JPH1061244A - 駐車管理装置 - Google Patents

駐車管理装置

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Publication number
JPH1061244A
JPH1061244A JP23837596A JP23837596A JPH1061244A JP H1061244 A JPH1061244 A JP H1061244A JP 23837596 A JP23837596 A JP 23837596A JP 23837596 A JP23837596 A JP 23837596A JP H1061244 A JPH1061244 A JP H1061244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock plate
motor
link
management device
parking management
Prior art date
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Pending
Application number
JP23837596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Hanagata
一 花形
Toshiaki Kurashina
利秋 倉科
Tsutomu Mitsui
力 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAN NISUKA KK
Original Assignee
SAN NISUKA KK
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Publication date
Application filed by SAN NISUKA KK filed Critical SAN NISUKA KK
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Publication of JPH1061244A publication Critical patent/JPH1061244A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック板を駆動するモータの長寿命化と装置
の小型化を図り、ロック板に働く各種の過負荷に対して
ロック板駆動機構が損傷しないようにする。また、ロッ
ク板をモータによって効率良く駆動させることができる
一方、外部から動作させにくくし、無料駐車を減少させ
る等すること。 【解決手段】 この駐車管理装置は、モータ1の動力で
開閉可能なロック板2を動作させるロック板駆動機構を
備えている。そして、モータ1とロック板2との間の動
力伝達機構中に、ロック板2の開き動作が停止したと
き、モータ1の回転を継続させると共にその動力伝達を
遮断する継断機構を設けている。この継断機構は、モー
タ1の動力が伝達されるラチェットカム9と、このラチ
ェットカム9と係合し、ロック板2にモータ1の動力を
伝えるリンクアーム10とから構成し、このラチェット
カム9とリンクアーム10のいずれか一方に突起を形成
し、いずれか他方に突起が所定角度移動可能な突起遊合
部を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場に設置され
る自動車等の駐車管理装置に関する。さらに詳しく述べ
ると、駐車する自動車等を機械的に拘束し、料金の支払
い等によりその拘束を解く駐車管理装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、駐車する自動車等を機械的に
拘束し、料金の支払い等によりその拘束を解く駐車管理
装置が知られている。このような駐車管理装置として
は、図29に示すような、駐車車両の退出を禁止する開
閉可能なロック板150等からなるロック板駆動機構1
51と、地中内に埋設されるループセンサー等からなる
車両感知器152と、この車両感知器152の信号を受
けてロック板駆動機構151を制御するコントロール部
153等が組み込まれた制御部154とから構成される
ものが知られている。
【0003】このような駐車管理装置に使用されるロッ
ク板駆動機構としては、例えば図30に示すような機構
が採用されている(特開昭60−19875号公報参
照)。このロック板駆動機構160は、モータ161に
減速機構162が接続され、この減速機構162には、
かさ歯車163が接続される。このかさ歯車163の回
転は、歯車輪列を介して平歯車164に伝達される。こ
の平歯車164は固定軸165に回転自在に取り付けら
れ、マキバネ166により回転フランジ167と連結さ
れている。この回転フランジ167は、リンク機構を介
して、ロック板168を固定した軸169に連結してい
る。なお、回転フランジ167には伝達ピン170が設
けられ、平歯車164には、この伝達ピン170が係合
する凸部171が設けられている。また、軸169には
ロック板168を起立方向、すなわち開方向に弾性付勢
するスプリング172が巻き付けられている。
【0004】そして、ロック板168にこのロック板駆
動機構の許容トルク以上の負荷がかかった場合、マキバ
ネ166が固定軸165上を滑り、回転フランジ167
の固定軸165に対する回転が許容される。この動きに
より、過負荷の場合でもロック板駆動機構が損傷しない
ようにしている。
【0005】このような駐車管理装置の車両感知器15
2が車両を感知すると、モータ161が回転する。この
モータ161の回転の結果、回転フランジ167が回転
自由になり、スプリング172の弾性力によりロック板
168は起立していく。また料金支払い等によりロック
板168の倒伏動作指令が発生すると、電磁ブレーキ1
73が消磁されると共にモータ161が上述と反対方向
に回転する。このモータ161の回転は、平歯車164
を経由して回転フランジ167に伝えられ、スプリング
172の弾性力に抗して、ロック板168を下降動作さ
せる。
【0006】また、この種の駐車管理装置に使用される
ロック板を収納する踏み台部としては、図31に示すよ
うな構造が取られている。この踏み台部180は、車両
が入庫する際、車輪がまず乗り上げる台部181と、入
庫の際は閉じており入庫後点線で示すように開くロック
板182と、このロック板182と協同しなだらかな斜
面を形成する補助台部183とから構成されている。そ
して、この踏み台部180では、ロック板182を動作
させるモータの動きを検知して、ロック板182が補助
台部183に接触する位置で、そのモータを停止させる
構造となっている。なお、この例におけるロック板18
2は、図30で示すロック板168に相当する。また、
台部181と補助台部183とは、ロック板182を保
持する固定部を形成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図30
に示す従来の駐車管理装置は、ロック板168が車両の
底に当接すると、マキバネ166が巻き締められ、モー
タ161が回転できなくなり、停止すると共にロック板
168がその位置に保持される構造となっている。この
ため、モータ161の寿命が短くなると共に、違法駐車
が行われやすいものとなっている。すなわち、モータ1
61は、外部から回転阻止が強制的に行われるため、異
常な電流、電圧がモータ161のコイルに何度も流れる
こととなり、寿命が早くきてしまう。また、このような
異常電流等は、コントロール部153の制御に悪影響を
及ぼすものとなる。また、違法駐車が次のようにして行
われてしまう。すなわち、図30に示す駐車管理装置で
は、ロック板168が所定の開位置に一旦ロックされる
と、その状態を維持するため、人が乗ったりしてロック
板168が十分開かない状態にして駐車させ、駐車終了
後、料金を支払わずに脱出する違法駐車が行われる危険
性を有している。
【0008】また、図30に示す従来の過負荷防止機構
は、料金が適正に払われ、ロック板168を徐々に閉じ
させる動作に入ったときに、車両が出庫しようとしロッ
ク板168にぶつかると、伝達ピン170が損傷する危
険を有している。すなわち、ロック板168が閉じると
きは、凸部171が伝達ピン170に係合し、平歯車1
64の回転力が100%回転フランジ167に伝えられ
ている。このため、この閉じ動作と反対方向の過負荷が
ロック板168に加わると、マキバネ166による滑り
作用は働かず、その過負荷は伝達ピン170および伝達
ピン170を経由して歯車輪列側にそのまま伝えられ
る。このため、細長くしかも凸部171に線接触してい
る伝達ピン170が損傷してしまうのである。
【0009】加えて、図30に示す従来の過負荷防止機
構は、スプリングコイルであるマキバネ166を使用し
ているため、この過負荷防止機構を収容する部分が広く
なる。この結果、ロック板駆動機構が大型化し、駐車場
スペースの効率的な利用を妨げる一因となっている。さ
らに、マキバネ166には強い締め付け力を持たせる必
要があり、組立や故障時の取り替え作業が困難となる。
加えて、強いばね力を持つばねは一般にコストが高く、
このマキバネ166も同様にコストが高いものとなって
いる。
【0010】また、図30に示す従来のロック板駆動機
構は、ロック板168を閉じさせる場合、スプリング1
72の弾性力に抗してゆっくりロック板168を閉じ方
向に下降動作させているため、ロック板168が車両の
底に食い込んでいるとき、ロック板168が下降しない
ことが生ずる。さらに、閉じ動作の終了付近でも、一定
速度で閉じるため、人が足を挟んだり、遊んでいる子供
が手を挟んだりする危険性が生じている。加えて、開状
態のロック板168に閉じ方向の力が加わると、その力
がそのまま回転フランジ167に加わるため、回転フラ
ンジ167が回転してしまうことが生ずる危険性があ
る。
【0011】さらに、ロック板168の閉位置を保持す
るため、電磁ブレーキ173を働かせている。しかし、
この閉位置は、最もスプリング172の弾性力が働く位
置であるため、この弾性力を電磁ブレーキ173のみで
阻止しようとすると、電磁ブレーキ173を大型のもの
とする必要がある。電磁ブレーキ173が大きくなると
駐車管理装置が大型化してしまう。また、主として電磁
ブレーキ173のみで位置保持しているので、ロック板
168が開方向の上限位置にあるとき、さらに開方向に
力が加わったり閉方向の下限位置にあるとき、さらに閉
方向に力が加わったりしても、十分耐えるようにするた
めには電磁ブレーキ173をさらに大型化する必要があ
る。
【0012】また、図30に示す従来のロック板駆動機
構は、ロック板168を起立させる際、スプリング17
2の弾性力に基づき一定の速度で行っているため図31
に示すような補助台部183とロック板182との間に
ガムテープ184が貼られると、ロック板168が起立
できなくなる。
【0013】さらに、この踏み台部180では、モータ
の動きを検知する検知手段が故障したり、モータを停止
させる回路が故障したりすると、モータのオーバーラン
によりロック板182が補助台部183に食い込むこと
が生ずる。この食い込み現象が生ずると、ロック板18
2はその後動作しなくなり、駐車車両は無料で出入りが
可能となってしまう。また、この食い込み現象が、人が
足をはさんだり、遊んでいる子供が手をはさんだりした
場合に発生すると、重傷を超えた死亡事故につながる危
険性がある。
【0014】また、図30に示す従来の踏み台部180
は、補助台部183との間に隙間が生じないようにかつ
安全性を考慮し、断面円形の先端部材185が溶接材に
より取り付けられている。このため、ロック板182が
重くなると共にこの先端部材185に車両の底が強く当
たることによりロック板182から先端部材185が取
れてしまい、補助台部183との間に隙間が生じたり、
車両の底を傷つけてしまう問題が発生している。
【0015】本発明は、ロック板を駆動するモータの長
寿命化と装置の小型化を図ると共にロック板に働く各種
の過負荷に対してロック板駆動機構が損傷しないように
した駐車管理装置を提供することを目的とする。
【0016】また、本発明は、ロック板をモータによっ
て効率良く駆動させることができる一方、外部から動作
させにくくし、無料駐車を減少させ得るようにした駐車
管理装置を提供することを目的とする。
【0017】また、本発明は、ロック板の開閉動作の制
御をきめ細かく行えるようにした駐車管理装置を提供す
ることを目的とする。
【0018】さらに、本発明は、ロック板の起立動作を
車両の底の高さに追従できるようにすると共に、一旦確
定した起立位置を確実に保持できるようにした駐車管理
装置を提供することを目的とする。
【0019】また、本発明は、モータにオーバーランが
生じてもロック板が補助台部に食い込む現象が生じない
ようにして、足や手をはさんでも大事故にならないよう
にした駐車管理装置を提供することを目的とする。
【0020】さらに、本発明は、ロック板とを軽量化し
てモータ等を含めた装置の小型化を図ると共に、車両の
底を傷つけないようにした駐車管理装置を提供すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、モータの動力で開閉可能な
ロック板を動作させるロック板駆動機構を備えてなる駐
車管理装置において、モータとロック板との間の動力伝
達機構中に、ロック板の開き動作が停止したとき、モー
タの回転を継続させると共にその動力伝達を遮断する継
断機構を設け、この継断機構を、モータの動力が伝達さ
れるラチェットカムと、このラチェットカムと係合し、
ロック板にモータの動力を伝えるリンクアームとから構
成し、このラチェットカムとリンクアームのいずれか一
方に突起を形成し、いずれか他方に突起が所定角度移動
可能な突起遊合部を設けている。
【0022】また、請求項2記載の発明は、モータの動
力で開閉可能なロック板を動作させるロック板駆動機構
を備えてなる駐車管理装置において、モータと上記ロッ
ク板との間の動力伝達機構中にリンク機構を設け、ロッ
ク板を閉じ方向に動作させるとき、その動作開始時には
モータからの動力の伝達効率を高くし、閉じ動作終了部
分では、その伝達効率が低くなるようにリンク機構を設
定している。
【0023】さらに、請求項3記載の発明は、モータの
動力で開閉可能なロック板を動作させるロック板駆動機
構を備えてなる駐車管理装置において、モータとロック
板との間の動力伝達機構中に、モータ側リンク機構とロ
ック板側リンク機構の2つのリンク機構を設け、ロック
板が開状態のとき、モータ側リンク機構をモータからの
動力の伝達効率が高くなるように設定すると共に、ロッ
ク板側リンク機構をロック板からの伝達効率が低くなる
ように設定している。
【0024】また、請求項4記載の発明は、モータの動
力で開閉可能なロック板を動作させるロック板駆動機構
を備えてなる駐車管理装置において、モータとロック板
との間の動力伝達機構中にリンク機構を設け、ロック板
の閉じ動作終了部分において、リンク機構のモータ側の
リンクアームを下死点付近に位置させている。
【0025】さらに、請求項5記載の発明は、モータの
動力で開閉可能なロック板を動作させるロック板駆動機
構を備えてなる駐車管理装置において、モータとロック
板との間の動力伝達機構中にリンク機構を設け、ロック
板の開き動作終了部分において、リンク機構のロック板
側のリンクアームを上死点付近に位置させている。
【0026】また、請求項6記載の発明は、モータの動
力で開閉可能なロック板を動作させるロック板駆動機構
を備えてなる駐車管理装置において、モータとロック板
との間の動力伝達機構中にリンク機構を設け、このリン
ク機構を、2つのリンクアームと1つのリンクとこのリ
ンクをリンクアームに取り付ける2つのリンク軸とで構
成し、リンクアームの回転規制をリンクがリンクアーム
の肩部に突き当たることにより行うようにしている。
【0027】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載の駐車管理装置において、リンクアームの回転規制を
このリンクアームが突き当たるストッパ部材の規制力を
も利用して行うようにしている。
【0028】さらに、請求項8記載の発明は、モータの
動力で開閉可能なロック板を動作させるロック板駆動機
構を備えてなる駐車管理装置において、モータとロック
板との間の動力伝達機構中にラチェット機構を設け、開
状態で停止したロック板が閉じ方向へ動作することをラ
チェット機構で阻止させている。
【0029】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載の駐車管理装置において、ラチェット機構のラチェッ
ト爪が噛合するラチェットギアと、ロック板と連動する
回転軸との間に、ロック板に過負荷が加わったとき、そ
の過負荷がラチェットギアに伝わらないようにするクラ
ッチ機構を設けている。
【0030】さらに、請求項10記載の発明は、請求項
8または9記載の駐車管理装置において、ラチェット機
構を2つ設け、各ラチェット機構の各ラチェット爪が噛
合する各ラチェットギアを互いに半ピッチずらした状態
でロック板と連動する回転軸に固定している。
【0031】さらに、請求項11記載の発明は、ロック
板を開閉動作させるロック板駆動装置を備えてなる駐車
管理装置において、ロック板の平面部を平板状の金属部
材で構成すると共に、金属部材の先端を円形状に折り曲
げて、ロック板の開閉動作先端部を形成している。
【0032】また、請求項12記載の発明は、ロック板
を開閉動作させるロック板駆動装置を備えてなる駐車管
理装置において、ロック板の通常の閉じ位置を略水平状
態とし、ロック板が取り付けられる台部との間に隙間を
設けている。
【0033】加えて、請求項13記載の発明は、請求項
1から12のいずれか1項記載の駐車管理装置におい
て、ロック板を常時開き方向に付勢する付勢部材を設け
ている。
【0034】本発明の駐車管理装置では、モータ等から
の動力は、歯車輪列等の動力伝達機構を介してロック板
に伝えられ、ロック板が開閉動作をする。そして、その
動力伝達機構中に、モータの回転を継続させはするがそ
の動力伝達を遮断する継断機構を設けたり、リンク機構
を設けたり、ラチェット機構を設けたりしている。
【0035】例えば、継断機構を設けると、モータの回
転は継続するため、モータに余分な負荷が加わらない一
方、ロック板が駐車車両の底に当接し、その位置で保持
されることになる。また、リンク機構を設け、その構成
を駐車管理装置に適する構成、例えば、モータ側からは
容易にロック板を閉じさせることができる一方、ロック
板からは簡単には閉じないような構成等とすることがで
きる。さらに、ラチェット機構を設けると、ロック板の
位置保持が容易になると共に、2つのラチェット機構中
のラチェットギアを半ピッチずらして設けると、その保
持精度が高まる。
【0036】加えて、ロック板の先端を溶接された丸棒
とするのではなく、円形に折り曲げて形成すると、ロッ
ク板が軽量かつ丈夫となる。さらに、ロック板を常時開
き方向に付勢する付勢部材を設けると、ロック板が駐車
車両の底に完全追従することとなる。
【0037】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0038】図1から図28に本発明の駐車管理装置の
実施の形態の例を示す。この駐車管理装置は、図29お
よび図30に示す従来のシステムと基本構成は同一であ
る。すなわち、モータ1の動力で開閉可能なロック板2
を動作させるロック板駆動機構を備えている駐車管理装
置である。具体的には、駐車車両の退出を禁止する開閉
可能なロック板2等からなるロック板駆動機構と、地中
内に埋設され鉄材を検知するループセンサー等からなる
車両感知器(図示省略)と、この車両感知器の信号を受
けてロック板駆動機構を制御するコントロール部等が組
み込まれた柱状の制御部(図示省略)とから構成されて
いる。
【0039】この駐車管理装置に使用されるロック板駆
動機構の基本構成は、図1から図5に示すように、モー
タ1と、このモータ1の動力をロック板2に伝える歯車
輪列等からなる動力伝達機構と、この動力伝達機構中に
入れられる継断機構とリンク機構とラチェット機構とか
らなる。
【0040】ここで、モータ1には、モータ1への通電
がオフした時、このモータ1の回転を減速する減速用ギ
アボックス3と、モータ1の回転を阻止する電磁ブレー
キ4とが固定されている。
【0041】一方、歯車輪列は、モータ1の出力軸とな
る第1回転軸5の先端に固定された第1歯車6と、この
第1歯車6と噛み合い回転を減速する大径の第2歯車7
と、この第2歯車7と一体回転する第2回転軸8とから
構成される。
【0042】この歯車輪列に続いて、継断機構が設けら
れている。継断機構は、第2回転軸8の略中央に一体回
転可能に固定される小径のラチェットカム9と、第2回
転軸8の他端側に回動可能に取り付けられラチェットカ
ム9と遊合係合する第1リンクアーム10とから構成さ
れる。
【0043】この継断機構に続いてリンク機構が設けら
れている。リンク機構は、モータ側リンク機構とロック
板側リンク機構の2つのリンク機構から構成される。モ
ータ側リンク機構は、第1リンクアーム10と、この第
1リンクアーム10に取り付けられる第1リンク軸11
と、この第1リンク軸11に係合する第1リンク12
と、この第1リンク12が係合する第2リンク軸13
と、この第2リンク軸13が取り付けられる第2リンク
アーム14と、この第2リンクアーム14が固定される
第3回転軸15とから構成される。また、ロック板側リ
ンク機構は、この第3回転軸15に固定される第3リン
クアーム16と、この第3リンクアーム16に取り付け
られる第3リンク軸17と、この第3リンク軸17に係
合する第2リンク18と、この第2リンク18に係合す
る第4リンク軸19と、この第4リンク軸19が取り付
けられる第4リンクアーム20と、この第4リンクアー
ム20が固定されるロック板回転軸21とから構成され
る。
【0044】さらに、この駐車管理装置の動力伝達機構
中には、モータ1の回転をロック板2に伝えるための以
上のような歯車輪列、継断機構およびリンク機構に加
え、ラチェット機構と、ロック板2を開き方向に付勢す
る付勢部材と、クラッチ機構とが組み込まれている。
【0045】ラチェット機構は、第2回転軸8と一体回
転するラチェットカム9と、このラチェットカム9に当
接する2本のラチェットアーム22,23と、このラチ
ェットアーム22,23とそれぞれ一体動作する2個の
ラチェット爪24,25と、ラチェット爪24,25が
それぞれ係合するラチェットギア26,27と、このラ
チェットギア26,27が固定される第3回転軸15
と、ラチェットアーム22,23にそれぞれ一端が係止
されるラチェットバネ28,29と、このラチェットバ
ネ28,29のそれぞれの他端を係止するバネかけ30
とから主として構成されている。なお、ラチェットギア
26,27は、図24に示すように、その歯のピッチを
互いに半ピッチずらした状態で第3回転軸15に固定さ
れている。
【0046】ロック板2を常時開き方向に付勢する付勢
部材は、図6に示すような駆動バネ組31で構成されて
いる。この駆動バネ組31は、ロック板2を保持する台
部32に固定された取付板33,33に横架されたバネ
保持パイプ34に取り付けられている。そして、駆動バ
ネ組31は、図7に示すように、付勢力を発揮するロッ
ク板駆動バネ35と、ロック板駆動バネ35の一端35
aに回転可能に取り付けられたコロ36と、このコロ3
6の両側に設けられるコロ押さえ37,37と、一端3
5aに挿入されたコロ36やコロ押さえ37,37の抜
けを防止する割ピン38とで構成される。このコロ36
がロック板2の裏側に当接する一方、ロック板駆動バネ
35の他端35bが巻締められた後(図7の一点鎖線参
照)、台部32の当接する形で取り付けられる(図6参
照)。なお、この取り付けは、バネ保持パイプ34の両
端に割ピン34aを挿入することにより行われる。
【0047】クラッチ機構は、両方向円錐クラッチとな
っており、ラチェットギア26,27と第3回転軸15
との間に設けられている。なお、詳細は後述する。
【0048】モータ1と輪列歯車等の動力伝達機構は、
図8に示すような土地に固定される箱状の箱部39に入
れられる。一方、ロック板2は、図8および9に示すよ
うなロック板ベース組40に組み込まれる。このロック
板ベース組40は、台部32と、踏み台部41と、駆動
バネ組31を取り付けるための取付板33,33と、ロ
ック板2の閉じ位置での支持を行うロック板ストッパ4
2と、サイドベース43,44と、サイドベース44部
分に設けられるサイドカバー120とで主に構成され
る。そして、ロック板回転軸21の両端は、サイドベー
ス43,44にそれぞれ取り付けられるブッシュホルダ
ー組121とベアリングユニット122で回転可能に支
持される。
【0049】モータ1が入れられる箱部39には、モー
タ1等の駆動部と外部配線の入り口とを隔離するための
隔離板45がネジ46によって取り付けられる。そし
て、箱部39は、ロック板ベース組40にボルト47に
よって固定される。なお、ロック板ストッパ42は、図
8に示すように、3つの支柱48に入れられフランジ付
きナット49によって台部32に固定される。
【0050】第2回転軸8と第3回転軸15は、図4に
示すように、ギヤボックスプレート50に嵌合するベア
リング51,52によってそれぞれ一端が支持されてい
る。そして、各先端には止め輪53,54が嵌合され抜
け止めされている。第2回転軸8の先端には、さらに遮
光板組55が取り付けられている。
【0051】遮光板組55は、図3および図10に示す
ように、先端が90度折り曲げられた遮光板56と、遮
光板56の中央孔56aが嵌合する段部57aを有する
センサーボス57と、センサーボス57を第2回転軸8
に取り付ける止めネジ58から構成される。なお、この
遮光板55は、止め輪53とベアリング51との間に挟
み込まれて取り付けられる。また、遮光板56の先端部
56aは、箱部39等の固定部または制御回路基板63
に取り付けられる受発光素子からなるセンサ部60,6
0(図1参照)を横切るように第2回転軸8に取り付け
られる。この2つのセンサ部60,60は、180度対
称位置に設けられ、ロック板2の全開位置と全閉位置に
対応する第2歯車7の回転位置を検知するものとなって
いる。
【0052】ギヤボックスプレート50には、図4に示
すように、さらにレール取付板61,62が十字穴付き
小ネジ63によって取り付けられている。このレール取
付板61、62には、後述する制御回路基板63を固定
した基板補強板65を取り付けるための差し込み溝61
a,62aがそれぞれ設けられている。
【0053】制御回路基板63には、図10に示すよう
に、先に示したセンサ部60,60が取り付けられると
共に、配線ボックス64や抵抗等の回路部品(図示省
略)が固定されている。そして、制御回路基板63は、
基板補強板65にネジ66によって取り付けられる。な
お、基板補強板65には、外部配線をギヤボックス組1
30内で束ねるナイロンクランプ67がネジ68によっ
て固定されると共に、制御回路基板63が取り付けられ
る面とは反対の面に配線状況を示す配線シール69が貼
付される。なお、ギヤボックス組130は、図2および
図3に示すように、モータ1から第1歯車6の部分まで
と、第4リンクアーム20からロック板2までの部分
を、動力伝達機構から取り除いた残りの動力伝達機構部
分で、ギヤボックスフレーム80によって一体移動可能
となっている。
【0054】第2回転軸8に取り付けられる各部材は、
図12に示すように、第2歯車7とラチェットカム9が
キー70によって一体回転するように固定されると共
に、第1リンクアーム10は回転自在に組み付けられ
る。すなわち、第2回転軸8のキー溝8aと、第2歯車
7のキー溝7aと、ラチェットカム9のキー溝9aにキ
ー70が嵌合されている。そして、第2歯車7とラチェ
ットカム9とをボルト71によって三ヶ所で固定し一体
化している。第2回転軸8の第2歯車7側の先端は、止
め輪72が止め溝8bに嵌入することにより抜け止めさ
れ、他端側は、止め輪73が止め溝8cに嵌入すること
により抜け止めされている。
【0055】ラチェットカム9には、図12および図1
3に示すように、キー溝9aの他に、回転中心に対し略
180度に渡ってのびる凹溝の突起遊合部9bと、ラチ
ェットアーム22,23が当接するアーム当接面9c
と、このアーム当接面9cと共に山形の形状をなすよう
に対称的に配置される傾斜面9dと、第2回転軸8が貫
通する貫通孔9eと、ボルト71が貫入するボルト穴9
fが形成されている。
【0056】第1リンクアーム10には、図12および
図14に示すように、第2回転軸8が貫通する貫通孔1
0aと、ラチェットカム9の突起遊合部9b内を移動す
る突起となるラチェットカムピン10bと、第1リンク
軸11が挿通される挿通孔10c,10cと、ロック板
2が閉位置にきたときのさらなる回転を阻止する度当た
り部10dと、第1リンク軸11を支持するアーム部1
0e,10eと、アーム部10e,10eをつなぐ平面
肩部10fとが形成されている。なお、ラチェットカム
ピン10bは、圧入によって第1リンクアーム10本体
に取り付けられている。そして、その取り付け位置は、
貫通孔10aと挿通孔10cと各中心をつなぐ線および
貫通孔10aの中心を基準として、角度α(この実施の
形態では約5度)だけ度当たり部10d側にずれた位置
となっている。また、貫通孔10aには、ブッシュ(図
示省略)がその割り部が挿通孔10c側に向けて入れら
れ、回転をスムーズに行わせるようにしている。
【0057】なお、第2回転軸8および第3回転軸15
の各他端は、図5に示すように、箱部39内に固定され
るギヤボックスフレーム80に嵌合されるベアリング8
1,82によって支持されると共に、止め輪83,84
によって抜け止めされている。また、ギヤボックスフレ
ーム80には、第1リンクアーム10の度当たり部10
dが突き当たるストッパ部材となるアームストッパ85
と、ギヤボックスプレート50と、ギヤボックスフレー
ム80を保持するギヤボックスステー86,87がそれ
ぞれボルト88によって固定されている。さらに、この
ギヤボックスフレーム80には、ラチェットバネ28,
29の他端が引っかけられるバネかけ30が固定されて
いる。
【0058】第1リンク12は、図15に示すように、
全体が長尺状に形成され、第1リンク軸11が挿通する
円形の挿通孔12aと、第2リンク軸13が挿通する楕
円形の遊合係合孔12bとを有している。なお、この遊
合係合孔12bは、水平状態のロック板2に車両が乗り
下方に回動したとき、第2リンクアーム14が第3回転
軸15と共に回動できるように第2リンク軸13とこの
遊合係合孔12bとの間に遊び領域が形成される構成と
なっている。
【0059】第3回転軸15および当該第3回転軸15
に取り付けられる各部材は、図5および図16から図1
8に示す構成を有している。第2リンクアーム14は、
図18に示すように、第3回転軸15が貫通する貫通孔
14aと、キー89が入るキー溝14bと、第2リンク
軸13が挿通される挿通孔14c,14cと、外周に設
けられる段部14dと、第2リンク軸13を支持するア
ーム部14e,14eと、アーム部14e,14eをつ
なぐ平面第1肩部14fと平面第2肩部14gと、ボル
ト挿入孔14h,14hとが形成されている。なお、第
2リンク軸13は、止め輪90によって両端で抜け止め
される。また、第2リンクアーム14は、ボルト91,
91をボルト挿入孔14h,14hに挿入し、ねじ締め
することによって第3回転軸15に固定される。
【0060】第3回転軸15は、丸棒状となっている
が、その略中央に円錐状の大径部15aを有している。
この大径部15aの部分にラチェットギア26,27が
配置され、大径部15aからギヤボックスプレート50
側に向かって、皿バネ92とリテーナーリング93とが
配置されている。ラチェットギア27の一側面側に第2
リンクアーム14が配置され、さらにその側方に止め輪
100と、ベアリング82と、止め輪84と、第2リン
クアーム16とが配置されている。ここで止め輪100
は、止め溝15bに、止め輪84は止め溝15cにそれ
ぞれ嵌合される。なお、大径部15aの周面には、円錐
状の銅製薄板のテーパーシム94が被せられ、両方向円
錐クラッチの一部を構成している。
【0061】両ラチェットギア26,27は、共に歯数
が30とされ、ボルト95によって一体化されると共に
ラチェットギア26,27とリテーナーリング93と
は、その間に皿バネ92を挟み込んだ状態で、複数のボ
ルト96によって一体化されている。そしてラチェット
ギア26とラチェットギア27は、図28に示すよう
に、歯形が半ピッチずれた状態で一体化されている。ま
た、各ラチェットギア26,27の各歯先は、ロック板
2が閉じ方向に動こうとするとき、ラチェット爪24,
25が食い込み、その回動を阻止する形状とされてい
る。
【0062】各ラチェットギア26,27に係合する各
ラチェット爪24,25は、ラチェットホルダ97によ
って回動可能に保持され、このラチェットホルダ97
は、ボルト98によってギアボックスフレーム80によ
って固定されている。なお、ラチェットアーム22,2
3は、その根元部でボルト99によってそれぞれラチェ
ット爪24,25と一体化されている。そして、略中央
部には、ラチェットバネ28,29を引っかける小さい
円形孔22a,23aが設けられている。
【0063】第3回転軸15のロック板2側の先端部に
は、第3リンクアーム16が設けられる。この第3リン
クアーム16には、図19に示すように、第3回転軸1
5が貫通する貫通孔16aと、キー101が入るキー溝
16bと、ネジとなっている第3リンク軸17が挿通さ
れる挿通孔16c,16cと、外周に設けられる段部1
6dと、第3リンク軸17を支持するアーム部16e,
16eと、アーム部16e,16eをつなぐ平面第1肩
部16fと平面第2肩部16gと、ボルト挿入孔16
h,16hと、第3リンク軸17の回り止めのための回
り止めボルト123を取り付けるネジ穴16jとが形成
されている。なお、第3リンク軸17は、止め輪(図示
省略)によって両端で抜け止めされている。また、第3
リンクアーム16は、ボルト102,102をボルト挿
入孔16h,16hに挿入し、ねじ締めすることによっ
て第3回転軸15に固定されている。さらに、回り止め
ボルト123は、図20に示すように、第3リンク軸1
7の角部周面に当接または近接させて取り付けることに
より、第3リンク軸17がゆるんで抜けてくるようなこ
とがないようにしている。
【0064】第2リンク18は、図21に示すように、
全体が長尺状に形成され、第3リンク軸17が挿通する
円形孔を有するブッシュ18aと、ブッシュ18aが嵌
入される嵌合孔18bと、第4リンク軸19が挿通する
挿通孔18cを有している。
【0065】第4リンクアーム20は、図3および図9
に示すように、第3リンクアーム16と略同一構成とな
っている。すなわち、第4リンクアーム20には、ロッ
ク板回転軸21が貫通する貫通孔20aと、キー124
が入るキー溝20bと、第4リンク軸19が挿通される
挿通孔20c,20cと、ブッシュホルダ組121のス
トッパ125に突き当たる度当たり段部20dと、アー
ム部20e,20eと、このアーム部20e,20eを
つなぐ平面肩部(図示省略)と、ボルト挿入孔(図示省
略)とが形成されている。そして、第4リンクアーム2
0とロック板回転軸21とは、一体回転するように結合
される。
【0066】そして、このブッシュホルダ組121は、
ブッシュホルダ126と、ネジ127でこのブッシュホ
ルダ126に取り付けられるストッパ125と、ブッシ
ュホルダ126の中心部分の孔に嵌合されるブッシュと
から構成される。このブッシュホルダ組121は、ネジ
128によって、箱部39およびサイドベース43に取
り付けられる。ここで、ストッパ125は、車両から強
行脱出したとき、その衝撃をリンク機構まで伝えないよ
うにするものとなっている。
【0067】なお、ギヤボックス組130が故障し、交
換する場合は次のとおり行う。まず制御回路基板63側
とモータ1側を取り外す。次に、ロック板2を押し下
げ、第3リンク軸17および回り止めボルト123が箱
部39に設けられる孔129に合うようにする。なお、
このときラチェット機構がきいている場合は、第2歯車
7を回しラチェット機構を解除してからロック板2を押
し下げる。次に回り止めボルト123を外す。その後、
ネジになっている第3リンク軸17を回して取り外す。
最後に4個のナット131を外して、ギヤボックス組1
30を上方に取り出す。この取り外しと逆の手順によっ
てギヤボックス組130を組み込むことができる。組み
込みを行ったときは、制御回路基板63を組み込んだ後
に、センサ部60,60と遮光板組55との位置調整を
行うことになる。
【0068】ロック板2は、図22から図25に示すよ
うに、ロック板回転軸21と、1枚の平板状縞鋼板から
形成されるフィン部110と、補強パイプ111,11
2,113とから構成される。ロック板回転軸21に
は、第4リンクアーム20を一体回転させるためのキー
(図示省略)が嵌合するキー溝21aが一端に設けられ
ている。また、フィン部110は、ロック板回転軸21
側がその軸21に沿って略90度曲げられていると共
に、開閉動作先端部が円形状に180度曲げられてい
る。その曲げの大きさを、この実施の形態では、内半径
Rを9.5mmとしている。このRを6〜15mmとす
ると、厚さ、安全性等から好ましいものとなる。この曲
げ部の内側に角形鋼管の補強パイプ111,112,1
13が挟み込まれ、フィン部110の曲げ部分の先端1
10aを支持している。
【0069】ロック板回転軸21とフィン部110と補
強パイプ111,112,113の一体化は、図21に
示すような計44ヶ所の溶接部114によって行ってい
る。ロック板回転軸21とフィン部110との溶接は、
互い違いの位置で行われ、溶接強度を増している。ま
た、フィン部110の一端側先端部が三角状に短くさ
れ、台部32がロック板2を閉じたときにも上方から見
えるような空間部115に形成されている。なお、ロッ
ク板2は、通常の閉状態では、水平位置とされ、10k
g以上の荷重が加わると、台部32と当接するようにし
てある。また、軽い荷重では、押し下げられないよう
に、台部32とロック板2との間にクッションゴム(図
示省略)が配置されている。
【0070】また、ロック板を交換したいときは、次の
ようにして行う。まずロック板ストッパ42を取り外
す。次にバネ保持パイプ34のギヤボックス組130側
の割ピン34aを外し、バネ保持パイプ34を引き抜き
ながら駆動バネ組31を取り外す。その後、サイドカバ
ー120を取り外す。次に、第4リンクアーム20を固
定しているボルト132,132をゆるめ、第4リンク
アーム20を引き抜く。そして、ロック板回転軸21か
らキー124を抜き、ベアリングユニット122の止め
ネジ133,133をゆるめる。この後、ブッシュホル
ダ組121とベアリングユニット122を取り外す。最
後にロック板2をサイドベース44のU溝134、サイ
ドベース43と箱部39に設けられた各丸孔135,1
36から取り外す。
【0071】なお、ロック板2を組み付ける場合は、上
述の手順と逆となる。ここで、ロック板ストッパ42を
組み付ける時は、ロック板ストッパ42の位置調整が必
要となる。これは、ロック板2が開状態のときの位置決
めおよび負荷受けとして、このロック板ストッパ42を
使用しているためである。この位置調整は、ロック板ス
トッパ42に設けられる3つの長孔137を利用して前
後にロック板ストッパ42を動かすことにより行われ
る。
【0072】次に、このように構成された駐車管理装置
の動作を説明する。
【0073】車両が駐車場に入庫すると、ループセンサ
ーからなる車両感知器が車両を感知する。その感知によ
り時間計測が開始される。そして、所定時間、例えば約
4秒たつと、柱状の制御部に設けらる車両認識ランプが
その後約15秒間点滅した後、消える。一方、最初の車
両検知から所定時間、例えば約30秒後に再度検知回路
が作動し、車両の有無を検知する。このように、ループ
センサーからなる車両感知器は、所定時間例えば約30
秒間隔で常時車両を検知しており、連続2回の車両検知
により、車両の入庫を確認している。そして、2回連続
して車両を検知すると、制御部からの信号によりモータ
1が動作し、ロック板2を開方向に駆動させる。その動
作と同時に、柱状の制御部に設けられる料金表示窓に基
本料金を表示する。
【0074】なお、車両が駐車場に入庫する際、ロック
板2は水平状態から押されて、台部32に突き当たる
が、このとき、ロック板2からの動きは、第3回転軸1
5の第2リンクアーム14まで伝わるが、第1リンク1
2の楕円形の遊合係合孔12bによって、その動力伝達
は遮断され、モータ1側に伝わらないようになってい
る。このため、ロック板2はスムーズに押し下げられる
こととなる。ただし、ロック板2と台部32との間には
クッションゴムが配置されているため、軽い荷重では押
し下げることができず、また、車両が通り過ぎるとロッ
ク板2は自動的に元の水平状態となる。
【0075】また、車両が駐車場に入庫した際、この駐
車管理装置にサービス時間が設定されていると、車両認
識ランプは所定時間、例えば約15秒間点滅した後、点
灯状態になる。また、連続2回の車両検知信号が発生し
ない限り、ロック板駆動機構は、ロック板2が下限の位
置に行くまで所定回数ロック板2を閉方向に駆動させよ
うとする。
【0076】車両の入庫が確認され、モータ1が動作し
始めると、モータ1の動力は、ロック板駆動機構の歯車
輪列を介して減速されながら第2回転軸8に伝えられ
る。この第2回転軸8の回転と共に、遮光板56が回転
する。すなわち、遮光板56が一方のセンサ部60から
他方のセンサ部60へ向かって動いて行く。
【0077】一方、ロック板2が閉じ状態のときのリン
ク機構の関係は、図26(A)に示す関係となってお
り、ロック板2に対し常時開方向に働くロック板駆動バ
ネ35の付勢力を、電磁ブレーキ4に加え第1リンクア
ーム10の下死点近傍状況で受けるようになっている。
このため、ロック板駆動バネ35は、ロック板2が閉じ
られているときが、開き方向に最も強く付勢するものと
なっているが、その強い付勢力に十分耐え、ロック板2
を閉じ状態に維持できるものとなっている。そして、モ
ータ1の動作開始により、各リンク機構が図26(A)
の矢示A方向に動いて行く。
【0078】また、ロック板2の閉じ状態のときのラチ
ェットカム9の突起遊合部9bと、第1リンクアーム1
0のラチェットカムピン10bとラチェットアーム2
2,23の関係は、図27(A)のとおりとなってい
る。すなわち、ロック板駆動バネ35の付勢力が、ロッ
ク板2、ロック板回転軸21、第4リンクアーム20、
第2リンク18、第3リンクアーム16、第3回転軸1
5、第2リンクアーム14、第1リンク12、第1リン
クアーム10へと伝わり、ラチェットカムピン10bが
突起遊合部9bの一方の端部に突き当たり押圧している
状態となっている。そして、モータ1の動作開始によ
り、ラチェットカム9は矢示A方向に回転し始める。
【0079】ラチェットカム9が矢示A方向に回転する
と、ラチェットカムピン10bは、図27(B)に示す
ようにその動きに追従して動いていく。これは、図26
および図27で示す矢示A方向の力を、第1リンクアー
ム10がロック板駆動バネ35から常時受けているため
である。
【0080】ここで、仮に、車高の低い部分にロック板
2が突き当たると、第1リンクアーム10の動きは、図
27(B)に示す位置で停止することになる。一方、ラ
チェットカム9は、図27(C)に示すように、モータ
1の回転を受けて回転を継続する。そして、図27
(D)に示すように、ラチェットアーム22,23の一
方が、ラチェットカム9のアーム当接面9cに完全に当
接する位置にくると、モータ1の回転が停止する。な
お、モータ1の回転は、外部等から負荷を受けることが
無いので極めてスムーズなものとなる。
【0081】この当接位置の検出は、遮光板56が他方
のセンサ部60で検出することにより行っている。ま
た、ラチェットアーム22,23は、そのラチェット爪
24,25の一方がラチェットギア26,27の一方に
噛合することにより、図27(D)に示すように、例え
ばラチェットアーム23がアーム当接面9cに当接す
る。この際、例えば他方のラチェットアーム22は、ラ
チェットギア26と完全には噛合できず、図27(D)
に示すように浮いた状態となる。一方、ラチェットアー
ム23のラチェット爪25が、ラチェットギア27に噛
合することにより、ロック板2は、その位置で保持され
ることとなる。なお、第3回転軸15が半ピッチ分さら
に回転していたり、または回転していないときは、図2
8に示すように、ラチェット爪24がラチェットギア2
6に噛合する状態となる。
【0082】一方、モータ1がオフすると、ラチェット
カム9は、電磁ブレーキ3により、その位置にロックさ
れる。なお、その後、車両がわずかに移動し、車高が高
くなる部分にロック板2が対向するようになる場合、ロ
ック板駆動バネ35の働きでロック板2は、その動きに
追従し、上がっていく。これは、ラチェット爪24,2
5とラチェットギヤ26,27との噛合が、図28に示
すように、ロック板2の開方向では働かない構成となっ
ているためである。そして、ラチェットカムピン10b
が図27(D)の一点鎖線で示す位置へと移動する。こ
のように、ロック板2と車両の底との隙間は生じないも
のとなる。このため、車両を強引に駐車場所から離脱さ
せようとする気持ちを、駐車車両の運転者に生ぜじめる
ことがなくなり、駐車管理装置として十分機能するもの
となる。
【0083】ロック板2の開状態のとき、各リンク機構
は、図26(B)に示すような位置関係となっている。
すなわち、第3リンクアーム16は下死点付近側に移動
しており、ロック板2側からの力が第3リンクアーム1
6に伝わりにくい構成となっている。このため、ロック
板2が開状態となる付近では、ロック板2を保持するラ
チェット機構の強度を確保し易いものとなっている。一
方、モータ1を逆転させて、ロック板2を閉じ方向に駆
動させる場合は、図26(B)に示すように、リンク機
構としては、第1リンクアーム10の回転力がロック板
2側に伝わり易い構成となっているので、効率良く、ロ
ック板2を閉じ方向に動作させることができる。
【0084】なお、電磁ブレーキ3は、モータ1と連動
し無通電状態でブレーキが作動するいわゆるオフブレー
キとなっている。このように、ロック板2を開状態とす
ることにより、入庫した車両の退出を阻止する。なお、
このときのロック板2の移動角度は、約90度に設定さ
れている。
【0085】そして、基本時間が経過すると、追加料金
を加算した金額が料金表示窓に表示される。なお、基本
時間、基本料金、追加時間及び追加料金の各時間単位と
各料金単位は、目的に応じ自由に設定できる。柱状の制
御部に設けられる硬貨投入口に硬貨が投入されると、こ
の制御部内のコントロール部の検知機能により検知さ
れ、その硬貨金額を料金表示窓の金額から差し引く。そ
して、表示料金が零になると、制御部から信号を出し、
モータ1を動作させ、ロック板2を閉方向に駆動させ
る。
【0086】このとき、モータ1の動力は、ロック板駆
動機構の歯車輪列を介して減速されラチェットカム9に
伝えられ、ラチェットカム9は、図27(D)に示す矢
示B方向に回転する。すると、ラチェットアーム22,
23がラチェットカム9によって、図27(D)の矢示
C方向に押し上げられる。この結果、ラチェットギア2
6,27が回転可能となり、ロック板2も閉じ方向に駆
動可能となる。しかも、まだ、ラチェットカム9の突起
遊合部9bの一端がラチェットピン10bに当接してい
ないため、ロック板2は車両の底についたままの状態を
しばらく維持する。
【0087】その後、ラチェットカム9の突起遊合部9
bの一端がラチェットカムピン10bに当接し、ラチェ
ットカムピン10bを図27で矢示B方向へ押してい
く。この結果、リンク機構が図26(B)の矢示B方向
へ回動し、ロック板2がロック板駆動バネ35の付勢力
に抗して閉じていく。そして、リンク機構は、図26
(A)に示す状態となり、ロック板2は閉じる。このと
き、閉じ付近では、第1リンクアーム10の伝達効率が
悪くなり、伝えられる力が小さくなると共に変位量が少
なくなる。このため、閉じ付近では、ロック板2は、低
速かつ低トルクにて動作することとなる。これにより、
仮に、ロック板2が台部32と当接する構造であったと
しても子供などの手や足がロック板2と台部32との間
に挟まれても大けがには至らない。なお、この実施の形
態では、ロック板2が水平状態となったときを閉じ位
置、すなわち下限の位置としている。このため、台部3
2との間に隙間が生じ、子供などが手や足を挟んでしま
うことは生じない。ここで、下限位置は、遮光板56が
一方のセンサ部60側に戻り、検知されることによりそ
の位置が検出される。
【0088】ロック板2が閉状態の下限にくると、セン
サ部60により得られる信号により、モータ1をオフす
る。すると、電磁ブレーキ3が作動し、ロック板2の閉
動作の完了後の位置保持を行う。このように、ロック板
2を閉状態とすることにより、入庫した車両の退出を可
能とする。
【0089】以上のような通常の入出庫以外に異常な入
出庫が行われることがある。例えば、入庫した車両が料
金を支払わずに出庫しようとする場合がある。この場
合、ロック板2は開方向の力を受けるが、このとき、ロ
ック板2は、開方向の上限位置までスムーズに移動す
る。そして、さらにロック板2に力が加わると、ロック
板2はたわみ、その後、車両がロック板2を乗り越える
と、ロック板2にはそのたわみの反力と車両の荷重の両
方が急激に加わる。この力は過負荷となり、通常ならロ
ック板駆動機構の歯車輪列やラチェットギヤ26,27
の歯車または軸を損傷させる。しかし、このロック板駆
動機構には、両方向円錐クラッチが入っており、そのよ
うな閉じ方向の過負荷がかかると、ラチェットギヤ2
6,27が皿ばね92の弾性力に抗して図16の矢示A
方向にわずかにずれ、銅製のテーパーシム94との間に
わずかな隙間を生じさせる。このため、第3回転軸15
は空転し、閉じ方向の過負荷の伝達は切断されるので、
ロック板駆動機構、特にラチェットギア26,27は損
傷しない。
【0090】なお、この第3回転軸15の空転によりロ
ック板2は正常位置からその時の衝撃力に応じ閉じ方向
へずれるが、ロック板2に連動する第2リンクアーム1
4の動きは、第1リンク2に設けた長穴の係合孔12b
の存在によって、そのまま第1リンク12およびモータ
1側に伝わることはない。なお、衝撃力が非常に大きい
場合、第3回転軸15の空転角度が大きくなり、第1リ
ンク12を動作させるが、第1リンクアーム10のラチ
ェットカムピン10bは、突起遊合部9b内を閉じ方向
(図26の矢示B方向)へ移動できるため、いずれの方
向の過負荷がロック板2に加わっても、モータ1側へ過
負荷が伝わることはなくなる。
【0091】また、ロック板2が開方向に動作し始めた
時、すなわち、図27(B)の状態のときに、一旦入庫
した車両が駐車を止めて急に出庫しようとする場合があ
る。この場合、ロック板2に、加速した車両がぶつかり
極めて大きな開方向の力が加わる。この力は過負荷とな
り、図30に示す従来のロック板駆動機構では、伝達ピ
ンや歯車輪列の歯車等が損傷してしまう。しかし、この
ロック板駆動機構では、突起遊合部9bがその端部の半
円形部分全体で短いラチェットカムピン10bを受ける
構造となっているので、そのような開方向の過負荷がか
かっても、閉じ方向と同様にロック板駆動機構は損傷し
ない。
【0092】また、時には、ロック板2の開き動作時
に、人が足で踏む等によりロック板2が閉じ方向に移動
させられることがある。その状態が続くと従来の装置で
は、その電磁ブレーキ173が働き、その位置でロック
板2を保持してしまい、違法駐車がし易くなっている。
しかし、この装置では、そのような動きを行えないよう
になっている。すなわち、ロック板駆動バネ35の開き
方向の力を極めて強くし、リンク機構と電磁ブレーキ1
73の活用により、その付勢力以上の力で、ロック板2
の開きを阻止している一方、電磁ブレーキ3がオフしか
つリンク機構が動作すると、ロック板駆動バネ35が強
力に働き、ロック板2の開き方向の力を長時間阻止する
ことはできない。仮に、一定期間阻止していたとして
も、その阻止力を外せば、ロック板2は直ちに閉方向に
動き出す。これは、モータ1の回転が止まり、電磁ブレ
ーキ3がオンしたとしても、ラチェットカムピン10b
は、突起遊合部9b内を開方向に移動できるためであ
る。しかも、ラチェット機構もロック板2の開き方向の
動きを阻止するものとはなっていないためである。
【0093】一方、ロック板2が開状態のときに、さら
に開方向に力が加わると、次の3ヶ所でその力を受ける
ようになる。第1に、ロック板ストッパ42にロック板
2が突き当たる、第2にブッシュホルダ組121のスト
ッパ125に第4リンクアーム20の度当たり段部20
dが突き当たる、第3に第2リンク18が第4リンクア
ーム20の平面肩部に当接する状態、いわば背負い投げ
状態となり力を受ける。このように3ヶ所によって開方
向の力を分散させて受けることによって、ロック板2の
さらなる開方向への移動を阻止している。なお、ガタと
の関係で必ずしも開方向の力を受けることにはならない
が、上述の3ヶ所によってもまだ力を受けることができ
ないときは、ロック板2が踏み台部41の端部に突き当
たることによっても、ロック板2のさらなる開方向への
移動が阻止される。
【0094】なお、この実施の形態では、ロック板2に
閉じ方向の過負荷が加わると両方向円錐クラッチが動作
し、その異常な力の伝達をこの両方向円錐クラッチ部分
で切断するので、過負荷によるラチェット機構の損傷は
なくなる。また、テーパー面をもつ雄部材と雌部材の嵌
合による両方向円錐クラッチを使用しているので、ロッ
ク板駆動機構が大型化せず、駐車場スペースの効率的な
利用を図ることができる。さらに、強い締め付け力を持
つ弾性部材をロック板駆動機構中に使用する必要がなく
なり、組立や故障時の取り替え作業が容易となり、コス
トも低減する。
【0095】また、両方向円錐クラッチのテーパー面に
挟み込まれた金属製薄板のテーパーシム94が、両方向
円錐クラッチの雄部材と雌部材の当接面となるので、薄
板が取り付けられるテーパー面をラッピング等により滑
らかにする必要がなくなる。
【0096】さらに、この実施の形態では、伝達効率が
徐々に変化するリンク機構を上手に活用している。すな
わち、ロック駆動部バネ35に抗してロック板2を閉じ
る当初は、伝達効率を高くし、急速に閉じ方向に駆動す
ると共に大きいトルクで閉じている。そして、閉じる付
近では、伝達効率が低くなり、ロック板2はゆっくり閉
じると共に、小さいトルクで閉じることとなる。なお、
ロック板2が開くときは、この逆に、最初はゆっくりか
つ小さいトルクで開き始めるが、ロック板駆動バネ35
の付勢力が加わるため、ゆっくり確実に開いていく。
【0097】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の一例ではあるが、これに限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
変形実施可能である。例えば、継断機構としてラチェッ
トカム9にラチェットカムピン10bに相当する突起を
設け、第1リンクアーム10に突起遊合部9bに相当す
る凹部を設けるようにしても良い。また、上述の実施の
形態では、リンク機構を2つ設けているが、1つにした
り3つ以上にしても良い。さらに、ラチェット機構に用
いられるラチェットギヤ26,27を2つとせず、1つ
にしたり3つ以上にしても良い。また、ロック板2のモ
ータ1による動作下限位置を水平位置とせず、水平位置
から±5度以内の略水平状態とし、台部32との間に隙
間を設けるようにしても良い。また、水平位置からマイ
ナス5度以上としたり、従来どおり、台部32と当接さ
せるようにしても良い。
【0098】また、上述の実施の形態では、付勢部材と
して、コイル状の巻バネを採用しているが、スプリング
バネとしたり、また他の弾性部材としたり、さらには、
ソレイドやモータ等を利用して開方向に常時付勢させる
ようにしても良い。さらに、この実施の形態では、両方
向円錐クラッチに銅製薄板のテーパーシム94を設けて
いるが、このテーパーシム94を介在させないようにし
ても良い。その場合、雄部材たる第3回転軸15のテー
パー面と雌部材となるラチェットギヤ27の円錐状のテ
ーパー面を共に十分ラッピングすると共に必要により油
を付着させておく必要がある。また、皿ばね92の代わ
りにコイルスプリング等他の弾性手段を採用しても良
い。さらに、薄板となるテーパーシム94としては、銅
製のものが摩擦性、耐久性及び両方向円錐クラッチの作
動性の面で好ましいが、滑らかな面を持つ他の金属製の
薄板でも良い。
【0099】さらに、車両感知には、ループセンサ以外
に赤外線センサ等他の検知手段を採用したり、ループセ
ンサと赤外線センサを併用したりすることができる。ま
た、本各発明は、従来のような駐車管理装置、すなわち
地中内に埋設されるループセンサー等からなる車両感知
器と、この車両感知器の信号を受けてロック板駆動機構
を制御するコントロール部等が組み込まれた制御部を有
し、モータの動力で開閉可能なロック板を動作させるロ
ック板駆動機構を備える駐車管理装置に使用するのが好
適であるが、それらを具備しない駐車管理装置、例えば
モータ駆動方式でないものや車両感知器を有しない駐車
管理装置等にも適用できる。
【0100】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の駐車管理装置では、ロック板の開き動作が終了
した後も、モータの回転が継続するので、モータに過負
荷が加わらずモータが長寿命化する。一方、モータの回
転は、ロック板に伝わらないようになるため、ロック板
をその位置で停止させることが可能となると共に駐車車
両の底の高さに追従させてロック板を開かせることが容
易に可能となる。しかも、継断機構をラチェットカムと
リンクアームとから構成しているので、継断機構を小型
化できると共に遊びをもたせた係合により、ロック板に
働く各種の過負荷からロック板駆動機構を保護すること
が可能になる。
【0101】さらに、請求項2記載の駐車管理装置で
は、リンク機構の活用により、ロック板をモータによっ
て効率良く駆動させることができる。しかも、閉じ動作
の当初は、モータによって速くかつ効率良く閉じさせて
いるので、ロック板が車両の底に食い込んでいても確実
に離れることとなる。また、閉じ動作の終了付近では、
ゆっくり動作することとなるので、人が手を挟んだりす
ること等の危険が減少する。
【0102】また、請求項3記載の駐車管理装置では、
2つのリンク機構の活用により、モータによってロック
板を効率良く駆動させることができる。しかも、閉じ動
作を外部からしづらくしているので、違法な無料駐車を
減少させることができる。一方、モータでの閉じ動作
は、効率良くできるので、確実な閉動作を行わせること
ができる。
【0103】さらに、請求項4記載の駐車管理装置で
は、ロック板の閉じ動作終了部分において、リンク機構
が下死点付近となるので、ロック板側からロック板を開
方向に動かそうとしても容易には動かないこととなる。
このため、例えば、ロック板を常時開方向付勢する付勢
部材を設けたとしても、十分その付勢力に抗してロック
板を閉位置に保持させることができる。
【0104】また、請求項5記載の駐車管理装置では、
ロック板の開き動作終了部分において、リンク機構が上
死点付近となるので、開状態のとき、ロック板側からロ
ック板を動かそうとしても、容易に動かないこととな
る。このため、衝撃を受けやすい開状態のロック板の位
置保持を小型の装置で可能とすることができる。
【0105】また、請求項6記載の駐車管理装置では、
リンク機構中のリンクをリンクアームの肩部に突き当て
ることにより、リンクアームの回転規制をしているの
で、余分な構成を付加せずに回転規制を行わせることが
できる。このため、回転規制部材等の他の回転規制手段
を設けたとしても、その構成を小型化でき、装置全体が
小型化し軽量化することとなる。また、他の回転規制手
段と協同することにより、確実な回転規制を行うことが
容易となる。加えて、モータにオーバーランが生じて
も、確実にメカロックが行えるので、ロック板が補助台
部に食い込む現象を防止できる。このため、仮に、人が
足や手を挟んでも大事故に至らないようになる。
【0106】加えて、請求項7記載の発明では、リンク
アームの回転規制をリンクアームが突き当たるストッパ
部材も利用して行うので、回転規制を確実に行うことが
できる。しかも、リンクアームとリンクとの突き当ても
利用しているので、ストッパ部材を小型のものとするこ
とができ、装置がそれ程大型化せず重量化もしない。
【0107】また、請求項8記載の駐車管理装置では、
ロック板の開状態保持をラチェット機構で行っているの
で、閉じ方向への回動は阻止される一方、開き方向への
回動は可能とすることができる。このため、駐車車両の
底の高さに追従でき、もっとも高くなった位置でロック
板を維持できることとなる。この結果、違法駐車を減少
させることができる。
【0108】加えて、請求項9記載の発明では、クラッ
チ機構によってラチェットギアが保護されるので、ロッ
ク板に過負荷がかかってもロック板駆動機構は損傷する
ことがない。このため、装置が長寿命化する。さらに、
請求項10記載の発明では、2つのラチェットギアを半
ピッチずらして固定しているので、ロック板の位置精度
をきめ細かくすることができる。
【0109】また、請求項11記載の駐車装置では、ロ
ック板が軽量化し、ロック板を駆動させるモータ等を小
型化でき装置全体を小型軽量なものとできる。しかも、
ロック板の先端が従来のように取れてしまうことがなく
なるので、車両の底が傷つくこともなくなり、また、先
端が取れてできた隙間に足や手を挟んでしまう事故がな
くなる。
【0110】また、請求項12記載の駐車装置では、通
常の閉状態時、ロック板が略水平方向となり、台部との
間に隙間が発生する。このため、子供等が手や足を挟ん
でしまい、大事故になるという危険を防止することがで
きる。
【0111】さらに、請求項13記載の発明では、付勢
部材によってロック板が常時開方向に付勢されるので、
駐車車両の底にロック板を追従させ易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駐車管理装置の要部斜視図である。
【図2】図1の駐車管理装置のギヤボックス組とその周
辺の斜視図である。
【図3】図2のギヤボックス組を箱部へ組み付ける状態
を示す分解斜視図である。
【図4】図1の駐車管理装置に使用されるロック板駆動
機構の第2歯車付近の分解斜視図である。
【図5】図1の駐車管理装置に使用されるロック板駆動
機構のギヤボックスフレーム周辺の分解斜視図である。
【図6】図1の駐車管理装置のロック板が開状態となっ
ている要部斜視図である。
【図7】図1の駐車管理装置に使用される付勢部材の分
解斜視図である。
【図8】図1の駐車管理装置の箱部とロック板ベース組
の分解斜視図である。
【図9】図1の駐車管理装置のロック板の交換手順を説
明するための分解斜視図である。
【図10】図1の駐車管理装置に使用される遮光板組の
分解斜視図である。
【図11】図1の駐車管理装置に組み込まれる制御回路
基板周辺の分解斜視図である。
【図12】図1の駐車管理装置に組み込まれる継断機構
部分周辺の分解斜視図である。
【図13】図1の駐車管理装置に使用されるラチェット
カムを示す図で、(A)は正面図で、(B)は(A)の
矢示B方向から見た側面図で、(C)は背面図で、
(D)は(A)のD−D断面図である。
【図14】図1の駐車管理装置に使用される第1リンク
アームを示す図で、(A)は正面図で、(B)は(A)
の矢示B方向から見た平面図である。
【図15】図1の駐車管理装置に使用される第1リンク
を示す図で、(A)は正面図で、(B)は(A)の矢示
B方向から見た平面図である。
【図16】図1の駐車管理装置に組み込まれるラチェッ
ト機構の一部およびクラッチ機構を説明するための図
で、第3回転軸に各部材が取り付けられた状態を示す一
部断面図である。
【図17】図1の駐車管理装置の第3回転軸周辺の分解
斜視図である。
【図18】図1の駐車管理装置に使用される第2リンク
アームを示す図で、(A)は正面図で、(B)は(A)
の矢示B方向から見た平面図である。
【図19】図1の駐車管理装置に使用される第3リンク
アームを示す図で、(A)は正面図で、(B)は(A)
の矢示B方向から見た平面図で、(C)は背面図であ
る。
【図20】図1の駐車管理装置の第3リンク軸と回り止
めボルトとの関係を示す図である。
【図21】図1の駐車管理装置に使用される第2リンク
の分解斜視図である。
【図22】図1の駐車管理装置に使用されるロック板の
平面図である。
【図23】図18のXIX−XIX断面図である。
【図24】図1の矢示XXで示す部分の拡大図である。
【図25】図18のロック板の底面図である。
【図26】図1の駐車管理装置に組み込まれるリンク機
構の動作を説明するための図で、(A)はロック板閉状
態時のリンク等の関係を示し、(B)はロック板開状態
時のリンク等の関係を示している図である。
【図27】図1の駐車管理装置に組み込まれる継断機構
の動作を説明するための図で、(A)はロック板が閉位
置のときを、(B)はロック板が駐車車両の底に当たっ
たときを、(C)はモータが回転を継続しているとき
を、(D)はモータが停止すると共にラチェット機構が
働いた状態をそれぞれ示す図である。
【図28】図1の駐車管理装置に組み込まれるラチェッ
ト機構を説明するための要部側面図である。
【図29】従来の駐車管理装置の基本構成を説明するた
めの図である。
【図30】従来のロック板駆動機構を説明するための図
である。
【図31】従来の踏み台部の断面図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 ロック板 4 電磁ブレーキ 8 第2回転軸(継断機構の一部) 9 ラチェットカム(継断機構の一部) 9b 突起遊合部 10 第1リンクアーム(継断機構の一部でモータ側リ
ンク機構の一部) 10b ラチェットカムピン(突起) 11 第1リンク軸(モータ側リンク機構の一部) 12 第1リンク(モータ側リンク機構の一部) 13 第2リンク軸(モータ側リンク機構の一部) 14 第2リンクアーム(モータ側リンク機構の一部) 15 第3回転軸(モータ側リンク機構の一部でロック
板側リンク機構の一部) 16 第3リンクアーム(ロック板側リンク機構の一
部) 17 第3リンク軸(ロック板側リンク機構の一部) 18 第2リンク(ロック板側リンク機構の一部) 19 第4リンク軸(ロック板側リンク機構の一部) 20 第4リンクアーム(ロック板側リンク機構の一
部) 21 ロック板回転軸(ロック板側リンク機構の一部) 22,23 ラチェットアーム(ラチェット機構の一
部) 24,25 ラチェット爪(ラチェット機構の一部) 26,27 ラチェットギア(ラチェット機構の一部) 28,29 ラチェットバネ(ラチェット機構の一部) 31 駆動バネ組(付勢部材) 85 アームストッパ(ストッパ部材)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの動力で開閉可能なロック板を動
    作させるロック板駆動機構を備えてなる駐車管理装置に
    おいて、上記モータと上記ロック板との間の動力伝達機
    構中に、上記ロック板の開き動作が停止したとき、上記
    モータの回転を継続させると共にその動力伝達を遮断す
    る継断機構を設け、この継断機構を、上記モータの動力
    が伝達されるラチェットカムと、このラチェットカムと
    係合し、上記ロック板に上記モータの動力を伝えるリン
    クアームとから構成し、上記ラチェットカムと上記リン
    クアームのいずれか一方に突起を形成し、いずれか他方
    に上記突起が所定角度移動可能な突起遊合部を設けたこ
    とを特徴とする駐車管理装置。
  2. 【請求項2】 モータの動力で開閉可能なロック板を動
    作させるロック板駆動機構を備えてなる駐車管理装置に
    おいて、上記モータと上記ロック板との間の動力伝達機
    構中にリンク機構を設け、上記ロック板を閉じ方向に動
    作させるとき、その動作開始時には上記モータからの動
    力の伝達効率を高くし、閉じ動作終了部分では、その伝
    達効率が低くなるように上記リンク機構を設定したこと
    を特徴とする駐車管理装置。
  3. 【請求項3】 モータの動力で開閉可能なロック板を動
    作させるロック板駆動機構を備えてなる駐車管理装置に
    おいて、上記モータと上記ロック板との間の動力伝達機
    構中に、モータ側リンク機構とロック板側リンク機構の
    2つのリンク機構を設け、上記ロック板が開状態のと
    き、上記モータ側リンク機構を上記モータからの動力の
    伝達効率が高くなるように設定すると共に、上記ロック
    板側リンク機構を上記ロック板からの伝達効率が低くな
    るように設定したことを特徴とする駐車管理装置。
  4. 【請求項4】 モータの動力で開閉可能なロック板を動
    作させるロック板駆動機構を備えてなる駐車管理装置に
    おいて、上記モータと上記ロック板との間の動力伝達機
    構中にリンク機構を設け、上記ロック板の閉じ動作終了
    部分において、上記リンク機構の上記モータ側のリンク
    アームを下死点付近に位置させたことを特徴とする駐車
    管理装置。
  5. 【請求項5】 モータの動力で開閉可能なロック板を動
    作させるロック板駆動機構を備えてなる駐車管理装置に
    おいて、上記モータと上記ロック板との間の動力伝達機
    構中にリンク機構を設け、上記ロック板の開き動作終了
    部分において、上記リンク機構の上記ロック板側のリン
    クアームを上死点付近に位置させたことを特徴とする駐
    車管理装置。
  6. 【請求項6】 モータの動力で開閉可能なロック板を動
    作させるロック板駆動機構を備えてなる駐車管理装置に
    おいて、上記モータと上記ロック板との間の動力伝達機
    構中にリンク機構を設け、このリンク機構を、2つのリ
    ンクアームと1つのリンクと、このリンクを上記リンク
    アームに取り付ける2つのリンク軸とで構成し、上記リ
    ンクアームの回転規制を上記リンクが上記リンクアーム
    の肩部に突き当たることにより行うようにしたことを特
    徴とする駐車管理装置。
  7. 【請求項7】 前記リンクアームの回転規制を、このリ
    ンクアームが突き当たるストッパ部材の規制力をも利用
    して行うようにしたことを特徴とする請求項6記載の駐
    車管理装置。
  8. 【請求項8】 モータの動力で開閉可能なロック板を動
    作させるロック板駆動機構を備えてなる駐車管理装置に
    おいて、上記モータと上記ロック板との間の動力伝達機
    構中にラチェット機構を設け、開状態で停止した上記ロ
    ック板が閉じ方向へ動作することを上記ラチェット機構
    で阻止したことを特徴とする駐車管理装置。
  9. 【請求項9】 前記ラチェット機構のラチェット爪が噛
    合するラチェットギアと、前記ロック板と連動する回転
    軸との間に、前記ロック板に過負荷が加わったとき、そ
    の過負荷が上記ラチェットギアに伝わらないようにする
    クラッチ機構を設けたことを特徴とする請求項8記載の
    駐車管理装置。
  10. 【請求項10】 前記ラチェット機構を2つ設け、各ラ
    チェット機構の各ラチェット爪が噛合する各ラチェット
    ギアを互いに半ピッチずらした状態で前記ロック板と連
    動する回転軸に固定したことを特徴とする請求項8また
    は9記載の駐車管理装置。
  11. 【請求項11】 ロック板を開閉動作させるロック板駆
    動装置を備えてなる駐車管理装置において、上記ロック
    板の平面部を平板状の金属部材で構成するとすると共
    に、上記金属部材の先端を円形状に折り曲げて、上記ロ
    ック板の開閉動作先端部を形成したことを特徴とする駐
    車管理装置。
  12. 【請求項12】 ロック板を開閉動作させるロック板駆
    動装置を備えてなる駐車管理装置において、上記ロック
    板の通常の閉じ位置を略水平状態とし、上記ロック板が
    取り付けられる台部との間に隙間を設けたことを特徴と
    する駐車管理装置。
  13. 【請求項13】 前記ロック板を常時開き方向に付勢す
    る付勢部材を設けたことを特徴とする請求項1から12
    のいずれか1項記載の駐車管理装置。
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