JP5478199B2 - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

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Description

SOI(Silicon on Insulator)基板を用いた半導体装置の作製方法に関する。
半導体装置の高速化、低消費電力化のために、絶縁膜上に単結晶シリコンを有する基板(SOI基板)が用いられている。SOI基板を用いてN型薄膜トランジスタ(TFT、Thin Film Transistor)およびP型TFTを有する半導体装置が作製されている。
一般にTFTはその構造、用途によって最適なシリコンの配向が異なることが知られている。Nチャネル型TFTには面方位が(100)の単結晶シリコンをチャネルに用いることが好ましく、Pチャネル型TFTには面方位が(110)の単結晶シリコンをチャネルに用いることが好ましい。
特許文献1は、面方位が(100)の単結晶シリコンおよび面方位が(110)の単結晶シリコンを有するSOI基板を開示している。また面方位が(100)の単結晶シリコンをチャネルに用いたNチャネル型TFTおよび面方位が(110)の単結晶シリコンをチャネルに用いたPチャネル型TFTを有する半導体装置の作製方法を開示している。その作製方法を以下に説明する(図1)。
面方位が(110)の単結晶シリコン基板1002の表面に熱酸化膜1001を形成する。熱酸化膜1001と面方位が(100)配向の単結晶シリコン基板1000とを貼り合わせる。貼り合わせは1100℃のアニールを行う(図1(A))。単結晶シリコン基板1002を機械研磨と化学エッチングにより薄くして単結晶シリコン膜1003を形成する。単結晶シリコン膜1003の下面に熱酸化膜1004を形成する。熱酸化膜1004と半導体基板1005とを貼り合わせる(図1(B))。
単結晶シリコン基板1000を研磨、化学エッチングにより、単結晶シリコン膜を形成する。単結晶シリコン膜を島状にしてNチャネル型TFT1013の活性層1006を形成する。熱酸化膜1001を選択的に除去して、Pチャネル型TFT1014の活性層となる単結晶シリコン膜1003を露出させる(図1(C))。
単結晶シリコン膜1003上にゲート絶縁膜1009を形成し、活性層1006上にゲート絶縁膜1010を形成する。ゲート絶縁膜1009上にゲート電極1012を形成し、ゲート絶縁膜1010上にゲート電極1011を形成する。ゲート電極1011をマスクとして用いて、N型の不純物イオンをドープして、N型TFTのソース領域1020およびドレイン領域1008を形成し、ゲート電極1012をマスクとして用いて、P型の不純物イオンをドープして、P型TFTのソース領域1021およびドレイン領域1007を形成する。面方位が(100)の単結晶シリコンをチャネル形成領域1016に用いたNチャネル型TFT1013の一部、および(110)配向の単結晶シリコンをチャネル形成領域1015に用いたPチャネル型TFT1014の一部が形成される(図1(D))。その後、層間絶縁膜形成、コンタクトホール形成、ソース電極およびドレイン電極を形成する。
しかし特許文献1のように、単結晶シリコン基板を機械研磨と化学エッチングにより薄くして単結晶シリコン膜を形成するのでは非常に時間を要する上に、研磨量、エッチング量の制御が難しい。一方、単結晶シリコン基板から単結晶シリコン膜を形成する方法として、研磨や化学エッチングの他に、スマートカット(登録商標)法を用いる方法がある。スマートカット法とは、水素イオンをドープすることによりシリコン基板内に脆化層を形成し、熱処理により脆化層から単結晶シリコン膜をはく離する方法である(例えば特許文献2)。スマートカット法は、水素イオンの加速エネルギーやドーズ量を制御することにより、単結晶シリコン膜の膜厚を制御できる。
特許文献1の作製方法に上記方法を適用してみる(図2)。面方位が(100)の単結晶シリコン基板1100に水素イオン1105をドープして脆化層1110を形成する。脆化層1110は単結晶シリコン基板1100の表面から50nm以上200nm以下の深さに形成されるように水素イオンのエネルギーを調節する。一方、面方位が(110)の単結晶シリコン基板1102にも、水素イオン1105と同量の水素イオン1106をドープして脆化層1111を形成する。脆化層1111は単結晶シリコン基板1102の表面から50nm以上200nm以下の深さに形成されるように水素イオンのエネルギーを調節する(図2(A))。
単結晶シリコン基板1102にCVD法、スパッタ法等により酸化膜1101を形成する(図2(B))。
次に酸化膜1101と(100)配向の単結晶シリコン基板1100とを貼り合わせる(図2(B))。ここでアニールして貼り合わせを行うと、脆化層1110および脆化層1111で単結晶シリコン膜1112および単結晶シリコン膜1113がはく離してしまう(図2(C))。単結晶シリコン膜1112および単結晶シリコン膜1113の厚さはそれぞれ50nm以上200nm以下と薄いため、取り扱いが困難である。
特開平3−285351号公報 特開2000−124092
以上のように特許文献1の作製方法へスマートカット法を適用すると、単結晶シリコン膜の取り扱いが困難になり、歩留まりの向上を図ることができない。そこで面方位が(100)の単結晶シリコン膜および面方位が(110)の単結晶シリコン膜を有するSOI基板を、高い歩留まりで作製する方法を開示する。
第1の単結晶シリコン基板内に第1のイオンをドープして、第1の脆化層を形成する。第2の単結晶シリコン基板内に第2のイオンをドープして選択的に第2の脆化層を形成する。第2のイオンのドーズ量は第1のイオンのドーズ量よりも少なくする。第1のイオンおよび第2のイオンは、それぞれ水素イオン、又は水素イオンとヘリウムイオンである。水素イオンはH、H 又はH を含む。第1の単結晶シリコン基板と第2の単結晶シリコン基板とを貼り合わせた後、第1の加熱処理を行うと、第1の脆化層のみから第1の単結晶シリコン基板の一部をはく離でき、第1の単結晶シリコン膜を形成することができる。第2の単結晶シリコン基板であって、第2の脆化層が形成されていない領域を除去した後、第2の加熱処理を行うと、第2の脆化層から第2の単結晶シリコン基板の一部をはく離でき、第2の単結晶シリコン膜を形成することができる。なお第2の加熱処理の温度は第1の加熱処理の温度よりも高い。第1の単結晶シリコン基板および第2の単結晶シリコン基板のうち、一方が、面方位が(100)の単結晶シリコン基板であり、他方が、面方位が(110)の単結晶シリコン基板である。
本発明の一態様は、第1の単結晶シリコン基板表面に第1の絶縁膜を形成する工程と、第2の単結晶シリコン基板表面に第2の絶縁膜を形成する工程と、第1の絶縁膜を介して第1の単結晶シリコン基板全面に第1のイオンをドープして第1の単結晶シリコン基板内に第1の脆化層を形成する工程と、第2の絶縁膜を介して第2のイオンをドープして第2の単結晶シリコン基板内に選択的に第2の脆化層を形成する工程と、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜を介して、第1の単結晶シリコン基板と第2の単結晶シリコン基板とを貼り合わせる工程と、第1の加熱処理により、第1の脆化層から第1の単結晶シリコン基板の一部をはく離して、第2の単結晶シリコン基板に、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜を介して、第1の単結晶シリコン膜を形成する工程と、第1の単結晶シリコン膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、第2の単結晶シリコン基板であって、第2の脆化層が形成されていない領域を除去する工程と、第3の絶縁膜を介して、ベース基板と第2の単結晶シリコン基板とを貼り合わせる工程と、第2の加熱処理により、第2の脆化層から第2の単結晶シリコン基板の一部をはく離してベース基板に、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜を介して、第2の単結晶シリコン膜を形成する工程と、第2の単結晶シリコン膜を選択的に除去して、島状の第2の単結晶シリコン膜を形成するとともに、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜の一部を除去して、第1の単結晶シリコン膜を露出させる工程と、第1の単結晶シリコン膜を選択的に除去して、島状の第1の単結晶シリコン膜を形成する工程と、を有する。
本発明の一態様は、第1の単結晶シリコン基板表面に第1の絶縁膜を形成する工程と、第2の単結晶シリコン基板表面に第2の絶縁膜を形成する工程と、第2の絶縁膜上であって、第2の単結晶シリコン基板の周縁部を全て覆う第1のマスクを形成する工程と、第1の絶縁膜を介して第1の単結晶シリコン基板全面に第1のイオンをドープして第1の単結晶シリコン基板内に第1の脆化層を形成する工程と、第1のマスクを用いて、第2の絶縁膜を介して第2のイオンをドープして第2の単結晶シリコン基板内に選択的に第2の脆化層を形成する工程と、第1のマスクを除去する工程と、第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜を介して、第1の単結晶シリコン基板と第2の単結晶シリコン基板とを貼り合わせる工程と、第1の加熱処理により、第1の脆化層から第1の単結晶シリコン基板の一部をはく離して、第2の単結晶シリコン基板に、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜を介して、第1の単結晶シリコン膜を形成する工程と、第1の単結晶シリコン膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、第3の絶縁膜上であって、第2の脆化層を全て覆う第2のマスクを形成する工程と、第2のマスクを用いて、第3の絶縁膜の周縁部、第1の絶縁膜の周縁部、第2の絶縁膜の周縁部および第2の単結晶シリコン基板の周縁部を除去する工程と、第3の絶縁膜を介して、ベース基板と第2の単結晶シリコン基板とを貼り合わせる工程と、第2の加熱処理により、第2の脆化層から第2の単結晶シリコン基板の一部をはく離してベース基板に、第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜を介して、第2の単結晶シリコン膜を形成する工程と、第2の単結晶シリコン膜を選択的に除去して、島状の第2の単結晶シリコン膜を形成するとともに、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜の一部を除去して、第1の単結晶シリコン膜を露出させる工程と、第1の単結晶シリコン膜を選択的に除去して、島状の第1の単結晶シリコン膜を形成する工程と、を有する。
以上において、第2のイオンのドーズ量は第1のイオンのドーズ量よりも少なくする。これによって第2の加熱処理の温度を第1の加熱処理の温度よりも高くすることができる。第1の加熱処理では第1の単結晶シリコン膜を形成するが、第2の単結晶シリコン膜を形成することはない。
例えば第1のイオンのドーズ量を2.5×1016cm−2−2.7×1016cm−2とし、第2のイオンのドーズ量を第1のイオンのドーズ量よりも少なく、例えば1.9×1016cm−2−2.1×1016cm−2とする。このドーズ量により第1の加熱処理の温度を470−480℃で第1の単結晶シリコン膜を形成することができ、第2の加熱処理の温度を490℃以上、好ましくは490−500℃で第2の単結晶シリコン膜を形成することができる。第2のイオンのドーズ量を第1のイオンのドーズ量よりも0.5×1016−1.0×1016cm−2少なくすると、第2の加熱処理の温度を、第1の加熱処理の温度よりも10−20℃高くすることができる。
第1の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(100)である場合には、第2の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(110)である。第1の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(110)である場合には、第2の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(100)である。第1のイオンおよび第2のイオンは、それぞれ水素イオン、又は水素イオンとヘリウムイオンである。水素イオンはH、H 又はH を含む。
また第1の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(100)であり、第2の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(110)である場合には、島状の第1の単結晶シリコン膜にNチャネル型のTFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域を形成するとともに、島状の第2の単結晶シリコン膜にPチャネル型のTFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域を形成する工程と、を有する。
さらに島状の第1の単結晶シリコン膜上に第1のゲート絶縁膜を形成し、第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極を形成し、第1のゲート電極をマスクとして島状の第1の単結晶シリコン膜にN型の不純物イオンを添加してNチャネル型のTFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域を形成する工程と、島状の第2の単結晶シリコン膜上に第2のゲート絶縁膜を形成し、第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成し、第2のゲート電極をマスクとして島状の第2の単結晶シリコン膜にP型の不純物イオンを添加してPチャネル型のTFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域を形成する工程と、を有する。
または、第1の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(110)であり、第2の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(100)である場合には、島状の第1の単結晶シリコン膜にPチャネル型のTFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域を形成するとともに、島状の第2の単結晶シリコン膜にNチャネル型のTFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域を形成する工程と、を有する。
さらに島状の第1の単結晶シリコン膜上に第1のゲート絶縁膜を形成し、第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極を形成し、第1のゲート電極をマスクとして島状の第1の単結晶シリコン膜にP型の不純物イオンを添加してPチャネル型のTFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域を形成する工程と、島状の第2の単結晶シリコン膜上に第2のゲート絶縁膜を形成し、第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成し、第2のゲート電極をマスクとして島状の第2の単結晶シリコン膜にN型の不純物イオンを添加してNチャネル型のTFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域を形成する工程と、を有する。
面方位が(100)の単結晶シリコン膜および面方位が(110)の単結晶シリコン膜を有するSOI基板を、高い歩留まりで作製することができる。
従来技術を説明する図 従来技術を説明する図 実施の形態1の作製方法を説明する図 実施の形態1の作製方法を説明する図 実施の形態1の作製方法を説明する図 実施の形態1の作製方法を説明する図 実施の形態1の作製方法を説明する図 実施の形態2の作製方法を説明する図 実施の形態2の作製方法を説明する図 実施の形態3のEL表示装置を説明する図 実施の形態3の携帯電話を説明する図 実施の形態1の作製方法を説明する図 実施の形態1の作製方法を説明する図
以下に、本発明の実施の形態を説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお以下において、同一部分又は同様な機能を有する部分には、異なる図面において同一の符号を共通して用い、繰り返しの説明を省略することがある。
(実施の形態1)
第1の単結晶シリコン基板表面に第1の絶縁膜を形成する工程と、第2の単結晶シリコン基板表面に第2の絶縁膜を形成する工程と、第1の単結晶シリコン基板内に第1のイオンをドープして第1の脆化層を形成する工程と、第2の単結晶シリコン基板内に第2のイオンをドープして選択的に第2の脆化層を形成する工程と、を説明する。第2のイオンのドーズ量は第1のイオンのドーズ量よりも少なくする。これにより第2の加熱処理の温度を第1の加熱処理の温度よりも高くすることができる。
次に第1の絶縁膜および第2の絶縁膜を介して、第1の単結晶シリコン基板と前記第2の単結晶シリコン基板とを貼り合わせる工程と、第1の加熱処理により、第1の脆化層から第1の単結晶シリコン基板の一部をはく離して、第2の単結晶シリコン基板に、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜を介して、第1の単結晶シリコン膜を形成する工程と、第1の単結晶シリコン膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、第2の単結晶シリコン基板であって、第2の脆化層が形成されていない領域を除去する工程と、第3の絶縁膜を介して、ベース基板と第2の単結晶シリコン基板とを貼り合わせる工程と、第2の加熱処理により、第2の脆化層から第2の単結晶シリコン基板の一部をはく離してベース基板に、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜を介して、第2の単結晶シリコン膜を形成する工程と、第2の単結晶シリコン膜を選択的に除去して、島状の第2の単結晶シリコン膜を形成するとともに、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜の一部を除去して、第1の単結晶シリコン膜を露出させる工程と、第1の単結晶シリコン膜を選択的に除去して、島状の第1の単結晶シリコン膜を形成する工程と、を説明する。
単結晶シリコン基板(第1の単結晶シリコン基板)1上に絶縁膜(第1の絶縁膜)2を形成する。また単結晶シリコン基板(第2の単結晶シリコン基板)3上に絶縁膜(第2の絶縁膜)4を形成する(図3(A))。
本実施の形態では単結晶シリコン基板1の主表面の面方位は(100)であり、Nチャネル型TFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域を形成するのに用いる。一方単結晶シリコン基板3は主表面の面方位は(110)であり、Pチャネル型TFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域を形成するのに用いる。ただしこれに限定されず、単結晶シリコン基板1の主表面の面方位は(110)であり、Pチャネル型TFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域を形成するのに用い、単結晶シリコン基板3の主表面の面方位は(100)であり、Nチャネル型TFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域を形成するのに用いてもよい。
絶縁膜2および絶縁膜4は、酸化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、窒化シリコン膜、窒化酸化シリコン膜等の絶縁膜を単層、又は積層させて形成することができる。これらの絶縁膜は、熱酸化法、CVD法又はスパッタリング法等を用いて形成することができる。
酸化窒化シリコンとは、その組成として、窒素よりも酸素の含有量が多いものであって、好ましくは、ラザフォード後方散乱法(RBS:Rutherford Backscattering Spectrometry)及び水素前方散乱法(HFS:Hydrogen Forward Scattering Spectrometry)を用いて測定した場合に、濃度範囲として酸素が50−70原子%、窒素が0.5−15原子%、シリコンが25−35原子%、水素が0.1−10原子%の範囲で含まれるものをいう。また、窒化酸化シリコンとは、その組成として、酸素よりも窒素の含有量が多いものであって、好ましくは、RBS及びHFSを用いて測定した場合に、濃度範囲として酸素が5−30原子%、窒素が20−55原子%、シリコンが25−35原子%、水素が10−30原子%の範囲で含まれるものをいう。ただし、酸化窒化シリコン又は窒化酸化シリコンを構成する原子の合計を100原子%としたとき、窒素、酸素、シリコン及び水素の含有比率が上記の範囲内に含まれるものとする。
CVD法を用いて酸化シリコン膜を形成する場合には、テトラエトキシシラン(略称;TEOS:化学式Si(OC)等の有機シランを用いると生産性の点から好ましい。
単結晶シリコン基板を熱酸化して酸化シリコン膜を形成する場合、酸化性雰囲気中にハロゲンを添加することが好ましい。例えば、塩素(Cl)が添加された酸化性雰囲気中で単結晶シリコン基板に熱酸化処理を行うことにより、塩素酸化された酸化シリコン膜を形成する。この場合、酸化シリコン膜は塩素原子を、例えば1×1017atoms/cm−1×1021atoms/cmで含有する。
例えば酸素に対し塩化水素(HCl)を0.5−10体積%(好ましくは3体積%)の割合で含む酸化性雰囲気中で、900℃−1150℃の温度(代表的には1000℃)で熱酸化処理を行うことができる。処理時間は0.1−6時間、好ましくは0.5−1時間とすればよい。形成される酸化膜の膜厚としては、10nm−1000nm(好ましくは50nm−300nm)、例えば100nmの厚さとする。
酸化シリコン膜に塩素原子を含有させることによって、外因性不純物である重金属(例えば、Fe、Cr、Ni、Mo等)を捕集して単結晶シリコン基板が汚染されることを防止する。また、単結晶シリコン基板に悪影響を与える不純物(例えば、Na等の可動イオン)をゲッタリングすることができる。つまり、酸化シリコン膜を形成した後に行われる熱処理により、単結晶シリコン基板に含まれる不純物が酸化シリコン膜に析出し、ハロゲン(例えば塩素)と反応して捕獲される。これにより単結晶シリコン基板の汚染を防ぐことができる。
特に、酸化シリコン膜に塩素等のハロゲンを含ませることは、半導体基板の洗浄が不十分である場合や、繰り返し再利用して用いられる半導体基板の汚染除去に有効となる。
また酸化シリコン膜に含有させるハロゲン原子は塩素原子に限られない。酸化シリコン膜にフッ素原子を含有させてもよい。単結晶シリコン基板の表面をフッ素酸化するには、単結晶シリコン基板の表面をフッ酸に浸漬した後に酸化性雰囲気中で熱酸化処理を行うことや、NFを酸化性雰囲気に添加して熱酸化処理を行えばよい。
絶縁膜4を介して単結晶シリコン基板3上に選択的にマスク(第1のマスク)101を形成する。マスク101はレジスト、酸化珪素又は窒化珪素からなり、フォトリソグラフィー法により形成する(図3(A))。マスク101を形成する領域は限定されないが、単結晶シリコン基板3のうち、マスク101が覆う領域は後の工程において除去されるため、単結晶シリコン基板3の端部から1.0mm−10.0mmの周縁部に形成する(図3(B))。すなわち、長さ103、104は1.0mm−10.0mmとする。図3(B)は図3(A)の上面図である。
なおマスク101を形成する領域は単結晶シリコン基板3の周縁部に限定されない。上述のとおり、単結晶シリコン基板3のうち、マスク101が覆う領域は後の工程において除去される。単結晶シリコン基板3の主表面の面方位が(110)である場合、単結晶シリコン基板3からは、Pチャネル型TFT用の半導体層が形成される。よって半導体層を形成しない領域を覆うようにマスク101を形成すればよい。例えば絶縁膜4上にマスク101を線状に形成してもよい(図12)。またマスク101を網目状に形成してもよい(図13)。以降の工程に関しては、図3のようにマスク101を形成するものとして説明する。
絶縁膜2を介して単結晶シリコン基板1全面にイオン(第1のイオン)5、具体的には水素イオン、または水素イオンとヘリウムイオンをドープして脆化層(第1の脆化層)6を形成する(図4(A))。水素イオンはH、H 又はH を含む。水素イオンは例えば水素(H)、ホスフィン(PH)、ジボラン(B)等から生成される。
イオン5のドーズ量は特に限定されないが、例えば2.5×1016cm−2−2.7×1016cm−2とする。このドーズ量により脆化層6から単結晶シリコン膜(第1の単結晶シリコン膜)9を470−480℃で剥離することができる。脆化層6は単結晶シリコン基板1の表面から50nm以上200nm以下の深さに形成されるようにイオン5のエネルギーを調節する。
単結晶シリコン基板3にも絶縁膜4を介してイオン(第2のイオン)7をドープして選択的に脆化層(第2の脆化層)8を形成する(図4(A))。イオン7はイオン5と同じイオンを用いる。単結晶シリコン基板3のうち、マスク101が覆う領域には、脆化層8は原理的には形成されないが、イオン7の一部が回り込んでマスク101が覆う領域にもドープされることもある。
イオン7のドーズ量は、イオン5のドーズ量よりも少なく、例えば1.9×1016cm−2−2.1×1016cm−2とする。このドーズ量により脆化層8から単結晶シリコン膜(第2の単結晶シリコン膜)12を490℃以上、好ましくは490−500℃で剥離することができる。イオン7のドーズ量をイオン5のドーズ量よりも0.5×1016−1.0×1016cm−2少なくすると、脆化層8から単結晶シリコン基板3を剥離する温度を、脆化層6から単結晶シリコン基板1を剥離する温度よりも10−20℃高くすることができる。
脆化層8は、脆化層6の場合と同様に、単結晶シリコン基板3の表面から50nm以上200nm以下の深さに形成されるようにイオン7のエネルギーを調節する。
脆化層6および脆化層8を形成する領域の深さは、イオン5およびイオン7の運動エネルギー、質量と電荷、イオン5およびイオン7の入射角等によって調節する。なお運動エネルギーは加速電圧などにより調節できる。
上述したイオンの照射方法において、生成されるイオン種(H、H 又はH )の総量に対してH の割合を50%以上、好ましくは、H の割合を70%以上とする。同じ質量のイオンを照射することで、単結晶シリコン基板1、3の同じ深さに集中させてイオンを添加することができる。
脆化層6および脆化層8を浅い領域に形成するためには、イオン5およびイオン7の加速電圧を低くする必要があるが、プラズマ中のH イオンの割合を高くすることで、イオンを効率よく、単結晶シリコン基板1、3に添加できる。
脆化層8を形成した後、マスク101をアッシング法等により除去する。
絶縁膜2および絶縁膜4を対向させて、単結晶シリコン基板1と単結晶シリコン基板3とを貼り合わせる(図4(B))。具体的には、絶縁膜2の表面と絶縁膜4の表面とを接合させる。
単結晶シリコン基板1と単結晶シリコン基板3とを貼り合わせた後、470−480℃、0.5−60分で熱処理を行う。温度上昇によって、脆化層6に形成されている微小な孔には、ドープされたイオンが析出し、内部の圧力が上昇する。圧力の上昇により、脆化層6の微小な孔に体積変化が起こり、脆化層6に亀裂が生じる。脆化層6に沿って単結晶シリコン基板1を分離することができる。絶縁膜2は単結晶シリコン基板3に接合しているので、単結晶シリコン基板3上には単結晶シリコン基板1から分離された単結晶シリコン膜9が形成される(図4(C))。単結晶シリコン膜9の主表面の面方位は(100)である。一方、単結晶シリコン基板3へのイオン7のドーズ量が単結晶シリコン基板1へのイオン5のドーズ量よりも少ないため、この熱処理では脆化層8から単結晶シリコン基板3は分離されない(図4(C))。
単結晶シリコン膜9の表面が凹凸を有している場合には、Chemical Mechanical Polishing(CMP)などにより平坦化する。また単結晶シリコン膜9に対するエキシマレーザーアニール、RTA、フラッシュランプアニールなどにより、単結晶シリコン膜9の表面を平坦化させることおよび単結晶シリコン膜9の結晶性を回復させることができる。
単結晶シリコン膜9上に絶縁膜(第3の絶縁膜)10をCVD法、スパッタ法等により形成する(図5(A))。絶縁膜10は絶縁膜2および絶縁膜4と同様な絶縁膜でよい。
絶縁膜10の上にマスク(第2のマスク)102を形成する(図5(B))。マスク102は絶縁膜10上であって、脆化層8を覆うように形成する。マスク102はマスク101と同様な方法で形成すればよい。マスク102は脆化層8を覆うように形成すればよく、脆化層8をどのくらい覆うかは限定されないが、単結晶シリコン基板3のうち、マスク102が覆っていない領域は後の工程において除去されるため、脆化層8全体を覆うことが好ましい(図5(C))。図5(C)は図5(B)の上面図である。
マスク102が覆っていない領域をドライエッチング法等により除去する(図6(A))。絶縁膜10、単結晶シリコン膜9、絶縁膜2、絶縁膜4および単結晶シリコン基板3の周縁部が除去される。単結晶シリコン基板3については、上述したように、マスク101で覆った領域、すなわち単結晶シリコン基板3の周縁部を除去する。また単結晶シリコン基板3は脆化層8が形成されている領域よりも深く除去する。単結晶シリコン基板3は脆化層8が形成されている凸領域105と、凹領域106とを有することになる。
マスク102をアッシング法等により除去する。
続いてベース基板11を準備し(図6(B))、単結晶シリコン基板3とベース基板11を貼り合わせる(図6(C))。具体的には絶縁膜10の表面とベース基板11の表面とを接合させる。
ベース基板11としては、例えば、絶縁体でなる基板を用いることができる。例えばガラス基板を用いることが好ましい。具体的には、アルミノシリケートガラス、アルミノホウケイ酸ガラス、バリウムホウケイ酸ガラスのような電子工業用に使われる各種ガラス基板、石英基板、セラミック基板、サファイア基板が挙げられる。他にも、ベース基板11として単結晶半導体基板(例えば、単結晶シリコン基板等)や多結晶半導体基板(例えば、多結晶シリコン基板)を用いてもよい。
ベース基板11としては大面積化が可能で安価なガラス基板を用いた場合には、低コスト化を図ることができる。例えば、第6世代(1500mm×1850mm)、第7世代(1870mm×2200mm)、第8世代(2200mm×2400mm)といわれる大面積のマザーガラス基板を用いることにより、当該マザーガラス基板に、複数の単結晶シリコン基板を貼り付けてSOI基板を製造することにより、SOI基板の大面積化が実現できる。
単結晶シリコン基板3とベース基板11を貼り合わせた後、490℃以上、好ましくは490−500℃、0.5−60分で熱処理を行うと、脆化層8に沿って単結晶シリコン基板3を分離することができる。ベース基板11には単結晶シリコン基板1から分離された単結晶シリコン膜9および単結晶シリコン基板3から分離された単結晶シリコン膜12が形成される(図7(A))。単結晶シリコン膜9、絶縁膜10および単結晶シリコン膜12は積層されている。単結晶シリコン膜12の主表面の面方位は(110)である。
単結晶シリコン膜12の表面が凹凸を有している場合には、Chemical Mechanical Polishing(CMP)などにより平坦化する。また単結晶シリコン膜12に対するエキシマレーザーアニール、RTA、フラッシュランプアニールなどにより、単結晶シリコン膜12の表面を平坦化させることおよび単結晶シリコン膜12の結晶性を回復させることができる。
次にフォトリソグラフィー法を用いて、単結晶シリコン膜12を選択的に除去して、島状の単結晶シリコン膜13を形成する。そして絶縁膜2および絶縁膜4の一部を除去して、単結晶シリコン膜9を露出させる(図7(B))。単結晶シリコン膜9上には島状の絶縁膜2’および島状の絶縁膜4’、島状の単結晶シリコン膜13が形成される。
フォトリソグラフィー法を用いて、単結晶シリコン膜9を選択的に除去して、島状の単結晶シリコン膜14を形成する(図7(C))。島状の単結晶シリコン膜13は島状の単結晶シリコン膜14’の上方に形成される。
以上の工程により、主表面の面方位が(100)である島状の単結晶シリコン膜14および主表面の面方位が(110)である島状の単結晶シリコン膜13をベース基板11上に形成することができる。すなわち、面方位が(100)の単結晶シリコン膜14および面方位が(110)の単結晶シリコン膜13を有するSOI基板を作製することができる。
なお単結晶シリコン基板1の主表面の面方位が(110)であり、単結晶シリコン基板3の主表面の面方位が(100)である場合には、主表面の面方位が(100)である島状の単結晶シリコン膜13および主表面の面方位が(110)である島状の単結晶シリコン膜14をベース基板11上に形成することができる。
島状の単結晶シリコン膜13および14を用いて、ベース基板11上にPチャネル型TFTを形成するとともにNチャネル型TFTを形成する。
(実施の形態2)
次に実施の形態1で作製した島状の単結晶シリコン膜13および島状の単結晶シリコン膜14を用いて、Pチャネル型TFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル領域を形成するとともに、Nチャネル型TFTのソース領域、ドレイン領域およびチャネル領域を形成する工程を説明する。なお島状の単結晶シリコン膜13は主表面の面方位が(110)の島状の単結晶シリコン膜であり、島状の単結晶シリコン膜14は主表面の面方位が(100)の島状の単結晶シリコン膜であるとして説明する。
島状の単結晶シリコン膜13および島状の単結晶シリコン膜14上にゲート絶縁膜15を形成する。ゲート絶縁膜15上にゲート電極16、17を形成する(図8(A))。
ゲート電極16、17を形成した後、島状の単結晶シリコン膜13をレジストマスク18で覆う(図8(B))。ゲート電極17をマスクとしてイオンドーピング法またはイオン注入法によりN型の不純物元素(リンまたはヒ素)を島状の単結晶シリコン膜14に添加する。島状の単結晶シリコン膜14に自己整合的にN型の不純物領域20、21が形成される。N型の不純物領域20、21はそれぞれソース領域、ドレイン領域として機能する。島状の単結晶シリコン膜14のゲート電極17と重なる領域はチャネル形成領域22となる(図8(B))。
レジストマスク18を除去した後、島状の単結晶シリコン膜14をレジストマスク25で覆う(図8(C))。ゲート電極16をマスクとしてイオンドーピング法またはイオン注入法によりP型の不純物元素(ボロン)を島状の単結晶シリコン膜13に添加する。島状の単結晶シリコン膜13に自己整合的にP型の不純物領域26、27が形成される。P型の不純物領域26、27はそれぞれソース領域、ドレイン領域として機能する。島状の単結晶シリコン膜13のゲート電極16と重なる領域はチャネル形成領域28となる(図8(C))。ここでは、N型の不純物領域20、21を形成した後、P型の不純物領域26、27を形成する方法を説明したが、先にP型の不純物領域26、27を形成してもよい。なお島状の単結晶シリコン膜13、14にはソース領域20、26、ドレイン領域21、27、チャネル形成領域22、28を形成しているが、必要に応じてLDD領域、オフセット領域を形成してもよい。
なお島状の単結晶シリコン膜13は主表面の面方位が(100)の島状の単結晶シリコン膜であり、島状の単結晶シリコン膜14は主表面の面方位が(110)の島状の単結晶シリコン膜である場合には、島状の単結晶シリコン膜13にはN型の不純物元素を添加し、島状の単結晶シリコン膜14にはP型の不純物元素を添加する。
レジストマスク25を除去した後、加熱処理を行ってドープした不純物元素を活性化させる。
加熱処理の後、水素を含んだ絶縁膜30を形成する。350℃以上450℃以下の温度による加熱処理を行い、絶縁膜30中に含まれる水素を島状の単結晶シリコン膜13、14中に拡散させる。絶縁膜30は、プラズマCVD法により形成した窒化シリコンまたは窒化酸化シリコンを用いる。島状の単結晶シリコン膜13、14へ供給される水素は、島状の単結晶シリコン膜13、14内のダングリングボンドを終端する。
層間絶縁膜31を形成する(図9)。層間絶縁膜31は、酸化シリコン膜、BPSG(Boron Phosphorus Silicate Glass)膜などの無機材料でなる絶縁膜、または、ポリイミド、アクリルなどの有機樹脂膜から選ばれた単層構造の膜や積層構造の膜である。層間絶縁膜31にコンタクトホールを形成した後、配線32を形成する(図9)。配線32はソース電極およびドレイン電極となる。配線32は、例えばアルミニウム膜またはアルミニウム合金膜などの低抵抗金属膜をバリアメタル膜で挟んだ3層構造の導電膜からなる。バリアメタル膜は、モリブデン、クロム、チタンなどの金属膜である。
以上の工程により、Nチャネル型TFTとPチャネル型TFTを有する半導体装置を作製することができる。
(実施の形態3)
Nチャネル型TFTとPチャネル型TFTを有する半導体装置を含むエレクトロルミネセンス表示装置(以下、EL表示装置という。)を説明する(図10)。図10(A)はEL表示装置の画素の平面図であり、図10(B)は、J−K切断線による図10(A)の断面図である。
画素領域は、選択用トランジスタ401、表示制御用トランジスタ402、走査線405、信号線406、および電流供給線407、画素電極408を含む。エレクトロルミネセンス材料を含む層(EL層)が一対の電極間に挟んだ構造の発光素子が各画素に設けられている。発光素子の一方の電極が画素電極408である。また、島状の単結晶シリコン膜403は、選択用トランジスタ401のチャネル形成領域、ソース領域およびドレイン領域が形成されている。島状の単結晶シリコン膜404は、表示制御用トランジスタ402のチャネル形成領域451、ソース領域452およびドレイン領域453が形成されている。島状の単結晶シリコン膜403、404は、ベース基板上に設けられた島状の単結晶シリコン膜14、13に相当する。
選択用トランジスタ401はNチャネル型TFTであり、ゲート電極は走査線405に含まれ、ソース電極およびドレイン電極の一方は信号線406に含まれ、他方は電極411として形成されている。表示制御用トランジスタ402は、Pチャネル型TFTであり、ゲート電極412が電極411と電気的に接続され、ソース電極およびドレイン電極の一方は、画素電極408に電気的に接続される電極413であり、他方は、電流供給線407に含まれている。
ゲート電極412を覆って、層間絶縁膜31が形成されている。層間絶縁膜31上に、信号線406、電流供給線407、電極411、413などが形成されている。また、層間絶縁膜31上には、電極413に電気的に接続されている画素電極408が形成されている。画素電極408は周辺部が絶縁性の隔壁層428で囲まれている。画素電極408上にはEL層429が形成され、EL層429上には対向電極430が形成されている。補強板として対向基板431が設けられており、対向基板431は樹脂層432により固定されている。
EL表示装置の階調の制御は、発光素子の輝度を電流で制御する電流駆動方式と、電圧でその輝度を制御する電圧駆動方式とがあるが、電流駆動方式は、画素ごとでトランジスタの特性値の差が大きい場合、採用することは困難であり、そのためには特性のばらつきを補正する補正回路が必要になる。SOI基板の作製工程を含む製造方法でEL表示装置を作製することで、選択用トランジスタ401および表示制御用トランジスタ402は画素ごとに特性のばらつきがなくなるため、電流駆動方式を採用することができる。
SOI基板を用いることで、様々な電気機器を作製することができる。電気機器としては、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポなど)、コンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍など)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDVD(digital versatile disc)などの記録媒体に記憶された音声データを再生し、かつ記憶された画像データを表示しうる表示装置を備えた装置)などが含まれる。それらの一例を図11に示す。
図11は、本発明を適用した携帯電話の一例であり、図11(A)が正面図、図11(B)が背面図、図11(C)が2つの筐体をスライドさせたときの正面図である。携帯電話700は、筐体701及び筐体702二つの筐体で構成されている。携帯電話700は、携帯電話と携帯情報端末の双方の機能を備えており、コンピュータを内蔵し、音声通話以外にも様々なデータ処理が可能な所謂スマートフォンである。
携帯電話700は、筐体701及び筐体702で構成されている。筐体701においては、表示部703、スピーカ704、マイクロフォン705、操作キー706、ポインティングデバイス707、表面カメラ用レンズ708、外部接続端子ジャック709及びイヤホン端子710等を備え、筐体702においては、キーボード711、外部メモリスロット712、裏面カメラ713、ライト714等により構成されている。また、アンテナは筐体701に内蔵されている。
また、携帯電話700には、上記の構成に加えて、非接触型ICチップ、小型記録装置等を内蔵していてもよい。
重なり合った筐体701と筐体702(図11(A))は、スライドさせることが可能であり、スライドさせることで図11(C)のように展開する。表示部703には、実施の形態1及び実施の形態2で説明した表示装置の作製方法を適用した表示パネル又は表示装置を組み込むことが可能である。表示部703と表面カメラ用レンズ708を同一の面に備えているため、テレビ電話としての使用が可能である。また、表示部703をファインダーとして用いることで、裏面カメラ713及びライト714で静止画及び動画の撮影が可能である。
スピーカ704及びマイクロフォン705を用いることで、携帯電話700は、音声記録装置(録音装置)又は音声再生装置として使用することができる。また、操作キー706により、電話の発着信操作、電子メール等の簡単な情報入力操作、表示部に表示する画面のスクロール操作、表示部に表示する情報の選択等を行うカーソルの移動操作等が可能である。
書類の作成、携帯情報端末としての使用等、取り扱う情報が多い場合は、キーボード711を用いると便利である。更に、重なり合った筐体701と筐体702(図11(A))をスライドさせることで、図11(C)のように展開させることができる。携帯情報端末として使用する場合には、キーボード711及びポインティングデバイス707を用いて、円滑な操作でマウスの操作が可能である。外部接続端子ジャック709はACアダプタ及びUSBケーブル等の各種ケーブルと接続可能であり、充電及びパーソナルコンピュータ等とのデータ通信が可能である。また、外部メモリスロット712に記録媒体を挿入し、より大量のデータ保存及び移動が可能になる。
筐体702の裏面(図11(B))には、裏面カメラ713及びライト714を備え、表示部703をファインダーとして静止画及び動画の撮影が可能である。
また、上記の機能構成に加えて、赤外線通信機能、USBポート、テレビワンセグ受信機能、非接触ICチップ又はイヤホンジャック等を備えたものであってもよい。
図11において説明した電子機器は、上述した作製方法を適用して作製することができる。
なお、本実施の形態で示した構成は、本明細書の他の実施の形態で示す構成と適宜組み合わせて行うことができる。
1 単結晶シリコン基板
2 絶縁膜
2’ 島状の絶縁膜
3 単結晶シリコン基板
4 絶縁膜
4’ 島状の絶縁膜
5 イオン
6 脆化層
7 イオン
8 脆化層
9 単結晶シリコン膜
10 絶縁膜
11 ベース基板
12 単結晶シリコン膜
13 島状の単結晶シリコン膜
14 島状の単結晶シリコン膜
14’ 島状の単結晶シリコン膜
15 ゲート絶縁膜
16 ゲート電極
17 ゲート電極
18 レジストマスク
20 ソース領域
21 ドレイン領域
22 チャネル形成領域
25 レジストマスク
26 P型の不純物領域
27 P型の不純物領域
28 チャネル形成領域
30 絶縁膜
31 層間絶縁膜
32 配線
101 マスク
102 マスク
103 長さ
104 長さ
105 凸領域
106 凹領域
401 選択用トランジスタ
402 表示制御用トランジスタ
403 島状の単結晶シリコン膜
404 島状の単結晶シリコン膜
405 走査線
406 信号線
407 電流供給線
408 画素電極
410 電極
411 電極
412 ゲート電極
413 電極
428 隔壁層
429 EL層
430 対向電極
431 対向基板
432 樹脂層
451 チャネル形成領域
452 ソース領域
453 ドレイン領域
700 携帯電話
701 筐体
702 筐体
703 表示部
704 スピーカ
705 マイクロフォン
706 操作キー
707 ポインティングデバイス
708 表面カメラ用レンズ
709 外部接続端子ジャック
710 イヤホン端子
711 キーボード
712 外部メモリスロット
713 裏面カメラ
714 ライト
1000 単結晶シリコン基板
1001 熱酸化膜
1002 単結晶シリコン基板
1003 単結晶シリコン膜
1004 熱酸化膜
1005 半導体基板
1006 活性層
1007 ドレイン領域
1008 ドレイン領域
1009 ゲート絶縁膜
1010 ゲート絶縁膜
1011 ゲート電極
1012 ゲート電極
1013 Nチャネル型TFT
1014 Pチャネル型TFT
1015 チャネル形成領域
1016 チャネル形成領域
1020 ソース領域
1021 ソース領域
1100 単結晶シリコン基板
1102 単結晶シリコン基板
1105 水素イオン
1106 水素イオン
1110 脆化層
1111 脆化層
1112 単結晶シリコン膜
1113 単結晶シリコン膜

Claims (3)

  1. 第1の単結晶シリコン基板表面に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    第2の単結晶シリコン基板表面に第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜を介して前記第1の単結晶シリコン基板全面に第1のイオンをドープして前記第1の単結晶シリコン基板内に第1の脆化層を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜を介して第2のイオンをドープして前記第2の単結晶シリコン基板内に選択的に第2の脆化層を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜を介して、前記第1の単結晶シリコン基板と前記第2の単結晶シリコン基板とを貼り合わせる工程と、
    第1の加熱処理により、前記第1の脆化層から前記第1の単結晶シリコン基板の一部をはく離して、前記第2の単結晶シリコン基板に、前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜を介して、第1の単結晶シリコン膜を形成する工程と、
    前記第1の単結晶シリコン膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の単結晶シリコン基板であって、前記第2の脆化層が形成されていない領域を除去する工程と、
    前記第3の絶縁膜を介して、ベース基板と前記第2の単結晶シリコン基板とを貼り合わせる工程と、
    第2の加熱処理により、前記第2の脆化層から前記第2の単結晶シリコン基板の一部をはく離して前記ベース基板に、前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜を介して、第2の単結晶シリコン膜を形成する工程と、
    前記第2の単結晶シリコン膜を選択的に除去して、島状の第2の単結晶シリコン膜を形成するとともに、前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜の一部を除去して、前記第1の単結晶シリコン膜を露出させる工程と、
    前記第1の単結晶シリコン膜を選択的に除去して、島状の第1の単結晶シリコン膜を形成する工程と、を有し、
    前記第1の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(100)である場合には、前記第2の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(110)であり、
    前記第1の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(110)である場合には、前記第2の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(100)であり、
    前記第2のイオンのドーズ量は前記第1のイオンのドーズ量よりも少なく、
    前記第2の加熱処理の温度は前記第1の加熱処理の温度よりも高いことを特徴とする半導体装置の作製方法。
  2. 第1の単結晶シリコン基板表面に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    第2の単結晶シリコン基板表面に第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上であって、前記第2の単結晶シリコン基板の周縁部を全て覆う第1のマスクを形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜を介して前記第1の単結晶シリコン基板全面に第1のイオンをドープして前記第1の単結晶シリコン基板内に第1の脆化層を形成する工程と、
    前記第1のマスクを用いて、前記第2の絶縁膜を介して第2のイオンをドープして前記第2の単結晶シリコン基板内に選択的に第2の脆化層を形成する工程と、
    前記第1のマスクを除去する工程と、
    前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜を介して、前記第1の単結晶シリコン基板と前記第2の単結晶シリコン基板とを貼り合わせる工程と、
    第1の加熱処理により、前記第1の脆化層から前記第1の単結晶シリコン基板の一部をはく離して、前記第2の単結晶シリコン基板に、前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜を介して、第1の単結晶シリコン膜を形成する工程と、
    前記第1の単結晶シリコン膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3の絶縁膜上であって、前記第2の脆化層を全て覆う第2のマスクを形成する工程と、
    前記第2のマスクを用いて、前記第3の絶縁膜の周縁部、前記第1の絶縁膜の周縁部、前記第2の絶縁膜の周縁部および前記第2の単結晶シリコン基板の前記周縁部を除去する工程と、
    前記第3の絶縁膜を介して、ベース基板と前記第2の単結晶シリコン基板とを貼り合わせる工程と、
    第2の加熱処理により、前記第2の脆化層から前記第2の単結晶シリコン基板の一部をはく離して前記ベース基板に、前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜を介して、第2の単結晶シリコン膜を形成する工程と、
    前記第2の単結晶シリコン膜を選択的に除去して、島状の第2の単結晶シリコン膜を形成するとともに、前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜の一部を除去して、前記第1の単結晶シリコン膜を露出させる工程と、
    前記第1の単結晶シリコン膜を選択的に除去して、島状の第1の単結晶シリコン膜を形成する工程と、を有し、
    前記第1の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(100)である場合には、前記第2の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(110)であり、
    前記第1の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(110)である場合には、前記第2の単結晶シリコン基板の主表面の面方位は(100)であり、
    前記第2のイオンのドーズ量は前記第1のイオンのドーズ量よりも少なく、
    前記第2の加熱処理の温度は前記第1の加熱処理の温度よりも高いことを特徴とする半導体装置の作製方法。
  3. 請求項1又は2において、前記第1のイオン及び前記第2のイオンはH、H 又はH を含み、
    前記第1のイオンのドーズ量は2.5×1016cm−2−2.7×1016cm−2であり、
    前記第2のイオンのドーズ量は1.9×1016cm−2−2.1×1016cm−2であり、
    前記第1の加熱処理の温度は470−480℃であり、
    前記第2の加熱処理の温度は490℃以上であることを特徴とする半導体装置の作製方法。
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