気の流路に臨んでいるから該支持部40が凝縮器15の熱によって高温となることはなく、電源スイッチ47への熱影響は抑えられる。
前記底部20および外装パネル24との間に画成される後部開口部46は、底部20および外装パネル24間に取り付けられるルーバ25で閉成される。ルーバ25については、図8に示す如く、上部挿入部25bを外装パネル24におけるガイド部24dとシュラウド34の第1屈曲部40aとの間に画成されているガイド溝48に下方から挿入すると共に、該ルーバ25の下部係合部25cを底部20の画成部20aに係合することで取り付けられる。
前記ルーバ25の上部挿入部25bを挿入するガイド溝48を、凝縮器15の上部における空気のショートサイクルを防止するためのシュラウド34の庇部39を利用して形成したから、ガイド溝48を設ける専用の部材を省略することができる。また、ショートサイク防止用の庇部39によって形成されるガイド溝48に上部挿入部25bを挿入することで、該ルーバ25は凝縮器15の空気吸込側に適正に位置決めされる。
前記冷蔵ショーケース10を運搬等する際には、特に前記圧縮機14とファンモータ16との隙間が小さいものにおいては、運搬時に雑な取り扱いをされたときに加わる振動等によって圧縮機14がファンモータ16に接触することがある。この場合において、実施例のファンモータ16は、前記取付枠33がシュラウド34に対して一方の対角に位置する2箇所の固定用ボス35がネジ止め固定されて、シュラウド34の本体板37と取付枠33の本体(固定用ボス35以外の部分)とは離間しているので、取付枠33は一方の対角線を軸にして他方の対角側が前後に揺動するのは許容される。従って、圧縮機14がファンモータ16に接触した際には、取付枠33が揺動することで衝撃力を緩和(逃す)ことができ、ファンモータ16に過大な力が加わることなく損傷等を防止し得る。また、取付枠33の固定用ボス35,35を一方の対角に位置する隅部に設けてあるから、両固定用ボス35,35の離間間隔を大きくとることができ、ファンモータ16に衝撃が加わった際に取付枠33が容易に揺動して衝撃力の緩和を好適に達成し得る。しかも、固定用ボス35,35の本体板37との固定部分が破損する直前に、取付枠33の本体や非固定用ボス36,36が本体板37や大径通孔37cの内縁に接触して揺動が規制されることで、固定部分が破損するのは防止される。
〔変更例〕
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.実施例では凝縮器の第1延出部に抜き孔を設けると共に、シュラウドの第1フランジ部に突片を設けたが、第1延出部に突片を設けると共に、第1フランジ部に抜き孔を設ける構成であってもよい。
2.第1延出部に設ける係合部と第1フランジ部に設ける被係合部は、抜き孔と突片に限らず、側方から係脱自在であれば、凸部と凹部等、その他の構成を採用可能である。
3.第1延出部および第1フランジ部に設ける係合部および被係合部の数は実施例の2つに限らず、1つあるいは3つ以上であってもよく、係合部と被係合部との係合によりシュラウドを位置決めし得るものであればよい。
4.実施例では、シュラウドの固定部を凝縮器の第2延出部にネジによって着脱自在に固定するよう構成したが、固定部を第2延出部に着脱自在に固定する固定手段は、ネジに代えて嵌合式のピン等、その他公知の手段を採用することができ、着脱操作するための操作部が開口部側から操作可能なものであればよい。
5.実施例ではシュラウドに位置決め孔を設けると共に、ユニットベースに位置決め片を設けたが、シュラウドに設けた位置決め片をユニットベースに設けた位置決め孔に差込み係止する構成であってもよい。また、シュラウドに設ける係止手段とユニットベースに設ける被係止手段は、位置決め孔と位置決め片に限らず、係脱自在で係止された際にシュラウドの中間部を張った状態に保持し得るものであれば、凸部と凹部等、その他の構成を採用可能である。
6.実施例では機械室の側方に設けた開口部からファンモータを挿脱自在に構成したが、凝縮器とファンモータとの並び方向との交差方向に開口する開口部を介してファンモータを挿脱し得るものであればよい。例えば、機械室に対して凝縮器とファンモータとが左右方向に並んで配設される構成であれば、機械室の前側または後側に開口する開口部を介してファンモータを挿脱し得るようにすればよい。
7.実施例では取付枠に設けた非固定用ボスに対応してシュラウドに設けた大径通孔の内径を非固定用ボスの外径より大きくすることで、該非固定用ボスがシュラウドに接触しないよう構成したが、非固定用ボスを短かくしたり省略する構成であってもよく、その場合は大径通孔を設ける必要もない。
8.実施例では取付枠の一方の対角線上に一対の固定用ボスを設けたが、一対の固定用ボスの配設位置は、対角線上に限らず、開口部を挟んで該開口部を縦断または横断する線上の位置等、取付枠の中央を通る線上において開口部を挟んで離間する位置であればよい。
9.実施例では外装パネルに電源スイッチが配設される構成としたが、外装パネルに照明用のスイッチやブレーカ等の各種のスイッチが配設されるものであってもよい。
10.実施例では、冷却機構を備える装置として冷蔵ショーケースを挙げたが、機械室に冷却機構を備える冷蔵庫や製氷機等であってもよい。
13 機械室,14 圧縮機,15 凝縮器,16 ファンモータ,33 取付枠
33a 開口部,34 シュラウド,35 固定用ボス(ボス),S 空間

Claims (3)

  1. 凝縮器(15)、シュラウド(34)に配設されるファンモータ(16)および圧縮機(14)が機械室(13)に収容される冷却機構を備えた装置において、
    前記シュラウド(34)に対するファンモータ(16)の取付枠(33)に、シュラウド(34)に向けて突出する一対の固定用ボス(35,35)が、取付枠(33)の中央を通る線上において該取付枠(33)に形成される開口部(33a)を挟んで設けられ、
    前記取付枠(33)における前記一対の固定用ボス(35,35)と反対の対角に、前記シュラウド(34)に向けて突出する一対の非固定用ボス(36,36)が前記取付枠(33)の開口部(33a)を挟んで設けられ、
    前記一対の固定用ボス(35,35)をシュラウド(34)に固定した際に、該シュラウド(34)と取付枠(33)との間に該取付枠(33)の揺動を許容する空間(S)が画成されると共に、前記シュラウド(34)の前記各非固定用ボス(36,36)と対応する位置に一対の大径通孔(37c,37c)が夫々形成されており、
    前記大径通孔(37c)の内径は前記非固定用ボス(36)の外径より大きく設定されているよう構成した
    ことを特徴とする冷却機構を備えた装置。
  2. 前記取付枠(33)は矩形状に形成され、一方の対角に位置する隅部の夫々に前記固定用ボス(35)が設けられ、両固定用ボス(35,35)を通る一方の対角線を軸として取付枠(33)における他方の対角側がシュラウド(34)に対する近接・離間方向に揺動可能に構成される請求項1記載の冷却機構を備えた装置。
  3. 前記空間(S)におけるシュラウド(34)に対する近接・離間方向の寸法は、前記取付枠(33)の揺動量が前記固定用ボス(35)とシュラウド(34)との固定部分が破損しない範囲で、該取付枠(33)がシュラウド(34)に接触しない値に設定される請求項1または2記載の冷却機構を備えた装置。
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