JP5472088B2 - 印刷装置 - Google Patents

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本発明は、ファクシミリジョブが表す画像と非ファクシミリジョブが表す画像とを印刷する技術に関する。
消耗品の累積の使用量が基準使用量を超えている消耗状態のときに画像を印刷すると、画像がかすれるなどによって印刷品質が低下する。
このような場合を想定して、消耗状態で印刷した画像を保存しておき、消耗品が交換された後にその保存しておいた画像を再印刷する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−341242号公報
しかしながら、従来の技術によると、同じ画像データを2度印刷することになり、被記録媒体や着色剤が無駄になるという問題がある。
本明細書では、消耗状態になってもファクシミリジョブが表す画像の印刷品質の低下を低減できる技術を開示する。
本明細書によって開示される印刷装置は、ファクシミリジョブを受信するファクシミリ受信部と、画像を印刷する濃さの程度を示す濃さ調整情報が含まれている非ファクシミリジョブを入力する入力部と、前記ファクシミリジョブの印刷に用いる前記濃さ調整情報が記憶されている記憶部と、印刷品質が低下しない累積の使用量の目安である基準使用量が設定されている1以上の消耗品を用いて被記録媒体に画像を印刷する印刷部と、前記印刷部に画像を印刷させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブが表す画像を当該非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報によって示される濃さで前記印刷部に印刷させる非ファクシミリ印刷処理と、前記ファクシミリ受信部によって受信された前記ファクシミリジョブが表す画像を前記記憶部に記憶されている前記濃さ調整情報によって示される濃さで前記印刷部に印刷させるファクシミリ印刷処理と、前記消耗品の累積の使用量が当該消耗品に設定されている前記基準使用量を超えた消耗状態になった場合に、当該消耗状態になった後に前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を、前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させる再記憶処理と、を実行する。
なお、本明細書によって開示される印刷装置は、消耗状態になった後に非ファクシミリジョブが入力された場合に必ずその非ファクシミリジョブに含まれている濃さ調整情報をファクシミリジョブの濃さ調整情報として記憶部に記憶させるものに限定されない。
また、上記印刷装置は、前記制御部は、前記再記憶処理において、前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報によって示される濃さが前記記憶部に記憶されている前記濃さ調整情報によって示される濃さよりも濃い場合に、前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記記憶部に記憶させてもよい。
また、上記印刷装置は、前記制御部は、前記再記憶処理において、前記入力部によって前記非ファクシミリジョブが入力される毎に、当該非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させてもよい。
また、上記印刷装置は、前記制御部は、前記再記憶処理において、間に前記非ファクシミリジョブが入力されることなく前記ファクシミリ受信部によって前記ファクシミリジョブが規定回数受信された場合は、前記消耗品の累積の使用量に応じた濃さ調整情報を、前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させてもよい。
また、上記印刷装置は、前記消耗品は複数色の着色剤であり、前記印刷部は単色の印刷、及び複数色の印刷を実行し、前記記憶部には単色の印刷、及び複数色の印刷毎に前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報が記憶され、前記制御部は、前記再記憶処理において、前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブが単色で印刷されるジョブである場合は、当該非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記ファクシミリジョブの単色の前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させ、前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブが複数色で印刷されるジョブである場合は、当該非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記ファクシミリジョブの複数色の前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させてもよい。
また、上記印刷装置は、前記濃さ調整情報は前記複数色の色毎に記憶されるものであり、前記制御部は、前記再記憶処理において、前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブが複数色で印刷されるジョブである場合は、累積の使用量が前記基準使用量以下である前記着色剤の色の前記濃さ調整情報も含めて前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を、前記ファクシミリジョブの前記複数色の前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させてもよい。
また、上記印刷装置は、前記制御部は、前記消耗品が交換されて累積の使用量が前記基準使用量以下である通常状態に戻ると、前記記憶部に記憶されている前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報を、前記通常状態のときの前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報にリセットしてもよい。
また、上記印刷装置は、前記消耗品は着色剤であり、当該印刷装置は、印刷に用いる前記着色剤の量を節約する設定を受け付ける受付部を備え、前記制御部は、前記再記憶処理において、前記受付部で前記着色剤の量を節約する設定が受け付けられていない場合は、前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させ、前記受付部で前記着色剤の量を節約する設定が受け付けられている場合は、前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記記憶部に記憶させなくてもよい。
また、上記印刷装置は、前記記憶部にはユーザを識別するユーザ識別子毎に前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報が対応付けられて記憶され、前記非ファクシミリジョブは当該非ファクシミリジョブを入力したユーザの前記ユーザ識別子を含み、当該印刷装置はユーザ又は前記ファクシミリジョブからユーザ識別子を取得する取得部を備え、前記制御部は、前記再記憶処理において、前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を、当該非ファクシミリジョブに含まれている前記ユーザ識別子に対応付けて前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させ、前記ファクシミリ印刷処理において、前記ファクシミリ受信部によって受信された前記ファクシミリジョブが表す画像を、前記取得部によって取得された前記ユーザ識別子に対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記濃さ調整情報によって示される濃さで前記印刷部に印刷させてもよい。
なお、本明細書によって開示される印刷装置は、印刷方法、印刷プログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
一般に送信側のファクシミリ装置と受信側の印刷装置とは距離が離れているので、ファクシミリジョブを送信した送信者は、そのファクシミリジョブが表す画像が受信側の印刷装置でかすれて印刷されても把握できない。
これに対し、非ファクシミリジョブを入力するユーザは印刷装置の近くに設置されている外部のコンピュータを操作して、あるいは印刷装置自体を操作して非ファクシミリジョブを入力する場合が多いので、非ファクシミリジョブを入力したユーザは、その非ファクシミリジョブが表す画像がかすれて印刷された場合にはそのことを把握できる。
非ファクシミリジョブが表す画像がかすれて印刷された場合、その非ファクシミリジョブを入力したユーザは、画像のかすれ具合に応じた濃さ調整情報に変更して再度非ファクシミリジョブを入力することにより、画像をより適切な濃さ(画像がかすれない濃さ)で印刷し直すことができる。
つまり、消耗状態になった後に入力された非ファクシミリジョブには、消耗状態においても適切な濃さで印刷できる濃さ調整情報が含まれている可能性がある。このため、消耗状態になった場合には、ファクシミリジョブが表す画像についても消耗状態になった後に入力された非ファクシミリジョブに含まれている濃さ調整情報によって示される濃さで印刷すれば、より適切な濃さ(画像がかすれない濃さ)で印刷できる可能性が高くなる。
この発明によると、消耗状態になった場合には、消耗状態になった後に入力された非ファクシミリジョブに含まれている濃さ調整情報を、ファクシミリジョブの濃さ調整情報として記憶部に記憶させるので、消耗状態になってもファクシミリジョブが表す画像の印刷品質の低下を低減できる。
実施形態1に係る複合機の電気的構成を示すブロック図。 トナーカートリッジの断面図。 複合機の状態を説明するための模式図。 記憶部に記憶されている濃さ調整情報を説明するための模式図。 印刷処理の流れを示すフローチャート。 非FAXジョブに応じた濃さ調整情報記憶処理のフローチャート。 累積の使用量に応じた濃さ調整情報記憶処理のフローチャート。 トナーカートリッジ交換時の処理の流れを示すフローチャート。 ユーザ管理が行われていない場合の濃さ調整情報の遷移の一例を示す模式図。 ユーザ管理が行われている場合の濃さ調整情報の遷移の一例を示す模式図。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。
(1)複合機の電気的構成
図1は、ファクシミリ(FAX)機能、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能などを備える複合機1(印刷装置の一例)の電気的構成を示すブロック図である。複合機1は、制御部10、FAX部11、スキャナ部12、プリンタ部13、操作部14、記憶部15、メモリインタフェース16(メモリ I/F)、ネットワークインタフェース17(NW I/F)などを備えて構成されている。
制御部10(制御部、取得部の一例)は、CPU、ROM、RAMなどを備えて構成されている。CPUはROMや記憶部15に記憶されている各種のプログラムを実行することによって複合機1の各部を制御する。ROMはCPUによって実行される各種のプログラムやデータなどを記憶している。RAMはCPUが各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。
FAX部11(ファクシミリ受信部の一例)は、NCU(Network Control Unit)、モデム、これらを制御するASICなどを備えて構成されており、公衆交換電話網を介して外部のFAX装置との間で所定のFAX通信プロトコルに従ってFAXジョブを送受信する。
スキャナ部12は、原稿が載置される原稿台、原稿を照射する光源、リニアイメージセンサ、光源によって照射された原稿の光学像をリニアイメージセンサに結像させる光学系、原稿とリニアイメージセンサとを相対移動させる搬送機構などを備えて構成されており、原稿を読み取って画像データを生成する。
プリンタ部13(印刷部の一例)は、トナーカートリッジ20(図2参照)に収容されているトナー(着色剤の一例)やトナーカートリッジ20に設けられている現像ローラ24などの消耗品を用いて紙やOHPシートなどの被記録媒体に画像を印刷する。プリンタ部13にはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及び、黒(K)の色毎にトナーカートリッジ20が着脱可能に装着される。
操作部14(入力部、受付部、取得部の一例)は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置、表示装置の表示面を覆う略透明なタッチパネル、各種の操作ボタンなどを備えて構成されている。ユーザは操作部14を操作することによってジョブの入力や各種の設定などを行うことができる。
記憶部15(記憶部の一例)は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリを用いて各種のデータを記憶する装置である。記憶部15にはFAXジョブが表す画像の印刷に用いられる1以上の濃さ調整情報が記憶されている。
メモリインタフェース16は、USBメモリやUSBハードディスクなどのUSBマスストレージデバイスが接続されるUSBホストインタフェース、あるいは、各種のリムーバブルメモリの規格に応じたメモリスロットを有するメモリカードリーダとして構成されている。
ネットワークインタフェース17(入力部、受付部の一例)は、LANやインターネットなどの通信ネットワーク5を介して外部のコンピュータ2(パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話など)と通信可能に接続されている。
(2)トナーカートリッジ
次に、トナーカートリッジ20について説明する。
(2−1)トナーカートリッジの構成
図2は、トナーカートリッジ20の断面図である。トナーカートリッジ20は、トナー収容室21、アジテータ22、供給ローラ23、現像ローラ24、層厚規制ブレード25などを備えて構成されている。
トナー収容室21には、正帯電性の非磁性のトナーが収容されている。アジテータ22によって撹拌されたトナーは供給ローラ23に供給され、供給ローラ23の回転によって現像ローラ24に供給される。
現像ローラ24に供給されたトナーは現像ローラ24の回転に伴って層厚規制ブレードと現像ローラ24との間に進入し、一定の厚さの薄層として現像ローラ24の外周に担持される。
現像ローラ24に担持されたトナーは、複合機1に設けられている感光体ドラムの表面に形成されている静電潜像に供給され、それにより静電潜像が現像される。
(2−2)トナーカートリッジの新品検知
トナーカートリッジ20の新品検知は種々の方法で行うことができる。
例えば、一方向にのみ移動可能な可動部材をトナーカートリッジ20に設け、トナーカートリッジ20を装着する際に当該可動部材が複合機1の内部(あるいはドラムユニット)に設けられている固定部材に押されて当該一方向に移動するように構成し、複合機1側に設けた機械的、あるいは光学的なセンサによってこの移動を検出してもよい。これにより、制御部10は新品のトナーカートリッジ20に交換されたことを検知することができる。この場合、一度装着したトナーカートリッジ20を外して再装着する際には可動部材が移動しないので、新品とは検知されないことになる。
また、トナーカートリッジ20のトナー残量をセンサによって定期的に検出し、前回検出したときからトナー残量が増加しており、且つそのトナー残量がある一定量以上であれば新品と検知してもよい。
また、トナーカートリッジ20を新品に交換したときにユーザが操作部14でその旨を設定することで新品と検知してもよい。
(3)消耗品の累積の使用量、及び、基準使用量
実施形態1では消耗品としてCMYK4色のトナー、及び、各色のトナーカートリッジ20に設けられている4つの現像ローラ24を例に説明する。
(3−1)トナーの累積の使用量、及び、基準使用量
トナーカートリッジ20が新品に交換されてからのトナーの累積の使用量がある一定量を超えると、トナーが不足して印刷がかすれ始め、それにより印刷品質が低下し始める。
上述したある一定量は印刷品質が低下しない累積の使用量の目安である基準使用量としてトナー毎に設定されている。具体的には例えば、A4の被記録媒体の面積に対するドット(トナーによって形成される微小な点)が形成された面積の割合(カバレッジ)が4.1%の被記録媒体を700枚印刷するのに必要なトナーの量が各トナーの基準使用量として設定されている。
トナーの累積の使用量は、例えば被記録媒体に形成されるドットの数を画像データ毎にカウントし、カウントしたドット数に1ドット当たりのトナー量を乗算した値をトナーカートリッジ20が新品に交換された後に印刷された画像データについて合計することによって求めることができる。
(3−2)現像ローラの累積の使用量、及び、基準使用量
現像ローラ24は回転が繰り返されることによって摩耗し、トナーカートリッジ20が新品に交換されてからの累積の回転数がある一定回転数を超えると、担持できるトナーの量が少なくなって印刷がかすれ始め、それにより印刷品質が低下し始める。
上述したある一定回転数は印刷品質が低下しない累積の回転数の目安である基準使用量として現像ローラ24ごとに設定されている。具体的には例えば、700枚の被記録媒体に印刷するのに必要な回転数が基準使用量として設定されている。
現像ローラ24の累積の回転数は、例えばトナーカートリッジ20が新品に交換された後に印刷された被記録媒体の枚数に1枚の被記録媒体当たりの現像ローラ24の回転数を乗算することによって求めることができる。なお、例えばロータリエンコーダを用いて現像ローラ24の回転をカウントしてもよいし、現像ローラ24を回転駆動するステッピングモータに入力したパルス数から換算してもよい。
(4)複合機の状態
図3は、複合機1の状態を説明するための模式図である。
複合機1には、「Ready」状態(通常状態の一例)と、「Replace Toner」状態(消耗状態の一例)と、「Toner Ended」状態とがある。
「Ready」状態とは、いずれの消耗品も累積の使用量がその消耗品に設定されている基準使用量以下の状態である。「Ready」状態ではいずれの消耗品も基準使用量以下であるので、印刷品質を低下させることなく画像データを印刷できる。
「Replace Toner」状態とは、少なくとも一つの消耗品の累積の使用量がその消耗品に設定されている基準使用量を超えている状態である。「Replace Toner」状態では少なくとも一つの消耗品が基準使用量を超えているので、画像データの印刷品質が低下し始める。
「Toner Ended」状態とは、少なくとも一つの消耗品の累積の使用量がその消耗品に設定されている限界使用量(図示する例では4000枚分の印刷に用いられる量)を超えている状態である。「Toner Ended」状態になった場合は、後述するFAXジョブの受信や非FAXジョブの入力が停止される。
「Replace Toner」状態、あるいは「Toner Ended」状態において、累積の使用量が基準使用量を超えている全ての消耗品が新品に交換されると、複合機1は「Ready」状態に戻る。
(5)FAXジョブ、及び、非FAXジョブ
複合機1で実行されるジョブには、FAXジョブと非FAXジョブ(PCプリントジョブ、コピージョブ、ダイレクトプリントジョブ)とがある。ここでは非FAXジョブ、FAXジョブの順で説明する。
(5−1)PCプリントジョブ
PCプリントジョブは、外部のコンピュータ2から通信ネットワーク5を介して受信することによって複合機1に入力されるジョブである。
PCプリントジョブには、そのPCプリントジョブを送信したユーザのユーザ識別子と、複合機1に印刷させる画像を表す画像データと、その画像を印刷する印刷条件とが含まれる。
ユーザ識別子とは、例えばそのユーザがコンピュータ2にログインしたときのユーザ名である。
印刷条件とは、印刷部数、片面/両面印刷、モノクロ(単色)/カラー(複数色)印刷、モノクロの濃さ調整情報、カラーの濃さ調整情報、トナーセーブなどの印刷設定項目の設定値の組み合わせをいう。
濃さ調整情報とは、画像を印刷する濃さの程度を示す値が設定される印刷設定項目である。濃さ調整情報には「1(薄い)」〜「3(通常)」〜「7(濃い)」まで7段階で値を設定できる。
モノクロの濃さ調整情報はモノクロの印刷が設定されたときのみ設定可能であり、カラーの濃さ調整情報はカラーの印刷が設定されたときのみ設定可能である。カラーの濃さ調整情報にはCMYK各色についてそれぞれ独立して値を設定できる。
なお、カラーの濃さ調整情報はRGBの値を設定可能にしてもよい。その場合は、RGBの値をCMYKに変換した値が用いられる。
トナーセーブ(印刷に用いる着色剤の量を節約する設定の一例)は、トナーの使用量を節約するか否かを設定する印刷設定項目であり、設定値としてONまたはOFFを設定できる。ONが設定された場合には、OFFが設定された場合よりも画像の印刷に用いるトナーが節約される(例えば設定した濃さ調整情報の値が1段階、あるいは2段階引き下げられる)。
複合機1は、PCプリントジョブが入力されると、入力されたPCプリントジョブに含まれている画像データが表す画像を、当該PCプリントジョブに含まれている印刷条件に従ってプリンタ部13に印刷させる。
(5−2)コピージョブ
コピージョブは、ユーザが載置台に原稿を載置し、操作部14を操作してコピーを指示することによって複合機1に入力される。
コピージョブの入力では、ユーザは例えばユーザ識別子が記憶されているIDカードを複合機1が備えるカードリーダ(図1では図示せず)に読み取らせてから入力する。なお、ユーザは操作部14を操作してユーザ識別子を手動で入力してもよい。
また、コピージョブの入力では、ユーザは操作部14を操作することにより、PCプリントジョブと同様の印刷条件を設定することができる。
コピージョブには、ユーザ識別子と、上述した印刷条件とが含まれる。
複合機1は、コピージョブが入力されると、スキャナ部12によって原稿を読み取って画像データを生成し、生成した画像データが表す画像を、当該コピージョブに含まれている印刷条件に従ってプリンタ部13に印刷させる。
(5−3)ダイレクトプリントジョブ
ダイレクトプリントジョブは、ユーザがメモリインタフェース16にリムーバブルメモリを装着し、装着したリムーバブルメモリに記憶されている画像データの中から印刷する画像データを指定して印刷を指示することによって複合機1に入力される。
ダイレクトプリントジョブの入力でも、コピージョブと同様にユーザはユーザ識別子を入力する。
また、ダイレクトプリントジョブの入力でも、ユーザは操作部14を操作することにより、PCプリントジョブと同様の印刷条件を設定することができる。
ダイレクトプリントジョブには、ユーザ識別子と、ユーザが指定した画像データと、上述した印刷条件とが含まれる。
複合機1は、ダイレクトプリントジョブが入力されると、入力されたダイレクトプリントジョブに含まれている画像データが表す画像を、当該ダイレクトプリントジョブに含まれている印刷条件に従ってプリンタ部13に印刷させる。
(5−4)FAXジョブ
FAXジョブは、FAX部11によって外部のFAX装置から受信される。
FAXジョブには画像データやモノクロ/カラー印刷の設定値は含まれているが、少なくとも濃さ調整情報やユーザ識別子は含まれていない。
複合機1は、FAXジョブを受信すると、受信したFAXジョブに含まれている画像データが表す画像を、FAXジョブに含まれている印刷条件や記憶部15に記憶されている濃さ調整情報に従ってプリンタ部13に印刷させる。
(6)記憶部に記憶されている濃さ調整情報
図4は、記憶部15に記憶されている濃さ調整情報を説明するための模式図である。Public、及び、User1〜User10は、ユーザ識別子を示している。図示するように各ユーザ識別子にはモノクロの濃さ調整情報とカラーの濃さ調整情報とが対応付けられて記憶される。
Publicに対応付けられている濃さ調整情報は、全てのユーザに適用される濃さ調整情報である。工場出荷時にはPublicの濃さ調整情報のみが記憶部15に記憶されている。「Ready」状態(通常状態)でのPublicの濃さ調整情報の値は「3(通常)」である。
なお、Publicの濃さ調整情報は、工場出荷時に記憶部15に記憶されていなくてもよい。例えば工場出荷後に複合機1が初めて起動されたときに制御部10によって記憶部15に記憶されてもよいし、複合機1の管理者が入力してもよい。
User1〜User10に対応付けられている濃さ調整情報は、ユーザ個別の濃さ調整情報である。ユーザ個別の濃さ調整情報は複合機1の管理者によって記憶部15に登録(記憶)される。「Ready」状態でのユーザ個別の濃さ調整情報の値はユーザ毎に設定できる。
なお、複合機1の管理者がユーザ個別の濃さ調整情報を記憶部15に登録するのではなく、各ユーザが初めて複合機1に非FAXジョブを入力したときに、制御部10が、その非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報をその非FAXジョブに含まれているユーザ識別子に対応付けて記憶部15に記憶させてもよい。
(7)ユーザ管理
複合機1には、ユーザ管理を行うか否かを設定できる。
ユーザ管理を行わないように設定した場合には、FAXジョブを受信すると、そのFAXジョブがモノクロで印刷されるFAXジョブである場合には、そのFAXジョブが表す画像がPublicのモノクロの濃さ調整情報によって示される濃さで印刷される。
そのFAXジョブがカラーで印刷されるFAXジョブである場合には、そのFAXジョブが表す画像がPublicのカラーの濃さ調整情報によって示される濃さで印刷される。
一方、ユーザ管理を行うように設定した場合には、FAXジョブを受信すると、そのFAXジョブがモノクロで印刷されるFAXジョブである場合には、そのFAXジョブが表す画像が、ユーザ管理の対象として指定されているユーザ(対象ユーザ)のユーザ識別子に対応付けられて記憶部15に記憶されているモノクロの濃さ調整情報によって示される濃さで印刷される。
そのFAXジョブがカラーで印刷されるFAXジョブである場合には、そのFAXジョブが表す画像が、対象ユーザのユーザ識別子に対応付けられて記憶部15に記憶されているカラーの濃さ調整情報によって示される濃さで印刷される。
ユーザ管理の対象ユーザは、予め複合機1の管理者(ユーザの一例)が指定しておくものとする。
ユーザ管理を行うように設定されている場合は、受信したFAXジョブがどのユーザ宛のものであるかによらず、対象ユーザとして指定されているユーザのユーザ識別子に対応付けられている濃さ調整情報がFAXジョブの印刷に用いられる。
(8)画像データの印刷処理
図5は、画像データの印刷処理の流れを示すフローチャートである。本処理は複合機1がFAXジョブを受信するか又は複合機1に非FAXジョブが入力されると開始される。
S101では、制御部10は「Replace Toner」状態であるか否かを判断し、「Replace Toner」状態である場合はS102に進み、「Replace Toner」状態ではない場合はS107に進む。
S102では、制御部10は本処理を開始するきっかけとなったジョブが非FAXジョブであるかFAXジョブであるかを判断し、非FAXジョブである場合はS103に進み、FAXジョブである場合はS105に進む。
S103では、制御部10は入力された非FAXジョブからその非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報を取得する。非FAXジョブにモノクロの印刷が設定されている場合はモノクロの濃さ調整情報が取得され、カラーの印刷が設定されている場合はカラーの濃さ調整情報が取得される。
S104では、制御部10は記憶部15に記憶されている濃さ調整情報(FAXジョブの濃さ調整情報)をS103で取得した濃さ調整情報で更新(再記憶)する「非FAXジョブに応じた濃さ調整情報記憶処理」(再記憶処理の一例)を実行する。「非FAXジョブに応じた濃さ調整情報記憶処理」の詳細については後述する。
S105では、制御部10は、記憶部15に記憶されている濃さ調整情報(FAXジョブの濃さ調整情報)を消耗品の累積の使用量に応じた濃さ調整情報で更新(再記憶)する「累積の使用量に応じた濃さ調整情報記憶処理」(再記憶処理の一例)を実行する。「累積の使用量に応じた濃さ調整情報記憶処理」については後述する。
S106では、制御部10はFAXジョブの印刷に用いる濃さ調整情報を決定する。
具体的には例えば、ユーザ管理を行わないように設定されている場合は、制御部10はFAXジョブがモノクロで印刷されるFAXジョブである場合にはPublicのモノクロの濃さ調整情報を印刷に用いる濃さ調整情報として決定する。カラーで印刷されるFAXジョブである場合には、制御部10はPublicのカラーの濃さ調整情報を印刷に用いる濃さ調整情報として決定する。
一方、ユーザ管理を行うように設定した場合には、制御部10はFAXジョブがモノクロで印刷されるFAXジョブである場合にはユーザ管理の対象として指定されているユーザ(対象ユーザ)のユーザ識別子に対応付けられて記憶部15に記憶されているモノクロの濃さ調整情報を印刷に用いる濃さ調整情報として決定する。カラーで印刷されるFAXジョブである場合には、制御部10は対象ユーザのユーザ識別子に対応付けられて記憶部15に記憶されているカラーの濃さ調整情報を印刷に用いる濃さ調整情報として決定する。
S107では、制御部10は本処理を開始するきっかけとなったジョブを実行してプリンタ部13に画像を印刷させる(ファクシミリ印刷処理、非ファクシミリ印刷処理の一例)。
ここで、本処理を開始するきっかけとなったジョブがFAXジョブである場合には、S106で決定した濃さ調整情報が印刷に用いられる。
この印刷において、制御部10は濃さ調整情報の値に応じた大きさで1ドットを形成するようプリンタ部13に指示することにより、あるいは、画像の1画素に対応して形成されるドットの密度が濃さ調整情報の値に応じた密度になるように画像データを加工することにより、濃さ調整情報によって示される濃さで画像を印刷させる。
(8−1)非FAXジョブに応じた濃さ調整情報記憶処理
図6は、「非FAXジョブに応じた濃さ調整情報記憶処理」の流れを示すフローチャートである。
S201では、制御部10はトナーセーブがOFFに設定されているかONに設定されているかを判定し、OFFに設定されている場合はS202に進み、ONに設定されている場合は「画像データを印刷する処理」に戻る。
S202では、制御部10はユーザ管理を行うように設定されているか否かを判定し、ユーザ管理を行うように設定されていない場合はS203に進み、ユーザ管理を行うように設定されている場合はS204に進む。
S203では、制御部10は記憶部15に記憶されている濃さ調整情報のうちPublicの濃さ調整情報を更新の対象とする。
S204では、制御部10は前述した「画像データを印刷する処理」を開始するきっかけとなった非FAXジョブに含まれているユーザ識別子を取得し、その識別子と同じユーザ識別子に対応付けられて記憶部15に記憶されている濃さ調整情報を更新の対象とする。
S205では、制御部10は前述した「画像データを印刷する処理」を開始するきっかけとなった非FAXジョブが、モノクロで印刷するジョブであるかカラーで印刷するジョブであるかを判断し、モノクロで印刷するジョブである場合はS206に進み、カラーで印刷するジョブである場合はS207に進む。
S206では、制御部10は、S203又はS204で更新の対象となった濃さ調整情報のうち、モノクロの濃さ調整情報を、前述したS103で非FAXジョブから取得したモノクロの濃さ調整情報で更新する。
この更新は、S103で取得した濃さ調整情報の値が、更新の対象となる濃さ調整情報の値より大きい場合のみ行う。例えば、S103で取得した濃さ調整情報が「4」であり、更新の対象となる濃さ調整情報が「5」である場合は、制御部10は更新の対象となる濃さ調整情報を更新しない。
S207では、制御部10は、更新の対象となった濃さ調整情報のうち、カラーの濃さ調整情報を、前述したS103で非FAXジョブから取得したカラーの濃さ調整情報で更新する。
この更新は、S103で取得した濃さ調整情報の値が、更新の対象となる濃さ調整情報の値より大きい色についてのみ行う。例えば、S103で取得した濃さ調整情報のシアン(C)の値が「4」であり、マゼンタ(M)の値が「5」であるとする。そして、更新の対象となる濃さ調整情報のシアン(C)の値が「5」であり、マゼンタ(M)の値が「4」であるとする。この場合、制御部10は、更新の対象となる濃さ調整情報のシアン(C)の値は更新しない一方、マゼンタ(M)の値を「5」に更新する。
(8−2)累積の使用量に応じた濃さ調整情報記憶処理
図7は、「累積の使用量に応じた濃さ調整情報記憶処理」の流れを示すフローチャートである。
S301では、制御部10は間に非FAXジョブが入力されることなくFAXジョブを規定回数以上受信したか否かを判断する。
間に非FAXジョブが入力されることなくFAXジョブを規定回数以上受信した場合とは、複合機1の状態が「Replace Toner」状態になってからFAXジョブを規定回数受信するまでの間に非FAXジョブが入力されなかった場合や、「Replace Toner」状態において最後に非FAXジョブを受信してからFAXジョブを規定回数以上受信した場合である。
制御部10は、FAXジョブを規定回数以上受信した場合はS302に進み、規定回数に満たない場合は「画像データを印刷する処理」に戻る。
S302では、制御部10は黒(K)のトナーの累積の使用量と基準使用量との差分、及び、黒(K)のトナーに対応する現像ローラ24の累積の使用量と基準使用量との差分のうち、小さい方の差分に応じて、画像が適切な濃さで印刷されるモノクロの濃さ調整情報の値を決定する。
具体的には例えば、予め差分の大きさを離散的に選択して差分の大きさ毎に画像が適切な濃さ(画像がかすれない濃さ)で印刷される濃さ調整情報の値を実験によって求めておき、制御部10はその実験結果を参照して濃さ調整情報の値を決定する。
S303では、制御部10は、トナーの色毎に、その色のトナーの累積の使用量と基準使用量との差分、及び、その色のトナーに対応する現像ローラ24の累積の使用量と基準使用量との差分のうち、小さい方の差分に応じて、画像が適切な濃さで印刷される濃さ調整情報の値を決定する。この決定も実験結果を参照することによって行うことができる。
S304では、制御部10はユーザ管理を行うように設定されているか否かを判定し、ユーザ管理を行わないように設定されている場合はS305に進み、ユーザ管理を行うように設定されている場合はS306に進む。
S305では、制御部10は記憶部15に記憶されている濃さ調整情報のうちPublicの濃さ調整情報を更新の対象とする。
S306では、制御部10は記憶部15に記憶されている全てのユーザ個別の濃さ調整情報を更新の対象とする。
S307では、制御部10はS305又はS306で更新の対象となった濃さ調整情報のうちモノクロの濃さ調整情報の値を、S302で決定したモノクロの濃さ調整情報の値で更新する。
なお、この更新も、S302で決定した濃さ調整情報の値が更新の対象となる濃さ調整情報の値より大きい場合のみ行うようにしてもよい。
S308では、制御部10は更新の対象となった濃さ調整情報のうちカラーの濃さ調整情報の各色の値を、S303で決定したカラーの濃さ調整情報の各色の値で更新する。
なお、この更新も、S303で決定した濃さ調整情報の値が更新の対象となる濃さ調整情報の値より大きい場合のみ行うようにしてもよい。
なお、S307及びS308で濃さ調整情報を更新した場合には、上述した規定回数のカウントを0にリセットしてもよい。
(8−3)トナーカートリッジ交換時の処理
図8は、トナーカートリッジ交換時の処理の流れを示すフローチャートである。本処理はいずれかのトナーカートリッジ20が新品に交換されると開始される。
S401では、制御部10は、トナーカートリッジ20を交換した後の複合機1の状態が「Ready」状態であるか否かを判定し、「Ready」状態である場合はS402に進み、「Ready」状態ではない場合はS403に進む。
S402では、制御部10は記憶部15に記憶されている全ての濃さ調整情報を、「Ready」状態のときの値に戻す。
S403では、制御部10は交換されたトナーカートリッジ20のトナーの累積の使用量、及び、現像ローラ24の累積の使用量を0にリセットする。
(9)記憶部に記憶されている濃さ調整情報の遷移例
図9は、ユーザ管理を行わない場合の濃さ調整情報の遷移の一例を示す模式図である。図9では「Replace Toner」状態において以下に示すイベント1〜4がこの順で発生した場合の濃さ調整情報の遷移を示している。
(イベント1)User1が濃さ調整情報に5を設定してモノクロで印刷するPCプリントジョブを入力。
(イベント2)User2が濃さ調整情報に4を設定してモノクロで印刷するコピージョブを入力。
(イベント3)User3がCMYKの濃さ調整情報に3、4、7、4を設定してカラーで印刷するPCプリントジョブを入力。
(イベント4)全てのトナーカートリッジ20を交換
イベント1が発生すると、Publicのモノクロの濃さ調整情報の値が5に更新される。
イベント2はモノクロの濃さ調整情報の値として4が設定されているが、Publicのモノクロの濃さ調整情報はイベント1によって5に更新されているので更新されない。
イベント3が発生すると、Publicのカラーの濃さ調整情報のマゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の値がそれぞれ4、7、4に更新される。シアン(C)は3のままであるので更新されない。
イベント4が発生すると、Publicの濃さ調整情報について、モノクロの濃さ調整情報もカラーの濃さ調整情報も「Ready」状態の値に戻る。
図10は、ユーザ管理を行う場合の濃さ調整情報の遷移の一例を示す模式図である。図10では「Replace Toner」状態において前述したイベント1〜4がこの順で発生した場合の濃さ調整情報の遷移を示している。
イベント1が発生すると、User1のモノクロの濃さ調整情報の値が5に更新される。
ユーザ管理の対象がUser1であり、次のイベント2が発生する前にモノクロで印刷するFAXジョブが入力されたとすると、そのFAXジョブが表す画像はモノクロの濃さ調整情報の値が5で印刷される。
イベント2が発生すると、User2のモノクロの濃さ調整情報の値が4に更新される。
ただし、ユーザ管理の対象がUser1である場合は、User2の濃さ調整情報を更新しても、その濃さ調整情報はFAXジョブの印刷には用いられない。User2の濃さ調整情報は、ユーザ管理の対象がUser2に変更された場合に用いられる。
イベント3が発生すると、User3のカラーの濃さ調整情報のマゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の値がそれぞれ4、7、4に更新される。シアン(C)は3のままであるので更新されない。
ただし、User3の濃さ調整情報もFAXジョブの印刷には用いられない。User3の濃さ調整情報は、ユーザ管理の対象がUser3に変更された場合に用いられる。
イベント4が発生すると、全てのユーザについて、モノクロの濃さ調整情報もカラーの濃さ調整情報も「Ready」状態の値に戻る。
(10)実施形態の効果
以上説明した本発明の実施形態1に係る複合機1によると、「Replace Toner」状態になった場合には、「Replace Toner」状態になった後に入力された非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報を、FAXジョブの濃さ調整情報として記憶部15に記憶させるので、「Replace Toner」状態になってもFAXジョブが表す画像の印刷品質の低下を低減できる。
更に、複合機1によると、非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報によって示される濃さがFAXジョブの濃さ調整情報によって示される濃さよりも濃い場合に、非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報を記憶部15に記憶させる。これにより、FAXジョブの濃さ調整情報によって示される濃さが、非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報で更新される前よりも薄くなってしまうことを低減できる。
更に、複合機1によると、非FAXジョブが入力される毎に、当該非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報をFAXジョブの濃さ調整情報として記憶させる。
「Replace Toner」状態では印刷が行われる毎に画像がよりかすれていくので、より新しく入力された非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報でFAXジョブの濃さ調整情報を更新することが望ましい。
複合機1によると、最後に入力された非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報を記憶部15に記憶させるので、より新しく入力された非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報でFAXジョブの濃さ調整情報を更新できる。
更に、複合機1によると、間に非FAXジョブが入力されることなくFAX部11によってFAXジョブが規定回数受信された場合は、消耗品の累積の使用量に応じた濃さ調整情報を、FAXジョブの濃さ調整情報として記憶部15に記憶させる。
間に非FAXジョブが入力されることなくFAXジョブが受信された回数が多くなると、記憶部15に記憶されている濃さ調整情報と、画像が適切な濃さで印刷される理想的な濃さ調整情報との乖離が大きくなる。
複合機1によると、間に非FAXジョブが入力されることなくFAXジョブが規定回数受信された場合は、消耗品の累積の使用量に応じた濃さ調整情報を記憶部15に記憶させるので、より適切な濃さで印刷できる。
更に、複合機1によると、入力された非FAXジョブがモノクロ(単色)で印刷されるジョブである場合は、当該非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報をFAXジョブのモノクロの濃さ調整情報として記憶部15に記憶させ、入力された非FAXジョブがカラー(複数色)で印刷されるジョブである場合は、当該非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報をFAXジョブのカラーの濃さ調整情報として記憶部15に記憶させる。
モノクロで印刷する場合とカラーで印刷する場合とでは、画像のかすれ具合は必ずしも同じにはならない。
複合機1によると、モノクロの印刷、及びカラーの印刷毎にFAXジョブの濃さ調整情報が記憶されるので、モノクロの印刷の場合もカラーの印刷の場合もより適切な濃さで印刷できる。
更に、複合機1によると、入力された非FAXジョブがカラーで印刷されるジョブである場合は、累積の使用量が基準使用量以下であるトナーの色の濃さ調整情報も含めて非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報を、FAXジョブのカラーの濃さ調整情報として記憶部15に記憶させる。
「Replace Toner」状態において、非FAXジョブを入力するユーザは基準使用量を超えているトナーの色だけ濃さを変更するとは限らない。このような場合に、基準使用量を超えている色だけ非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報の値で更新してしまうと、他の色との色合いがおかしくなる場合が想定される。
複合機1によると、基準使用量以下であるトナーの色の濃さ調整情報も含めて記憶部15に記憶させるので、基準使用量を超えている色と基準使用量以下の他の色との色合いの調和を取ることができる。
更に、複合機1によると、「Ready状態」(通常状態)に戻るとFAXジョブの濃さ調整情報をリセットするので、「Ready状態」に戻った後に画像が濃く印刷されてしまわないようにできる。
更に、複合機1によると、トナーセーブの設定がONに設定されている場合は、非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報を記憶部15に記憶させない。トナーセーブの設定がONに設定されている場合は、ユーザは画像がかすれることよりもトナーが節約されることを優先していると考えられる。このような場合は、非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報をFAXジョブの濃さ調整情報として記憶させないことにより、ユーザの意思に反してトナーが多く使用されてしまうことを低減できる。
更に、複合機1によると、ユーザ管理の対象ユーザに合わせて濃さ調整情報を設定するので、対象ユーザの好みに合わせた濃さで印刷できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ユーザ管理を行う場合に、複合機1の管理者がユーザ管理の対象ユーザのユーザ識別子を指定し、その指定されたユーザ識別子に対応付けられているユーザ個別の濃さ調整情報をFAXジョブの印刷に用いる場合を例に説明したが、受信したFAXジョブに含まれている画像を文字認識して宛先のユーザを特定し、特定したユーザのユーザ識別子に対応付けられている濃さ調整情報をFAXジョブの印刷に用いてもよい。
例えば、FAXジョブは所謂電子メールFAXとして送信されたFAXジョブであってもよい。電子メールFAXでは、原稿の最初のページに宛先のユーザの電子メールアドレスを記載しておき、複合機1がFAXジョブを受信すると、最初のページに記載されている電子メールアドレスを文字認識し、FAXジョブに含まれている画像データをその電子メールアドレスに添付ファイルとして送信する。
ただし、その場合は濃さ調整情報がユーザ識別子に対応付けられて記憶されていないユーザ宛てのFAXジョブを受信する可能性もある。濃さ調整情報がユーザ識別子に対応付けられて記憶されていないユーザ宛てのFAXジョブを受信した場合には、Publicの濃さ調整情報を用いるようにしてもよい。
そして、その場合には、非FAXジョブを受信すると、その非FAXジョブに含まれているユーザ識別子に対応付けられている濃さ調整情報だけでなく、Publicの濃さ調整情報も更新するようにしてもよい。
あるいは、FAXジョブの送信元の電話番号とユーザ識別子とを対応付けておき、FAXジョブの送信元の電話番号に対応付けられているユーザ識別子に対応付けられて記憶部15に記憶されている濃さ調整情報をそのFAXジョブの印刷に用いてもよい。
(2)上記実施形態では「累積の使用量に応じた濃さ調整情報記憶処理」の場合にはトナーセーブがONであるかOFFであるかを判定していないが、この処理においてもトナーセーブがOFFである場合は記憶部15に記憶されている濃さ調整情報を更新し、ONである場合は更新しないようにしてもよい。
(3)上記実施形態では非FAXジョブとしてPCプリントジョブ、コピージョブ、及び、ダイレクトプリントジョブを例に説明したが、非FAXジョブはこれらのジョブのいずれか一つであってもよい。
(4)上記実施形態ではPCプリントジョブ、コピージョブ、及び、ダイレクトプリントジョブのいずれにもユーザ識別子が含まれている場合を例に説明したが、例えばコピージョブ、及び、ダイレクトプリントジョブにはユーザ識別子が含まれないようにしてもよい。この場合、コピージョブやダイレクトプリントジョブに含まれている濃さ調整情報は、ユーザ管理を行わない設定がされているときにPublicの濃さ調整情報の更新に用いられる。
(5)上記実施形態では消耗品としてトナー及び現像ローラ24を例に説明したが、消耗品はこれらに限られない。例えば感光ドラムや、被記録媒体を搬送するベルトであってもよい。感光ドラムやベルトも使用に伴って劣化し、ある程度使用されると交換が必要だからである。また、インクジェット方式で印刷を行う場合には消耗品はインクであってもよい。
(6)上記実施形態ではカラー印刷可能な複合機1を例に説明したが、複合機はモノクロ印刷のみが可能なものであってもよい。
(7)上記実施形態では入力された非FAXジョブがカラーで印刷されるジョブである場合は累積の使用量が基準使用量以下であるトナーの色の濃さ調整情報も含めて非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報でFAXジョブのカラーの濃さ調整情報を更新する場合を例に説明したが、基準使用量を超えているトナーの色の濃さ調整情報のみを更新してもよい。
(8)上記実施形態では制御部10を一つのCPUによって実現する場合を例に説明したが、制御部10は複数のCPU、若しくはASIC、その他の回路で構成することができる。
1・・・複合機、2・・・コンピュータ、5・・・通信ネットワーク、10・・・制御部、11・・・FAX部、12・・・スキャナ部、13・・・プリンタ部、14・・・操作部、15・・・記憶部、16・・・メモリインタフェース、17・・・ネットワークインタフェース、20・・・トナーカートリッジ、21・・・トナー収容室、22・・・アジテータ、23・・・供給ローラ、24・・・現像ローラ

Claims (9)

  1. ファクシミリジョブを受信するファクシミリ受信部と、
    画像を印刷する濃さの程度を示す濃さ調整情報が含まれている非ファクシミリジョブを入力する入力部と、
    前記ファクシミリジョブの印刷に用いる前記濃さ調整情報が記憶されている記憶部と、
    印刷品質が低下しない累積の使用量の目安である基準使用量が設定されている1以上の消耗品を用いて被記録媒体に画像を印刷する印刷部と、
    前記印刷部に画像を印刷させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブが表す画像を当該非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報によって示される濃さで前記印刷部に印刷させる非ファクシミリ印刷処理と、
    前記ファクシミリ受信部によって受信された前記ファクシミリジョブが表す画像を前記記憶部に記憶されている前記濃さ調整情報によって示される濃さで前記印刷部に印刷させるファクシミリ印刷処理と、
    前記消耗品の累積の使用量が当該消耗品に設定されている前記基準使用量を超えた消耗状態になった場合に、当該消耗状態になった後に前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を、前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させる再記憶処理と、
    を実行する、印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記再記憶処理において、前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報によって示される濃さが前記記憶部に記憶されている前記濃さ調整情報によって示される濃さよりも濃い場合に、前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記記憶部に記憶させる、印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記再記憶処理において、前記入力部によって前記非ファクシミリジョブが入力される毎に、当該非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させる、印刷装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記再記憶処理において、間に前記非ファクシミリジョブが入力されることなく前記ファクシミリ受信部によって前記ファクシミリジョブが規定回数受信された場合は、前記消耗品の累積の使用量に応じた濃さ調整情報を、前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させる、印刷装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記消耗品は複数色の着色剤であり、
    前記印刷部は単色の印刷、及び複数色の印刷を実行し、
    前記記憶部には単色の印刷、及び複数色の印刷毎に前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報が記憶され、
    前記制御部は、前記再記憶処理において、
    前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブが単色で印刷されるジョブである場合は、当該非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記ファクシミリジョブの単色の前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させ、
    前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブが複数色で印刷されるジョブである場合は、当該非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記ファクシミリジョブの複数色の前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させる、印刷装置。
  6. 請求項5に記載の印刷装置であって、
    前記濃さ調整情報は前記複数色の色毎に記憶されるものであり、
    前記制御部は、前記再記憶処理において、前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブが複数色で印刷されるジョブである場合は、累積の使用量が前記基準使用量以下である前記着色剤の色の前記濃さ調整情報も含めて前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を、前記ファクシミリジョブの前記複数色の前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させる、印刷装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記消耗品が交換されて累積の使用量が前記基準使用量以下である通常状態に戻ると、前記記憶部に記憶されている前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報を、前記通常状態のときの前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報にリセットする、印刷装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記消耗品は着色剤であり、
    当該印刷装置は、印刷に用いる前記着色剤の量を節約する設定を受け付ける受付部を備え、
    前記制御部は、前記再記憶処理において、
    前記受付部で前記着色剤の量を節約する設定が受け付けられていない場合は、前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させ、
    前記受付部で前記着色剤の量を節約する設定が受け付けられている場合は、前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記記憶部に記憶させない、印刷装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記記憶部にはユーザを識別するユーザ識別子毎に前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報が対応付けられて記憶され、
    前記非ファクシミリジョブは当該非ファクシミリジョブを入力したユーザの前記ユーザ識別子を含み、
    当該印刷装置はユーザ又は前記ファクシミリジョブからユーザ識別子を取得する取得部を備え、
    前記制御部は、
    前記再記憶処理において、前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を、当該非ファクシミリジョブに含まれている前記ユーザ識別子に対応付けて前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させ、
    前記ファクシミリ印刷処理において、前記ファクシミリ受信部によって受信された前記ファクシミリジョブが表す画像を、前記取得部によって取得された前記ユーザ識別子に対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記濃さ調整情報によって示される濃さで前記印刷部に印刷させる、印刷装置。
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