JP5472059B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の蓄電素子が一方向に並んで配置され、隣り合う2つの蓄電素子の間にスペーサが配置された蓄電装置に関するものである。
複数の単電池(いわゆる角型の単電池)を一方向に並べることにより、組電池を構成しているものがある。複数の単電池は、一対のエンドプレートによって挟まれており、一対のエンドプレートには、複数の単電池の配列方向に延びる拘束バンドが固定されている。エンドプレートおよび拘束バンドを用いることにより、複数の単電池に対して拘束力を与えることができる。
一方、単電池は、電池ケースと、電池ケースの内部に収容される発電要素とで構成される。発電要素は、充放電を行う要素である。電池ケースは、ケース本体および電池蓋を有しており、ケース本体は、発電要素を収容させるための開口部を有している。電池蓋は、ケース本体の開口部を塞ぐために用いられる。ケース本体および電池蓋は、溶接によって固定することができ、電池ケースの内部を密閉状態とすることができる。
特開2007−048750号公報 実開平06−023158号公報
電池蓋をケース本体に溶接する構成では、溶接部分に過度の負荷がかかるおそれがある。具体的には、単電池の過充電等を行うと、電池ケースの内部でガスが発生し、電池ケースの内圧が上昇するおそれがある。この場合には、電池ケースの内圧が上昇することに応じて、電池蓋およびケース本体の溶接部分が変形し、溶接部分に過度の負荷がかかるおそれがある。
本発明の目的は、電池蓋およびケース本体を溶接した構成において、ガスの発生に応じて溶接部分が変形し、溶接部分に過度の負荷がかかるのを抑制することができる蓄電装置を提供することにある。
本発明である蓄電装置は、所定方向に並んで配置された複数の蓄電素子と、所定方向で隣り合う2つの蓄電素子の間に配置されたスペーサと、所定方向において、複数の蓄電素子およびスペーサを挟む力を発生させる拘束機構と、を有する。各蓄電素子は、発電要素と、一部分の溶接によって発電要素を密閉状態で収容するケースと、を有している。また、スペーサは、所定方向に突出し、ケースの溶接部分に接触する押さえ部を有する。
スペーサを用いることにより、蓄電素子の温度調節に用いられる熱交換媒体の移動通路を蓄電素子の外面に形成することができる。ケースは、例えば、発電要素を収容するための開口部を備えたケース本体と、開口部を塞ぎ、ケース本体に溶接される蓋とで構成することができる。ここで、蓋は、蓄電素子の上面に配置することができる。ケースは、2つの部材で構成されている必要はなく、3つ以上の部材で構成されていてもよい。この場合において、少なくとも2つの部材が溶接されていれば、本発明を適用することができる。
スペーサには、押さえ部が形成された面と同一面内において、所定方向に突出して熱交換媒体の移動通路を形成するための突起部を設けることができる。ここで、所定方向における押さえ部の長さを、所定方向における突起部の長さよりも短くすることができる。これにより、ケース内の発電要素に対しては、突起部によって所望の拘束力を与えることができるとともに、ケースの溶接部分に対しては過度の荷重がかかるのを防止することができる。
押さえ部は、溶接部分に接触する領域と、蓄電素子と接触して、所定方向と直交する方向において蓄電素子を位置決めするための領域とで構成することができる。これにより、ケースの溶接部分の変形を抑制することができるとともに、蓄電素子の位置決めを行うことができる。
拘束機構としては、所定方向において複数の蓄電素子およびスペーサを挟む一対のエンドプレートと、所定方向に延びて、一対のエンドプレートに接続される連結部材と、で構成することができる。また、電解液を含む発電要素を、ケースに収容することができる。
本発明によれば、スペーサに押さえ部を設け、押さえ部をケースの溶接部分に接触させることにより、ガスの発生に伴う蓄電素子の内圧上昇により、溶接部分が変形し、溶接部分に過度の負荷がかかるのを抑制することができる。
実施例1である電池スタックの外観図である。 実施例1における単電池の分解図である。 実施例1において、単電池および仕切り板の側面図である。 実施例1において、単電池および仕切り板の上面図である。 実施例1における仕切り板の一部を示す拡大図である。 実施例1において、電池ケースに作用するガスの力を示す図である。 実施例1において、単電池および仕切り板の一部を示す側面図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である電池スタック(蓄電装置に相当する)について説明する。図1は、本実施例の電池スタックの外観図である。図1において、X軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する軸であり、本実施例では、鉛直方向に相当する軸をZ軸としている。
図1に示す電池スタック1は、パックケース(図示せず)に収容され、電池スタック1およびパックケースにより、電池パックが構成される。電池パックは、例えば、車両に搭載することができる。電池パックから出力された電気エネルギをモータ・ジェネレータによって運動エネルギに変換することにより、車両を走行させることができる。また、車両の制動時に発生する運動エネルギをモータ・ジェネレータによって電気エネルギに変換することにより、この電気エネルギを電池パックに蓄えることができる。
電池スタック1は、X方向(所定方向)に並んで配置された複数の単電池(蓄電素子に相当する)10を有する。単電池10は、いわゆる角型の単電池であり、単電池10の外面は、複数の単電池10の配列方向(X方向)と直交する平面(Y−Z平面)を含んでいる。単電池10としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることができる。電池スタック1を構成する単電池10の数は、電池スタック1(電池パック)の要求出力等に基づいて適宜設定することができる。
本実施例では、複数の単電池10をX方向に並べているが、これに限るものではない。具体的には、複数の単電池によって1つの電池モジュールを構成し、複数の電池モジュールをX方向に並べて配置することができる。この場合には、電池モジュールが、本発明の蓄電素子に相当する。電池モジュールは、以下に説明する単電池10の構造(具体的には、電池ケースの構造)と同様の構造を有していればよい。
X方向に並べられた複数の単電池10は、バスバー(図示せず)によって、電気的に直列に接続されている。本実施例では、すべての単電池10が電気的に直列に接続されているが、電気的に並列に接続された複数の単電池10が含まれていてもよい。
バスバーは、導電性を有する部材である。X方向で隣り合う2つの単電池10において、バスバーは、一方の単電池10の正極端子11と、他方の単電池10の負極端子12とに接続される。複数のバスバーは、バスバーモジュールとして構成することができる。バスバーモジュールは、複数のバスバーと、複数のバスバーを保持する保持プレートとで構成することができる。保持プレートは、樹脂などの絶縁材料で形成することができる。
正極端子11および負極端子12は、単電池10の上面に設けられている。図2に示すように、正極端子11および負極端子12は、電池蓋13aに固定されている。電池蓋13aは、ケース本体13bに溶接される。電池蓋13aおよびケース本体13bにより、単電池10の外装である電池ケース13が構成される。電池蓋13aおよびケース本体13bは、金属で形成することができる。
ケース本体13bは、発電要素15を収容するスペースを有しており、ケース本体13bの上部には、発電要素15を収容させるための開口部13b1が形成されている。ケース本体13bは、底面と、2つの第1側面13b2と、2つの第2側面13b3とで構成されている。2つの第1側面13b2は、X方向で向かい合っており、Y−Z平面に沿って形成されている。2つの第2側面13b3は、Y方向で向かい合っており、X−Z平面に沿って形成されている。開口部13b1は、電池蓋13aによって塞がれ、電池ケース13の内部は、密閉状態となる。
発電要素15は、例えば、正極素子と、負極素子と、正極素子および負極素子の間に配置されたセパレータ(電解液を含む)とで構成することができる。正極素子は、集電板の表面に、正極活物質等を含む層を形成したものであり、負極素子は、集電板の表面に、負極活物質等を含む層を形成したものである。本実施例では、正極素子と、負極素子と、セパレータとを重ねた積層体を、所定の軸(Y軸)の周りで捲くことにより、発電要素15が構成されている。正極端子11は、発電要素15の正極素子と電気的に接続されており、負極端子12は、発電要素15の負極素子と電気的に接続されている。
一方、電池蓋13aには、弁14が設けられている。弁14は、電池ケース13の内部で発生したガスを、電池ケース13の外部に排出させるために用いられる。単電池10の過充電等を行ったときには、電池ケース13の内部において、例えば、電解液が分解することによって、ガスが発生するおそれがある。ガスの発生によって電池ケース13の内圧が、弁14の作動圧に到達すると、弁14が閉じ状態から開き状態に変化する。これにより、ガスが弁14を通過して、電池ケース13の外部に排出される。
本実施例では、弁14として、いわゆる破壊型の弁を用いている。破壊型の弁とは、閉じ状態から開き状態に不可逆的に変化する弁である。具体的には、電池蓋13aの一部に溝を形成することにより、破壊型の弁を構成している。なお、破壊型の弁に限るものではなく、いわゆる復帰型の弁を用いることもできる。復帰型の弁とは、電池ケース13の内圧および外圧に応じて、閉じ状態および開き状態の間で切り替わる弁である。
X方向で隣り合う2つの単電池10の間には、スペーサ20が配置されており、スペース20は、例えば、樹脂で形成することができる。スペーサ20の具体的な形状については、後述する。
X方向における電池スタック1の両端には、一対のエンドプレート(拘束機構の一部)31が配置されている。拘束バンド(連結部材、拘束機構の一部)32は、X方向に延びており、拘束バンド32の両端は、一対のエンドプレート31に固定されている。拘束バンド32およびエンドプレート31の固定方法は、適宜選択することができ、例えば、ボルトやリベットを用いた固定方法がある。また、拘束バンド32は、一対のエンドプレート31に固定されればよく、拘束バンド32の形状は、適宜設定することができる。
拘束バンド32の両端を一対のエンドプレート31に固定することにより、一対のエンドプレート31によって挟まれた複数の単電池10に対して拘束力を与えることができる。拘束力は、X方向において、単電池10を挟む力である。単電池10に拘束力を与えることにより、単電池10の膨張等を抑制することができ、単電池10の入出力特性の劣化を抑制することができる。
電池スタック1の上面には、2つの拘束バンド32が配置され、電池スタック1の下面には、2つの拘束バンド32が配置されている。拘束バンド32を配置する位置は、適宜設定することができる。例えば、Y方向における電池スタック1の両側面に対して、拘束バンド32を配置することができる。
なお、本実施例では、エンドプレート31および拘束バンド32を用いて、複数の単電池10に拘束力を与えているが、これに限るものではない。すなわち、X方向において単電池10を挟む力を発生させることができる構造であればよい。例えば、拘束バンド32を省略し、一対のエンドプレート31を互いに近づかせる方向に押す力を各エンドプレート31に与えることができる。
次に、スペーサ20の構造について、図3および図4を用いて説明する。図3は、単電池10およびスペーサ20をY方向から見たときの側面図であり、図4は、単電池10およびスペーサ20をZ方向から見たときの上面図である。
スペーサ20は、Y方向に延びる複数のリブ21を有しており、複数のリブ21は、Z方向において並んで形成されている。単電池10およびスペーサ20に拘束力が加わると、リブ21の先端が、電池ケース13(ケース本体13b)に密接する。これにより、単電池10およびスペーサ20の間には、スペースSが形成される。スペースSは、単電池10の温度を調節するための気体(熱交換媒体)が通過する通路となる。スペースSはY方向に延びているため、温度調節用の気体は、電池ケース13の外面に沿ってY方向に移動する。
単電池10が発熱しているときには、冷却用の気体を単電池10に接触させることにより、気体および単電池10の間で熱交換を行わせて、単電池10の温度上昇を抑制することができる。また、単電池10が過度に冷えているときには、加温用の気体を単電池10に接触させることにより、気体および単電池10の間で熱交換を行わせて、単電池10の温度低下を抑制することができる。本実施例の電池パックを車両に搭載した場合には、ブロワを駆動することにより、車室内の空気を電池パックに供給することができる。車室とは、乗員の乗車するスペースである。車室内の空気は、車両に搭載された空調装置等によって、単電池10の温度調節に適した温度に設定されていることがあるため、単電池10の温度を調節するために、車室内の空気を用いることができる。
スペーサ20の上部には、Y方向に延びる押さえ部22が設けられている。押さえ部22は、リブ21が形成された面と同一面内に設けられており、図5に示すように、第1領域22aおよび第2領域22bを有する。図5は、図3の領域Aにおけるスペーサ20の拡大図である。スペーサ20のうち、リブ21が形成された面とは反対側の面23は、平坦な面で構成されている。
第1領域22aは、Y−Z平面を構成し、第2領域22bは、X−Y平面を構成している。第1領域22aは、X方向において、電池蓋13aおよびケース本体13bの溶接部分(接続部分)Cと向かい合っている。溶接部分Cは、電池蓋13aおよびケース本体13bが互いに接触する部分であり、溶接によって互いに固定される部分である。第2領域22bは、Z方向において、電池蓋13aの上面と向かい合っている。
単電池10の上面を、第2領域22bに接触させることにより、単電池10をZ方向において位置決めすることができる。また、図4に示すように、Y方向におけるスペーサ20の両端部24は、X方向に突出しており、Y方向において、単電池10を挟んでいる。これにより、単電池10をY方向において位置決めすることができる。なお、Y方向において単電池10を位置決めしないのであれば、スペーサ20の両端部24を、X方向に突出させなくてもよい。
単電池10およびスペーサ20に拘束力を与えているとき、第1領域22aは、電池蓋13aおよびケース本体13bの溶接部分Cに接触する。これにより、電池蓋13aおよびケース本体13bの溶接部分Cが変形するのを抑制することができる。ここで、単電池10は、X方向において、2つのスペーサ20によって挟まれており、溶接部分Cは、一方のスペーサ20の押さえ部22と、他方のスペーサ20の平坦面23とによって挟まれる。他方のスペーサ20の平坦面23も溶接部分Cに接触している。このように構成することにより、溶接部分Cの変形を抑制することができる。以下、具体的に説明する。
単電池10を過充電等したときには、電池ケース13の内部(主に、発電要素15)からガスが発生するおそれがある。電池ケース13の内部は密閉状態となっているため、ガスの発生に伴って、電池ケース13の内圧が上昇する。電池ケース13の内圧が上昇すると、電池蓋13aおよびケース本体13bの溶接部分Cに過度の負荷がかかるおそれがある。
電池ケース13の内部でガスが発生すると、図6に示すように、電池蓋13aは、矢印D1の方向の力を受けやすくなり、ケース本体13bは、矢印D2の方向の力を受けやすくなる。このように、電池蓋13aおよびケース本体13bに対して、互いに異なる方向の力が作用すると、溶接部分Cに過度の負荷がかかり易くなることがある。
また、本実施例のケース本体13bでは、第1側面13b2が第2側面13b3よりも大きいため、電池ケース13の内圧が上昇すると、第1側面13b2は、第2側面13b3よりも変形しやすくなる。第1側面13b2が変形しやすくなると、第1側面13b2および電池蓋13aの溶接部分Cに過度の負荷がかかり易くなることがある。ここで、第1側面13b2は、溶接部分Cなどの端部を基準として変形するため、溶接部分Cに対して過度の負荷がかかりやすい。
本実施例では、押さえ部22の第1領域22aが、溶接部分Cに接触しているため、溶接部分Cにおけるケース本体13bの変形を抑制することができる。ここで、押さえ部22は、変形しやすい第1側面13b2に接触しているため、溶接部分Cにおける第1側面13b2の変形を効率良く抑制することができる。また、ケース本体13bが変形したとしても、押さえ部22(第1領域22a)がケース本体13bの変形量を低減でき、溶接部分Cから電池ケース13内の電解液等が飛散してしまうのを抑制することができる。
X方向から見たときに、溶接部分Cは、押さえ部22の第1領域22a内に位置している。溶接部分Cは、第1領域22a内に位置していればよく、第1領域22a内であれば、いかなる位置にあってもよい。本実施例では、単電池10を押さえ部22の第2領域22bに接触させることにより、溶接部分Cを第1領域22a内に容易に位置させることができる。
次に、リブ21および押さえ部22の関係について、図7を用いて説明する。図7は、単電池10およびスペーサ20の一部を、Y方向から見たときの図である。
X方向におけるリブ21の突出量(長さ)X1は、X方向における押さえ部22(第1領域22a)の突出量(長さ)X2よりも、ΔXの分だけ大きい。この構成では、押さえ部22の第1領域22aが単電池10に接触する前に、リブ21の先端が単電池10に接触する。そして、第1領域22aが単電池10に接触するまで、スペーサ20を単電池10に押し付けると、リブ21および単電池10の接触部分で発生する荷重(拘束力)は、第1領域22aおよび単電池10の接触部分で発生する荷重よりも大きくなる。
ここで、リブ21の突出量X1と、押さえ部22(第1領域22a)の突出量X2とを等しくすると、リブ21から受ける荷重と、押さえ部22(第1領域22a)から受ける荷重とが等しくなる。この場合には、以下に説明する不具合が生じるおそれがある。
リブ21は、単電池10(電池ケース13)の内部に配置された発電要素15を拘束する機能を有しており、この機能を確保しようとすると、溶接部分Cに対しても、発電要素15の拘束力と同様の力が作用してしまう。発電要素15の拘束力によっては、溶接部分Cに過度の荷重が作用してしまうことがある。一方、溶接部分Cに過度の荷重が作用しないようにすると、発電要素15に対して必要な拘束力が与えられなくなってしまう。
そこで、本実施例のように、リブ21の突出量X1を、押さえ部22(第1領域22a)の突出量X2よりも多くすることにより、発電要素15に対して必要な拘束力を与えるとともに、押さえ部22(第1領域22a)を溶接部分Cに対して過度の負荷無く接触させることができる。
なお、本実施例では、図4に示すように、押さえ部22の第1領域22aが、電池蓋13aおよび第1側面13b2のすべての溶接部分Cと対向しているが、これに限るものではない。具体的には、第1領域22aは、電池蓋13aおよび第1側面13b2の溶接部分Cのうちの一部の領域と対向しているだけでもよい。このような構成であっても、溶接部分Cにおいて、第1側面13b2の変形を抑制することができる。
本実施例では、Y方向に延びるリブ21をスペーサ20に形成しているが、これに限るものではなく、リブ21の形状は適宜設定することができる。すなわち、単電池10およびスペーサ20の間において、単電池10の温度調節に用いられる気体が移動する通路を形成できればよい。例えば、Z方向に延びるリブ21を形成したり、円柱状の突起を形成したりすることができる。
一方、単電池10の表面に、スペースSを設けなくてもよい。この場合には、スペースSにも、スペーサ20の一部が存在することになり、複数のリブ21が形成された領域には、1つの突起が形成されることになる。この突起の先端は、電池ケース13(ケース本体13b)に接触する。
本実施例において、押さえ部22は、第1領域22aおよび第2領域22bを有しているが、第2領域22bを省略することができる。すなわち、第1領域22aを溶接部分Cに接触させれば、溶接部分Cの変形を抑制することができる。
本実施例において、電池ケース13は、電池蓋13aおよびケース本体13bで構成されているが、これに限るものではない。電池ケース13は、3つ以上の部材によって構成することができる。例えば、電池ケース13は、電池蓋13aと、第1側面13b2および第2側面13b3で構成された部材と、底蓋とで構成することができる。このような構成であっても、本発明を適用することができる。すなわち、スペーサ20に対して、押さえ部22(第1領域22a)に相当する突起部を形成しておき、2つの部材の溶接部分を突起部で押さえておけばよい。これにより、本実施例と同様の効果を得ることができる。
1:電池スタック(蓄電装置) 10:単電池(蓄電素子)
11:正極端子 12:負極端子
13:電池ケース 13a:電池蓋
13b:ケース本体 13b1:開口部
13b2:第1側面 13b3:第2側面
14:弁 15:発電要素
20:スペーサ 21:リブ(突起部)
22:押さえ部 22a:第1領域
22b:第2領域 31:エンドプレート
32:拘束バンド(連結部材)

Claims (8)

  1. 所定方向に並んで配置された複数の蓄電素子と、
    前記所定方向で隣り合う2つの前記蓄電素子の間に配置されたスペーサと、
    前記所定方向において、前記複数の蓄電素子および前記スペーサを挟む力を発生させる拘束機構と、を有し、
    前記各蓄電素子は、発電要素と、一部分の溶接によって前記発電要素を密閉状態で収容するケースと、を有しており、
    前記スペーサは、前記所定方向に突出し、前記ケースの溶接部分に接触する押さえ部を有することを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記スペーサは、前記蓄電素子の温度調節に用いられる熱交換媒体の移動通路を前記蓄電素子の外面に形成することを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記ケースは、
    前記発電要素を収容するための開口部を備えたケース本体と、
    前記開口部を塞ぎ、前記ケース本体に溶接される蓋と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記蓋は、前記蓄電素子の上面に配置されることを特徴とする請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記スペーサは、前記押さえ部と同一面内において、前記所定方向に突出して前記移動通路を形成するための突起部を有しており、
    前記所定方向における前記押さえ部の長さは、前記所定方向における前記突起部の長さよりも短いことを特徴とする請求項2に記載の蓄電装置。
  6. 前記押さえ部は、前記溶接部分に接触する領域と、前記蓄電素子と接触して、前記所定方向と直交する方向において前記蓄電素子を位置決めするための領域とを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  7. 前記拘束機構は、
    前記所定方向において前記複数の蓄電素子および前記スペーサを挟む一対のエンドプレートと、
    前記所定方向に延びて、前記一対のエンドプレートに接続される連結部材と、
    を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  8. 前記発電要素は、電解液を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の蓄電装置。
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