JP4458086B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被記録媒体に印刷を行う印刷装置に関する。
従来より、印刷装置は、プリンタドライバ上で印刷濃度を設定され、設定された印刷濃度で被記録媒体に印刷することが行われている。印刷濃度は、予め定められた濃度設定可能範囲内でユーザが設定する。印刷装置は、通常の濃度設定可能範囲内で印刷濃度を設定させて印刷を行う通常モードと、通常の濃度設定可能範囲より全体的に低い濃度とした省トナー濃度設定可能範囲内で印刷濃度を設定させて印刷を行う省トナーモードとを、選択可能にしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−99728号公報
しかしながら、従来の印刷装置は、省トナーモードにすると、印刷材の残量とは無関係に一律に印刷濃度して設定できる範囲が低くなり、ユーザの望む印刷物が得られないことがあった。印刷材の節約を必要とする場合として、特に、印刷材の残量が少なくなった場合に、交換用の印刷材を入手するまでの間、その残り少ない印刷材で印刷を続けたいという場合が考えられる。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、印刷材を適時に節約できる印刷装置を提供することを目的とする。
本発明に係る印刷装置は、次のような構成を有している。
(1)本発明の印刷装置は、設定された印刷濃度で、印刷材により印刷する印刷手段と、前記印刷材の残量を検出する残量検出手段と、前記残量検出手段によって検出された印刷材の残量が所定量以下の場合に、設定可能な濃度範囲の最大値を、前記印刷材の残量が前記所定量より多い場合の最大値より小さい値に決定する第1値決定手段と、前記設定された印刷濃度の値が、前記第1値決定手段により決定した最大値より大きい値であるかを判断する濃度判断手段と、前記設定された印刷濃度の値が、前記最大値より大きい値であると、前記濃度判断手段が判断した場合に、前記設定された印刷濃度の値を、前記第1値決定手段により決定した最大値以下の値に変更する境界値変更手段と、を備える。
(2)(1)に記載の発明において、前記残量検出手段は、前記印刷材の残量が第1の所定量であること検出する第1残量検出手段と、前記印刷材の残量が前記第1の所定量より少ない第2の所定量であることを検出する第2残量検出手段と、を有し、前記第1値決定手段は、前記印刷材の残量が前記第1の所定量以下の場合に、第1の値を設定可能な濃度範囲の最大値として決定し、前記印刷材の残量が前記第2の所定量以下の場合に、前記第1の値より小さい第2の値を設定可能な濃度範囲の最大値として決定する。
(3)(2)に記載の発明において、ユーザの操作により印刷濃度の初期設定値を変更することで印刷濃度を設定する印刷濃度変更手段を有し、前記第1値決定手段は、前記初期設定値を、前記第2の値として最大値に決定する。
(4)(2)又は(3)に記載の発明において、前記印刷手段により印刷された被記録媒体の印刷枚数を計測する枚数計測手段を有し、前記第2残量検出手段は、前記第1残量検出手段により前記第1の所定量であることを検出してから、前記枚数計測手段によりあらかじめ決められた所定枚数の印刷処理を行ったことを条件として、前記第2の所定量であると判断する。
(5)(2)又は(3)に記載の発明において、前記被記録媒体上に画像が形成された量を算出する量算出手段と、前記第2残量検出手段は、前記第1残量検出手段により前記第1の所定量であることを検出してから、前記量算出手段により算出された画像が形成される量の累積量が、あらかじめ決められた所定量となることを条件として、前記第2の所定量であると判断する。
(6)(1)乃至(5)の何れか一つに記載の発明において、原稿を読み取る読取手段と、外部からデータを取得する取得手段と、ユーザの操作によって指示された印刷処理が、前記読取手段により読み取った原稿により形成されるデータの印刷であるか、前記取得手段により取得したデータの印刷であるか、を判断するデータ判断手段と、を備え、前記データ判断手段が、前記取得手段により取得したデータの印刷であると判断した場合にのみ、前記第1値決定手段が実行される。
(7)(1)乃至(6)の何れか一つに記載の発明において、ユーザの操作によって、印刷材の節約を優先する第1のモードと、印刷される画像の画質を優先する第2のモードとを選択するモード選択手段を有し、前記モード選択手段が前記第1のモードを選択する場合に、前記第1値決定手段が実行される。
(8)(7)に記載の発明において、前記モード選択手段が前記第2のモードを選択する場合に、設定可能な濃度の範囲の最小値を、前記第1のモードを選択する場合より大きい値に決定する第2値決定手段を有し、前記濃度判断手段は、前記ユーザの操作により設定した印刷濃度の値が、前記第2値決定手段により決定した最小値より小さい値であるかを判断し、前記境界値変更手段は、前記濃度判断手段により、前記最小値より小さい値であると判断した場合に、前記印刷濃度変更手段により変更した印刷濃度の値を、前記最小値以上の値に変更する。
(9)(1)乃至(8)の何れか一つに記載の発明において、前記境界値変更手段により、設定された印刷濃度の値を変更する場合に、前記第1値決定手段により決定された最大値と、値を変更した旨と、を通知する通知手段を有する。
(10)(1)乃至(9)の何れか一つに記載の発明において、前記印刷材が複数あって、前記残量検出手段が、前記複数の印刷材それぞれに対して残量を検出し、前記印刷材のうち、何れか一つの印刷材の残量が所定量以下であると判断した場合に、前記第1値決定手段が実行される。
上記構成を有する本発明の印刷装置は、印刷材の残量が所定量以下になった場合には、設定可能な濃度範囲の最大値を、印刷材の材料が所定量より多い場合の最大値より小さい値に決定する。そして、決定された設定可能な濃度範囲の最大値より大きい印刷濃度が設定された場合には、設定された印刷濃度を、決定された印刷濃度の最大値以下の値とする。よって、本発明の印刷装置では、印刷材の残量が所定量以下になった場合に、決定された印刷濃度の最大値より大きい値に印刷濃度を設定することを制限し、印刷材を適時に節約することができる。
また、本発明の印刷装置は、印刷材の残量が第1の所定量以下になった場合に、印刷材の残量が所定量より多い場合の最大値より、設定可能な濃度範囲の最大値を小さくし、印刷材の残量が第1の所定量より少ない第2の所定量以下になった場合に、第1の値より小さい第2の値を設定可能な濃度範囲の最大値に決定するとよい。このように、本発明の印刷装置は、印刷材の残量に従って設定可能な濃度範囲の最大値を段階的に小さくするので、ユーザが要求する印刷濃度に極力対応し、かつ、印刷材を節約できる。
また、本発明の印刷装置は、例えば、ユーザの操作により印刷濃度の初期設定値を変更し、印刷濃度が設定される。印刷材の残量が第2の所定量以下になったときには、印刷濃度の初期設定値を第2の値として設定可能な濃度範囲の最大値として決定し、初期設定値より大きい印刷濃度を設定できなくするとよい。よって、本発明の印刷装置によれば、印刷材が第2の所定量以下まで減少して残り少なくなった場合に、印刷濃度の初期設定値以下で印刷するので、通常の画質を得つつ、印刷可能な時間を長くすることができる。
また、本発明の印刷装置は、印刷された被記憶媒体の印刷枚数を枚数計測手段で計測する。印刷材が第1の所定量であることを第1残量検出手段が検出してから、枚数計測手段が計測した値が、あらかじめ決められた数に達した場合に、第2残量検出手段は、印刷材が第2の所定量であると判断するとよい。よって、本発明の印刷装置によれば、例えば、印刷材そのものの残量を検出する検出手段の精度が低い場合でも、実際に印刷された被記録媒体の印刷枚数によって印刷材の残量を予測するので、印刷材残量の予測精度を高めることができる。
また、本発明の印刷装置は、被記憶媒体上に画像が形成された量を量算出手段が算出する。印刷材が第1の所定量であることを第1残量検出手段が検出してから、量算出手段が算出した値を累積し、その累積値があらかじめ決められた所定量に達した場合に、第2残量検出手段は、印刷材が第2の所定量であると判断するとよい。よって、本発明の印刷装置によれば、例えば、印刷材そのものの残量を検出する検出手段の精度が低い場合でも、実際に被記録媒体上に画像を形成した量の累積値から印刷材の残量を予測するので、印刷材残量の予測精度を高めることができる。
また、本発明の印刷装置は、読取手段により読み取った原稿により形成されるデータを印刷する場合と、取得手段により取得したデータを印刷する場合とを識別し、取得手段により取得したデータを印刷する場合にのみ、設定可能な濃度範囲の最大値を制限するとよい。読取手段で読み取ったデータのように、印刷結果が原稿に左右される場合と比べ、取得手段により取得したデータは、外部から直接取得するので、外的要因によって印刷結果を左右されにくい。よって、本発明の印刷装置によれば、外的要因が印刷結果に与える影響を考慮して、濃度設定可能範囲の最大値を調整することができる。
また、本発明の印刷装置は、印刷材の節約を優先する第1のモードと、印刷される画像の画質を優先する第2のモードとをユーザが選択できるようになっており、ユーザが第1のモードを選択している場合に、印刷材の残量に応じて、設定可能な濃度範囲の最大値を大きくしない方向に制限するとよい。よって、本発明の印刷装置によれば、ユーザが第2のモードを選択すれば、印刷材の残量にかかわらず高い濃度を設定することができる。
また、本発明の印刷装置は、設定された印刷濃度の値を変更する場合に、第1値決定手段により決定された最大値と、値を変更した旨とを通知するので、ユーザが知らないうちに印刷濃度が変更されることを防止できる。
また、本発明の印刷装置は、印刷材が複数ある場合に、いずれかの印刷材の残量が所定量以下になった場合に、各印刷材の濃度設定可能範囲の最大値を大きくしないように制限することができる。
次に、本発明に係る印刷装置の一実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
<全体構成>
図1は、「印刷装置」の一例である複合機1の外観斜視図である。
複合機1は、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能を有する。複合機1は、画像形成ユニット2と、画像読取ユニット3とを備える。
図2は、図1に示す複合機1の内部構成図である。図中一点鎖線は、「被記録媒体」の一例である記録用紙の搬送経路を示す。
画像形成ユニット2は、ケーシング4内に給紙部5と画像形成部6と排紙部7とを備える。画像形成ユニット2は、給紙部5が給紙カセット8からピックアップした記録用紙に、画像形成部6が画像形成し、排紙部7が画像形成された記録用紙を排紙トレイ9に積み重ねて排紙する。
画像形成部6は、スキャナ部10から感光ドラム11にレーザビームを照射して静電潜像を形成し、現像部12が、「印刷材」の一例であるトナーを感光ドラム11の表面に付着させて静電潜像を可視化する。感光ドラム11の可視像は、感光ドラム11と転写ローラ19との間で記録用紙に転写され、定着部20が記録用紙に転写されたトナーを熱定着させる。
現像部12は、ドラムカートリッジ13がケーシング4に着脱自在に取り付けられる。そのドラムカートリッジ13には、現像カートリッジ14が着脱自在に取り付けられている。現像カートリッジ14は、トナー収容室15にトナーを収容し、回転軸17を中心にアジテータ16を回転させることによりトナーを開口部18から外部へ放出する。トナー収容室15に残存するトナーの残量は、図3に示すトナー残量検出部30によって検出される。
図3は、図2のA−A断面図である。
トナー残量検出部30は、発光部31と受光部32を備える光学センサである。発光部31と受光部32は、現像カートリッジ14を挟んで対向するように、ホルダ33,34を介してケーシング4の側壁4a,4bに固定されている。側壁4a,4bには、レンズ35,36が発光部31と受光部32に各々対向するように取り付けられている。側壁4a,4bの間に配置されるドラムカートリッジ13と現像カートリッジ14には、光透過窓37,38,39,40が検出光の光路上に設けられている。
従って、発光部31から投射された検出光は、トナー収容室15を通過して、受光部32に到達する。トナー収容部15を通過する検出光は、トナーに遮られるため、強さがトナー残量によって変化する。受光部32は、受光した検出光の強さに応じた出力値で検出信号を出力する。
図2に戻り、画像読取ユニット3は、画像形成ユニット2に回動可能に取り付けられている。画像読取ユニット3は、ケース本体21にカバー22が回動可能に保持されている。画像読取ユニット3は、ケース本体21のプラテンガラス23に載せられた原稿を、画像読取センサ24で読み取る。図1に示すように、カバー22には、原稿をプラテンガラス23上に自動的に送るための原稿自動送り機構25が設けられている。
図1に示すように、ケース本体21には、操作部26と表示部27とが設けられている。操作部26は、ユーザの操作によってデータを入力するものである。第1実施形態では、テンキーやモード切替キー、マルチファンクションキーなどのキースイッチにより操作部26を構成する。また、表示部27は、データを表示するものである。第1実施形態では、液晶パネルにより表示部27を構成する。尚、操作部26は、表示部27に表示されるタッチパネルにより構成してもよい。
<電気ブロック構成>
次に、複合機1の電気ブロック構成について説明する。図4は、複合機1の電気ブロック図である。
複合機1は、CPU41、ROM42、RAM43、HDD44、操作部26、表示部27、インターフェース45、給紙部5、画像形成部6、排紙部7、画像読取センサ24、発光部31、受光部32、印刷枚数カウンタ46、通信制御装置48が、バス49に接続している。
CPU41は、データの加工・演算処理を行い、複合機1の動作を制御する。
ROM42は、書込専用の不揮発性メモリであって、プログラムやデータを記憶する。
RAM43は、読み書き可能な揮発性メモリであって、データやプログラムを一時的に記憶する。
HDD44は、読み書き可能な不揮発性メモリであって、データやプログラムを記憶する。第1実施形態では、HDD44は、プリンタ用印刷プログラム51と、コピー・FAX用印刷プログラム52と、濃度設定可能範囲管理テーブル53とを記憶する。また、HDD44には、印刷データ記憶手段54、濃度設定可能範囲記憶手段55、印刷枚数記憶手段56、モード記憶手段57、印刷濃度記憶手段58が設けられている。
プリンタ用印刷プログラム51は、プリント機能設定時に、ユーザが設定可能な濃度範囲を調整し、その濃度範囲内でユーザが設定した印刷濃度に従って印刷する印刷動作を制御するものである。プリンタ用印刷プログラム51の具体的内容は後述する。
コピー・FAX用印刷プログラム52は、コピー機能設定時又はファクシミリ機能設定時に、ユーザが設定可能な濃度範囲を調整し、その濃度範囲内でユーザが設定した印刷濃度に従って印刷する印刷動作を制御するものである。コピー・FAX用印刷プログラム52の具体的内容は後述する。
ここで、プリント機能とコピー・ファックス機能とで印刷プログラム51,52を分けた理由は、プリント機能では、パーソナルコンピュータ61においてユーザが所望する印刷濃度を設定するのに対して、コピー・FAX機能では、複合機1側でユーザが所望する印刷濃度を設定する違いがあるからである。尚、複合機1の機能別に印刷プログラムを設けてもよいし、一つの印刷プログラムで複合機1の各機能に対応するようにしてもよいことは、言うまでもない。
濃度設定可能範囲管理テーブル53は、複合機1の機能別に、濃度設定可能範囲を階層的に記憶するものである。濃度設定可能範囲管理テーブル53については後述する。
印刷データ記憶手段54は、画像形成の対象になる印刷データを記憶するものである。プリント機能の場合には、パーソナルコンピュータ62から受信した画像データを、コピー機能の場合には、画像読取ユニット3が読み取った読取データを、FAX機能の場合には、ファクシミリデータをそれぞれ印刷データとして記憶する。
濃度設定可能範囲記憶手段55は、複合機1に設定されている濃度設定可能範囲を記憶するものである。
印刷枚数記憶手段56は、後述する枚数カウンタ46がカウントした印刷枚数を濃度設定可能範囲別に記憶するものである。
モード記憶手段57は、印刷時に設定されている印刷モードを記憶するものである。印刷モードは、通常の印刷を行う「通常モード」と、トナーの節約を優先する「第1のモード」と、印刷される画像の画質を優先する「第2のモード」とを含む。「第1のモード」と「第2のモード」は、操作部26から選択的に設定可能である。
印刷濃度記憶手段58は、印刷時の印刷濃度を記憶するものである。
また、インターフェース45は、外部装置に相当するパーソナルコンピュータ61との間でデータを入出力するものである。パーソナルコンピュータ61は、印刷情報を複合機1に送信する。印刷情報には、ユーザが作成した画像データの他、ユーザが設定した印刷濃度を含む。
枚数カウンタ46は、画像形成ユニット2により印刷された記録用紙の印刷枚数を計測するものである。
通信制御装置48は、公衆電話回線網62を通じて外部装置との間でデータの送受信を行うものである。公衆電話回線網62には、外部装置に相当するファクシミリ装置63が接続している。
<濃度設定可能範囲管理テーブル>
次に、上述した濃度設定可能範囲管理テーブル53について説明する。図5は、図4に示す濃度設定可能範囲管理テーブル53の一例を示す図である。
濃度設定可能範囲管理テーブル53は、複合機1において印刷を実行するコピー機能とプリント機能とファクシミリ機能毎に、濃度設定可能範囲を「通常範囲」、「省トナー範囲A」、「省トナー範囲B」に分けて記憶する。また、濃度設定可能範囲管理テーブル53は、「第2のモード」に関する濃度設定可能範囲を記憶している。
各濃度設定可能範囲は、濃度範囲の最小ラインを示す最小値と、複合機1に初期登録されている印刷濃度を示す初期設定値と、濃度範囲の最大ラインを示す最大値とを記憶する。第1実施形態では、コピーの画質が原稿の状態に左右されることから、コピーの初期値がプリントとFAXの初期値より高い濃度に設定されている。
ここで、濃度設定可能範囲管理テーブル53が記憶する濃度設定可能範囲の相互関係について説明する。
「通常範囲」は、印刷時に、ユーザが印刷濃度を設定可能な濃度設定可能範囲を規定する。
「省トナー範囲A」は、最小値と初期設定値が「通常範囲」と同じ値に設定され、最大値が「通常範囲」の最大値より小さい値に設定されている。
「省トナー範囲B」は、最小値と初期設定値とが「省トナー範囲A」と同じ値に設定され、最大値が、初期設定値に設定されている。
「第2のモード」の濃度設定可能範囲は、最小値が、他の濃度設定可能範囲の最小値よりも濃い値に設定され、印刷濃度が薄くなりすぎることを防止する。また、「第2のモード」の濃度設定可能範囲は、「通常範囲」の最大値に共通可能な値を設定し、「通常範囲」における高画質印刷と同等の印刷濃度を保障している。
<印刷動作:プリント>
次に、複合機1の印刷動作について説明する。図6は、図4に示すプリンタ用印刷プログラム51のフロー図である。
プリンタ用印刷プログラム51は、複合機1が起動されたときをトリガとして、数msec間隔で実行される。プリンタ用印刷プログラム51は、ユーザがプログラム実行前に操作部26に入力したモード設定に従って濃度設定可能範囲を調整し、印刷を行うものである。
プリンタ用印刷プログラム51は、ステップ1(以下「S1」と略記する。)において、パーソナルコンピュータ61から印刷要求があるか否かを判断する。具体的には、パーソナルコンピュータ61からインターフェース45を介して印刷情報を入力し、印刷データ記憶手段54に記憶したか否かに基づいて判断する。パーソナルパーソナルコンピュータ61から印刷要求がないと判断した場合には(S1:NO)、後述するS10へ進む。
一方、パーソナルコンピュータ61から印刷要求があると判断した場合には(S1:YES)、「第1のモード」が設定されているか否かを判断する。ユーザが操作部26を操作して「第1のモード」又は「第2のモード」を設定すると、モード記憶手段57に設定されたモードが記憶される。また、ユーザが操作部26から「第1のモード」と「第2のモード」を設定しない場合には、モード記憶手段57に「通常モード」が記憶されている。そこで、モード記憶手段57に記憶されているモードを読み出して、読み出したモードが「第1のモード」であるか否かを確認することにより、「第1のモード」が設定されているか否かを判断する。
「第1のモード」が設定されていると判断した場合には、S3において、図5に示す濃度設定可能範囲テーブル51からプリント機能に関する濃度設定可能範囲(「プリント通常範囲」、「プリント省トナー範囲A」、「プリント省トナー範囲B」)を読み出し、RAM43にコピーする。
そして、図3のS4において、トナー残量を調べる。具体的には、トナー残量検出部30の発光部31に検出光を発光させ、検出光を受光して受光部32が出力する検出信号に基づいて、トナー残量を調べる。すなわち、受光部32は、検出光の強さに応じた出力値で検出信号をバス49に出力するので、検出信号の出力値からトナー残量を判別できる。よって、例えば検出信号の出力値が零値であれば、トナーが満タンと判断する。検出信号の出力値が最大値であれば、トナーがないと判断する。そして、検出信号の出力値が零値と最大値との間であれば、出力値に応じたトナー残量を検出する。
そして、S5において、トナーがLow状態であるか否かを判断する。Low状態は、S4で調べたトナー残量が「第1の所定量」以下になった場合をいう。例えば、第1実施形態では、トナー満タン時の10%の量を「第1の所定量」としている。
トナー残量が「第1の所定量」より多く、Low状態でないと判断した場合には(S5:No)、印刷を継続してもトナーが不足する恐れが低いので、S6において、濃度設定可能範囲記憶手段55に記憶されている濃度設定可能範囲を、S3にてRAM43にコピーした「プリント通常範囲」に変更する。そして、S7において、印刷データ記憶手段54から印刷情報を読み出し、読み出した印刷情報に含まれる印刷濃度情報を抽出してRAM43に記憶する。
そして、S8において、RAM43に記憶した印刷濃度情報を、濃度設定可能範囲記憶手段55に記憶されている「プリント通常範囲」と比較し、「プリント通常範囲」内で印刷濃度を設定する。具体的には、プリント通常範囲が「−6〜+6」であるのに対して(図5参照)、印刷情報から取得した印刷濃度情報が「5」である場合には、印刷濃度情報が「プリント通常範囲」内にあるので、印刷濃度「5」を印刷濃度記憶手段58に記憶する。
その後、S9において、印刷濃度記憶手段58に記憶された印刷濃度で、パーソナルコンピュータ61から受信した印刷情報に含まれる画像データを記録用紙に印刷する。そして、S10において、枚数カウンタ46が印刷時にカウントした印刷枚数を、印刷枚数記憶手段56に記憶されている「プリント通常範囲」に対する印刷枚数に、枚数カウンタ46でカウントした印刷枚数を加算し、印刷枚数記憶手段56に記憶されている印刷枚数を更新する。これにより、印刷が1ジョブ完了するので、処理を終了する。
これに対して、トナー残量が「第1の所定量」以下になり、Low状態になった場合には(S5:YES)、「プリント通常範囲」で印刷濃度を設定して印刷を続けると、トナーが不足する恐れが高い。そこで、複合機1がトナーを節約する状態であるか否かを確認するために、S11において、「プリント省トナー範囲A」で印刷しているか否かを判断する。具体的には、濃度設定可能範囲記憶手段55を参照して、「プリント省トナー範囲A」が設定されているか否かを判断する。
トナー残量が非Low状態からLow状態になったときには、濃度設定可能範囲記憶手段55は「プリント通常範囲」を設定され、「プリント省トナー範囲A」を設定されていない。この場合には(S11:NO)、S12において、濃度設定可能範囲記憶手段55に記憶されている「プリント通常範囲」を、「プリント省トナー範囲A」に変更して記憶する。
そして、S13において、印刷枚数記憶手段56に記憶されている「プリント省トナー範囲A」に対する印刷枚数をクリアする。そして、S14において、印刷データ記憶手段54に記憶されている印刷情報をRAM43に読み出し、印刷情報から印刷濃度情報を取得する。
そして、S15において、印刷濃度情報を「プリント省トナー範囲A」内とする。具体的には、プリント省トナー範囲Aが「−7〜+3」であるのに対して、印刷濃度情報が例えば「+5」である場合には、印刷濃度情報がプリント省トナー範囲Aを超えている。この場合には、印刷濃度「+5」を、プリント省トナー範囲Aの最大値「+3」に変更し、印刷濃度記憶手段58に記憶する。尚、印刷濃度情報が「プリント省トナー範囲A」内であれば、その印刷濃度情報を印刷濃度記憶手段58にそのまま記憶する。
そして、S16において、「プリント省トナー範囲A」と共に、ユーザが設定した印刷濃度を変更したことを、警告(通知)する。具体的には例えば、ユーザが設定した印刷濃度「+5」を「+3」に変更したのであれば、設定された印刷濃度を変更した旨と変更後の印刷濃度とを含む警告メッセージを作成し、「プリント省トナー範囲A」と共に警告メッセージをパーソナルコンピュータ61に出力し、ユーザに警告(通知)する。また、ユーザが印刷情報を複合機1に送信した後、複合機1へ移動していることも考えられるので、同様の警告メッセージを複合機1の表示部27にも表示して警告(通知)する。
そして、S9において、印刷濃度記憶手段58に記憶した印刷濃度で画像データを記録用紙に印刷する。そして、S10において、印刷枚数カウンタ46がカウントした印刷枚数を、印刷枚数記憶手段56に記憶している「プリント省トナー範囲A」の印刷枚数に加算し、印刷枚数記憶手段56に記憶されている印刷枚数を更新する。これにより、印刷が1ジョブ終了するので、処理を終了する。
「第1のモード」をモード記憶手段57に設定し(S2:YES)、且つ、濃度設定可能範囲記憶手段55に「プリンタ用省トナー範囲A」を設定して、印刷を行う場合には(S11:YES)、S17において、「プリンタ用省トナー範囲A」に変更後、所定枚数印刷したか否かを確認する。具体的には、印刷枚数記憶手段56を参照し、「プリント省トナー範囲A」に対応する印刷枚数が所定枚数に達したか否かを確認する。ここで、「所定枚数」とは、トナー残量を「第1の所定量」から「第2の所定量」まで減少させると考えられる予め設定された印刷枚数をいう。例えば、第1実施形態では、トナー満タン時に対する5%のトナー残量を「第2の所定量」としている。
所定枚数印刷していないと判断した場合には(S17:NO)、S14へ進み、「プリント省トナー範囲A」内で印刷濃度を設定し、印刷を行う。S14以降の処理は上述したので説明を省略する。印刷が完了したら、上記処理を終了する。
これに対して、所定枚数印刷したと判断した場合には(S17:YES)、S18において、更にトナーを節約できるように、「プリント省トナー範囲A」を「プリント省トナー範囲B」に変更する。すなわち、RAM43から「プリント省トナー範囲B」を読み出し、濃度設定可能範囲記憶手段55に記憶されている「プリント省トナー範囲A」を、「プリント省トナー範囲B」に書き換える。
その後、S14へ進み、「プリント省トナー範囲B」内で印刷濃度を設定し、印刷を行う。S14以降の処理は上述したので説明を省略する。印刷が完了したら、上記処理を終了する。
ところで、印刷時には、トナーの残量に関係なく、高画質が必要になる場合がある。そのため複合機1は、高画質を優先させて印刷する「第2モード」を操作部26から選択できるようにしている。
パーソナルコンピュータ61から印刷要求があり(S1:YES)、且つ、「第1のモード」が設定されていない場合には(S2:NO)、S19において、「第2のモード」が設定されているか否かを判断する。具体的には、モード記憶手段57が「第2のモード」を記憶しているか否かに基づいて判断する。
モード記憶手段57が、「第1のモード」と「第2のモード」を記憶していない場合には(S2:NO、S19:NO)、S6へ進み、「プリント通常範囲」内で印刷濃度を設定し、印刷を行う。S6以降の処理は上述したので説明を省略する。
一方、モード記憶手段57が「第2のモード」を記憶し、「第2のモード」が設定されている場合には(S19:YES)、S20において、濃度設定可能範囲管理テーブル53から「第2のモード」の濃度設定可能範囲を読み出し、濃度設定可能範囲記憶手段55に記憶されている濃度設定可能範囲を、読み出した「第2のモード」の濃度設定可能範囲に書き換える。
そして、S21において、印刷データ記憶手段54に記憶されている印刷情報をRAM43にコピーし、印刷情報から印刷濃度情報を抽出して取得する。そして、S22において、取得した印刷濃度情報を、濃度設定可能範囲記憶手段55に記憶されている「第2のモード」の濃度設定可能範囲と比較し、「第2のモード」の濃度設定可能範囲内において印刷濃度を設定する。
「第2のモード」の濃度設定可能範囲は、他の濃度設定可能範囲と比べて最小値が大きいため、印刷濃度を薄くすることが禁止される。従って、例えば、「第2のモード」の濃度設定可能範囲が「−2〜+7」であるのに対して、印刷濃度情報が例えば「−5」である場合には、印刷濃度情報「−5」を、「第2のモード」の濃度設定可能範囲の最小値「−2」に変更し、印刷濃度記憶手段58に記憶する。最小値に変更するのは、ユーザの希望にそった画質をできるだけ得られるようにするためである。
このようにして印刷濃度を設定したら、S16において、変更後の「第2のモード」の濃度設定可能範囲と共に警告メッセージをパーソナルコンピュータ61に送信し、ユーザに警告(通知)する。また、その警告(通知)は、複合機1の表示部27にも表示する。その後、S19において、変更された印刷濃度に従って画像データを記録用紙に印刷する。
印刷時には、印刷枚数カウンタ46が印刷枚数をカウントしている。そこで、S10において、印刷枚数記憶手段56に記憶されている「第2のモード」の濃度設定可能範囲に対応する印刷枚数に、印刷枚数カウンタ46のカウント値を加算し、印刷枚数記憶手段56に記憶されている印刷枚数を更新する。そして、処理を終了する。
<印刷動作:コピー・FAX>
次に、原稿をコピーする場合、又は、FAXを受信して印刷する場合の印刷動作について説明する。図7は、図4に示すコピー・FAX用印刷プログラム52のフロー図である。
コピーは、原稿から読み取ったデータを印刷するため、原稿によってユーザが設定する印刷濃度が異なる。また、FAXは、送信元がファクシミリデータを送信するときに印刷濃度を設定する。そのため、コピー及びFAXは、プリントと異なり、印刷濃度が不確定である。そのため、複合機1では、コピー・FAX用印刷プログラム52が、プリンタ用印刷プログラム51と別個に設けられ、プリンタ用印刷プログラム51と若干異なる処理で印刷を行う。
よって、ここでは、プリンタ用印刷プログラム51と異なる点を中心に説明し、共通する点は図面に同一符号を付し、適宜説明を省略する。
コピー・FAX用印刷プログラム52は、S31において、濃度設定変更要求があるか否かを判断する。印刷要求の有無ではなく、濃度設定変更要求の有無を判断する理由は、コピー・FAXでは、ユーザが操作部26を操作して濃度設定を行った場合に、濃度設定可能範囲を調整する必要があるからである。濃度設定変更要求がないと判断した場合には(S31:NO)、そのまま処理を終了する。
一方、濃度設定変更要求があると判断した場合には(S31:YES)、S2に進み、「第1のモード」に設定されているか否かを判断する。「第1のモード」に設定されている場合には、S32において、濃度設定可能範囲管理テーブル53からコピー用の濃度設定可能範囲を読み出し、RAM43にコピーして取得する。
そして、S4においてトナー残量を調べ、S5においてトナーがLow状態か否かを判断する。トナーがLow状態でない場合には(S5:NO)、S6において、濃度設定可能範囲記憶手段55に記憶している濃度設定可能範囲を、RAM43に記憶した「COPY通常範囲」に書き換える。
そして、S33において、「COPY通常範囲」に従った入力値を印刷濃度として設定する。すなわち、表示部27に「COPY通常範囲」を表示し、その範囲内でユーザに印刷濃度を入力させる。そして、入力された印刷濃度を印刷濃度記憶手段58に記憶する。印刷濃度の設定が完了したら、処理を終了する。
これに対して、コピー時に、濃度設定変更要求があり(S31:YES)、かつ、「第1のモード」に設定され(S2:YES)、更にトナーがLow状態である場合には(S2):YES)、S11において、「COPY省トナー範囲A」で印刷しているか否かを判断する。
「COPY省トナー範囲A」で印刷していない場合には(S11:NO)、S12において、濃度設定可能範囲を「COPY省トナー範囲A」に変更した後、S13において、「COPY省トナー範囲A」での印刷枚数をクリアする。
そして、S34において、S12にて「COPY通常範囲」から変更した「COPY省トナー範囲A」を、濃度設定可能範囲記憶手段55から読み出し、表示部27に表示する。これにより、「COPY省トナー範囲A」内でしか、印刷濃度を選択できなくなる。
そして、S35において、濃度設定可能範囲に従った入力値を印刷濃度として設定する。すなわち、ユーザが表示部27に表示される「COPY省トナー範囲A」から選択して操作部26に入力した印刷濃度を、印刷濃度記憶手段58に記憶する。印刷濃度の設定が完了したら、処理を終了する。
また、コピー時に、濃度設定変更要求があり(S31:YES)、且つ、「第1のモード」が設定され(S2:YES)、トナーがLow状態であり(S5:YES)、更に「COPY省トナー範囲A」で印刷している場合には(S11:YES)、S17において、所定枚数印刷したか否かを判断する。
所定枚数印刷していないと判断した場合には(S17:NO)、S34へ進み、「COPY省トナー範囲A」を表示部27に表示し、S35において、「COPY省トナー範囲A」内で印刷濃度を設定する。そして、設定した印刷濃度で印刷する。そして、印刷が完了したら、処理を終了する。
一方、所定枚数印刷したと判断した場合には(S17:YES)、S18において、濃度設定可能範囲管理テーブル53からRAM53にコピーした「COPY省トナー範囲B」を読み出し、濃度設定可能範囲記憶手段58に記憶されている「COPY省トナー範囲A」を「COPY省トナー範囲B」に書き換える。
その後S34へ進み、「COPY省トナー範囲B」を表示部27に表示する。そして、S35において、「COPY省トナー範囲B」に従ってユーザが操作部26から入力した入力値を印刷濃度として、印刷濃度記憶手段58に記憶する。印刷濃度の設定が完了したら、処理を終了する。
次に、ユーザが操作部26から「第2のモード」を設定している場合について説明する。
ユーザが、原稿をコピーするときに、操作部26に濃度設定変更指令を入力すると(S31:YES)、「第1のモード」ではなく(S2:NO)、「第2のモード」が設定されていると判断する(S19:YES)。そして、S20において、濃度設定可能範囲記憶手段55に記憶されている濃度設定可能範囲を、「第2のモード」の濃度設定可能範囲に変更する。
そして、S36において、「第2のモード」の濃度設定可能範囲に従った入力値を印刷濃度として設置する。具体的には、ユーザが操作部26に入力した印刷濃度が、「第2のモード」の濃度設定可能範囲「−2〜+6」内にあれば、入力された印刷濃度を印刷濃度記憶手段58に記憶する。一方、ユーザが操作部26に入力した印刷濃度が、「第2のモード」の濃度設定可能範囲から外れていれば、その入力値を印刷濃度記憶手段58に記憶しない。この場合には、「第2のモード」の濃度設定可能範囲内で入力値が設定されるまで待機する。印刷濃度の設定が完了したら、処理を終了する。
上記のようにして印刷濃度が決定したら、ユーザは、画像読取ユニット3に原稿を読み取らせて読取データを印刷データ記憶手段54に記憶させ、操作部26を操作してコピーを開始させる。画像形成部2は、印刷濃度記憶手段58に記憶された印刷濃度に従って読取データを記録用紙に印刷する。
尚、FAXは、基本的に上述したコピー用濃度設定と同様にして、印刷濃度を設定される。但し、FAXの場合には、送信元であるファクシミリ装置63が公衆電話回線網62を介して複合機1に送信したファクシミリデータに、印刷濃度が設定されている。従って、FAXの場合には、ファクシミリデータに含まれる印刷濃度を、濃度設定可能範囲と比較し、印刷濃度が濃度設定可能範囲内にあることを条件に、その印刷濃度を印刷濃度記憶手段53に記憶する。
一方、ファクシミリ装置63から受信した印刷濃度が、濃度設定可能範囲外であれば、ユーザが濃度設定可能範囲に従って印刷濃度を設定するまで、ファクシミリデータの印刷を停止させることが望ましい。
<作用効果>
続いて、第1実施形態に係る複合機1の作用効果について説明する。
第1実施形態の複合機1は、トナー残量検出部30が検出するトナーの残量がLow状態(所定量以下)になった場合には(図6のS5:YES、図7のS5参照)、濃度設定可能範囲記憶手段55に「省トナー範囲A」又は「省トナー範囲B」を記憶し、設定可能な濃度範囲の最大値を、印刷材の材料が所定量より多い場合の最大値より小さい値に決定する(図6のS12、S18、図7のS12、S18参照)。
そして、ユーザが、パーソナルコンピュータ61又は操作部26上で、「省トナー範囲A」又は「省トナー範囲B」の最大値より大きい印刷濃度が設定された場合には、ユーザが設定した印刷濃度を、「省トナー範囲A」又は「省トナー範囲B」の最大値以下の値とする(図6のS15、図7のS35参照)。
よって、第1実施形態の複合機1では、トナーの残量がLow状態(所定量以下)になった場合に、ユーザが「省トナー範囲A」又は「省トナー範囲B」の最大値より大きい値に印刷濃度を設定することを制限し、トナーを適時に節約することができる。そのため、例えば、ユーザが、トナーの残量が少なくなったことに気付かずに大きい印刷濃度を設定し、交換用の現像カートリッジ14を入手する前にトナー切れが生じる不具合を回避できる。
また、第1実施形態の複合機1は、トナーの残量がLow状態(第1の所定量以下)になった場合に、トナーの残量がLow状態でない場合(所定量より多い場合)の「通常範囲」の最大値より、「省トナー範囲A」の最大値を小さくする(図5、図6の5:YES、S12、図7のS5:YES、S12参照)。
そして、トナーの残量がLow状態を検出した後、印刷枚数が所定枚数以上になったことを条件に(図6のS17:YES参照)、トナーの残量がLow状態を検出したときの量より少ない量(第2の所定量)以下になったと判断する。この場合には、「省トナー範囲A」の最大値(第1の値)より小さい値(第2の値)を「省トナー範囲B」の最大値に決定する(図5、図6のS18、図7のS18参照)。
このように、第1実施形態の複合機1は、トナーの残量に従って濃度設定可能範囲の最大値を段階的に小さくするので(図5参照)、ユーザが要求する印刷濃度に極力対応するように、トナーを節約できる。
また、第1実施形態の複合機1は、例えば、ユーザがパーソナルコンピュータ61又は操作部61を操作して、図5に示す初期設定値を変更し、印刷濃度が設定される。「省トナー範囲A」で印刷後、所定枚数を印刷したことにより、トナーの残量が第2の所定量以下になったと判断したときには(図6のS17:YES参照)、図5に示す印刷濃度の初期設定値を「省トナー範囲B」の最大値として決定し、初期設定値より高い印刷濃度をユーザが設定できなくする(図5、図6のS18、図7のS18参照)。
よって、第1実施形態の複合機1によれば、トナーが残り少なくなった場合に、印刷濃度の初期設定値以下で印刷するので、通常の画質を得つつ、印刷可能な時間を長くすることができる。
また、第1実施形態の複合機1は、印刷された記録用紙の印刷枚数を印刷枚数カウンタ46で計測する。トナーがLow状態であることを検出した後、印刷する度に、印刷枚数カウンタ46が計測した値を印刷枚数記憶手段56に累積して記憶していき、記憶した印刷枚数があらかじめ決められた数に達すると、あらかじめ決められた所定枚数の印刷処理を行ったと判断し、トナーが第2の所定量であると判断する(図6のS5、S11、S17、S:YES参照)。
よって、第1実施形態の複合機1によれば、例えば、トナーそのものの残量を検出するトナー残量検出部30の検出精度が低い場合でも、実際に印刷された記録用紙の印刷枚数によってトナーの残量を予測するので、トナー残量の予測精度を高めることができる。
また、第1実施形態の複合機1は、トナーの節約を優先する「第1のモード」と、印刷される画像の画質を優先する「第2のモード」とをユーザが操作部26を操作して選択できるようになっており、ユーザが「第1のモード」を選択している場合に、トナーの残量に応じて、濃度設定可能範囲の最大値を大きくしない方向に制限する。よって、第1実施形態の複合機1によれば、ユーザが操作部26を操作して「第2のモード」を選択すれば、トナーの残量にかかわらず印刷濃度を大きく設定することができる。このため、印刷動作が「第1のモード」に縛られず、高画質の印刷結果も得ることができ、使い勝手が良い。
また、第1実施形態の複合機1は、設定された印刷濃度の値を変更する場合に、変更後の濃度設定可能範囲(最大値を含む)と、値を変更した旨とを通知するので(図6のS16参照)、ユーザが知らないうちに印刷濃度が変更されることを防止できる。特に、プリンタ機能の場合、ユーザが複合機1と別のパーソナルコンピュータ61から印刷濃度を設定するので、パーソナルコンピュータ61に警告を出力することは、ユーザにとって利便性が良い。
尚、第1実施形態では、図6のS4及び図7のS4が「残量検出手段」の一例になり得る。また、図6及び図7のS5、S11、S12、S17、S18が「第1値決定手段」の一例になり得る。また、図6のS15及び図7のS35が「濃度判断手段」及び「境界値変更手段」の一例になり得る。また、図6のS5及び図7のS5が「第1残量検出手段」の一例になり得る。また、図6及び図7のS17が「第2残量検出手段」の一例になり得る。また、図1に示す操作部26が「印刷濃度変更手段」及び「モード選択手段」の一例になり得る。図4に示す印刷枚数カウンタ46が「枚数計測手段」の一例になり得る。図1に示す画像読取ユニット3が「読取手段」の一例になり得る。図4に示すインターフェース45が「取得手段」になり得る。図6のS1及び図7のS31が「データ判断手段」の一例になり得る。図6のS19、S20及び図7のS19、S20が「第2値決定手段」の一例になり得る。図6のS16が「通知手段」の一例になり得る。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る印刷装置について説明する。図8は、複合機を構成する画像形成ユニット71の概略構成図である。尚、第2実施形態の複合機は、第1実施形態と画像読取ユニット3の構成が同じであるので、図8では省略している。
図8に示すように、画像形成ユニット71の画像形成部6は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)のトナーを収容する現像部12Y,12M,12C,12Bを備える。画像形成ユニット71は、トナー残量検出部30Y,30M,30C,30Bが各現像部12Y,12M,12C,12Bに対応して設けられ、各色トナーの残量を個別に検出できるようになっている。トナー残量検出部30Y,30M,30C,30Bの構成は、第1実施形態のトナー残量検出部30と同様であるので説明を省略する。
第2実施形態の印刷装置は、複数のトナーを有するため、何れかのトナー残量が「第1の所定量」以下になったときに、各色トナーの濃度設定可能範囲の最大値を小さくして、ユーザが設定できる印刷濃度を制限するように、印刷プログラムを構成している。
図9は、第2実施形態に係る印刷装置で実行される印刷プログラムのフロー図である。
図9に示す印刷プログラムは、S41、S42の処理が図6に示す印刷プログラム51と相違し、その他の処理は図6に示す印刷プログラム51と同様である。よって、ここでは、相違する処理についてのみ説明する。
図9に示す印刷プログラムは、S41において、トナー残量検出部30Y,30M,30C,30Kの検出結果を入力し、各色トナーの残量を調べる。このため、S41の処理は、「トナー残量検出手段」の一例になり得る。
そして、S42において、何れかのトナーがLow状態であるか否かを判断する。すなわち、S41で検出した各色のトナー残量が「第1の所定量」以下であるか否かによって、トナーがLow状態であるか否かを判断する。
何れのトナーもLow状態でなければ、S6へ進み、通常範囲内で印刷濃度を設定して印刷を行う。
一方、何れかのトナーがLow状態である場合には、S11へ進み、省トナー範囲A又は省トナー範囲B内で印刷濃度を設定して印刷を行う。
従って、第2実施形態の印刷装置によれば、何れかのトナーの残量が「第1の所定量」以下まで減少したときに、各トナーの濃度設定可能範囲の最大値を大きくしないように制限して各色のトナーを節約し、何れかのトナーが早期になくなって印刷できなくなることを防止できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る印刷装置について説明する。
第3実施形でも、複合機を「印刷装置」の一例とする。第3実施形態の複合機は、トナー残量が第2の所定値以下であることを検出する点を除き、第1実施形態の複合機1と構成が共通する。よって、ここでは、第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、その他の説明を適宜省略する。
図10は、第3実施形態に係る複合機の電気ブロック図である。
第3実施形態の複合機は、HDD44にプリント用印刷プログラム81とコピー・FAX用印刷プログラム82を記憶する。プリント用印刷プログラム81及びコピー・FAX用印刷プログラム82は、Coverage累積値を用いて、トナー残量が「第2の所定量」以下であるか否かを判断する点のみが、第1実施形態のプリント用印刷プログラム51及びコピー・FAX用印刷プログラム52と相違する。
そのため、第3実施形態の複合機は、第1実施形態の印刷枚数カウンタ46に変えて、「量計測手段」の一例であるCoverage算出手段83を有する。また、第3実施形態の複合機は、HDD44には、第1実施形態の印刷枚数記憶手段56に変えて、Coverage累積値記憶手段84が設けられている。
Coverage算出手段83は、Coverageを算出するものである。「Coverage」とは、例えば、Letter用紙1枚にフル印字した場合を100%とした時に、何%の印字がされたかを示すものであり、それをページカウント数倍したものがCoverage累積値となる。
Coverage累積値記憶手段84はCoverage算出手段83が算出した値を累積して記憶するものである。
図11は、図10に示すプリント用印刷プログラム81のフロー図である。
プリント用印刷プログラム81は、S51において、所定のCoverage累積値(基準値)を超えたか否かを判断する。具体的には、Coverage算出手段83が印刷時にCoverageを算出し、それをCoverage累積値記憶手段84に累積して記憶している。そこで、Coverage累積値記憶手段84に記憶されているCoverage累積値を読み出して基準値と比較し、基準値を超えたか否かを判断する。
ここで、「基準値」とは、トナー残量を「第1の所定量」から「第2の所定量」まで減少させると考えられるCoverage累積値をいう。例えば、第3実施形態では、トナー満タン時に対する10%のトナー残量を「第1の所定量」とし、トナー満タン時に対する5%のトナー残量を「第2の所定量」としている。
Coverage累積値が基準値を超えないと判断した場合には(S51:NO)、S14以降の処理を実行する。すなわち、省トナー範囲A内で印刷濃度を設定して、印刷を行う。
一方、Coverage累積値が基準値を超えたと判断した場合には(S51:YES)、S18において、濃度設定可能範囲管理テーブル53からRAM53にコピーした「COPY省トナー範囲B」を読み出し、濃度設定可能範囲記憶手段58に記憶されている「COPY省トナー範囲A」を「COPY省トナー範囲B」に書き換える。その後、S18以降の処理を実行する。すなわち、省トナー範囲B内で印刷濃度を設定して、印刷を行う。
尚、コピー・FAX用印刷プログラム82は、第1実施形態のコピー.FAX用印刷プログラム52のS17を、プリント用印刷プログラム82に示すS51に変更して構成される。S51については上述したので、コピー・FAX用印刷プログラム82の説明及び図面を省略する。
従って、第3実施形態の複合機によれば、例えば、トナーそのものの残量を検出するトナー残量検出部30の検出精度が低い場合でも、実際に記録用紙に印刷した量を示すCoverageの累積値からトナーの残量を予測するので、トナー残量の予測精度を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)上記実施形態では、複合機1を「印刷装置」の一例に挙げた。これに対して、プリンタ機能のみを有するプリンタや、コピー機能のみを有するコピー機や、ファクシミリ機能のみを有するファクシミリ装置などを、「印刷装置」としてもよい。
(2)上記実施形態では、濃度設定可能範囲管理テーブル53は、コピー機能とプリンタ機能について通常範囲の値を変えたが、通常範囲の値を同じにしてもよい。また、上記実施形態では、濃度設定可能範囲管理テーブル53は、ファクシミリ機能について、通常範囲をコピー機能と同じ値にし、省トナー範囲A,Bの最大値をコピー機能より大きくした。これに対して、ファクシミリ機能の通常範囲をコピー機能と異なる値にし、省トナー範囲A,Bの最大値をコピー機能と同じ値にしてもよい。
また、濃度設定可能範囲管理テーブル53の「COPY省トナー範囲A」および「COPY省トナー範囲B」の最大値を、「プリント省トナー範囲A」および「プリント省トナー範囲B」の最大値や、「FAX省トナー範囲A」および「FAX省トナー範囲B」の最大値より大きな値にしてもよい。
コピーのように読取データを印刷する場合には、トナー残量が少ない場合であっても高い印刷濃度にも設定可能としておくことで、読み取った原稿のコントラストが低い(薄い)場合であっても、ユーザが所望する印刷物を得ることができる。
(3)「第1の所定量」と「第2の所定量」は、どのように検出してもよく、「第1の所定量」と「第2の所定量」とを同じ検出方法により検出してもよいし、「第1の所定量」と「第2の所定量」とを別々の検出方法により検出してもよい。例えば、上記実施形態では、光学センサ方式のトナー残量検出部30でトナー残量を検出した。これに対して、重量センサでトナー残量を検出してもよい。
(4)上記実施の形態では、プリント機能選択時には図6に示す印刷プログラム51を実行し、コピー機能・ファクシミリ機能選択時には図7に示す印刷プログラム52を実行することにより、濃度設定可能範囲の最大値を小さくしてトナーを節約した。これに対して、図12に示すように、画像読取ユニット3により読み取った原稿により形成される読取データを印刷する場合と、インターフェース45を経由して取得した画像データを印刷する場合とを識別し(S61参照)、画像データを印刷する場合にのみ、濃度設定可能範囲の最大値を制限するようにしてもよい。読取データは、印刷結果が原稿に左右されるので、濃度設定可能範囲の最大値を一律に制限することに適さない場合がある。これに対して、画像データは、パーソナルコンピュータ61などの外部装置から直接取得するので、外的要因によって印刷結果を左右されず、濃度設定可能範囲の最大値を一律に制限しても差し支えない。これによれば、外的要因が印刷結果に与える影響を考慮して、濃度設定可能範囲の最大値を調整することができる。
また、印刷プログラムは、パーソナルコンピュータからの印刷要求だけでなく、印刷装置に接続された外部メモリから読み出したデータを印刷する場合に適用してもよい。
(5)例えば、上記実施形態では、トナーが第2の所定量以下になったことを印刷枚数又はCoverage累積値で判断した。これに対して、精度が良ければ、トナー残量検出部30や重量センサによって測定した値に基づいてトナーが第2の所定量以下になったか否かを判断してもよい。
(6)例えば、上記実施形態では、トナーを印刷材の一例として説明した。これに対して、インク等を印刷材としてもよい。
本発明の第1実施形態に係る印刷装置の外観斜視図である。 図1に示す印刷装置の内部構成図である。 図2のA−A断面図である。 図1に示す印刷装置の電気ブロック図である。 図4に示す濃度設定可能範囲管理テーブルの一例を示す図である。 図4に示すプリンタ用印刷プログラムのフロー図である。 図4に示すコピー・FAX用印刷プログラムのフロー図である。 本発明の第2実施形態に係る印刷装置を構成する画像形成ユニットの概略構成図である。 図8に示す印刷装置で実行される印刷プログラムのフロー図である。 本発明の第3実施形態に係る印刷装置の電気ブロック図である。 図10に示すプリント用印刷プログラムのフロー図である。 本発明の他の実施形態に係る印刷プログラムのフロー図である。
符号の説明
1 複合機(印刷装置)
2 画像形成ユニット(印刷手段)
3 画像読取ユニット(読取手段)
45 インターフェース(取得手段)
46 印刷枚数カウンタ(枚数計測手段)
51 プリンタ用印刷プログラム
52 コピー・FAX用印刷プログラム
84 Coverage算出手段(量計測手段)

Claims (8)

  1. 印刷指示を受けたデータを設定された印刷濃度で、印刷材により印刷する印刷手段と、
    前記印刷材の残量を検出する残量検出手段と、
    ユーザの操作によって、印刷材の節約を優先する第1のモードと、印刷される画像の画質を優先する第2のモードとを選択するモード選択手段と、
    前記モード選択手段が前記第1のモードを選択する場合であって、前記残量検出手段によって検出された印刷材の残量が所定量以下の場合に、設定可能な濃度範囲の最大値を、前記印刷材の残量が前記所定量より多い場合の最大値より小さい値に決定する第1値決定手段と、
    前記モード選択手段が前記第2のモードを選択する場合に、設定可能な濃度の範囲の最小値を、前記第1のモードを選択する場合より大きい値に決定する第2値決定手段と、
    前記モード選択手段が前記第1のモードを選択する場合に、前記印刷指示に対応付けられた印刷濃度の値が、前記第1値決定手段により決定した最大値より大きい値であるかを判断し、前記モード選択手段が前記第2のモードを選択する場合に、前記ユーザの操作により設定した印刷濃度の値が前記最小値より小さい値であるかを判断する濃度判断手段と、
    前記モード選択手段が前記第1のモードを選択する場合であって、前記印刷指示に対応付けられた印刷濃度の値が、前記最大値より大きい値であると、前記濃度判断手段が判断した場合に、前記印刷指示に対応付けられた印刷濃度の値を、前記第1値決定手段により決定した最大値以下の値に変更し、前記モード選択手段が前記第2のモードを選択する場合であって、前記ユーザの操作により設定した印刷濃度の値が前記最小値より小さい値であると、前記濃度判断手段が判断した場合に、前記ユーザの操作により設定した印刷濃度の値を、前記第2値決定手段により決定された最小値以上の値に変更する境界値変更手段と、を備え、
    前記印刷手段は、前記モード選択手段が前記第1のモードを選択する場合に、前記印刷指示に対応付けられた印刷濃度の値が前記第1値決定手段により決定した最大値以下である場合には前記印刷指示に対応付けられた印刷濃度の値を設定された印刷濃度として印刷し、前記印刷指示に対応付けられた印刷濃度の値が前記第1値決定手段により決定した最大値より大きい値である場合には前記境界値変更手段により変更された値を設定された印刷濃度として印刷し、前記モード選択手段が前記第2のモードを選択する場合に、前記ユーザの操作により設定した印刷濃度の値が前記第2値決定手段により決定した最小値以上である場合には前記ユーザの操作により設定した印刷濃度の値を設定された印刷濃度として印刷し、前記ユーザの操作により設定した印刷濃度の値が前記第2値決定手段により決定した最小値より小さい場合には前記境界値変更手段により変更された値を設定された印刷濃度として印刷することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載する印刷装置において、
    前記残量検出手段は、前記印刷材の残量が第1の所定量であること検出する第1残量検出手段と、前記印刷材の残量が前記第1の所定量より少ない第2の所定量であることを検出する第2残量検出手段と、を有し、
    前記第1値決定手段は、前記印刷材の残量が前記第1の所定量以下の場合に、第1の値を設定可能な濃度範囲の最大値として決定し、前記印刷材の残量が前記第2の所定量以下の場合に、前記第1の値より小さい第2の値を設定可能な濃度範囲の最大値として決定すること
    を特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2に記載する印刷装置において、
    ユーザの操作により印刷濃度の初期設定値を変更することで印刷濃度を設定する印刷濃度変更手段を有し、
    前記第1値決定手段は、前記初期設定値を、前記第2の値として最大値に決定することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載する印刷装置において、
    前記印刷手段により印刷された被記録媒体の印刷枚数を計測する枚数計測手段を有し、
    前記第2残量検出手段は、前記第1残量検出手段により前記第1の所定量であることを検出してから、前記枚数計測手段によりあらかじめ決められた所定枚数の印刷処理を行ったことを条件として、前記第2の所定量であると判断すること
    を特徴とする印刷装置。
  5. 請求項2又は請求項3に記載する印刷装置において、
    前記被記録媒体上に画像が形成された量を算出する量算出手段と、
    前記第2残量検出手段は、前記第1残量検出手段により前記第1の所定量であることを検出してから、前記量算出手段により算出された画像が形成される量の累積量が、あらかじめ決められた所定量となることを条件として、前記第2の所定量であると判断することを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載する印刷装置において、
    原稿を読み取る読取手段と、
    外部からデータを取得する取得手段と、
    ユーザの操作によって指示された印刷処理が、前記読取手段により読み取った原稿により形成されるデータの印刷であるか、前記取得手段により取得したデータの印刷であるか、を判断するデータ判断手段と、を備え、
    前記データ判断手段が、前記取得手段により取得したデータの印刷であると判断した場合にのみ、前記第1値決定手段が実行されること
    を特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載する印刷装置において、
    前記境界値変更手段により、設定された印刷濃度の値を変更する場合に、前記第1値決定手段により決定された最大値と、値を変更した旨と、を通知する通知手段を有することを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか一つに記載する印刷装置において、
    前記印刷材が複数あって、
    前記残量検出手段が、前記複数の印刷材それぞれに対して残量を検出し、
    前記印刷材のうち、何れか一つの印刷材の残量が所定量以下であると判断した場合に、
    前記第1値決定手段が実行されることを特徴とする印刷装置。
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