JP5484160B2 - 駐車車両の退出阻止装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された駐車車両の退出阻止装置は、モータからの動力をロック板へ伝達する動力伝達機構に、ロック板を起立方向に弾性付勢するコイルスプリングのロック板スプリングを設けている。このロック板スプリングは、一端を固定部に係止し、他端をロック板に連結した回転軸に固定したクランクに係止し、前記回転軸に巻き付けて設けられている。
図1は、本実施形態の駐車車両の退出阻止装置の全体構成を示したものであり、退出阻止装置1は、駐車車両の退出を阻止するロック部2と、ロック部2を駆動する駆動部3と、車両検知センサを内蔵した車両検知部4とを備え、前記駆動部3を各駐車区画の側端の略中央部に設置し、ロック部2を駆動部3側から駐車区画の中央部に向けて延設して設置する。
次に、本実施形態の駆動部3における動力伝達機構の構成について、図2〜図4に基づいて説明する。
また、ロック板2Bがラチェット機構により起立状態にロックされている状態で、倒伏方向の外力がロック板2Bに作用しラチェットギヤ20と係合するラチェット爪22の基端部に過大な力が作用した場合に、ラチェット爪22の支持部分が変形することを防止するためのストッパ部材34が、一対の支持板23A,23Bの間で収納ケースに立設してある。また、一対の支持板23A,23Bには、ラチェット爪22の軸支部と反対側の端部に出力軸19を貫通させる貫通孔を設けて出力軸19を貫通させる構成としてある。
図5の(A)は、ロック板2Bが鎖錠位置でロックされ且つモータ11がロック板起立方向の回転停止位置で停止した状態、(B)は、ロック板2Bのロックが解除され倒伏動作が開始された状態、(C)は、倒伏動作中の状態、(D)は、ロック板2Bが倒伏した解錠位置にある状態、をそれぞれ示す。
ロック板2Bが起立した鎖錠位置にラチェット機構によりロックされ且つモータ11がロック板起立方向の回転停止位置で停止した図5(A)の状態では、ラチェットレバー21はカム部材17のカム面17aから離れ、ラチェット爪22がラチェットギヤ20に係合している。また、カム部材17に設けた当接壁27はラチェットギヤ20のカム部材側側面に突出した突設ピン端部26Aから離れており、アシストバネ28により当接壁27を突設ピン端部26Aに係合させる方向に弾性付勢している。
図5(D)の状態では、ロック板2Bが所定の倒伏完了位置まで回動し、出力軸19に固定した回転板36と光センサからなるロータリエンコーダでロック板2Bが倒伏完了位置に停止したことが検知される。また、アーム14に固定した回転板35と光センサからなるロータリエンコーダによりモータ11がロック板倒伏時の回転停止位置になったことを検知してモータ11を停止制御して倒伏動作を終了する。このとき、ラチェットレバー21はカム部材17のカム面17a上に当接しており、ラチェットギヤ20にラチェット爪22は係合しておらず、ロック板2Bは非ロック状態である。
ロック板2Bが解錠位置で倒伏状態にある図5(D)の状態において、図1の矢印方向から進入した車両を車両検知部4の車両検知センサが検知すると、モータ制御部によりモータ11がロック板起立方向に回転を開始する。モータ11が回転すると、ギヤヘッド12の出力軸13を介してアーム14が図中反時計方向に回動し、リンク部材16が図中左方向に移動し、カム部材17が図中反時計方向に回動する。この状態では、ラチェットギヤ20にラチェット爪22が係合していないので、カム部材17の回動動作に追従してロック板付勢バネ29の弾性付勢力により出力軸19とラチェットギヤ20が一体に回動を開始し、ロック板2Bが起立動作を開始する。このとき、ラチェットギヤ20のカム部材側側面から突き出た突設ピン端部26Aと当接壁27は係合状態を保持する。従って、アシストバネ28には弾性付勢力が発生しない。尚、起立動作時に必ずしもラチェットギヤ20とラチェット爪22とが非係合状態である必要はなく、ラチェット機構が係合状態であってもロック板2Bの起立動作は可能である。
上述では、正常時の倒伏及び起立動作を説明したが、次に、例えば、倒伏位置にあるロック板2B上に石を置いたり足で踏みつけたりして、ロック板2Bに起立動作を妨げる外力が作用した場合について説明する。
更には、ロック板付勢バネ29やアシストバネ28が弱いバネ力でよいため、収納ケース内への組付け作業が容易であり、組付け作業時の安全性も向上できる。また、ロック板付勢バネ29やアシストバネ28を交換する際、機能が低下したバネだけを交換するだけで退出阻止装置の機能を回復でき、交換部品単価を下げることができる。
3 駆動部
2 ロック部
2B ロック板
11 モータ
17 カム部材
17a カム面
19 出力軸
20 ラチェットギヤ
21 ラチェットレバー
22 ラチェット爪
26 突設ピン
26A、26B 突設ピン端部
27 当接壁
28 アシストバネ
29 ロック板付勢バネ
Claims (8)
- 駐車車両の退出を阻止するロック部と、起立して駐車車両の退出を阻止する鎖錠位置と倒伏して駐車車両の退出を可能とする解錠位置に前記ロック部をモータにより選択的に駆動可能な駆動部とを備え、該駆動部の前記モータからの動力を前記ロック部へ伝達する動力伝達機構に、前記ロック部を起立方向に弾性付勢する弾性部材を備える駐車車両の退出阻止装置において、
前記弾性部材を、前記ロック部を常時起立方向に弾性付勢する第1の弾性部材と、該第1の弾性部材によるロック部起立動作を補助する弾性付勢力を発生可能な第2の弾性部材とで構成し、前記モータをロック部起立方向へ駆動したときに、前記モータの回転動作に前記ロック部の起立動作が追従しないときには前記第2の弾性部材の前記弾性付勢力が発生して第1の弾性部材を補助する構成としたことを特徴とする駐車車両の退出阻止装置。 - 前記動力伝達機構に、前記ロック部に連結する動力伝達機構の出力軸に固定され前記第1の弾性部材の弾性付勢力が常時作用する第1の回転体と、該第1の回転体と対面して前記出力軸に回転可能に取付けられ前記モータからの動力により回転する第2の回転体と、前記モータにより前記第2の回転体をロック部倒伏方向に回転させたときに係合して第2の回転体の回転動力を第1の回転体に伝達する係合部とを備える構成とした請求項1に記載の駐車車両の退出阻止装置。
- 前記動力伝達機構に、前記ロック部と一体に回動するラチェットギヤと、該ラチェットギヤに係合可能なラチェット爪を有するラチェットレバーとからなるラチェット機構を設け、前記ロック部を起立方向に駆動し駐車車両の車底の高さに応じた起立位置でロック部が停止したとき、ロック部の前記停止位置から倒伏方向への動作を、ラチェットギヤにラチェット爪を係合させて阻止する構成とした請求項1又は2に記載の駐車車両の退出阻止装置。
- 前記第1の回転体を、外周面にギヤを有する前記ラチェットギヤとし、前記第2の回転体を、外周面にカム面を有するカム部材とし、ロック部の起立駆動時、予め設定したロック部の最大起立位置に相当する回動位置まで前記カム部材が回動するまでは、前記ラチェットレバーが前記カム部材のカム面に当接してラチェットギヤに対してラチェット爪を非係合状態に保持し、カム部材がロック部の最大起立位置に相当する前記回動位置に到達すると、前記ラチェットレバーが前記カム部材のカム面から離れてラチェットギヤに対してラチェット爪を係合させる構成とした請求項3に記載の駐車車両の退出阻止装置。
- 前記ロック部が、前記最大起立位置から更に起立方向に回動したときに、前記ラチェットギヤの回動を規制する規制部材を設けた請求項3又は4に記載の駐車車両の退出阻止装置。
- 前記モータをロック部起立方向に回転駆動するとき、前記ロック部が予め設定した最大起立位置に到達した後に更にモータを回転させることにより、前記係合部を非係合状態にして前記第2の弾性部材の弾性付勢力を発生させる構成とした請求項2〜5のいずれか1つに記載の駐車車両の退出阻止装置。
- 前記係合部は、前記第1の回転体側面と前記第2の回転体側面のいずれか一方に突設した突設ピンと、他方に前記モータのロック部倒伏方向の回転動作により前記突設ピンに当接するよう形成した当接壁とからなり、前記第2の弾性部材の一端を前記突設ピンに係止し他端を前記当接壁に係止し、突設ピンと当接部が当接した係合状態では前記第2の弾性部材の弾性付勢力が発生せず、突設ピンと当接部が離間した非係合状態のときに突設ピンと当接部が互いに係合する方向に第2の弾性部材の弾性付勢力が発生する構成である請求項2〜6のいずれか1つに記載の駐車車両の退出阻止装置。
- 前記動力伝達機構は、前記モータの回転を減速する減速部と、該減速部の出力軸に一端が固定されたアームと、一端が前記アームの他端に回転自在に連結し他端が前記第2の回転体に回転自在に連結したリンク部材と、を備え、モータからの動力を、前記減速部、アーム及びリンク部材を介して前記第2の回転体に伝達する構成である請求項2〜7のいずれか1つに記載の駐車車両の退出阻止装置。
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