JP5471375B2 - ボックスビット工具用保護カバー - Google Patents

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Description

本発明はボックスビット工具用保護カバーに関する。さらに詳しくは、ボルトやナットを締め付けるのに用いられるボックスビット工具の先端部分との接触によりワークが傷付くのを防止するボックスビット工具用保護カバーに関する。
従来、各種装置の組立工程において、ボルト又はナットを回動させる工具として、六角形や四角形のボルト頭部又はナットに嵌合して当該ボルト又はナットを回動させるボックスビット工具が用いられている。
かかるボックスビット工具では、ボルトやナットを回動させる際に当該工具とボルトやナットとの接触部位に大きな荷重が作用するため、一般に、ボルトやナットと嵌合する工具の先端部分(ボックス部)を含む工具全体が金属で作製されている。
ところで、前記ボックスビット工具は、エアインパクト駆動装置などの駆動装置により回動させられるが、例えばボルトがまっすぐにセットされていないと、回動開始直後にボルトがはずれてしまい、その後、勢いのあまりボックスビット工具の先端がワークに触れて当該ワークを傷付けることがある。
そこで、このようなワークの傷付きを防止する方策として、ボックスビット工具先端のボックス部の外面及び先端面の一部を合成樹脂からなるカバー部で覆うことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−34915号公報
しかしながら、特許文献1記載のカバー部はボックスビット工具先端のボックス部の外面に先端側から圧入されているので、現場で簡単に取り外したり、装着したりすることができない。そのため、ボルトやナットと嵌合するボックス部内周面が磨耗するなどの理由で工具を交換する必要が生じた場合に、工具だけを交換することができず、工具とカバー部の全体を交換しなければならない。
一方、圧入の程度が不十分であると、使用中にカバー部が外れてしまい、工具先端が直接ワークに触れて当該ワークに傷を付けてしまう惧れがある。また、外れたカバー部がワーク内に取り残されて、そのまま製品として出荷されてしまう惧れもある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、交換が容易であり、且つ、使用時に外れることがないボックスビット工具用保護カバーを提供することを目的としている。
本発明の第1の観点に係るボックスビット工具用保護カバー(以下、単に「保護カバー」ともいう)は、棒状の本体部と、この本体部より径大であり、ボルト頭部又はナットに適合する断面の収容スペースを有する先端ボックス部とを備えたボックスビット工具に装着される保護カバーであって、
前記ボックスビット工具の根元側から当該ボックスビット工具に外嵌可能な筒状体からなり、
この筒状体の内周面には、前記ボックスビット工具の外周面の段部に係止可能な肩部が形成されており、且つ、
前記肩部が段部に係止した状態からの前記筒状体の根元側への移動を規制する規制手段を備
前記筒状体は、第1筒体及びこの第1筒体よりも径大の第2筒体からなっており、
前記第1筒体と第2筒体の境界の内周に前記肩部が形成されており、且つ、
ボックスビット工具を駆動させる駆動装置における当該ボックスビット工具固定用の保持筒の先端面に当接可能な、前記第1筒体の端面により規制手段を構成していることを特徴としている。
本発明の第1の観点に係る保護カバーは、筒状体の内周面にボックスビット工具の外周面の段部に係止可能な肩部が形成されているので、前記肩部を段部に係止させることで、当該保護カバーの先端側への移動を規制することができる。その結果、使用時に保護カバーがボックスビット工具から外れることがない。また、規制手段により、前記肩部が段部に係止した状態からの前記筒状体の根元側への移動が規制されるので、ボルトを回動させる際に作業ミスによりボックスビット工具がワークに近接した場合でも、保護カバーによって、先端ボックス部がワークに触れるのを確実に防止することができる。
また、保護カバーは、圧入によりボックスビット工具に装着されているのではなく、当該ボックスビット工具の根元側から外嵌させるだけであるので、工具を用いることなく現場で簡単に保護カバーの取り外し及び装着をすることができる。
また、この場合、特別な部材を用いることなく、第1筒体の端面をボックスビット工具固定用の保持筒の先端面に当接させるだけで、保護カバーの位置決めをすることができ、当該保護カバーの根元側への移動を規制することができる。
前記ボックスビット工具は、前記本体部と先端ボックス部との間に、本体部より径大であり且つ先端ボックス部より径小の中間部を備えており、
前記肩部は、本体部と中間部との境界に形成された段部に係止可能にされたものとすることができる。この場合、ボックスビット工具の本体部と中間部との境界に形成された段部に保護カバーの肩部を係止させて、当該保護カバーの先端側への移動を規制することができる。
前記第2筒体が、根元側の第2筒体と先端側の第2筒体とからなり、この先端側の第2筒体が根元側の第2筒体から分離可能であるのが好ましい。この場合、保護カバーの先端部がワークとの接触により磨耗又は損傷したときに、前記先端側の第2筒体だけを交換することができる。また、ボックスビット工具の先端ボックス部は、締め付けるボルトのサイズに応じて外径が異なる複数のものが考えられるが、駆動装置に固定される本体部のサイズは共通である。したがって、根元側の第2筒体及び第1筒体を共用にして、先端ボックス部に装着される先端側の第2筒体を変えるだけで、サイズが異なる先端ボックス部に対応することができる。
前記先端側の第2筒体の内周面に、前記中間部と先端ボックス部との境界の第2段部に係止可能な第2肩部を形成することができる。この場合、肩部と段部との係止、及び、第2肩部と第2段部との係止の両方で保護カバーの先端側への移動を規制することができる。
また、本発明の第2の観点に係る保護カバーは、棒状の本体部と、この本体部より径大であり、ボルト頭部又はナットに適合する断面の収容スペースを有する先端ボックス部とを備えたボックスビット工具に装着される保護カバーであって、
前記ボックスビット工具の根元側から当該ボックスビット工具に外嵌可能な筒状体からなり、
この筒状体の内周面には、前記ボックスビット工具の外周面の段部に係止可能な肩部が形成されており、且つ、
前記筒状体の根元側端面が、前記段部よりも根元側のボックスビット工具外周面に形成された周溝に留められるスナップリングに係止可能に構成されていることを特徴としている。
本発明の第2の観点に係る保護カバーは、筒状体の内周面にボックスビット工具の外周面の段部に係止可能な肩部が形成されているので、前記肩部を段部に係止させることで、当該保護カバーの先端側への移動を規制することができる。その結果、使用時に保護カバーがボックスビット工具から外れることがない。また、前記段部よりも根元側のボックスビット工具外周面に形成された周溝に留められるスナップリングにより、前記肩部が段部に係止した状態からの前記筒状体の根元側への移動が規制されるので、ボルトを回動させる際に作業ミスによりボックスビット工具がワークに近接した場合でも、保護カバーによって、先端ボックス部がワークに触れるのを確実に防止することができる。
また、保護カバーは、圧入によりボックスビット工具に装着されているのではなく、当該ボックスビット工具の根元側から外嵌させるだけであるので、工具を用いることなく現場で簡単に保護カバーの取り外し及び装着をすることができる。
さらに、本発明の第3の観点に係る保護カバーは、棒状の本体部と、この本体部より径大であり、ボルト頭部又はナットに適合する断面の収容スペースを有する先端ボックス部とを備えたボックスビット工具に装着される保護カバーであって、
前記ボックスビット工具の根元側から当該ボックスビット工具に外嵌可能な筒状体からなり、
この筒状体の内周面には、前記ボックスビット工具の外周面の段部に係止可能な肩部が形成されており、且つ、
前記筒状体の周壁に、止めネジが螺入可能な穴又は孔が形成されていることを特徴としている。
本発明の第3の観点に係る保護カバーは、筒状体の内周面にボックスビット工具の外周面の段部に係止可能な肩部が形成されているので、前記肩部を段部に係止させることで、当該保護カバーの先端側への移動を規制することができる。その結果、使用時に保護カバーがボックスビット工具から外れることがない。また、筒状体の周壁に形成された穴又は孔に螺入される止めネジにより、前記肩部が段部に係止した状態からの前記筒状体の根元側への移動が規制されるので、ボルトを回動させる際に作業ミスによりボックスビット工具がワークに近接した場合でも、保護カバーによって、先端ボックス部がワークに触れるのを確実に防止することができる。
また、保護カバーは、圧入によりボックスビット工具に装着されているのではなく、当該ボックスビット工具の根元側から外嵌させるだけであるので、工具を用いることなく現場で簡単に保護カバーの取り外し及び装着をすることができる。
前記第1〜第3の観点に係る保護カバーにおいて、前記筒状体の先端面が面取り加工又はR加工されているのが好ましい。この場合、保護カバーがワークに接触した場合においても、当該保護カバーによるワークへのダメージを小さくすることができる。
前記第1〜第3の観点に係る保護カバーにおいて、前記筒状体をポリエチレン又は6ナイロンで作製することができる。この場合、必要な強度を確保しつつ、ワークに接触した場合における当該ワークへのダメージを小さくすることができる。
本発明のボックスビット工具用保護カバーによれば、交換が容易であり、且つ、使用時に外れることがない。
本発明の保護カバーの第1実施形態の縦断面図である。 図1に示される保護カバーの分解断面図である。 図1に示される保護カバーをボックスビット工具に装着した状態を示す縦断面図である。 図3に示されるボックスビット工具を駆動装置に取り付けた状態を示す部分断面説明図である。 本発明の保護カバーの第2実施形態をボックスビット工具に装着する操作を説明する斜視図である。 本発明の保護カバーの第2実施形態をボックスビット工具に装着する操作を説明する斜視図である。 図5に示される保護カバーの断面図である。 本発明の保護カバーの第3実施形態をボックスビット工具に装着する操作を説明する斜視図である。 本発明の保護カバーの第3実施形態をボックスビット工具に装着する操作を説明する斜視図である。 図8に示される保護カバーの断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の保護カバーの実施の形態を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る保護カバー1の縦断面図であり、図2は、図1に示される保護カバー1の分解断面図であり、図3は、図1に示される保護カバー1をボックスビット工具30に装着した状態を示す縦断面図である。
本発明の保護カバーは、ボルトやナットを締め付けるのに用いられるボックスビット工具30に装着され、当該ボックスビット工具30の先端部分がワークに触れて、当該ワークを傷つけるのを防止するものである。
ボックスビット工具30は、棒状の本体部31と、この本体部31より径大であり、ボルト頭部又はナットに適合する断面六角形の収容スペース32(図5参照)を有する先端ボックス部33とを備えている。また、第1実施形態及び後述する第2〜第3実施形態に係る保護カバーが装着されるボックスビット工具30は、前記本体部31と先端ボックス部33との間に、本体部31より径大であり且つ先端ボックス部33より径小の中間部34を備えている。
ボックスビット工具30は、ボルトやナットを回動させる際に、前記収容スペース32の内壁32aとボルトやナットとの接触部位に大きな荷重が作用するため、先端ボックス部33を含む工具全体が金属で作製されている。
先端ボックス部33及び中間部34の横断面は円形である。これに対し本体部31は、先端部31aの横断面は円形であるが、根元部31bの横断面は六角形であり、この六角形の根元部31bが、図4に示されるようにエアインパクト駆動装置などの駆動装置に固定される。そして、後述するように、前記六角形の根元部31bには固定用のボール37を収容可能な断面略半円形の周溝38が形成されている。
本体部31の先端部31aと中間部34との境界には、傾斜面からなる段部35が形成されており、また、中間部34と先端ボックス部33との境界には、同じく傾斜面からなる第2段部36が形成されている。
保護カバー1は、前記ボックスビット工具30の根元側から当該ボックスビット工具30に外嵌可能な筒状体からなっており、この筒状体は、第1筒体2と、この第1筒体2よりも径大の第2筒体3とを備えている。また、外径と同様に、第2筒体3の内径は第1筒体2の内径よりも大きくされている。
本実施形態では、前記第2筒体3が根元側の第2筒体3aと先端側の第2筒体3bとで構成されている。第2筒体3aと第2筒体3bの外径は同一にされているが、内径は、根元側の第2筒体3aの方が先端側の第2筒体3bよりも小さくされている。換言すれば、先端側の第2筒体3bの方が根元側の第2筒体3aよりも薄肉にされている。第2筒体3aの先端部3a1は、他の部分よりも内径が大きくされることで薄肉にされている。そして、この薄肉にされた先端部3a1と他の部分との境界に段部4が形成されている。一方、この第2筒体3aの薄肉にされた先端部3a1に対向する第2筒体3bの端部3b1は、外径が小さくされることで薄肉にされている。そして、この薄肉にされた端部3b1と他の部分との境界に段部5が形成されている。
第2筒体3aの先端部3a1の内径は、第2筒体3bの端部3b1の外径と略同一にされており、これにより、第2筒体3aの先端部3a1は第2筒体3bの端部3b1に圧入可能となっている。圧入により、第2筒体3bの端部3b1の端面が段部4に当接し、第2筒体3aの先端部3a1の端面が段部5に当接するように、当該端部3b1及び先端部3a1の軸方向の長さは同一長さに設定されている。
第2筒体3bの先端面には、面取り加工又はR加工が施されている。これにより、保護カバー1がワークに接触した場合においても、当該保護カバー1によるワークへのダメージを小さくすることができる。
第1筒体2と、第2筒体3、より詳細には根元側の第2筒体3aとの境界の内周には傾斜面からなる肩部6が形成されている。また、先端側の第2筒体3bの内周には傾斜面からなる第2肩部7が形成されている。肩部6の傾斜面と前記段部35の傾斜面は、保護カバー1をボックスビット工具30に装着したときに互いに当接するように、同じ傾斜角にされている。また、第2肩部7の傾斜面と前記第2段部36の傾斜面も、保護カバー1をボックスビット工具30に装着したときに互いに当接するように、同じ傾斜角にされている。
本実施形態では、第1筒体2と、根元側の第2筒体3aとが合成樹脂により一体成形されている。これらとは別体に合成樹脂で作製された先端側の第2筒体3bは、根元側の第2筒体3aに着脱可能に取り付けられる。使用することができる合成樹脂としては、例えばポリエチレン、6ナイロンを挙げることができるが、保護カバーとして必要な強度を確保しつつ、ワークに接触した場合における当該ワークへのダメージを小さくすることができる点より、ポリエチレン又は6ナイロンを用いるのが好ましい。
第1筒体2はボックスビット工具30の本体部31の外周に装着され、第2筒体3は同じく中間部34及び先端ボックス部33の外周に装着される。その際、肩部6が段部35に係止し、第2肩部7が第2段部36に係止するので、保護カバー1が先端側に抜け出ることがない。
図4は、図3に示されるボックスビット工具30を駆動装置40に取り付けた状態を示す部分断面説明図である。駆動装置40は、エアにより駆動されるエアインパクト駆動装置であり、その先端部には、ボックスビット工具30の断面六角形の根元部31bを収容して固定するための保持筒41が設けられている。保持筒41の外周には、公知の機構からなるチャック部42が配設されている。なお、図3及び図4では、分かり易くするために保護カバー1の内周面とボックスビット工具30の外周面との隙間、及び、保持筒41の内周面とボックスビット工具30の根元部31bとの隙間を実際よりも大きく描いている。現実には、これらは互いに密接している。
チャック部42は、短筒形状の操作部43と、付勢手段であるコイルバネ44と、ボール37とを備えている。コイルバネ44の一端は前記保持筒41の先端部外周面に固設された環状のストッパー46に当接しており、他端は、前記操作部43の内周面に設けられた環状の本体部47に当接している。コイルバネ44は、保持筒41の外方であって、操作部43の内方に形成される環状のスペース48内に配設される。ボール37は、保持筒41に形成された開口49を介して、本体部47の凹部50と前記周溝38との間を移動可能にされている。操作部43の外周面には、当該操作部43を把持しやすいように複数の環状リブ51が形成されている。
次に、第1実施形態に係る保護カバー1のボックスビット工具30への装着方法について説明する。
保護カバー1の先端側の第2筒体3bが、根元側の第2筒体3a及び第1筒体2と別体であるときは、まず、当該第2筒体3bを第2筒体3aに取り付けて、図1に示されるような保護カバー1とする。
次に、この保護カバー1をボックスビット工具30の根元側から当該ボックスビット工具30に装着する(図3参照)。
ついで、駆動装置40の操作部43をコイルバネ44の付勢力に抗して先端側に移動させ、ボール37を本体部47の凹部50内に移動させる(図4参照)。この状態では、ボール37が保持筒41の開口49から当該保持筒41内に突出していない。
ついで、保護カバー1が装着されたボックスビット工具30の断面六角形の根元部31bを保持筒41内に挿入する。挿入後、先端側に移動させていた操作部43を離すと、コイルバネ44の付勢力によって当該操作部43は根元側に移動する。その際、操作部43の本体部47の凹部50に移動していたボール37は、当該凹部50の傾斜面50aに押されて、保持筒41の開口49を介して当該保持筒41内に突出する。そして、この突出した部分が前記周溝38内に嵌まる。これにより、ボックスビット工具30は駆動装置40に固定され、当該駆動装置40からの抜けが防止される。
ボックスビット工具30が駆動装置40に固定された状態において、先端側の第2筒体3bの先端は、ボックスビット工具30の先端ボックス部33の先端面33aよりもわずかに(例えば、1mm程度)突出するように設定されている。
第1実施形態に係る保護カバー1においては、ボックスビット工具30が駆動装置40に固定された状態において、第1筒体2の端面2aが、駆動装置40の保持筒41の先端面に当接するように、当該第1筒体2の軸方向の長さが設定されている。これにより、ボックスビット工具30を駆動装置40に固定した状態において、保護カバー1が根元側に移動するのを規制することができる。
第1実施形態に係る保護カバー1は、筒状体の内周面にボックスビット工具30の外周面の段部35及び第2段部36にそれぞれ係止可能な肩部6及び第2肩部7が形成されているので、前記肩部6及び第2肩部7を段部35及び第2段部36にそれぞれ係止させることで、当該保護カバー1の先端側への移動を規制することができる。その結果、使用時に保護カバー1がボックスビット工具30から外れることがない。また、筒状体の端面2aとボックスビット工具固定用の保持筒41の先端面との当接により、前記肩部6及び第2肩部7が段部35及び第2段部36に係止した状態からの前記筒状体の根元側への移動が規制されるので、ボルトを回動させる際に作業ミスによりボックスビット工具30がワークに近接した場合でも、保護カバー1によって、先端ボックス部33がワークに触れるのを確実に防止することができる。
また、保護カバー1は、圧入によりボックスビット工具30に装着されているのではなく、当該ボックスビット工具30の根元側から外嵌させるだけであるので、工具を用いることなく現場で簡単に保護カバー1の取り外し及び装着をすることができる。
また、第1実施形態に係る保護カバー1では、第2筒体3が、根元側の第2筒体3aと先端側の第2筒体3bとからなり、この先端側の第2筒体3bが根元側の第2筒体3aから分離可能であるので、保護カバー1の先端部がワークとの接触により磨耗又は損傷したときに、前記先端側の第2筒体3bだけを交換することができる。また、ボックスビット工具30の先端ボックス部33は、締め付けるボルトのサイズに応じて外径が異なる複数のものが考えられるが、駆動装置に固定される本体部31のサイズは共通である。したがって、根元側の第2筒体3a及び第1筒体2を共用にして、先端ボックス部33に装着される先端側の第2筒体3bを変えるだけで、サイズが異なる先端ボックス部33に対応することができる。
〔第2実施形態〕
図5〜6は、本発明の第2実施形態に係る保護カバー11をボックスビット工具30に装着する操作を説明する斜視図であり、図7は、図5に示される保護カバー11の断面図である。なお、ボックスビット工具30の構成は、後述する周溝60が当該ボックスビット工具30の中間部34の外周面に形成されている点を除き、第1実施形態において説明したものと同じであるので、簡単のためにそれらの説明を省略する。
第2実施形態に係る保護カバー11は、ボックスビット工具30の根元側から当該ボックスビット工具30に外嵌可能な短円筒体からなっており、その内周面にはボックスビット工具30の先端ボックス部33と中間部34との境界の第2段部35に係止可能な肩部61が形成されている。
保護カバー11をボックスビット工具30の根元側から当該ボックスビット工具30に外嵌させると、前記肩部61が第2段部35に係止するので、保護カバー11はさらに先端側に移動することができない。その結果、使用時に保護カバー11がボックスビット工具30から外れることがない。
また、ボックスビット工具30の中間部34の外周面であって、保護カバー11を当該ボックスビット工具30に装着したときに当該保護カバー11の後端面よりもわずかに根元側の位置に周溝60が形成されている。そして、この周溝60にスナップリング62が留められる。これにより、保護カバー11の根元側への移動が規制される。その結果、ボルトを回動させる際に作業ミスによりボックスビット工具30がワークに近接した場合でも、保護カバー11によって、先端ボックス部33がワークに触れるのを確実に防止することができる。スナップリング62を周溝60に留める作業及び当該周溝60からはずす作業は、工具を用いて現場にて簡単に行うことができる。
また、保護カバー11は、圧入によりボックスビット工具30に装着されているのではなく、当該ボックスビット工具30の根元側から外嵌させるだけであるので、工具を用いることなく現場で簡単に保護カバーの取り外し及び装着をすることができる。
〔第3実施形態〕
図8〜9は、本発明の第3実施形態に係る保護カバー21をボックスビット工具30に装着する操作を説明する斜視図であり、図10は、図8に示される保護カバー21の断面図である。なお、ボックスビット工具30の構成は、第1実施形態において説明したものと同じであるので、簡単のためにそれらの説明を省略する。
第3実施形態に係る保護カバー21は、ボックスビット工具30の根元側から当該ボックスビット工具30に外嵌可能な短円筒体からなっており、その内周面にはボックスビット工具30の先端ボックス部33と中間部34との境界の第2段部35に係止可能な肩部70が形成されている。
保護カバー21をボックスビット工具30の根元側から当該ボックスビット工具30に外嵌させると、前記肩部70が第2段部35に係止するので、保護カバー21はさらに先端側に移動することができない。その結果、使用時に保護カバー21がボックスビット工具30から外れることがない。
また、保護カバー21を構成する短円筒体の周壁には、止めネジ71が螺入可能な孔72が2個形成されている。2個の孔72は、周方向において互いに対向する位置に形成されている。そして、この孔72を利用して止めネジ71をねじ込むことにより、保護カバー21の根元側への移動が規制される。その結果、ボルトを回動させる際に作業ミスによりボックスビット工具30がワークに近接した場合でも、保護カバー21によって、先端ボックス部33がワークに触れるのを確実に防止することができる。止めネジ71を孔72内にねじ込む作業及び止めネジ71を孔72から引き抜く作業は現場にて簡単に行うことができる。なお、止めネジ71による保護カバー21の固定をより確実にするために、先端ボックス部33の外周面であって前記止めネジ71の先端が当接する位置に凹部73を形成することもできる。
また、保護カバー21は、圧入によりボックスビット工具30に装着されているのではなく、当該ボックスビット工具30の根元側から外嵌させるだけであるので、工具を用いることなく現場で簡単に保護カバーの取り外し及び装着をすることができる。
1 保護カバー
2 第1筒体
3 第2筒体
3a 根元側第2筒体
3b 先端側第2筒体
4 段部
5 段部
6 肩部
7 第2肩部
30 ボックスビット工具
31 本体部
32 収容スペース
33 先端ボックス部
34 中間部
35 段部
36 第2段部
37 ボール
38 周溝
40 駆動装置
41 固定筒
42 チャック部
43 操作部
44 コイルバネ
46 ストッパー
47 本体部
49 開口
50 凹部
60 周溝
61 肩部
62 スナップリング
70 肩部
71 止めネジ
72 孔

Claims (8)

  1. 棒状の本体部(31)と、この本体部(31)より径大であり、ボルト頭部又はナットに適合する断面の収容スペース(32)を有する先端ボックス部(33)とを備えたボックスビット工具(30)に装着される保護カバー(1)であって、
    前記ボックスビット工具(30)の根元側から当該ボックスビット工具(30)に外嵌可能な筒状体(2、3)からなり、
    この筒状体(2、3)の内周面には、前記ボックスビット工具(30)の外周面の段部(35)に係止可能な肩部(6)が形成されており、且つ、
    前記肩部(6)が段部(35)に係止した状態からの前記筒状体(2、3)の根元側への移動を規制する規制手段を備え
    前記筒状体(2、3)は、第1筒体(2)及びこの第1筒体(2)よりも径大の第2筒体(3)からなっており、
    前記第1筒体(2)と第2筒体(3)の境界の内周に前記肩部(6)が形成されており、且つ、
    ボックスビット工具(30)を駆動させる駆動装置(40)における当該ボックスビット工具固定用の保持筒(41)の先端面に当接可能な、前記第1筒体(2)の端面が規制手段を構成していることを特徴とするボックスビット工具用保護カバー(1)。
  2. 前記ボックスビット工具(30)は、前記本体部(31)と先端ボックス部(33)との間に、本体部(31)より径大であり且つ先端ボックス部(33)より径小の中間部(34)を備えており、
    前記肩部(6)は、本体部(31)と中間部(34)との境界に形成された段部(35)に係止可能にされている請求項記載のボックスビット工具用保護カバー(1)。
  3. 前記第2筒体(3)が、根元側の第2筒体(3a)と先端側の第2筒体(3b)とからなり、この先端側の第2筒体(3b)が根元側の第2筒体(3a)から分離可能である請求項1または請求項2記載のボックスビット工具用保護カバー(1)。
  4. 前記先端側の第2筒体(3b)の内周面に、前記中間部(34)と先端ボックス部(33)との境界の第2段部(36)に係止可能な第2肩部(7)が形成されている請求項に記載のボックスビット工具用保護カバー(1)。
  5. 棒状の本体部(31)と、この本体部(31)より径大であり、ボルト頭部又はナットに適合する断面の収容スペース(32)を有する先端ボックス部(33)とを備えたボックスビット工具(30)に装着される保護カバー(11)であって、
    前記ボックスビット工具(30)の根元側から当該ボックスビット工具(30)に外嵌可能な筒状体からなり、
    この筒状体の内周面には、前記ボックスビット工具(30)の外周面の段部(35)に係止可能な肩部(61)が形成されており、且つ、
    前記筒状体の根元側端面が、前記段部(35)よりも根元側のボックスビット工具外周面に形成された周溝(60)に留められるスナップリング(62)に係止可能に構成されていることを特徴とするボックスビット工具用保護カバー(11)。
  6. 棒状の本体部(31)と、この本体部(31)より径大であり、ボルト頭部又はナットに適合する断面の収容スペース(32)を有する先端ボックス部(33)とを備えたボックスビット工具(30)に装着される保護カバー(21)であって、
    前記ボックスビット工具(30)の根元側から当該ボックスビット工具(30)に外嵌可能な筒状体からなり、
    この筒状体の内周面には、前記ボックスビット工具(30)の外周面の段部(35)に係止可能な肩部(70)が形成されており、且つ、
    前記筒状体の周壁に、止めネジ(71)が螺入可能な穴又は孔(72)が形成されていることを特徴とするボックスビット工具用保護カバー(21)。
  7. 前記筒状体の先端面が面取り加工又はR加工されている請求項1〜のいずれかに記載のボックスビット工具保護カバー(1、11、21)。
  8. 前記筒状体がポリエチレン又は6ナイロンで作製されている請求項1〜のいずれかに記載のボックスビット工具用保護カバー(1、11、21)。
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