JP5479745B2 - 梱包方法 - Google Patents

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Description

本発明は梱包方法に関する。より詳しくは、合成樹脂製の天板および座板と、天板と座板により梱包物を挟んだ状態で天板と座板を引張固定する引張固定材により構成される梱包材による梱包方法に関する。
従来、荷物を戴せて運搬するためのパレットとしては、木製のものが多く用いられてきた。しかし、木製のパレットを用いた場合、重量や可湿性等の問題がある。そこで、パレットとして合成樹脂製のものが用いられる場合がある。合成樹脂製のパレットは木製のパレットに比べて、軽い、水分を吸収しない等の様々な利点がある。特許文献1には、上部に物品を載せて、パレットベルトで物品を固定する合成樹脂製のパレットの例が示されている。
特開2001−18968号公報
しかしながら、合成樹脂製のパレットは剛性がやや低い。そのため、例えば、合成樹脂製のパレットを用い、これを天板と座板として梱包物の上部と下部を挟み、座板と天板の対応する端部同士をパレットバンド等により引張固定して梱包するような梱包方法の場合、座板と天板に多少の反りがでる場合があった。
これを図6に示す。図6は、合成樹脂製の天板400と座板500による梱包物200の梱包状態の一例を示す図である。図6には、天板400と座板500で梱包物200の上部と下部を挟み、天板400と座板500の対応する端部同士をパレットバンド600により引張固定した梱包状態が示されている。
図6(a)は上記の状態を示す正面図である。図6(b)は上記の状態を示す側面図である。なお、以降図6(a)に示す側面から梱包材を見た図を梱包材の正面図、図6(b)に示す側面から梱包材を見た図を梱包材の側面図とする。
梱包材100は、天板400と座板500とパレットバンド600とで構成される。
天板400と座板500は、略正方形状の合成樹脂製の板材である。
座板500の底面の両端部には、対向する一対の辺900aのそれぞれに沿うようにして、2つの第1脚部700が下方向に突出するように設けられる。底面の中央部には、対向する別の一対の辺900bの中央部同士を結ぶようにして、第1脚部700と平行に、第1脚部700と同じ高さの第2脚部800が下方向に突出するように設けられる。
第1脚部700と第2脚部800の間にできる空間にフォークリフトのフォークを差し込むことにより、梱包材100により梱包された梱包物200の持ち上げ、運搬がなされる。
図6(a)、図6(b)に示す状態では、合成樹脂製の天板400と座板500で梱包物200の上部と下部が挟まれ、天板400と座板500は、辺900aの近傍(天板400と座板500の端部)同士を帯状のパレットバンド600により引張固定されている。
このときパレットバンド600は、天板400と座板500を引張固定するためのループを形成する。このループにより天板400と座板500を辺900aの近傍で囲み、これを引き締めることにより天板400と座板500の引張固定がなされる。
このとき、天板400には、各隅部が下方向へ反るような矢印Aに示す方向のパレットバンド600による引張力が働き、合成樹脂製の天板400に反りが発生する。
また、座板500では梱包物200の重量が下方向に加わるとともに、各隅部でパレットバンド600による引張力が矢印Bに示すように上方向に加わる。
このため、座板500には各隅部を上方向へ反らせる力が働く。これは、座板500を辺900a、及び辺900bに沿って反らせる力であり、合成樹脂製の座板500における反りの原因となる。
ただし、座板500の底面には、第1脚部700と第2脚部800が座板500の辺900aに平行になるよう設けられており、辺900aの方向の座板500の剛性は高く、辺900aに沿った座板500の反りは小さい。よって、辺900bの方向に沿った座板500の反りが主に問題となる。
このとき、第1脚部700と第2脚部800が同じ高さであると、辺900bの方向に沿って座板500の反りが発生するため、第2脚部800のみ地面に接し、第1脚部700は地面に接しない状態となる。
これにより、梱包物200を梱包した梱包材100が不安定になるという問題が起こる。加えて、合成樹脂製の座板500については、地面に対して滑りやすいという問題も存在する。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、梱包物を合成樹脂製の天板と座板とで挟み、天板と座板の対応する端部同士を引張固定材により引張固定して梱包をおこなった状態で安定する梱包方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、梱包物の上部に配置するための合成樹脂製の天板と、梱包物の下部に配置するための合成樹脂製の座板と、前記天板と前記座板により梱包物を挟んだ状態で前記天板と前記座板の対応する端部同士を引張固定するための引張固定材と、により構成される梱包材による梱包方法であって、前記座板は底面の両端部と中央部から下方に突出して設けられる脚部を有し、前記梱包物を梱包した前記梱包材の設置時に、前記座板の底面の両端部と中央部に設けられる脚部が接地するように、前記座板の底面の中央部に設けられる脚部が下方に突出する長さは、前記座板の底面の両端部に設けられる脚部が下方に突出する長さよりも短くし、前記座板は略矩形の形状を有し、前記座板の底面の両端部に設けられる脚部は、前記座板の対向する一組の辺のそれぞれに沿うようにして設けられ、前記座板の底面の中央部に設けられる脚部は、前記座板の底面の両端部に設けられる脚部と平行に設けられ、前記天板は、その底面から下方に突出する突起部を有し、前記座板は、前記突起部と嵌合可能な穴部を有し、前記引張固定材は、帯状のパレットバンドであり、前記梱包材による梱包時には、前記天板と前記座板で前記梱包物を挟み、前記天板と前記座板の対応する端部を囲むようにして前記パレットバンドのループを形成し、前記ループを引き締めるようにして前記梱包物を梱包し、前記座板の底面において、梱包時に前記パレットバンドが通過する位置には、溝部が設けられ、前記座板の底面の両端部および中央部に設けられる脚部は、前記座板の対向する一組の辺の全長に相当する長さであり、前記脚部の長手方向と前記溝部の長手方向が平行であり、前記座板の底面の両端部に設けられる脚部が下方に突出する長さは、前記辺の全長に渡って同じであり、前記パレットバンドのループは、前記脚部の長手方向と平行に、前記座板の両側部に偏位して形成され、前記座板を前記脚部の長手方向と直交する方向に沿って反らせて前記ループを引き締め、前記梱包物を梱包した前記梱包材の設置時に、前記座板の底面の両端部の脚部は、前記座板の中央部の側が下になるように傾斜して接地することを特徴とする梱包方法である。
上記の構成により、梱包物を合成樹脂製の天板と座板とで挟み、天板と座板の対応する端部同士を引張固定材により引張固定して梱包をおこなったときに、底面の両端部と中央部の脚部が接地するようにすることができるので、梱包物を梱包した状態で安定する梱包材が提供される。加えて、座板の底面の両端部に設けられた脚部は、座板の中央部の側が下になるよう傾斜して接地するので、梱包物を梱包した梱包材が滑りにくくなる。
また、梱包材の収納時には突起部を穴部に通し嵌合させて天板と座板を重ねることができ、これにより天板と座板の相対位置がずれることがなく、天板と座板を一体として収納管理することが容易となる。
記天板の上面に、前記座板の底面の両端部の脚部に当接し滑り止めを行うための突起部が設けられることが望ましい。また、前記天板と前記座板の側面において、梱包時に前記パレットバンドが通過する位置には、窪み部が設けられることが望ましい。
このように構成すると、梱包時パレットバンドを用いる際、窪み部や溝部にあわせてパレットバンドを通すことにより、梱包に用いたパレットバンドが動くことがなく、確実な梱包が可能となる。
本発明により、梱包物を合成樹脂製の天板と座板とで挟み、天板と座板の対応する端部同士を引張固定材により引張固定して梱包をおこなった状態で安定する梱包方法が提供される。
本実施形態の梱包材1で梱包物3を梱包した状態を示す図 本実施形態の梱包材1の天板7の説明図 本実施形態の梱包材1の座板9の説明図 梱包物3a、3bをそれぞれ梱包した本実施形態の梱包材1a、1bを鉛直方向に2つ並べて設置した状態を示す正面図 天板7aの一例を示す図 合成樹脂製の天板400と座板500による梱包物200の梱包状態の一例を示す図
以下図面に基づいて、本発明の梱包方法に係る実施形態を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態の梱包材1で梱包物3を梱包した状態について説明する。
図1は、本実施形態の梱包材1で梱包物3を梱包した状態を示す図である。図1(a)は上記の状態を示す正面図である。図1(b)は上記の状態を示す側面図である。
梱包材1は、天板7と座板9とパレットバンド11で構成される。
天板7と座板9は、各角部の平面形状が丸みを帯びた略正方形状の合成樹脂製の板材である。座板9の底面の両端部には、対向する一対の辺16aのそれぞれに沿うようにして2つの第1脚部13が下方向に突出するように設けられる。底面の中央部には、対向する別の一対の辺16bの中央部同士を結ぶようにして、第1脚部13と平行に、第1脚部13より短い第2脚部15が下方向に突出するように設けられる。
なお、天板7と座板9は上記示した略正方形状に限らず、略長方形状等、略矩形状のものであればよい。
また、天板7や座板9の角部が丸みを有することは、作業中に天板7や座板9の角部が他の荷物等に接触することがあっても、接触対象あるいは天板7や座板9が傷ついたり壊れたりしにくくなるので好ましい。
さらに、角部に丸みを付ける他、角部を所定角度で面取りを行なうこともできる。これによっても、角部が他の荷物などに接触したときに、天板7や座板9の破損を防止できる。このようにして、天板7と座板9の全体形状を略矩形状とすれば、接触したときに破損しにくく、梱包材として機能を損なわない形状であれば、角部はいかなる形状でも良い。
図1(a)、図1(b)に示す状態では、合成樹脂製の天板7と座板9で梱包物3の上部と下部が挟まれ、天板7と座板9は、辺16aの近傍(天板7と座板9の端部)同士を帯状のパレットバンド11により引張固定されている。
このときパレットバンド11は、天板7と座板9を引張固定するためのループを形成する。このループにより天板7と座板9を辺16aの近傍で囲み、これを引き締めることにより天板7と座板9の引張固定がなされる。
先に説明したように、天板7には各隅部が下方向へ反るような矢印aに示す方向の引張力が働き、合成樹脂製の天板7に反りが発生する。
また、座板9では各隅部が上方向へ反るような矢印bに示す方向の引張力が働く。これは、座板9を辺16a、及び辺16bに沿って反らせる力であり、合成樹脂製の座板9における反りの原因となる。
ただし、座板9の底面には、第1脚部13と第2脚部15が座板9の辺16aに平行になるよう設けられており、辺16aの方向の座板9の剛性は高く、辺16aに沿った座板9の反りは小さい。よって、辺16bの方向に沿った座板9の反りが主に問題となる。
しかしながら、図6に示した例とは違い、本実施形態の梱包材1では座板9の第1脚部13と第2脚部15の下方に突出する長さが異なり、第2脚部15の長さは第1脚部13よりも短く、梱包物3を梱包した梱包材1は第2脚部15だけでなく第1脚部13も地面に接するようになっている。
このように3本の脚部がそれぞれ地面に接するので、梱包物3を梱包した梱包材1が安定する。加えて、第1脚部13は、座板9の中央部の側が下になるよう傾斜して接地するので、梱包物3を梱包した梱包材1が滑りにくくなるという効果を奏する。
次に、図2を参照しながら、本実施形態の梱包材1の天板7について説明する。図2は本実施形態の梱包材1の天板7の説明図であり、図2(a)は天板7の底面図、図2(b)は天板7の正面図である。
図2(a)の左右方向は天板7の辺16bに対応し、上下方向は天板7の辺16aに対応する。図2(b)の左右方向は天板7の辺16bに対応し、上下方向は天板7の高さ方向に対応する。
天板7は、窪み部17、突起部19等を有する。
窪み部17は、天板7の辺16bの側面において、梱包時にパレットバンド11が通過する位置に、天板7の高さ方向に設けられる。
梱包時、窪み部17にあわせてパレットバンド11を通すことにより、梱包に用いたパレットバンド11が動くことがなく、確実な梱包が可能となる。
突起部19は、天板7の底面の各隅部から下方に突出するように設けられる。
突起部19は、後述する座板9の穴部23と平面位置、平面形状において対応し、穴部23と嵌合可能である。このため、梱包材1の収納時には突起部19と穴部23を嵌合させて天板7と座板9を重ねることができ、これにより天板7と座板9の相対位置がずれることがなく、天板7と座板9を一体として収納管理することが容易となる。
この他、天板7には図示を省略した水抜き孔等が設けられる。
続いて、図3を参照しながら、本実施形態の梱包材1の座板9について説明する。図3は本実施形態の梱包材1の座板9の説明図であり、図3(a)は座板9の底面図、図3(b)は座板9の正面図である。
図3(a)の左右方向は座板9の辺16bに対応し、上下方向は座板9の辺16aに対応する。図3(b)の左右方向は座板9の辺16bに対応し、上下方向は座板9の高さ方向に対応する。
座板9は、第1脚部13、第2脚部15、窪み部21、穴部23、溝部25等を有する。
窪み部21は、座板9の辺16bの側面において、梱包時にパレットバンド11が通過する位置に、座板9の高さ方向に設けられる。
梱包時、窪み部21にあわせてパレットバンド11を通すことにより、梱包に用いたパレットバンド11が動くことがなく、確実な梱包が可能となる。
穴部23は、座板9の各隅部において座板9の高さ方向に貫通するように設けられる。
前述したが、座板9の穴部23は、天板7の突起部19と平面位置、平面形状において対応し、突起部19と嵌合可能である。梱包材1の収納時には穴部23と突起部19を嵌合させて座板9と天板7を重ねることにより、座板9と天板7の相対位置がずれることがなく、座板9と天板7を一体として収納管理することが容易となる。
溝部25は、座板9の底面において、梱包時にパレットバンド11が通過する位置に、座板9の辺16aの方向に設けられる。
梱包時、溝部25にあわせてパレットバンド11を通すことにより、梱包に用いたパレットバンド11が移動することがなく、確実な梱包が可能となる。
この他、座板9には図示を省略した水抜き孔等が設けられる。
また、本実施形態において、座板9の底面で、座板9の辺16aに沿って設けられた第1脚部13は、座板9の辺16bに沿って突出する突出部27を両端部に有する。
また、上述したが、第2脚部15が座板9の底面から下方向に突出する長さは、第1脚部13と比べて短く、梱包物3を梱包した梱包材1は、第2脚部15とともに、第1脚部13も地面に接するようになっている。
このように、3本の脚部がそれぞれ地面に接するので、梱包材3を梱包した梱包材1が安定する。
加えて、第1脚部13は、座板9の中央部の側が下になるよう傾斜して接地するので、梱包物3を梱包した梱包材1が滑りにくくなる。
また、本実施形態のように、第2脚部15を第1脚部13より短くすることは、梱包物3を梱包した複数の梱包材1を鉛直方向に上下並べて配置する場合にも都合がよい。
図4を参照しながら、これを説明する。図4は、梱包物3a、3bをそれぞれ梱包した本実施形態の梱包材1a、1bを鉛直方向に2つ並べて設置した状態を示す正面図である。図4では、梱包物3aを梱包した梱包材1aが下段に、梱包物3bを梱包した梱包材1bが上段になるよう、縦に並べて配置されている。
上記示したものと同様、梱包材1aの座板9aの第1脚部13aと第2脚部15aは地面に接するようになっており、梱包材1aは安定する。また、第1脚部13aは、座板9aの中央部の側が下になるよう傾斜して接地するので、梱包材1aが滑りにくくなる。
梱包材1aの上に配置される梱包材1bについては、その各脚部が接する面が、各隅部が下方向に反った天板7aとなるが、梱包材1bを上に積載したときには、梱包材1bの座板9bの各脚部が天板7aに接地するようにフィットする。よって、梱包材1bもまた安定する。加えて、第1脚部13bは、天板7aに対して座板9bの中央部の側が下になるよう傾斜して接するので、合成樹脂製の底板9bを滑りにくくさせることができる。
よって、鉛直方向に梱包物3a、3bをそれぞれ梱包した梱包材1a、1bを並べた場合でも、各梱包材1a、1bは安定する。
さらに、本実施形態の梱包材1の天板7に、上面から上方に突出する滑り止め用の突起部を設け、複数の梱包材1を鉛直方向に上下並べて配置したときに、下段に配置した梱包材1aの天板7aの滑り止め用の突起部により、上段に配置した梱包材1bが滑らないようにすることもできる。
図5を参照してこれを説明する。図5は梱包材1aの天板7aの一例を示す図である。図5(a)は天板7aの上面図、図5(b)は天板7aの正面図である。
図5(a)の左右方向は天板7aの辺16bに対応し、上下方向は天板7aの辺16aに対応する。図5(b)の左右方向は天板7aの辺16bに対応し、上下方向は天板7aの高さ方向に対応する。
図5(a)、図5(b)には、梱包材1aを下段に、梱包材1bを上段に縦に並べて配置した状態での天板7aが示されており、点線部は梱包材1bを示す。
図5(a)、図5(b)に示すように、天板7aの上面の各隅部には、上方に突出する滑り止め突起部20が、梱包時に梱包用バンド11aの通過を妨げない位置に設けられる。
加えて、梱包材1bを梱包材1aの上部に配置した場合には、滑り止め突起部20が、梱包材1bの第1脚部13bが端部に突出部27bを有することにより当該端部で形成されたL字状の角部の内側近傍に位置するように設けられる。
滑り止め突起部20が第1脚部13bの側面に当接することにより梱包材1bの移動を制限し、梱包材1bが滑らないようにすることができる。
以上説明したように、本実施形態の梱包材は、座板の底面の両端部に設けられた脚部の長さに比べ座板の底面の中央部に設けられた脚部の長さが短く、梱包物を合成樹脂製の天板と座板とで挟み、天板と座板の対応する端部同士を引張固定材により引張固定して梱包をおこなったときに、座板の底面の両端部と中央部に設けられた脚部が接地するようになっている。これにより、梱包物を梱包した梱包材を安定させることができる。加えて、座板の底面の両端部に設けられた脚部は、座板の中央部の側が下になるよう傾斜して接地するので、梱包物を梱包した梱包材が滑りにくくなる。
なお、梱包物を梱包した梱包材の安定化等を図るという意味においては、座板の底面の両端部に設けられた脚部(第1脚部13、もしくは13a、13b)が少なくとも接地していればよく、座板の底面の中央部に設けられる脚部(第2脚部15、もしくは15a、15b)の長さは、上記定めたものより短くすることも可能である。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る梱包方法の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態では、座板は3本の脚部を有するが、例えば座板の底面の中央部の脚部を2本とするなどして、座板の脚部の数を増やしてもよい。
このときも、座板の底面の中央部に設けられる2本の脚部の長さを、座板の底面の両端部に設けられる脚部の長さより短くして、少なくとも底面の両端部に設けられた脚部、望ましくは底面の両端部と中央部に設けられた脚部が接地するようにし、本発明の目的を達成することができる。
1、1a、1b、100………梱包材
3、3a、3b、200………梱包物
5、300………地面
7、7a、7b、400………天板
9、9a、9b、500………座板
11、11a、11b、600………パレットバンド
13、13a、13b、700………第1脚部
15、15a、15b、800………第2脚部
16a、16b、900a、900b………辺
17、21………窪み部
19………突起部
20………滑り止め突起部
23………穴部
25………溝部
27、27b………突出部

Claims (3)

  1. 梱包物の上部に配置するための合成樹脂製の天板と、梱包物の下部に配置するための合成樹脂製の座板と、前記天板と前記座板により梱包物を挟んだ状態で前記天板と前記座板の対応する端部同士を引張固定するための引張固定材と、により構成される梱包材による梱包方法であって、
    前記座板は底面の両端部と中央部から下方に突出して設けられる脚部を有し、
    前記梱包物を梱包した前記梱包材の設置時に、前記座板の底面の両端部と中央部に設けられる脚部が接地するように、前記座板の底面の中央部に設けられる脚部が下方に突出する長さは、前記座板の底面の両端部に設けられる脚部が下方に突出する長さよりも短くし、
    前記座板は略矩形の形状を有し、
    前記座板の底面の両端部に設けられる脚部は、前記座板の対向する一組の辺のそれぞれに沿うようにして設けられ、
    前記座板の底面の中央部に設けられる脚部は、前記座板の底面の両端部に設けられる脚部と平行に設けられ、
    前記天板は、その底面から下方に突出する突起部を有し、
    前記座板は、前記突起部と嵌合可能な穴部を有し、
    前記引張固定材は、帯状のパレットバンドであり、前記梱包材による梱包時には、前記天板と前記座板で前記梱包物を挟み、前記天板と前記座板の対応する端部を囲むようにして前記パレットバンドのループを形成し、前記ループを引き締めるようにして前記梱包物を梱包し、
    前記座板の底面において、梱包時に前記パレットバンドが通過する位置には、溝部が設けられ、
    前記座板の底面の両端部および中央部に設けられる脚部は、前記座板の対向する一組の辺の全長に相当する長さであり、前記脚部の長手方向と前記溝部の長手方向が平行であり、
    前記座板の底面の両端部に設けられる脚部が下方に突出する長さは、前記辺の全長に渡って同じであり、
    前記パレットバンドのループは、前記脚部の長手方向と平行に、前記座板の両側部に偏位して形成され、前記座板を前記脚部の長手方向と直交する方向に沿って反らせて前記ループを引き締め、
    前記梱包物を梱包した前記梱包材の設置時に、前記座板の底面の両端部の脚部は、前記座板の中央部の側が下になるように傾斜して接地することを特徴とする梱包方法
  2. 前記天板の上面に、前記座板の底面の両端部の脚部に当接し滑り止めを行うための突起部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の梱包方法
  3. 前記天板と前記座板の側面において、梱包時に前記パレットバンドが通過する位置には、窪み部が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の梱包方法
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