JP5485812B2 - 二酸化炭素回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、消費エネルギーが小さく、効果的に二酸化炭素の回収を行える二酸化炭素回収装置に関するものである。
地球温暖化対策で、産業や家庭から排出される二酸化炭素をできるだけ削減しようとする取り組みが世界レベルで取り組まれている。これには、エネルギーを消費する機器を省エネルギーとなるように改良し、古い機器と置き換えるという取り組みをしている。また、発電などのエネルギーを生み出す機器としては、太陽光や風の力を用いた脱着可能エネルギーを利用したものを用いたり、火力発電所の発電効率を上げる改良を行ったり、火力発電所から排出される二酸化炭素を地中や深海に埋める技術が開発されつつある。
以上のような取り組みの中で、本件発明は特に火力発電所から排出される二酸化炭素を地中や深海に埋める技術に関する。
火力発電所としては、燃料に石油や天然ガスや石炭を用いるものが最も普及しており、これ以外には都市より排出されるゴミを焼却するもの等がある。このような火力発電所の中で、石炭を燃料として使用するものは、次のような特徴がある。即ち燃料が安価であり、石炭の世界的な埋蔵量は石油よりも遥かに多く、埋蔵場所も世界各地にあるため入手が容易であり、よって安定して電力を供給できるという特徴がある。
しかし、石炭は燃焼時に排出する二酸化炭素が石油や天然ガスと比較して多く、さらに硫化物も多いという欠点があった。さらに石炭だけでなく、重質の石油も石炭と同様の問題があった。このため、石炭や重質油を燃料とする発電所などでは、硫黄酸化物や窒素酸化物を除去する装置を設けて、環境汚染を防止している。
しかし硫黄酸化物や窒素酸化物などを除去して環境汚染を防止しても、依然として二酸化炭素を多量に排出し、地球の温暖化を促進するという問題があった。
この改善策として、排ガス中の二酸化炭素を分離し、二酸化炭素を地中や深海に埋めるという技術が開発されている。この二酸化炭素の分離の手段は種々提案されているが、その中で二酸化炭素の吸着剤を用いるものがある。その場合に二酸化炭素の吸着に際して、排ガス中の水分が吸着を阻害するという問題がある。
つまり、石炭や石油が燃焼すると、元素として含まれていた水素が燃えて水分が発生するとともに、排ガス中の窒素酸化物を除去する際に触媒によるアンモニア接触還元法で分解したり、硫黄酸化物を除去する際に、石灰を混ぜた液を排ガスにスプレー状に吹き付けるという手段を採っている。この手段によって排ガス中のSOxと石灰が反応して石こうとなる湿式石灰・石膏法などが用いられたりしている。
以上の理由から、排ガス中に多量の湿分が含まれており、二酸化炭素がゼオライトなどの吸着剤に吸着されるのが阻害されるという問題がある。このため特許文献1に開示されたように、排ガス中の水分を除去する技術が開発された。
特開2009−242160号公報 特開2004−344703号公報
石炭や石油を燃焼させた場合に排出される排ガス中には水分が含まれ、この水分が二酸化炭素の吸着を阻害する。この水分の除去を少ないエネルギーで完全に行う事が必要である。このため、燃焼装置の発生する排ガスを、先ず全熱交換ロータを通して温度と湿度を下げ、温度と湿度の下がった排ガスを二酸化炭素吸着ロータに通過させて二酸化炭素を除去した上で全熱交換ロータを通して全熱交換器の水蒸気を脱着した上で大気へ放出し、二酸化炭素吸着ロータを水蒸気で脱着し、脱着した後の多湿二酸化炭素を地中埋設などの処理手段に送るようにした。
特許文献1に開示されたものは、発電所等の排ガスから二酸化炭素を分離するものであって、二酸化炭素の分離の前に排ガス中の水分を除去するものである。これによって二酸化炭素の分離が効率良く行われる。ここで本願発明が解決しようとする問題点は、排ガス中の水分を除去するためにエネルギーを消費するという点である。つまり地球温暖化防止のために二酸化炭素の排出を削減する手段がエネルギーを消費していては、あまり好ましいとは言えない。
本発明は、燃焼装置の発生する排ガスを、先ず全熱交換器を通して温度と湿度を下げ、温度と湿度の下がった排ガスを二酸化炭素吸着ロータに通過させて二酸化炭素を除去し、二酸化炭素を除去したガスは全熱交換器のもう一方のゾーンに通して全熱交換器に吸着した水蒸気を脱着した上で大気へ放出する。二酸化炭素吸着ロータに吸着した二酸化炭素は脱着ゾーンにて水蒸気で脱着し、脱着した後の多湿二酸化炭素を地中埋設などの処理手段に送るようにしたことを最も主要な特徴とする。
本発明の二酸化炭素回収装置は、排ガス中の水分を全熱交換器によって除去し、この水分を吸着した全熱交換器を二酸化炭素を除去した後の排ガスによって脱着するため、排ガス中の水分の除去にエネルギーを必要としないという利点がある。
図1は本発明の二酸化炭素回収装置の実施例1のフロー図である。 図2は本発明の二酸化炭素回収装置の実施例2のフロー図である。 図3は本発明の二酸化炭素回収装置の実施例3のフロー図である。 図4は本発明の二酸化炭素回収装置の実施例4のフロー図である。 図5は本発明の二酸化炭素回収装置の実施例5のフロー図である。
排ガス中の水分を除去し、二酸化炭素の除去効率を高め、この排ガス中の水分の除去をエネルギーを用いる事無く行い、省エネルギー効果を得るという目的のため、燃焼装置の発生する排ガスを、先ず全熱交換器を通して温度と湿度を下げ、温度と湿度の下がった排ガスを二酸化炭素吸着ロータに通過させて二酸化炭素を除去する。炭酸ガスを除去したガスは全熱交換器のもう一方のゾーンに通して全熱交換器の水蒸気を脱着した後大気へ放出する。二酸化炭素吸着ロータに吸着した二酸化炭素は、再生ゾーンにて水蒸気で脱着し、脱着した後の多湿二酸化炭素を地中埋設などの処理手段に送るようにして実現した。
図1は本発明の二酸化炭素除去装置を表すフロー図である。全熱交換ロータ1は既に多くの市販品があるが、技術的には日本特許第3009018号に開示されたものなどが適する。つまり、アルミニウム・シートをハニカム状に形成し、そのシートの上に湿気吸着剤を担持し、最終的に回転可能なロータ状に形成されている。湿気吸着剤としては、日本特許第3009018号に開示されたように、特定のイオン交換樹脂を粉砕したものが適するが、これに限定されるものではない。この実施例では幅が400mmの全熱交換ロータを用いた。
この全熱交換ロータ1は図1に示すように、ゾーン比1:1で2分割されている。つまり一方は吸着ゾーン2であり、他方は脱着ゾーン3である。そして、モータ(一般的であるので図示せず)によって回転し、吸着ゾーン2を通過するガスと、脱着ゾーン3を通過するガスとの間で湿度と顕熱との両方が交換される。吸着ゾーン2と脱着ゾーン3を通過する空気の量の比は1:1でも良いが、外気を導入して脱着側の風量を増せば吸着側の冷却、除湿効率が増すことができる。吸着ゾーン2には、例えば石炭火力発電所の排ガスが流される。つまり排ガス中の水分が全熱交換ロータ1によって除去され、温度も下がる。この全熱交換ロータ1の全熱交換効率は、空気量比1:2の場合90パーセントである。
全熱交換ロータ1の吸着ゾーン2を通過したガスは冷却コイル4によって冷却される。冷却コイル4は冷凍機などで冷却された不凍液が流れ、ここを通過するガスを冷却するとともに、不凍液の温度が上昇する。つまり冷却コイル4はガスと不凍液との間で顕熱交換を行う、熱交換器である。
二酸化炭素吸着ロータ5はシートをハニカム状に形成し、そのシートの上に二酸化炭素吸着剤を担持し、最終的に回転可能なロータ状に形成されている。ここで二酸化炭素吸着剤として合成ゼオライトを用いた。これ以外にシリカゲル又は活性アルミナなども適する。
二酸化炭素吸着ロータ5は、吸着ゾーン6、脱着ゾーン7、パージゾーン8の3つのゾーンに分割されている。吸着ゾーン6には冷却コイル4によって冷却されたガスが通過する。つまりこの吸着ゾーン6を通過するガスは全熱交換ロータ1によって湿気が除去され乾燥し、冷却コイル4によって冷却されている。
吸着ゾーン6を通過する際に、ガスに含まれる二酸化炭素が二酸化炭素吸着ロータ5に吸着され、主に窒素と酸素となって二酸化炭素吸着ロータ5から排出される。
またこの二酸化炭素吸着ロータ5から排出されたガスの一部は熱交換器9によって冷却され、パージゾーン8を通過することによって二酸化炭素吸着ロータ5を冷却する。パージゾーン8を通過したガスは大気放出される。
二酸化炭素吸着ロータ5から排出されたガスの残りは全熱交換ロータ1の脱着ゾーン3を通過することによって全熱交換ロータ1に吸着された水分を脱着し、大気放出される。
二酸化炭素吸着ロータ5の脱着ゾーン7には、蒸気加熱器(一般的であるので図示せず)によって加熱された二酸化炭素を通し、吸着された二酸化炭素を脱着する。
脱着ゾーン7を出て濃縮された二酸化炭素は、深海や枯れた油田、或いは地下の帯水層に注入することによって大気に放出される二酸化炭素の量を減らすことができる。
以上の説明の本発明実施例1のものは、火力発電所などから出た排気中の二酸化炭素を、二酸化炭素吸着ロータ5によって吸着濃縮する前に全熱交換ロータ1によって除湿しているため、二酸化炭素吸着ロータ5に吸着される水分が少なく、二酸化炭素の脱着に要するエネルギーが少なくなる。つまり二酸化炭素吸着ロータ5に水分が吸着されていると、水分の脱着にエネルギーが奪われてしまうという問題がある。
さらに全熱交換ロータ1による排気の除湿には、特段のエネルギーを加える必要がなく、システム全体でエネルギーの消費が少なくなる。しかも二酸化炭素吸着ロータ5に水分が吸着されないため、二酸化炭素の吸着率が高くなる。
本発明の実施例2は図2に示される。ここで図1の実施例1のものと同じ構成物については、同じ番号を付す。全熱交換ロータ1には2つのパージゾーン10、11が設けられ、その2つのパージゾーン10、11の間は管路12によって環状に結ばれている。ここで全熱交換ロータ1としては、幅400mmの物を用い、吸着ゾーン2と脱着ゾーン3とを通過する風量比を1:2とした。この場合の全熱交換効率は90パーセントであった。
また管路12には、この中の空気を循環させるブロア13が設けられている。なお図2の全熱交換ロータ1の吸着ゾーン2と脱着ゾーン3は上下逆の位置になっているが、それぞれ機能は図1のものと図2のもので同一である。
全熱交換ロータ1の吸着ゾーン2を通過したガスは冷却コイル4によって冷却される。冷却コイル4は冷凍機などで冷却された不凍液が流れ、ここを通過するガスを冷却するとともに、不凍液の温度が上昇する。つまり冷却コイル4はガスと不凍液との間で顕熱交換を行う、熱交換器である。
低温再生除湿ロータ14はシリカゲルや合成ゼオライト或いは国際公開2005/090417号に記載された合成吸着剤を有するもので、脱着ゾーン15と吸着ゾーン16とに2分割されている。そして冷却コイル4を出たガスが吸着ゾーン16を通過するように構成されている。
低温再生除湿ロータ14の吸着ゾーン16を通過したガスは、二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6を通過し、ヒータ17によって加熱されて低温再生除湿ロータ14の脱着ゾーン15を通過する。低温再生除湿ロータ14の脱着ゾーン15を通過したガスは大気放出される。
また低温再生除湿ロータ14の吸着ゾーン16を通過したガスの一部は分岐され、二酸化炭素吸着ロータ5のパージゾーン18を通過し、ヒータ19を通過して二酸化炭素吸着ロータ5の第2脱着ゾーン20を通過し、第2脱着ゾーン20を通過したガスは大気放出される。
二酸化炭素吸着ロータ5の第1脱着ゾーン21には蒸気発生装置22からの蒸気が送られる。第1脱着ゾーン21を通過した蒸気とガスは地中埋設のために地中へ送られる。
以上の構成の本発明の実施例2のものの動作を以下説明する。発電所からの排気には、二酸化炭素とともに石炭や石油などの燃料中の水素が燃えるため水蒸気が含まれる。この排ガスが全熱交換ロータ1の吸着ゾーン2を通過する際に、排ガス中の水蒸気の一部が全熱交換ロータ1に吸着される。そして全熱交換ロータ1に吸着された水蒸気は脱着ゾーン3を通過する外気によって脱着される。
また全熱交換ロータ1には一対のパージゾーン10、11が設けられ、この間を空気が循環ブロア13によって循環している。このため全熱交換ロータ1のある点について着目すると、その部分が吸着ゾーン2を通過し終わった時点で、全熱交換ロータ1を構成するハニカム体にガスが残留している。そして、この残留ガスはパージゾーン11で循環空気によって吐き出され、パージゾーン10へと移動する。パージゾーン10を通過し終わった時点で、このハニカム体の中に残ったガスは、発電所から送られたガスとともに吸着ゾーン2から出て行く。このようにして、一対のパージゾーン10、11及びその間を循環する管路の作用によって、発電所から送られた排ガスが全熱交換に際して脱着ゾーン3へ移行し、大気へ放出される量が極めて少なくなる。
この全熱交換ロータ1の作用による排ガス中の水蒸気の除去には、外気を送るブロア(図示せず)とパージゾーン10、11を循環する空気の循環ブロア13の消費するエネルギー以外のエネルギーは必要としない。実験の結果、発電所からの排ガスの温度が摂氏45度で、絶対湿度60g/kgであったが、吸着ゾーン2を出たガスの温度は摂氏31度、絶対湿度20g/kgとなった。
吸着ゾーン2を通過したガスは冷却コイル4によって冷却され、結露によって絶対湿度が下がり、冷却コイル4の出口では、温度が摂氏10度、絶対湿度7g/kgとなった。この低温乾燥ガスは低温再生除湿ロータ14の吸着ゾーン16を通過し、吸着熱で温度が上昇するとともに、より乾燥したガスとなる。吸着ゾーン16の出口のガスの実測値は温度摂氏31度、絶対湿度0.8g/kgであった。
低温再生除湿ロータ14の吸着ゾーン16を通過したガスは、二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6に入り、僅かに残った水蒸気が二酸化炭素とともに二酸化炭素吸着ロータ5に吸着される。この時、ガス中には水蒸気が極めて少なく、ガス中の水蒸気が二酸化炭素の吸着を阻害せず、効率的に二酸化炭素吸着ロータ5に吸着される。なお、二酸化炭素吸着ロータ5は後述の蒸気脱着によって水蒸気を含んでおり、これによって吸着ゾーン6を通過したガスは多少加湿され、絶対湿度が2g/kgとなる。
二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6を通過し、二酸化炭素の除去されたガスは成分が主に窒素と、希薄になった酸素となる。このガスはヒータ17によって摂氏60度まで加熱される。
ヒータ17によって摂氏60度まで加熱されたガスは、低温再生除湿ロータ14の脱着ゾーン15を通過し、低温再生除湿ロータ14に吸着された水蒸気を脱着する。低温再生除湿ロータ14の脱着ゾーン15を通過したガスの温度は摂氏39度まで下がり、絶対湿度は8.3g/kgとなる。このガスは上記のとおり二酸化炭素が除去されており、大気放出する。
二酸化炭素吸着ロータ5の第1脱着ゾーン21には蒸気発生装置22から水蒸気が送られる。すると二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6で吸着された二酸化炭素と水蒸気とが置換される。つまり二酸化炭素吸着ロータ5の吸着剤の吸着作用が二酸化炭素よりも水蒸気の方が強い場合、水蒸気を吸着することによって、それまで吸着していた二酸化炭素を放出する。
二酸化炭素吸着ロータ5の吸着剤としてシリカゲルや合成ゼオライトを用いた場合には、二酸化炭素よりも水蒸気の方が吸着作用が強く、上記の現象が発生する。
低温再生除湿ロータ14の吸着ゾーン16を通過したガスの一部は分岐され、二酸化炭素吸着ロータ5のパージゾーン18を通過し、二酸化炭素吸着ロータ5を冷却する。パージゾーン18を通過したガスは温度が上昇し、さらにヒータ19によって加熱され二酸化炭素吸着ロータ5の第2脱着ゾーン20を通過し、蒸気脱着によって二酸化炭素吸着ロータ5に吸着された水分を脱着する。第2脱着ゾーン20を通過したガスは大気放出される。このようにして二酸化炭素吸着ロータ5は、水分の脱着された後にパージゾーン18を通過し吸着ゾーン6へと進む。つまり吸着ゾーン6では二酸化炭素吸着ロータ5は乾燥しており、二酸化炭素の吸着作用が強く発揮される。
以上の説明のとおり、この実施例のものは少ないエネルギーで二酸化炭素の濃縮効果が高く、よって発電所や製鉄所など二酸化炭素の発生量の多いサイトの排出二酸化炭素を濃縮し、地中埋設や深海への閉じ込めなど効果的に行う事ができる。
本発明の実施例3は図3に示される。ここで図1の実施例1のもの及び図2の実施例2のものと同じ構成物については、同じ番号を付す。この実施例3のものは実施例2のものと比較して、顕熱交換ロータ23が追加され二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6を二酸化炭素を含むガスが2回通過するように循環路26が形成され、循環の際にこのガスを冷却するように冷却コイル27が設けられている。そして、このガスが吸着ゾーン6を2回通過した後にパージゾーン18を通過するようになっている。
顕熱交換ロータ23は全熱交換ロータ1のように湿気吸着剤を有しておらず、例えばアルミニウム・シートをハニカム状に形成し、回転可能なロータ状に形成されている。そして顕熱交換ロータ23は、吸熱ゾーン24と放熱ゾーン25とを有し、吸熱ゾーン24を通過するガスから顕熱を奪い、その顕熱を放熱ゾーンを通過するガスに与えるものである。
また顕熱交換ロータ23には、全熱交換ロータ1と同様2つのパージゾーン28、29が設けられ、その2つのパージゾーン28、29間は管路30によって環状に結ばれている。そして2つのパージゾーン28、29と管路30内の空気が循環ブロア13によって循環している。このため顕熱交換ロータ23のある点について着目すると、その部分が吸熱ゾーン24を通過し終わった時点で、顕熱交換ロータ23を構成するハニカム体にガスが残留している。そして、この残留ガスはパージゾーン28で循環空気によって吐き出され、パージゾーン29へと移動する。パージゾーン29を通過し終わった時点で、このハニカム体の中に残ったガスは、発電所から送られたガスとともに吸熱ゾーン24から出て行く。このようにして、一対のパージゾーン28、29及びその間を循環する管路30の作用によって、発電所から送られた排ガスが顕熱交換に際して放熱ゾーン25へ移行し、大気へ放出される量が極めて少なくなる。
本発明の実施例3のものは以上のように構成され、以下その動作について説明する。発電所から排出されたガスは外気よりも温度が高い。そのガスから水蒸気を除去する場合に温度が低いほど吸着剤の作用が強いため温度を下げる必要がある。温度を下げるために冷凍機を用いるとエネルギーを多く消費する。こここで本発明の実施例3のものは、発電所から排出されたガスと外気との間で、顕熱交換ロータ23によって顕熱交換を行う。
これによって発電所から排出されたガスは温度が下がる。この熱交換に際して2つのパージゾーン28、29が設けられ、その2つのパージゾーン28、29間は管路30によって環状に結ばれているため、発電所から送られた排ガスが顕熱交換に際して放熱ゾーン25へ移行し、大気へ放出される量が極めて少なくなる。
次に発電所から排出されたガスは全熱交換ロータ1に入り、外気と全熱交換を行い、温度と湿度とが下がる。例えば外気が摂氏30度で絶対湿度が16g/kgであった場合、全熱交換によって発電所から排出されたガスは摂氏31度で絶対湿度が20g/kgとなる。全熱交換ロータ1には一対のパージゾーン10、11が設けられ、この間を空気が循環ブロア13によって循環しているため発電所から送られた排ガスが全熱交換に際して脱着ゾーン3へ移行し、大気へ放出される量が極めて少なくなる。
このようにして温度と湿度の下がったガスは、冷却コイル4を通過することによってさらに温度と湿度が下がる。例えば冷却コイル4を通過したガスの温度が摂氏10度、絶対湿度7g/kgとなり、低温再生除湿ロータ14の吸着ゾーン16へ入る。この吸着ゾーン16を通過することによって、ガスは例えば摂氏40.7度、絶対湿度0.9g/kgの乾燥した状態となる。ここでガスの温度が上昇しているのは、吸着熱によるものである。顕熱交換ロータ23の放熱ゾーン25を通過して例えば摂氏80度まで温度の上昇した外気は、ヒータ17によって例えば摂氏140度まで温度を上げられて低温再生除湿ロータ14の脱着ゾーン15に送られる。これによって低温再生除湿ロータ14に吸着された湿気は脱着される。
低温再生除湿ロータ14の吸着ゾーン16を通過したガスは、二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6に入り、僅かに残った水蒸気が二酸化炭素とともに二酸化炭素吸着ロータ5に吸着される。この時、ガス中には水蒸気が極めて少なく、ガス中の水蒸気が二酸化炭素の吸着を阻害せず、効率的に二酸化炭素吸着ロータ5に吸着される。二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6を出たガスは、循環路26を介して冷却コイル27に入り、冷却されて吸着熱が除去される。冷却コイル27を出たガスは再度二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6に入り、二酸化炭素が吸着される。このようにして、図3の実施例ではガスは二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6を2回通過する。
吸着ゾーン6で二酸化炭素吸着ロータ5に二酸化炭素が吸着され、脱着ゾーン21へと移動する。この脱着ゾーン21には蒸気発生装置22から水蒸気が送られる。二酸化炭素吸着ロータ5に担持されたA型シリカゲルや合成ゼオライトは、二酸化炭素よりも水蒸気の方が吸着作用が強い。このため、吸着していた二酸化炭素を放出して、水蒸気を吸着する。このため脱着ゾーン21の出口側では、過剰の水蒸気とともに二酸化炭素が濃縮されて出てくる。このようにして濃縮された二酸化炭素は、地中埋設や深海への投入などの処分がなされる。ここで必要に応じて脱着ゾーン21の出口側から入口側への循環路を設けてもよい。
二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6を出たガスは、二酸化炭素吸着ロータ5のパージゾーン18を通過し、温度が上昇し、ヒータ19によってさらに温度が上昇して二酸化炭素吸着ロータ5の脱着ゾーン20を通過する。これによって二酸化炭素吸着ロータ5に二酸化炭素と置換吸着された水蒸気が脱着される。この脱着された水蒸気には二酸化炭素の含有量が少なく、大気放出される。
本発明の実施例4は図4に示される。ここで図1〜3の実施例1〜3のものと同じ構成物については、同じ番号を付す。この実施例4のものは実施例3のものと比較して、次の点が相違している。先ず発電所から出たガスは顕熱交換ロータ23によって外気と熱交換するのではなく、二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6を出た二酸化炭素除去ガスと熱交換する。つまり吸着ゾーン6を出た二酸化炭素除去ガスの全量を顕熱交換ロータ23の放熱ゾーン25に通す。
そしてこの熱交換によって温度の上昇した二酸化炭素除去ガスを低温再生除湿ロータ14の脱着ゾーン15へ導き、低温再生除湿ロータ14に吸着された水分の脱着を行う。これによって低温再生除湿ロータ14の水分の脱着には火力発電所の排ガスの持つ熱エネルギーを用いて行い、排ガス中の水分の除去に他のエネルギーを用いることがないため、全体として省エネルギーとなる。
以上の説明では、二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6を出た二酸化炭素除去ガスの全量を顕熱交換ロータ23の放熱ゾーン25に通すようにしたが、図4の破線で示すように、二酸化炭素除去ガスの一部を顕熱交換ロータ23の放熱ゾーン25に通し、残りを冷却コイル27を介して二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6に戻してもよい。この場合は二酸化炭素吸着ロータ5の吸着ゾーン6を出たガスの一部が、吸着熱を除去されながら吸着ゾーン6に戻るため、吸着ゾーン6を出たガス中の二酸化炭素濃度がより低くなる。
本発明の実施例5は図5に示される。ここで図1〜4の実施例1〜4のものと同じ構成物については、同じ番号を付す。この実施例5のものは実施例4のものと比較して、次の点が相違している。つまり第2全熱交換ロータ31が追加され、この第2全熱交換ロータ31は上半分が脱着ゾーン32であり、下半分が吸着ゾーン33である。またこの第2全熱交換ロータ31も全熱交換ロータ1と同様、2つのパージゾーン34,35を有し、この2つのパージゾーン34,35間は管路36によって環状に結ばれている。そして2つのパージゾーン34、35と管路36内のガスが循環ブロア37によって循環している。
また第2全熱交換ロータ31の吸着ゾーン33は、顕熱交換ロータ23の吸熱ゾーン24を出たガスが通過し、第2全熱交換ロータ31の脱着ゾーン32は、二酸化炭素吸着ロータ5の脱着ゾーン21との間で循環路38が形成されている。この循環路38の任意の場所に、ガスの循環のためのブロアが設置されるが、ブロアは図示しない。さらにこの実施例のものは蒸気発生装置22が設けられていない。
以上のように構成された実施例5のものは、発電所から排出された排ガスが先ず、顕熱交換ロータ23の吸熱ゾーン24を通過し、放熱ゾーン25を通過する外気との間で熱交換を行い、温度が下がる。熱交換によって温度の上昇した外気は、ヒータ17を通過してさらに温度が上昇し低温再生除湿ロータ14の脱着ゾーン15を通過する。
顕熱交換ロータ23を通過して温度の下がった排ガスは、第2全熱交換ロータ31の吸着ゾーン33を通過し、熱と水分が除去される。一方、第2全熱交換ロータ31の脱着ゾーン32を通過するガスは、ここで熱と水分とが与えられる。これによって温度と湿度の上昇したガスは循環路38を介して二酸化炭素吸着ロータ5の脱着ゾーン21を通過する。この時にガスの温度と湿度によって、二酸化炭素吸着ロータ5に吸着された二酸化炭素が置換脱着される。
二酸化炭素吸着ロータ5の脱着ゾーン21を通過した後のガスは二酸化炭素濃度が高くなっており、この一部を取り出し、二酸化炭素処理施設へ送る。残りのガスは再び第2全熱交換ロータ31の脱着ゾーン32へと送られる。
この実施例5のものは、排ガスの持つ熱エネルギーのうち、顕熱部分を低温再生除湿ロータ14の脱着に利用し、潜熱部分を二酸化炭素吸着ロータ5の脱着に用いるため、極めてエネルギー利用効率が高くなる。
本発明の二酸化炭素回収装置は、少ない消費エネルギーで二酸化炭素の濃縮を行う事ができ、さらに水分を多く含むガスからでも効果的に二酸化炭素の濃縮を行うことができるため、発電所などの排ガスから二酸化炭素を濃縮除去する場合に適用できる。
1 全熱交換ロータ
2 吸着ゾーン
3 脱着ゾーン
4 冷却コイル
5 二酸化炭素吸着ロータ
6 吸着ゾーン
7 脱着ゾーン
8 パージゾーン
9 熱交換器
10 パージゾーン
11 パージゾーン
12 管路
13 循環ブロア
14 低温再生除湿ロータ
15 脱着ゾーン
16 吸着ゾーン
17 ヒータ
18 パージゾーン
19 ヒータ
20 脱着ゾーン
21 脱着ゾーン
22 蒸気発生装置
23 顕熱交換ロータ
24 吸熱ゾーン
25 放熱ゾーン
26 循環路
27 冷却コイル
28 パージゾーン
29 パージゾーン
30 管路
31 第2全熱交換ロータ
32 脱着ゾーン
33 吸着ゾーン
34 パージゾーン
35 パージゾーン
36 管路
37 循環ブロア
38 循環路

Claims (6)

  1. 燃焼装置の発生する排ガスを、全熱交換器を通して温度と湿度を下げ、温度と湿度の下がった排ガスを二酸化炭素吸着ロータに通過させて二酸化炭素を除去した上で全熱交換器を通して全熱交換器の水蒸気を脱着した上で大気へ放出し、二酸化炭素吸着ロータを水蒸気で脱着し、脱着した後の多湿二酸化炭素を処理手段に送るようにしたことを特徴とする二酸化炭素回収装置。
  2. 全熱交換器を通して温度と湿度の下がったガスをさらに冷却器で温度と湿度を下げ、二酸化炭素吸着ロータに通すようにしたことを特徴とする請求項1記載の二酸化炭素回収装置。
  3. 全熱交換器は全熱交換ロータであり、さらにその吸着ゾーンと脱着ゾーンとの間に一対のパージゾーンを設け、前記一対のパージゾーンの間でガスを循環させる管路を形成したことを特徴とする請求項1記載の二酸化炭素回収装置。
  4. 全熱交換器を出たガスを除湿ロータに通し、前記除湿ロータで乾燥した空気を二酸化炭素吸着ロータに通すようにしたことを特徴とする請求項1記載の二酸化炭素回収装置。
  5. 除湿ロータを出た空気の一部を分岐して二酸化炭素吸着ロータのパージゾーンに通し、前記パージゾーンを通過したガスを加熱して前記二酸化炭素吸着ロータの脱着ゾーンに通すようにしたことを特徴とする請求項4記載の二酸化炭素回収装置。
  6. 二酸化炭素吸着ロータは、第1及び第2の脱着ゾーンを有し、第1脱着ゾーンは蒸気脱着を行うようにし、前記第2脱着ゾーンは熱脱着を行うようにしたことを特徴とする請求項5記載の二酸化炭素回収装置。
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