JP5098571B2 - 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 - Google Patents
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Description
本発明はまた、偏光素子を備えてなる偏光板であって、上記偏光板は、偏光素子表面に上述の光学積層体を備えることを特徴とする偏光板でもある。
本発明はまた、最表面に上述の光学積層体、又は、上述の偏光板を備えることを特徴とする非自発光型画像表示装置でもある。
本発明はまた、バインダー樹脂と防眩剤と溶媒とを含有する防眩層用組成物を用いて、光透過性基材上に表面に凹凸形状を有する防眩層を形成する光学積層体の製造方法であって、上記防眩層用組成物を上記光透過性基材上に塗布し、形成した塗膜を乾燥させる工程を有し、上記乾燥工程は、送風を伴わない乾燥装置内で上記塗膜の乾燥を、乾燥温度40〜60℃、乾燥時間30〜60秒の条件で乾燥させた後、乾燥温度70〜90℃、乾燥時間30〜60秒の条件で行うものであり、上記光学積層体は、表面ヘイズが0.2〜5%であり、上記防眩層の凹凸形状は、尖度(Rku)が1.5〜2.8、歪度(Rsk)の絶対値が0.01〜0.5、10ポイント高さ(Rz値)が0.5〜5.0μm、平均頂間距離(Sm)が20〜100μm、平均傾斜角度(θa)が0.3〜0.6°であることを特徴とする光学積層体の製造方法でもある。
本発明はまた、光透過性基材と、表面に防眩剤を含有することにより形成された凹凸形状を有する防眩層とを有する光学積層体の防眩性及び白ボケの評価方法であって、表面ヘイズが0.2〜5%であり、上記凹凸形状は、尖度(Rku)が1.5〜2.8、歪度(Rsk)の絶対値が0.01〜0.5、10ポイント高さ(Rz値)が0.5〜5.0μm、平均頂間距離(Sm)が20〜100μm、平均傾斜角度(θa)が0.3〜0.6°であるか否かを調べて、評価することを特徴とする光学積層体の防眩性及び白ボケの評価方法でもある。
以下、本発明を詳細に説明する。
上記防眩層は、画像表示面への外光反射や、像の映りこみ、他の層との界面で生じる光干渉による反射色むら等による視認性の悪化を防止する目的で、表面に凹凸形状を有するものである。
本発明の光学積層体において、上記防眩層は、表面の尖度(Rku)が3以下である。
ここで、上記尖度(Rku)とは、凹凸形状の凸状部分の形状を規定するパラメータであり、この尖度(Rku)の値が大きい程、凹凸形状の凸状部分の形状は、針のように尖った形状であることとなる。従来の光学積層体は、その防眩性能を充分に担保するために、防眩層の表面に比較的尖った形状の凹凸形状が形成されており、通常、その凸状部分の尖度(Rku)は3を超えるものであり、それ故に白ボケが発生していた。これに対し、本発明の光学積層体は、防眩層の表面に形成された凹凸形状の凸状部分の尖度(Rku)が3以下である。そのため、本発明の光学積層体は、充分な防眩性能を発揮するとともに、白ボケが発生することを抑制できる。上記尖度(Rku)が3を超えると、防眩性能は担保できるものの、白ボケの発生を充分に抑制できなくなる。好ましい下限は1.5、好ましい上限は2.8である。
なお、上記防眩層の表面凹凸形状の尖度(Rku)は、表面形状計測装置を用いて計測できる。該表面形状計測装置としては、例えば、白色干渉式光学顕微鏡(例えば、Zygo社製NewView6300型)、原子間力顕微鏡(例えば、島津製作所社製SPM−9500型)等が挙げられる。
ここで、上記歪度(Rsk)とは、凹凸形状の平均面に対する凸状部分と凹状部分との割合を示すパラメータであり、凹凸形状が、平均面に対して凸状部分が多いとプラスに大きな値となり、平均面に対して凹状部分が多いとマイナスに大きな値となる。従来の光学積層体は、上述のとおり、防眩性能を充分に担保するために防眩層の表面に比較的尖った形状の凹凸形状が形成されており、通常、その歪度(Rsk)は、絶対値で1を超えるものであり、それ故に白ボケが発生していた。これに対し、本発明の光学積層体は、防眩層の表面に形成された凹凸形状の歪度(Rsk)の絶対値が1以下であるため、充分な防眩性能を発揮するとともに、白ボケが発生することを抑制できる。上記歪度(Rsk)の絶対値が1を超えると、白ボケの発生を抑制できなくなる。好ましい下限は絶対値で0.01であり、好ましい上限は絶対値で0.5である。
なお、上記防眩層の表面凹凸形状の歪度(Rsk)は、表面形状計測装置を用いて計測できる。該表面形状計測装置としては、例えば、白色干渉式光学顕微鏡(例えば、Zygo社製NewView6300型)、原子間力顕微鏡(例えば、島津製作所社製SPM−9500型)等が挙げられる。
上記防眩剤としては特に限定されず、無機系材料からなるもの、有機系材料からなるもの等を使用することができる。
上記有機系材料からなる防眩剤としては、例えば、プラスチックビーズが挙げられる。上記プラスチックビーズとしては、具体的には、例えば、スチレンビーズ(屈折率1.60)、メラミンビーズ(屈折率1.57)、アクリルビーズ(屈折率1.50〜1.53)、アクリル−スチレンビーズ(屈折率1.54〜1.58)、ベンゾグアナミンビーズ、ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮合ビーズ、ポリカーボネートビーズ、ポリエチレンビーズ等が挙げられる。また、上記プラスチックビーズは、その表面に疎水性基を有することが好ましく、このようなプラスチックビーズとしては、例えば、スチレンビーズが挙げられる。
上記無機系材料からなる防眩剤としては、例えば、不定形シリカ、無機シリカビーズ等が挙げられる。
上記内部散乱粒子としては、防眩層を構成するバインダー樹脂との屈折率の差が比較的大きい有機粒子が挙げられ、例えば、アクリルビーズ(屈折率1.49〜1.53)、ポリエチレンビーズ(屈折率1.50)、ポリスチレンビーズ(屈折率1.60)、スチレン−アクリル共重合体ビーズ(屈折率1.54〜1.55)、ポリカーボネートビーズ(屈折率1.57)、ポリ塩化ビニルビーズ(屈折率1.60)、メラミンビーズ(屈折率1.57)、メラミン−ホルムアルデヒド縮合体ビーズ(屈折率1.66)、ベンゾグアナミン−ホルムアルデヒド縮合体ビーズ(屈折率1.66)等の単分散真球粒子等のプラスチックビーズ等が挙げられる。
上記防眩層に使用することのできるバインダー樹脂としては、透明性のものが好ましく、例えば、紫外線又は電子線により硬化する樹脂である電離放射線硬化型樹脂、電離放射線硬化型樹脂と溶剤乾燥型樹脂(熱可塑性樹脂等、塗工時に固形分を調整するために添加した溶剤を乾燥させるだけで、被膜となるような樹脂)との混合物、又は、熱硬化型樹脂を挙げることができる。より好ましくは電離放射線硬化型樹脂である。なお、本明細書において、「樹脂」は、モノマー、オリゴマー等の樹脂成分も包含する概念である。
上記熱可塑性樹脂としては特に限定されず、例えば、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ビニルエーテル系樹脂、ハロゲン含有樹脂、脂環式オレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース誘導体、シリコーン系樹脂及びゴム又はエラストマー等を挙げることができる。上記熱可塑性樹脂は、非結晶性で、かつ有機溶媒(特に複数のポリマーや硬化性化合物を溶解可能な共通溶媒)に可溶であることが好ましい。特に、製膜性、透明性や耐候性のという観点から、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、脂環式オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース誘導体(セルロースエステル類等)等が好ましい。
上記光重合開始剤の添加量は、上記電離放射線硬化型樹脂固形分100質量部に対して、0.1〜10質量部であることが好ましい。
上記レベリング剤、架橋剤、硬化剤、重合促進剤、粘度調整剤は、公知のものを使用するとよい。
上記光透過性基材としては、透明性、平滑性、耐熱性を備え、機械的強度とに優れたものであることが好ましい。上記光透過性基材を形成する材料の具体例としては、アクリル(ポリメチルメタクリレート等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート)、トリアセチルセルロース(TAC)、セルロースジアセテート、セルロースアセテートブチレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセタール、ポリエーテルケトン、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、又は、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂が挙げられ、好ましくはポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、トリアセチルセルロースが挙げられる。
本発明の光学積層体を製造する方法としては、例えば、少なくとも、光透過性基材の表面に防眩層用組成物を塗布し、塗膜を形成する塗布工程、形成した塗膜を乾燥させる乾燥工程、及び、乾燥させた塗膜に活性エネルギー線を照射し、塗膜を硬化させる硬化工程を有する方法が好適に用いられる。
このような本発明の光学積層体の製造方法もまた、本発明の一つである。
上記防眩層形成用組成物を塗布する方法としては、ロールコート法、ミヤバーコート法、グラビアコート法等の塗布方法が挙げられる。
なお、後述する帯電防止層が上記光透過性基材上に形成されている場合、本工程において、上記防眩層用組成物を帯電防止層上に塗布する。
本乾燥工程において、上記塗膜の乾燥は、公知の乾燥装置内で、上記光透過性基材が変形しない温度、かつ、上記塗膜の表面が乱れない程度の送風条件下で行うことが好ましい。また、送風を伴わない乾燥装置内で上記塗膜の乾燥を行ってもよい。ただし、この場合上記送風条件下と条件で乾燥を行うと、上記塗膜中の溶媒の揮発が遅れ、上記塗膜を構成する防眩層用組成物中の防眩剤や内部散乱粒子等の凝集が進む結果となり、得られる光学積層体の表面の凹凸形状を上述した範囲に制御することが困難となり、製造する光学積層体に高い防眩性能を付与するとともに、白ボケの発生を抑制することが困難となることがある。従って、送風を伴わない条件で乾燥を行う場合、上記送風条件とは異なり、かつ、好ましくは後述する範囲内で、乾燥温度、時間を適宜調整する必要がある。
また、上記乾燥方法は、乾燥温度毎に異なる乾燥機内で行う方法であってもよいが、異なる乾燥機内で乾燥する場合、乾燥器間の移行時に温度変化を伴い、上記塗膜の表面凹凸形状に悪影響を及ぼす可能性がある。従って、同一乾燥機内、又は、各乾燥機が連続した乾燥ゾーンにて行う方法が、所定の表面凹凸形状を有する防眩層を安定的に製造しやすく、また、製造効率に優れることから好ましい。
本硬化工程を行うことで、上述した表面凹凸形状を有する防眩層を形成することができる。
上記活性エネルギー線照射としては、紫外線又は電子線による照射を挙げることができる。紫外線源の具体例としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタルハライドランプ灯等の光源が挙げられる。紫外線の波長としては、190〜380nmの波長域を使用することができる。電子線源の具体例としては、コッククロフトワルト型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、又は直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器が挙げられる。
上記帯電防止層は、帯電防止剤、樹脂及び溶剤を含んでなる帯電防止層形成用組成物を用いて形成することができる。上記帯電防止層の厚さは、30nm〜1μm程度であることが好ましい。
上記溶媒としては、上記防眩層に使用することのできる溶媒と同様のものを使用することができる。
上記帯電防止層は、上述した成分の他に、本発明の効果に影響を与えない程度において、必要に応じてその他の成分を添加することができる。上記その他の成分としては、上述した以外の樹脂、防眩剤、界面活性剤、カップリング剤、増粘剤、着色防止剤、顔料又は染料等の着色剤、消泡剤、レベリング剤、難燃剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、接着付与剤、重合禁止剤、酸化防止剤、表面改質剤等を挙げることができる。これらは、帯電防止層に通常使用される公知のものを使用することができる。
上記低屈折率層は、防眩層の表面に形成されてなり、その屈折率が防眩層より低いものである。本発明の好ましい態様によれば、防眩層の屈折率が1.5以上であり、低屈折率層の屈折率が1.5未満であり、好ましくは1.45以下で構成されてなるものが好ましい。なお、本発明の光学積層体が上記低屈折率層を有する場合、該低屈折率層の表面に上述した条件を満たす凹凸形状が形成されていることが必要である。
dA=mλ/(4nA) (I)
(上記式中、
nAは低屈折率層の屈折率を表し、
mは正の奇数を表し、好ましくは1を表し、
λは波長であり、好ましくは480〜580nmの範囲の値である)
を満たすものが好ましい。
120<nAdA<145 (II)
を満たすことが低反射率化の点で好ましい。
また、上記表面調整層は、必要に応じて上述した光重合開始剤、架橋剤、硬化剤、重合促進剤、粘度調整剤等を含有していてもよい。
上記防汚染剤としては、撥水性、撥油性、指紋拭き取り性を発現するような添加剤が有効であり、例えば、フッ素系化合物、ケイ素系化合物又はこれらの混合化合物が挙げられる。上記ケイ素系化合物としては、2−パーフロロオクチルエチルトリアミノシラン等のフロロアルキル基を有するシランカップリング剤等が挙げられ、特に、アミノ基を有するものが好ましい。
上記溶剤としては、イソプロピルアルコール、メタノール、エタノール等のアルコール類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;ハロゲン化炭化水素;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)又はこれらの混合物が挙げられ、好ましくは、ケトン類、エステル類が挙げられる。
すなわち、光学積層体の最表層の凹凸上にペンタエリスリトールトリアクリレート等の樹脂(モノマー又はオリゴマー等の樹脂成分を包含する)をトルエン等で希釈し、固形分60%としたものをワイヤーバーで乾燥膜厚が8μmとなるように塗布する。これによって、最表層の表面凹凸がつぶれ、平坦な層となる。ただし、この最表層を形成する組成物中にレベリング剤などが入っていることで、リコート剤がはじきやすく濡れにくいような場合は、あらかじめ防眩フィルムをケン化処理(2mol/LのNaOH(又はKOH)溶液 55度 3分浸した後、水洗し、水滴を完全に除去した後、50度オーブンで1分乾燥)により、親水処理を施すとよい。この表面を平坦にしたフィルムは、表面凹凸によるヘイズをもたない、内部ヘイズだけを持つ状態となっている。このヘイズを、内部ヘイズとして求めることができる。そして、内部ヘイズを、元の光学積層体のヘイズ(全体ヘイズ)から差し引いた値が、表面凹凸だけに起因するヘイズ(表面ヘイズ)として求められる。
下記材料を充分混合し、固形分40.5%の組成物として調製した。この組成物を孔径30μmのポリプロピレン製フィルターで濾過して防眩層用組成物を調製した。
防眩層用組成物の調製
(紫外線硬化型樹脂)
ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)(屈折率1.51) 20質量部
セルロースアセテートブチレート(平均分子量3万) 0.3質量部
(光硬化開始剤)
イルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製) 1.2質量部
イルガキュア907(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製) 0.2質量部
(防眩剤)
不定形シリカ(平均粒径1μm、表面処理品) 1.24質量部
(レベリング剤)
シリコーン系レベリング剤 0.02質量部
(溶剤)
トルエン 35.5質量部
シクロペンタノン 7.0質量部
下記材料を充分混合し、固形分40.5%の組成物として調製した。この組成物を孔径10μmのポリプロピレン製フィルターで濾過して表面調整層用組成物を調製した。
表面調整層用組成物の調製
(紫外線硬化型樹脂)
多官能ウレタンアクリレート(UV1700B、(日本合成化学工業(株)製、屈折率1.51) 30.7質量部
イソシアヌル酸トリアクリレート(アロニックスM315、(東亜合成(株)製)
9.98質量部
(光硬化開始剤)
イルガキュア184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製) 1.5質量部
イルガキュア907(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製) 0.5質量部
(防汚剤)
UT−3971(日本合成化学工業(株)製) 2.0質量部
(溶剤)
トルエン 508.76質量部
シクロペンタノン 67.24質量部
80μmの厚さのトリアセチルセルロースフィルム(TD80U、富士写真フィルム社製)を光透過性基材として用い、調製した防眩層用組成物を、フィルム上にコーティング用巻線ロッド(メイヤーズバー)#6を用いて塗布して厚さ約6μmの塗膜を形成した。
次に、形成した塗膜を乾燥器内の送風により塗工面が乱れないよう、乾燥台に固定して送風乾燥させ、器内温度50℃の乾燥器にて30秒乾燥させた後、同様に設定した器内温度70℃の乾燥器にて30秒間乾燥させる条件で乾燥した。
その後、窒素パージ下(酸素濃度200ppm以下)で、紫外線を照射線量が30mJになるよう照射して塗膜を硬化させた(下地凹凸層)。
更に、硬化させた塗膜上に、調製した表面調整層用組成物を、コーティング用巻線ロッド(メイヤーズバー)#12を用いて塗布して厚さ約6μmの塗膜を形成した。形成した塗膜を乾燥器内の送風により塗工面が乱れないよう、乾燥台に固定して送風乾燥させ、器内温度50℃の乾燥器にて30秒乾燥させた後、同様に設定した器内温度70℃の乾燥器にて30秒間乾燥させる条件で乾燥した。その後、窒素パージ下(酸素濃度200ppm以下)で、紫外線を照射線量が200mJになるよう照射して塗膜を硬化させ、下地凹凸層上に表面調整層とが積層された防眩層を備える光学積層体を製造した。なお、形成した防眩層の総厚は約8μmであった。
下地凹凸層となる塗膜の乾燥条件を、送風のない60℃の乾燥器内にて30秒、80℃の乾燥器内にて30秒乾燥させることとした以外は、実施例1と同様にして防眩層を形成し、光学積層体を製造した。なお、形成した防眩層の総厚は約12μmであった。
下地凹凸層となる塗膜の乾燥条件を、送風のない50℃の乾燥器内にて60秒、70℃の乾燥器内にて30秒乾燥させることとした以外は、実施例1と同様にして防眩層を形成し、光学積層体を製造した。なお、形成した防眩層の総厚は約12μmであった。
下地凹凸層用塗膜の乾燥条件を、送風のない50℃の乾燥器内にて30秒、70℃の乾燥器内にて30秒乾燥させることとした以外は、実施例1と同様にして防眩層を形成し、光学積層体を製造した。なお、形成した防眩層の総厚は約12μmであった。
下地凹凸層用塗膜の乾燥条件を、乾燥器内の送風により塗工面が乱れないよう、乾燥台に固定して送風乾燥させ、器内温度100℃の乾燥器にて60秒乾燥させることとした以外は、実施例1と同様にして防眩層を形成し、光学積層体を製造した。なお、形成した防眩層の総厚は約12μmであった。
得られた光学積層体について、下記に示す方法で各評価した。結果を表1に示す。
Zygo社製白色干渉式光学顕微鏡NewView6300型を用い、以下の条件で光学積層体表面の尖度(Rku)を測定した。
観察視野:0.55mm□
対物レンズ:10倍
Zoomレンズ:2倍
Zygo社製白色干渉式光学顕微鏡NewView6300型を用い、以下の条件で光学積層体表面の歪度(Rsk)を測定した。
観察視野:0.55mm□
対物レンズ:10倍
Zoomレンズ:2倍
Zygo社製白色干渉式光学顕微鏡NewView6300型を用い、以下の条件で光学積層体表面の10ポイント高さ(Rz値)を測定した。
観察視野:0.55mm□
対物レンズ:10倍
Zoomレンズ:2倍
得られた光学積層体の表面の凹凸の凸部の平均頂間距離(Sm)は、JIS B0601に準拠して測定した。Smは、20〜100μmが好適な範囲である。
得られた光学積層体の凹凸の平均傾斜角(θa)は、ISO−4288−1985に記載された粗さ測定法により測定した。θaは、0.5〜2.0°が好適な範囲である。
反射・透過率計HM−150(村上色彩技術研究所製)を用い、JIS K−7136規格に従い、内部ヘイズ及び表面ヘイズ値(%)を求めた。
実施例及び比較例で得られた光学積層体の裏面を粘着処理し、黒アクリル板に貼付したものを評価用サンプルとした。幅20mmの白黒ストライプ板を用意し、上記サンプル(サンプル面は、30度くらい上方に傾ける)にこのストライプをサンプル面法線から20度の角度で写り込ませ、観察した。このときサンプル面の照度は250lx(ルクス)で、ストライプの輝度(白)は65cd/m2とした。またストライプ板とサンプルの距離は1.5mで、サンプルと観察者の距離は1mとした。これを観察者が見たときのストライプの見え方により次のように定義し評価した。
評価基準
○:ストライプが認識できない
×:ストライプが認識できる
写像性測定器(スガ試験機(株)、品番「ICM−1DP」)を用いて、JIS K7105に準拠し、4種類の光学櫛(0.125mm、0.5mm、1mm及び2mm)で測定した数値の合計をもって評価した。
評価基準
○:数値200以上で、透過鮮明性が高い
×:数値200以下で、透過鮮明性が低い
明室環境下で白ボケがない状態を以下のように評価した。
実施例と比較例の光学積層体のフィルム面と反対側に黒のアクリル板を、光学用粘着剤(日立化成工業株式会社製、アクリル系粘着剤「DA−1000」)で張り合わせた後、高さ40cmからの三波長蛍光灯下で100cm上方、サンプルから30cmはなれた所(サンプルの法線から45°くらいの角度)からの目視官能評価を行って、白ボケがなく、黒色再現性(黒が、艶のある黒に見えるか)があるかどうかを下記基準によって詳細に評価した。
艶のある黒色のリファレンスとしては、実施例、比較例で使用している透明基材を、上記光学積層体の代わりに黒アクリル板に張り合わせたものを使用し、各サンプルと比較した。
(評価基準)
○:白ボケがなく、リファレンスと同等の黒色再現性がある。
×:白ボケがあり、黒色再現性がない。
また、図1に実施例1で製造した光学積層体の防眩層の表面の電子顕微鏡写真を示し、図2に比較例1で製造した光学積層体表面の電子顕微鏡写真を示す。図1に示すように、実施例1で製造した光学積層体表面に形成された凹凸形状は、比較的なだらかな凸状部分を有するのに対し、比較例1で製造した光学積層体表面に形成された凹凸形状は、かなり尖った凸状部分を有するものであった。
Claims (6)
- 光透過性基材と、表面に凹凸形状を有する防眩層とを有する光学積層体であって、
表面ヘイズが0.2〜5%であり、
前記防眩層の凹凸形状は、防眩剤を含有することにより形成されたものであり、
前記凹凸形状は、尖度(Rku)が1.5〜2.8、歪度(Rsk)の絶対値が0.01〜0.5、10ポイント高さ(Rz値)が0.5〜5.0μm、平均頂間距離(Sm)が20〜100μm、平均傾斜角度(θa)が0.3〜0.6°である
ことを特徴とする光学積層体。 - 最表面に請求項1記載の光学積層体を備えることを特徴とする自発光型画像表示装置。
- 偏光素子を備えてなる偏光板であって、
上記偏光板は、偏光素子表面に請求項1記載の光学積層体を備えることを特徴とする偏光板。 - 最表面に請求項1記載の光学積層体、又は、請求項3記載の偏光板を備えることを特徴とする非自発光型画像表示装置。
- バインダー樹脂と防眩剤と溶媒とを含有する防眩層用組成物を用いて、光透過性基材上に表面に凹凸形状を有する防眩層を形成する光学積層体の製造方法であって、
前記防眩層用組成物を前記光透過性基材上に塗布し、形成した塗膜を乾燥させる工程を有し、
前記乾燥工程は、送風を伴わない乾燥装置内で前記塗膜の乾燥を、乾燥温度40〜60℃、乾燥時間30〜60秒の条件で乾燥させた後、乾燥温度70〜90℃、乾燥時間30〜60秒の条件で行うものであり、
前記光学積層体は、表面ヘイズが0.2〜5%であり、
前記防眩層の凹凸形状は、尖度(Rku)が1.5〜2.8、歪度(Rsk)の絶対値が0.01〜0.5、10ポイント高さ(Rz値)が0.5〜5.0μm、平均頂間距離(Sm)が20〜100μm、平均傾斜角度(θa)が0.3〜0.6°である
ことを特徴とする光学積層体の製造方法。 - 光透過性基材と、表面に防眩剤を含有することにより形成された凹凸形状を有する防眩層とを有する光学積層体の防眩性及び白ボケの評価方法であって、
表面ヘイズが0.2〜5%であり、
前記凹凸形状は、尖度(Rku)が1.5〜2.8、歪度(Rsk)の絶対値が0.01〜0.5、10ポイント高さ(Rz値)が0.5〜5.0μm、平均頂間距離(Sm)が20〜100μm、平均傾斜角度(θa)が0.3〜0.6°であるか否かを調べて、評価する
ことを特徴とする光学積層体の防眩性及び白ボケの評価方法。
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