JP5476948B2 - 光学積層体及び光学積層体の製造方法 - Google Patents

光学積層体及び光学積層体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光学積層体及び光学積層体の製造方法に関する。
ディスプレイ、モニター、タッチパネル等の画像表示画面の保護フィルムとして、ハードコート性(耐擦傷性)、帯電防止性(埃付着防止、液晶の帯電による配向の乱れ防止)、反射防止性(視認性向上)、防眩性、防汚性(指紋付着防止)等の性能を有する機能層からなる光学積層体が知られている。
上記光学積層体において、特に、画像表示面への外光の反射や外景の映り込みによる視認性の低下を改善するために、表面に凹凸形状を有する防眩層を備えることが知られている。このような防眩層を有する光学積層体は、近年主流となってきた高精細タイプの液晶ディスプレイ等に設置した場合、上記凹凸形状により映像光が散乱し、いわゆるギラツキが発生する。このギラツキを防止するために、光学積層体に内部散乱性を有する層を別に一層形成して二層構造とすることが知られている。
しかし、近年においては、光学積層体のより薄膜化を図るため、一層構造でのギラツキ防止性能が求められている。
例えば、特許文献1では、透明プラスチックフィルムの片面に防眩ハードコート層を設けた防眩ハードコートフィルムであって、上記防眩ハードコート層は、2種の樹脂と顔料を含み、防眩ハードコート層の表面ヘイズは上記2種の樹脂の相分離により形成される凹凸により発生させ、かつ内部ヘイズは上記2種の樹脂と屈折率の異なる顔料による内部散乱により発生させることを特徴としたものが開示されている。
特許文献2には、防眩層と低屈折率の樹脂層とで構成された防眩性フィルムであって、表面に凹凸構造を有しており、入射光を等方的に透過して散乱し、特定の散乱角、特定の全光線透過率、ヘイズ及び鮮明度を有する防眩性フィルムが開示されている。
また、特許文献3には、基材フィルム上に、(A)活性エネルギー線硬化型化合物の硬化物及び(B)熱可塑性樹脂とを特定比で含み、(A)成分と(B)成分とが相分離構造を形成して、特定の内部ヘイズ値を有するハードコート層を有するハードコートフィルムが開示されている。
しかしながら、これらの光学積層体は、特に近年開発されている高精細な画像パネルに使用する場合において、防眩性やギラツキ防止性は好適に付与されるものの、ディスプレイの画素の格子パターンとの干渉によるモアレの発生や、白ぼけによりコントラストが低下するといった問題があった。
近年、画像表示装置においては反射防止性やギラツキ防止性を始めとし、艶黒感(黒〜灰色の階調が良好で、動画がクリアに見える)のある、すなわち、白ぼけのない、表示性能の向上が求められている。これに対応するため、防眩性やギラツキ防止性に加え現行保持する表面性能を劣化させない範囲で、防眩層の凹凸形状を微細化する調整や、塗膜内部に内部散乱性を付与させる構成が、更に求められている。
特開2008−299007号公報 特開2006−103070号公報 特開2009−29126号公報
本発明は、上記現状に鑑み、外景の映り込み、ギラツキ及びコントラストの低下を防止し、視認性及び色再現性に優れた光学積層体を提供することを目的とする。
本発明は、光透過性基材上に少なくとも防眩層を有する光学積層体であって、上記防眩層は、上記光透過性基材と反対側表面に凹凸形状を有し、上記凹凸形状は、上記防眩層を構成するバインダー樹脂の相分離により形成された凹凸形状(A)、及び、上記防眩層に含まれる内部散乱粒子により形成された凹凸形状(B)からなり、かつ、上記凹凸形状(A)は、海島構造を構成し、上記内部散乱粒子により形成された上記凹凸形状(B)の凸部は、上記凹凸形状(A)の上記海島構造の海部分に形成されており、上記内部散乱粒子は、単分散水酸基含有スチレン−アクリル粒子であることを特徴とする光学積層体である。
また、本発明は、光透過性基材上に少なくとも防眩層を有する光学積層体であって、上記防眩層は、上記光透過性基材と反対側表面に凹凸形状を有し、上記凹凸形状は、上記防眩層を構成するバインダー樹脂の相分離により形成された凹凸形状(A)、及び、上記防眩層に含まれる内部散乱粒子により形成された凹凸形状(B)からなり、かつ、十点平均粗さRzが3μm未満であり、上記内部散乱粒子は、単分散水酸基含有スチレン−アクリル粒子であることを特徴とする光学積層体である。
上記防眩層表面の凹凸形状は、十点平均粗さRzと算術平均粗さRaとの比(Rz/Ra)が12未満であることが好ましい。
上記防眩層表面の凹凸形状は、粗さ曲線のクルトシスRkuが4以下であることが好ましい。
上記内部散乱粒子は、防眩層表面の凹凸形状(A)の凸部の形成に寄与する樹脂成分よりも凹部の形成に寄与する樹脂成分に対する親和性が高いことが好ましい。
本発明はまた、光透過性基材上に少なくとも防眩層を有する光学積層体の製造方法であって、上記光透過性基材上に、互いに非相容である2種以上のバインダー樹脂及び内部散乱粒子を含む防眩層用組成物を塗布して塗膜を形成する工程、並びに、上記塗膜を硬化させて防眩層を形成する工程を有し、上記内部散乱粒子は、単分散水酸基含有スチレン−アクリル粒子であることを特徴とする光学積層体の製造方法でもある。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明は、光透過性基材上に少なくとも防眩層を有し、上記防眩層は、光透過性基材と反対側表面に特定の凹凸形状を有することを特徴とする光学積層体である。このため、本発明の光学積層体を高精細の画像パネルに設置した際に、画像のコントラストを低下させることがなく、外景の映り込みやギラツキを防止することができるのである。
本発明の光学積層体において、防眩層は、光透過性基材と反対側表面に凹凸形状を有し、上記凹凸形状は、上記防眩層を構成するバインダー樹脂の相分離により形成された凹凸形状(A)と、上記防眩層に含まれる内部散乱粒子により形成された凹凸形状(B)とからなる。
従来では、防眩層の表面凹凸形状は、もっぱら顔料、フィラー等の有機又は無機粒子によるか、あるいは、樹脂成分の相分離により形成されているものであった。
しかし、防眩層の表面に、粒子による凹凸形状を有する光学積層体は、凹凸形状が比較的大きく、尖度が大きいものであり、内部散乱性は好適に付与されるものの、明室コントラストが低下し、いわゆる艶黒感が不充分であった。
また、防眩層の表面に、バインダー樹脂の相分離による凹凸形状を有する光学積層体は、凹凸形状が規則的に存在し、ディスプレイの画素の格子パターンとの干渉によるモアレが発生しやすいといった問題があった。
一方、本発明の光学積層体では、防眩層は、バインダー樹脂の相分離によって形成された表面凹凸形状(A)を有し、かつ、添加した内部散乱粒子によって形成された表面凹凸形状(B)も有するものである。このため、本発明の光学積層体の表面凹凸形状は、凹凸形状がランダムに存在する形状となり、更に、なだらかなものとなる。このような表面凹凸形状を有する本発明の光学積層体は、特定の表面ヘイズを有し、外景の映り込みやギラツキの防止のみならず、ディスプレイの画素の格子パターンとの干渉によるモアレの発生やコントラストの低下を好適に防止し、視認性や画像の色再現性に非常に優れたものとなるのである。
相分離構造では、凹凸に規則性が生じやすく、ディスプレイの画素の格子パターンとの干渉によるモアレの発生が生じるので、上記相分離構造による凹凸形状(A)の凹部に内部散乱粒子による凹凸形状(B)を形成することで、上記規則性を緩和することが好ましい。
本発明の光学積層体における防眩層の表面凹凸形状は、バインダー樹脂の相分離を利用するとともに、内部散乱粒子も利用して形成したものである。このため、表面の凹凸形状を好適に制御でき、かつ、層内部における光散乱性も好適に制御することができるので、上述した本発明の効果を得ることができるのである。
本発明の光学積層体における防眩層の表面凹凸形状は、従来の防眩層と比較してなだらかな形状に制御されている。具体的には、上記防眩層の表面凹凸形状は、十点平均粗さRzが3μm未満である。上記十点平均粗さRzが3μm以上であると、艶黒感やコントラストが低下する。上記十点平均粗さRzは、0.1μm以上2μm以下であることが好ましい。
このような表面凹凸形状を有することにより、優れた艶黒感とコントラストの高い画像表示を可能とする。
上記防眩層の表面凹凸形状は、更に、上記Rzと算術平均粗さRaとの比(Rz/Ra)が12未満であることが好ましい。上記比(Rz/Ra)が12以上であると、凹凸高さのばらつきが大きくなるため、ギラツキとコントラストとの両立に不利となるおそれがある。上記比(Rz/Ra)は、10以下であることがより好ましい。
上記防眩層の表面凹凸形状は、また、粗さ曲線のクルトシスRku(尖度)が4以下であることが好ましい。4を超えると、凸部での光拡散が強くなりコントラスト(黒艶感)が損なわれるおそれがある。上記Rkuは、3以下であることがより好ましい。
なお、上記Rz、Rku及びRaは、3次元表面形状粗さ測定機(Zygo Corporation製「New View 5000」)により求めることができる。
このように、本発明の光学積層体は、上述の特定の表面凹凸形状を有することで、外景の映り込みやギラツキ、モアレの発生やコントラストの低下を好適に防止することができたものである。また、このような機能を有する層を一層で形成することができるものであるため、製造工程が簡便になり製造コストを削減することができる。
以下、本発明の光学積層体の各構成について詳述する。
本発明の光学積層体は、光透過性基材を有する。
上記光透過性基材としては、平滑性、耐熱性を備え、機械的強度に優れたものが好ましい。
上記光透過性基材を形成する材料の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、トリアセチルセルロース(TAC)、セルロースジアセテート、セルロースアセテートブチレート、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリプロピレン(PP)、シクロオレフィン(COP)、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセタール、ポリエーテルケトン、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、又は、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂が挙げられる。好ましくは、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース、シクロオレフィン及びポリプロピレンを挙げることができる。
上記光透過性基材の厚さは、20〜300μmであることが好ましく、より好ましくは下限が30μmであり、上限が200μmである。
上記光透過性基材は、その上に防眩層等を形成するのに際して、接着性向上のために、コロナ放電処理、酸化処理等の物理的な処理の他、アンカー剤又はプライマー等の塗料の塗布を予め行ってもよい。
本発明の光学積層体は、上記光透過性基材上に少なくとも防眩層を有する。
上記防眩層は、上記光透過性基材上と反対側表面に凹凸形状を有し、上記凹凸形状は、上記防眩層を構成するバインダー樹脂の相分離により形成された凹凸形状(A)、及び、上記防眩層に含まれる内部散乱粒子により形成された凹凸形状(B)からなる。
上記防眩層がこのような特定の表面凹凸形状を有するので、外光反射による映り込みを防ぐとともに、ギラツキを防ぎ、かつ、コントラストの低下がなく、視認性及び色再現性に優れた光学積層体とすることができる。
上記防眩層を構成するバインダー樹脂の相分離により形成された凹凸形状(A)とは、少なくとも2種のバインダー樹脂成分を含む組成物が、例えば、スピノーダル分解等により相分離することにより形成された凹凸形状であり、内部散乱粒子を含まないとした場合に、顕微鏡にて海島構造として観察される。
また、上記内部散乱粒子により形成された凹凸形状(B)の凸部は、上記凹凸形状(A)の上記海島構造の海部分に形成されているのが好ましい。
更に、上記凹凸形状(B)の凸部は、防眩層表面に内部散乱粒子が露出していないことが好ましい。露出すると凸形状が滑らかでなくなって尖度が上がり、コントラストの低下を招くからである。
上記防眩層は、2種以上のバインダー樹脂及び内部散乱粒子を含む防眩層用組成物を使用して形成することができる。
上記2種以上のバインダー樹脂は、互いに非相容性であることが好ましい。非相容性でないと、相分離が生じず、所望の表面凹凸形状(A)を形成することができないおそれがある。
また、上記2種以上のバインダー樹脂は、スピノーダル分解して塗膜表面に凹凸形状(A)を形成するものであることが好ましい。
上記2種以上のバインダー樹脂としては、モノマー、オリゴマー及び樹脂からなる群から選択される1種又は2種以上の組み合わせである場合が挙げられる。
上記2種以上のバインダー樹脂としては、例えば、多官能性モノマー等のモノマー、(メタ)アクリル樹脂、オレフィン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリシロキサン樹脂、ポリシラン樹脂、ポリイミド樹脂又はフッ素樹脂を骨格構造に含む樹脂などを用いることができる。これらの樹脂は、低分子量であるいわゆるオリゴマーであってもよい。
上記多官能性モノマーとしては、例えば、多価アルコールと(メタ)アクリレートとの脱アルコール反応物、具体的には、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
上記(メタ)アクリル樹脂を骨格構造に含む樹脂としては、(メタ)アクリルモノマーを重合又は共重合した樹脂、(メタ)アクリルモノマーと他のエチレン性不飽和二重結合を有するモノマーとを共重合した樹脂等が挙げられる。
上記オレフィン樹脂を骨格構造に含む樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン・ビニルアルコール共重合体、エチレン・塩化ビニル共重合体等が挙げられる。
上記ポリエーテル樹脂を骨格構造に含む樹脂は、分子鎖中にエーテル結合を含む樹脂であり、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等が挙げられる。
ポリエステル樹脂を骨格構造に含む樹脂は、分子鎖中にエステル結合を含む樹脂であり、例えば不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリエチレンテレフタレート等が挙げられる。
ポリウレタン樹脂を骨格構造に含む樹脂は、分子鎖中にウレタン結合を含む樹脂である。ポリシロキサン樹脂を骨格構造に含む樹脂は、分子鎖中にシロキサン結合を含む樹脂である。
ポリシラン樹脂を骨格構造に含む樹脂は、分子鎖中にシラン結合を含む樹脂である。
ポリイミド樹脂を骨格構造に含む樹脂は、分子鎖中にイミド結合を含む樹脂である。フッ素樹脂を骨格構造に含む樹脂は、ポリエチレンの水素の一部又は全部をフッ素で置きかえられた構造を含む樹脂である。
オリゴマー及び樹脂として、上記骨格構造の2種以上からなる共重合体であってもよく、上記骨格構造とそれ以外のモノマーとからなる共重合体であってもよい。
本発明における2種以上のバインダー樹脂は、同種の骨格構造を含むオリゴマー又は樹脂を用いてもよく、また互いに異なる骨格構造を含むオリゴマー又は樹脂を用いてもよい。また、2種以上のバインダー樹脂のうち何れか一方がモノマーであって、他の一方がオリゴマー又は樹脂であってもよい。
また本発明における2種以上のバインダー樹脂はそれぞれ、互いに反応する官能基を有しているのが好ましい。このような官能基を互いに反応させることによって、防眩層用組成物によって得られる防眩層の耐性を高めることができる。このような官能基の組合せとして、例えば、活性水素を有する官能基(水酸基、アミノ基、チオール基、カルボキシル基など)とエポキシ基、活性水素を有する官能基とイソシアネート基、エチレン性不飽和基とエチレン性不飽和基(エチレン性不飽和基の重合が生じる)、シラノール基とシラノール基(シラノール基の縮重合が生じる)、シラノール基とエポキシ基、活性水素を有する官能基と活性水素を有する官能基、活性メチレンとアクリロイル基、オキサゾリン基とカルボキシル基などが挙げられる。また、ここにいう「互いに反応する官能基」とは、含まれる第1成分及び第2成分のみを混合しただけでは反応は進行しないが、触媒又は硬化剤を併せて混合することにより互いに反応するものも含まれる。ここで使用できる触媒として、例えば光開始剤、ラジカル開始剤、酸・塩基触媒、金属触媒などが挙げられる。使用できる硬化剤として、例えば、メラミン硬化剤、(ブロック)イソシアネート硬化剤、エポキシ硬化剤などが挙げられる。
本発明においては、上記2種以上のバインダー樹脂として、(メタ)アクリル樹脂を骨格構造に含む樹脂を使用することが好ましい。
上記2種以上のバインダー樹脂は、分子量(上記2種以上のバインダー樹脂が樹脂である場合は、重量平均分子量)が100〜100000であることが好ましい。
上記2種以上のバインダー樹脂に含まれる第1成分のSP値と第2成分のSP値(solubility parameter:溶解パラメーター)との差は、0.5以上であることが好ましい。0.5未満であると、互いの樹脂の相容性が充分に低くなく、防眩層用組成物の塗布後に第1成分と第2成分との相分離が充分に行われず、所望の凹凸形状を得ることができないおそれがある。上記SP値の差は、0.8以上であることが好ましい。
上記SP値は、例えば、次の方法によって実測することができる[参考文献:SUH、CLARKE、J.P.S.A−1、5、1671〜1681(1967)]。
測定温度:20℃
サンプル:樹脂0.5gを100mlビーカーに秤量し、良溶媒10mlをホールピペットを用いて加え、マグネティックスターラーにより溶解する。
良溶媒:ジオキサン、アセトン等
貧溶媒:n−ヘキサン、イオン交換水等
濁点測定:50mlビュレットを用いて貧溶媒を滴下し、濁りが生じた点を滴下量とする。
樹脂のSP値δは次式によって与えられる。
δ=(Vml 1/2δml+Vmh 1/2δmh)/(Vml 1/2+Vmh 1/2
=V/(φ+φ
δ=φδ+φδ
Vi:溶媒の分子容(ml/mol)
φi:濁点における各溶媒の体積分率
δi:溶媒のSP値
ml:低SP貧溶媒混合系
mh:高SP貧溶媒混合系
本発明における上記2種以上のバインダー樹脂としては、上述の性質を有し相分離が可能な2種以上の樹脂を適宜組み合わせて使用すればよいが、なかでも、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート及びイソボルニル(メタ)アクリレートであることが好ましい。
また本発明では、上記2種以上のバインダー樹脂に含まれる第1成分及び第2成分のうちいずれか一方が、防眩層用組成物塗布時の環境温度より低いガラス転移温度(Tg)を有し、他の一方が上記防眩層用組成物塗布時の環境温度より高いTgを有するのが好ましい。
この場合、環境温度より高いTgを有する樹脂は、その環境温度では分子運動が制御されたガラス状態であるため、塗布後に塗膜中で凝集し、それにより上記2種以上のバインダー樹脂の相分離がもたらされると考えられる。
上記ガラス転移温度(Tg)は、通常の動的粘弾性によるTgの測定方法と同様の方法により得ることができる。このTgは、例えば、RHEOVIBRON MODEL RHEO2000、3000(商品名、オリエンテック社製)等を用いて測定することができる。
上記2種以上のバインダー樹脂は、含まれる第1成分の表面張力と第2成分の表面張力との差が1〜70dyn/cmであることが好ましい。上記第1成分の表面張力と第2成分の表面張力との差が1〜70dyn/cmである場合は、より高い表面張力を有する樹脂が凝集する傾向にあり、それにより組成物の塗布後に2種以上のバインダー樹脂の相分離がもたらされると考えられる。上記表面張力の差は、5〜30dyn/cmであることがより好ましい。
上記表面張力は、ビックケミー社製ダイノメーターを用いて輪環法で測定した静的表面張力を求めることによって測定することができる。
上記バインダー樹脂のうち、防眩層表面の凹凸形状の凸部の形成に寄与する樹脂(a)と凹部の形成に寄与する樹脂(b)との混合比[(a)/(b)]は、固形分質量比で、0.5/100〜20/100であることが好ましい。0.5/100未満であると、凹凸が形成されず防眩性が得られないおそれがある。20/100を超えると、凹凸形状が大きくなりすぎ、ギラツキが悪化するおそれがある。上記混合比は、1/100〜10/100であることがより好ましい。上記樹脂(a)及び上記樹脂(b)は、上述の2種以上のバインダー樹脂から適宜選択される。
上記内部散乱粒子は、防眩層表面の凹凸形状(A)の凸部の形成に寄与する樹脂成分よりも凹部の形成に寄与する樹脂成分に対する親和性が高いことが好ましい。このような内部散乱粒子を選択することで、本発明の所望の表面凹凸形状を形成することができる。
上記内部散乱粒子はまた、屈折率が、上記樹脂(a)及び上記樹脂(b)の平均屈折率との屈折率の差が0.01以上であることが好ましい。0.01未満であると、外光及び光透過性基材側から透過する内光に対して内部散乱性を充分に発揮することができないおそれがある。
上記屈折率の差は、0.02〜0.15であることがより好ましい。
上記内部散乱粒子としては、上述の樹脂との親和性と屈折率との関係を満たすものであれば、特に限定されないが、金属酸化物又は有機樹脂ビーズであることが好ましく、有機樹脂ビーズであることがより好ましい。また、上記内部散乱粒子は、樹脂に対する親和性の改善のために表面処理が施されていることが好ましい。
上記金属酸化物としては、シリカが好ましい。上記シリカとしては、特に限定されず、結晶性、ゾル状、ゲル状のいずれの状態であってもよいし、不定形、球形であってもよい。
上記シリカの市販品としては、湿式合成不定形シリカ(サイリシア(商品名)、富士シリシア製)、フュームドシリカ(アエロジル(商品名)、デグサ社製)、コロイダルシリカ(MEK−ST(商品名)、日産化学工業)等を挙げることができる。
上記金属酸化物は、樹脂に対する親和性を調整するために表面処理が施されていてもよい。
上記有機樹脂ビーズとしては、アクリルビーズ(屈折率1.49〜1.53)、ポリエチレンビーズ(屈折率1.50)、ポリスチレンビーズ(屈折率1.60)、スチレン−アクリル共重合体ビーズ(屈折率1.54〜1.56)、ポリカーボネートビーズ(屈折率1.57)、ポリ塩化ビニルビーズ(屈折率1.60)、メラミンビーズ(屈折率1.57)、ベンゾグアナミン−ホルムアルデヒド縮合体ビーズ(屈折率1.66)、メラミン−ホルムアルデヒド縮合体ビーズ(屈折率1.66)、ベンゾグアナミン−メラミン−ホルムアルデヒド縮合体ビーズ(屈折率1.66)、及び、ベンゾグアナミン−メラミン縮合体ビーズ(屈折率1.66)からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。これらは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。また、上記金属酸化物と上記有機樹脂ビーズを併用してもよい。
上記有機樹脂ビーズは、樹脂に対する親和性を調整するために表面処理が施されていてもよい。
上記内部散乱粒子は、イソプロパノール中におけるゼータ電位の絶対値が20mV以上であることが好ましい。20mV未満であると、凹凸形状が大きくなりすぎ、ギラツキが悪化するおそれがある。上記ゼータ電位の絶対値は、30mV以上であることがより好ましい。
上記ゼータ電位は、大塚電子製ゼータ電位計により測定して得られる値である。
上記内部散乱粒子の平均粒径は、上記防眩層の膜厚に対して1〜100%の大きさであることが好ましい。1%未満であると、防眩効果が低下するおそれがある。100%を超えると、凹凸形状の制御が不可能となり、防眩性が低下するおそれがある。上記平均粒径は、上記防眩層の膜厚に対して10〜70%の大きさであることがより好ましい。
なお上記平均粒径は、光学顕微鏡写真で1mmの面積中にある各単独分散及び/又は凝集粒子の大きさを測定して得られた数平均値である。
上記内部散乱粒子の防眩層中の含有量は、上記防眩層表面の凹凸形状の凹部の形成に寄与する樹脂成分の固形分100質量部に対して1〜20質量部であることが好ましい。1質量部未満であると、防眩効果が充分に得られないおそれがある。20質量部を超えると、光学特性に悪影響を及ぼすおそれがある。
上記含有量は、2〜15質量部であることがより好ましい。
上記防眩層は、上述した成分の他に、本発明の効果を損なわない程度に必要に応じて他の添加物を含むものであってもよい。
上記添加物としては、ポリマー、熱重合モノマー、熱重合開始剤、紫外線吸収剤、光重合開始剤、光安定化剤、レベリング剤、架橋剤、硬化剤、重合促進剤、粘度調整剤、帯電防止剤、酸化防止剤、防汚剤、スリップ剤、屈折率調整剤、分散剤等を挙げることができる。これらは公知のものを使用することができる。
上記防眩層は、上記2種以上のバインダー樹脂、内部散乱粒子、及び、必要に応じて上記添加物を、溶剤とともに混合・分散して調製して得られた防眩層用組成物を用いて形成することができる。
上記溶剤としては、バインダー樹脂の種類及び溶解性に応じて適宜選択すればよく、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、メチルグリコール、メチルグリコールアセテート、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコール等のケトン類;蟻酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、乳酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;ニトロメタン、N−メチルピロリドン、N,N―ジメチルホルムアミド等の含窒素化合物;ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン等のエーテル類、塩化メチレン、クロロホルム、トリクロロエタン、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素;トルエン、ジメチルスルホキシド、炭酸プロピレン等;又は、これらの2種以上の混合物を挙げることができる。なかでも、好ましい溶剤としては、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソプロパノール、イソブタノールの少なくとも1種が挙げられる。
上記防眩層用組成物の調製は、各成分を均一に混合できればよく、ペイントシェーカー、ビーズミル、ニーダー等の公知の装置を使用して混合するとよい。
上記防眩層は、上記防眩層用組成物を、例えば、上記光透過性基材上に塗布して塗膜を形成し、必要に応じて乾燥させた後、上記塗膜を加熱又は紫外線を照射して硬化させることにより形成される。
上記塗膜を形成する方法としては、スピンコート法、ディップ法、スプレー法、ダイコート法、バーコート法、ロールコーター法、メニスカスコーター法、フレキソ印刷法、スクリーン印刷法、ビードコーター法等の公知の各種方法を挙げることができる。
上記塗膜を乾燥する方法としては、特に限定されず、公知の方法を適用することができるが、30〜120℃で0.1〜5分間乾燥させることが好ましい。
上記塗膜に紫外線を照射する方法としては、特に限定されず、一般的な紫外線源を使用して公知の方法で行うとよい。
上記紫外線源の具体例としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタルハライドランプ灯等の光源が挙げられる。紫外線の波長としては、190〜380nmの波長域を使用することができる。電子線源の具体例としては、コッククロフトワルト型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、又は直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器が挙げられる。
上記紫外線の照射は、酸素を除去しながら行うことが好ましい。
上記塗膜を加熱して硬化させる方法としては、特に限定されず、使用するバインダー樹脂の種類に応じて適宜選択し、公知の方法で行うことができる。
上記防眩層の膜厚は、所望の特定等に応じて適宜設定できるが、一般に0.5〜50μmであることが好ましく、2〜20μmであることがより好ましい。
上記膜厚は、断面を電子顕微鏡(SEM、TEM、STEM)で観察し、測定した値である。
上記光学積層体は、上述した光透過性基材と防眩層の他に、任意の層を有していてもよい。上記任意の層としては、帯電防止層、低屈折率層、防汚層、高屈折率層、中屈折率層、ハードコート層等を挙げることができる。これらは、公知の帯電防止剤、低屈折率剤、高屈折率剤、防汚剤等と樹脂及び溶剤等とを混合して、公知の方法により形成することができる。
本発明の光学積層体は、硬度が、JIS K5600−5−4(1999)による鉛筆硬度試験(荷重4.9N)において、H以上であることが好ましく、2H以上であることがより好ましく、3H以上であることが更に好ましい。
本発明の光学積層体は、全光線透過率が80%以上であることが好ましい。80%未満であると、ディスプレイ表面に装着した場合において、色再現性や視認性を損なうおそれがある。上記全光線透過率は、85%以上であることがより好ましく、90%以上であることが更に好ましい。
上記全光線透過率は、ヘイズメーター(村上色彩技術研究所製、製品番号;HM−150)を用いてJIS K−7361に準拠した方法により測定することができる。
本発明の光学積層体は、表面ヘイズが0.1〜10%であることが好ましい。0.1%未満であると、防眩性が不充分となるおそれがあり、10%を超えると、コントラストの低下等、色再現性が低下するおそれがある。上記表面ヘイズは、0.1〜5%であることがより好ましい。
本発明の光学積層体は、内部ヘイズが1〜20%であることが好ましい。1%未満であると、ギラツキが悪化するおそれがある。20%を超えると、暗室下でのコントラストが低下するおそれがある。上記内部ヘイズは、2〜10%であることがより好ましい。
上記表面ヘイズ及び内部ヘイズは、以下のようにして求めることができる。すなわち、上記光学積層体最表面の凹凸上にペンタエリスリトールトリアクリレートなどの樹脂(モノマー又はオリゴマー等の樹脂成分を包含する)をトルエンなどで希釈し、固形分60%としたものをワイヤーバーで乾燥層厚が8μmとなるように塗布する。これによって、防眩層の表面凹凸がつぶれ、平坦な層となる。ただし、光学積層体を形成する組成物中にレベリング剤などが入っていることで、リコート剤がはじきやすく濡れにくいような場合は、あらかじめ光学積層体をケン化処理(2mol/lのNaOH(又はKOH)溶液、55℃、3分浸したのち、水洗し、キムワイプで水滴を完全に除去した後、50℃オーブンで1分乾燥)により、親水処理を施すとよい。
表面を平坦にした光学積層体は、表面凹凸によるヘイズをもたず、内部ヘイズだけを持つ状態となっている。このヘイズを、内部ヘイズとして求めることができる。そして、内部ヘイズを、元の光学積層体のヘイズ(全体ヘイズ)から差し引いた値が、表面凹凸だけに起因するヘイズ(表面ヘイズ)として求められる。
なお、ヘイズ値は、JIS K−7136に従って測定することができる。測定に使用する機器としては、反射・透過率計HM−150(村上色彩技術研究所)が挙げられる。ヘイズは、塗工面を光源に向けて測定する。
本発明の光学積層体を製造する方法としては、光透過性基材上に防眩層用組成物を塗布して塗膜を形成し、上記塗膜を硬化させて防眩層を形成する方法を挙げることができる。
上記防眩層用組成物は、互いに非相容である2種以上のバインダー樹脂及び内部散乱粒子を含む。このような光学積層体を製造する方法もまた、本発明の一つである。
上記光透過性基材及び防眩層用組成物としては、上述したものと同様のものを挙げることができる。上記防眩層用組成物を塗布して塗膜を形成する方法、及び、該塗膜を硬化させて防眩層を形成する方法としては、上述の防眩層を形成する方法と同様の方法を挙げることができる。
本発明の光学積層体は、偏光素子の表面に、上記光学積層体の、光透過性基材の防眩層が存在する面と反対側の面側を、設けることによって、偏光板とすることができる。
上記偏光素子としては特に限定されず、例えば、ヨウ素等により染色し、延伸したポリビニルアルコールフィルム、ポリビニルホルマールフィルム、ポリビニルアセタールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体系ケン化フィルム等を使用することができる。上記偏光素子と上記光学積層体とのラミネート処理においては、光透過性基材にケン化処理を行うことが好ましい。ケン化処理によって、接着性が良好になり帯電防止効果も得ることができる。また、粘着剤を使用して接着させてもよい。上記粘着剤としては、例えば、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤、又は、水系粘着剤等を挙げることができる。
本発明の光学積層体及び上記偏光板は、画像表示装置の最表面に備えることができる。
上記画像表示装置は、LCD等の非自発光型画像表示装置であっても、PDP、FED、ELD(有機EL、無機EL)、CRT等の自発光型画像表示装置であってもよい。
上記非自発光型の代表的な例であるLCDは、透過性表示体と、上記透過性表示体を背面から照射する光源装置とを備えてなるものである。本発明の画像表示装置がLCDである場合、この透過性表示体の表面に、上記光学積層体又は上記偏光板が形成されてなるものである。
本発明の光学積層体を有する液晶表示装置の場合、光源装置の光源は光学積層体の光透過性基材側から照射される。なお、STN型の液晶表示装置には、液晶表示素子と偏光板との間に、位相差板が挿入されてよい。この液晶表示装置の各層間には必要に応じて接着剤層が設けられてよい。
上記自発光型画像表示装置であるPDPは、表面ガラス基板(表面に電極を形成)と当該表面ガラス基板に対向して間に放電ガスが封入されて配置された背面ガラス基板(電極及び、微小な溝を表面に形成し、溝内に赤、緑、青の蛍光体層を形成)とを備えてなるものである。本発明の画像表示装置がPDPである場合、上記表面ガラス基板の表面、又はその前面板(ガラス基板又はフィルム基板)に上述した光学積層体を備えるものでもある。
上記自発光型画像表示装置は、電圧をかけると発光する硫化亜鉛、ジアミン類物質:発光体をガラス基板に蒸着し、基板にかける電圧を制御して表示を行うELD装置、又は、電気信号を光に変換し、人間の目に見える像を発生させるCRTなどの画像表示装置であってもよい。この場合、上記のような各表示装置の最表面又はその前面板の表面に上述した光学積層体を備えるものである。
本発明の光学積層体は、いずれの場合も、テレビジョン、コンピュータ、ワードプロセッサなどのディスプレイ表示に使用することができる。特に、CRT、液晶パネル、PDP、ELD、FEDなどの高精細画像用ディスプレイの表面に好適に使用することができる。
本発明の光学積層体は、上記構成よりなるので、外景の映り込み、ギラツキ、モアレの発生及びコントラストの低下を好適に防止することができるものである。このため、本発明の光学積層体は、陰極線管表示装置(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)等に好適に適用することができる。
実施例1の光学積層体の表面凹凸形状の光学顕微鏡写真である。 比較例1の光学積層体の表面凹凸形状の光学顕微鏡写真である。 比較例2の光学積層体の表面凹凸形状の光学顕微鏡写真である。 比較例3の光学積層体の表面凹凸形状の光学顕微鏡写真である。
以下に実施例及び比較例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例及び比較例のみに限定されるものではない。
なお、文中、部又は%とあるのは特に断りのない限り、質量基準である。
実施例1
単分散水酸基含有スチレン−アクリル粒子(粒径2.5μm、屈折率n=1.56)5部
イソボルニルメタクリレートを含むオリゴマー 3部
ペンタエリスリトールトリアクリレート 70部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 30部
イルガキュア184(チバ・ジャパン社製) 5部
イソプロパノール 120部
メチルイソブチルケトン(MIBK) 50部
上記材料を適宜添加して十分混合し組成物を調製した。得られたこの組成物を孔径30μmのポリプロピレン酸フィルターでろ過して、塗工液を得た。この塗工液を厚さ80μmのトリアセチルセルロース基材フィルム(TD80U 富士フイルム製)の上にドライ膜厚が4μmとなるようメイヤーズバーにて塗布し、窒素パージ下(酸素濃度200ppm以下)で、紫外線を照射線量が100mjになるよう照射して塗膜を硬化させ、防眩層を形成し、光学積層体を得た。
比較例1
単分散スチレン−アクリル粒子(粒径2.5μm、屈折率n=1.56) 5部
ペンタエリスリトールトリアクリレート 100部
ポリメチルメタクリレート(分子量75000) 10部
イルガキュア184(チバ・ジャパン社製) 5部
シリコーン系レベリング剤 0.1部
トルエン 120部
シクロヘキサノン 50部
上記材料を適宜添加して十分混合し組成物を調製した。この組成物を孔径30μmのポリプロピレン酸フィルターでろ過して、塗工液を得た。この塗工液を厚さ80μmのトリアセチルセルロース基材フィルム(TD80U 富士フイルム製)の上にドライ膜厚が4μとなるようメイヤーズバーにて塗布し、窒素パージ下(酸素濃度200ppm以下)で、紫外線を照射線量が100mjになるよう照射して塗膜を硬化させ、防眩層を形成し、光学積層体を得た。
比較例2
イソボルニルメタクリレートを含むオリゴマー 4部
ペンタエリスリトールトリアクリレート 70部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 30部
イルガキュア184(チバ・ジャパン社製) 5部
イソプロパノール 120部
MIBK 50部
上記材料を適宜添加して十分混合し組成物を調製した。この組成物を孔径30μmのポリプロピレン酸フィルターでろ過して、塗工液を得た。この塗工液を厚さ80μmのトリアセチルセルロース基材フィルム(TD80U 富士フイルム製)の上にドライ膜厚が4μmとなるようメイヤーズバーにて塗布し、窒素パージ下(酸素濃度200ppm以下)で、紫外線を照射線量が100mjになるよう照射して塗膜を硬化させ、防眩層を形成し、光学積層体を得た。
比較例3
単分散スチレン−アクリル粒子(水酸基非含有)(粒径2.5μm、屈折率n=1.56) 5部
イソボルニルメタクリレートを含むオリゴマー 3部
ペンタエリスリトールトリアクリレート 70部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 30部
イルガキュア184(チバ・ジャパン社製) 5部
イソプロパノール 120部
MIBK 50部
上記材料を適宜添加して十分混合し組成物を調製した。この組成物を孔径30μmのポリプロピレン酸フィルターでろ過して、塗工液を得た。この塗工液を厚さ80μmのトリアセチルセルロースフィルム(TD80U 富士フイルム製)の上にドライ膜厚が4μmとなるようメイヤーズバーにて塗布し、窒素パージ下(酸素濃度200ppm以下)で、紫外線を照射線量が100mjになるよう照射して塗膜を硬化させ、防眩層を形成し、光学積層体を得た。
得られた各光学積層体を下記の項目において評価した。結果を表1に示す。また、各光学積層体の表面の光学顕微鏡写真を図1〜4に示した。
表面ヘイズ、内部ヘイズ、Rz、Rz/Ra、Rku
表面ヘイズ及び内部ヘイズは、上述した方法により測定した。
粗さ曲線のクルトシス(Rku)、十点平均粗さ(Rz)、十点平均粗さRzと算術平均粗さRaとの比(Rz/Ra)は、3次元表面形状粗さ測定機(Zygo Corporation社製「New View 5000」)を使用して下記の測定条件において測定した。
測定条件:対物レンズ10倍、ZOOMレンズ2倍にて視野555μm四方を測定し、全体形状(うねり)を補正するために円柱表面補正を行った。さらにノイズが粗さパラメータに与える影響を除くためにスパイク除去処理(各点において周囲3×3の点から計算したRMS(2乗平均平方根)の2倍より高いときは除去)を行った。
艶黒感の測定法
得られた各光学積層体の防眩層面と反対側面(基材側面)を、クロスニコルの偏光板に張り合わせた後、30Wの三波長蛍光下(防眩層面に45°方向から照射)で官能評価(光学積層体の防眩層面から50cm上方、約45°の角度から目視観察)を行って、黒色再現性(黒が黒く見えるか)を下記基準によって詳細に評価した。その折、黒の基準サンプルとして、クロスニコル偏光板を用い、黒色の比較を行った。
評価基準
評価◎:黒色を再現することができた。
評価○:若干の乳白色感があったが気にならず、黒色をほぼ再現することができた。
評価×:乳白色感があり、黒色を再現することができなかった。
ギラツキ評価方法
HAKUBA製ビュアー(ライトビュアー7000PRO)上に、0.7mm厚みのガラスに形成されたブラックマトリクスパターン板(140ppi、100ppi)を、パターン面を下にして置き、その上に得られた光学積層体を、防眩層面を空気側にして載せて、光学積層体が浮かないように光学積層体の縁を指で軽く押さえながら、暗室にてギラツキを目視観察し、下記の基準で評価した。
評価基準
評価◎:100ppiでギラツキが認識できなかった。
評価○:140ppiではギラツキが認識されなかったが、100ppiでは認識された。
評価×:140ppiでギラツキが認識された。
モアレ評価方法
HAKUBA製ビュアー(ライトビュアー7000PRO)上に、0.7mm厚みのガラスに形成されたブラックマトリクスパターン板(100ppi)を、パターン面を下にして置き、その上に得られた光学積層体を、凹凸面を空気側にして載せて、光学積層体が浮かないように光学積層体の縁を指で軽く押さえながら、暗室にてモアレを目視観察し、下記の基準で評価した。
評価基準
評価◎:モアレが認識できず、輝度ユニフォミティ斑も検知されなかった。
評価○:モアレが認識できず、輝度ユニフォミティ斑がわずかに検知されたが、苦にならなかった。
評価×:モアレが認識された。
表1より、実施例1では相分離と内部散乱粒子とにより凹凸形状を形成しているため良好な特性を示している。比較例1では粒子により防眩層の凹凸形状を形成しているため、艶黒感が損なわれる。比較例2では相分離のみにより防眩層の凹凸形状を形成したため、ギラツキとモアレが生じている。比較例3では実施例1と同様に相分離と内部散乱粒子とにより凹凸形状を形成しているが、粒子が相分離の山部分に集まったため、凝集塊が大きくなり、艶黒感やギラツキが損なわれる。
本発明の光学積層体は、陰極線管表示装置(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)等に好適に適用することができる。

Claims (6)

  1. 光透過性基材上に少なくとも防眩層を有する光学積層体であって、
    前記防眩層は、前記光透過性基材と反対側表面に凹凸形状を有し、
    前記凹凸形状は、前記防眩層を構成するバインダー樹脂の相分離により形成された凹凸形状(A)、及び、前記防眩層に含まれる内部散乱粒子により形成された凹凸形状(B)からなり、かつ、
    前記凹凸形状(A)は、海島構造を構成し、
    前記内部散乱粒子により形成された前記凹凸形状(B)の凸部は、前記凹凸形状(A)の前記海島構造の海部分に形成されており、
    前記内部散乱粒子は、単分散水酸基含有スチレン−アクリル粒子である
    ことを特徴とする光学積層体。
  2. 光透過性基材上に少なくとも防眩層を有する光学積層体であって、
    前記防眩層は、前記光透過性基材と反対側表面に凹凸形状を有し、
    前記凹凸形状は、前記防眩層を構成するバインダー樹脂の相分離により形成された凹凸形状(A)、及び、前記防眩層に含まれる内部散乱粒子により形成された凹凸形状(B)からなり、かつ、
    十点平均粗さRzが3μm未満であり、
    前記内部散乱粒子は、単分散水酸基含有スチレン−アクリル粒子である
    ことを特徴とする光学積層体。
  3. 防眩層表面の凹凸形状は、十点平均粗さRzと算術平均粗さRaとの比(Rz/Ra)が12未満である請求項2記載の光学積層体。
  4. 防眩層表面の凹凸形状は、粗さ曲線のクルトシスRkuが4以下である請求項2又は3記載の光学積層体。
  5. 内部散乱粒子は、防眩層表面の凹凸形状(A)の凸部の形成に寄与する樹脂成分よりも凹部の形成に寄与する樹脂成分に対する親和性が高い請求項1、2、3又は4記載の光学積層体。
  6. 光透過性基材上に少なくとも防眩層を有する光学積層体の製造方法であって、
    前記光透過性基材上に、互いに非相容である2種以上のバインダー樹脂及び内部散乱粒子を含む防眩層用組成物を塗布して塗膜を形成する工程、並びに、
    前記塗膜を硬化させて防眩層を形成する工程を有し、
    前記内部散乱粒子は、単分散水酸基含有スチレン−アクリル粒子である
    ことを特徴とする光学積層体の製造方法。
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