JP5491339B2 - エンジンの吸気装置 - Google Patents
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Description
タンブルとはクランク軸方向にほぼ沿った軸回りに回転する旋回流のことをいい、スワールとはシリンダ中心軸にほぼ沿った軸回りに回転する旋回流のことをいう。
これに対し、例えば、各バンクのプライマリポートの集合部に設けられた第1のコレクタ室と、各バンクのセカンダリポートの集合部に設けられた第2のコレクタ室とを連通させる開口に単一のバタフライバルブを設けて開閉することも考えられるが、この場合、バタフライバルブが大型となりかつその作動角度も大きくなることから、大出力のアクチュエータが必要となり、また、全開と全閉との間の作動時間が長く、過渡時における良好な制御が困難である。
本発明の課題は、簡単な構成によって各気筒の吸気ポートの一部の流路を開閉可能とするとともに、小出力のアクチュエータによって良好な開閉制御が可能なエンジンの吸気装置を提供することである。
請求項1の発明は、クランク軸回りの角度をずらして配置されかつ複数の気筒をそれぞれ有する第1のシリンダブロック及び第2のシリンダブロックにそれぞれ設けられた第1のシリンダヘッド及び第2のシリンダヘッドの吸気ポートに燃焼用空気を供給するエンジンの吸気装置であって、前記第1のシリンダヘッドの吸気ポートに接続され、隔壁によって隔てられた第1の流路及び第2の流路が形成された第1の吸気管と、前記第2のシリンダヘッドの吸気ポートに接続され、隔壁によって隔てられた第1の流路及び第2の流路が形成された第2の吸気管と、外部から導入された空気を前記第1の吸気管の前記第1の流路、及び、前記第2の吸気管の前記第1の流路に供給する第1のコレクタ室と、前記第1のコレクタ室と連通しかつ前記第1のコレクタ室から導入された空気を前記第1の吸気管の前記第2の流路に供給しかつ前記第1のシリンダブロックの気筒毎に区画された第2のコレクタ室と、前記第1のコレクタ室と連通しかつ前記第1のコレクタ室から導入された空気を前記第2の吸気管の前記第2の流路に供給しかつ前記第2のシリンダブロックの気筒毎に区画された第3のコレクタ室と、前記第1のコレクタ室と前記第2のコレクタ室との間の連通箇所を実質的に開閉する第1の制御バルブと、前記第1のコレクタ室と前記第3のコレクタ室との間の連通箇所を実質的に開閉する第2の制御バルブと、前記第1の制御バルブ及び前記第2の制御バルブを連動して駆動するアクチュエータとを備えることを特徴とするエンジンの吸気装置である。
請求項3の発明は、前記第1の制御バルブは、前記連通箇所を開放した状態にあるときに、表面部が前記第1のコレクタ室から前記第2のコレクタ室に流れる気流方向と、前記第2のコレクタ室から前記第1の吸気管の前記第2の流路に流れる気流方向との中間の角度となるように配置され、前記第2の制御バルブは、前記連通箇所を開放した状態にあるときに、表面部が前記第1のコレクタ室から前記第3のコレクタ室に流れる気流方向と、前記第3のコレクタ室から前記第2の吸気管の前記第2の流路に流れる気流方向との中間の角度となるように配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンの吸気装置である。
(1)第1のコレクタ室と第2のコレクタ室との連通箇所、及び、第1のコレクタ室と第3のコレクタ室との連通箇所を、それぞれ独立した第1の制御バルブ及び第2の制御バルブで開閉することによって、各バルブのサイズを小さくすることができ、作動トルクを低減して小型、小出力のアクチュエータでも駆動可能とすることができる。
また、各制御バルブの作動角度を小さくすることができるため、駆動に要する時間を短縮することができ、制御の応答性を向上することができる。
さらに、第1、第2の制御バルブを共通のアクチュエータによって連動して駆動することによって、装置の構造や制御をシンプルにすることができる。
(2)アクチュエータによって第1の制御バルブを駆動するとともに、第1の制御バルブ側から第2の制御バルブ側へ駆動力を伝達する動力伝達機構を設けることによって、単独のアクチュエータによって各制御バルブを適切に駆動し、上述した効果を確実に得ることができる。
(3)開放状態において、第1、第2の制御バルブは、表面部が第1のコレクタ室から第2、第3のコレクタ室に流れる気流方向と、第2、第3のコレクタ室から各吸気管の第2の流路に流れる気流方向との中間の角度となるように配置されることによって、第2、第3のコレクタ室内の気流を整流する効果を発揮し、圧力損失を低減して吸気効率を改善することができる。
エンジン1は、例えば、乗用車等の自動車の走行用動力源として用いられる水平対向4気筒のガソリンエンジンである。
シリンダブロックRH10、シリンダブロックLH20は、クランクシャフトを挟んで二分割構成されたエンジン1のクランクケースを構成する。
シリンダブロックRH10には、1番シリンダ(気筒)及び3番シリンダが設けられている。
シリンダブロックLH20には、2番シリンダ及び4番シリンダが設けられている。
各シリンダ内には、クランクシャフトとコンロッドで連結されたピストンが挿入されている。
シリンダヘッドRH30及びシリンダヘッドLH40は、燃焼室31,41、吸気ポート32,42、排気ポート33,43、動弁系34,44等を備えて構成されている。
吸気ポート32,42は、燃焼室31,41に燃焼用空気(新気)を導入する流路である。吸気ポート32,42は、エンジン1の上面部に開口している。
排気ポート33,43は、燃焼室31,41から出た燃焼済ガス(排気ガス)を排出する流路である。排気ポート33,43は、エンジン1の下面部に開口している。
排気ポート33,43を出た排気は、図示しないエキゾーストマニホールドで集合した後、ターボチャージャ50のタービン52に導入され、その後図示しない排ガス処理装置及びサイレンサを通過した後車外に排出される。
動弁系34,44は、各ポートを開閉するバルブ及びこれを所定のバルブタイミングで駆動するバルブ駆動系等を備えている。
ターボチャージャ50は、空気を圧縮するコンプレッサ51及び排気ガスによって駆動されコンプレッサ51を駆動するタービン52を備えている。
インテークダクト70は、インタークーラ60から出た冷却済の空気をスロットル80に導入する管路である。
スロットル80は、筒状に形成された空気流路の内部に、エンジン1の吸入空気量を調節して出力調整を行うバタフライバルブであるスロットルバルブ81を備えている。スロットルバルブ81は、図2に示す電動アクチュエータ82によって駆動されるいわゆる電動スロットルとなっている。
図2から図5に示すように、インテークマニホールド100は、1番吸気管110、2番吸気管120、3番吸気管130、4番吸気管140、コレクタ150、タンブル生成バルブ(TGV)200等を備えて構成されている。
ここで、1番吸気管110及び3番吸気管130は、本発明にいう第1の吸気管であって、コレクタ150からシリンダヘッドRH30側に伸びている。また、2番吸気管120及び4番吸気管140は、本発明にいう第2の吸気管であって、コレクタ150からシリンダヘッドLH40側に伸びている。
1番吸気管110、2番吸気管120、3番吸気管130、4番吸気管140は、コレクタ150の側面からほぼ水平に突きだすとともに、上方が凸となるように湾曲し、対応するシリンダの吸気ポート32,42に接続される。
第1流路112,122,132,142は、隔壁111,121,131,141の上方(湾曲部の外側)に形成されている。
第2流路113,123,133,143は、隔壁111,121,131,141の下方(湾曲部の内側)に形成されている。
図4に示すように、隔壁111,121,131,141を、クランク軸と直交する平面で切って見た断面形状は、1番吸気管110、2番吸気管120、3番吸気管130、4番吸気管140の湾曲に沿って湾曲している。
また、隔壁111,121,131,141を、1番吸気管110、2番吸気管120、3番吸気管130、4番吸気管140の長手方向と直交する平面で切って見た断面形状は、クランク軸方向とほぼ平行な直線状となっている。
コレクタ150は、ほぼ直方体状のボックスとして形成され、高さ方向における中間部に設けられた隔壁151によって、その上方の第1室152(本発明にいう第1のコレクタ室)、及び、下方の第2室RH153(本発明にいう第2のコレクタ室)、第2室LH154(本発明にいう第3のコレクタ室)に区画されている。
第2室RH153、第2室LH154は、それぞれコレクタ150の下部におけるシリンダヘッドRH30側、シリンダヘッドLH40側の領域であって、中央部に設けられた仕切板155によって区画されている。
スロットル80からの空気は、まず第1室152に導入される。
1番吸気管110、3番吸気管130の第2流路113,133は、第2室RH153と連通し、第2室RH153から空気が供給される。
2番吸気管120、4番吸気管140の第2流路123,143は、第2室LH154と連通し、第2室LH154から空気が供給される。
開口151aは、第1室152から第2室RH153へ空気を導入する連通箇所である。
開口151bは、第1室152から第2室LH154へ空気を導入する連通箇所である。
開口151aと開口151bとは、隔壁151の中央部に隣接して配置されている。
仕切板155は、エンジン1のクランク軸方向に沿って伸び、第2室RH153と第2室LH154とを区画するものである。
仕切板156は、エンジン1の横方向(縦置き搭載の場合の車幅方向)に沿って伸び、第2室RH153及び第2室LH154の内部をシリンダ毎に区画するものである。
仕切板155と仕切板156とは、上方から見た際に、ほぼ直交して配置されている。
これらの仕切板155,156によって、第2室RH153及び第2室LH154の内部は、1番から4番のシリンダ毎に仕切られている。
TGV200は、バルブRH210、LH220、アクチュエータ230等を備えて構成されている。
バルブLH220は、コレクタ150の第1室152と第2室LH154との間の連通、遮断を切り替えるバタフライバルブである。
回転軸211,221は、エンジンのクランク軸とほぼ平行に配置されるとともに、コレクタ150に対して相対回転可能に支持されている。
回転軸211,221は、それぞれ隔壁151の開口151a、151bの中央部を横切るように配置されている。
回転軸211の他方の端部には、ドライブギヤ213が設けられている。
バルブLH220の回転軸221の端部には、ドライブギヤ213と噛合して動力伝達を行なうドリブンギヤ223が設けられている。
ドライブギヤ213及びドリブンギヤ223は、1:1のギヤ比を有するギヤ列を構成する。これによって、バルブRH210及びバルブLH220は、左右対称に同じ角度で回動するようになっている。
なお、アクチュエータ230、ドライブギヤ213、ドリブンギヤ223は、図6、図7以外では図示を省略している。
このように、バタフライ212、222が隔壁151に対して傾斜して配置されることによって、これらは開口151a、151bから第2室RH153、第2室LH154を経由して各吸気管の第2流路に入る空気流Fを整流する機能を発揮する。
バタフライ212,222の閉状態においては、第2室RH153、第2室LH154の内部において、ある吸気管の第2流路から他の吸気管の第2流路へ空気が流れないよう、第2室RH153、第2室LH154の内部は、シリンダ毎(吸気管毎)に区画され、相互に遮断された状態となっている。
なお、比較例において、実施例と実質的に共通する箇所については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図10、図11に示す比較例の吸気装置は、実施例の吸気装置のTGV200に代えて、以下説明するTGV300を備えている。
TGV300の閉状態においては、図10に示すように、バタフライ302は隔壁151とほぼ同一平面上に配置され、開口151a、151bを実質的に閉塞する。
TGV300の開状態においては、図11に示すように、バタフライ302は、隔壁151に対してほぼ直立した状態まで、約90°回動した状態となっている。
さらに、TGV200,300の閉塞時にコレクタ150の第2室RH153、第2室LH154を介しての各気筒の第2流路113,123,133,143間の連通を遮断することによって、ある気筒の第2流路が他の気筒の第2流路から空気を吸入することがなく、燃焼室内に強いタンブル流を形成して燃焼を促進し、出力向上等を図ることができる。
また、コレクタ150の第1室152と第2室RH153、第2室LH154とを連通させる開口151a,151bを開閉することによって、コレクタ150の実質的な容積が変化するため、吸気の同調回転数を可変として広い回転数範囲にわたって体積効率を改善し、エンジンの出力をより向上することができる。
また、開口151a,151bから第2室RH153、第2室LH154に流入した空気流Fが、コレクタ150の底面と衝突して急激に向きを変えられるため、圧力損失が大きくなってしまう。
さらに、バタフライ302が開状態と閉状態との間で移行する際には、開口151a側と開口151b側とで空気流Fが非対称となることから、各シリンダ間でエンジンの吸気状態が異なってしまう。
(1)コレクタ150の第1室152と第2室RH153とを連通させる開口151a、及び、第1室152と第2室LH154とを連通させる開口151bを、それぞれ独立した制御バルブであるバルブRH210及びバルブLH220で開閉することによって、各バルブのバタフライ212,222のサイズを小さくすることができ、作動トルクを低減して小型、小出力のアクチュエータ230でも駆動可能とすることができ、装置を小型軽量化することができる。
また、各バタフライ212,222の作動角度を小さくすることができるため、全開と全閉との間で駆動に要する時間を短縮することができ、過渡状態における制御の応答性を向上することができる。
さらに、バルブRH210、バルブLH220を共通のアクチュエータ230によって連動して駆動することによって、装置の構造や制御をシンプルにすることができる。
(2)アクチュエータ230によってバルブRH210を駆動するとともに、バルブRH210側からバルブLH220側へ駆動力を伝達するドライブギヤ213及びドリブンギヤ223を設けることによって、単一のアクチュエータ230によってバルブRH210及びバルブLH220を適切に駆動し、上述した効果を確実に得ることができる。
(3)開放状態において、バタフライ212,222は、表面部が第1室152から第2室RH153、第2室LH154に流れる気流方向(ほぼ下向き)と、第2室RH153、第2室LH154から各吸気管の第2流路に流れる気流方向(ほぼ車幅方向外向き)との中間の角度となるように配置されることによって、第2室RH153、第2室LH154内の気流を整流する効果を発揮し、圧力損失を低減して吸気効率を改善することができる。
(4)TGV200が全開と全閉との間で移行する過渡状態においても、開口151a側と開口151b側とで空気流Fが対称となることから、各気筒間の吸気状態のばらつきを低減し、エンジンの性能を安定化させることができる。
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
例えば、エンジンの形式、気筒数や、吸気装置を構成する各要素の形状、構造、配置等は上述した実施例のものに限定されず、適宜変更することができる。
例えば、実施例においてはエンジンは水平対向4気筒であったが、本発明は例えば6気筒以上の水平対向エンジンや、V型エンジンであっても適用することができる。ここで、6気筒以上の場合には、各バンクの気筒数増加に応じて、実施例の仕切板156及びバタフライ212,222に相当する部材を増加させればよいが、この場合であっても単一のアクチュエータによる駆動が可能である。
また、エンジンはガソリンエンジンに限らず、ディーゼルエンジンやその他の燃料を用いるものであってもよい。
さらに、実施例では吸気管の流路を切替えて主にタンブル流を制御しているが、本発明はこれに限らずスワール流やその他の空気流れを制御するものにも適用可能である。
また、実施例ではバルブRHにアクチュエータを設けてバルブRHとバルブLHとの間でギヤ列によって動力伝達を行っているが、駆動機構及び動力伝達機構の構成は実施例のものに限定されず、適宜変更することが可能である。
10 シリンダブロックRH 20 シリンダブロックLH
30 シリンダヘッドRH 31 燃焼室
32 吸気ポート 33 排気ポート
34 動弁系
40 シリンダヘッドLH 41 燃焼室
42 吸気ポート 43 排気ポート
44 動弁系
50 ターボチャージャ 51 コンプレッサ
52 タービン 60 インタークーラ
70 インテークダクト 80 スロットル
81 スロットルバルブ 82 電動アクチュエータ
100 インテークマニホールド
110 1番吸気管 111 隔壁
112 第1流路 113 第2流路
120 2番吸気管 121 隔壁
122 第1流路 123 第2流路
130 3番吸気管 131 隔壁
132 第1流路 133 第2流路
140 4番吸気管 141 隔壁
142 第1流路 143 第2流路
150 コレクタ 151 隔壁
151a,151b 開口
152 第1室 153 第2室RH
154 第2室LH 155,156 仕切板
200 TGV(実施例)
210 バルブRH 211 回転軸
212 バタフライ 213 ドライブギヤ
220 バルブLH 221 回転軸
222 バタフライ 223 ドリブンギヤ
230 アクチュエータ F 空気流
300 TGV(比較例)
301 回転軸 302 バタフライ
Claims (3)
- クランク軸回りの角度をずらして配置されかつ複数の気筒をそれぞれ有する第1のシリンダブロック及び第2のシリンダブロックにそれぞれ設けられた第1のシリンダヘッド及び第2のシリンダヘッドの吸気ポートに燃焼用空気を供給するエンジンの吸気装置であって、
前記第1のシリンダヘッドの吸気ポートに接続され、隔壁によって隔てられた第1の流路及び第2の流路が形成された第1の吸気管と、
前記第2のシリンダヘッドの吸気ポートに接続され、隔壁によって隔てられた第1の流路及び第2の流路が形成された第2の吸気管と、
外部から導入された空気を前記第1の吸気管の前記第1の流路、及び、前記第2の吸気管の前記第1の流路に供給する第1のコレクタ室と、
前記第1のコレクタ室と連通しかつ前記第1のコレクタ室から導入された空気を前記第1の吸気管の前記第2の流路に供給しかつ前記第1のシリンダブロックの気筒毎に区画された第2のコレクタ室と、
前記第1のコレクタ室と連通しかつ前記第1のコレクタ室から導入された空気を前記第2の吸気管の前記第2の流路に供給しかつ前記第2のシリンダブロックの気筒毎に区画された第3のコレクタ室と、
前記第1のコレクタ室と前記第2のコレクタ室との間の連通箇所を実質的に開閉する第1の制御バルブと、
前記第1のコレクタ室と前記第3のコレクタ室との間の連通箇所を実質的に開閉する第2の制御バルブと、
前記第1の制御バルブ及び前記第2の制御バルブを連動して駆動するアクチュエータと
を備えること
を特徴とするエンジンの吸気装置。 - 前記第1の制御バルブ及び前記第2の制御バルブは、一対の回転軸回りにそれぞれ揺動して前記連通箇所を開閉し、
前記アクチュエータは、前記第1の制御バルブを駆動し、
前記第1の制御バルブ側から前記第2の制御バルブ側へ駆動力を伝達する動力伝達機構を備えること
を特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置。 - 前記第1の制御バルブは、前記連通箇所を開放した状態にあるときに、表面部が前記第1のコレクタ室から前記第2のコレクタ室に流れる気流方向と、前記第2のコレクタ室から前記第1の吸気管の前記第2の流路に流れる気流方向との中間の角度となるように配置され、
前記第2の制御バルブは、前記連通箇所を開放した状態にあるときに、表面部が前記第1のコレクタ室から前記第3のコレクタ室に流れる気流方向と、前記第3のコレクタ室から前記第2の吸気管の前記第2の流路に流れる気流方向との中間の角度となるように配置されること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンの吸気装置。
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