JP2006012995A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 SOI基板を用いてより高性能なMISFETを実現する。
【解決手段】 SOI基板を用いた半導体装置であって、第1の絶縁膜11上に形成された第1の半導体層12と、第1の半導体層12の主面上の一部に第2の絶縁膜13を介して形成された、第1の半導体層12とは面方位が異なる第2の半導体層14と、第1の半導体層12の主面に形成された第1導電型のMISFETと、第2の半導体層14の主面に形成された第2導電型のMISFETとを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、SOI(Silicon on Insulator)基板などを用いた半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、半導体素子の高速化,低消費電力化のために、絶縁膜上にシリコン(Si)の単結晶領域が形成された基板(Silicon on insulator:以下SOI基板と記す)が用いられている。このSOI基板は、埋め込み酸化膜層(Buried Oxide layer:以下BOX層と記す)を有するため、放射線に対する耐性もバルク基板よりも良い。このため、バルク素子では実現が難しい高性能,低消費電力,高付加価値な素子を作製することが可能である。
また、SOI基板の発展型として、バルク基板上の一部に部分的にSOI基板を作製し、バルク基板及びSOI基板に別の素子を形成する方法、或いはSOI基板を複数に積層し、各々のSOI基板にそれぞれMOSFETを形成する方法、等が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この種の構造を採用しても、SOI基板の特徴を十分に生かしきれているとは言えず、十分な素子特性が得られていないのが現状であった。
特開2001−257351号公報
このように従来、SOI基板を用いてより高性能の素子を形成しようとする試みが種々なされているが、未だ十分な素子特性は得られていない。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、SOI基板等を用いてより高性能なMISFETを実現することのできる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、次のような構成を採用している。
即ち、本発明の一態様は、SOI基板を利用した半導体装置であって、第1の絶縁膜上に形成された第1の半導体層と、第1の半導体層の主面上の一部に第2の絶縁膜を介して形成された、第1の半導体層とは面方位が異なる第2の半導体層と、第1の半導体層の主面に形成された第1導電型のMISFETと、第2の半導体層の主面に形成された第2導電型のMISFETと、を具備してなることを特徴とする。
また、本発明の別の一態様は、SOI基板を利用した半導体装置であって、第1の絶縁膜上に形成された第1の半導体層と、第1の半導体層の主面上の一部に第2の絶縁膜を介して形成された、第1の半導体層とは構成材料が異なる第2の半導体層と、第1の半導体層の主面に形成された第1導電型のMISFETと、第2の半導体層の主面に形成された第2導電型のMISFETと、を具備してなることを特徴とする。
また、本発明の別の一態様は、半導体装置の製造方法であって、第1の絶縁膜上に形成された第1の半導体層の主面に、第2の絶縁膜を介して第1の半導体層とは面方位が異なる第2の半導体層を貼り合わせる工程と、第2の半導体層及び第2の絶縁膜の一部を選択的に除去する工程と、第2の半導体層及び第2の絶縁膜の除去により露出した第1の半導体層の主面に第1導電型のMISFETを形成する工程と、第2の半導体層の主面に第2導電型のMISFETを形成する工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の別の一態様は、半導体装置の製造方法であって、第1の絶縁膜上に形成された第1の半導体層の主面に、第2の絶縁膜を介して第1の半導体層とは材料が異なる第2の半導体層を貼り合わせる工程と、第2の半導体層及び第2の絶縁膜の一部を選択的に除去する工程と、第2の半導体層及び第2の絶縁膜の除去により露出した第1の半導体層の主面に第1導電型のMISFETを形成する工程と、第2の半導体層の主面に第2導電型のMISFETを形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、第1及び第2の半導体層が共に絶縁膜上に形成され、第1及び第2の半導体層の面方位が異なるため、各々の半導体層をそれに形成すべき素子に適した面方位にすることができ、これにより素子特性の更なる向上をはかることができる。さらに、第1及び第2の半導体層の構成材料が異なるため、各々の半導体層をそれに形成すべき素子に適した半導体材料にすることができ、これにより素子特性の更なる向上をはかることができる。
また、第1及び第2の半導体層がBOX絶縁膜としての第2の絶縁膜により分離されるため、面内方向に対しては素子分離領域を実質的に必要とせず、素子の集積化に有効である。仮に、第2の半導体層の側面の側壁絶縁膜により素子分離用絶縁膜を形成したとしても、この素子分離用絶縁膜の面内方向の幅は極めて狭く、素子分領域形成のための面積は極めて小さくて済むことになる。
以下、本発明の詳細を図示の実施形態によって説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図である。
面方位が(100)のSi基板10上にSi酸化膜11(第1の絶縁膜)が形成され、その上にSi層(第1の半導体層)12が形成されている。Si層12上の一部にSi酸化膜(第2の絶縁膜)13が形成され、その上に面方位が(110)のSi層(第2の半導体層)14が形成されている。即ち、Si基板10,Si酸化膜11,及びSi層12からなるSOI基板と、Si酸化膜13及びSi層14からなるSOI基板とが、貼り合わせ法により接着されて積層されたものとなっている。
Si層14及びSi酸化膜13の一部が除去され、露出したSi層12上に、ゲート酸化膜(ゲート絶縁膜)21を介してポリSiからなるゲート電極22が形成され、ゲート電極22の側壁に側壁絶縁膜23が形成されている。更に、Si層12に、図示しないソース・ドレインが形成されてnチャネルMOSFETが構成されている。
また、Si層14上に、ゲート酸化膜(ゲート絶縁膜)31を介してポリSiからなるゲート電極32が形成され、ゲート電極32の側壁に側壁絶縁膜33が形成されている。さらに、Si層14に、図示しないソース・ドレインが形成されてpチャネルMOSFETが構成されている。このMOSFETの電流が流れる方向、即ちチャネル方向は[110]となっている。
ここで、ゲート酸化膜21,31、ゲート電極22,32,ゲート側壁絶縁膜23,33は、nチャネルMOSFETとpチャネルMOSFETで別々に形成してもよいし、nチャネル及びpチャネルで同時に形成してもよい。本実施形態では、nチャネル及びpチャネルで同時に形成するものとする。
Si層14の側面には、ゲート酸化膜21,31及びゲート側壁絶縁膜23,33の形成と同時に形成された側壁絶縁膜41,43がそれぞれ残っている。これらの側壁絶縁膜41,43は、Si層12上に形成するMOSFETとSi層14上に形成するMOSFETとの素子分離用絶縁膜として機能するものであるが、Si層12,14の段差によって十分な素子分離が可能であれば無くても良い。
ここで、Si基板としては、熱酸化膜/Si基板界面の界面準位が(100)基板を用いた場合に最も少ないため、これまで(100)基板が用いられてきた。しかしながら近年、(110)基板上に作製された素子の移動度が大きいことが報告されており、注目されている。Si基板の場合、ホールの移動度は(110)面の[110]方向が最も大きく(100)面を用いた場合よりも2倍大きいことが報告されている。従って、pチャネルMOSトランジスタにおいては、(110)面のSi基板上にチャネル方向を[110]方向に沿って形成することが望ましい。
本実施形態の構成では、面方位(100)のSi層12上にnチャネルMOSFETを作製し、面方位(110)のSi層14上にチャネル方向が[110]となるようにpチャネルMOSFETを作製しているため、各々のMOSFETにおいて電子,ホールの移動度が最も高い結晶面方位にチャネルが作製されることになる。従って、より高速動作可能な素子を実現できる。CMOSインバータの伝達遅延時間も単一面方位上に作製された素子と比較して当然短い。
また、本実施形態では、nチャネルMOSFETとpチャネルMOSFETとを電気的に分離する領域として、SOIのBOX層を用いている。このため、チップ内に占める素子分離領域の面積は究極的には0である。仮に、サイドウォール的な絶縁領域(側壁絶縁膜41,43)によって隣接素子が電気的に分離されている場合においても、その素子分離の幅Wは最小加工線幅Fとは無関係である。従って、W<Fとすることができ、極めて高集積な素子を実現できる。
本実施形態のそれぞれのSi層の面方位は適宜変更可能である。ここで、Si基板10を基板C、Si層12を基板B、Si層14を基板Aとして説明する。例えば、基板Aの面方位を(100)、基板Bの面方位を(110)とし、基板AにはnチャネルMOSFETを作製し、基板BにはpチャネルMOSFETを電流が流れる向きを[110]として作製しても良い。また、MOSFETのチャネルの伝導型と面方位の関係は上記に限るものではなく、同一面方位の基板上に伝導型の異なるMOSFETを形成してもよい。例えば、(100)面を持つ基板上にnチャネルMOSFET及びpチャネルMOSFETを作製してもよく、(110)面を持つ基板上も同様である。
図2は、本実施形態におけるMOSFETのレイアウトを説明するためのもので、(a)は断面図、(b)及び(c)は平面図である。図2(a)は図1と同様の断面であり、ゲート電極及びソース・ドレイン領域に配線45,46が接続されている。25はpウェル、27はnウェル、35はnウェル、37はpウェルを示している。
図2(b)と(c)の違いは、基板Aと基板Bの凹凸の違いである。図2(b)は図3(a)に示すように、基板Aを島状領域が残るように除去したものである。図2(c)は図3(b)に示すように、基板Aに島状の開口を形成し、基板Bを島状に露出させたものである。
その他の例としては、BOX層の一部が露出している図3(c)に示した場合や、これらを適宜組み合わせた図3(d)等が挙げられる。本実施形態においては、基板Bの表面はBOX層を開口後にSi基板Bを種部としたエピタキシャル成長をしておらず、初期Si基板面をチャネル面として用いているため、基板結晶性が良好である。
図4は、本実施形態に用いる素子形成用基板の製造工程を示す断面図である。
まず、図4(a)に示すように、面方位(100)の基板Cと面方位(100)の基板Bを用意し、各々の基板表面にSi酸化膜11a,11bを形成しておく。続いて、図4(b)に示すように、これらの基板C,BをSi酸化膜11を介して貼り合わせる。この貼り合わせには、鏡面研磨した平坦面上に形成された絶縁膜同士を直接接触させて貼り合わせる直接接着法を用いる。その後、図4(c)に示すように、基板Bを所望の厚さまで化学物理研磨(Chemical mechanical polishing:以下CMPと略称)により研磨、又はカットする。
カットする方法としては、水素,ヘリウム,アルゴンなどのイオン注入後にカットするスマートカット(Smart Cut)法、ポーラスSiのエピタキシャル成長後のウォータージェット分離(Eltran)を用いる方法、(Silicon Genesis)社の(Nono Cleave)法などを用いることができる。
ここで、上記のSOI基板の形成に際しては、必ずしも貼り合わせ法を用いる必要はなく、Si基板上にSi酸化膜を形成し、その上に非晶質のSi層を形成した後、非晶質Si層をアニールして単結晶化するようにしてもよい。
また、Si結晶表面より深い部分に酸素分子を打ち込み、それを高熱で酸化させることにより、酸化物絶縁層とその上のSi結晶薄膜を作るという酸素イオン注入法(SIMOX:Separation by Implantation of Oxygen)を用いることも可能である。
次いで、図4(d)に示すように、表面にSi酸化膜13を形成した面方位(110)の基板Aを用意し、図4(e)に示すように、基板Aと基板BをSi酸化膜13を介して貼り合わせる。その後、基板Aを所望の厚さまで研磨、又はカットする。本実施形態では、基板Aと基板Bとの面方位が異なることが特徴であり、このためには貼り合わせ法が必須である。
ここで、基板Aと基板BのSOI層の厚さは等しくしてあるが、異なっていても良い。また、基板Bと基板AのBOX層の厚さは等しくしてあるが、異なっていても良い。例えば、基板AのSOI層の厚さを基板BのSOI層の厚さよりも薄くしても良く、基板AのBOX層の厚さを基板BのBOX層の厚さよりも薄くしても良い。また、基板Aの面方位を(110)、基板Bの面方位を(100)としたが、これらを逆にしても良い。
上記のような素子形成用基板を用い、基板Aを一部除去した後に、露出した基板BにnMOSFETを作製し、基板AにpMOSFETを作製することにより、前記図1に示す半導体装置が得られる。
なお、文献(M. Yang他,“High Performance CMOS Fabricated on Hybrid Substrate With Different Crystal Orientations”,International Electron Devices Meeting 2003)には、(100)面と(110)面を持つ基板の作製方法が提案されている。しかし、この文献では、必然的にどちらか一方の面方位の素子はSOI素子だが、他方は通常のバルク基板に形成されたバルク素子となってしまう。また、バルク素子のチャネル面とSOI素子のチャネル面を同一面としており、バルク素子がエピタキシャル成長した面をチャネル面としているため、結晶欠陥に起因した移動度の低下が危惧されることやエピタキシャルプロセスのコストが素子の単価に上乗せされることになる。
これに対し本実施形態では、基板A,Bを何れもSOI基板とし、しかも基板Aの面方位を(110)、基板Bの面方位を(100)としているので、上記のような問題が生じることはない。即ち、pチャネル,nチャネルの各々のMOSFETにおいて、SOIの特長を生かした素子形成を行うことができ、しかも電子,ホールの移動度が最も高い結晶面方位にチャネルが作製されることになる。従って、より高速動作可能な素子を実現することができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
この実施形態が先に説明した第1の実施形態と異なる点は、第2の半導体層としてのSi層14の代わりに、面方位が(111)のゲルマニウム(Ge)層54を用いたことにある。即ち、第1の実施形態で説明した基板貼り合わせ技術等により、Si酸化膜13上に面方位が(111)のGe層54が形成されている。
Geは古くからSiよりも移動度が大きいことが知られており、近年、高誘電体膜とGe基板を用いた場合にSi基板よりも移動度が大きくなることも報告されており、注目されている。また、Geは(111)面の移動度が最も大きいことが予想されている。但し、Geは、Siよりもバンドギャップが狭くpn接合リークが大きいため、消費電力の増大の抑制が解決課題の一つである。
本実施形態は、基板Aの物質がGe、つまりGOI(Germanium on Insulator)層であり基板Bの物質がSiである以外は第1の実施形態と同様である。Ge基板Aの面方位は(111)、Si基板Bの面方位は(100)であり、Ge基板AにはpチャネルMOSFETが作製されている。Si基板BにはnチャネルMOSFETが作製されている。SiとGeの移動度を比較すると、電子,ホール共にGeの方が大きいが、特にホールはSiよりも4倍程度大きい。このため、ホールの流れる素子をGe基板A上に作製し、電子の流れる素子をSi基板B上に作製することで、リークの増大を極力抑制しながら高速素子を実現することができる。さらに、Ge基板Aのキャリアの移動度が大きいことから実効的に素子面積を小さくすることができ、従って高集積化にも適している。
また、用途毎に基板A,基板Bのキャリアの伝導型を変えても良く、例えばGe基板AにnチャネルMOSFETを作製し、Si基板BにpチャネルMOSFETを作製しても良い。さらに、同一基板上にキャリアの伝導型が混合した素子を作製しても良い。例えば、Ge基板A上にnチャネルMOSFET,pチャネルMOSFETからなるCMOSFETを作製し、その周辺のSi基板B上に同様にCMOSFETからなるカットオフ回路を配置しても良い。なお、ここで云うカットオフ回路とは、素子が非動作時(待機時)に同素子の待機電力消費を抑制することを目的として同素子に電流供給を行わないようにする周辺回路である。
本実施形態のそれぞれの物質は適宜変更可能であり、例えば基板AをSi、基板BをGeとしても良い。基板の物質はSi,Geに限らずGaAs等の化合物半導体等でも良い。例えば、BOX上に化合物半導体基板を残渣させ、BOXを開口したSi又はGe基板上に集積回路を作製し、化合物半導体基板上に光学素子を形成しても良い。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
この実施形態が先に説明した第1の実施形態と異なる点は、第2の半導体層として歪みSi層を用いたことにある。即ち、第1の実施形態で説明した基板貼り合わせ技術等により、Si酸化膜13上に、格子緩和SiGe層55と歪みSi層56が形成されている。
具体的な製造方法としては、格子緩和SiGe層55からなる基板A−1と基板Bとを貼り合わせ法により接着した後に、基板A−1上に歪みSi層56からなる基板A−2をエピタキシャル成長形成する。
本実施形態の場合、基板Aは歪みSiから成る基板A−1、格子緩和SiGeから成る基板A−2に分けられるが、基板A−2は無くても構わない。貼り合わせ法を用いて基板Aを形成する場合、転位を含むSiGe層の上に転位を含まないSiGe層を形成し、その上にSiを形成してSi上に歪みを導入する。このとき、歪みSi層を張り合わせる前に分離する箇所がSiGe層となるように調節すれば図5のように基板A−2を含むようになり、歪みSi層で分離すれば基板A−2を無くした場合を実現可能である。
格子緩和SiGe層上の歪みSi層は、基板面内方向に伸張歪みを有している。この伸張歪みの影響でバンド構造が変化し、電子,正孔の移動度が何れも無歪みのSiに比べて増大する。そして、歪みが増大するほど電子,正孔の移動度は高くなる。従って本実施形態のように、基板Aを歪みSiとし、この歪みSiにpチャネルMOSFETを作製すれば、同じサイズのpチャネルMOSFETよりも高速動作が期待できる。
また、用途毎に基板A,基板Bのキャリアの伝導型を変えても良く、例えば基板AにnチャネルMOSFETを作製し、基板BにpチャネルMOSFETを作製しても良い。さらに、同一基板上にキャリアの伝導型が混合した素子を作製しても良い。例えば、キャリアの移動度のより高い基板A上にnチャネルMOSFET,pチャネルMOSFETからなるCMOSFETを作製し、その周辺の基板B上に同様にCMOSFETからなるカットオフ回路を配置しても良い。
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
この実施形態が先に説明した第1の実施形態と異なる点は、SOIの3層構造を利用したことにある。
即ち、Si層12(基板B)上にSi酸化膜15を介してSi層16(基板D)が貼り合わせにより形成され、このSi層16上にSi酸化膜13を介して貼り合わせによりSi層14(基板A)が形成されている。基板Bの面方位は(100)であり、この基板BにはnチャネルMOSFETが形成されている。基板Aの面方位は(110)であり、この基板Aにはチャネル方向が[110]となるようにpチャネルMOSFETが形成されている。
このような構成であれば、第1の実施形態と同様の効果が得られるのは勿論のこと、基板Dに放熱の役割を持たせることにより、放熱性を高めることができる。特に、基板Dとしてダイヤモンドを用いることにより、基板A,Bに対する放熱性を格段に高めることができる。ダイヤモンド基板は熱伝導率が良好であるが、ダイヤモンドが高価であるため普及していないが、本実施形態の場合は高価なダイヤモンドを薄膜の部分のみ使用することで熱伝導効率の良いSOIウエハを低コストで作製可能である。
通常のCMOSFETでは、pチャネルMOSFETとnチャネルMOSFETが隣接しており、ゲートバイアス条件に依らず必ずどちらかの素子が動作している状態でありどちらかの素子で熱が発生している。また、SOI素子はBOX層上にあるため熱がこもり易く、この熱が高速動作,安定動作を阻害している。本実施形態の基板Dは、基板A及び基板B上に作製された素子で発生する熱を効率良く伝導させ、SOI素子の熱の弱点を克服し素子の安定動作,高速動作を実現している。
なお、基板Dとしては必ずしもSiやダイヤモンドに限るものではなく、熱伝導度が良いものであれば、他の半導体物質や絶縁物質を用いることができる。さらに、基板Dとして金属を用いることも可能である。
また、基板AとしてSi層14の代わりに、第2の実施形態のようなGe層54を形成しても良い。この場合、第2の実施形態と同様の効果に加え、放熱性が良好という効果が得られる。さらに、図8に示すように、基板Aとして、Si層14の代わりに、第3の実施形態のような歪みSi層56を形成しても良い。この場合、第3の実施形態と同様の効果に加え、放熱性が良好という効果が得られる。
また、図7にはSOI層が3層積層されている場合を示しているが、4層以上でも良い。SOI層が3層以上積層されている以外は第1の実施形態と同様であり、基板DのSOI厚さ,BOX厚さ,面方位,元素,歪み量,結晶性などは、基板A,基板B,基板Cと独立に任意に設定可能である。4層以上の場合も同様に、SOI厚さ,BOX厚さ,面方位,元素,歪み量,結晶性などは、基板A,基板B,基板Cと独立に任意に設定可能である。
(第5の実施形態)
図9は、本発明の第5の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
この実施形態が先に説明した第1の実施形態と異なる点は、SOIの3層構造を利用したことにある。
即ち、バルクSi基板10(基板C)上にSi酸化膜17を介してSi層18(基板D)が形成され、その上にSi酸化膜11を介してSi層12(基板B)が形成されている。それ以外は、第1の実施形態と同じである。
このような構成であれば、第1の実施形態と同様の効果が得られるのは勿論のこと、基板Dに放熱の役割を持たせることにより、放熱性を高めることができる。特に、基板Dとしてダイヤモンドを用いることにより、基板Bに対する放熱性を格段に高めることができる。ダイヤモンド基板は熱伝導率が良好であるが、ダイヤモンドが高価であるため普及していないが、本実施形態の場合は高価なダイヤモンドを薄膜の部分のみ使用することで熱伝導効率の良いSOIウエハを低コストで作製可能である。
第4の実施形態で説明したように、通常のCMOSFETでは、ゲートバイアス条件に依らずどちらかの素子で熱が発生しており、SOI素子はBOX層上にあるため熱がこもり易く、この熱が高速動作,安定動作を阻害している。特に、基板Bは基板A下のBOX層と基板B下のBOX層で挟まれた領域が多いため特に熱がこもりやすい。本実施形態氏の基板Dは、特に基板B上に作製された素子で発生する熱を効率良く伝導させ、SOI素子の熱の弱点を克服し素子の安定動作,高速動作を実現している。
なお、基板Dとしては、第4の実施形態と同様に、Si以外の半導体物質,絶縁物質,或いは金属を用いることが可能である。また、基板AとしてSi層14の代わりに、第2の実施形態のようなGe層54を形成しても良い。さらに、図10に示すように、基板Aとして、Si層14の代わりに、第3の実施形態のような歪みSi層56を形成しても良い。
(第6の実施形態)
図11は、本発明の第6の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
Si基板10(基板C)上にSi酸化膜11を介してシリコン層12(基板B)が形成され、このSi層12上にSi酸化膜13を介してSi層14(基板A)が形成されている。そして、基板Aにはnチャネル及びpチャネルのMOSFETがそれぞれ形成されている。なお、基板Aには、pチャネル及びnチャネル各々の素子領域を分離するための素子分離用絶縁膜45が形成されている。また、各基板A,B,Cの面方位は共に(100)である。
一般に、nチャネル,pチャネルのMOSFETが異なる基板面に作製されている場合、nチャネル,pチャネルを別々に作製するか、露光のDOF(Depth of Focus)を調整して同時に作製する必要がある。これに対し本実施形態の場合は、nチャネル,pチャネルの面が同一であるため、nチャネルMOSFET,pチャネルMOSFET用のゲート電極を同時に作製できる。
また、基板Bは基板Aで発生した熱を効率良く伝導させ、SOI素子の熱の弱点を克服し素子の安定動作,高速動作を実現している。基板BはSi以外の物質でも構わず、熱伝導度が良いダイヤモンド基板でも良く、他の半導体物質,絶縁物質,金属でも良い。特に材料としての単価が高いダイヤモンド基板等の場合、バルク基板として用いるよりも基板Bのように薄く用いた方が安価で済む。素子分離領域は、基板Aの下のBOX層に達した場合を図11に記したが、達していなくても良い。さらに、基板Bの一部及び基板Bの下のBOX層まで達していても良く、更にバルク基板Cの一部まで達していても良い。
(第7の実施形態)
図12は、本発明の第7の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
Si基板10(基板C)上にSi酸化膜11を介してシリコン層12(基板B)が形成され、このSi層12上の一部にSi酸化膜13を介してSi層14(基板A)が形成されている。Si層12上の残りの領域にエピタキシャル成長によりSi層62(基板B2)が形成されている。基板Aと基板B2との間には素子分離用絶縁膜45が形成されている。そして、基板AにはpチャネルMOSFETが形成され、基板B2にはnチャネルMOSFETが形成されている。
基板B2と基板Aの表面を合わせるためにCMP及び酸化を適宜行っても良い。素子分離の最下面の位置は図以外にも任意に設定可能である。
本実施形態では、同一面上に形成された異なるSOI基板に、pチャネルMOSFETとnチャネルMOSFETを独立に作製することができる。そして、第1の実施形態と同様に、基板B2の面方位を(100)、基板Aの面方位を(110)とすることにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第8の実施形態)
図13は、本発明の第8の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
Si基板10(基板C)上の一部をマスクした状態で基板10に酸素イオンを注入することにより、基板10の所定の深さにBOX絶縁膜となるSi酸化膜11が形成され、これによりSOI層12(基板B)が形成されている。そして、基板Bを形成していない部分には、Si酸化膜13を介してSi層14(基板A)が貼り合わせ法により形成されている。
本実施形態において、基板Bの面方位は(100)であり、この基板BにはnチャネルMOSFETが形成されている。基板Aの面方位は(110)であり、この基板AにはpチャネルMOSFETが形成されている。従って、pチャネル及びnチャネルのMOSFETは、電子,ホールの移動度が最も高い結晶面方位にチャネルが作製されることになり、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、基板B下の絶縁膜11はウェハ全面を覆っているわけでは無いため、全面が絶縁膜である通常のBOX層上に形成された場合と比較して、基板B上に作成された素子で発生した熱は基板Cに効率良く伝達するため熱がこもりにくく、より安定動作可能となる。
(第9の実施形態)
図14は、本発明の第9の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
Si基板10(基板C)上の一部に、Si酸化膜13を介して面方位(110)のSi層14(基板A)が形成されている。この基板Aは、第1の実施形態と同様に貼り合わせにより形成されている。基板C上の残りの領域には、Si酸化膜11を介してSi層12(基板B)が形成されている。この基板Bは、例えば基板C上にシリコン層12をエピタキシャル成長した後に、基板Bとすべき領域以外をマスクし、基板Bとすべき領域に酸素イオンを注入し、BOX層としてのSi酸化膜11を形成することにより実現される。基板Cの面方位が(100)であれば基板Bの面方位も(100)となる。
基板Bと基板Aとの表面を合わせるためにCMP及び酸化を適宜行っても良い。素子分離の最下面の位置は図以外にも任意に設定可能である。基板BにはnMOSFETが形成され、基板AにはpMOSFETが形成される。これらのMOSFETのゲート酸化膜やゲート電極は同時に形成することが可能である。
本実施形態においては、面方位(100)の基板BにnチャネルMOSFETを作製し、面方位(110)の基板AにpチャネルMOSFETを作製することにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、基板Bの厚さ及び基板B下のBOX層の厚さは、基板Aの厚さ及び基板A下のBOX層の厚さとそれぞれ無関係に形成可能である。但し、SOI上に形成されたMOSFETのしきい値はSOI厚さと関係があるため、基板A及びBの厚さを揃えることが望ましい場合もある。その場合、基板Aの厚さを基板Bの設計厚さよりも厚くしておき、基板B下のBOX層を形成する場合にSOI層Aの領域をマスクせずに同時に酸素イオンを注入することにより、SOI層の厚さを基板層AとBとで揃えることも可能である。
(第10の実施形態)
図15は、本発明の第10の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
この実施形態は、第9の実施形態において、基板A,Bと基板Cとの間に放熱のための基板D(Ge層28)を配置したものである。
AはSi、DはGeであり、基板Aは基板D上に貼り合わせにより作製されている。基板Bは基板Dを種としてエピタキシャル成長した層である。また、基板Bと基板Dとの間のSi酸化膜11はSIMOX法により作製されたものであり、基板Aと基板Bの厚さを等しくしている。
本実施形態においても、第4及び第5の実施形態と同様に、基板A,Bに対する放熱性を格段に高めることができる。
(変形例)
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。実施形態では、基板上に形成する半導体素子を、ゲート絶縁膜として酸化膜を用いたMOSFETを例に説明したが、ゲート絶縁膜として酸化膜以外の絶縁膜を用いることも可能である。つまり、半導体素子は必ずしもMOS型に限るもではなく、MIS型であっても良い。
また、第1及び第2の半導体層の製造方法は実施形態に記載したプロセスに何ら限定されるものではなく、適宜変更可能である。また、第2の半導体層の側面に形成する側壁絶縁膜は、必ずしも必要ではなく省略することも可能である。さらに、第2の半導体層の側面にゲート絶縁膜のみを残すようにしても良い。
また、半導体素子が形成される基板A,Bは両方共にバルクではなく絶縁膜上の半導体層であるのが望ましいが、用途によっては、必ずしもSOI又はGOIにする必要はなく、基板C及びその上のBOX絶縁膜を省略し、基板Bをバルク基板として用いることも可能である。
また、本発明は集積素子において特に有効である。例えば、面方位が異なるSOI素子を必要な箇所にのみ作製するには、当該箇所に一つ一つ素子を張り合わせていくことも原理的には可能であるが、このような手法はコスト面、合わせ精度等考慮するとLSI以上の規模においては不可能である。本発明においてはLSI以上の規模の集積素子デバイスにおいても同様に作成できる。
また、本発明はSOI膜厚100nm以下、BOX層厚200nm以下の薄膜SOI素子において特に有効である。さらに、本発明はFin−FETにおいても適宜適用可能である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
第1の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図。 第1の実施形態におけるMOSFETのレイアウトを説明するための断面図と平面図。 基板Aと基板Bの凹凸の違いを示す斜視図。 第1の実施形態に用いる素子形成用基板の製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図。 第3の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図。 第4の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図。 第4の実施形態の変形例の概略構成を示す断面図。 第5の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図。 第5の実施形態の変形例の概略構成を示す断面図。 第6の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図。 第7の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図。 第8の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図。 第9の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図。 第10の実施形態に係わる半導体装置の概略構成を示す断面図。
符号の説明
10…Si基板
11…Si酸化膜(第1の絶縁膜)
12…Si層(第1の半導体層)
13…Si酸化膜(第2の絶縁膜)
14…Si層(第2の半導体層)
15…Si酸化膜
16…Si又はダイヤモンド層
21,31…ゲート酸化膜(ゲート絶縁膜)
22,32…ゲート電極
23,33…ゲート側壁絶縁膜
25,35…pウェル
27,37…nウェル
41,43…側壁絶縁膜
45,46…配線
54…Ge層(第2の半導体層)
55…格子緩和SiGe層
56…歪みSi層(第2の半導体層)

Claims (12)

  1. 第1の絶縁膜上に形成された第1の半導体層と、
    第1の半導体層の主面上の一部に第2の絶縁膜を介して形成された、第1の半導体層とは面方位が異なる第2の半導体層と、
    第1の半導体層の主面に形成された第1導電型のMISFETと、
    第2の半導体層の主面に形成された第2導電型のMISFETと、
    を具備してなることを特徴とする半導体装置。
  2. 第1及び第2の半導体層はSiであり、第1及び第2の絶縁膜はSi酸化膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 第1の半導体層の主面の面方位は(100)であり、第2の半導体層の主面の面方位は(110)であり、第1の半導体層に形成されるMISFETはnチャネルMOSFETであり、第2の半導体層に形成されるMISFETはpチャネルMOSFETであることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 第2の半導体層のチャネル領域に格子歪みを持たせたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の半導体装置。
  5. 第1の絶縁膜上に形成された第1の半導体層と、
    第1の半導体層の主面上の一部に第2の絶縁膜を介して形成された、第1の半導体層とは構成材料が異なる第2の半導体層と、
    第1の半導体層の主面に形成された第1導電型のMISFETと、
    第2の半導体層の主面に形成された第2導電型のMISFETと、
    を具備してなることを特徴とする半導体装置。
  6. 第1の半導体層はSiであり、第2の半導体層はGe又はSiGeであることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 第1の半導体層の主面の面方位は(100)であり、第2の半導体層の主面の面方位は(111)であり、第1の半導体層に形成されるMISFETはnチャネルMOSFETであり、第2の半導体層に形成されるMISFETはpチャネルMOSFETであることを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
  8. 第1の半導体層と第2の半導体層は、主面の面方位が異なることを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の半導体装置。
  9. 第2の半導体層の側面に側壁絶縁膜が形成され、この側壁絶縁膜が前記第1導電型のMISFETと前記第2導電型のMISFETとを電気的に分離するための素子分離用絶縁膜として用いられることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の半導体装置。
  10. 第2の半導体層の側面に形成された側壁絶縁膜は、前記MISFETのゲート絶縁膜の形成時に形成された部分と、該MISFETのゲート側壁絶縁膜の形成時に形成された部分とからなり、第1及び第2の半導体層の境界線に直交する方向に対して最小加工線幅よりも幅が狭いことを特徴とする請求項9記載の半導体装置。
  11. 第1の絶縁膜上に形成された第1の半導体層の主面に、第2の絶縁膜を介して第1の半導体層とは面方位が異なる第2の半導体層を貼り合わせる工程と、
    第2の半導体層及び第2の絶縁膜の一部を選択的に除去する工程と、
    第2の半導体層及び第2の絶縁膜の除去により露出した第1の半導体層の主面に第1導電型のMISFETを形成する工程と、
    第2の半導体層の主面に第2導電型のMISFETを形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 第1の絶縁膜上に形成された第1の半導体層の主面に、第2の絶縁膜を介して第1の半導体層とは材料が異なる第2の半導体層を貼り合わせる工程と、
    第2の半導体層及び第2の絶縁膜の一部を選択的に除去する工程と、
    第2の半導体層及び第2の絶縁膜の除去により露出した第1の半導体層の主面に第1導電型のMISFETを形成する工程と、
    第2の半導体層の主面に第2導電型のMISFETを形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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