JP5470588B2 - 生産計画作成方法及び生産計画作成プログラム、並びに生産計画作成装置 - Google Patents
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Description
・負荷の高い時間区間の検索と隣接する時間区間への負荷の移動を繰り返して実行する必要があり、最終的に全体の負荷が平準化されるまでに多くの計算時間を要する。
・負荷が工程能力を超えている限り、納期を犠牲にしても時間軸の未来方向に山崩しを行うことで、実行可能な生産計画を作成することができるが、納期を厳守する条件で、工程能力の超過を許容した負荷の平準化ができない。これは、従来技術が、「負荷が工程能力以下になる」以外に明確な山崩しの終了条件を持たないことに由来する。そのため、多少の工程能力の増強(例えば、残業や増員(極力少ないほうが良い))を投入してでも、納期に間に合わせる生産計画を立案することは困難である。あるいは、どの程度の工程能力の増強策をどの時間区間で講じれば、納期を遵守できるかの指針が得られない。
(1)オーダー毎に負荷を割り当てる設備が初期決定され、その負荷は、納期に間に合う限界のセグメント(=時間区間)に山積みされる。
(2)次に、この結果をもとに山積みされた負荷の累積が設備とセグメント毎に計算される。ここで計算された負荷の累積に対して、累積が時間軸方向に単調増加となる範囲内で、セグメント毎の負荷の累積値を増加させることで、負荷累積の変化率が調整される。この調整は、負荷累積の変化率が大きい期間の変化率を小さく、変化率の小さい期間の変化率を大きくすることで、負荷累積の変化率が平準化される。⇒セグメント毎の負荷の累積値を増加させる方向にしか変化させないのは、負荷を前倒しで処理し、納期遅れを発生さないことによる。また、負荷累積の変化率が平準化されることは、時間軸方向で負荷が平準化されることに相当する。つまり、この段階で、オーダーの納期を遵守するために必要な最低限の設備能力が得られる。
(3)負荷累積の調整の結果、設備単位では負荷累積の変化率が平準化されたため、次に設備間での平準化を行う。その手段として、まず、上で計算された負荷累積の変化率をもとに、負荷の移動元となる設備と期間が決定される。
(4)次に、この設備と期間内に割り当てられたオーダーの中から、他の設備に移動させるオーダーが決定される。さらに、このオーダーの納期を含む期間の負荷累積の変化率をもとに、移動先の設備が1つ決定される。⇒負荷累積の変化率を参照しながら、設備間での負荷の移動元と移動先を決定することで、設備間での負荷累積の変化率を平準化する。
(5)上記に沿って、設備間で負荷の移動が行われ、同時に負荷山積み状態が更新される。
(6)(2)〜(5)を繰り返すことで、負荷累積の変化率の調整が進む。
(7)繰り返し計算の結果得られた最終的な負荷累積の調整結果に基づき、設備及び期間ごとの負荷累積の変化率を、設備能力とみなして負荷を再割り当てすることにより、負荷山崩しが行われる。
従って、山崩し操作(=負荷平準化操作)の前に、納期を満たすために必要な設備能力が設備と期間ごとに平準化できるため、従来方法のように山崩し操作を繰り返し実行する必要がなく、高速に負荷の平準化が可能となる。さらに、納期を厳守するために必要な設備能力(負荷累積の変化率の最大値)を見積ることも可能となる。以上により、多少の工程能力の超過を許容しつつ、オーダーの納期を遵守した生産計画を作成することができる。
尚、セグメントは、時間区間であり、生産計画の開始から終了までの間において所定幅で区切られる時間軸上の連続した複数の区間を意味する。生産計画の開始セグメント及び終了セグメントとは、生産計画の開始及び終了に対応するセグメントを意味する。
(1)所定期間内の負荷累積の変化率を計算するための期間の初期値が設定される。
(2)設定された所定期間内での負荷累積の変化率が計算される。
(3)所定期間は未来方向に段階的に拡大され、その都度、負荷累積の変化率が計算される。その際、負荷累積の変化率の最大値と、その最大値をとる期間が最大変化率情報として更新・記憶される。
(4)所定期間の拡大が上限(例:最も納期の遅いオーダーの納期に対応するセグメント)に達した場合、所定期間の開始(=負荷累積変化率計算の開始)セグメントを最大変化率情報に登録された期間に接続するよう決定し、かつ、所定期間の終了セグメントが開始セグメントと同じになるようリセットされる。
(5)(2)〜(4)を繰り返すことで、最大変化率情報には、(期間、負荷累積の変化率)から成るデータが1以上登録される。また、複数登録される場合は、これらのデータの期間は連続した形で登録される。
(6)最大変化率情報に登録された(期間、負荷累積の変化率)のセットが、負荷累積調整結果として登録される。⇒最大変化率情報として登録された(期間、負荷累積の変化率)は、各オーダーの納期を遵守するために最低限必要な設備能力を期間単位で表現したものとなる。
これにより、設備単位で負荷累積を調整する際、全てのオーダーの納期を遵守するために「最低限」必要な設備能力を、複数の期間に区切って算出することができ、より平準化性能の高い結果を得ることができる。
また、負荷の移動元となる設備と期間を選択する際、設備毎の負荷累積調整結果に対して、負荷累積の設定される期間が時間軸上で早い期間が負荷の移動元として優先的に選択される。これにより、移動元設備では移動の結果生じる余力が早い時期に発生し易くなる。余力の大きさが同じでも、その発生時期が早い方が、前詰めで処理できる後続作業数が多くなり、過負荷を効率良く調整できる。
更に、負荷の移動元となるオーダーを選択する際、納期の早いオーダーを優先的に選択すると、納期の早いオーダーほど、早い時期に負荷が割り当てられているため、移動の結果生じる余力が早い時期に発生し易くなり、前詰めで処理できる後続作業数がさらに多くなり、過負荷を一層効率良く調整できる。一方、負荷の移動先となる設備を選択する際、負荷の移動元オーダーの納期を含む期間の負荷累積の変化率を設備毎に比較し、その値が小さい設備を優先的に選択すると、負荷に余裕のある設備及び期間に負荷が移動し易くなり、負荷の移動先設備で必ず発生する負荷の増加を最小限に抑えることができる。
尚、変化率計算期間拡張部146は、累積変化率計算部141で負荷累積の変化率を計算する所定期間の幅を、累積計算セグメントに基づいて変化させるべく、所定期間の終了セグメントが累積計算セグメントであるかどうか判断するようにしても良い。この場合は、所定期間の終了セグメントが累積計算セグメントであれば、所定期間を更新する。一方、所定期間の終了セグメントが累積計算セグメントでなければ、所定期間を更新せず、所定期間を更にセグメント単位で変化させて、再度、所定期間の終了セグメントが累積計算セグメントであるかどうか判断する。これは、累積計算セグメント以外の日は、負荷が累積されておらず、負荷累積の変化率は変化しないため、計算の簡易化を図ることができるからである。尚、この判断は行わなくても良く、本実施形態の必須の要件ではない。
・移動先の候補となる設備において、納期日の変化率の最大値が小さいオーダーを優先する。これにより、負荷移動により発生する移動先での負荷の増加を最小限に抑えることができる。尚、移動先の候補設備が複数ある場合は、納期日での変化率の最大値が最も小さい設備を採用する。
・納期が早いオーダーを優先する。これにより、移動元設備において極力早い時期に余力を創出し、この後の負荷累積変化率の平準化での効果を高めることができる。尚、納期が同じオーダーが複数ある場合は、どのオーダーを選択しても良い。
尚、以下で説明する本実施形態に係る生産計画作成方法の処理は、計算機においても同様に、生産計画作成プログラムとしてCPUにより読み出して実行することができる。また、この生産計画作成プログラムは、リムーバブルな記憶媒体に記録しておくことにより、様々な計算機の記憶装置にインストールすることが可能である。
・移動先の候補となる設備において、納期日の変化率の最大値が小さいオーダーを優先する。これにより、負荷移動により発生する移動先での負荷の増加を最小限に抑えることができる。尚、移動先の候補設備が複数ある場合は、納期日での変化率の最大値が最も小さい設備を採用する。
・納期が早いオーダーを優先する。これにより、移動元設備において極力早い時期に余力を創出し、この後の負荷累積変化率の平準化での効果を高めることができる。尚、納期が同じオーダーが複数ある場合は、どのオーダーを選択しても良い。
尚、本ステップは、上述した生産計画作成装置1の負荷移動元オーダー選択部16及び負荷移動情報25に相当する。
品種A:設備1
品種B:設備2
品種C:設備3
この優先割り当ては、例えば、過去の製造実績において、品種毎に最も利用頻度の高い設備を選択することで決定する。
変化率の最大値=2[トン/日]
最大値をとる期間の終了日(m)=n+j=2(4月2日)
として更新する。
Δ1,5=1[トン/日](6日間で6トン)
Δ1,9=9/10[トン/日](10日間で9トン)
Δ1,12=12/13[トン/日](13日間で12トン)
これらは、いずれもj=1のとき最大変化率情報144に更新登録された変化率の最大値=2[トン/日]より小さいため、最大変化率情報144は、
変化率の最大値=2[トン/日]
最大値をとる期間の終了日(m)=2(4月2日)
から更新されない。
[期間1]
期間の開始(n)=1(4月1日)
期間の終了(m)=2(4月2日)
調整後の負荷累積の変化率(Tnm)=2[トン/日]
となる。図10に上記[期間1]の調整後の負荷累積変化率のイメージを示す。4月1日から4月2日にかけて2[トン/日]の生産ペースに平準化された負荷の累積線(太線の直線)が引かれている。この期間では、納期を遵守する場合、これより低いペースで生産すると納期遅れが発生することが分かる。
設備1(図10)の場合、次に、負荷累積の変化率を計算する所定期間の開始日n=3 について、S1505〜S1510の処理が実行される。この過程での累積計算日は、4月6日(j=3)、10日(j=7)、13日(j=10)であり、それぞれの期間の負荷増加率(Δn,j)が以下のように計算される。
Δ3,3=1/2[トン/日](4日間で2トン)
Δ3,7=5/8[トン/日](8日間で5トン)
Δ3,10=8/11[トン/日](11日間で8トン)
これより、最大変化率情報には、j=10(4月13日)で設定された
変化率の最大値=8/11[トン/日]
最大値をとる期間の終了日(m)=n+j=13(4月13日)
がn=3での最終結果として登録され、
[期間2]
期間の開始(n)=3(4月3日)
期間の終了(m)=13(4月13日)
調整後の負荷累積の変化率(Tnm)=8/11[トン/日]
が、新たに調整後の負荷累積変化率に関する情報として負荷累積調整結果24に登録される。図10に上記[期間2]の調整後の負荷累積変化率のイメージを示す。4月3日から4月13日にかけて8/11[トン/日]の生産ペースに平準化された負荷の累積線(太線の直線)が引かれている。
[期間1]
期間の開始(n)=1(4月1日)
期間の終了(m)=2(4月2日)
調整後の負荷累積の変化率(Tnm)=2[トン/日]
[期間2]
期間の開始(n)=3(4月3日)
期間の終了(m)=13(4月13日)
調整後の負荷累積の変化率(Tnm)=8/11[トン/日]
となる。
・移動先の候補となる設備において、納期日の変化率の最大値が小さいオーダーを優先する。これにより、負荷移動により発生する移動先での負荷の増加を最小限に抑えることができる。尚、移動先の候補設備が複数ある場合は、納期日での変化率の最大値が最も小さい設備を採用する。
・納期が早いオーダーを優先する。これにより、移動元設備において極力早い時期に余力を創出し、この後の負荷累積変化率の平準化での効果を高めることができる。尚、納期が同じオーダーが複数ある場合は、どのオーダーを選択しても良い。
本実施例では、設備単位の負荷累積調整結果である図10を参照して、負荷移動元設備及び期間が、設備1の期間:4月1日〜4月2日であり、オーダー1の4トンが割りついている。いずれも納期は4月2日で同じであるため、このうち1トンを移動元オーダーとする。尚、本実施例で対象とする設備では、1トン単位に生産を行うため、移動元オーダーとして移動するオーダーの負荷は1トンとする。
設備2:6/5[トン/日]
設備3:5/4[トン/日]
であるため、変化率の小さい設備2を移動先として決定する。
1回目の移動後の負荷累積の再計算結果(図13と図14の積み上げグラフおよび太点線)に基づいて、負荷累積調整部14で、負荷累積が変化した設備単位(この場合は設備1と設備2)に負荷累積の調整(負荷累積変化率の平準化)を上述と同様に行う(S5)。図13と図14の太直線(平準化後の負荷累積線)が負荷累積調整結果24を示している。図13、図14、および図12を確認すると、1回目の移動により、負荷累積変化率の最大値が、2[トン/日]から3/2[トン/日]に縮小していることが分かる。尚、この時点で、判断部20は、設備間での負荷移動を実行すると判断する(S6:YES)。
次に、1回目の移動後の負荷累積の平準化の結果、設備1の期間:4月1日〜2日の負荷累積の変化率が3/2[トン/日]で最大であることが分かる。したがって、負荷移動元設備及び期間選択部15により、負荷移動元設備及び期間として、設備1の期間:4月1日〜2日が選択される(S7)。次に、負荷移動元オーダー選択部16により、上記の期間内で移動元として、オーダー1の1トン(納期:4月2日)が選択される(S8)。一方、4月2日における負荷累積変化率が最小の設備及び期間は、設備3の期間:4月1日〜8日で、5/4[トン/日]である。したがって、負荷移動先設備選択部17により、オーダー1の1トンの移動先は、設備3の4月2日となる(S9)。
負荷移動部18により、設備1のオーダー1の負荷1トンを設備3の4月2日に移動させた後(S10)、負荷累積計算部13により、設備1と設備3において、負荷の累積を再計算する(S11)。図15〜17の積み上げグラフと太点線に移動後の負荷累積23を示す(図16の設備2は移動前と変化なし)。図15〜17は、設備1〜3について2回目の移動後の負荷累積の再計算結果及び負荷累積調整結果を示す図である。
2回目の移動後の負荷累積の再計算結果(図15〜図17の積み上げグラフおよび太点線)に基づいて、負荷累積調整部14で、負荷累積が変化した設備単位(この場合は設備1と設備2)に負荷累積の調整(負荷累積変化率の平準化)を上述と同様に行う(S5)。図15〜図17の太直線(平準化後の負荷累積線)が負荷累積調整結果24を示している。図15〜図17を確認すると、2回目の移動により、負荷累積変化率の最大値が、3/2[トン/日]から11/8[トン/日]に縮小していることが分かる。
2回目の移動後の負荷累積の平準化の結果、設備3の期間:4月1日〜8日の負荷累積変化率が11/8[トン/日]で最大であることが分かる。したがって、負荷移動元設備及び期間選択部15により、負荷移動元設備及び期間として、設備3の期間:4月1日〜8日が選択される(S7)。次に、負荷移動元オーダー選択部16により、上記の期間内で移動元として、オーダー3の1トン(納期:4月5日)が選択される(S8)。その理由は、この期間に割り付く負荷の中で、設備1または設備2における納期日の負荷累積変化率が小さく、納期日が早いオーダーを選択することによる。ここで、オーダー1は、納期が4月2日であるため、最も負荷累積変化率が小さい移動先が設備1(1[トン/日])であるが、オーダー3、5、7は納期が4月5〜8日であるため、最も負荷累積変化率が小さい移動先は、設備1(8/11[トン/日])である。したがって、変化率が最小のオーダー3、5、7の中で、納期が一番早いオーダー3が選択される。この結果、負荷移動先設備選択部17で移動元として選択された設備3のオーダー3の1トンの移動先は、設備1の4月5日となる(S9)。
負荷移動部18で、設備3のオーダー3の負荷1トンを設備1の4月5日に移動させた後(S10)、負荷累積計算部13で、設備1と設備3において、負荷の累積を再計算する(S11)。図18〜20の積み上げグラフと太点線に移動後の負荷累積23を示す(図19の設備2は移動前と変化なし)。図18〜20は、設備1〜3について3回目の移動後の負荷累積の再計算結果及び負荷累積調整結果を示す図である。
3回目の移動後の負荷累積の再計算結果(図18〜図20の積み上げグラフおよび太点線)に基づいて、負荷累積調整部14が、負荷累積が変化した設備単位(この場合は設備1と設備3)に負荷累積の調整(負荷累積変化率の平準化)を上述と同様に行う(S5)。図18〜図20の太直線(平準化後の負荷累積線)が負荷累積調整結果24を示している。図18〜図20を確認すると、3回目の移動により、負荷累積変化率の最大値が、11/8[トン/日]から13/10[トン/日]に縮小していることが分かる。
・設備1では、全期間に渡って1[トン/日]を生産能力として生産する。その結果、4月1日〜13日まで毎日1トンを均等に生産する負荷の山崩しが行われている。また、どのオーダーも納期遅れは発生していない。
・設備2では、期間2−1(4月1日〜10日)では、11/10[トン/日]を生産能力として、オーダー1、2、6、9の負荷が均等に割り付けられている。また、期間2−2(4月11日〜13日)では、1/3[トン/日]を生産能力として、オーダー11の負荷が均等に割り付けられている。さらに、どのオーダーも納期遅れが発生していない。
・設備3では、期間3−1(4月1日〜10日)では、1[トン/日]を生産能力として、オーダー1、5、7、9の負荷が均等に割り付けられている。また、期間3−2(4月11日〜13日)では、2/3[トン/日]を生産能力として、オーダー12の負荷が均等に割り付けられている。さらに、どのオーダーも納期遅れが発生していない。
・納期に負荷山積みした時の状態(図7〜図9)と比較すると、設備1〜3いずれも負荷が平準化され、納期を遵守する山崩しが行われていることが分かる。
・いずれの設備も標準の設備能力が1トン/日とすると、全オーダーの納期を遵守するためには、設備2のみ4月1日〜10日までの1割増し(1.1倍の)能力向上が必要であることが分かる。
11 初期設備決定部
12 負荷山積み部
13 負荷累積計算部
14 負荷累積調整部
15 負荷移動元設備及び期間選択部
16 負荷移動元オーダー選択部
17 負荷移動先設備選択部
18 負荷移動部
19 負荷山崩し部
20 判断部
21 オーダー情報(オーダー情報記憶部)
22 山積み結果
23 負荷累積
24 負荷累積調整結果
25 負荷移動情報
26 山崩し結果
141 負荷変化率計算部
142 負荷変化率
143 最大変化率更新部
144 最大変化率情報
145 変化率計算開始セグメント決定部
146 変化率計算期間拡張部
147 変化率計算期間
148 調整結果出力部
S1 オーダー情報記憶ステップ
S2 初期設備決定ステップ
S3 負荷山積ステップ
S4 負荷累積計算ステップ
S5 負荷累積調整ステップ
S7 負荷移動元設備及び期間選択ステップ
S8 負荷移動元オーダー選択ステップ
S9 負荷移動先設備選択ステップ
S6〜S10 負荷移動ステップ
S11 負荷山崩しステップ
Claims (18)
- 生産対象である複数のオーダーの負荷を、複数の設備に対して、生産計画の開始から終了までの間において所定幅で区切られた時間軸上の複数のセグメントに割り付けて、生産計画を作成する生産計画作成方法であって、
計算機の演算部により実行される処理が、
前記複数のオーダーの納期、品種、及び負荷をオーダー情報として登録するオーダー情報記憶ステップと、
前記オーダー情報に基づいて、前記各オーダーの負荷を割り付ける設備を暫定的に決定する初期設備決定ステップと、
暫定的に決定された前記設備に対して、前記複数のオーダーの負荷を前記複数のオーダーの納期に対応するセグメントに山積みして、山積み結果として出力する負荷山積みステップと、
前記山積み結果に基づいて、前記設備単位で、前記負荷を山積みしたセグメントを累積計算セグメントとして、各累積計算セグメントに対して当該累積計算セグメントよりも時間軸の過去方向のセグメントにおいて山積みした前記負荷を累積して、負荷累積として出力する負荷累積計算ステップと、
前記設備単位の前記負荷累積に基づいて、設備単位で、生産計画の開始セグメントから終了セグメントまでの間で、所定期間の開始セグメントを固定して、所定期間の幅を変化させつつ、変化率が最大値となる期間とその最大値とを計算する操作を繰り返し、調整後の負荷累積情報として、生産計画の開始セグメントから終了セグメントまでの1つの期間と調整後の負荷累積の変化率、または、生産計画の開始セグメントから終了セグメントまでの間で区切られた複数の期間と調整後の負荷累積の変化率を算出して、前記設備単位の負荷累積調整結果として出力する負荷累積調整ステップと、
登録されていた前記設備単位の前記負荷累積調整結果と出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果に基づいて、前記複数の設備間で負荷の移動を実行するか否かを判断し、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果が改善され、前記複数の設備間で負荷の移動を実行すると判断した際に、負荷移動ステップに進み、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果が改善されず、前記複数の設備間で負荷の移動を実行しないと判断した際に、負荷山崩しステップに進む判断ステップと、
前記設備単位の前記負荷累積調整結果に基づいて選択された負荷を移動させる移動元の設備及び期間に負荷が割り付けられているオーダーの中から、前記オーダー情報に基づいて選択された負荷移動元オーダーについて、予め設定された負荷を、前記設備単位の前記負荷累積調整結果に基づいて選択された負荷を移動させる先の負荷移動先設備の当該オーダーの納期に該当するセグメントに移動させて、山積み結果として更新登録する負荷移動ステップと、
前記設備単位の前記負荷累積調整結果に登録された前記設備毎の期間のそれぞれにおいて、当該期間の負荷累積の変化率を工程の生産能力とみなすことにより、当該期間内に割り付いているオーダーの負荷を再割り当てし、前記設備単位の山崩し結果として出力する負荷山崩しステップと、
を有することを特徴とする生産計画作成方法。
- 前記負荷累積調整ステップが、更に、
所定期間における時間軸の未来方向の負荷累積の単位セグメント当たりの変化率を計算する累積変化率計算ステップと、
前記所定期間の開始セグメントを固定した状態で、前記所定期間の終了セグメントが生産計画の終了セグメントである条件を満たすまで、前記所定期間の幅をセグメント単位で拡張させる変化率計算期間拡張ステップと、
前記累積変化率計算ステップで計算された変化率と、最大変化率情報として登録された変化率の最大値とを比較して、最大変化率情報として登録された変化率の最大値より前記累積変化率計算ステップで計算された変化率の方が大きければ、前記累積変化率計算ステップで計算された変化率と前記所定期間とを、変化率の最大値と最大値をとる期間として、最大変化率情報として更新登録する最大変化率更新ステップと、
前記最大負荷増加率情報として登録されている変化率の最大値と最大値をとる期間を、調整後の負荷累積に関する情報として負荷累積調整結果に登録する調整結果出力ステップと、
前記所定期間の開始セグメントを、生産計画の開始セグメントを初期値として決定し、且つ、前記負荷累積調整結果に登録された期間の終了セグメントが生産計画の終了セグメントになるまで、前記調整後の負荷累積に関する情報として負荷累積調整結果に登録された期間の終了セグメントの次のセグメントに更新して決定する変化率計算開始セグメント決定ステップと、
を有することを特徴とする請求項1に記載の生産計画作成方法。 - 前記変化率計算期間拡張ステップが、
前記所定期間の開始セグメントを固定した状態で、前記所定期間の終了セグメントが生産計画の終了セグメントである条件を満たすまで、前記所定期間の幅を前記累積計算セグメント毎に拡張させることを特徴とする請求項2に記載の生産計画作成方法。 - 前記負荷移動ステップが、更に、
前記複数の設備間で負荷の移動を実行すると判断した際に、
前記設備単位の前記負荷累積調整結果を参照し、負荷累積の変化率が大きい設備及び期間または負荷累積の変化率が設定される期間が早い設備及び期間を、負荷を移動させる負荷移動元設備及び期間として登録する負荷移動元設備及び期間設定ステップと、
前記負荷移動元設備及び期間に負荷が割り付けられているオーダーの中から、前記オーダー情報を参照し、納期が最も早いオーダーを他の設備に負荷を移動させる負荷移動元オーダーとして登録する負荷移動元オーダー選択ステップと、
前記負荷移動元設備及び期間以外の設備において、前記設備単位の前記負荷累積調整結果を参照し、前記負荷移動元オーダーの納期に該当するセグメントでの負荷累積の変化率が最も小さい設備を負荷移動先設備として決定する負荷移動先設備選択ステップと、
を有し、
前記負荷移動元オーダーについて、予め設定された負荷を、前記負荷移動先設備の当該オーダーの納期に該当するセグメントに移動させて、山積み結果として更新登録することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の生産計画作成方法。
- 前記負荷移動ステップが、更に、
前記複数の設備間で負荷の移動を実行すると判断した際に、
前記設備単位の前記負荷累積調整結果を参照し、負荷累積の変化率が大きい設備及び期間または負荷累積の変化率が設定される期間が早い設備及び期間を、負荷を移動させる負荷移動元設備及び期間として登録する負荷移動元設備及び期間設定ステップと、
前記負荷移動元設備及び期間に負荷が割り付けられているオーダーの中から、複数のオーダーを他の設備に負荷を移動させる負荷移動元オーダーとして登録する負荷移動元オーダー選択ステップと、
前記負荷移動元オーダー毎に、前記負荷移動元設備及び期間以外の設備において、前記設備単位の前記負荷累積調整結果を参照し、前記負荷移動元オーダーの納期に該当するセグメントでの負荷累積の変化率が最も小さい設備を負荷移動先設備として決定する負荷移動先設備選択ステップと、
を有し、
前記負荷移動元オーダー毎に決定された前記負荷移動先設備のうち、負荷累積の変化率が最も小さい前記負荷移動先設備に対して、対応する前記負荷移動元オーダーについてのみ、予め設定された負荷を、当該オーダーの納期に該当するセグメントに移動させて、山積み結果として更新登録することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の生産計画作成方法。
- 前記判断ステップは、
登録されていた前記設備単位の前記負荷累積調整結果と出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果を比較して、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果の負荷累積の変化率の最大値が改善されない場合、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果の負荷累積の変化率の分散が小さくならない場合、または、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果の負荷累積の変化率の最大値をとる期間が縮小されない場合に、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果が改善されず、前記複数の設備間で負荷の移動を実行しないと判断することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の生産計画作成方法。 - 生産対象である複数のオーダーの負荷を、複数の設備に対して、生産計画の開始から終了までの間において所定幅で区切られた時間軸上の複数のセグメントに割り付けて、生産計画を作成する生産計画作成プログラムであって、
前記複数のオーダーの納期、品種、及び負荷をオーダー情報として登録するオーダー情報記憶ステップと、
前記オーダー情報に基づいて、前記各オーダーの負荷を割り付ける設備を暫定的に決定する初期設備決定ステップと、
暫定的に決定された前記設備に対して、前記複数のオーダーの負荷を前記複数のオーダーの納期に対応するセグメントに山積みして、山積み結果として出力する負荷山積みステップと、
前記山積み結果に基づいて、前記設備単位で、前記負荷を山積みしたセグメントを累積計算セグメントとして、各累積計算セグメントに対して当該累積計算セグメントよりも時間軸の過去方向のセグメントにおいて山積みした前記負荷を累積して、負荷累積として出力する負荷累積計算ステップと、
前記設備単位の前記負荷累積に基づいて、設備単位で、生産計画の開始セグメントから終了セグメントまでの間で、所定期間の開始セグメントを固定して、所定期間の幅を変化させつつ、変化率が最大値となる期間とその最大値とを計算する操作を繰り返し、調整後の負荷累積情報として、生産計画の開始セグメントから終了セグメントまでの1つの期間と調整後の負荷累積の変化率、または、生産計画の開始セグメントから終了セグメントまでの間で区切られた複数の期間と調整後の負荷累積の変化率を算出して、前記設備単位の負荷累積調整結果として出力する負荷累積調整ステップと、
登録されていた前記設備単位の前記負荷累積調整結果と出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果に基づいて、前記複数の設備間で負荷の移動を実行するか否かを判断し、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果が改善され、前記複数の設備間で負荷の移動を実行すると判断した際に、負荷移動ステップに進み、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果が改善されず、前記複数の設備間で負荷の移動を実行しないと判断した際に、負荷山崩しステップに進む判断ステップと、
前記設備単位の前記負荷累積調整結果に基づいて選択された負荷を移動させる移動元の設備及び期間に負荷が割り付けられているオーダーの中から、前記オーダー情報に基づいて選択された負荷移動元オーダーについて、予め設定された負荷を、前記設備単位の前記負荷累積調整結果に基づいて選択された負荷を移動させる先の負荷移動先設備の当該オーダーの納期に該当するセグメントに移動させて、山積み結果として更新登録する負荷移動ステップと、
前記設備単位の前記負荷累積調整結果に登録された前記設備毎の期間のそれぞれにおいて、当該期間の負荷累積の変化率を工程の生産能力とみなすことにより、当該期間内に割り付いているオーダーの負荷を再割り当てし、前記設備単位の山崩し結果として出力する負荷山崩しステップと、
を有し、計算機において演算部により読み出して各ステップの処理を実行させることを特徴とする生産計画作成プログラム。
- 前記負荷累積調整ステップが、更に、
所定期間における時間軸の未来方向の負荷累積の単位セグメント当たりの変化率を計算する累積変化率計算ステップと、
前記所定期間の開始セグメントを固定した状態で、前記所定期間の終了セグメントが生産計画の終了セグメントである条件を満たすまで、前記所定期間の幅をセグメント単位で拡張させる変化率計算期間拡張ステップと、
前記累積変化率計算ステップで計算された変化率と、最大変化率情報として登録された変化率の最大値とを比較して、最大変化率情報として登録された変化率の最大値より前記累積変化率計算ステップで計算された変化率の方が大きければ、前記累積変化率計算ステップで計算された変化率と前記所定期間とを、変化率の最大値と最大値をとる期間として、最大変化率情報として更新登録する最大変化率更新ステップと、
前記最大負荷増加率情報として登録されている変化率の最大値と最大値をとる期間を、調整後の負荷累積に関する情報として負荷累積調整結果に登録する調整結果出力ステップと、
前記所定期間の開始セグメントを、生産計画の開始セグメントを初期値として決定し、且つ、前記負荷累積調整結果に登録された期間の終了セグメントが生産計画の終了セグメントになるまで、前記調整後の負荷累積に関する情報として負荷累積調整結果に登録された期間の終了セグメントの次のセグメントに更新して決定する変化率計算開始セグメント決定ステップと、
を有することを特徴とする請求項7に記載の生産計画作成プログラム。 - 前記変化率計算期間拡張ステップが、
前記所定期間の開始セグメントを固定した状態で、前記所定期間の終了セグメントが生産計画の終了セグメントである条件を満たすまで、前記所定期間の幅を前記累積計算セグメント毎に拡張させることを特徴とする請求項8に記載の生産計画作成プログラム。 - 前記負荷移動ステップが、更に、
前記複数の設備間で負荷の移動を実行すると判断した際に、
前記設備単位の前記負荷累積調整結果を参照し、負荷累積の変化率が大きい設備及び期間または負荷累積の変化率が設定される期間が早い設備及び期間を、負荷を移動させる負荷移動元設備及び期間として登録する負荷移動元設備及び期間設定ステップと、
前記負荷移動元設備及び期間に負荷が割り付けられているオーダーの中から、前記オーダー情報を参照し、納期が最も早いオーダーを他の設備に負荷を移動させる負荷移動元オーダーとして登録する負荷移動元オーダー選択ステップと、
前記負荷移動元設備及び期間以外の設備において、前記設備単位の前記負荷累積調整結果を参照し、前記負荷移動元オーダーの納期に該当するセグメントでの負荷累積の変化率が最も小さい設備を負荷移動先設備として決定する負荷移動先設備選択ステップと、
を有し、
前記負荷移動元オーダーについて、予め設定された負荷を、前記負荷移動先設備の当該オーダーの納期に該当するセグメントに移動させて、山積み結果として更新登録することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の生産計画作成プログラム。
- 前記負荷移動ステップが、更に、
前記複数の設備間で負荷の移動を実行すると判断した際に、
前記設備単位の前記負荷累積調整結果を参照し、負荷累積の変化率が大きい設備及び期間または負荷累積の変化率が設定される期間が早い設備及び期間を、負荷を移動させる負荷移動元設備及び期間として登録する負荷移動元設備及び期間設定ステップと、
前記負荷移動元設備及び期間に負荷が割り付けられているオーダーの中から、複数のオーダーを他の設備に負荷を移動させる負荷移動元オーダーとして登録する負荷移動元オーダー選択ステップと、
前記負荷移動元オーダー毎に、前記負荷移動元設備及び期間以外の設備において、前記設備単位の前記負荷累積調整結果を参照し、前記負荷移動元オーダーの納期に該当するセグメントでの負荷累積の変化率が最も小さい設備を負荷移動先設備として決定する負荷移動先設備選択ステップと、
を有し、
前記負荷移動元オーダー毎に決定された前記負荷移動先設備のうち、負荷累積の変化率が最も小さい前記負荷移動先設備に対して、対応する前記負荷移動元オーダーについてのみ、予め設定された負荷を、当該オーダーの納期に該当するセグメントに移動させて、山積み結果として更新登録することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の生産計画作成プログラム。
- 前記判断ステップは、
登録されていた前記設備単位の前記負荷累積調整結果と出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果を比較して、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果の負荷累積の変化率の最大値が改善されない場合、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果の負荷累積の変化率の分散が小さくならない場合、または、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果の負荷累積の変化率の最大値をとる期間が縮小されない場合に、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果が改善されず、前記複数の設備間で負荷の移動を実行しないと判断することを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項に記載の生産計画作成プログラム。 - 計算機の演算部を用いて、生産対象である複数のオーダーの負荷を、複数の設備に対して、生産計画の開始から終了までの間において所定幅で区切られた時間軸上の複数のセグメントに割り付けて、生産計画を作成する生産計画装置であって、
前記複数のオーダーの納期、品種、及び負荷をオーダー情報として登録するオーダー情報記憶部と、
前記オーダー情報に基づいて、前記各オーダーの負荷を割り付ける設備を暫定的に決定する初期設備決定部と、
暫定的に決定された前記設備に対して、前記複数のオーダーの負荷を前記複数のオーダーの納期に対応するセグメントに山積みして、山積み結果として出力する負荷山積み部と、
前記山積み結果に基づいて、前記設備単位で、前記負荷を山積みしたセグメントを累積計算セグメントとして、各累積計算セグメントに対して当該累積計算セグメントよりも時間軸の過去方向のセグメントにおいて山積みした前記負荷を累積して、負荷累積として出力する負荷累積計算部と、
前記設備単位の前記負荷累積に基づいて、設備単位で、生産計画の開始セグメントから終了セグメントまでの間で、所定期間の開始セグメントを固定して、所定期間の幅を変化させつつ、変化率が最大値となる期間とその最大値とを計算する操作を繰り返し、調整後の負荷累積情報として、生産計画の開始セグメントから終了セグメントまでの1つの期間と調整後の負荷累積の変化率、または、生産計画の開始セグメントから終了セグメントまでの間で区切られた複数の期間と調整後の負荷累積の変化率を算出して、前記設備単位の負荷累積調整結果として出力する負荷累積調整部と、
登録されていた前記設備単位の前記負荷累積調整結果と出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果に基づいて、前記複数の設備間で負荷の移動を実行するか否かを判断し、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果が改善され、前記複数の設備間で負荷の移動を実行すると判断した際に、負荷移動部に前記設備単位の前記負荷累積調整結果を出力し、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果が改善されず、前記複数の設備間で負荷の移動を実行しないと判断した際に、負荷山崩し部に前記設備単位の前記負荷累積調整結果を出力する判断部と、
前記設備単位の前記負荷累積調整結果に基づいて選択された負荷を移動させる移動元の設備及び期間に負荷が割り付けられているオーダーの中から、前記オーダー情報に基づいて選択された負荷移動元オーダーについて、予め設定された負荷を、前記設備単位の前記負荷累積調整結果に基づいて選択された負荷を移動させる先の負荷移動先設備の当該オーダーの納期に該当するセグメントに移動させて、山積み結果として更新登録する負荷移動部と、
前記設備単位の前記負荷累積調整結果に登録された前記設備毎の期間のそれぞれにおいて、当該期間の負荷累積の変化率を工程の生産能力とみなすことにより、当該期間内に割り付いているオーダーの負荷を再割り当てし、前記設備単位の山崩し結果として出力する負荷山崩し部と、
を有することを特徴とする生産計画作成装置。
- 前記負荷累積調整部が、更に、
所定期間における時間軸の未来方向の負荷累積の単位セグメント当たりの変化率を計算する累積変化率計算部と、
前記所定期間の開始セグメントを固定した状態で、前記所定期間の終了セグメントが生産計画の終了セグメントである条件を満たすまで、前記所定期間の幅をセグメント単位で拡張させる変化率計算期間拡張部と、
前記累積変化率計算部で計算された変化率と、最大変化率情報として登録された変化率の最大値とを比較して、最大変化率情報として登録された変化率の最大値より前記累積変化率計算部で計算された変化率の方が大きければ、前記累積変化率計算部で計算された変化率と前記所定期間とを、変化率の最大値と最大値をとる期間として、最大変化率情報として更新登録する最大変化率更新部と、
前記最大負荷増加率情報として登録されている変化率の最大値と最大値をとる期間を、調整後の負荷累積に関する情報として負荷累積調整結果に登録する調整結果出力部と、
前記所定期間の開始セグメントを、生産計画の開始セグメントを初期値として決定し、且つ、前記負荷累積調整結果に登録された期間の終了セグメントが生産計画の終了セグメントになるまで、前記調整後の負荷累積に関する情報として負荷累積調整結果に登録された期間の終了セグメントの次のセグメントに更新して決定する変化率計算開始セグメント決定部と、
を有することを特徴とする請求項13に記載の生産計画作成装置。 - 前記変化率計算期間拡張部が、
前記所定期間の開始セグメントを固定した状態で、前記所定期間の終了セグメントが生産計画の終了セグメントである条件を満たすまで、前記所定期間の幅を前記累積計算セグメント毎に拡張させることを特徴とする請求項14に記載の生産計画作成装置。 - 前記負荷移動部、更に、
前記複数の設備間で負荷の移動を実行すると判断した際に、
前記設備単位の前記負荷累積調整結果を参照し、負荷累積の変化率が大きい設備及び期間または負荷累積の変化率が設定される期間が早い設備及び期間を、負荷を移動させる負荷移動元設備及び期間として登録する負荷移動元設備及び期間設定部と、
前記負荷移動元設備及び期間に負荷が割り付けられているオーダーの中から、前記オーダー情報を参照し、納期が最も早いオーダーを他の設備に負荷を移動させる負荷移動元オーダーとして登録する負荷移動元オーダー選択部と、
前記負荷移動元設備及び期間以外の設備において、前記設備単位の前記負荷累積調整結果を参照し、前記負荷移動元オーダーの納期に該当するセグメントでの負荷累積の変化率が最も小さい設備を負荷移動先設備として決定する負荷移動先設備選択部と、
を有し、
前記負荷移動元オーダーについて、予め設定された負荷を、前記負荷移動先設備の当該オーダーの納期に該当するセグメントに移動させて、山積み結果として更新登録することを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載の生産計画作成装置。
- 前記負荷移動部が、更に、
前記複数の設備間で負荷の移動を実行すると判断した際に、
前記設備単位の前記負荷累積調整結果を参照し、負荷累積の変化率が大きい設備及び期間または負荷累積の変化率が設定される期間が早い設備及び期間を、負荷を移動させる負荷移動元設備及び期間として登録する負荷移動元設備及び期間設定部と、
前記負荷移動元設備及び期間に負荷が割り付けられているオーダーの中から、複数のオーダーを他の設備に負荷を移動させる負荷移動元オーダーとして登録する負荷移動元オーダー選択部と、
前記負荷移動元オーダー毎に、前記負荷移動元設備及び期間以外の設備において、前記設備単位の前記負荷累積調整結果を参照し、前記負荷移動元オーダーの納期に該当するセグメントでの負荷累積の変化率が最も小さい設備を負荷移動先設備として決定する負荷移動先設備選択部と、
を有し、
前記負荷移動元オーダー毎に決定された前記負荷移動先設備のうち、負荷累積の変化率が最も小さい前記負荷移動先設備に対して、対応する前記負荷移動元オーダーについてのみ、予め設定された負荷を、当該オーダーの納期に該当するセグメントに移動させて、山積み結果として更新登録することを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載の生産計画作成装置。
- 前記判断部は、
登録されていた前記設備単位の前記負荷累積調整結果と出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果を比較して、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果の負荷累積の変化率の最大値が改善されない場合、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果の負荷累積の変化率の分散が小さくならない場合、または、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果の負荷累積の変化率の最大値をとる期間が縮小されない場合に、出力された前記設備単位の前記負荷累積調整結果が改善されず、前記複数の設備間で負荷の移動を実行しないと判断することを特徴とする請求項13〜17のいずれか一項に記載の生産計画作成装置。
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