JP2003181242A - 脱硫装置一体型二酸化炭素除去装置および二酸化炭素除去装置付きボイラー設備 - Google Patents

脱硫装置一体型二酸化炭素除去装置および二酸化炭素除去装置付きボイラー設備

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JP2003181242A
JP2003181242A JP2001389992A JP2001389992A JP2003181242A JP 2003181242 A JP2003181242 A JP 2003181242A JP 2001389992 A JP2001389992 A JP 2001389992A JP 2001389992 A JP2001389992 A JP 2001389992A JP 2003181242 A JP2003181242 A JP 2003181242A
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carbon dioxide
adsorbing
flue
adsorbent
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Kazuyoshi Asakura
一悦 朝倉
Teruo Nagai
輝雄 長井
Kuninobu Otake
邦信 大竹
Masayuki Itoi
雅行 井樋
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Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
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Tokyo Electric Power Co Inc
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    • Y02E20/32Direct CO2 mitigation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排ガスから二酸化炭素を高い回収効率で連続
的に回収できる省エネルギーで低コストな脱硫装置一体
型二酸化炭素除去装置を提供する。 【解決手段】 煙道に配置され、前記煙道を流れる排ガ
スからSOxおよびCO2を除去するための脱硫装置一体
型二酸化炭素除去装置であって、排ガスからSO xを吸
収するための吸収塔と、前記吸収塔に接続された、前記
煙道よりも大きい断面積を有する配管と、前記配管内に
配置された、脱硫後の排ガス中の水滴を除去するミスト
エリミネーターと、水滴除去された排ガス中の水分を吸
着するためのハニカム構造の水分吸着体が充填された除
湿部ドラム回転体と、除湿された排ガス中のCO2を吸
着するためのハニカム構造のCO2吸着体が充填された
CO2回収部ドラム回転体とを備えることを特徴とする
脱硫装置一体型二酸化炭素除去装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電所ボイラ
ーまたは焼却炉などの燃焼炉から排出される排ガス中の
CO2を連続して吸着除去するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火力発電所や大型焼却炉の排ガス中のC
2を物理的に吸着する装置の例としては、吸着剤を充
填した4つの吸着塔を並行して動作させるものが知られ
ている。この場合、吸着剤としては粒状またはハニカム
構造のものが用いられている。この装置では、各吸着塔
内において、低圧低温の排ガス供給、加圧によるCO2
吸着、加熱によるCO2脱着、減圧によるCO2回収の各
工程を順次繰返し、CO 2の吸着と吸着剤の再生とを連
続的に行なう。しかし、この装置は4つの吸着塔を備え
るため、広い敷地が必要であり建設費等がかかるなどの
欠点があった。
【0003】排ガスからCO2を物理的に吸着除去する
装置の他の例が、特開平6−91128号に開示されて
いる。この装置は粒状の吸着剤を充填したドラム回転体
に、低温高圧の排ガスと高温低圧の再生ガスとを向流的
に流すものである。各ガスを流しながらドラム回転させ
て、排ガス中のCO2吸着と吸着剤に吸着されたCO2
脱着とを連続して行なう。
【0004】しかしこの装置では、低温の排ガスそのも
のを使って吸着剤を冷却するため、高温の再生ガスによ
って加熱された吸着剤が低温の排ガスによって十分に冷
却されるまでは排ガス中のCO2が吸着されにくく、C
2の回収率が低いという欠点があった。また、粒状吸
着剤を用いた場合、排ガスの著しい流速低下が生じて圧
力損失が大きく、かつ吸着塔内での粒状吸着剤の飛散が
起こるため、煙道から排ガスをこの装置に引き込んで流
量を低下させて処理する必要があった。しかも、粒状吸
着剤は移動や偏りを起こすため、ドラム内部に複数の区
画室を設けてこれらを防ぐ必要があり、装置構成が複雑
でコスト高であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、排ガ
スから二酸化炭素を高い回収効率で連続的に回収できる
省エネルギーで低コストな脱硫装置一体型二酸化炭素除
去装置および二酸化炭素除去装置付きボイラー設備を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によって、煙道に
配置され、前記煙道を流れる排ガスからSOxおよびC
2を除去するための脱硫装置一体型二酸化炭素除去装
置であって、排ガスからSOxを吸収するための吸収塔
と、前記吸収塔に接続された、前記煙道よりも大きい断
面積を有する配管と、前記配管内に配置された、脱硫後
の排ガス中の水滴を除去するミストエリミネーターと、
水滴除去された排ガス中の水分を吸着するためのハニカ
ム構造の水分吸着体が充填された除湿部ドラム回転体
と、除湿された排ガス中のCO2を吸着するためのハニ
カム構造のCO2吸着体が充填されたCO2回収部ドラム
回転体とを備えることを特徴とする脱硫装置一体型二酸
化炭素除去装置が提供される。
【0007】本発明においては、前記配管の断面積は、
前記煙道の断面積の1.5倍から30倍であることが好
ましい。
【0008】また本発明においては、ドラム回転体で回
収された水分を前記吸収塔へ戻すための配管をさらに備
えることが好ましい。
【0009】また本発明によって、ボイラーと、ボイラ
ーからの排ガスから熱を回収するためのガスガスヒータ
ーと、熱が回収された排ガスを冷却するための冷却器
と、冷却された排ガス中の水分を吸着するためのハニカ
ム構造の水分吸着体が充填された除湿部ドラム回転体
と、除湿された排ガス中のCO2を吸着するためのハニ
カム構造のCO2吸着体が充填されたCO2回収部ドラム
回転体とを備えることを特徴とする二酸化炭素除去装置
付きボイラー設備が提供される。
【0010】さらに本発明によって、ボイラーと、ボイ
ラーからの排ガスを冷却するための冷却器と、冷却され
た排ガス中の水分を吸着するためのハニカム構造の水分
吸着体が充填された除湿部ドラム回転体と、除湿された
排ガス中のCO2を吸着するためのハニカム構造のCO2
吸着体が充填されたCO2回収部ドラム回転体と、前記
冷却器の上流側で排ガスから熱を回収する熱回収部、お
よびこの熱回収部と熱交換し前記CO2回収部ドラム回
転体の下流側で排ガスを再加熱する再加熱部から構成さ
れるガスガスヒーターとを備えることを特徴とする二酸
化炭素除去装置付きボイラー設備が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る脱硫装置一体型二酸
化炭素除去装置は、排ガス(例えばCO2濃度が13〜
15%(ドライベース))が流れる煙道に設置して、排
ガスからSO xおよびCO2を連続して除去するために用
いる。脱硫装置と二酸化炭素除去装置とを一体化させる
ことで、排ガスからのCO2除去を高い回収効率、省エ
ネルギー、低コストで行なうことができる。
【0012】図1は、本発明に係る脱硫装置一体型二酸
化炭素除去装置の一例を示す概略図である。本発明の二
酸化炭素除去装置600は、一体化された脱硫装置部と
二酸化炭素除去装置部とからなる。脱硫装置部は、排ガ
ス中のSOxを吸収する吸収塔610と、水滴を除去す
るミストエリミネーター620とを備える。二酸化炭素
除去装置部は、排ガス中の水分を吸着する除湿部ドラム
回転体630と、CO2を吸着するCO2回収部ドラム回
転体640とを備える。前記ミストエリミネーター62
0、除湿部ドラム回転体630、CO2回収部ドラム回
転体640は、吸収塔610の下流側に配置された配管
650の内部に収容されている。後述するように、配管
650の断面積は、煙道よりも大きい断面積を有するよ
うに設計されている。
【0013】吸収塔610では、吸収液(炭酸カルシウ
ム(CaCO3)などの水溶液)を用いて排ガスからS
xが吸収される。図1では、吸収塔としてスプレイ吸
収塔610を用いた場合を示している。スプレイ吸収塔
610は、側部に配置された、煙道からの排ガスを取り
入れるための排ガス入口611と、これと反対側の側部
に配置された排ガス出口612とを備える。また塔頂部
には、吸収液を塔内に噴射するためのスプレイノズル6
13を備える。
【0014】スプレイノズル613から吸収液の液滴6
14が噴射される中を、排ガスが排ガス入口611から
排ガス出口612へと通過する。その間に、排ガス中の
SO xが吸収液の液滴614中に溶解して塔底部に落下
する。吸収液に溶解したSOxは、炭酸カルシウムなど
との中和反応によって、例えば石こうとして塔底部から
取り出される。塔底部に溜まった未反応の吸収液615
は、塔底部からポンプ616によって配管617を通っ
て塔頂部に循環され、スプレイノズル613から再噴射
される。
【0015】排ガスの温度は、吸収塔610に入る前は
約100〜110℃であるが、吸収液614と接触して
吸収塔610を出た後は約40〜50℃に低下する。ま
た排ガス入口611の断面積は、煙道の断面積よりも大
きくなっている。これは、排ガスの流速を煙道中の流速
の数分の一に下げて吸収塔610内での反応を促進する
ためである。
【0016】SOxが除去された排ガスは、次にミスト
エリミネーター620で水滴が除去される。ミストエリ
ミネーター620は、積層された複数の金網などからな
り、吸収塔610内部で噴射された吸収液によって排ガ
ス中に分散した細かい水滴を除去する。そのためスプレ
イ吸収塔610などの湿式の脱硫装置を用いるときに
は、ほとんどの場合ミストエリミネーター620が併用
される。
【0017】水滴が除去された排ガスは、次に除湿部ド
ラム回転体630で水分が吸着除去された後、CO2
収部ドラム回転体640でCO2が吸着除去され、そし
て煙道と同じ断面積を有する配管660を通って煙道に
戻る。なお、水分を吸着除去した後にCO2を吸着する
のは、各ドラム回転体に充填される吸着体がCO2より
も水分を吸着し易いため、排ガスに含まれる水分を除去
してCO2の回収率を上げるためである。
【0018】これらの除湿部ドラム回転体630および
CO2回収部ドラム回転体640には、ハニカム構造の
水分吸着体およびCO2吸着体がそれぞれ充填されてい
る。ハニカム構造の吸着体は、互いに平行な多数の貫通
孔を有し、断面が蜂の巣(ハニカム)状になっている吸
着体である。図2(a)はハニカム構造の吸着体の一例
を示す斜視図、同図(b)は同図(a)の一部を拡大し
て示す図である。このハニカム構造の吸着体10は波形
の吸着シート11を平板状の吸着シート12を介して多
数枚積層して成形したものである。吸着シート中に吸着
剤が分散されている。吸着剤としてゼオライトなどを用
いればCO2吸着体となり、ゼオライト、活性アルミナ
などを用いれば水分吸着体となる。この吸着体10を貫
通孔13が排ガスの流れに沿うように配置すれば、貫通
孔13を通過するガス中の特定成分が吸着シートに吸着
される。図2(b)にはN2、CO2、O2を含む排ガス
を流して、CO2のみが吸着される様子を示している。
ハニカム構造の吸着体は、排ガスの流速が大きくても吸
着体を通過するガスの圧力損失が極めて小さく、また吸
着物質の脱離速度が大きいなどの特徴を有する。
【0019】ハニカム構造の吸着体は、物理吸着である
ため、排ガスの温度が低いほど吸着性能が高い。この様
子を図3に示す。同図は、ハニカム構造吸着体のCO2
吸着量の排ガス温度依存性を、排ガス中のCO2濃度1
3.2%で測定した結果の一例である。図から明らかな
ように、排ガス温度が低いほどCO2吸着量が多い。
【0020】またハニカム構造吸着体の吸着性能は、排
ガス中のCO2濃度が高いほど吸着性能が高い。この様
子を図4に示す。同図は、ハニカム構造吸着体のCO2
吸着量のCO2濃度依存性を、排ガス温度40℃で測定
した結果の一例である。図から明らかなように、排ガス
中のCO2濃度が高いほどCO2吸着量が多い。
【0021】上記のようなハニカム構造の吸着体を、そ
の貫通孔が排ガスの流れに沿うように各ドラム回転体6
30、640内に充填して使用する。吸着体が充填され
たドラム回転体の構成は、たとえば特開2001−20
5045に記載されている。概略的に言えば、各ドラム
回転体は、ドラム回転体の一部に吸着体から吸着水分ま
たはCO2を脱着させるための加熱ガスを供給する加熱
ガス供給管、脱着した水分またはCO2をパージするた
めのパージガスを供給するパージガス供給管、吸着体を
再生させるための冷却ガスを供給する冷却ガス供給管、
吸着体を通過した加熱ガスを回収する加熱ガス回収管、
吸着体を通過したパージガスおよび脱着した水分(また
はCO2)を回収するパージガス/水分(またはCO2
回収管、吸着体を通過した冷却ガスを回収する冷却ガス
回収管を備えている。
【0022】各ドラム回転体630、640は中心部の
回転軸に取り付けられ、回転軸を中心として回転する。
図1の右側の図に示すように、各ドラム回転体630、
640の一部を配管650内に配置した状態で回転させ
る。すなわち各ドラム回転体を、配管650内部の排ガ
ス中の水分またはCO2を吸着する吸着領域a、配管6
50外部の、加熱ガスが供給される脱着領域b、パージ
ガスが供給されるパージ領域c、および冷却ガスが供給
される再生領域dを順次経由するように回転させる。各
ドラム回転体をこのように回転させることで、排ガスか
らの水分除去とCO2回収とが連続して行なわれる。
【0023】また、配管650に配置されるドラム回転
体の断面積(吸着領域の面積)の配管650の断面積に
対する比に、排ガスからのCO2回収率は比例する。
【0024】前述したように、本発明においては脱硫装
置と二酸化炭素除去装置とを一体化させ、ミストエリミ
ネーター620、ドラム回転体630、640を同じ配
管650内に配置している。そのため、以下のような効
果がある。
【0025】脱硫装置を出た排ガスの温度は、前述した
ように40〜50℃程度の低い温度になっているため、
物理吸着を行なう水分およびCO2吸着体の吸着性能が
高く、高い回収効率が実現できる。また、吸着前に排ガ
スを冷却する冷却装置を別に設ける必要がない。
【0026】脱硫装置でSOxが十分除去されているた
め、水分およびCO2吸着体へのSO xによる阻害がな
い。特に、CO2濃度が高い排ガスほどSOxの濃度も高
いため、脱硫装置によって、SOx阻害の大きな低減と
吸着性能の大きな増加とが同時に得られる。
【0027】また、脱硫装置によって排ガス中の微粒子
も除去されるため、除湿部およびCO2回収部ドラム回
転体における詰まりなどが低減される。
【0028】また脱硫装置と二酸化炭素除去装置とを一
体化することによって、両装置を個別に備えるよりも装
置全体の設置スペースが低減される。また脱硫装置の通
風機を二酸化炭素除去装置に対しても利用することがで
きる。以上のことから、省エネルギー・低コスト化が図
れる。
【0029】また、前述したようにドラム回転体に充填
されるハニカム吸着体は圧力損失が小さいため、脱硫装
置を通過した排ガスを高圧にする必要がなく、脱硫装置
を通過したままの常圧に近い状態で吸着体に通して除湿
およびCO2回収ができる。そのため、電磁弁の開閉等
の複雑なシーケンスが必要でなく、脱硫装置とのシーケ
ンスも必要でないため、操作性が良くコンパクトでシン
プルな装置が実現できる。
【0030】また配管650は、煙道160の1.5倍
から30倍の断面積を持つため、排ガスがドラム回転体
のハニカム吸着体を通過するときの圧力損失が小さい。
そのため、吸着体の圧力損失を補うために必要な排ガス
用ブロワー動力の消費が少なくて済む。
【0031】本発明の脱硫装置一体型二酸化炭素除去装
置においては、前述したように、ミストエリミネーター
620、ドラム回転体630、640を収容する配管6
50の断面積が、本除去装置が配置される煙道の断面積
よりも大きい。例えば、配管650の断面積は煙道の断
面積の1.5培から30倍である。
【0032】このように配管650の断面積を煙道の断
面積よりも大きくすることで、配管650内の排ガスの
流速を煙道内の流速よりもさらに小さくすることができ
る。前述したようにミストエリミネーター620は積層
された複数の金網などからなるため、排ガスがミストエ
リミネーター620を通過するときの圧力損失が大き
い。配管650内の排ガスの流速を小さくしてこの圧力
損失を低減すれば、圧力損失を補うために必要なブロワ
ー動力の消費量を小さくできる。また配管650の断面
積を煙道よりも大きくして配管650内の流速をさらに
小さくすることで、排ガスがドラム回転体を通過すると
きの圧力損失がさらに小さくなる。
【0033】また配管650の断面積を煙道よりも大き
くすることによって、配管650内に配置するドラム回
転体630、640の断面積を大きくできるため、水分
およびCO2の回収量を増やすことができる。
【0034】なお本発明においては、除湿部ドラム回転
体630で回収した水分を吸収塔610へ戻す配管をさ
らに備えても良い。こうすることによって、炭酸カルシ
ウム水溶液などの吸収液への水分の補給が少なくて済
む。除湿部ドラム回転体630での水分回収率は約10
%と高いため、回収した水分を吸収塔610へ戻すこと
によって水分補給を大きく低減することができる。
【0035】図5は、図1に示したスプレイ吸収塔に代
えてグリッド充填吸収塔618を用いた場合の本発明に
係る脱硫装置一体型二酸化炭素回収装置の例である。図
1と同様の部材については、同じ番号を付して説明を省
略する。
【0036】グリッド充填吸収塔618は、側部に配置
された排ガス入口611と、塔頂部に配置された排ガス
出口612とを備え、排ガス出口612の下方に多段の
グリッド(格子)619が充填されている。グリッド6
19は、吸収液と排ガスとの間の気液接触面積を増やす
ためのものであり、各グリッド619に、吸収液を塔内
に噴射するためのスプレイノズル613が設けられてい
る。
【0037】スプレイ吸収塔610の場合と同様に、ス
プレイノズル613から吸収液の液滴614が噴射され
る中を、排ガスが側部の排ガス入口611から頂部の排
ガス出口612へと通過する。排ガス中のSOxは液滴
614に溶解したのち中和反応によって塔底部から取り
出され、未反応の吸収液615は、塔底部からポンプ6
16によって循環されてスプレイノズル613から再噴
射される。
【0038】図5に示した脱硫装置一体型二酸化炭素回
収装置においても、前述と同様に、水分およびCO2
着体の吸着性能が高まる等の装置一体化の効果が得られ
る。
【0039】本発明に係る二酸化炭素除去装置付きボイ
ラー設備は、前述した、排ガス温度の低下による水分お
よびCO2吸着体の吸着性能の増加を利用するものであ
る。ボイラーの煙道に沿って排ガス冷却手段と二酸化炭
素除去装置とを設けることで、排ガスから連続してCO
2を高い回収効率、省エネルギー、低コストで除去する
ことができる。
【0040】図6は、本発明に係るボイラー設備の一例
を示す概略図である。
【0041】図のボイラー設備700においては、ボイ
ラー710から煙突770までの煙道701に沿って、
以下のものが設けられている。すなわち、排ガスから脱
硝するための脱硝装置715、排ガスから集塵するため
の電気集塵装置(EP)720、集塵後の排ガスを送り
出すための誘引通風機(IDF)730、排ガスから熱
を回収するためのガスガスヒーター740の熱回収部7
41、熱が回収された排ガスを冷却するための冷却器7
50、前述した除湿部ドラム回転体630、CO2回収
部ドラム回転体640、排ガスを再加熱するためのガス
ガスヒーター740の再加熱部742、排ガスを煙突7
70へ送り出すための通風機(BUF)760である。
ドラム回転体630、640によって二酸化炭素除去装
置が構成される。またガスガスヒーター740の熱回収
部741と再加熱部742との間は、熱交換用の熱媒体
が循環している。
【0042】電気集塵装置720の出口での排ガスの温
度は、約100〜110℃である。この排ガスをガスガ
スヒーター740の熱回収部741に通して熱を回収
し、約70〜80℃まで下げる。さらに冷却器750を
通して排ガス温度を約40℃にまで冷却する。このよう
に排ガス温度を下げることによって、前述したように、
除湿部およびCO2回収部ドラム回転体630、640
の吸着性能が増加し、CO2の回収効率が高まる。
【0043】また、ガスガスヒーター740の再加熱部
742によって、CO2除去された排ガスを再加熱する
こともできる。排ガスを再加熱するのは、排ガス温度を
約100〜110℃の高温に戻して煙突770からの排
ガス放出を促進するためである。ガスガスヒーター74
0内で熱回収部741と再加熱部742とが熱媒体を介
して熱交換するため、熱効率の良い運転ができる。
【0044】また本発明においては、ガスガスヒーター
の熱源を用いて、前述したCO2吸着体へ供給するCO2
脱着用加熱ガスを加熱しても良い。具体的には、ガスガ
スヒーター741に入る前の高温排ガスとCO2脱着用
加熱ガスとを熱交換させるための熱交換器をさらに備え
ても良い。CO2回収のための加熱熱源に排ガスを用い
ることで、省エネルギー、低コスト化を図ることができ
る。
【0045】図7は、図6に示した冷却装置750、除
湿部ドラム回転体630、CO2回収部ドラム回転体6
40を、煙道701から分岐した分岐煙道702に取り
付けた例を示す。こうすることで、分岐煙道702の煙
道701に対する断面積の比によりCO2回収率を調整
し、分岐煙道702内ではCO2回収率を高めるように
ドラム回転体の分岐煙道に対する断面積の比を大きくす
ることができる。
【0046】図8は、図6に示した冷却装置750の代
わりに、前述した脱硫装置を取り付けた場合の例であ
る。脱硫装置として、図5に示したグリッド充填吸収塔
618とミストエリミネーター620とを備えた装置を
用いた場合を示している。前述したように、脱硫装置を
出た後の排ガス温度は約40℃と低いため、冷却器75
0を用いた場合と同様に、二酸化炭素除去装置でのCO
2の吸着量を増やし、回収効率を高めることができる。
【0047】また図9は、図8における脱硫装置以外の
ドラム回転体630、640を、煙道701から分岐し
た分岐煙道702に取り付けた例を示す。図7で説明し
たのと同様に、分岐煙道702の煙道701に対する断
面積比によってCO2回収率を調整することなどができ
る。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、排
ガスから二酸化炭素を高い回収効率で連続的に回収でき
る省エネルギーで低コストな脱硫装置一体型二酸化炭素
除去装置および二酸化炭素除去装置付きボイラー設備を
提供できる。本発明の二酸化炭素除去装置を用いれば、
石炭火力発電所や大型焼却炉など、既設および新設の脱
硫装置を有する装置と一体化した省スペースの回収装置
により、排ガスからの連続CO2回収システムを確立で
きる。また本発明のボイラー設備を用いれば、物理吸着
法に用いる吸着剤が低温でCO2吸着量が高くなる特徴
と、豊富な熱源を持つボイラーの特徴とを利用すること
により、高回収率、低コスト、省エネルギー性を備えた
ボイラーシステムを確立できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る脱硫装置一体型二酸化炭素除去装
置の一例を示す概略図。
【図2】本発明に係るハニカム吸着体の一例を示す斜視
図。
【図3】本発明に係るハニカム吸着体の吸着特性の一例
を示す図。
【図4】本発明に係るハニカム吸着体の吸着特性の他の
例を示す図。
【図5】本発明に係る脱硫装置一体型二酸化炭素除去装
置の他の例を示す概略図。
【図6】本発明に係る二酸化炭素除去装置付きボイラー
設備の一例を示す概略図。
【図7】本発明に係る二酸化炭素除去装置付きボイラー
設備の他の例を示す概略図。
【図8】本発明に係る二酸化炭素除去装置付きボイラー
設備の他の例を示す概略図。
【図9】本発明に係る二酸化炭素除去装置付きボイラー
設備の他の例を示す概略図。
【符号の説明】
10…吸着体 11、12…吸着シート 13…貫通孔 600…二酸化炭素除去装置 610…スプレイ吸収塔 611…排ガス入口 612…排ガス出口 613…スプレイノズル 614、615…吸収液 616…ポンプ 617…配管 618…グリッド充填吸収塔 619…グリッド 620…ミストエリミネーター 630…除湿部ドラム回転体 640…回収部ドラム回転体 650…配管 660…煙道 700…ボイラー設備 701…煙道 702…分岐煙道 710…ボイラー 715…脱硝装置 720…電気集塵装置 730…誘引通風機 740…ガスガスヒーター 741…ガスガスヒーターの熱回収部 742…ガスガスヒーターの排ガス再加熱部 750…冷却器 760…通風機 770…煙突
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 53/77 F23J 15/00 J F23J 15/00 K 15/06 B01D 53/34 125E (72)発明者 大竹 邦信 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 井樋 雅行 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 Fターム(参考) 3K070 DA03 DA04 DA16 DA24 DA35 DA83 4D002 AA02 AA09 AC01 AC04 BA02 BA04 BA14 CA01 CA05 DA05 DA16 DA45 EA02 EA08 EA12 FA01 FA03 4D020 AA06 BA02 BA09 BB03 CB25 CD01 CD03 4D052 AA02 CB00 DA03 DB01 HA02 HA03 HB02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙道に配置され、前記煙道を流れる排ガ
    スからSOxおよびCO2を除去するための脱硫装置一体
    型二酸化炭素除去装置であって、 排ガスからSOxを吸収するための吸収塔と、 前記吸収塔に接続された、前記煙道よりも大きい断面積
    を有する配管と、 前記配管内に配置された、脱硫後の排ガス中の水滴を除
    去するミストエリミネーターと、水滴除去された排ガス
    中の水分を吸着するためのハニカム構造の水分吸着体が
    充填された除湿部ドラム回転体と、除湿された排ガス中
    のCO2を吸着するためのハニカム構造のCO2吸着体が
    充填されたCO2回収部ドラム回転体とを備えることを
    特徴とする脱硫装置一体型二酸化炭素除去装置。
  2. 【請求項2】 前記配管の断面積は、前記煙道の断面積
    の1.5倍から30倍であることを特徴とする請求項1
    に記載の脱硫装置一体型二酸化炭素除去装置。
  3. 【請求項3】 前記除湿部ドラム回転体で回収された水
    分を前記吸収塔へ戻すための配管をさらに備えることを
    特徴とする請求項1または2記載の脱硫装置一体型二酸
    化炭素除去装置。
  4. 【請求項4】 ボイラーと、 ボイラーからの排ガスから熱を回収するためのガスガス
    ヒーターと、 熱が回収された排ガスを冷却するための冷却器と、 冷却された排ガス中の水分を吸着するためのハニカム構
    造の水分吸着体が充填された除湿部ドラム回転体と、 除湿された排ガス中のCO2を吸着するためのハニカム
    構造のCO2吸着体が充填されたCO2回収部ドラム回転
    体とを備えることを特徴とする二酸化炭素除去装置付き
    ボイラー設備。
  5. 【請求項5】 ボイラーと、 ボイラーからの排ガスを冷却するための冷却器と、 冷却された排ガス中の水分を吸着するためのハニカム構
    造の水分吸着体が充填された除湿部ドラム回転体と、 除湿された排ガス中のCO2を吸着するためのハニカム
    構造のCO2吸着体が充填されたCO2回収部ドラム回転
    体と、 前記冷却器の上流側で排ガスから熱を回収する熱回収
    部、およびこの熱回収部と熱交換し前記CO2回収部ド
    ラム回転体の下流側で排ガスを再加熱する再加熱部から
    構成されるガスガスヒーターとを備えることを特徴とす
    る二酸化炭素除去装置付きボイラー設備。
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