JP6357321B2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハウジング内に形成される送風路に2つの加熱手段を直列に備える自動車用空調装置に関する。
ヒートポンプ方式の自動車用空調装置は、エンジン駆動の自動車、電気自動車、ハイブリッド車のいずれにも用いることができ、ハウジング内に形成される送風路に冷房用熱交換器(エバポレータ)と暖房用熱交換器(コンデンサ)とを備えている。
しかし、ヒートポンプ方式の自動車用空調装置は、暖房運転時にコンデンサを加熱手段として用いることから、極低温のときに暖房性能に劣ることがある。このため、補助の加熱手段として、エンジン駆動の自動車の場合は、エンジン冷却水を熱媒体とする熱交換器であるヒータコア、電気自動車の場合は、電気ヒータを併用するのが望ましい。
しかし、暖房用の加熱手段を2つにすると、その分、空調装置が大型化するので、これらをできるだけ近接させて配置する必要がある。
尚、加熱手段の取付方法としては、特許文献1に記載されているように、ハウジングの外面に形成される着脱口からヒータコアなどの加熱手段を挿入して取付ける方法が一般的である。
特開2002−219929号公報
しかしながら、2つの加熱手段を直列に互いに近接させて配置する場合に、ハウジングの外面に並べて2つの着脱口を形成し、同じ面に同じ方向から挿入する方式とすると、2つの加熱手段のフランジ部の干渉を避けるべく、離して配置する必要がある。従って、その分、空調装置の送風路方向(車両前後方向)の長さが長くなり、空調装置の大型化を招く。
また、補助の加熱手段として電気ヒータを用いる場合、電気ヒータは、一般に、ハウジング内に収納されるヒータエレメント部と、ハウジング外に張り出す制御ユニット部とを含んで構成され、制御ユニット部はヒータエレメント部に比べ送風路方向に大きい。従って、制御ユニット部がもう1つの加熱手段と干渉するため、離して配置する必要があり、この場合も空調装置の大型化を招く。
本発明は、このような実状に鑑み、2つの加熱手段を直列に互いに近接させて配置することができるようにした自動車用空調装置を提供することを課題とする。
本発明に係る自動車用空調装置では、ハウジング内に形成される送風路に冷房用熱交換器と暖房用の2つの加熱手段を直列に備え、これら2つの加熱手段が、前記ハウジングの外面に形成される2つの着脱口のそれぞれから挿入されて取付けられる。前記冷房用熱交換器は、ヒートポンプサイクルのエバポレータであって、前記2つの加熱手段の上流側に配置され、前記2つの加熱手段は、直列に互いに近接させて配置される。そして、前記2つの着脱口のうち、一方は前記ハウジングの下面に、他方は前記ハウジングの側面に形成され、前記2つの加熱手段のうち、一方は前記ハウジングの下方から、他方は前記ハウジングの側方から挿入されて取付けられる。
本発明によれば、2つの加熱手段をハウジングに対し異なる方向から挿入して取付ける構成とすることにより、両者のハウジング外の部位が互いに干渉するのを回避できる。従って、その分、2つの加熱手段を送風路方向(車両前後方向)に近接させることができ、空調装置の大型化を抑制できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態として示すヒータコア仕様の空調装置の概略構成図 PTCヒータ仕様の空調装置の概略構成図 ヒータコア仕様の空調装置の側面図 PTCヒータ仕様の空調装置の側面図 ヒータコア仕様の空調装置の断面図 PTCヒータ仕様の空調装置の断面図 ヒータコア仕様の空調装置の組立方法を示す斜視図 PTCヒータ仕様の空調装置の組立方法を示す斜視図 PTCヒータ取付用フレームの斜視図 同上フレームの正面図 同上フレームの平面図 本発明の他の実施形態として示すPTCヒータ仕様の空調装置の断面図 冷房運転時のヒートポンプサイクルの概略図 暖房運転時のヒートポンプサイクルの概略図
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
自動車用空調装置は、自動車(エンジン駆動の自動車、電気自動車、ハイブリッド車を含む)の車室内に配設され、車室内空気(内気)又は車室外空気(外気)を取込んで温調し、それを車室内に吹き出すHVAC(Heating Ventilation and Air Conditioning)ユニット1(図1〜図6)と、車室外に配設され、フロン系冷媒を介してHVACユニット1との熱交換を行うヒートポンプサイクル20(図13、図14)と、から構成される。
図1及び図2はHVACユニット1の概略図であり、図1はヒータコア仕様、図2はPTCヒータ仕様である。図3及び図4はHVACユニット1の側面図であり、図3はヒータコア仕様、図4はPTCヒータ仕様である。図5及び図6はHVACユニット1の断面図であり、図5はヒータコア仕様、図6はPTCヒータ仕様である。
尚、本実施形態では、暖房用の加熱手段として、ヒートポンプサイクルのコンデンサ13を用い、更に、補助の加熱手段として、ヒータコア14又はPTCヒータ15を用いている。それ故、補助の加熱手段として、ヒータコア14を用いるものを「ヒータコア仕様」、PTCヒータ15を用いるものを「PTCヒータ仕様」と称している。
主に図1及び図2を参照しつつ、HVACユニット1の構成について説明する。
HVACユニット1は、ハウジング2により、その内部に送風路3を形成してなる。
送風路3の入口側には、内気取込み口4及び外気取込み口5と、これらの取込み口4、5を選択的に切換える内外気切換ドア6と、フィルタ7と、取込み口4、5から空気(内気又は外気)を取込んで送風路3へ送風するブロア8と、が設けられる。
送風路3のブロア8下流側には、ヒートポンプサイクルの冷房用熱交換器であるエバポレータ9が設けられる。
送風路3のエバポレータ9下流側は、仕切壁10により、暖房用熱交換通路11と、バイパス通路12とに分けられている。
暖房用熱交換通路11には、加熱手段として、ヒートポンプサイクルの暖房用熱交換器であるコンデンサ13と、ヒータコア14又はPTCヒータ15とが直列に設けられる。詳しくは、ヒータコア14又はPTCヒータ15が上流側に設けられ、コンデンサ13が下流側に設けられる。
従って、バイパス通路12は2つの加熱手段(コンデンサ13と、ヒータコア14又はPTCヒータ15)をバイパスしている。
ヒータコア14は、エンジン駆動の自動車の場合に適した補助の加熱手段であり、エンジン冷却水(エンジンを冷却して受熱したエンジン冷却水)を熱媒体として空気を加熱する。
PTCヒータ15は、電気自動車の場合に適した補助の加熱手段であり、電気的に加熱されたヒータエレメントの中を空気を通過させることで、空気を加熱する。電気ヒータとして、特にPTCヒータを用いることで、温度制御が容易となる。
暖房用熱交換通路11及びバイパス通路12の入口側には、エアミックスドア16が設けられる。
エアミックスドア16は、暖房用熱交換通路11(2つの加熱手段)への空気の流れを制御するもので、冷房運転時には暖房用熱交換通路11への空気の通流を遮断する機能を有している。
送風路3の出口側には、温調された空気を適宜の方向に吹き出すべく、デフ吹出し口17、フェース吹出し口18、及び、フット吹出し口19が設けられ、これらはそれぞれのドアにより開閉される。
尚、運転席側と助手席側とで独立に温度調整が可能な左右独立温調仕様の空調装置の場合は、図1〜図6の紙面と垂直な方向で、手前側と奥側とに、左右独立の送風路3、3が形成されている。
そして、冷房用熱交換器9、暖房用熱交換器13、14(又は15)は左右独立の送風路3、3に跨がって設けられている。
そして、エアミックスドア16は左右独立の送風路3、3に別々に設けられ、各エアミックスドア16を別々に開度調整することで、左右独立した温度調整が可能となる。
フェース吹出し口18及びフット吹出し口19が左右独立に設けられることは言うまでもない。
次にヒートポンプサイクル20の構成について、図13及び図14により説明する。図13及び図14はヒートポンプサイクル20の概略図であり、図13は冷房運転時、図14は暖房運転時の状態を示している。
ヒートポンプサイクル20は、フロン系冷媒を循環させるもので、上記のエバポレータ(冷房用熱交換器)9及びコンデンサ(暖房用熱交換器)13を含んで構成される。
ヒートポンプサイクル20は、上記のエバポレータ(冷房用熱交換器)9と、エバポレータ9の出口側配管が接続されるコンプレッサ(圧縮機)21と、コンプレッサ21の出口側配管が接続されるコンデンサ(暖房用熱交換器)13と、コンデンサ13の出口側配管が接続される膨張弁等の減圧手段22と、減圧手段22の出口側配管が接続される車室外熱交換器23と、車室外熱交換器23の出口側配管が接続される膨張弁等の減圧手段24と、を含んで構成され、減圧手段24の出口側配管はエバポレータ9に接続されている。
車室外熱交換器23は、車室外、具体的には車両前面に配置され、ファン29による送風又は車両の走行風を受けて外気と熱交換する。
減圧手段22に対しては、バイパス配管25が設けられる。ここにおいて、バイパス配管25に設けた開閉弁26などの制御の下、冷房運転時には冷媒がバイパス配管25を流れ、暖房運転時には冷媒が減圧手段22を流れるように構成されている。
また、減圧手段24及びエバポレータ(冷房用熱交換器)9に対し、これらをバイパスするバイパス配管27が設けられる。ここにおいて、バイパス配管27に設けた開閉弁28などの制御の下、冷房運転時には冷媒が減圧手段24及びエバポレータ9へ流れ、暖房運転時には冷媒がバイパス配管27を流れるように構成されている。
尚、上記流れの制御のため、開閉弁26、28の他、一方向弁等が適宜設けられるが、ここでは省略した。
次に上記のヒートポンプサイクル20の動作について、冷房運転時と暖房運転時とに分けて説明する。
冷房運転時には、図13に示すように、バイパス配管25の開閉弁26が開き、バイパス配管27の開閉弁28が閉じ、冷媒は図13の矢印に示すように循環する。
ヒートポンプサイクル20では、先ずコンプレッサ21にて圧縮された高温高圧のガス冷媒がコンデンサ(暖房用熱交換器)13に流入するが、冷房運転時にはエアミックスドア16の閉鎖により、空気との熱交換は行われず、コンデンサ13をそのまま通過する。従って、コンプレッサ21にて圧縮された高温高圧のガス冷媒は、そのまま、バイパス配管25を通り、冷房運転時にコンデンサとして機能する車室外熱交換器23に流入する。従って、高温高圧のガス冷媒は、車室外熱交換器23にて外気に放熱し、凝縮液化される。
尚、冷房運転時に冷媒をコンデンサ(暖房用熱交換器)13をバイパスさせる方式と比較すると、バイパスのための配管及び弁を省略でき、コスト低減を図ることができる。
車室外熱交換器23にて凝縮された冷媒は、膨張弁等の減圧手段24で断熱膨張し、減圧された後、気液二相冷媒となって、エバポレータ(冷房用熱交換器)9に流入する。エバポレータ9に流入した冷媒は、空気との熱交換により加熱されて蒸発ガス化される。このとき、エバポレータ9にて冷却された空気は、適宜の吹出し口から吹き出されて、車室内の冷房に供される。
エバポレータ9を経た冷媒はコンプレッサ21に吸入され、再び圧縮される。
暖房運転時には、図14に示すように、バイパス配管25の開閉弁26が閉じ、バイパス配管27の開閉弁28が開いて、冷媒は図14の矢印に示すように循環する。
ヒートポンプサイクル20では、先ずコンプレッサ21にて圧縮された高温高圧のガス冷媒がコンデンサ(暖房用熱交換器)13に流入し、空気との熱交換により冷却されて凝縮液化される。このとき、空気はコンデンサ13にて加熱され、適宜の吹出し口から吹き出されて、車室内の暖房に供される。
コンデンサ13にて凝縮された冷媒は、膨張弁等の減圧手段22で断熱膨張し、減圧された後、気液二相冷媒となって、暖房運転時にエバポレータとして機能する車室外熱交換器23に流入する。この気液二相冷媒は、車室外熱交換器23にて、ファン29による送風又は車両の走行風により外気から吸熱して、蒸発ガス化した後、バイパス配管27を通って、コンプレッサ21に吸入され、再び圧縮される。
上記のようなヒートポンプサイクル20を利用した空調装置では、暖房運転時にコンデンサ13を加熱手段として用いることから、極低温のときに暖房性能に劣ることがある。このため、補助の加熱手段として、エンジン駆動の自動車の場合は、ヒータコア14、電気自動車の場合は、PTCヒータ15を併用する。
しかし、暖房用の加熱手段をコンデンサ13とヒータコア14又はPTCヒータ15との2つにすると、その分、空調装置が大型化するので、これらをできるだけ近接させて配置する必要がある。
そこで、本実施形態では、2つの加熱手段13、14(又は15)を次のように取付ける。
図7及び図8はHVACユニット1の組立方法を示す斜視図であり、図7はヒータコア仕様、図8はPTCヒータ仕様の場合である。
2つの加熱手段13、14(又は15)は、ハウジング2の外面に形成される2つの着脱口31、32のそれぞれから挿入されて取付けられる。
そして、前記2つの着脱口31、32は、ハウジング2の互いに異なる面に形成される。従って、前記2つの加熱手段13、14(又は15)は、ハウジング2に対し互いに異なる方向から挿入されて取付けられる。
より具体的には、ハウジング2の下面にコンデンサ13用の着脱口31が形成され、コンデンサ13はハウジング2に対し下方から挿入されて取付けられる。
また、ハウジング2の側面にヒータコア14(又はPTCヒータ15)用の着脱口32が形成され、ヒータコア14(又はPTCヒータ15)はハウジング2に対し側方から挿入されて取付けられる。
上記のように、2つの加熱手段13、14(又は15)をハウジング2に対し異なる方向から挿入して取付ける構成とすることにより、両者のハウジング2外の部位が互いに干渉するのを回避できる。
すなわち、挿入型の加熱手段13、14(又は15)は、着脱口31、32の開口部周縁部に係止されてシール部となるフランジ部を有する。着脱口31、32からの空気の漏れを防止するためである。従って、同じ面に同じ方向から挿入する方式とすると、2つの加熱手段のフランジ部の干渉を避けるべく、離して配置する必要がある。
この点、異なる面に異なる方向から挿入することで、互いのフランジ部の干渉を防止でき、より近接させて配置することが可能となる。
また、補助の加熱手段として電気ヒータ(PTCヒータ)15を用いる場合、電気ヒータ15は、一般に、ハウジング2内に収納されるヒータエレメント部15aと、ハウジング2外に張り出す制御ユニット部15bとを含んで構成され、制御ユニット部15bはヒータエレメント部15aに比べ送風路方向に大きい。従って、同じ面に同じ方向から挿入する方式とすると、制御ユニット部15bがもう1つの加熱手段(コンデンサ)13と干渉するため、離して配置する必要がある。
この点、異なる面に異なる方向から挿入することで、制御ユニット部15bの干渉を防止でき、より近接させて配置することが可能となる。
本実施形態によれば、2つの加熱手段を送風路方向(車両前後方向)に近接させることができ、HVACユニット1の大型化を抑制できるという効果を奏する。
尚、2つの加熱手段を互いに反対側の側方から挿入して取付けることも可能であるが、反対側には各種ドアの操作用のリンク機構があり、これと干渉するので、下方と側方とから挿入する方式とするのがよい。
また、上記のようなヒートポンプ方式の自動車用空調装置では、補助の加熱手段として、エンジン駆動の自動車の場合は、ヒータコア14、電気自動車の場合は、PTCヒータ15を併用する。
しかし、ヒータコア14とPTCヒータ15とでは形状やサイズが異なるため、ハウジング2の共通化には工夫を必要とする。
そこで、本実施形態では、次のようにして、ヒータコア14とPTCヒータ15との選択的取付けを可能とする。
ヒータコア14とPTCヒータ15とでは、ハウジング2内へ収納する部位の比較で、ヒータコア14の方が大きく、PTCヒータ15の方が小さい。
着脱口32は、ヒータコア14又はPTCヒータ15を選択的に取付けるものであるが、サイズの大きいヒータコア14に合わせて形成される。
従って、ヒータコア14を取付ける場合は、図7に示されているように、ヒータコア14は、そのまま、着脱口32から挿入されて取付けられる。
これに対し、サイズの小さいPTCヒータ15を取付ける場合は、次のようにする。
図8に示されているように、PTCヒータ15(ヒータエレメント部15a)は、着脱口32に合わせた外径寸法のフレーム33内に収納されて、このフレーム33を介して取付けられる。
尚、フレーム33は耐熱性を有する樹脂によりチャンネル状(コ字状)に形成されている。フレーム33は、また、後述するように保持部34に温度センサ35を保持させた状態で、挿入される。
このようにすることで、ヒータコア14とPTCヒータ15とのように、タイプの異なる2種類の加熱手段を共通のハウジング2に取付けることが可能となり、部品共通化によるコスト低減を図ることができる。
PTCヒータ15を取付ける場合に使用するフレーム33は、更に、次のような形態とすることが可能である。
図9はフレーム33の斜視図、図10はフレーム33の正面図、図11はフレーム33の平面図である。
フレーム33には、温度センサの保持部34を一体的に設けてある。これにより、1〜複数の温度センサ(サーミスタ)35の取付けが容易となる。
温度センサ35は、PTCヒータ15の温度制御に用いられる。すなわち、PTCヒータ15(あるいは空気)の温度を設定温度に制御するために、PTCヒータ15(あるいは空気)の実際の温度を検出するために用いられる。
温度センサ35は、また、ハウジング2の保護のために用いられる。すなわち、樹脂製のハウジング2が所定の上限温度を超えた場合にPTCヒータ15への通電を禁止するため、ハウジング2の実際の温度を検出するために用いられる。
尚、PTCヒータ15の温度とハウジング2の温度とを単一のセンサで平均的に検出してもよいし、別々のセンサで個別に検出してもよい。更に、PTCヒータ15の温度を複数のセンサで検出したり、ハウジング2の温度を複数のセンサで検出したりしてもよい。
図12は本発明の他の実施形態として示すPTCヒータ仕様のHVACユニット1の断面図である。
本実施形態では、フレーム33は、送風路方向の出口側の内面に、後段のコンデンサ13に向かって拡径する傾斜案内部36を有している。
このような傾斜案内部36を設けることで、小サイズのPTCヒータ15から大サイズのコンデンサ13への空気の流れをスムーズにすることができる。
本実施形態では、フレームの送風路方向の出口側の内面に傾斜案内部を設けたが、フレームの送風路方向の入口側の内面に傾斜案内部を設けてもよい。この場合は、ヒータエレメント部15aに向かって縮径する傾斜案内部とする。
尚、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 HVACユニット
2 ハウジング
3 送風路
4 内気取込み口
5 外気取込み口
6 内外気切換ドア
7 フィルタ
8 ブロワ
9 エバポレータ(ヒートポンプサイクルの冷房用熱交換器)
10 仕切壁
11 暖房用熱交換通路
12 バイパス通路
13 コンデンサ(ヒートポンプサイクルの暖房用熱交換器)
14 ヒータコア
15 PTCヒータ
15a ヒータエレメント部
15b 制御ユニット部
16 エアミックスドア
17 デフ吹出し口
18 フェース吹出し口
19 フット吹出し口
20 ヒートポンプサイクル
21 コンプレッサ
22 減圧手段
23 車室外熱交換器
24 減圧手段
25 バイパス配管
26 開閉弁
27 バイパス配管
28 開閉弁
29 ファン
31、32 着脱口
33 フレーム
34 温度センサ保持部
35 温度センサ
36 傾斜案内部

Claims (4)

  1. ハウジング内に形成される送風路に冷房用熱交換器と暖房用の2つの加熱手段を直列に備え、
    これら2つの加熱手段が、前記ハウジングの外面に形成される2つの着脱口のそれぞれから挿入されて取付けられる、自動車用空調装置であって、
    前記冷房用熱交換器は、ヒートポンプサイクルのエバポレータであって、前記2つの加熱手段の上流側に配置され、
    前記2つの加熱手段は、直列に互いに近接させて配置され、
    前記2つの着脱口のうち、一方は前記ハウジングの下面に、他方は前記ハウジングの側面に形成され、
    前記2つの加熱手段のうち、一方は前記ハウジングの下方から、他方は前記ハウジングの側方から挿入されて取付けられることを特徴とする、自動車用空調装置。
  2. 前記2つの加熱手段のうち、一方は、ヒートポンプサイクルのコンデンサであり、他方は、エンジン冷却水を熱媒体とするヒータコアであることを特徴とする、請求項1記載の自動車用空調装置。
  3. 前記2つの加熱手段のうち、一方は、ヒートポンプサイクルのコンデンサであり、他方は、電気ヒータであることを特徴とする、請求項1記載の自動車用空調装置。
  4. 前記電気ヒータは、前記ハウジング内に収納されるヒータエレメント部と、前記ハウジング外に張り出す制御ユニット部とを有し、前記制御ユニット部の送風路方向の寸法が、前記ヒータエレメント部の送風路方向の寸法より大きいことを特徴とする、請求項3記載の自動車用空調装置。
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