JP5472088B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
このような場合を想定して、消耗状態で印刷した画像を保存しておき、消耗品が交換された後にその保存しておいた画像を再印刷する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
本明細書では、消耗状態になってもファクシミリジョブが表す画像の印刷品質の低下を低減できる技術を開示する。
これに対し、非ファクシミリジョブを入力するユーザは印刷装置の近くに設置されている外部のコンピュータを操作して、あるいは印刷装置自体を操作して非ファクシミリジョブを入力する場合が多いので、非ファクシミリジョブを入力したユーザは、その非ファクシミリジョブが表す画像がかすれて印刷された場合にはそのことを把握できる。
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。
(1)複合機の電気的構成
図1は、ファクシミリ(FAX)機能、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能などを備える複合機1(印刷装置の一例)の電気的構成を示すブロック図である。複合機1は、制御部10、FAX部11、スキャナ部12、プリンタ部13、操作部14、記憶部15、メモリインタフェース16(メモリ I/F)、ネットワークインタフェース17(NW I/F)などを備えて構成されている。
記憶部15(記憶部の一例)は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリを用いて各種のデータを記憶する装置である。記憶部15にはFAXジョブが表す画像の印刷に用いられる1以上の濃さ調整情報が記憶されている。
ネットワークインタフェース17(入力部、受付部の一例)は、LANやインターネットなどの通信ネットワーク5を介して外部のコンピュータ2(パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話など)と通信可能に接続されている。
次に、トナーカートリッジ20について説明する。
図2は、トナーカートリッジ20の断面図である。トナーカートリッジ20は、トナー収容室21、アジテータ22、供給ローラ23、現像ローラ24、層厚規制ブレード25などを備えて構成されている。
トナー収容室21には、正帯電性の非磁性のトナーが収容されている。アジテータ22によって撹拌されたトナーは供給ローラ23に供給され、供給ローラ23の回転によって現像ローラ24に供給される。
現像ローラ24に担持されたトナーは、複合機1に設けられている感光体ドラムの表面に形成されている静電潜像に供給され、それにより静電潜像が現像される。
トナーカートリッジ20の新品検知は種々の方法で行うことができる。
例えば、一方向にのみ移動可能な可動部材をトナーカートリッジ20に設け、トナーカートリッジ20を装着する際に当該可動部材が複合機1の内部(あるいはドラムユニット)に設けられている固定部材に押されて当該一方向に移動するように構成し、複合機1側に設けた機械的、あるいは光学的なセンサによってこの移動を検出してもよい。これにより、制御部10は新品のトナーカートリッジ20に交換されたことを検知することができる。この場合、一度装着したトナーカートリッジ20を外して再装着する際には可動部材が移動しないので、新品とは検知されないことになる。
また、トナーカートリッジ20を新品に交換したときにユーザが操作部14でその旨を設定することで新品と検知してもよい。
実施形態1では消耗品としてCMYK4色のトナー、及び、各色のトナーカートリッジ20に設けられている4つの現像ローラ24を例に説明する。
トナーカートリッジ20が新品に交換されてからのトナーの累積の使用量がある一定量を超えると、トナーが不足して印刷がかすれ始め、それにより印刷品質が低下し始める。
上述したある一定量は印刷品質が低下しない累積の使用量の目安である基準使用量としてトナー毎に設定されている。具体的には例えば、A4の被記録媒体の面積に対するドット(トナーによって形成される微小な点)が形成された面積の割合(カバレッジ)が4.1%の被記録媒体を700枚印刷するのに必要なトナーの量が各トナーの基準使用量として設定されている。
現像ローラ24は回転が繰り返されることによって摩耗し、トナーカートリッジ20が新品に交換されてからの累積の回転数がある一定回転数を超えると、担持できるトナーの量が少なくなって印刷がかすれ始め、それにより印刷品質が低下し始める。
上述したある一定回転数は印刷品質が低下しない累積の回転数の目安である基準使用量として現像ローラ24ごとに設定されている。具体的には例えば、700枚の被記録媒体に印刷するのに必要な回転数が基準使用量として設定されている。
図3は、複合機1の状態を説明するための模式図である。
複合機1には、「Ready」状態(通常状態の一例)と、「Replace Toner」状態(消耗状態の一例)と、「Toner Ended」状態とがある。
「Replace Toner」状態とは、少なくとも一つの消耗品の累積の使用量がその消耗品に設定されている基準使用量を超えている状態である。「Replace Toner」状態では少なくとも一つの消耗品が基準使用量を超えているので、画像データの印刷品質が低下し始める。
複合機1で実行されるジョブには、FAXジョブと非FAXジョブ(PCプリントジョブ、コピージョブ、ダイレクトプリントジョブ)とがある。ここでは非FAXジョブ、FAXジョブの順で説明する。
PCプリントジョブは、外部のコンピュータ2から通信ネットワーク5を介して受信することによって複合機1に入力されるジョブである。
PCプリントジョブには、そのPCプリントジョブを送信したユーザのユーザ識別子と、複合機1に印刷させる画像を表す画像データと、その画像を印刷する印刷条件とが含まれる。
印刷条件とは、印刷部数、片面/両面印刷、モノクロ(単色)/カラー(複数色)印刷、モノクロの濃さ調整情報、カラーの濃さ調整情報、トナーセーブなどの印刷設定項目の設定値の組み合わせをいう。
モノクロの濃さ調整情報はモノクロの印刷が設定されたときのみ設定可能であり、カラーの濃さ調整情報はカラーの印刷が設定されたときのみ設定可能である。カラーの濃さ調整情報にはCMYK各色についてそれぞれ独立して値を設定できる。
なお、カラーの濃さ調整情報はRGBの値を設定可能にしてもよい。その場合は、RGBの値をCMYKに変換した値が用いられる。
コピージョブは、ユーザが載置台に原稿を載置し、操作部14を操作してコピーを指示することによって複合機1に入力される。
また、コピージョブの入力では、ユーザは操作部14を操作することにより、PCプリントジョブと同様の印刷条件を設定することができる。
複合機1は、コピージョブが入力されると、スキャナ部12によって原稿を読み取って画像データを生成し、生成した画像データが表す画像を、当該コピージョブに含まれている印刷条件に従ってプリンタ部13に印刷させる。
ダイレクトプリントジョブは、ユーザがメモリインタフェース16にリムーバブルメモリを装着し、装着したリムーバブルメモリに記憶されている画像データの中から印刷する画像データを指定して印刷を指示することによって複合機1に入力される。
また、ダイレクトプリントジョブの入力でも、ユーザは操作部14を操作することにより、PCプリントジョブと同様の印刷条件を設定することができる。
複合機1は、ダイレクトプリントジョブが入力されると、入力されたダイレクトプリントジョブに含まれている画像データが表す画像を、当該ダイレクトプリントジョブに含まれている印刷条件に従ってプリンタ部13に印刷させる。
FAXジョブは、FAX部11によって外部のFAX装置から受信される。
FAXジョブには画像データやモノクロ/カラー印刷の設定値は含まれているが、少なくとも濃さ調整情報やユーザ識別子は含まれていない。
複合機1は、FAXジョブを受信すると、受信したFAXジョブに含まれている画像データが表す画像を、FAXジョブに含まれている印刷条件や記憶部15に記憶されている濃さ調整情報に従ってプリンタ部13に印刷させる。
図4は、記憶部15に記憶されている濃さ調整情報を説明するための模式図である。Public、及び、User1〜User10は、ユーザ識別子を示している。図示するように各ユーザ識別子にはモノクロの濃さ調整情報とカラーの濃さ調整情報とが対応付けられて記憶される。
複合機1には、ユーザ管理を行うか否かを設定できる。
ユーザ管理を行わないように設定した場合には、FAXジョブを受信すると、そのFAXジョブがモノクロで印刷されるFAXジョブである場合には、そのFAXジョブが表す画像がPublicのモノクロの濃さ調整情報によって示される濃さで印刷される。
そのFAXジョブがカラーで印刷されるFAXジョブである場合には、そのFAXジョブが表す画像がPublicのカラーの濃さ調整情報によって示される濃さで印刷される。
そのFAXジョブがカラーで印刷されるFAXジョブである場合には、そのFAXジョブが表す画像が、対象ユーザのユーザ識別子に対応付けられて記憶部15に記憶されているカラーの濃さ調整情報によって示される濃さで印刷される。
ユーザ管理の対象ユーザは、予め複合機1の管理者(ユーザの一例)が指定しておくものとする。
図5は、画像データの印刷処理の流れを示すフローチャートである。本処理は複合機1がFAXジョブを受信するか又は複合機1に非FAXジョブが入力されると開始される。
S102では、制御部10は本処理を開始するきっかけとなったジョブが非FAXジョブであるかFAXジョブであるかを判断し、非FAXジョブである場合はS103に進み、FAXジョブである場合はS105に進む。
S106では、制御部10はFAXジョブの印刷に用いる濃さ調整情報を決定する。
具体的には例えば、ユーザ管理を行わないように設定されている場合は、制御部10はFAXジョブがモノクロで印刷されるFAXジョブである場合にはPublicのモノクロの濃さ調整情報を印刷に用いる濃さ調整情報として決定する。カラーで印刷されるFAXジョブである場合には、制御部10はPublicのカラーの濃さ調整情報を印刷に用いる濃さ調整情報として決定する。
ここで、本処理を開始するきっかけとなったジョブがFAXジョブである場合には、S106で決定した濃さ調整情報が印刷に用いられる。
この印刷において、制御部10は濃さ調整情報の値に応じた大きさで1ドットを形成するようプリンタ部13に指示することにより、あるいは、画像の1画素に対応して形成されるドットの密度が濃さ調整情報の値に応じた密度になるように画像データを加工することにより、濃さ調整情報によって示される濃さで画像を印刷させる。
図6は、「非FAXジョブに応じた濃さ調整情報記憶処理」の流れを示すフローチャートである。
S201では、制御部10はトナーセーブがOFFに設定されているかONに設定されているかを判定し、OFFに設定されている場合はS202に進み、ONに設定されている場合は「画像データを印刷する処理」に戻る。
S204では、制御部10は前述した「画像データを印刷する処理」を開始するきっかけとなった非FAXジョブに含まれているユーザ識別子を取得し、その識別子と同じユーザ識別子に対応付けられて記憶部15に記憶されている濃さ調整情報を更新の対象とする。
この更新は、S103で取得した濃さ調整情報の値が、更新の対象となる濃さ調整情報の値より大きい色についてのみ行う。例えば、S103で取得した濃さ調整情報のシアン(C)の値が「4」であり、マゼンタ(M)の値が「5」であるとする。そして、更新の対象となる濃さ調整情報のシアン(C)の値が「5」であり、マゼンタ(M)の値が「4」であるとする。この場合、制御部10は、更新の対象となる濃さ調整情報のシアン(C)の値は更新しない一方、マゼンタ(M)の値を「5」に更新する。
図7は、「累積の使用量に応じた濃さ調整情報記憶処理」の流れを示すフローチャートである。
間に非FAXジョブが入力されることなくFAXジョブを規定回数以上受信した場合とは、複合機1の状態が「Replace Toner」状態になってからFAXジョブを規定回数受信するまでの間に非FAXジョブが入力されなかった場合や、「Replace Toner」状態において最後に非FAXジョブを受信してからFAXジョブを規定回数以上受信した場合である。
制御部10は、FAXジョブを規定回数以上受信した場合はS302に進み、規定回数に満たない場合は「画像データを印刷する処理」に戻る。
具体的には例えば、予め差分の大きさを離散的に選択して差分の大きさ毎に画像が適切な濃さ(画像がかすれない濃さ)で印刷される濃さ調整情報の値を実験によって求めておき、制御部10はその実験結果を参照して濃さ調整情報の値を決定する。
S306では、制御部10は記憶部15に記憶されている全てのユーザ個別の濃さ調整情報を更新の対象とする。
なお、この更新も、S302で決定した濃さ調整情報の値が更新の対象となる濃さ調整情報の値より大きい場合のみ行うようにしてもよい。
なお、この更新も、S303で決定した濃さ調整情報の値が更新の対象となる濃さ調整情報の値より大きい場合のみ行うようにしてもよい。
なお、S307及びS308で濃さ調整情報を更新した場合には、上述した規定回数のカウントを0にリセットしてもよい。
図8は、トナーカートリッジ交換時の処理の流れを示すフローチャートである。本処理はいずれかのトナーカートリッジ20が新品に交換されると開始される。
S401では、制御部10は、トナーカートリッジ20を交換した後の複合機1の状態が「Ready」状態であるか否かを判定し、「Ready」状態である場合はS402に進み、「Ready」状態ではない場合はS403に進む。
S403では、制御部10は交換されたトナーカートリッジ20のトナーの累積の使用量、及び、現像ローラ24の累積の使用量を0にリセットする。
図9は、ユーザ管理を行わない場合の濃さ調整情報の遷移の一例を示す模式図である。図9では「Replace Toner」状態において以下に示すイベント1〜4がこの順で発生した場合の濃さ調整情報の遷移を示している。
(イベント2)User2が濃さ調整情報に4を設定してモノクロで印刷するコピージョブを入力。
(イベント3)User3がCMYKの濃さ調整情報に3、4、7、4を設定してカラーで印刷するPCプリントジョブを入力。
(イベント4)全てのトナーカートリッジ20を交換
イベント2はモノクロの濃さ調整情報の値として4が設定されているが、Publicのモノクロの濃さ調整情報はイベント1によって5に更新されているので更新されない。
イベント4が発生すると、Publicの濃さ調整情報について、モノクロの濃さ調整情報もカラーの濃さ調整情報も「Ready」状態の値に戻る。
ユーザ管理の対象がUser1であり、次のイベント2が発生する前にモノクロで印刷するFAXジョブが入力されたとすると、そのFAXジョブが表す画像はモノクロの濃さ調整情報の値が5で印刷される。
ただし、ユーザ管理の対象がUser1である場合は、User2の濃さ調整情報を更新しても、その濃さ調整情報はFAXジョブの印刷には用いられない。User2の濃さ調整情報は、ユーザ管理の対象がUser2に変更された場合に用いられる。
ただし、User3の濃さ調整情報もFAXジョブの印刷には用いられない。User3の濃さ調整情報は、ユーザ管理の対象がUser3に変更された場合に用いられる。
以上説明した本発明の実施形態1に係る複合機1によると、「Replace Toner」状態になった場合には、「Replace Toner」状態になった後に入力された非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報を、FAXジョブの濃さ調整情報として記憶部15に記憶させるので、「Replace Toner」状態になってもFAXジョブが表す画像の印刷品質の低下を低減できる。
「Replace Toner」状態では印刷が行われる毎に画像がよりかすれていくので、より新しく入力された非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報でFAXジョブの濃さ調整情報を更新することが望ましい。
複合機1によると、最後に入力された非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報を記憶部15に記憶させるので、より新しく入力された非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報でFAXジョブの濃さ調整情報を更新できる。
間に非FAXジョブが入力されることなくFAXジョブが受信された回数が多くなると、記憶部15に記憶されている濃さ調整情報と、画像が適切な濃さで印刷される理想的な濃さ調整情報との乖離が大きくなる。
複合機1によると、間に非FAXジョブが入力されることなくFAXジョブが規定回数受信された場合は、消耗品の累積の使用量に応じた濃さ調整情報を記憶部15に記憶させるので、より適切な濃さで印刷できる。
モノクロで印刷する場合とカラーで印刷する場合とでは、画像のかすれ具合は必ずしも同じにはならない。
複合機1によると、モノクロの印刷、及びカラーの印刷毎にFAXジョブの濃さ調整情報が記憶されるので、モノクロの印刷の場合もカラーの印刷の場合もより適切な濃さで印刷できる。
「Replace Toner」状態において、非FAXジョブを入力するユーザは基準使用量を超えているトナーの色だけ濃さを変更するとは限らない。このような場合に、基準使用量を超えている色だけ非FAXジョブに含まれている濃さ調整情報の値で更新してしまうと、他の色との色合いがおかしくなる場合が想定される。
複合機1によると、基準使用量以下であるトナーの色の濃さ調整情報も含めて記憶部15に記憶させるので、基準使用量を超えている色と基準使用量以下の他の色との色合いの調和を取ることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
そして、その場合には、非FAXジョブを受信すると、その非FAXジョブに含まれているユーザ識別子に対応付けられている濃さ調整情報だけでなく、Publicの濃さ調整情報も更新するようにしてもよい。
Claims (9)
- ファクシミリジョブを受信するファクシミリ受信部と、
画像を印刷する濃さの程度を示す濃さ調整情報が含まれている非ファクシミリジョブを入力する入力部と、
前記ファクシミリジョブの印刷に用いる前記濃さ調整情報が記憶されている記憶部と、
印刷品質が低下しない累積の使用量の目安である基準使用量が設定されている1以上の消耗品を用いて被記録媒体に画像を印刷する印刷部と、
前記印刷部に画像を印刷させる制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブが表す画像を当該非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報によって示される濃さで前記印刷部に印刷させる非ファクシミリ印刷処理と、
前記ファクシミリ受信部によって受信された前記ファクシミリジョブが表す画像を前記記憶部に記憶されている前記濃さ調整情報によって示される濃さで前記印刷部に印刷させるファクシミリ印刷処理と、
前記消耗品の累積の使用量が当該消耗品に設定されている前記基準使用量を超えた消耗状態になった場合に、当該消耗状態になった後に前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を、前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させる再記憶処理と、
を実行する、印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、前記再記憶処理において、前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報によって示される濃さが前記記憶部に記憶されている前記濃さ調整情報によって示される濃さよりも濃い場合に、前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記記憶部に記憶させる、印刷装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、前記再記憶処理において、前記入力部によって前記非ファクシミリジョブが入力される毎に、当該非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させる、印刷装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、前記再記憶処理において、間に前記非ファクシミリジョブが入力されることなく前記ファクシミリ受信部によって前記ファクシミリジョブが規定回数受信された場合は、前記消耗品の累積の使用量に応じた濃さ調整情報を、前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させる、印刷装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記消耗品は複数色の着色剤であり、
前記印刷部は単色の印刷、及び複数色の印刷を実行し、
前記記憶部には単色の印刷、及び複数色の印刷毎に前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報が記憶され、
前記制御部は、前記再記憶処理において、
前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブが単色で印刷されるジョブである場合は、当該非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記ファクシミリジョブの単色の前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させ、
前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブが複数色で印刷されるジョブである場合は、当該非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記ファクシミリジョブの複数色の前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させる、印刷装置。 - 請求項5に記載の印刷装置であって、
前記濃さ調整情報は前記複数色の色毎に記憶されるものであり、
前記制御部は、前記再記憶処理において、前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブが複数色で印刷されるジョブである場合は、累積の使用量が前記基準使用量以下である前記着色剤の色の前記濃さ調整情報も含めて前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を、前記ファクシミリジョブの前記複数色の前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させる、印刷装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、前記消耗品が交換されて累積の使用量が前記基準使用量以下である通常状態に戻ると、前記記憶部に記憶されている前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報を、前記通常状態のときの前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報にリセットする、印刷装置。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記消耗品は着色剤であり、
当該印刷装置は、印刷に用いる前記着色剤の量を節約する設定を受け付ける受付部を備え、
前記制御部は、前記再記憶処理において、
前記受付部で前記着色剤の量を節約する設定が受け付けられていない場合は、前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させ、
前記受付部で前記着色剤の量を節約する設定が受け付けられている場合は、前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を前記記憶部に記憶させない、印刷装置。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記記憶部にはユーザを識別するユーザ識別子毎に前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報が対応付けられて記憶され、
前記非ファクシミリジョブは当該非ファクシミリジョブを入力したユーザの前記ユーザ識別子を含み、
当該印刷装置はユーザ又は前記ファクシミリジョブからユーザ識別子を取得する取得部を備え、
前記制御部は、
前記再記憶処理において、前記入力部によって入力された前記非ファクシミリジョブに含まれている前記濃さ調整情報を、当該非ファクシミリジョブに含まれている前記ユーザ識別子に対応付けて前記ファクシミリジョブの前記濃さ調整情報として前記記憶部に記憶させ、
前記ファクシミリ印刷処理において、前記ファクシミリ受信部によって受信された前記ファクシミリジョブが表す画像を、前記取得部によって取得された前記ユーザ識別子に対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記濃さ調整情報によって示される濃さで前記印刷部に印刷させる、印刷装置。
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