JP5477877B1 - ピッキングリフトの転落防止装置、および該転落防止装置を備えたピッキングリフト - Google Patents

ピッキングリフトの転落防止装置、および該転落防止装置を備えたピッキングリフト Download PDF

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Abstract

【課題】ピッキング作業を行うオペレータが転落するのを効果的に防止するとともに、オペレータが高所での恐怖心を抱きにくい転落防止装置、および該転落防止装置を備えたピッキングリフトを提供する。
【解決手段】転落防止装置は、光透過率を調整可能な調光部16aを含み、ヘッドガード11の後端部11Bから後方に引き出された引出位置と、後端部から前方に引き込まれた引込位置とをとるガード部材16と、揚高検出部21と、位置検出部22と、制御部20とを備え、調光部16aは、ガード部材16が引込位置をとったとき、ステップ上空間の側面を塞ぎ、ガード部材16が引出位置をとったとき、パレット上空間の側面を塞ぎ、制御部20は、揚高が所定高さ未満であるとき、または、オペレータが安全位置にいるとき、調光部を透明状態とする一方、揚高が所定高さ以上であり、かつ、オペレータが危険位置にいるとき、調光部を不透明状態とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピッキングリフトの運転台に搭乗したオペレータが転落するのを防止する転落防止装置、および該転落防止装置を備えたピッキングリフトに関する。
工場の倉庫等において使用されるフォークリフトとして、例えば、特許文献1に記載のピッキングリフトが知られている。
このピッキングリフト1’は、図14に示すように、バッテリや走行用モータ(いずれも不図示)等を内蔵した車両本体2と、車両本体2の後方に設けられたマスト3と、マスト3に沿って昇降する運転台4とを備えている。
また、運転台4は、ステップ10と、ステップ10に搭乗したオペレータ(不図示)の頭上を覆うヘッドガード11と、ステップ10の後端部10Bから後方に向かって延びた一対のフォーク13と、オペレータの前方に設けられた操作盤14とを含んでいる。
ところで、このピッキングリフト1’による荷役作業には、オペレータが操作盤14を操作して、オペレータを乗せた運転台4をラック(不図示)に近づけ、運転台4を図14に示すような高所まで移動させて、フォーク13が差し込まれたパレットP上に積まれている荷物(不図示)をラックに移したり、ラックに保管されている荷物をパレットP上に移したりするピッキング作業が含まれる。このため、ピッキングリフト1’の運転台4には、オペレータの転落を防止するための転落防止装置(同図の左右一対のL字形状の安全ガード15’参照)が設けられている。
この転落防止装置によれば、上方に跳ね上げられた状態(図14の破線で示された状態参照)から水平に降ろされた状態(図14の実線で示された状態参照)の安全ガード15’によって、ステップ10に搭乗したオペレータの腰回りが囲まれるので、操作盤14を操作しているオペレータが誤ってステップ10から転落するのを防止することができる。
また、従来の転落防止装置として、この安全ガード15’と異なる安全ガードを使用した特許文献2に記載のものも知られている。
この特許文献2に記載の転落防止装置は、パレットPの上方の空間(以下、「パレット上空間」という)の側面および後面と、ステップ10の上方のヘッドガード11との間の空間(以下、「ステップ上空間」という)の側面とを塞ぐ左右一対のL字形状の安全ガード(図14には不図示)を備えている。
この転落防止装置によれば、操作盤14を操作しているステップ10上のオペレータだけでなく、パレットP上のオペレータの転落を防ぐこともできる。
特開2003−48695号公報 特許第4001337号公報
しかしながら、特許文献1、2の転落防止装置は、ピッキング作業時に安全ガードを上方に跳ね上げるように構成されている(特許文献1の明細書の段落[0009]および特許文献2の明細書の段落[0033]参照)ので、パレット上空間およびステップ上空間の各面をすべて開放してしまう。
このため、特許文献1、2の転落防止装置では、ピッキング作業時にオペレータが誤って転落しかけた場合には何もつかまるものがなく、オペレータの転落を効果的に防止することができないという問題があった。
また、ピッキング作業では、例えばオペレータが高所にある運転台4に搭乗した状態で、ピッキングリフトを走行させることもあるが、特許文献1、2の転落防止装置では、安全ガードを水平に降ろしていたとしても、ステップ10やパレットP上にはオペレータの視界を遮るものがほとんどないので、オペレータが高所での恐怖心を抱きやすいという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、ピッキング作業を行うオペレータが転落するのを効果的に防止するとともに、オペレータが高所での恐怖心を抱きにくい転落防止装置、および該転落防止装置を備えたピッキングリフトを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、(1)ステップと、前記ステップに搭乗したオペレータの頭上を覆うヘッドガードと、前記ステップの後端部から後方に向かって延びた一対のフォークとを含む昇降可能な運転台を備えたピッキングリフトにおいて、前記オペレータが転落するのを防止する転落防止装置であって、前記ヘッドガードの側端部に沿って前後方向に移動可能に設けられて光透過率を調整可能な調光部を含み、前記ヘッドガードの後端部から後方に引き出された引出位置と、該後端部から前方に引き込まれた引込位置とをとり得るガード部材と、前記運転台の揚高を検出する揚高検出部と、前記ステップ上の前記オペレータの位置を検出する位置検出部と、前記揚高検出部および前記位置検出部で検出された各検出結果に基づいて、前記調光部を制御する制御部と、を備え、前記調光部は、前記ガード部材が前記引込位置をとったときに、前記ステップの上方のステップ上空間の側面の少なくとも一部を塞ぐ一方、前記ガード部材が前記引出位置をとったときに、前記フォークの挿入されたパレットの上方のパレット上空間の側面の少なくとも一部を塞ぎ、前記制御部は、前記揚高が所定高さ未満であるとき、または、前記オペレータが前記ステップ上の安全位置にいるときに、前記調光部を透明状態とする一方、前記揚高が所定高さ以上であるとき、かつ、前記オペレータが前記ステップ上の危険位置にいるときに、前記調光部を不透明状態とすることを特徴とする転落防止装置としたものである。
この構成では、光透過率を調整可能な調光部を含むガード部材が引込位置をとったときに、調光部によって、ステップ上空間の側面の少なくとも一部が塞がれる一方、ガード部材が引出位置をとったときに、調光部によって、パレット上空間の側面の少なくとも一部が塞がれるので、従来技術のようにパレット上空間およびステップ上空間の各面がすべて開放されることはなく、オペレータが誤って転落しかけた場合には調光部につかまることができる。
また、この構成では、揚高が所定高さ以上であり、かつ、オペレータが危険位置にいるときに、制御部により不透明状態とされた調光部によって、オペレータの視界が遮られて、高所にいるオペレータから地上が見えにくくなるので、オペレータが高所での恐怖心を抱きにくくなる。そして、オペレータが安全位置にいるときには、制御部により透明状態とされた調光部によって、オペレータの視界が十分確保されるので、例えば、高所にある運転台の安全位置にいるオペレータがピッキングリフトを走行させる場合にも、オペレータが運転台から周囲の安全確認を行うことができる。
すなわち、この構成によれば、ガード部材に含まれる調光部によって、ピッキング作業を行うオペレータが転落するのが効果的に防止されるとともに、運転台の揚高とステップ上のオペレータの位置とに基づいて制御部により透明状態と不透明状態とに制御される調光部によって、オペレータが高所での恐怖心を抱きにくくなる。
上記構成(1)において、(2)前記位置検出部は、前記安全位置および前記危険位置の少なくとも1つに設けられた荷重検出式の位置検出センサからなることが好ましい。
この構成によれば、荷重検出式の位置検出センサは、オペレータの荷重の有無を検出するので、荷重検出式でない他の超音波検出式等の位置検出センサに比べて、誤検出が少ない。
上記構成(1)において、(3)前記危険位置は、前記ステップの左右の各側端部に近接した左右位置からなり、前記位置検出部は、前記オペレータの前記左右位置を検出可能な左右位置検出式の位置検出センサからなり、前記調光部は、前記ヘッドガードの左右の各側端部に沿って前後方向に移動可能に設けられた左右一対のものからなり、前記制御部は、前記左右位置検出式の位置検出センサで検出された検出結果に基づいて、前記左右一対の各調光部を独立して制御することが好ましい。
この構成によれば、制御部によって、左右位置検出式の位置検出センサで検出された検出結果に基づいて、左右一対の各調光部が独立して制御されるので、オペレータが左右側方への転落の危険性をより認識し易くなる。
上記構成(3)において、(4)前記左右位置検出式の位置検出センサは、前記左右位置のそれぞれに設けられた左右のマイクロスイッチと、前記ステップの中央部分に前後方向に設けられた回転軸を中心にその左右両側が互いに反対方向に揺動して、前記左右のマイクロスイッチをオンオフ可能な揺動部材と、を含むことが好ましい。
この構成によれば、小型で安価なマイクロスイッチを使用しているので、さらなる低コスト化を実現できる。
上記構成(1)〜(4)のいずれかにおいて、(5)前記制御部は、前記揚高が所定高さ以上であるとき、かつ、前記オペレータが前記危険位置にいるときに、該揚高の増加に伴って前記調光部の前記光透過率を連続的に減少させることが好ましい。
この構成によれば、運転台が高くなればなるほど、制御部によって調光部の光透過率が減少し、オペレータの視界がより遮られるので、オペレータが高所での恐怖心をさらに抱きにくくなる。
上記構成(1)〜(5)のいずれかにおいて、(6)前記調光部は、液晶層を備えた液晶部からなることが好ましい。
上記構成(1)〜(6)のいずれかにおいて、(7)前記前後方向に伸縮する伸縮部材と、前記伸縮部材を駆動するための伸縮操作部と、をさらに備え、前記伸縮部材の前端部および後端部が、それぞれ前記ヘッドガードの前端部および前記ガード部材の後端部に固定され、前記オペレータによって前記伸縮操作部が操作されると、前記伸縮部材が駆動されて伸縮し、前記ガード部材が前記引出位置と前記引込位置との間で移動可能となっていることが好ましい。
この構成によれば、オペレータが伸縮操作部を操作するだけで、伸縮部材が駆動されて、ガード部材が引出位置と引込位置との間で移動するので、オペレータがガード部材や調光部の配置場所を簡単に変更できる。
上記構成(7)において、(8)前記伸縮部材は、パワーシリンダからなることが好ましい。
この構成によれば、伸縮部材の中でもパワーシリンダは特に制御性に優れているため、ガード部材を引出位置と引込位置との間で確実かつ円滑に移動させることが可能となる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、(9)上記構成(1)〜(8)のいずれかに記載の転落防止装置を備えたことを特徴とするピッキングリフトとしたものである。
本発明によれば、ピッキング作業を行うオペレータが転落するのを効果的に防止するとともに、オペレータが高所での恐怖心を抱きにくい転落防止装置、および該転落防止装置を備えたピッキングリフトを提供することができる。
ガード部材が引込位置に移動した状態の、本発明に係る転落防止装置を備えたピッキングリフトの斜視図である。 ガード部材が引出位置に移動した状態の、本発明に係る転落防止装置を備えたピッキングリフトの斜視図である。 本発明に係るピッキングリフトのガード部材の上面図であり、(A)はガード部材が引込位置に移動した状態、(B)はガード部材が引出位置に移動した状態を示す図である。 本発明に係るピッキングリフトのヘッドガードおよびその周辺を示す図であり、(A)は上面図、(B)は(A)の後面図、(C)は(B)の一部拡大図である。 (A)は本発明に係るピッキングリフトの位置検出部の一部破断上面図、(B)は第2変形例に係るピッキングリフトの位置検出部の上面図、(B)は第3変形例に係るピッキングリフトの位置検出部の上面図、(D)は(C)のX−X’線に沿った断面図である。 本発明に係るピッキングリフトの制御に関するブロック図である。 ノーマリホワイト方式の液晶部の特性を示すグラフであって、(A)は印加電圧と光透過率の関係を示すグラフ、(B)揚高と印加電圧の関係の例を示すグラフ、(C)は揚高と印加電圧の関係の例を示すグラフである。 本発明に係るピッキングリフトの制御部の動作を説明するフロー図である。 本発明に係るピッキングリフトの一側面図である。 本発明に係るピッキングリフトの一側面図である。 本発明に係るピッキングリフトの一側面図である。 本発明に係るピッキングリフトの一側面図である。 ノーマリブラック方式の液晶部の特性を示すグラフであって、(A)は印加電圧と光透過率の関係を示すグラフ、(B)揚高と印加電圧の関係の例を示すグラフ、(C)は揚高と印加電圧の関係の例を示すグラフである。 従来の転落防止装置を備えたピッキングリフトの斜視図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係るピッキングリフトの転落防止装置、および該転落防止装置を備えたピッキングリフトの好ましい実施例について説明する。
図1および図2に示すように、本発明に係るピッキングリフト1は、従来のピッキングリフト1’(図14参照)と同様、バッテリや走行用モータ(いずれも不図示)等を内蔵した車両本体2と、車両本体2の後方に設けられたマスト3と、マスト3に沿って昇降する運転台4とを備えている。
運転台4は、ステップ10と、ステップ10に搭乗したオペレータ(不図示)の頭上を覆うヘッドガード11と、ステップ10の前側隅部に立設されてヘッドガード11の側端部11L、11Rを挟み込んで支持する左右一対の支柱12と、ステップ10の後端部10Bから後方に向かって延びた一対のフォーク13と、ピッキングリフト1を操作するための操作盤14と、支柱12の中間部分に回動可能に取り付けられた安全ガード15と、ステップ10に設けられたブレーキペダル19とを含んでいる。
操作盤14は、左右一対の支柱12の間に設けられており、例えば、ピッキングリフト1を任意の方向に走行させたり、運転台4を昇降させたりするための各種操作手段を有する。この操作手段の一例としては、キースイッチ14a、アクセルレバー14b、および昇降スイッチ14c等がある。
また、ピッキングリフト1は、ガード部材16と、揚高検出部21と、位置検出部22と、制御部20とを備えた転落防止装置をさらに備えている。
ガード部材16は、ヘッドガード11の後端部11Bから後方に引き出された引出位置(図2参照)と、該後端部11Bから前方に引き込まれた引込位置(図1参照)とをとり得るようになっている。
また、ガード部材16は、光透過率を調整可能な(後述するような透明状態と不透明状態とをとり得る)調光部16aと、調光部16aを支持してヘッドガード11の側端部11L、11R(支柱12の側端部12L、12R)に沿って前後方向に移動可能に設けられた支持部材16cとを含む。支持部材16cは、図2に示すように、前後方向に延びた左右一対の側端部16L、16Rと、側端部16L、16R間に設けられた後端部16Bとからなるコ字形状の金属製の部材からなる。
このピッキングリフト1は、マスト3を構成するアウタマストの下部に設けられたプーリから引き出されたワイヤの先端がインナマストの頂部に連結され、アウタマストに対してインナマストが運転台4とともに昇降すると、それに伴ってプーリが回転し、ワイヤが引き出されたり巻き取られたりするよう構成されている。
揚高検出部21は、運転台4の揚高を検出するものであって、本実施例では、このマスト3のプーリの回転量(長さ)を検出して揚高を検出する公知の揚高検出センサ21(図示略)からなる。
位置検出部22は、ステップ10上のオペレータの位置を検出する(オペレータが安全位置Sにいるのか危険位置Dにいるのかを検出する)ものであり、好ましくは、誤検出が比較的少ない荷重検出式の位置検出センサ22からなる。この位置検出センサ22は、本実施例では、公知のマットセンサ22からなる。
ここで、安全位置Sとは、操作盤14に近接したステップ10上の位置(例えば、図5(A)に示されたステップ10上の略長方形状の領域内のオペレータの位置)を意味する。また、危険位置Dとは、ステップ10の少なくとも左右の側端部10L、10R(後端部10Bを含んでいてもよい)に近接したステップ10上の位置(例えば、図5(A)に示された略コ字形状の領域内のオペレータの位置)を意味する。
マットセンサ22は、図5(A)に示すような危険位置Dに配置され、主に、長尺のスイッチ素子22aと、スイッチ素子22aを挟み込む上下一対の踏み板(例えばゴム板)22bと、スイッチ素子22aのオンオフ状態に応じた信号を制御部20に出力する出力部22cとを含む。マットセンサ22は、オペレータの足で踏み板22bが踏まれると、スイッチ素子22aがオン(導通)状態となって、出力部22cからオン信号が出力される一方、踏み板22bから足が離されると、スイッチ素子22aがオフ(非導通)状態となって、出力部22cからオフ信号が出力されるように構成されている。
なお、オペレータは通常危険位置Dよりも安全位置Sにいる時間が長いため、本実施例では、マットセンサ22を危険位置Dに配置して、マットセンサ22での消費電力を抑えるようにしていたが、マットセンサ22を危険位置Dではなく安全位置Sに配置することも可能である。
調光部16aは、本実施例では、液晶部16aからなる。液晶部16aは、例えばネマティック液晶で形成された液晶層と、液晶層を挟み込む一対の透明電極を有する透明なガラス基板(透明なアクリル基板等でも可能)とから構成される(いずれも不図示)。液晶部16aは、図7(A)に示すように、透明電極に印加された印加電圧Vが所定電圧Vt未満のときには、光透過率Tが所定光透過率Tt(例えばTt=50%)を超えた透明状態(液晶部16aを介した視界が十分確保された状態)となり、印加電圧Vが所定電圧Vt以上のときには、光透過率TがTt以下である不透明状態(液晶部16aを介した視界が実質的に確保されていない状態)となるノーマリホワイト方式(Normally white type)のものである。
液晶部16aの上端部は、図4(B)および(C)に示すように、固定ピン等の固定具や溶接等の任意の固定手段によって、支持部材16cの側端部16L、16Rの例えば下面に固定されている。液晶部16aは、支持部材16cの側端部16L、16Rよりも下方に配置され、液晶部16aの下端部は、該側端部16L、16Rから下方にパレットPまたはステップ10の上面に至るまで(但し、パレットPまたはステップ10の上面に接触しない程度まで)延びている。
また、この転落防止装置は、図1〜図6に示すように、伸縮部材17と、伸縮操作部18とをさらに備えている。
ヘッドガード11および支持部材16cは、図4(B)および(C)に示すように、支柱12の側端部12L、12Rの間に上下に設けられている。
ヘッドガード11は、任意の固定手段によって、支柱12の側端部12L、12Rの各内側面の上側部分に固定されている。支柱12の側端部12L、12Rの各内側面の下側部分には、例えば断面が略C字形状のガイドレール部12g(図4(C)参照)が前後方向に設けられている。支持部材16cの側端部16L、16Rには、ガイドレール部12gに係合して自在にスライドするガイドローラ等からなるスライド部16gが前後方向に設けられている。すなわち、ガード部材16は、ガイドレール部12gおよびスライド部16gを介して、ヘッドガード11の側端部11L、11R(支柱12の側端部12L、12R)に沿って前後方向に移動可能に設けられ、引込位置(図1または図3(A)を参照)と、引出位置(図2または図3(B)を参照)とをとり得る。なお、スライド部16gは、ガイドレール部12gから脱落しないように、ガイドレール部12gよりも長く形成されていることが好ましい。
伸縮部材17は、ガード部材16を移動させ易くするためのものであって、例えば、図3および図4に示すように、円筒状の収納ケース17aと、該収納ケース17aの後端部から突出し得るロッド17bとを有するパワーシリンダ17からなる。収納ケース17aの前端部(伸縮部材17の前端部)は、任意の固定手段によって、ヘッドガード11の前端部11Aに固定されている。また、ロッド17bの前端部は、収納ケース17aに収納され、ロッド17bの後端部(伸縮部材17の後端部)は、任意の固定手段によってガード部材16(支持部材16c)の後端部16Bに固定されている。
伸縮操作部18は、伸縮部材17を駆動するためのものであって、本実施例では、操作盤14に設けられたオンオフ可能な伸縮操作スイッチ18からなる。なお、伸縮操作部18は、支柱12やステップ10等に設けられていてもよい。
制御部20は、MPU(Micro Processing Unit)からなり、例えば車両本体2等に搭載されている。
図6に示すように、制御部20には、操作盤14のキースイッチ14a、アクセルレバー14b、昇降スイッチ14c、および伸縮操作部(伸縮操作スイッチ)18と、安全ガード15と、ブレーキペダル19とから送られてくる各種信号が入力される。そして、制御部20は、入力された各信号に基づいて、走行用モータ、電磁ブレーキ、マスト3、および伸縮部材(パワーシリンダ)17を制御する。
制御部20は、キースイッチ14aがオンされ、かつ安全ガード15が使用状態(図2に実線で示す水平に降ろされた状態)とされているときに、アクセルレバー14b、昇降スイッチ14c、またはブレーキペダル19が操作されると、その操作量に応じて走行用モータ、マスト3、または電磁ブレーキを駆動させ、ピッキングリフト1を走行/停止させたり、運転台4を昇降させたりする、オペレータによる各種操作を有効にする。一方、制御部20は、キースイッチ14aがオンされていないとき、または安全ガード15が不使用状態(図2に破線で示す上方に跳ね上げられた状態)とされているときに、アクセルレバー14b、昇降スイッチ14cまたはブレーキペダル19が操作されても、ピッキングリフト1を走行/停止させたり、運転台4を昇降させたりする、オペレータによる各種操作を無効にする。
また、制御部20は、伸縮操作スイッチ18から送られてくるオンオフ信号に基づいてパワーシリンダ17を制御する。言い換えると、制御部20は、オペレータによって伸縮操作スイッチ18が操作されると、パワーシリンダ17を駆動して伸縮させ、ガード部材16を引出位置と引込位置との間で移動させる。
より具体的には、制御部20は、オペレータによって伸縮操作スイッチ18がオフされた場合は、パワーシリンダ17のロッド17bを収納ケース17a内に収納して、ガード部材16を移動させて引込位置とする。このとき、液晶部16aによって、ステップ上空間の側面の少なくとも一部(本実施例ではほぼ全部)が塞がれる。
また、オペレータによって伸縮操作スイッチ18がオンされた場合は、パワーシリンダ17のロッド17bを収納ケース17aから突出させ、ガード部材16を移動させて引出位置とする。このとき、液晶部16aによって、パレット上空間の側面の少なくとも一部が塞がれる。
なお、伸縮操作部18として伸縮操作スイッチ18の代わりに伸縮操作レバー18を使用することによって、伸縮操作レバー18のレバー操作量に応じて、ガード部材16を引出位置と引込位置との間の任意の位置に移動させることもできる。
なお、伸縮部材(パワーシリンダ)17の伸縮長L17は、任意とすることができるが、パレットPの長さLP(あるいはフォーク13の長さL13)に応じて決定されるのが好ましく、より詳細には、0.5×LP≦L17≦LP(あるいは0.5×L13≦L17≦L13)に決定されるのが好ましい。L17>LP(あるいはL17>L13)とすると、引出位置に移動したガード部材16の存在によって、ピッキングリフト1の全長が長くなり、車両の取り回しが悪くなるからである。また、L17<0.5×LP(あるいはL17<0.5×L13)とすると、支柱12と液晶部16aとの間の距離が短くなって、オペレータの運転台4の側方でのピッキング作業の邪魔になるからである。また、ヘッドガード11および支持部材16cは、ステップ10に対して平行になっているが、完全に平行である必要はなく、上下いずれかの方向に傾いていてもよい。
さらに、制御部20には、揚高検出部(揚高検出センサ)21と、位置検出部(マットセンサ)22とから送られてくる各種信号が入力される。そして、制御部20は、揚揚高検出部21および位置検出部22で検出された各検出結果に基づいて、調光部16aを制御する。
より具体的には、制御部20は、揚高Hが所定高さHt(例えば1m)未満であるとき、または、オペレータが安全位置Sにいるときに、図7(B)に示すように透明電極への印加電圧Vを0とし(図7(B)参照)、調光部16aを透明状態とする(図8のステップS10、S12、S20およびS21参照)。また、制御部20は、揚高Hが所定高さHt以上であり、かつ、オペレータが危険位置Dにいるときに、図7(B)に示すように透明電極への印加電圧Vを所定電圧Vtよりも大きな電圧(例えば、最大電圧Vm)として、調光部16aを不透明状態とする(図7のステップS10、S11、S20およびS22参照)。
次に、図9〜図12を参照して、本発明に係るピッキングリフト1および転落防止装置の一連の使用方法および動作について説明する。
図9に示すように、オペレータは、運転台4が地上高さ(揚高Hが0m)とされたピッキングリフト1の運転台4に搭乗して、ステップ10上の安全位置Sに立って、上方に跳ね上げられている(不使用状態の)安全ガード15を手動的に水平に降ろす(使用状態とする)。なお、ガード部材16は引込位置とされているので、液晶部16aによって、ステップ上空間の側面のほぼ全部が塞がれている。
安全ガード15が降ろされた後、制御部20は、オペレータがピッキングリフト1を走行/停止させたり、運転台4を昇降させたりする操作を可能にする。また、制御部20は、運転台4が地上高さにある(揚高検出センサ21で検出された揚高Hが所定高さHt未満である)ので、透明電極への印加電圧Vを0とし、液晶部16aを透明状態とする(図8のステップS10およびS12参照)。
次に、図10に示すように、オペレータは、操作盤14を操作して、運転台4を、ラック(不図示)に近づけ、高所に移動させる。
運転台4が上昇していく途中で、制御部20は、運転台4の揚高Hが所定高さHt以上となり、かつ、オペレータが危険位置Dにいるとき(マットセンサ22からオン信号が出力されるとき)には、透明電極への印加電圧Vを最大電圧Vmとし、液晶部16aを不透明状態とする(図8のステップS10、S11、S20およびS22参照)。ここで、この液晶部16aによって、オペレータの視界が遮られ、オペレータから地上が見えにくくなるので、オペレータが高所での恐怖心を抱きにくくなる。
なお、制御部20は、運転台4が上昇していく途中で、運転台4の揚高Hが所定高さHt以上となっても、オペレータが安全位置Sにいるとき(マットセンサ22からオフ信号が出力されるとき)には、オペレータが高所での恐怖心を抱きにくいので、透明電極への印加電圧Vを0とし、液晶部16aを透明状態とする(図8のステップS10、S11、S20およびS21参照)。
次に、図11に示すように、オペレータは、高所でのピッキング作業を行うために、安全ガード15を上方に跳ね上げるとともに、伸縮操作スイッチ18をオンする。
伸縮操作スイッチ18がオンされた後、制御部20は、伸縮部材17を駆動して、ガード部材16を引込位置から引出位置に移動させる。そして、この液晶部16aによって、パレット上空間の側面の少なくとも一部が塞がれる。また、制御部20は、オペレータが危険位置Dにいるとき、液晶部16aを不透明状態とし(図8のステップS20およびS22参照)、オペレータが安全位置Sにいるとき、液晶部16aを透明状態とする(図8のステップS20およびS21参照)。
そして、隣接する別のラックでピッキング作業等を行うために、図12に示すように、高所にある運転台4のオペレータは、安全位置Sに立って、操作盤14やブレーキペダル19等を操作して、ピッキングリフト1を前後方向に走行等させる。
このとき、制御部20は、オペレータが安全位置Sにいるので、液晶部16aを透明状態とする(図8のステップS20およびS21参照)。ここで、この液晶部16aによって、オペレータの視界が十分確保されるので、オペレータが高所の運転台4から周囲の安全確認を行うことができる。
このように、このピッキングリフト1および転落防止装置によれば、光透過率を調整可能な液晶部16aを含むガード部材16が引込位置をとったときに、液晶部16aによって、ステップ上空間の側面の少なくとも一部が塞がれる(図9および図10参照)一方、ガード部材16が引出位置をとったときに、液晶部16aによって、パレット上空間の側面の少なくとも一部が塞がれる(図11および図12参照)ので、従来技術のようにパレット上空間およびステップ上空間の各面がすべて開放されることはなく、オペレータが誤って転落しかけた場合には液晶部16aにつかまることができる。
また、このピッキングリフト1および転落防止装置によれば、運転台4の揚高Hが所定高さHt以上であり、かつ、オペレータが危険位置Dにいるときに、制御部20により不透明状態とされた液晶部16aによって、オペレータの視界が遮られて(図10および図11参照)、高所にいるオペレータから地上が見えにくくなるので、オペレータが高所での恐怖心を抱きにくくなる。そして、オペレータが安全位置Sにいるときには、制御部20により透明状態とされた液晶部16aによって、オペレータの視界が十分確保される(図12参照)ので、例えば、高所にある運転台4の安全位置Sにいるオペレータがピッキングリフト1を走行させる場合にも、オペレータが運転台4から周囲の安全確認を行うことができる。
すなわち、この構成によれば、ガード部材16に含まれる液晶部16aによって、ピッキング作業を行うオペレータが転落するのが効果的に防止されるとともに、運転台4の揚高とステップ10上のオペレータの位置とに基づいて制御部20により透明状態と不透明状態とに制御される液晶部16aによって、オペレータが高所での恐怖心を抱きにくくなる。
さらに、このピッキングリフト1および転落防止装置によれば、オペレータが伸縮操作部18を操作するだけで、伸縮部材17が駆動されて、ガード部材16が引出位置と引込位置との間で移動するので、オペレータがガード部材16や液晶部16aの配置場所を簡単に変更できる。また、伸縮部材17の中でもパワーシリンダ17は特に制御性に優れているため、ガード部材16を引出位置と引込位置との間で確実かつ円滑に移動させることが可能となる。
(変形例)
以上、本発明に係る転落防止装置およびピッキングリフトの実施形態について説明したが、本発明は、これらの構成に限定されるものではない。
(第1変形例)
揚高検出部21は、上記実施例の揚高検出センサ21に限定されるものではなく、運転台4の揚高を直接的または間接的に検出し得る他の任意のセンサから構成されてもよい。
(第2変形例)
危険位置D等の個数、形状、配置場所(位置検出部22の個数、形状および配置場所)等は、適宜変更することができる。
例えば、図5(B)に示すように、危険位置Dが、ステップ10の左右の各側端部10L、10Rに近接した左右位置からなり、位置検出部22が、この左右位置のそれぞれに配置された2つのマットセンサ22からなる。なお、2つのマットセンサ22の代わりに、他の左右位置検出式の位置検出センサ22が使用されてもよい。
ここで、さらに、制御部20が、2つのマットセンサ22で検出された各検出結果に基づいて、左右一対の各調光部16aを独立して制御するように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、オペレータがステップ10上の左位置(右位置)のマットセンサ22を踏んだ場合には、制御部20が左側(右側)の液晶部16aのみを不透明状態とすることにより、オペレータが左側方(右側方)への転落の危険性を認識し易くなる。
また、この構成によれば、左右両方の液晶部16aが不透明状態とならないので、液晶部16aでの消費電力をさらに抑えることもできる。
(第3変形例)
位置検出部22は、上記実施例のマットセンサ22に限定されるものではなく、他の任意の位置検出センサから構成されてもよい。
例えば、位置検出部22は、図5(C)および(D)に示すように、左右位置(2つの危険位置D)のそれぞれに設けられた左右のマイクロスイッチ22dと、ステップ10の中央部分に前後方向に立設された立設部22fと、立設部22fに回転可能に支持された回転軸22gと、回転軸22gを中心にその左右両側が互いに反対方向に揺動して左右のマイクロスイッチ22dをオンオフ可能な揺動部材(略長方形状の踏み板)22eと、を含む左右位置検出式の位置検出センサ22からなる。
この構成では、オペレータが運転台4に搭乗していないとき、または、オペレータが安定位置Sにいるときには、揺動部材22eは水平状態(図5(D)の破線で示された状態参照)となり、各マイクロスイッチ22dはオフ信号を制御部20に出力する一方、オペレータが危険位置Dにいるときには、オペレータの荷重により揺動部材22eが傾いた状態(図5(D)の実線で示された状態参照)となり、揺動部材22eに押し当てられたほうのマイクロスイッチ22dがオン信号を制御部20に出力し、制御部20が、上記と同様に、調光部16aを制御する。
この構成によれば、長尺のスイッチ素子22aを含むマットスイッチ22等に比べて、小型で安価なマイクロスイッチ22dを使用しているので、さらなる低コスト化を実現できる。
また、位置検出部22は、上記のようなオペレータに踏まれる接触式の位置検出センサ22ではなく、運転台4の例えばヘッドガード11等に設けられ、オペレータの安全位置Sおよび危険位置Dを検出可能な超音波検出式、静電容量検出式等の非接触式の位置検出センサ22から構成されてもよい。
(第4変形例)
調光部16aは、上記実施例では液晶部16aからなっていたが、これに限定されるものではなく、透明状態と不透明状態とをとりうる他の構造のもの(例えば、公知のエレクトロクロミック(EC)物質で形成されたエレクトロクロミック層と、エレクトロクロミック層を挟み込む透明電極を有するガラス基板とかなるエレクトロクロミック部等)からなっていてもよい。
(第5変形例)
また、上記実施例の液晶部16aの形状、個数等も任意とすることができる。
例えば、液晶部16aの形状を多角形形状等としてもよいし、液晶部16aを複数の領域に分割して、制御部20によって、分割された各領域を互いに異なる条件(運転台4の揚高とオペレータの位置等)で透明状態または不透明状態とするようにしてもよい。
(第6変形例)
制御部20は、上記実施例では、運転台4の揚高Hが所定高さHt以上になると、図7(B)のように、透明電極への印加電圧Vを最大電圧Vmとして、液晶部16aを不透明状態とするようになっていたが、これに限定されるものはなく、例えば、図7(C)に示すように、揚高Hが所定高さHt以上、かつ、オペレータが危険位置Dにいる場合に、揚高Hの増加に伴って、印加電圧Vを増加させて、液晶部16aの光透過率を連続的に減少させるようになっていてもよい。
この構成によれば、運転台4が高くなればなるほど、制御部20によって液晶部16aの光透過率が減少し、オペレータの視界がより遮られるので、オペレータが高所での恐怖心をさらに抱きにくくなる。
(第7変形例)
液晶部16aは、上記実施例では、ノーマリホワイト方式(Normally white type)のものから構成されていたが、これに限定されるものではなく、例えば、図13(A)に示すように、透明電極への印加電圧Vが所定電圧Vtを超えるときには、光透過率Tが所定光透過率Tt(例えばTt=50%)を超えた透明状態となり、印加電圧Vが所定電圧Vt以下であるのときには、光透過率TがTt以下である不透明状態となるノーマリブラック方式(Normally black type)のものから構成されていてもよい。なお、液晶部16aがノーマリブラック方式のものから構成される場合には、制御部20は、図13(B)または(C)のように、揚高等に基づいて透明電極に印加電圧Vを印加して、液晶部16aを透明状態と不透明状態とに制御しうるようになっていることは言うまでもない。
(第8変形例)
上記実施例では、伸縮部材17と伸縮操作部18とによって、ガード部材16が引出位置と引込位置とに移動するように構成されていたが、これに限定されるものではなく、伸縮部材17および伸縮操作部18以外の他の移動手段(例えば、電動スライダや他のアクチュエータ等)が使用されることによって間接的に、あるいは、オペレータの手等によって直接的に、ガード部材16が引出位置と引込位置とに移動するように構成されていてもよい。
1 ピッキングリフト
2 車両本体
3 マスト
4 運転台
10 ステップ
10B ステップの後端部
10L、10R ステップの側端部
11 ヘッドガード
11A ヘッドガードの前端部
11B ヘッドガードの後端部
11L、11R ヘッドガードの側端部
12 支柱
12L、12R 支柱の側端部
13 フォーク
14 操作盤
14a キースイッチ
14b アクセルレバー
14c 昇降スイッチ
15 安全ガード
16 ガード部材
16a 調光部(液晶部)
16c 支持部材
16B 支持部材の後端部
16L、16R 支持部材の側端部
17 伸縮部材(パワーシリンダ)
17a 収納ケース
17b ロッド
18 伸縮操作部(伸縮操作スイッチ)
19 ブレーキペダル
20 制御部(MPU)
21 揚高検出部(揚高検出センサ)
22 位置検出部(マットセンサ)
22a スイッチ素子
22b 踏み板
22c 出力部
22d マイクロスイッチ
22e 揺動部材(踏み板)
22f 立設部
22g 回転軸
D 危険位置
P パレット
S 安全位置

Claims (9)

  1. ステップと、前記ステップに搭乗したオペレータの頭上を覆うヘッドガードと、前記ステップの後端部から後方に向かって延びた一対のフォークとを含む昇降可能な運転台を備えたピッキングリフトにおいて、前記オペレータが転落するのを防止する転落防止装置であって、
    前記ヘッドガードの側端部に沿って前後方向に移動可能に設けられて光透過率を調整可能な調光部を含み、前記ヘッドガードの後端部から後方に引き出された引出位置と、該後端部から前方に引き込まれた引込位置とをとり得るガード部材と、
    前記運転台の揚高を検出する揚高検出部と、
    前記ステップ上の前記オペレータの位置を検出する位置検出部と、
    前記揚高検出部および前記位置検出部で検出された各検出結果に基づいて、前記調光部を制御する制御部と、を備え、
    前記調光部は、前記ガード部材が前記引込位置をとったときに、前記ステップの上方のステップ上空間の側面の少なくとも一部を塞ぐ一方、前記ガード部材が前記引出位置をとったときに、前記フォークの挿入されたパレットの上方のパレット上空間の側面の少なくとも一部を塞ぎ、
    前記制御部は、前記揚高が所定高さ未満であるとき、または、前記オペレータが前記ステップ上の安全位置にいるときに、前記調光部を透明状態とする一方、前記揚高が所定高さ以上であるとき、かつ、前記オペレータが前記ステップ上の危険位置にいるときに、前記調光部を不透明状態とすることを特徴とする転落防止装置。
  2. 前記位置検出部は、前記安全位置および前記危険位置の少なくとも1つに設けられた荷重検出式の位置検出センサからなることを特徴とする請求項1に記載の転落防止装置。
  3. 前記危険位置は、前記ステップの左右の各側端部に近接した左右位置からなり、
    前記位置検出部は、前記オペレータの前記左右位置を検出可能な左右位置検出式の位置検出センサからなり、
    前記調光部は、前記ヘッドガードの左右の各側端部に沿って前後方向に移動可能に設けられた左右一対のものからなり、
    前記制御部は、前記左右位置検出式の位置検出センサで検出された検出結果に基づいて、前記左右一対の各調光部を独立して制御することを特徴とする請求項1に記載の転落防止装置。
  4. 前記左右位置検出式の位置検出センサは、
    前記左右位置のそれぞれに設けられた左右のマイクロスイッチと、
    前記ステップの中央部分に前後方向に設けられた回転軸を中心にその左右両側が互いに反対方向に揺動して、前記左右のマイクロスイッチをオンオフ可能な揺動部材と、を含むことを特徴とする請求項3に記載の転落防止装置。
  5. 前記制御部は、前記揚高が所定高さ以上であるとき、かつ、前記オペレータが前記危険位置にいるときに、該揚高の増加に伴って前記調光部の前記光透過率を連続的に減少させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の転落防止装置。
  6. 前記調光部は、液晶層を備えた液晶部からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の転落防止装置。
  7. 前記前後方向に伸縮する伸縮部材と、
    前記伸縮部材を駆動するための伸縮操作部と、をさらに備え、
    前記伸縮部材の前端部および後端部が、それぞれ前記ヘッドガードの前端部および前記ガード部材の後端部に固定され、
    前記オペレータによって前記伸縮操作部が操作されると、前記伸縮部材が駆動されて伸縮し、前記ガード部材が前記引出位置と前記引込位置との間で移動可能となっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の転落防止装置。
  8. 前記伸縮部材は、パワーシリンダからなることを特徴とする請求項7に記載の転落防止装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の転落防止装置を備えたことを特徴とするピッキングリフト。
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