JP5483718B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5483718B2
JP5483718B2 JP2010171297A JP2010171297A JP5483718B2 JP 5483718 B2 JP5483718 B2 JP 5483718B2 JP 2010171297 A JP2010171297 A JP 2010171297A JP 2010171297 A JP2010171297 A JP 2010171297A JP 5483718 B2 JP5483718 B2 JP 5483718B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
unit
button operation
control unit
operation unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010171297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012029819A (ja
Inventor
雅之 谷口
裕 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Industrial Co Ltd filed Critical Kyoraku Industrial Co Ltd
Priority to JP2010171297A priority Critical patent/JP5483718B2/ja
Publication of JP2012029819A publication Critical patent/JP2012029819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5483718B2 publication Critical patent/JP5483718B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、遊技機における各種演出に利用可能な遊技機用ボタンスイッチ装置を備えた遊技機に関する。
従来、遊技機用ボタンスイッチ装置において、遊技者にインパクトを与えることを目的とし、時折、ボタン本体を遊技機の本体に対して大きく突出した位置にバネ等の弾性部材を用いて移動させ、その突出した位置で押下可能とする構成が知られている。
例えば、特許文献1の遊技機用ボタンスイッチ装置(以下、「従来のボタン装置」という)では、図柄変動表示装置のリーチ状態時等には、通常時は下方にあるボタン本体が上方に大きく突出してインパクトを与えることができる。
特開2007−296090号公報
上記従来のボタン装置は、演出上の一環として、突然にボタン本体を突出させることにより、遊技者にインパクトを与えるものである。しかしながら、遊技者がボタンに手を掛けたり、遊技者の所有物等(例えば、財布やたばこ、飲料など)の物体をボタンの上に載置したりしてしまうと、ボタン本体の突出動作を行う際にこれらが障害物となり、ボタンの突出動作が妨げられるだけでなく、ボタンの上に載置された物体が落下したり、遊技者の手にボタンが衝突したりして、遊技者の不興を招いてしまうという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、突出することにより遊技者にインパクトを与えることの可能なボタン装置において、ボタンの突出動作に伴って生じうる遊技者の不興を招きにくい遊技機用ボタンスイッチ装置を備えた遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、押下操作が可能で、かつ、初期位置および該初期位置より突出させた上位突出位置の間で移動が可能なボタンを有するボタン本体を備えた遊技機であって、前記ボタン本体を前記初期位置と前記上位突出位置との間で移動させるか否かを決定する移動決定手段と、前記移動決定手段により、前記ボタン本体を移動させる決定がなされたときに前記ボタン本体を移動させる移動実行手段と、前記ボタン本体の移動が可能な前記初期位置から前記上位突出位置までの移動範囲を含む検知範囲内に物体が有るか否かを、該物体が前記ボタン本体に接触することなく検知する検知手段と、前記検知手段により物体が検知されたときに、前記移動範囲外への物体の移動を促す報知を遊技機の外部に向けて行う報知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記検知手段は、前記ボタン本体または該ボタン本体の近傍に検知部を有し、該検知部は、物体が前記検知部に接触することなく前記検知範囲内において前記物体が有ることを検知することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記報知手段は、前記検知手段により前記検知範囲内に物体があると検知されたときであって、かつ、前記移動決定手段により前記ボタン本体を移動させる決定がなされたときに外部へ向けて報知を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記報知手段は、前記移動実行手段により前記ボタン本体が移動しているときであって、前記検知手段により前記検知範囲内に物体があると検知されたときに外部へ向けて報知を行うことを特徴とする。
ボタン本体の近傍とは、上記検知手段の検知可能な範囲が、ボタン本体が突出動作をすることにより、物体(障害物となりうるもの)に衝突してしまう範囲を含む程度にボタン本体近くの周辺を意味するものである。
本発明によれば、ボタン本体が突出動作をするに際して、ボタン本体の移動範囲内に物体(障害物となりうるもの)がある場合には、これを退かすよう報知が行われる。このような報知を行うことにより、遊技者にはボタンの突出動作が行われる可動領域内に遊技者自身の手や肘を入れたり、翳したりしないように促すことができる。これにより、ボタン本体の突出動作を極力妨げないようにすることができるとともに、ボタン本体の突出動作に伴ってボタンが遊技者の手や肘に衝突して大きな衝撃を与えてしまうといった事態を極力回避することが可能となる。したがって、ボタン本体の突出動作に伴って生じうる遊技者の不興を招きにくくすることができる。
本発明の一実施の形態に係わるボタン操作機構を示し、同図(a)はボタン操作機構の一部省略の平面図であり、同図(b)はボタン操作機構の正面図である。 本発明の一実施の形態に係わるボタン操作機構が設けられた遊技機を示し、同図(a)は遊技機の斜視図であり、同図(b)は遊技機の側面図である。 本発明の一実施の形態に係わるボタン操作機構が設けられた遊技機を示し、同図(a)は遊技機の斜視図であり、同図(b)は遊技機の側面図である。 本発明の一実施の形態に係わるボタン操作機構の一部省略の斜視図を示す。 本発明の一実施の形態に係わるボタン操作機構の分解斜視図を示す。 本発明の一実施の形態に係わるボタン操作機構の断面図である。 本発明のボタン操作機構を搭載した遊技機を示し、同図(a)は遊技機の正面図であり、同図(b)は遊技機の平面図であり、同図(c)は遊技機の側面図である。 ボタン演出処理において参照されるボタン上昇パターンテーブルである。 選択可能なボタン突出動作の速度を説明するための図を示す。 他の選択可能なボタン突出動作の態様を説明するための図を示す。 本発明に係わるボタン操作機構の第1モータによってボタン押圧部が後退位置に移動した状態のボタン操作機構を示し、同図(a)はボタン操作機構の一部省略の平面図であり、同図(b)はボタン操作機構の正面図であり、同図(c)はボタン操作機構の断面図である。 本発明に係わるボタン操作機構の圧縮コイルばね及び第1モータの同時作用によってボタン押圧部が上方へ突出する際のボタン操作機構の断面図を示す。 本発明に係わるボタン操作機構のボタン押圧部が第2突出位置に移動した状態のボタン操作機構を示し、同図(a)はボタン操作機構の一部省略の平面図であり、同図(b)はボタン操作機構の正面図であり、同図(c)はボタン操作機構の断面図である。 本発明に係わるボタン操作機構の圧縮コイルばね及び第1モータの連続的な作用によってボタン押圧部を上方へ突出させるためのボタン操作機構の断面図を示す。 本発明の一実施の形態に係わる制御部の構成を概略的に示すブロック図である。 制御部における各種処理の流れを説明するフローチャートである。 制御部における演出パターン決定処理を示すフローチャートである。 制御部におけるボタン作動制御処理を示すフローチャート(1)である。 制御部におけるボタン作動制御処理を示すフローチャート(2)である。 制御部におけるボタン作動制御処理を示すフローチャート(3)である。 ボタン作動制御処理において実行される報知モード開始処理を示すフローチャートである。 ボタン作動制御処理において実行される中断報知モード開始処理を示すフローチャートである。 ボタン作動制御処理において実行される報知モード終了処理を示すフローチャートである。 ボタン作動制御処理において実行される中断報知モード終了処理を示すフローチャートである。 制御部における報知処理を示すフローチャートである。 報知モード演出において図柄表示部において行われる演出画像の一例である
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図2(a)(斜視図)は遊技機1の前面側の下部に配置された受け皿ユニット3に設けられたボタン押圧部41を有したボタン操作機構の構成例を示す。なお、遊技機1は、パチンコ機を例にして説明するが、遊技機1は、パチンコ機等の弾球遊技機に限るものではなく、スロットマシン等に代表される回胴式遊技機でもよい。
初めに遊技機全体の説明をする。図2(a)及び図2(b)(側面図)に示すように、正面視矩形状の枠部材5の上側には、前面ガラス6が設けられ、前面ガラス6の後方側には図示しない図柄表示部107、複数の入賞口、役物、演出用のランプ等が設けられた遊技盤7が配設されている。前面ガラス6の下方の枠部材5には受け皿ユニット3が配設されている。
受け皿ユニット3は、箱状に形成されて枠部材5から前方へ張り出すように設けられている。受け皿ユニット3は枠部材5の左側端部から右側端部に延びる。受け皿ユニット3の上面には略水平に延びる上面部3aが形成され、上面部3aの周囲には、上面部3aを囲んで下方へ延びる側面部3bが形成され、側面部3bの下端部には、これに接続されて枠部材側へ延びる底面部3cが形成されて、受け皿ユニット3は内部が中空である。
受け皿ユニット3の上部には、払い出された遊技球を一時的に貯留するとともに後述する操作ハンドル8を備える発射装置側へ送るための流路となる凹状の受け皿4が形成されている。受け皿4は、図7(b)に示すように、受け皿ユニット3の幅方向左側の端部から右側の端部に渡って延びる。受け皿ユニット3内部には、図7(a)、図7(c)を更に追加して説明すると、空間部3dが形成されている。この空間部3dのうち、受け皿4の前方には受け皿ユニット3の幅方向左側から右側へ延びる横長の前側空間部3eが形成されている。この前側空間部3eは、受け皿4の前後方向の幅よりも狭い幅を有して形成されている。但し、前側空間部3eのうちの受け皿4の右側の前側空間部3eRは、受け皿4の左側の前側空間部3eLよりも前後方向の幅が僅かに広くなるように形成されている。この右側の前側空間部3eR内に後述するボタン操作機構20が収容される。
受け皿ユニット3の右側端部の下方の枠部材5には操作ハンドル8が配設されている。操作ハンドル8は枠部材5から遊技者側へ突出し、遊技球を発射させる際に遊技者によって操作される。
受け皿ユニット3の両端には、スピーカ106が設けられている。このスピーカ106からは、遊技の進行に伴う各種の音声やメッセージ、警報などが出力される。
なお、スピーカ106は、本発明の報知手段の一例に該当する。
受け皿ユニット3の遊技者側(前側)の上面部3aの左右方向中央部には上下方向に突出入して遊技者による操作を受け付けるボタン押圧部41が配設されている。ボタン押圧部41の操作は、遊技中における特定の演出(例えば、リーチ演出など)に際し、ボタン押圧部41の押圧操作を促すメッセージ等のガイダンスが画像にて表示されたり、音声にて出力されたりしている間有効となり、ボタン押圧部41は上記メッセージが出力される前に、受け皿ユニット3から上方へ突出した位置(後述する第2突出位置Pu2)に移動した状態にされる。
このように構成された遊技機1に設けられたボタン押圧部41を突出入させるボタン操作機構20について説明する。ボタン操作機構20は、図1(a)(一部省略の平面図)、図1(b)(正面図)、図4(一部省略の斜視図)に示すように、正面視矩形状に形成された筐体部21と、筐体部21の上方に配置されて上下方向に往復動可能に設けられたボタン押圧部41を有するボタン操作部40と、ボタン操作部40を上方へ附勢して受け皿ユニット3(図2参照)から突出させる圧縮コイルばね55と、筐体部21内に配設されてボタン押圧部41を受け皿ユニット3(図2参照)に対して突出入させる本体駆動部60と、本体駆動部60の動作を制御する制御部100を有してなる。なお、図1(a)及び図4には、筐体部21を省略したボタン操作機構20が記載されている。
筐体部21は、図1(b)及び図5(分解斜視図)に示すように、上下方向に延びる正面視矩形状の背面板部22と、背面板部22の上端に接続されて前側へ延びる平面視矩形状の天板部30を有してなる。背面板部22には、その幅方向一方側(右側)の上部に前方側へ延びるとともに天板部30に接続されたモータ支持板23が設けられている。このモータ支持板23の中央部には後述する本体駆動部60の第1モータ61の駆動軸61aを挿通する挿通孔23aが設けられ、挿通孔23aの周囲のモータ支持板23には第1モータ61を固定するための固定孔23bが複数設けられている。
モータ支持板23よりも背面板部幅方向他方側(左側)の背面板部22には、前方且つ上下方向に延びるクラッチ支持板25が設けられている。クラッチ支持板25の上端は天板部30よりも下方に位置して、クラッチ支持板25の上端と天板部30との間に隙間26が形成されている。この隙間26内に後述するクラッチ駆動部90の変換機構部91や連結部材93が配置される。クラッチ支持板25の上部には後述する本体駆動部60の動力伝達軸63を挿通する挿通孔25aが設けられている。
背面板部22の幅方向他方側(左側)端部の上部には前方側へ延びるギヤ支持板27が設けられている。このギヤ支持板27の先端部には本体駆動部60の一部である駆動ギヤ65を支持する回転中心軸66を挿通する挿通孔27aが設けられている。挿通孔27aはボタン押圧部41の移動方向に対して略直交する方向に延びる。モータ支持板23、クラッチ支持板25、ギヤ支持板27に設けられた各挿通孔23a、25a,27aは、略同軸上に設けられている。このため、これらの挿通孔23a、25a,27aに挿通される第1モータ61の駆動軸61a、動力伝達軸63、回転中心軸66は略同軸上に配置されるとともに、押圧部41の移動方向に対して略直交する方向に延びる。
背面板部22の幅方向他方側(左側)には、上端部で開口して背面板部22の下端近傍まで延びる案内溝22aが設けられている。この案内溝22aは、ボタン操作部40の後述する支持本体部43の移動を案内する。
天板部30の幅方向中間部の前側には、後述するクラッチ駆動部90の第2モータ95の駆動軸95aを挿通する挿通孔30aが設けられ、挿通孔30aの周囲の天板部30には第2モータ95を固定するための固定孔30bが複数設けられている。また天板部30の幅方向他方側の後部には、前後方向に延びる矩形状の貫通孔30cが設けられている。この貫通孔30cの後部には貫通孔30cに連通して後方側へ延びる切り欠き溝30dが設けられ、この切り欠き溝30dの後端部は、背面板部22に設けられた案内溝22aの上端と連通している。
この矩形状の貫通孔30cにボタン操作部40が挿通される。ボタン操作部40は、上方からボタン押圧部41,支持本体部43を有して構成される。ボタン押圧部41は、外形が円柱状に形成され、内側が中空であって下部が開口してキャップ状に形成される。ボタン押圧部41は、その押圧方向先端側(下方)に配置される支持本体部43の上部に往復動可能に挿着される。
支持本体部43は、円柱状に形成されてボタン押圧部41を挿入する挿入軸部44と挿入軸部44の下端から下方へ延びる張出部46を有してなる。挿入軸部44は、ボタン押圧部41を往復動自在に挿入可能な外径を有する。挿入軸部44の上面に圧縮コイルばね48が載置され、ボタン押圧部41が挿入軸部44に挿入されると、圧縮コイルばね48はその上端部がボタン押圧部41の頂部内面に接触し、下端部が挿入軸部44の上面に接触した状態となる。この状態でボタン押圧部41が下方に押圧操作されると、ボタン押圧部41は圧縮コイルばね48の附勢に抗して下方へ移動して押圧状態になり、ボタン押圧部41の押圧操作が解除されると、圧縮コイルばね48が伸長してボタン押圧部41が元の位置に戻される。ボタン押圧部41には、突起部41aが形成されており、挿入軸部44には、この突起部41aが通過可能な貫通孔44cを有する突状部44bが形成されている。この突状部44bの貫通孔44cには、受光発光素子間が遮蔽可能となる位置にフォトセンサ44d(透過型フォトセンサ)が取り付けられる。すなわち、ボタン押圧部41が押圧操作されて、圧縮コイルばね48の附勢に抗して下方へ移動したときには、突起部44aが、貫通孔44c内に進入し、フォトセンサ44dにおいて受光発光素子間が遮蔽される。これにより、ボタン押圧部41が押圧状態となったことが検出されることとなる。
また、支持本体部43は、挿入軸部44内にセンサ200を備えている。図6は、センサ200の検出範囲について説明する図である、センサ200は、発光素子201と受光素子202を有する拡散反射型の光電センサである。また、ボタン押圧部41の押圧面41bは、上記発光素子201からの信号光S1を透過可能に形成されている。この発光素子201から発光された信号光S1は、ボタン押圧面41bから上方に向かって距離L(ボタンの突出長さLと同じ距離)内に障害物(この例では、遊技者の手)がある場合に、上記信号光S1がこの障害物によって反射して反射光S2となる。そして、受光素子202側に向かう反射光S2は、この受光素子202により検出されるものである。すなわち、ボタン操作部40が突出動作を行う上方側(突出方向)に障害物があるときには、これを検出することが可能となっている。
張出部46は直方体状に形成され、挿入軸部44の中心軸線に沿って延びる。張出部46は前方に向く前面部46aと前面部46aの幅方向両側から下方へ延びる一対の側面部46bと、前面部46aに対向して一対の側面部46bの後端部間に繋がる背面部46cを有している。張出部46は、前述した天板部30に設けられた矩形状の貫通孔30cよりも小さい大きさを有して貫通孔30cに挿通される。
張出部46は平面視において挿入軸部44よりも内側に配設されている。このため、挿入軸部44の下端と張出部46の上端部との間には環状の段部44aが形成されている。この段部44aは、後述する圧縮コイルばね55の弁座として機能する。
張出部46の前面部46aには、その上部から下端部に渡ってラックギヤ46dが設けられている。このラックギヤ46dは駆動本体部60の一部を構成し、駆動本体部60の後述する駆動ギヤ65と歯合する。
張出部46の背面部46cの下側には上下方向に所定の間隔を有して突出した一対のピン46eが設けられている。これらのピン46eは、背面板部22に設けられた案内溝22aに挿入されて案内溝22aに沿って移動し、支持本体部43の上下移動を案内する。ピン46eの先端部には止め輪46fが装着されて、ピン46eが案内溝22aから抜脱されるのを規制している。
支持本体部43は、その張出部46に圧縮コイルばね55を挿着した状態で天板部30に設けられた貫通孔30cの上方から張出部46が挿通されて、貫通孔30cの下方へ延出する張出部46に設けられたラックギヤ46dが駆動歯車65と歯合して上下方向に移動自在である。
圧縮コイルばね55は、ばね座として機能する段部44aと天板部30との間に配置される。圧縮コイルばね55は、ボタン押圧部41の上面が受け皿ユニット3の上面と略同一平面上の位置(図3(a)、図3(b)に示す後退位置Pd参照)にあるときに、後述する動力伝達クラッチ80が遮断状態になると、伸長して、支持本体部43を介してボタン押圧部41を上方へ移動させる。
このように構成されたボタン操作部40を上下方向に移動させる本体駆動部60は、筐体部21の他方側(左側)から一方側(右側)に、ラックギヤ46d、駆動ギヤ65、動力伝達軸63、第1モータ61を有して構成される。駆動ギヤ65は、ギヤ支持板27の挿通孔27aに挿通された回転中心軸66に回転自在に支持される。
回転中心軸66は、挿通孔27aに挿通された状態でギヤ支持板27からクラッチ支持板25側と反対側へ突出する回転中心軸66に止め輪67が装着されてクラッチ支持板25側への抜脱が規制される。また、クラッチ支持板25側へ突出する回転中心軸66に駆動ギヤ65が挿入され、駆動ギヤ65のクラッチ支持板25側へ突出する回転中心軸66に止め輪67が装着されて、回転中心軸66はクラッチ支持板25側と反対側への抜脱が規制される。
駆動ギヤ65の一方側の側面には、ボタン押圧部41が大きな力で押圧操作された場合に、本体駆動部60が損傷する虞を防止するための動力遮断クラッチ70を構成する一方側のクラッチ部材71が一体的に設けられている。この動力遮断クラッチ70は、一方側のクラッチ部材71に対向配置された他方側のクラッチ部材72を有してなる。
駆動ギヤ側のクラッチ部材71は円筒状に形成され、その先端面には、クラッチ部材71の回転中心から放射状に延びて側面視三角状の歯部71aが周方向に連続的に設けられている。このクラッチ部材71は、駆動ギヤ65の回転中心軸66と略同軸上に配置され、これと対向する他方側のクラッチ部材72と噛み合って第1モータ61の動力を駆動ギヤ65に伝達する。
クラッチ支持板25側のクラッチ部材72は、有底円筒状に形成され、その底面にはクラッチ部材72の回転中心軸と同軸上に配置された貫通孔72cが設けられている。この貫通孔72cに動力伝達軸63が挿通されて、クラッチ部材72は動力伝達軸63に沿って移動自在であるとともに、動力伝達軸63とともに回転自在に支持される。クラッチ部材72の先端面には、駆動ギヤ側のクラッチ部材71と同様に、クラッチ部材72の回転中心から放射状に延びて側面視三角状の歯部72aが周方向に連続的に設けられている。クラッチ部材72に挿入されてクラッチ部材72の先端側から延出する動力伝達軸63には止め輪73が装着されて、クラッチ部材72の動力伝達軸63からの抜脱が規制されている。
クラッチ支持板25側のクラッチ部材72とクラッチ支持板25との間には、動力伝達軸63に挿入された圧縮コイルばね75及び平座金76が設けられている。圧縮コイルばね75は圧縮状態で動力伝達軸63に挿入されて、クラッチ支持板側のクラッチ部材72は圧縮コイルばね75によって動力伝達軸63のクラッチ部材71側に常に附勢されている。動力遮断クラッチ70の作動については後述する。
動力伝達軸63は、図1(b)及び図5に示すように、クラッチ支持板25の挿通孔25aに挿入された状態で、クラッチ支持板25に対して筐体部幅方向に略均等に延びる。クラッチ支持板25の両側から延出する動力伝達軸63の各基端部には一対の止め輪74が装着されて、動力伝達軸63がクラッチ支持板25から抜脱されるのを規制している。
クラッチ支持板25からモータ支持板23側へ延びる動力伝達軸63には、第1モータ61からの動力を動力伝達軸63に伝達又は遮断する動力伝達クラッチ80のクラッチ部材81が設けられている。このクラッチ部材81は有底筒状に形成され、その先端面にはクラッチ部材81の回転中心から放射状に延びて側面視三角状の歯部81aが周方向に連続的に設けられている。クラッチ部材81の底面側には外側へ張り出す円弧状の鍔部81bが設けられている。この鍔部81bは、後述するクラッチ駆動部90から力を受けてクラッチ部材81を移動させるための当接面として作用する。
クラッチ部材81の底面にはその回転中心軸と同軸上に配置された貫通孔が設けられ、この貫通孔に動力伝達軸63が挿通されて、クラッチ部材81は動力伝達軸63に沿って移動自在であるとともに、動力伝達軸63の回転に従って回転する。即ち、クラッチ部材81は、動力伝達軸63と略同軸上に設けられている。
クラッチ部材81に挿入されてクラッチ部材81の先端側から延出する動力伝達軸63には止め輪74が装着されて、クラッチ部材81の動力伝達軸63からの抜脱が規制されている。クラッチ部材81とクラッチ支持板25との間には、圧縮コイルばね84及び平座金85が動力伝達軸63に挿入された状態で設けられ、圧縮コイルばね84は圧縮状態で動力伝達軸63に挿入されている。このため、クラッチ部材81は圧縮コイルばね84によって常に動力伝達軸63の第1モータ側に附勢されている。
動力伝達クラッチ80の第1モータ側のクラッチ部材82は、モータ支持板23に設けられた第1モータ61の駆動軸61aに取り付けられている。このクラッチ部材82は有底筒状に形成され、第1モータ61の駆動軸61aと同軸上に配置されている。クラッチ部材82の先端面には、クラッチ部材82の回転中心から放射状に延びて側面視三角状の歯部82aが周方向に連続的に設けられている。クラッチ部材82に挿入されてクラッチ部材82の先端側から延出する第1モータ61の駆動軸61aに止め輪74が装着されて、クラッチ部材82は駆動軸61aからの抜脱が規制されている。
この動力伝達クラッチ80が接続状態になると、第1モータ61の動力は、動力伝達クラッチ80,動力伝達軸63、駆動ギヤ65、ラックギヤ46dを介して支持本体部43に伝達される。なお、本体駆動部60の動力伝達軸63、駆動ギヤ65、ラックギヤ46dを、以下、動力伝達経路64と記す。
このように、本体駆動部60の駆動ギヤ65、動力伝達軸63、第1モータ61、及び動力伝達クラッチ80は、支持本体部43の移動方向に対して直交する方向に直線上に配置されている。このため、ボタン操作機構20の前後方向の厚さ寸法を抑えることができる。従って、図7(b)、図7(c)に示すように、受け皿ユニット3の前後方向の幅の狭い前側空間部3eR内にボタン操作機構20を収容することができる。
第1モータ61は、その駆動軸61aがモータ支持板23の挿通孔23aに挿通された状態で複数のねじ62を介してモータ支持板23に固定される。第1モータ61は、ステッピングモータであり、ボタン押圧部41を圧縮コイルばね55と相まって受け皿ユニット3(図2(a)参照)に対して上方へ突出させる場合(図13(b)、図14(b)参照)や、ボタン押圧部41を受け皿ユニット3側に後退させる場合(図12(b)参照)に駆動する。
天板部30には、図1(a)、図1(b)、図5に示すように、動力伝達クラッチ80を接続状態又は遮断状態に切り替え可能なクラッチ駆動部90が設けられている。クラッチ駆動部90は、天板部30に設けられた挿通孔30aに駆動軸95aを挿通した状態で固定された第2モータ95と、挿通孔30aから延出する第2モータ95の駆動軸95aに取り付けられて駆動軸95aとともに回転する回転部材92と、動力伝達クラッチ80のクラッチ支持板25側のクラッチ部材81に一端側が回動自在に接続されて他端側が回転部材92に回動自在に接続された連結部材93を有して構成される。
回転部材92は、駆動軸95aに直交する方向に延びて一端側が駆動軸95aに接続され、回転部材92の裏面側の長手方向中間部には下方へ向けて突設された係合突起部92a(図12(c)参照)が設けられている。
連結部材93は、動力伝達軸63の上方に配置され、動力伝達軸63に対して直交する方向(前後方向)に延びる連結本体部93aと、連結本体部93aの長手方向両端部に繋がってクラッチ部材81側へ延びる一対の連結腕部93bを有してなる。連結腕部93bは先端側がクラッチ部材81側へ延びて下方へ屈曲し、連結腕部93bの先端部に挿着されて連結腕部93b内側へ突出されたピン83に球体86が挿着されている。
この球体86は連結本体部93aがクラッチ支持板25側に移動時にクラッチ部材81の鍔部81bに当接してクラッチ部材81をクラッチ支持板25側に移動させる。球体86とクラッチ部材81との間には、平面視において隙間87(図1(a)参照)が形成されている。この隙間87については後述する。
連結本体部93aの長手方向中間部には連結本体部93aに沿って延びる長孔93cが設けられている。この長孔93cに回転部材92の係合突起部92aが挿入される。このため、第2モータ95の駆動軸95aが回転すると、係合突起部92aは駆動軸95aを回転中心として回転しながら、長孔93cに沿って移動するとともに動力伝達軸63の軸方向に移動して、連結部材93を動力伝達軸63の軸方向に往復移動させる。つまり、係合突起部92aと長孔93cによって回転部材92の回転運動を、連結部材93を直線的に移動させる直線運動に変換する変換機構部91を構成している。
このため、クラッチ部材81はこれに対向する他のクラッチ部材82に対して接近し又は離反して、第1モータ61の動力を動力伝達経路64に伝達し又は遮断することができる。第2モータ95の作動制御は後述する制御部100によって行われる。
なお、回転部材92の回転に伴って係合突起部92aも回転するが、係合突起部92aは駆動軸95aを回転中心として回転するので、係合突起部92aは連結本体部93aの長手方向に移動する。このため、連結部材93の連結腕部93bの先端部に設けられた球体86がクランク部材81の側面に接触して回転部材92の回転が停止する虞が生じる。そこで、球体86とクラッチ部材81との間に隙間87を設けることで、これらが接触する虞を回避している。
本体駆動部60の第1モータ61及びクラッチ駆動部90の第2モータ95はこれらの作動を制御する前述した制御部100に電気的に接続されている。制御部100は、遊技中における特定の演出(例えば、リーチ演出など)に応じて、ボタン押圧部41の押圧操作を促すガイダンスが表示される前に、ボタン押圧部41を受け皿ユニット3から上方へ突出した第2突出位置Pu2(図2(a)参照)等に移動させる。
即ち、制御部100は、後述するように、遊技中にボタン操作部40を移動させるボタン演出を行う。ボタン演出は、制御部100が大当たり抽選の結果等に基づいて、ボタン操作部40を上昇させるボタン演出があるか否の判定を行うことにより実行される。
ボタン演出が実行される場合には、図8に示すボタン上昇パターンテーブルに含まれるパターン1〜パターン4からいずれかのパターンが選択される。パターン1は、圧縮コイルばね55の伸長のみを利用したボタン操作部40の突出動作であり、パターン2は、圧縮コイルばね55の伸長と第1モータ61の動力を同時に利用したボタン操作部40の突出動作であり、パターン3は、圧縮コイルばね55の伸長後に、第1モータ61の動力を利用したボタン操作部40の突出動作であり、パターン4は、第1モータ61の動力を利用したボタン操作部40の突出動作である。
制御部100は、ボタン演出動作の選択時に、上記パターン1〜パターン4のいずれか1つのパターンを選択する。ボタン操作部40の突出動作が選択されると、図8に示すように、制御部100は選択されたボタン操作部40の突出パターンに応じてボタン操作部40を突出させる。選択されたボタン操作部40の上昇パターンの動作の詳細については後述する。
ボタン操作部40が受け皿ユニット3に対して突出すると、制御部100は、図柄表示部107、各種役物、各種ランプ等に対して、特定の演出(例えば、リーチ演出など)に係る表示を行わせるとともに、図柄表示部107に対してはボタン押圧部41の押圧操作を促すためのガイダンス表示(メッセージなどにより遊技者にボタン押圧部41の押圧操作を促すための報知)を行わせる。
上記ガイダンス表示が終了すると、制御部100は、ボタン操作部40を突出した状態から受け皿ユニット側に後退した後退位置Pdに移動させる。
ここで、ボタン演出におけるボタン操作部40の上昇制御のうち、パターン1の圧縮コイルばね55の伸長のみを利用したボタン操作部40の突出動作について説明する。図14(a)に示すように、後退位置Pdに移動したボタン操作部40を第1突出位置Pu1に移動させる場合には、接続状態にある動力伝達クラッチ80を遮断状態にするため、クラッチ駆動部90の第2モータ95を駆動して動力伝達クラッチ80の一方のクラッチ部材81を他のクラッチ部材82から離反する方向へ移動させて、動力伝達クラッチ80を遮断状態にする。その結果、本体駆動部60の動力伝達経路64と第1モータ61との間が非接続状態になり、支持本体部43はフリーな状態になる。このため、圧縮された圧縮コイルばね55の伸長によって支持本体部43及びこれに装着されたボタン押圧部41が上方へ移動し、ボタン操作部40は後退位置Pdから第1突出位置Pu1に移動する(図14(c)参照)。なお、図14(c)には、接続状態の動力伝達クラッチ80が記載されているが、圧縮コイルばね55の伸長時には動力伝達クラッチ80は遮断状態にある。
このように、ボタン操作部40は圧縮された圧縮コイルばね55の伸長によって後退位置Pdから第1突出位置Pu1に移動するので、図9の実線1が示すように、時間0〜t1の間において、ボタン操作部40は瞬発的に突出し、第1モータ61の駆動力のみに依存した三点鎖線で示すボタン操作部40の突出速度(パターン4に該当する)よりも、より速い突出速度でボタン操作部40を突出させることができる。従って、ボタン操作部40の突出時において、遊技者に対し、より効果的なインパクトを与えることができる。なお、図9は、縦軸がボタン操作部40の受け皿ユニット3に対する突出長さを示し、横軸が時間を示している。このため、各線の傾きがボタン操作部40の突出速度を意味する。
次に、パターン2の圧縮コイルばね55の伸長と第1モータ61の同時作用を利用したボタン操作部40の突出動作について説明する。図12(a)に示すように、後退位置Pdに移動したボタン操作部40を第2突出位置Pu2に移動させる場合、クラッチ駆動部90の第2モータ95を駆動して動力伝達クラッチ80の一方のクラッチ部材81を他のクラッチ部材82から離反する方向へ移動させて、動力伝達クラッチ80を遮断状態にし、圧縮された圧縮コイルばね55の伸長によって支持本体部43及びこれに装着されたボタン押圧部41を上方へ移動させる。
制御部100は、ボタン操作部40が後退位置Pdから図12(c)に示す第1突出位置Pu1への移動時に、図12(b)に示すように、動力伝達クラッチ80を接続状態にするとともに第1モータ61を駆動する。従って、圧縮された圧縮コイルばね55の伸長と第1モータ61の動力によってボタン操作部40が上方へ移動して、ボタン操作部40は第1突出位置Pu1(図12(c)参照)を超えて第2突出位置Pu2(図13(c)参照)に移動する。
ここで、制御部100は、動力伝達クラッチ80が遮断状態にされた時から所定時間経過後に第1モータ61を駆動する。ここでいう所定時間とは、第1モータ61が駆動してからボタン操作部40が第1突出位置Pu1よりも手前の位置に移動するまでの時間をいう。このため、所定時間をゼロにすると、圧縮コイルばね55の伸長と同時に第1モータ61の動力を支持本体部43に作用させることができる。
制御部100は、動力伝達クラッチ80が遮断状態にされた時から所定時間経過後の第1モータ61の駆動軸61aに対して、ボタン操作部40が第2突出位置Pu2に移動するときの第1モータ61の駆動軸61aの回転量を予め設定し、動力伝達クラッチ80の遮断状態時から所定時間経過時に第1モータ61を設定した回転量だけ回転させる。
このように、圧縮された圧縮コイルばね55の伸長によってボタン操作部40が突出方向に移動時に、第1モータ61の動力が更に支持本体部43に作用してボタン押圧部41を突出方向に移動させるので、図9の一点鎖線2が示すように、ボタン操作部40の突出長さがL0に達するまでに、第1モータ61の駆動力のみに依存したボタン操作部40の突出速度(三点鎖線の傾き)よりも、より速い突出速度を得ることができる。従って、ボタン操作部40の突出時において、遊技者に対し、より効果的なインパクトを与えることができる。また圧縮コイルばね55の伸長時に第1モータ61の駆動力が支持本体部43に作用するので、第1モータ61の立ち上がり速度を速くすることができ、ボタン操作部40の突出動作が急激に変化することがなく、ボタン操作部40を連続性のある突出速度で突出させることができる。
次に、パターン3の圧縮コイルばね55の伸長の後に、第1モータ61の動力を利用したボタン操作部40の突出動作について説明する。図14(a)に示すように、後退位置Pdに移動したボタン操作部40を第2突出位置Pu2に移動させる場合には、制御部100は、ボタン操作部40が後退位置Pdに位置した状態で、動力伝達クラッチ80を遮断状態にし、圧縮された圧縮コイルばね55の伸長によって、ボタン操作部40を後退位置Pdから第1突出位置Pu1に移動させる(図14(b)、図14(c)参照)。ボタン操作部40が第1突出位置Pu1に移動すると、圧縮コイルばね55は全伸長状態(自然状態)になる。
制御部100は、ボタン操作部40が第1突出位置Pu1に移動すると、図14(c)に示すように、動力伝達クラッチ80を接続状態にするとともに第1モータ61を駆動して、第1モータ61の動力によってボタン操作部40を第2突出位置Pu2に移動させる(図13(c)参照)。なお、ボタン操作部40が第1突出位置Pu1に移動した時から第1モータ61を駆動させるまでの時間は予め設定される。この設定時間はボタン演出実行コマンド(後述する)に応じて設定してもよいし、コマンドに関わりなく同一時間としてもよい。
制御部100は、ボタン操作部40を第1突出位置Pu1から第2突出位置Pu2に移動させるため、ボタン操作部40が第1突出位置Pu1に位置したときの第1モータ61の駆動軸61aに対して、ボタン操作部40が第2突出位置Pu2に移動したときの第1モータ61の駆動軸61aの回転量を設定し、その設定した回転量に達したときに第1モータ61の回転を停止する。
このように、ボタン操作部40は後退位置Pdから第2突出位置Pu2に移動する際に、圧縮された圧縮コイルばね55の伸長によって移動した後に、第1モータ61の動力によって移動するので、図9の破線3で示すように、ボタン演出の突出動作の態様をさらに増やすことができ、遊技者に対し、さらに効果的なインパクトを与えることができる。
さて、ボタン演出におけるガイダンス表示が終了すると、制御部100は、第1モータ61の動力を利用したボタン操作部40の戻し動作(突入動作)を行う。即ち、制御部100は、図13(b)に示すように、動力伝達クラッチ80を接続状態にしたままで、本体駆動部60の第1モータ61を逆回転させる。第1モータ61が逆回転すると、第1モータ61の動力は本体駆動部60の動力伝達経路64を介して支持本体部43に伝達されて、支持本体部43は下方へ移動する。その結果、ボタン押圧部41は、図11(c)に示すように、後退位置Pdに移動する。
このように、制御部100は、遊技中にボタン演出が終了すると、図9の二点鎖線4で示すように、自動的にボタン操作部40を後退位置Pdに移動させるので、ボタン操作部40が受け皿ユニット3から大きく突出した状態のままでいつまでも遊技が進行することはない。このため、遊技機1における演出内容とボタン操作部40の突出状態との演出上の不一致が生じる虞を未然に防止することができる。
なお、前述した実施例では、第1モータ61の動力を利用してボタン操作部40を第1突出位置Pu1から第2突出位置Pu2に移動させる場合を示したが、制御部100は、図10の実線Aに示すように、ボタン操作部40の突出長さが第2突出位置Pu2に対応する突出長さLよりも小さく、第1突出位置Pu1に対応する突出長さL0よりも大きな位置L2、L3(L2<L3)との間をボタン操作部40が往復動するように第1モータ61の作動を制御してもよい。また図10の実線Bに示すように、ボタン操作部40の突出長さが第2突出位置L2よりも小さく且つL0よりも大きな位置L1に達すると、第1モータ61の動力を利用してボタン操作部40を突出長さL0よりも小さい位置に移動させた後に、圧縮コイルばね55の伸長及び第1モータ61の動力を利用してボタン操作部40が突出長さL0を超えた突出長さL1の位置まで突出する移動を往復動させるように、第1モータ61及び第2モータ95の作動を制御してもよい。
このようにすると、ボタン演出の突出動作の態様をさらに増やすことができ、遊技者に対し、さらに興趣性のある演出を行うことができる。
次に、上記したようなボタン操作部40の作動を制御する制御部100について説明する。図15は、制御部100の構成を概略的に示すブロック図である。制御部100は、CPU101、ROM102、及びRAM103から構成されている。CPU101は、各種信号に基づいて、ROM102に格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。RAM103は、CPU101の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
制御部100の出力側には、本体駆動部60が接続されており、本体駆動部60の第1モータ61や第2モータ95の作動を制御する。また、制御部100の出力側には、報知部H(スピーカ106や図柄表示部107)が接続されており、この報知部Hには、遊技の進行に伴って制御部100から送信される各種コマンドに基づいて各種の報知(演出等を含む)が行われる。
一方、制御部100の入力側には、センサ200が接続されており、ボタン押圧面41bの上方に障害物がある場合には、これが検出信号として制御部100に送信されるものとなっている。本変形例では、ボタン押圧面41bの上方に障害物がある場合、当該障害物が検出された検出信号(障害物検出信号)がセンサ200から制御部100に送信され続けるものとしている。すなわち、ボタン押圧面41bの上方に遊技者の手や肘などが翳されている場合には、当該障害物が検出された検出信号(障害物検出信号)が制御部100に送信され続けることとなる。
以下では、制御部100(CPU101)が制御する、遊技中にボタン操作部40を移動させるボタン演出処理について、図16〜図25を用いて説明する。
制御部100は、大当たり抽選等に係る演出コマンドや、ボタン押圧部41に押圧操作(入力操作)が受け付けられたことを示すスイッチ押圧コマンドを受信し、これを解析して、ボタン操作部40の動作を制御する。本実施形態では、ボタン押圧部41に押圧操作が受け付けられると、当該押圧操作が行われている間は、当該押圧操作に対応するスイッチON信号(スイッチ押圧コマンド)がボタン操作部40から制御部100に送信され続けるものとしている。すなわち、ボタン押圧部41に載置物等が置かれている場合には、該ボタン押圧部41が押圧されっぱなしの状態となり、この押されっぱなしの状態の間は、当該押圧に対応するスイッチON信号(スイッチ押圧コマンド)が制御部100に送信され続けることとなる。
まず、図16を用いて、制御部100における各種処理の流れについて説明する。
(ステップS100)
ステップS100において、制御部100は、大当たり抽選の結果に基づく演出パターンを決定する(演出パターン決定処理)。詳細は図17にて後述する。
(ステップ200)
ステップS200において、制御部100は、ボタン操作部40の作動(上昇または下降)を制御する処理(ボタン作動制御処理)を行う。詳細は図18〜図24にて後述する。
(ステップS300)
ステップS300において、制御部100は、ボタン作動に係る報知を行う処理(報知処理)を実行する。詳細は図25にて後述する。
次に、図17を用いて、演出パターン決定処理について説明する。
(ステップS101)
ステップS101において、制御部100は、大当たり抽選の結果に基づいて演出パターンを決定する。この演出パターンには、例えば、リーチ状態となる演出パターンや、大当たりとなる演出パターンなど、多様な演出パターンが設けられており、上記大当たり抽選の結果を参照したうえで、1つの演出パターンを抽選等により決定する。この演出パターンのなかには、後述するボタン演出実行パターンも含まれている。
(ステップS102)
ステップS102において、制御部100は、上記ステップS101において、演出パターンとしてボタン演出実行パターンが決定されたか否かを判定する。このボタン演出実行パターンとは、ボタン操作部40を作動させる演出パターンのことをいう。すなわち、ボタン演出実行パターンにより、ボタン操作部40を上昇させる制御、またはボタン操作部40を下降させる制御が行われることとなる(つまり、ボタン演出が実行される)。
(ステップS103)
ステップS103において、制御部100は、ボタン演出実行フラグをONにする。このボタン演出実行フラグとは、制御部100のRAM103内の所定の記憶領域に設けられたボタン演出実行フラグ記憶領域にてON/OFFされるものである。
(ステップS104)
ステップS104において、制御部100は、演出パターンデータをセットする。これにより、報知部H(スピーカ106や図柄表示部107等)において当該セットされた演出パターンに従った演出が実行される。
(ステップS105)
ステップS105において、制御部100は、ボタン演出実行フラグがONであるか否かを判定する。このとき、ボタン演出実行フラグがONではないと判定された場合には、当該演出コマンド受信処理を終了し、ボタン演出実行フラグがONであると判定された場合には、ステップS106に処理を移す。
(ステップS106)
ステップS106において、制御部100は、ボタン演出実行フラグをOFFにして、ステップS107に処理を移す。
(ステップS107)
ステップS107において、制御部100は、ボタン下降中フラグをONにする。このボタン下降中フラグとは、制御部100のRAM103内の所定の記憶領域に設けられたボタン下降中フラグ記憶領域にてON/OFFされるものである。このボタン下降中フラグがONされることにより、ボタン演出により所定の高さ位置まで上昇したボタン操作部40を下降させる制御(以下、「下降制御」という)が実行されることとなる。
次に、図18〜図24を用いて、ボタン作動制御処理について説明する。
(ステップS201)
ステップS201において、制御部100は、現在、報知モード中であるか否かを判定する。具体的には、制御部100のRAM103内の所定の記憶領域に設けられた報知モードフラグ記憶領域にてON/OFFされるフラグ(報知モードフラグ)がONされているか否かを判定する。
この報知モードとは、ボタン操作部40が作動(上昇または下降)するときに際して、該ボタン操作部40の作動範囲内(ボタン操作部40が上昇または下降する可動領域内)において、障害物(遊技者等の所持品や、遊技者の手や肘など)があることが検知された場合に設定されるモードであり、遊技者にこの障害物を取り除くよう注意(アナウンスや警報など)を促す演出が実行されるモードのことをいう。このとき、報知モード中ではないと判定された場合には、ステップS209に処理を移し、報知モード中であると判定された場合には、ステップS202に処理を移す。
(ステップS202)
ステップS202において、制御部100は、障害物検出信号を受信したか否かを判定する。すなわち、ボタン押圧面41bの上方に障害物があるか否かを判定する。このとき、障害物検出信号を受信していないと判定された場合には、ステップS208に処理を移し、障害物検出信号を受信したと判定された場合には、ステップS203に処理を移す。
(ステップS203)
ステップS203において、制御部100は、報知モード時間が終了したか否かを判定する。この報知モード時間については、図21の報知モード設定処理にて後述する。このとき、報知モード時間が終了していないと判定された場合には、当該ボタン作動制御処理を終了し、報知モード時間が終了したと判定された場合には、ステップS204に処理を移す。
(ステップS204)
ステップS204において、制御部100は、ボタン操作部40を最小の高さ位置Pu1(第1突出位置Pu1、図12参照)まで上昇させる制御のパターンを決定する(最小位置上昇パターン決定処理)。具体的には、上記図8に示すボタン上昇パターンテーブルの中から、1つのパターンを決定して、この決定されたパターンに従って演出ボタンの上昇させる制御(以下、「上昇制御」という)を実行する。
(ステップS205)
ステップS205において、制御部100は、ボタン操作部40を第1突出位置Pu1まで上昇させる制御を開始する。具体的には、ボタン操作部40の駆動源(圧縮コイルばね55、または第1モータ61)を作動させてボタン操作部40を第1突出位置Pu1に向けて上昇させる。
(ステップS206)
ステップS206において、制御部100は、ボタン上昇中フラグをONにする。このボタン上昇中フラグとは、制御部100のRAM103内の所定の記憶領域に設けられたボタン上昇中フラグ記憶領域にてON/OFFされるものである。
(ステップS207)
ステップS207において、制御部100は、報知モード終了処理を実行した後、当該ボタン作動制御処理を終了する。本ステップS207の処理により、報知モードが終了となる。
(ステップS208)
ステップS208において、制御部100は、報知モード終了処理を実行した後、ステップS212に処理を移す。本ステップS208の処理により、報知モードが終了となる。
すなわち、報知モードは、上記ステップS207を経由した場合(障害物が取り除かれなかった場合)には、報知モード時間が終了して演出ボタンを第1突出位置Pu1に上昇させることが決まった後に終了となり、上記ステップS208を経由した場合(障害物が取り除かれた場合)には、報知モード時間が終了したか否かに関わらずすぐに終了となる。
(ステップS209)
ステップS209において、制御部100は、ボタン上昇中フラグがONであるか否かを判定する。このとき、ボタン上昇中フラグがONであると判定された場合には、ステップS220に処理を移し、ボタン上昇中フラグがONではないと判定された場合には、ステップS210に処理を移す。
(ステップS210)
ステップS210において、制御部100は、ボタン演出実行中フラグがONであるか否かを判定する。このとき、ボタン演出実行フラグがONではないと判定された場合には、ステップS215に処理を移し、ボタン演出実行フラグがONであると判定された場合には、ステップS211に処理を移す。
(ステップS211)
ステップS211において、制御部100は、障害物検出信号を受信したか否かを判定する。すなわち、ボタン押圧面41bの上方に障害物があるか否かを判定する。このとき、障害物検出信号を受信したと判定された場合には、ステップS216に処理を移し、障害物検出信号を受信していないと判定された場合には、ステップS212に処理を移す。
(ステップS212)
ステップS212において、制御部100は、ボタン操作部40を最大の高さ位置Pu2(第2突出位置Pu2、図13参照)まで上昇させる制御のパターンを決定する(最大位置上昇パターン決定処理)。
(ステップS213)
ステップS213において、制御部100は、ボタン操作部40を第2突出位置Pu2まで上昇させる制御を開始する。具体的には、ボタン操作部40の駆動源(圧縮コイルばね55、または第1モータ61)を作動させてボタン操作部40を第2突出位置Pu2に向けて上昇させる。
(ステップS214)
ステップS214において、制御部100は、ボタン上昇中フラグをONにする。
(ステップS215)
ステップS215において、制御部100は、ボタン下降中フラグがONであるか否かを判定する。このとき、ボタン下降中フラグがONされていないと判定された場合には、当該ボタン作動制御処理を終了し、ボタン下降中フラグがONされていると判定された場合には、ステップS240に処理を移す。
(ステップS216)
ステップS216において、制御部100は、報知モード設定処理を実行する。この報知モード設定処理については、図21にて後述する。
次に、図19を用いて、ステップS220〜ステップS232の処理について説明する。ここでの処理は、主にボタン操作部40の上昇制御時において行われる。
(ステップS220)
ステップS220において、制御部100は、現在、中断報知モード中であるか否かを判定する。具体的には、制御部100のRAM103内の所定の記憶領域に設けられた中断報知モードフラグ記憶領域にてON/OFFされるフラグ(中断報知モードフラグ)がONされているか否かを判定する。
この中断報知モードとは、ボタン操作部40が作動中(上昇中または下降中)であるときに、該ボタン操作部40の作動範囲内(上昇または下降する可動領域内)において、障害物(遊技者等の所持品や、遊技者の手や肘など)があるときに設定されるモードであり、遊技者にこの障害物を取り除くよう注意(アナウンスや警報など)を促す演出が実行されるモードのことをいう。このとき、中断報知モード中ではないと判定された場合には、ステップS225に処理を移し、中断報知モード中であると判定された場合には、ステップS221に処理を移す。
(ステップS221)
ステップS221において、制御部100は、障害物検出信号を受信したか否かを判定する。このとき、障害物検出信号を受信したと判定された場合には、ステップS224に処理を移し、障害物検出信号を受信していないと判定された場合には、ステップS222に処理を移す。
(ステップS222)
ステップS222において、制御部100は、中断報知モード終了処理を実行する。これにより、中断報知モードが終了となる。
(ステップS223)
ステップS223において、制御部100は、ボタン操作部40の上昇制御を再開する。具体的には、ボタン操作部40における駆動源(第1モータ61)を再度作動させてボタン操作部を所定の高さ位置(第2突出位置Pu2、または第1突出位置Pu1)に向けて上昇させる。
(ステップS224)
ステップS224において、制御部100は、中断報知モード時間が終了したか否かを判定する。この中断報知モード時間については、図22にて後述する。このとき、中断報知モード時間が終了していないと判定された場合には、当該ボタン作動制御処理を終了し、中断報知モード時間が終了したと判定された場合には、ステップS231に処理を移す。
(ステップS225)
ステップS225において、制御部100は、ボタン操作部40を上昇させる所定の高さ位置が、第1突出位置Pu1に設定されているか否かを判定する。具体的には、ボタン操作部40を上昇させる上限の高さ位置(最高突出位置)が第1突出位置Pu1(最小の高さ位置)に設定されているか否かを判定する。このとき、所定の高さ位置が第1突出位置Pu1に設定されていないと判定された場合には、ステップS227に処理を移し、所定の高さ位置が第1突出位置Pu1に設定されていると判定された場合には、ステップS226に処理を移す。
(ステップS226)
ステップS226において、制御部100は、ボタン操作部40が最小突出位置(「最小の高さ位置Pu1」のことを指す)まで上昇したか否かを判定する。このとき、最小突出位置まで上昇したと判定された場合には、ステップS232に処理を移し、最小突出位置まで上昇していないと判定された場合には、ステップS227に処理を移す。
(ステップS227)
ステップS227において、制御部100は、ボタン操作部40が最大突出位置(「最大の高さ位置Pu2」のことを指す)まで上昇したか否かを判定する。このとき、最大突出位置まで上昇したと判定された場合には、ステップS232に処理を移し、最大突出位置まで上昇していないと判定された場合には、ステップS228に処理を移す。
(ステップS228)
ステップS228において、制御部100は、障害物検出信号を受信したか否かを判定する。このとき、障害物検出信号を受信していないと判定された場合には、当該ボタン作動制御処理を終了し、障害物検出信号を受信したと判定された場合には、ステップS229に処理を移す。
(ステップS229)
ステップS229において、制御部100は、本ステップS229の処理が行われる時点で、上昇制御が行われているボタン操作部40が、この上昇制御を中断することの可能な高さ位置まで上昇しているか否かを判定する。すなわち、ボタン操作部40が圧縮コイルばね55の伸長で上昇しているときには、このバネにより上昇可能な高さ位置を超えているか否かを判定する。このとき、ボタン操作部40が、その上昇制御を中断可能な高さ位置にないと判定された場合には、当該ボタン作動制御処理を終了し、上昇制御を中断可能な高さ位置にあると判定された場合には、ステップS230に処理を移す。
(ステップS230)
ステップS230において、制御部100は、ボタン操作部40の上昇制御を中断する。これにより、ボタン操作部40の上昇制御が途中で中断され、ボタン操作部40が所定の高さ位置よりも低い高さ位置で一旦停止することとなる。
(ステップS231)
ステップS231において、制御部100は、中断報知モード設定処理を実行する。この中断報知モード設定処理については、図22にて後述する。
(ステップS232)
ステップS232において、制御部100は、ボタン操作部40の上昇制御を停止させる。これにより、所定の高さ位置(第2突出位置Pu2、または第1突出位置Pu1)まで上昇したボタン操作部40が上記所定の高さ位置にて停止することとなる。
次に、図20を用いて、ステップS240〜ステップS250の処理について説明する。ここでの処理は、主にボタン操作部40の下降制御時において行われる。
(ステップS240)
ステップS240において、制御部100は、現在、中断報知モード中であるか否かを判定する。ここでの判定は上記ステップS220と同じであるので、説明は省略する。このとき、中断報知モード中ではないと判定された場合には、ステップS245に処理を移し、中断報知モード中であると判定された場合には、ステップS241に処理を移す。
(ステップS241)
ステップS241において、制御部100は、障害物検出信号を受信したか否かを判定する。このとき、障害物検出信号を受信したと判定された場合には、ステップS244に処理を移し、障害物検出信号を受信していないと判定された場合には、ステップS242に処理を移す。
(ステップS242)
ステップS242において、制御部100は、中断報知モード終了処理を実行する。これにより、中断報知モードが終了となる。
(ステップS243)
ステップS243において、制御部100は、ボタン操作部40の下降制御を再開する。具体的には、ボタン操作部40の駆動源(第1モータ61)を再度作動させてボタン操作部40を初期位置Pd(後退位置Pd、図11参照)に向けて下降させる。
(ステップS244)
ステップS244において、制御部100は、中断報知モード時間が終了したか否かを判定する。この中断報知モード時間については、図22にて後述する。このとき、中断報知モード時間が終了していないと判定された場合には、当該ボタン作動制御処理を終了し、中断報知モード時間が終了したと判定された場合には、上記ステップS248に処理を移す。
(ステップS245)
ステップS245において、制御部100は、ボタン操作部40が後退位置Pdまで下降したか否かを判定する。このとき、後退位置Pdまで下降したと判定された場合には、ステップS249に処理を移し、後退位置Pdまで下降していないと判定された場合には、ステップS246に処理を移す。
(ステップS246)
ステップS246において、制御部100は、障害物検出信号を受信したか否かを判定する。このとき、障害物検出信号を受信していないと判定された場合には、当該ボタン作動制御処理を終了し、障害物検出信号を受信したと判定された場合には、ステップS247に処理を移す。
(ステップS247)
ステップS247において、制御部100は、ボタン操作部40の下降制御を中断する。これにより、ボタン操作部40の下降制御が途中で中断され、ボタン操作部40が後退位置Pdよりも高い高さ位置で一旦停止することとなる。
(ステップS248)
ステップS248において、制御部100は、中断報知モード設定処理を実行した後、当該ボタン作動制御処理を終了する。この中断報知モード設定処理については、図22にて後述する。
(ステップS249)
ステップS249において、制御部100は、ボタン操作部40の下降制御を停止させる。これにより、後退位置Pdまで下降したボタン操作部40が該後退位置Pdにて停止することとなる。
(ステップS250)
ステップS250において、制御部100は、ボタン下降中フラグをOFFにして、当該ボタン作動制御処理を終了する。
次に、図21を用いて、報知モード設定処理について説明する。
(ステップS216−1)
ステップS216−1において、制御部100は、報知モード時間の計測を開始する。この「報知モード時間」には、所定時間(例えば、10秒)が予め決められている。
(ステップS216−2)
ステップS216−2において、制御部100は、報知モードフラグをONにして、当該報知モード設定処理を終了する。
次に、図22を用いて、中断報知モード設定処理について説明する。なお、中断報知モード設定処理は、上記ステップS231及び上記ステップS248において実行されるが、これらの処理は同じ内容である。
(ステップS231−1)(ステップS248−1)
ステップS231−1(ステップS248−1)において、制御部100は、中断報知モード時間の計測を開始する。この「中断報知モード時間」には、所定時間(例えば、5秒)が予め決められている。
(ステップS231−2)
ステップS231−2(ステップS248−2)において、制御部100は、中断報知モードフラグをONにして、当該中断報知モード設定処理を終了する。
次に、図23を用いて、報知モード終了処理について説明する。なお、報知モード終了処理は、上記ステップS207及び上記ステップS208において実行されるが、これらの処理は同じ内容である。
(ステップS207−1)(ステップS208−1)
ステップS207−1(ステップS208−1)において、制御部100は、報知モードを終了する。具体的には、報知モードとして実行されている演出を終了する。
(ステップS207−2)(ステップS208−2)
ステップS207−2(ステップS208−2)において、制御部100は、報知モードフラグをOFFにして、当該報知モード終了処理を終了する。
次に、図24を用いて、中断報知モード終了処理について説明する。なお、中断報知モード終了処理は、上記ステップS222及び上記ステップS242において実行されるが、これらの処理は同じ内容である。
(ステップS222−1)(ステップS242−1)
ステップS222−1(ステップS242−1)において、制御部100は、中断報知モードを終了する。具体的には、中断報知モードとして実行されている演出を終了する。
(ステップS222−2)(ステップS242−2)
ステップS222−2(ステップS242−2)において、制御部100は、中断報知モードフラグをOFFにして、当該中断報知モード終了処理を終了する。
次に、図25を用いて、報知処理について説明する。
(ステップS301)
ステップS301において、制御部100は、報知モードフラグがONされているか否かを判定する。このとき、報知モードフラグがONされていないと判定された場合には、ステップS303に処理を移し、報知モードフラグがONされていると判定された場合には、ステップS302に処理を移す。
(ステップS302)
ステップS302において、制御部100は、報知モード演出を予め決められた所定期間(例えば、10秒)だけ実行する。この報知モード演出は、図柄表示部107やスピーカ106により、ボタン操作部40の作動範囲内(ボタン操作部40が上昇または下降する可動領域内)から、障害物(遊技者等の所持品や、遊技者の手や肘など)を取り除くよう、遊技者に注意(アナウンスや警報など)を促す演出である。例えば、「ボタンが飛び出るかも・・危ないよ」といったメッセージを表示したり、音声を出力したりするものである(図26参照)。
なお、図26は、報知モード演出において、図柄表示部107において行われる演出画像の一例である。例えば、図26(a)では、図柄表示部107における図柄表示領域107aにおいては、「7、6、5」等の数字(いわゆる、装飾図柄)が変動をしているが、「危険です!」というメッセージMは、報知領域107bにおいて表示される。このように装飾図柄の変動表示を妨げることなく報知モード演出を行うことにより、遊技者に上記した注意を促しつつも、遊技者に不快感を極力与えることがない。また、図26(b)は、図柄表示領域107aに比べて報知領域107bの割合を大きくした場合の演出画像の一例である。このように、報知領域107bの占める割合を図柄表示領域107aに比べて大きくした場合であっても、装飾図柄の変動表示を妨げることがないので、遊技者に上記した注意を促しつつも、遊技者に不快感を極力与えることがない。
また、スピーカ106により、音声や警報にて報知モード演出を行う場合には、通常の装飾図柄の変動表示において出力される効果音を消音するか、または音量を下げた上でスピーカ106による報知モード演出を行う。これにより、音声によっても遊技者に上記した注意を促すことが可能となる。
(ステップS303)
ステップS303において、制御部100は、中断報知モードフラグがONされているか否かを判定する。このとき、中断報知モードフラグがONされていないと判定された場合には、当該報知処理を終了し、中断報知モードフラグがONされていると判定された場合には、ステップS304に処理を移す。
(ステップS304)
ステップS304において、制御部100は、中断報知モード演出を実行する。この中断報知モード演出も上記報知モード演出と同様の内容の演出であり、ボタン押圧部41から障害物を取り除くよう、遊技者に注意(アナウンスや警報など)を促す演出である。
以上のように、本実施形態によれば、ボタン操作部40が突出動作を行うに際して、障害物(遊技者の手や肘など)がボタン押圧面41bの上方にあって、ボタン操作部40の突出動作が妨げられる可能性がある場合、これを退かすよう報知が行われる。このような報知を行うことにより、遊技者にはボタン押圧面41bの上方に遊技者自身の手や肘を入れたり、翳したりすることをしないよう促すことができ、ボタン操作部40の突出動作を極力妨げないようにすることができる。
また、本実施形態によれば、上記した報知が行われても、遊技者が障害物を退かさなかった場合には、ボタン操作部40の突出動作が最小の高さ位置(第1突出位置Pu1)までに留められる。このため、ボタン演出を実行しつつも、ボタン操作部40の突出動作により遊技者の手や肘に該ボタン押圧部41(ボタン押圧面41b)が当たって遊技者が手や肘にけがをしてしまうといった事態を極力回避することが可能となる。
なお、本実施形態では、センサ200を1つ設けて、ボタン操作部40の突出方向(ボタン操作部40が上昇または下降するときの上下の可動領域内)について障害物を検出するものとしたが、これに限られない。すなわち、複数のセンサ200を設けて、上記上下の可動領域内に加えて、ボタン押圧面41bの径内全ての範囲において障害物を検出可能としてもよい。
また、ボタン操作部40の可動領域を超えた近傍にまで検出範囲を広げるようにセンサ200を配置するものとしてもよい。このようにすれば、ボタン操作部40の突出動作を妨げる可能性のある位置(領域)に障害物が翳されたときには、これを報知することができるので、ボタンの突出動作の障害となりえるものを未然に取り除くことができる。また、センサ200を配置についても、ボタン操作部40の内部に限られず、ボタン操作部40の可動領域を検出可能であれば、ボタン操作部40の外部(近傍を含む)またはボタン操作機構20の外部(近傍を含む)に設けてもよい。
なお、本実施形態では、上記ステップS230において、制御部100がボタン操作部40の上昇制御を中断する場合、及び上記ステップS247において、制御部100がボタン操作部40の下降制御を中断する場合には、ボタン操作部40を一旦停止させるものとしたが、これに限られない。例えば、それまで高速で上昇(または下降)しているボタン操作部40を低速で上昇(または下降)させるようにしたり、あるいは、上昇(または下降)するときの動作パターン(移動するときの態様)を変えたりするものでもよい。具体的には、第2モータ95を作動させて、クラッチ部材81とクラッチ部材82とを接続状態や非接続状態とすることにより、ボタン操作部40の上昇(または下降)するときの速度や動作パターンを調節することにより可能である。なお、動作パターンとは例えば、「低速移動⇒中速移動⇒高速移動」といったように予め決められたパターンに従ってボタン操作部40が移動する態様のことを意味する。
なお、本実施形態における第2突出位置Pu2が、本発明の上位突出位置に該当する。
なお、本実施形態におけるボタン操作部40が、本発明のボタンを有するボタン本体に該当する。
なお、本実施形態における制御部100が、本発明の移動決定手段、移動実行手段、有効操作判断手段に該当する。
なお、本実施形態における、図柄表示部107及びスピーカ106からなる報知部Hが、本発明の報知手段に該当する。
なお、本実施形態におけるセンサ200が、本発明の検知手段及び検知部に該当し、ボタン押圧部41が本発明の検知部の一例に該当する。
1 遊技機
20 ボタン操作機構
41 ボタン押圧部
43 支持本体部
46d ラックギヤ
55 圧縮コイルばね
60 本体駆動部
61 第1モータ
61a 駆動軸
63 動力伝達軸
64 動力伝達経路
65 駆動ギヤ
66 回転中心軸
70 動力遮断クラッチ
71、72、81,82 クラッチ部材
80 動力伝達クラッチ
90 クラッチ駆動部
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
106 スピーカ
107 図柄表示部
200 センサ
201 発光素子
202 受光素子

Claims (4)

  1. 押下操作が可能で、かつ、初期位置および該初期位置より突出させた上位突出位置の間で移動が可能なボタンを有するボタン本体を備えた遊技機であって、
    前記ボタン本体を前記初期位置と前記上位突出位置との間で移動させるか否かを決定する移動決定手段と、
    前記移動決定手段により、前記ボタン本体を移動させる決定がなされたときに前記ボタン本体を移動させる移動実行手段と、
    前記ボタン本体の移動が可能な前記初期位置から前記上位突出位置までの移動範囲を含む検知範囲内に物体が有るか否かを、該物体が前記ボタン本体に接触することなく検知する検知手段と、
    前記検知手段により物体が検知されたときに、前記移動範囲外への物体の移動を促す報知を遊技機の外部に向けて行う報知手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記検知手段は、
    前記ボタン本体または該ボタン本体の近傍に検知部を有し、
    該検知部は、物体が前記検知部に接触することなく前記検知範囲内において前記物体が有ることを検知することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記報知手段は、前記検知手段により前記検知範囲内に物体があると検知されたときであって、かつ、前記移動決定手段により前記ボタン本体を移動させる決定がなされたときに外部へ向けて報知を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記報知手段は、前記移動実行手段により前記ボタン本体が移動しているときであって、前記検知手段により前記検知範囲内に物体があると検知されたときに外部へ向けて報知を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
JP2010171297A 2010-07-30 2010-07-30 遊技機 Expired - Fee Related JP5483718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010171297A JP5483718B2 (ja) 2010-07-30 2010-07-30 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010171297A JP5483718B2 (ja) 2010-07-30 2010-07-30 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012029819A JP2012029819A (ja) 2012-02-16
JP5483718B2 true JP5483718B2 (ja) 2014-05-07

Family

ID=45843990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010171297A Expired - Fee Related JP5483718B2 (ja) 2010-07-30 2010-07-30 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5483718B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5174198B2 (ja) * 2011-02-17 2013-04-03 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5739716B2 (ja) * 2011-04-15 2015-06-24 京楽産業.株式会社 遊技機
JP6281182B2 (ja) * 2013-02-27 2018-02-21 サミー株式会社 遊技機
JP6281183B2 (ja) * 2013-02-27 2018-02-21 サミー株式会社 遊技機
JP5945853B2 (ja) * 2013-06-28 2016-07-05 株式会社大都技研 遊技台
JP5887632B2 (ja) * 2013-06-28 2016-03-16 株式会社大都技研 遊技台
JP5923073B2 (ja) * 2013-09-11 2016-05-24 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5997125B2 (ja) * 2013-11-12 2016-09-28 京楽産業.株式会社 遊技機
JP6429560B2 (ja) * 2014-09-26 2018-11-28 株式会社三共 遊技機
JP6429562B2 (ja) * 2014-09-26 2018-11-28 株式会社三共 遊技機
JP6630037B2 (ja) * 2014-11-06 2020-01-15 株式会社三共 遊技機
JP2016214790A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2017064266A (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 株式会社三共 遊技機
JP6286778B2 (ja) * 2016-01-20 2018-03-07 株式会社大都技研 遊技台
JP6200998B2 (ja) * 2016-04-15 2017-09-20 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018015138A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2019092620A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2020162670A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 株式会社藤商事 遊技機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282318A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2007029595A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Sansei R & D:Kk 遊技機
JP2008284134A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Olympia:Kk 遊技機
JP2008295857A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Olympia:Kk 遊技機
JP2010131187A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Sammy Corp 操作部材及び遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012029819A (ja) 2012-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5483718B2 (ja) 遊技機
JP5483717B2 (ja) 遊技機
JP5483719B2 (ja) 遊技機
JP5927454B2 (ja) 遊技機
JP2011120639A (ja) パチンコ遊技機
JP6487471B2 (ja) 遊技機
JP2016127986A (ja) 遊技機
JP6949575B2 (ja) 遊技機
JP6467384B2 (ja) 遊技機
JP6496483B2 (ja) 遊技機
JP2017035320A (ja) 遊技機
JP6578542B1 (ja) 遊技機
JP6618136B1 (ja) 遊技機
JP6578540B1 (ja) 遊技機
JP6475451B2 (ja) 遊技機
JP6299297B2 (ja) 押しボタンスイッチおよび遊技機
JP6949576B2 (ja) 遊技機
JP2018117826A (ja) 遊技機
JP2018075215A (ja) 遊技機
JP2011120635A (ja) パチンコ遊技機
JP2010046536A (ja) 遊技機、演出基板および演出基板に実行させるプログラム
JP2017006250A (ja) 遊技機
JP6666297B2 (ja) 遊技機
JP2019047988A (ja) 遊技機
JP6578543B1 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5483718

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees