JP5479004B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空調用空気を冷却する冷却用熱交換器を備えた車両用空調装置に関するものである。
従来から、車両用空調装置は、冷却用熱交換器と、冷却用熱交換器を収容するケーシングとを備えている(例えば、特許文献1参照)。冷却用熱交換器は、その空気通過面が上下方向に延びる姿勢とされてケーシング内に収容されている。ケーシングの側壁には、冷却用熱交換器をケーシング内へ挿入するための挿入口が形成されており、空調装置の製造時には、冷却用熱交換器を挿入口からケーシング内に挿入して組み付けることができる。この挿入口は、ケーシングに取り付けられる蓋部材により閉塞されている。
特開2006−168508号公報
ところで、空気を冷却用熱交換器で冷却する際には、冷却用熱交換器に凝縮水が発生する。この凝縮水は下方へ流れていくのであるが、特許文献1のようにケーシングの側壁に冷却用熱交換器の挿入口を形成した場合、その挿入口を蓋部材で閉塞したとしても、凝縮水が蓋部材と挿入口の周縁部との間から漏れる虞れがある。凝縮水の漏れを防止するためには、蓋部材と挿入口の周縁部との間に水漏れ防止用のシール材を設けなければならず、部品点数が増加する。また、水漏れ防止用のシール材は高価であるとともに、シール材がケーシングや蓋部材へ規定通りに組み付けられていないとシール効果を十分に発揮できないので、組み付け作業やその組み付け位置の修正作業に多くの工数を要する。従って、空調装置がコスト高となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ケーシングに冷却用熱交換器を挿入するための挿入口を形成する場合に、蓋部材や挿入口の周縁部に水漏れ防止用のシール材を設けることなく、凝縮水の漏れを防止できるようにして、コストを低減することにある。
第1の発明は、冷却用熱交換器と、上記冷却用熱交換器を収容するケーシングとを備え、上記ケーシング内に導入された空調用空気を、上記冷却用熱交換器を通過させて車室の各部に供給するように構成された車両用空調装置において、上記ケーシングは、底壁部と、底壁部の外縁から上方に延びる側壁部と、側壁部の上端から上記冷却用熱交換器の上方を覆うように延びる上壁部とを備え、上記ケーシング内の底壁部には、上記冷却用熱交換器の下側を空気通過方向両側から保持するケーシング側熱交換器保持部が設けられ、上記上壁部には、上記冷却用熱交換器を上記ケーシング内に挿入するための挿入口が、上記ケーシング側熱交換器保持部の上方に位置するように形成されるとともに、該挿入口を閉塞するための蓋部材が取り付けられ、上記挿入口の縁部近傍には、上記冷却用熱交換器の上側を、空気通過方向一側から支持するための支持部が上記ケーシング内に位置するように設けられ、上記蓋部材は、上記冷却用熱交換器の上側の空気通過方向他側から保持するように形成された蓋部材側熱交換器保持部を備え、上記冷却用熱交換器の上側は、上記支持部と上記蓋部材側熱交換器保持部とによって空気通過方向両側から保持されることを特徴とするものである。
すなわち、冷却用熱交換器に発生した凝縮水はケーシングの底壁部へ向かって下方へ流れていくので、ケーシングの上壁部における挿入口の周縁部には凝縮水が達し難い。よって、蓋部材と挿入口の周縁部との間に水漏れ防止用のシール材を設けずに済む。また、挿入口はケーシング側熱交換器保持部の上方に位置するように形成されているので、挿入口から挿入した冷却用熱交換器をそのまま下方へ移動させていくことで、冷却用熱交換器の下側がケーシング側熱交換器保持部で保持される。よって、冷却用熱交換器を容易に組み付けることが可能になる。
第2の発明は、第1の発明において、冷却用熱交換器は、その空気通過面の一側が他側よりも上方に位置するようにケーシングに収容され、上記冷却用熱交換器における一側には、熱交換媒体を給排するための給排管が接続され、該給排管は上記ケーシングを外方へ貫通するように形成され、蓋部材には、上記ケーシングにおける給排管の貫通部位から空調用空気が漏れるのを抑制するシール部が該給排管の周囲を覆うように、一体に設けられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、給排管の周囲を蓋部材を利用して覆い、これにより、空調用空気の漏れを抑制することが可能になる。
第3の発明は、第1または2の発明において、蓋部材には、冷却用熱交換器に熱交換媒体を給排するための給排管を覆うカバー部が設けられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、蓋部材をケーシングに取り付けることによって給排管がカバー部で覆われる。
第4の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、蓋部材には、冷却用熱交換器に熱交換媒体を給排するための給排管を保持する給排管保持部が設けられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、蓋部材をケーシングに取り付けることによって給排管保持部で給排管を保持することが可能になる。
第1の発明によれば、ケーシングの上壁部に冷却用熱交換器の挿入口を形成し、この挿入口を蓋部材で閉塞するようにしたので、蓋部材と挿入口の周縁部との間に水漏れ防止用のシール材を設けることなく、挿入口からの凝縮水の漏れを抑制できる。これにより、空調装置のコストを低減することができる。また、冷却用熱交換器の下側を保持するケーシング側熱交換器保持部の上方に挿入口が位置しているので、冷却用熱交換器の組み付け作業性を向上させることができる。
第2の発明によれば、ケーシングにおける給排管の貫通部位から空調用空気が漏れるのを蓋部材を利用して抑制することできるので、空調用空気が漏れるのを抑制する構造を蓋部材とは別に設けて組み付けるようにする場合に比べて、低コスト化を図ることができる。
第3の発明によれば、給排管を覆うカバー部を蓋部材に設けたので、蓋部材をケーシングに取り付けるだけで給排管の結露を抑制できるとともに、熱交換媒体の流通音が乗員に届き難くすることができる。
第4の発明によれば、給排管を蓋部材の給排管保持部で保持することができるので、蓋部材をケーシングに取り付けることによって給排管の位置ずれを防止できる。
実施形態にかかる空調装置の車室への配設状態を示す図である。 空調ユニットの断面図である。 空調ケーシングの分解斜視図である。 蓋部材を取り外した状態の空調ケーシングの斜視図である。 蓋部材を組み付けた状態の図4相当図である。 エバポレータの組み付け途中の図2相当図である。 エバポレータの組み付け完了直前の図2相当図である。 変形例1にかかる図4相当図である。 変形例1にかかる図5相当図である。 変形例2にかかる図4相当図である。 変形例2にかかる図5相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかる空調装置1を車室Aに配設した状態を示すものである。空調装置1は、空調用空気を送風する送風ユニット2(仮想線で示す)と、送風ユニット2から送風された空調用空気を温度調節して車室の各部に供給する空調ユニット3と、送風ユニット2及び空調ユニット3を制御する制御装置5とを備えている。
尚、この実施形態の説明では、説明の便宜を図るために、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車両左側を単に「左」といい、車両右側を単に「右」というものとする。
上記空調装置1が配設される車両のフロアパネルF上には、前席を構成する運転席S1及び助手席S2がそれぞれ右側及び左側に配設されている。また、フロアパネルF上には運転席S1及び助手席S2の後方に後席S3も配設されている。さらに、車室Aの前端部には、インストルメントパネルPが配設されている。
空調ユニット3は、インストルメントパネルP内の左右方向中央部に配設されている。また、送風ユニット2は、インストルメントパネルP内において空調ユニット3から左側へ離れた部位に配設されており、助手席S2の前方に位置している。送風ユニット2と空調ユニット3とは、空調ユニット3に設けられた中間ダクト4により接続されている。
図2に示すように、空調ユニット3は、エバポレータ40及びヒータコア41と、これらを収容する空調ケーシング42とを備えている。また、空調ケーシング42内には、エアミックスダンパ44、デフロスタダンパ45、ベントダンパ46及びヒートダンパ47が配設されている。
空調ケーシング42は、樹脂材を成形してなるものであり、図3〜図5に示すように、左右方向の中央部において左側部材42aと右側部材42bとに分割されており、これら左側部材42a及び右側部材42bはビス等の締結部材により結合されている。
図2に示すように、空調ケーシング42内には、送風ユニットから送風された空気が流れる空気通路Rが形成されている。空気通路Rの上流端は空調ケーシング42内の前端部に位置しており、空調ケーシング42の左側壁に形成された空気流入口43に連通している。空気流入口43は上下方向に長い矩形状とされている。空気流入口43には、中間ダクト4の下流側が接続されている。
空気通路Rは、全体として後側へ向けて延びている。空気通路Rは、エバポレータ配設通路R1、ヒータコア配設通路R2、エアミックス空間R3、デフロスタ吹出通路R4、ベント吹出通路R5及びヒート吹出通路R6を有している。
エバポレータ配設通路R1には、上記エバポレータ40が空気の流れを横切るようにして配設されている。エバポレータ40は、空気を冷却するための冷却用熱交換器であり、冷凍サイクルの一要素を構成する周知のものである。エバポレータ40は、一対のヘッダタンクと、これらヘッダタンクを接続するように延びる複数のチューブと、チューブ間に配設されたフィンとを備えたチューブアンドフィンタイプの熱交換器である。空調ケーシング42内に導入された空気の全量がエバポレータ40を通過する。
このエバポレータ40の空気通過面は、空気流入口43の長手方向に沿って略鉛直に延びている。つまり、エバポレータ40は、その空気通過面の一側が他側よりも上方に位置するように配置されており、上端部及び下端部にそれぞれヘッダタンクが位置するようになっている。従って、チューブは上下方向に延びることになる。
エバポレータ40の上端部に位置するヘッダタンクには、図4及び図5に示すように冷媒配管(給排管)40a,40aの基端が接続されている。
冷媒配管40a,40aは、例えば、アルミニウム合金製のパイプ材で構成されている。冷媒配管40a,40aの基端には、ブロック形状部40cが設けられている。このブロック形状部40cは、エバポレータ40に対し締結部材等によって着脱可能に取り付けられ、冷媒配管40a,40aとエバポレータ40の内部とが連通している。ブロック形状部40cは、冷媒配管40a,40aの一部である。
エバポレータ40には、冷媒配管40a,40aを介して冷媒(熱交換媒体)が給排されるようになっている。尚、冷媒配管40a,40aの基端は、例えば、エバポレータ40の上下方向中央部に接続してもよく、エバポレータ40の上端部に接続するものに限られない。
冷媒配管40a,40aは、空調ケーシング42の左側壁を貫通している。そして、冷媒配管40a,40aは、前方へ向けて下降傾斜しながら延びている。冷媒配管40a,40aの先端(前端)は、左右方向に並んでおり、この先端には、膨張弁装置40bが着脱可能に取り付けられている。膨張弁装置40bは、室外配管(図示せず)から供給される高圧冷媒を減圧させてエバポレータ40内に供給するためのものであり、周知の構造を持ったものである。膨張弁装置40bには、車両のエンジンルームに配設された室外配管が接続されるようになっている。膨張弁装置40bは、冷媒配管40a,40aの一部である。
図2及び図3に示すように、空調ケーシング42の底壁部には、エバポレータ40の下側を保持するためのエバポレータ保持部(熱交換器保持部)48が設けられている。エバポレータ保持部48は、底壁部から上方へ突出し、エバポレータ40の下側のヘッダタンクの外面形状に対応するように形成されている。
空調ケーシング42の底壁部には、エバポレータ40よりも後側の部位から空調ケーシング42内へ向けて上方へ突出する突出板50が形成されている。突出板50よりも前側には、エバポレータ40の表面に発生した凝縮水を排水するためのドレン部51(図1、図3に示す)が形成されている。ドレン部51には図示しない排水ホースが接続されてお
り、この排水ホースが車室外に連通している。
一方、空調ケーシング42の上壁部の前側には、エバポレータ挿入口49が形成されている。図4に示すように、エバポレータ挿入口49は、空調ケーシング42の左右方向両端に亘る略矩形状をなしている。図2に示すように、エバポレータ挿入口49の前縁部は、空調ケーシング42の前壁部近傍に位置しており、エバポレータ挿入口49の前後寸法は、エバポレータ40の厚み寸法(前後寸法)よりも十分に長く設定されている。また、エバポレータ挿入口49は、エバポレータ保持部48の上方に位置している。具体的には、エバポレータ挿入口49から空調ケーシング24内を覗き込んだときにエバポレータ保持部48の少なくとも一部を目視できるようになっている。
図3及び図4に示すように、エバポレータ挿入口49の左側は、空調ケーシング42の左側壁部の上部に形成された切欠部42cに連続するように形成されている。切欠部42cは、上方、かつ、前方へ向けて開放している。また、空調ケーシング42の左側壁部の上部には、冷媒配管40a,40aのブロック形状部40cが嵌入するように切り欠かれてなる嵌入部42dが形成されている。嵌入部42dの周縁部は、ブロック形状部40cの外面に沿うように形成されている。
また、図2に示すように、空調ケーシング42の上壁部には、エバポレータ40の上側を後側から支持する支持部57が設けられている。支持部57は、エバポレータ挿入口49の後縁部近傍から下方へ向かって、エバポレータ40の上部ヘッダタンクの外面に沿って延びるように形成されている。
空調ケーシング42の上壁部には、エバポレータ挿入口49を覆う蓋部材65が取り付けられている。図3や図4に示すように、蓋部材65は、エバポレータ挿入口49の形状に対応した左右方向に長い略矩形の本体部65aと、切欠部42cの形状に対応した縦板部65bとを備えており、これら本体部65a及び縦板部65bは一体成形されている。
本体部65aは、エバポレータ40の上部ヘッダタンクの上面及び前面に沿うように延びるエバポレータ保持部65cと、エバポレータ保持部65cの前縁部から前方へ略水平に延びる水平部65dと、水平部65dの前縁部から前方へ向けて下降傾斜して延びる傾斜部65eとを有している。また、縦板部65bは、本体部65aの左縁部から下方へ延びており、切欠部42cの全体を覆う形状となっている。縦板部65bの後縁部には、ブロック形状部40cを避けるように、後方へ開放する切欠部65fが形成されている。切欠部65fの縁部は、ブロック形状部40cの外面形状に沿うように形状設定されている。切欠部65fの縁部には、ブロック形状部40cを前側から覆ってシールするシール板部65gが形成されている。シール板部65gは、空調ケーシング42における冷媒配管40a,40aの貫通部位から空調用空気が外部に漏れるのを抑制するためのものであり、ブロック形状部40cの外面に沿う湾曲板で構成されている。
また、蓋部材65の周縁部は、エバポレータ挿入口49及び切欠部42cの各周縁部に嵌るように形成されている。これにより、空調ケーシング42内の空調用空気がエバポレータ挿入口49及び切欠部42cの周縁部から外部に漏れ難くなっている。
蓋部材65の周縁部には、図示しないが、エバポレータ挿入口49及び切欠部42cの各周縁部に係脱する爪部が設けられている。この爪部をエバポレータ挿入口49及び切欠部42cの各周縁部に係合させることで蓋部材65が空調ケーシング42に取り付けられた状態となる。
図2に示すように、空調ケーシング42の突出板50よりも後側の部分が上記ヒータコ
ア配設通路R2である。突出板50の上側には、ヒータコア配設通路R2とエバポレータ配設通路R1とを連通させるための上流側開口部53が形成されている。空調ケーシング42の底壁部の突出板50よりも後側は、前側に比べて下方に位置するように膨出している。そして、ヒータコア配設通路R2は、上流側開口部53から下方へ延びた後、上方へ向けて湾曲して延びている。
ヒータコア配設通路R2には、上記ヒータコア41が空気の流れを横切るようにして配設されている。ヒータコア41は、空気を加熱するための加熱用熱交換器である。ヒータコア41は、エバポレータ40と同様に、一対のヘッダタンクと、これらヘッダタンクを接続するように延びる複数のチューブと、チューブ間に配設されたフィンとを備えたチューブアンドフィンタイプの熱交換器である。
ヒータコア41の空気通過面は、上側へ行くほど後に位置するように傾斜している。つまり、ヒータコア41は、その空気通過面の一側が他側よりも上方に位置するように配置されている。ヘッダタンクは、ヒータコア41の左右両端に位置するようになっている。
ヒータコア41の左端部に位置するヘッダタンクには、図4に示すように、ヒータ配管(加熱側給排管)41a,41aの基端が接続されており、ヒータ配管41a,41aを介してエンジンの冷却水(熱交換媒体)が給排されるようになっている。ヒータ配管41a,41aの基端は、上下方向に間隔をあけて配置されている。また、ヒータ配管41a,41aの基端は、冷媒配管40a,40aの基端よりも下方に位置付けられている。
図3に示すように、空調ケーシング42の左側壁には、中間ダクト4から後側に離れた部位に、ヒータコア挿入口52が形成されている。ヒータコア挿入口52は、上下方向に長く形成されており、ヒータコア41の傾斜角度に対応して上側へ行くほど後に位置するように延びている。ヒータ配管41a,41aは、ヒータコア挿入口52を通って空調ケーシング42外へ突出している。
ヒータ配管41a,41aは、空調ケーシング42の左側壁を貫通した後、中間ダクト4の下壁の下を通って前方へ向けて延びるように形成されている。ヒータ配管41a,41aの両先端(前端)は、膨張弁装置40bの下方で互いに上下方向に間隔をあけて配置されている。ヒータ配管41a,41aには、エンジンの冷却水通路に連通する室外配管がそれぞれ接続される。
また、図2に示すように、空調ケーシング42の突出板50の上端部には、ヒータコア41の上端部を保持するためのヒータコア保持部55が形成されている。このヒータコア保持部55は、上流側開口部53よりも後方へ延びる板状に形成されている。
空調ケーシング42内の突出板50の上方には、隔壁56が設けられている。隔壁56は、空調ケーシング42の上壁部のエバポレータ40よりも後側の部位から後方へ向けて延びている。隔壁56は、その後側寄りの部位が最も下に位置するように下方へ折れ曲がった形状となっている。
空調ケーシング42内の隔壁56よりも上側の部分が上記エアミックス空間R3である。隔壁56の前側には、エバポレータ配設通路R1に連通する冷風吹出口58が形成されている。この冷風吹出口58は、上流側開口部53と略同じ形状とされている。隔壁56の冷風吹出口58よりも後側には、温風吹出口60が形成されている。この温風吹出口60の前後方向の寸法は、冷風吹出口58の同方向の寸法よりも短く設定されており、温風吹出口60の方が開口面積が小さくなっている。
空調ケーシング42内の突出板50と隔壁56との間には、上記エアミックスダンパ44が配設されている。
エアミックスダンパ44は、回動軸62と、回動軸62の外周面から径方向に延びる板状の主ダンパ部63及び補助ダンパ部64とを有する、いわゆるバタフライダンパである。回動軸62と主ダンパ部63及び補助ダンパ部64とは、樹脂材の一体成形品である。回動軸62は、左右方向に延びており、冷風吹出口58と温風吹出口60との間に位置付けられている。回動軸62の右端部は空調ケーシング42の右側壁に回動可能に支持され、左端部は左側壁に回動可能に支持されている。回動軸62の右端部は、空調ケーシング42の外方へ突出している。空調ケーシング42の右側壁には、エアミックスダンパ44を回動させるためのエアミックス用アクチュエータ(図示せず)が設けられている。エアミックス用アクチュエータの出力軸は、回動軸62の右端部に連結されており、エアミックス用アクチュエータの動作によってエアミックスダンパ44が回動するようになっている。
主ダンパ部63は、冷風吹出口58や上流側開口部53を閉塞可能な略矩形状とされており、エアミックスダンパ44が空調ケーシング42に取り付けられた状態で前方へ延びるようになっている。
補助ダンパ部64は、主ダンパ部63よりも小さく、温風吹出口60を閉塞可能な略矩形状とされており、エアミックスダンパ44が空調ケーシング42に取り付けられた状態で後方へ延びるようになっている。つまり、主ダンパ部63と補助ダンパ部64とのなす角度は略180゜である。
図2に実線で示すように、主ダンパ部63が下方へ移動するようにエアミックスダンパ44が回動すると、ヒータコア配設通路R2の上流側である上流側開口部53が主ダンパ部63によって閉塞され、かつ、ヒータコア配設通路R2下流側である温風吹出口60が補助ダンパ部64によって閉塞される。この状態では、冷風のみがエアミックス空間R3に流入することになり、いわゆるフルコールドモードとなる。
一方、図2に仮想線で示すように、主ダンパ部63が上方へ移動するようにエアミックスダンパ44が回動すると、主ダンパ部63によって冷風吹出口58が閉塞され、また、温風吹出口60が開放される。この状態では、温風のみがエアミックス空間R3に流入することになる。
このように、エアミックスダンパ44の回動角度によって上流側開口部53、冷風吹出口58及び温風吹出口60の開度が変更される。これにより、エアミックス空間R3に流入する冷風量及び温風量が変更されてエアミックス空間R3で生成される空調風の温度が変化する。
尚、上流側開口部53及び温風吹出口60の2つだけを開閉するダンパを設けてもよいし、冷風吹出口58のみを開閉するダンパを設けてもよい。
空調ケーシング42の上部には、デフロスタダクト部69が形成されている。デフロスタダクト部69は、エアミックス空間R3の上部に連通し、上方へ延びており、上記デフロスタ吹出通路R4を形成するためのものである。上記デフロスタダンパ45は、デフロスタ吹出通路R4の上流端に配設されている。このデフロスタダンパ45は、エアミックスダンパ44と同様なバタフライダンパであり、左右方向に延びる回動軸70と、一対の板状ダンパ部71,71とを備えている。このデフロスタダンパ45によりデフロスタ吹出通路R4の上流端が開閉されるようになっている。また、デフロスタダクト部69の下
流端は、インストルメントパネルPの前端に形成されているデフロスタ口(図示せず)に接続されている。
空調ケーシング42の後側上部には、ベントダクト部73が形成されている。ベントダクト部73は、エアミックス空間R3の前部に連通し、前方へ延びており、上記ベント吹出通路R5を形成するためのものである。
上記ベントダンパ46は、ベント吹出通路R5の上流端に配設されている。各ベントダンパ46は、左右方向に延びる回動軸74と、一対の板状ダンパ部75,75とを備えたバタフライダンパである。
空調ケーシング42の前側には、ヒートダクト部77が形成されている。このヒートダクト部77は、上記ヒート吹出通路R6を形成するためのものである。ヒートダクト部77の内部のヒート吹出通路R6は、エアミックス空間R3に連通している。ヒートダクト部77の上流端は、空調ケーシング42の上下方向中央部近傍に位置している。ヒートダクト部77は、空調ケーシング42の上下方向中央部近傍から下方へ真っ直ぐに延び、下流端は、空調ケーシング42の下端部近傍に位置している。
ヒートダクト部77の上流側の右側壁には、運転席側フロントヒート開口部77aが形成されている。また、図3や図4に示すように、ヒートダクト部77の上流側の左側壁には、助手席側フロントヒート開口部77bが形成されている。運転席側及び助手席側フロントヒート開口部77a,77bには、図示しないが、フロントヒートダクトがそれぞれ接続されている。運転席側のフロントヒートダクトは運転席S1の乗員の足下近傍まで延びており、助手席S1側のフロントヒートダクトは、助手席S1の乗員の足下近傍まで延びている。ヒートダクト部77内の空調風は、フロントヒートダクトによって運転席側及び助手席S1側の足下近傍へそれぞれ導かれる。
ヒートダクト部77の下流端には、図1に示すように、左側リヤヒートダクト81及び右側リヤヒートダクト82が接続されている。右側リヤヒートダクト82は、車両のフロアパネルF上の右側を後席S3へ向けて延び、運転席S1の下方で後席S3へ向けて開口している。また、左側リヤヒートダクト81は、車両のフロアパネルF上の左側を後席S3へ向けて延び、助手席S1の下方で後席S3へ向けて開口している。ヒートダクト部77内の空調風は、左右のリヤヒートダクト81,82によって後席S3の右側及び左側の足下近傍へそれぞれ導かれる。左右のリヤヒートダクト81,82は、空調装置1を構成する部材である。
図2に示すように、空調ケーシング42のヒートダクト部77の前側には、後席ダクト部84が形成されている。後席ダクト部84の上流端は、ヒートダクト部77の上流端と略同じ高さに位置している。後席ダクト部84は、ヒートダクト部77に沿って下方へ延び、下流端は、ヒートダクト部77の下流端と同じ高さに位置している。
上記ヒートダンパ47は、ヒート吹出通路R6の上流端に配設されている。このヒートダンパ47は、左右方向に延びる回動軸86と、板状ダンパ部87とを備えている。このヒートダンパ47によりヒート吹出通路R6の上流端が開閉されるようになっている。
ヒートダンパ47は、ヒート吹出通路R6の上流端を開く位置にあるとき(図2に仮想線で示す)と、閉じる位置にあるとき(図2に実線で示す)の両方で、後席ダクト部84の上流端を閉塞しないように形成されている。従って、空調装置1の作動中、後席ダクト部84には常に空調風が流入することになる。
図1に示すように、後席ダクト部84の下流端には、後席ベントダクト90が接続されている。後席ベントダクト90は、車両のフロアパネルF上を後席S3へ向けて延びている。後席ベントダクト90の下流側は、上方へ屈曲しており、下流端は、後席S3の足下よりも上方へ向けて開口している。後席ベントダクト90の下流端には、該後席ベントダクト90の通路を開閉するための開閉機構91が設けられている。この開閉機構91は、後席S3の乗員が直接操作できるようになっている。また、開閉機構91には、風向調整用の可動フィンが設けられている。後席ベントダクト90は、空調装置1を構成する部材である。
上記空調ユニット3のデフロスタダンパ45、ベントダンパ46及びヒートダンパ47は、周知のリンク機構(図示せず)を介して吹出方向切替用アクチュエータ(図示せず)により駆動され、下記の各吹出モードに切り替えられる。吹出方向切替用アクチュエータは、制御装置5によって制御される。
図4に示すように、冷媒配管40a,40a及びヒータ配管41a,41aは、空調装置1に設けられたブラケット120によって保持されている。ブラケット120は、略上下方向に延びる板状をなしており、このブラケット120の前面には、シール材(図示せず)が貼り付けられている。このシール材は、車両のダッシュパネル(図示せず)の開口部周縁に接して該開口部周縁をシールするためのものである。
ブラケット120は、左右方向の略中央部において分割されている。ブラケット120は、空調ケーシング42に設けられてブラケット120の右側を構成する固定ブラケット部121と、ブラケット120の左側を構成する着脱ブラケット部122とを備えている。
固定ブラケット部121の分割面の上側は、膨張弁装置40bを保持するように凹状に形成されている。固定ブラケット部121の分割面の下側は、ヒータ配管41a,41aをそれぞれ保持するように凹状に形成されている。
一方、着脱ブラケット部122の分割面の上側は、膨張弁装置40bを保持するように凹状に形成されている。着脱ブラケット部122の分割面の下側は、ヒータ配管41a,41aをそれぞれ保持するように凹状に形成されている。
着脱ブラケット部122は、固定ブラケット部121に対しビス等を用いて着脱可能に固定されている。着脱ブラケット部122を固定ブラケット部121に固定した状態で、膨張弁装置40bとヒータ配管41a,41aが左右から挟持される。
次に、エバポレータ40を空調ケーシング42に組み付ける場合について説明する。まず、空調ケーシング42の左側部材42aと右側部材42bとを一体化する。また、エバポレータ40に冷媒配管40a,40を組み付けておく。
そして、エバポレータ40を空調ケーシング42のエバポレータ挿入口49からエバポレータ配設通路R1へ挿入する。すなわち、エバポレータ40を、空気通過面が略上下方向に延びる姿勢として、空調ケーシング42の上方に位置付けた後、図6に示すように、エバポレータ40の下側からエバポレータ挿入口49に挿入していく。このとき、エバポレータ保持部48がエバポレータ挿入口49から見えるのでエバポレータ40の下部をエバポレータ保持部48の近傍へ容易に到達させることができる。また、挿入時のエバポレータ40は、上側が下側に比べて空調ケーシング42の前方に位置するように若干、傾けておく。エバポレータ40を傾けたまま下方へ移動させていくと、エバポレータ挿入口49の下方にエバポレータ保持部48が位置しているので、図7に示すように、エバポレータ40の下側をエバポレータ保持部48に容易に当てることができる。
エバポレータ40の下側をエバポレータ保持部48に当てた後、図2に示すように、エバポレータ40の上側を空調ケーシング42の後側へ向けて押してエバポレータ40を空気通過面が上下方向に延びる姿勢とする。これにより、エバポレータ40の下側がエバポレータ保持部48に保持されるとともに、エバポレータ40の上側が支持部57に前側から当たって支持される。また、図4に示すように、冷媒配管40a,40aのブロック形状部40cが切欠部42cを通って嵌入部42dに嵌入する。
次いで、図5に示すように、蓋部材65を空調ケーシング42に取り付けてエバポレータ挿入口49を閉塞するとともに、蓋部材65の縦板部65bにより切欠部42cを覆う。
上記のように構成された空調装置1を作動させて空調用空気を冷却すると、エバポレータ40の表面には凝縮水が発生する。凝縮水は、エバポレータ40の下側へ流れていくので、空調ケーシング42の上壁部におけるエバポレータ挿入口49の周縁部には凝縮水が達し難く、蓋部材65とエバポレータ挿入口49の周縁部との間に水漏れ防止用のシール材を設けることなく、凝縮水の漏れを抑制できる。尚、蓋部材65とエバポレータ挿入口49の周縁部との間には、空調用空気の漏れを減少させるためのシール材(例えば発泡ウレタン等)を設けるようにしてもよい。このようなシール材は、水漏れ防止用のシール材に比べて安価である。
また、蓋部材65には、冷媒配管40a,40aのブロック形状部40cの外面形状に沿うシール板部65gを設けているので、空調ケーシング42内の空調用空気がブロック形状部40cの周囲から漏れにくくなる。
したがって、この実施形態にかかる空調装置1によれば、空調ケーシング42の上壁部にエバポレータ挿入口49を形成し、このエバポレータ挿入口49を蓋部材65で閉塞するようにしたので、蓋部材65とエバポレータ挿入口49の周縁部との間に水漏れ防止用のシール材を設けることなく、エバポレータ挿入口49からの凝縮水の漏れを抑制できる。これにより、空調装置1のコストを低減することができる。
また、空調ケーシング42における冷媒配管40a,40の貫通部位から空調用空気が漏れるのを蓋部材65のシール板部65gを利用して抑制することできるので、空調用空気が漏れるのを抑制する構造を蓋部材65とは別に設けて組み付ける場合に比べて、低コスト化を図ることができる。
また、エバポレータ40の下側を保持するエバポレータ保持部48の上方にエバポレータ挿入口49が位置しているので、エバポレータ40の組み付け作業性を向上させることができる。
尚、図8及び図9に示す変形例1のように、蓋部材65に冷媒配管40a,40aを覆うカバー部80を設けてもよい。カバー部80は、蓋部材65の左側に連なっており、蓋部材65と一体成形されている。カバー部80は、冷媒配管40a,40aの前側を覆う前板部80aと、前板部80aの左縁部から後方へ延びて冷媒配管40a,40aの左側を覆う左板部80bと、前板部80a及び左板部80bの上縁部から後方へ延びて冷媒配管40a,40aの上側を覆う上板部80cとを有している。このように冷媒配管40a,40aを覆うことで、冷媒配管40a,40aの結露を抑制できるとともに、冷媒の流通音が乗員に届き難くすることができる。
また、図10及び図11に示す変形例2のように、蓋部材65に冷媒配管40a,40aを保持する配管保持部(給排管保持部)83を設けてもよい。配管保持部83は、カバー部80の下端部から下方へ突出する板状に形成されており、ブラケット120の上側部分を構成する形状とされている。配管保持部83の下側には、膨張弁装置40bが嵌る切欠部83aが下方に開放するように形成されている。従って、蓋部材65を空調ケーシング42の上方から下方へ移動させてエバポレータ挿入口49を閉塞すると同時に配管保持部83の切欠部83a内に膨張弁装置40bが入り込み、膨張弁装置40bが配管保持部83aにより保持される。これにより、蓋部材65を利用して冷媒配管40a,40aの位置ずれを防止できる。
この変形例2において、カバー部80を省略して配管保持部83を蓋部材65の本体部65aや縦板部65bから延びるように形成してもよい。
また、蓋部材65は締結部材によって空調ケーシング42に締結するようにしてもよい。
また、蓋部材65は空調ケーシング42に対し薄肉ヒンジを介して取り付けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、エバポレータ40を空気通過面が略鉛直に延びるように配置しているが、これに限らず、エバポレータ40は、空気通過面が傾斜するように配置してもよい。また、ヒータコア41は、空気通過面が略鉛直に延びるように配置してもよい。
また、エアミックスダンパ44、デフロスタダンパ45、ベントダンパ46及びヒートダンパ47をアクチュエータで駆動することなく、乗員による手動操作とするようにしてもよい。この場合、図示しないが、操作レバーを車室内に設け、ダンパ44〜47の支軸に連結されたリンクと上記操作レバーとをワイヤーで連結し、ワイヤーのプッシュ−プル動作によりダンパ44〜47を作動させることが可能である。
また、上記実施形態では、空調装置1が送風ユニット2と空調ユニット3とに分割されているセミセンタタイプに本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、送風用ファン、エバポレータ40及びヒータコア41を1つのケーシングに収容したフルセンタタイプにも本発明を適用することができる。
以上説明したように、本発明にかかる空調装置は、冷却用熱交換器をケーシングに収容するようにした空調装置に適用することができる。
1 車両用空調装置
40 エバポレータ(冷却用熱交換器)
40a 冷媒配管(給排管)
42 空調ケーシング
48 エバポレータ保持部(熱交換器保持部)
49 エバポレータ挿入口
65 蓋部材
65g シール板部(シール部)
80 カバー部
83 配管保持部(給排管保持部)

Claims (4)

  1. 冷却用熱交換器と、
    上記冷却用熱交換器を収容するケーシングとを備え、
    上記ケーシング内に導入された空調用空気を、上記冷却用熱交換器を通過させて車室の各部に供給するように構成された車両用空調装置において、
    上記ケーシングは、底壁部と、底壁部の外縁から上方に延びる側壁部と、側壁部の上端から上記冷却用熱交換器の上方を覆うように延びる上壁部とを備え、
    上記ケーシング内の底壁部には、上記冷却用熱交換器の下側を空気通過方向両側から保持するケーシング側熱交換器保持部が設けられ、
    上記上壁部には、上記冷却用熱交換器を上記ケーシング内に挿入するための挿入口が、上記ケーシング側熱交換器保持部の上方に位置するように形成されるとともに、該挿入口を閉塞するための蓋部材が取り付けられ、
    上記挿入口の縁部近傍には、上記冷却用熱交換器の上側を、空気通過方向一側から支持するための支持部が上記ケーシング内に位置するように設けられ、
    上記蓋部材は、上記冷却用熱交換器の上側の空気通過方向他側から保持するように形成された蓋部材側熱交換器保持部を備え、
    上記冷却用熱交換器の上側は、上記支持部と上記蓋部材側熱交換器保持部とによって空気通過方向両側から保持されることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 請求項1に記載の車両用空調装置において、
    冷却用熱交換器は、その空気通過面の一側が他側よりも上方に位置するようにケーシングに収容され、
    上記冷却用熱交換器における一側には、熱交換媒体を給排するための給排管が接続され、該給排管は上記ケーシングを外方へ貫通するように形成され、
    蓋部材には、上記ケーシングにおける給排管の貫通部位から空調用空気が漏れるのを抑制するシール部が該給排管の周囲を覆うように、一体に設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用空調装置において、
    蓋部材には、冷却用熱交換器に熱交換媒体を給排するための給排管を覆うカバー部が設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、
    蓋部材には、冷却用熱交換器に熱交換媒体を給排するための給排管を保持する給排管保持部が設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
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