JP2010049521A - 並列型バッチ処理用スケジュール作成装置および該方法 - Google Patents

並列型バッチ処理用スケジュール作成装置および該方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、複数のバッチ設備において、異なる容量制約のバッチ設備が含まれる場合でも、スケジュールを修正することができる並列型バッチ処理用スケジュール作成装置および並列型バッチ処理用スケジュール作成方法を提供する。
【解決手段】本発明にかかる、並列型バッチ処理用スケジュール作成装置および該作成方法では、チャージを処理するバッチ設備を変更することによってスケジュールを修正する場合に、修正元のチャージに含まれるワーク数、および、修正先のバッチ設備における容量制約に基づいて、修正元のチャージに対し修正先での処理工程についてのスケジュールが再作成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、いわゆる並列バッチ処理によって複数のワークから成るチャージを処理する場合に、各チャージの処理工程についてのスケジュールを作成する並列型バッチ処理用スケジュール作成装置および並列型バッチ処理用スケジュール作成方法に関し、特に、作成済みのスケジュールを修正することができる並列型バッチ処理用スケジュール作成装置および並列型バッチ処理用スケジュール作成方法に関する。
通常、生産設備におけるスケジュール管理は、いわゆるガントチャートを用いて行われている。このガントチャートは、時間を横軸に取るとともに複数の設備を縦軸に取り、複数の処理における各処理工程を、各設備での1回の処理(作業)単位ごとに、処理の開始時刻から終了時刻までの時間幅に対応する長方形枠(ジョブ枠)で表したタイルを、ディスプレイ上に描画したものである。スケジュールは、様々な要因によって変更されることがあり、この場合に、オペレータは、ガントチャートにおける複数のタイルのうち、変更を要するタイルを入力手段で指定し、そのタイルをガントチャート上で時間軸方向や設備軸方向に移動させることによって、スケジュールの変更を行っている。
例えば、特許文献1に開示のスケジュール作成システムは、複数の注文と当該注文の製品を製造するのに必要な工程との組み合わせであるタスクを、制約条件を守りつつ、処理することが可能な資源に割り付けて、スケジュールを作成する生産スケジューリング作成システムであって、前記資源毎に、複数の前記タスクをロットとしてまとめて処理する条件を登録するロット条件登録手段と、タスク単位のスケジュールに対して、前記条件が同じタスクをロットとしてまとめて、ロット単位のスケジュールに変換するロット変換手段と、前記ロット単位のスケジュールを表示するスケジュール結果表示手段とを備えている。
また、生産設備には、複数のワークに対し同時に同種の処理を行うバッチ設備があり、このバッチ設備において、同時に同種の処理が行われる前記複数のワークのまとまりは、チャージと呼ばれる。
前記特許文献1に開示のスケジュール作成システムにおいて、1つのロットを1つのチャージと考えることで、前記特許文献1に開示のスケジュール作成システムをバッチ設備のバッチ処理に適用可能である。なお、前記特許文献1では、ロットは、一個流しの設備で連続して同種の処理を行うワークの集団をいう。
特開2005−190241号公報
ところで、前記特許文献1に開示のスケジュール作成システムを並列型バッチ処理に適用する場合に、以下の不都合が生じる。
複数のバッチ設備において、1つのチャージで処理可能な最大ワーク数である容量制約の異なるバッチ設備が含まれる場合に、スケジュールの修正に対応することができない。例えば、容量の大きいバッチ設備から容量の小さいバッチ設備へチャージが移動される場合に、移動後のチャージがバッチ設備の容量の上限を超えてしまう。また例えば、容量の小さいバッチ設備から容量の大きいバッチ設備へ複数のチャージが移動される場合に、移動後のチャージがバッチ設備の容量を下回り、各バッチ設備に容量の空きが生じる結果、生産性を低下させてしまう。前記特許文献1に開示のスケジュール作成システムは、このようなケースを想定しておらず、考慮されていない。
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、複数のバッチ設備において、異なる容量制約のバッチ設備が含まれる場合でも、スケジュールを修正することができる並列型バッチ処理用スケジュール作成装置および並列型バッチ処理用スケジュール作成方法を提供することである。
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。すなわち、本発明に係る一態様では、複数のワークに対し同時に同種の処理を行うバッチ設備を複数用いて、前記複数のワークから成るチャージを複数処理する場合に、前記複数のチャージの処理工程についてのスケジュールを作成する並列型バッチ処理用スケジュール作成装置において、前記複数のチャージのそれぞれについて、チャージを特定し識別するためのチャージ識別子、バッチ設備を特定し識別するための識別子であってチャージを処理するバッチ設備のバッチ設備識別子、チャージに含まれるワーク数、ならびに、チャージの開始時刻および終了時刻に関する開始終了情報を記憶するスケジュールデータ記憶部と、前記複数のバッチ設備のそれぞれについて、1つのチャージで処理可能な最大ワーク数である容量制約を記憶するマスタデータ記憶部と、チャージを処理するバッチ設備を変更することによってスケジュールを修正する場合に、修正元のチャージのチャージ識別子、前記修正先のバッチ設備のバッチ設備識別子および前記修正先のバッチ設備における処理工程の順番を受け付ける受付部と、前記受付部で受け付けた修正元のチャージのチャージ識別子に基づいて前記スケジュールデータ記憶部から前記修正元のチャージに含まれるワーク数を取り出し、前記修正先のバッチ設備のバッチ設備識別子に基づいて前記マスタデータ記憶部から前記修正先のバッチ設備における容量制約を取り出し、これら取り出したワーク数および容量制約ならびに前記受付部で受け付けた前記処理工程の順番に基づいて、前記修正元のチャージに対し前記修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成するスケジュール再作成部とを備えることを特徴とする。そして、本発明に係る他の一態様では、複数のワークに対し同時に同種の処理を行うバッチ設備を複数用いて、前記複数のワークから成るチャージを複数処理する場合に、前記複数のチャージの処理工程についてのスケジュールを作成する並列型バッチ処理用スケジュール作成方法において、チャージを処理するバッチ設備を変更することによってスケジュールを修正する場合に、修正元のチャージに対応するチャージを特定し識別するためのチャージ識別子、修正先のバッチ設備に対応するバッチ設備を特定し識別するためのバッチ設備識別子および前記修正先のバッチ設備における処理工程の順番を受け付ける受付ステップと、前記複数のチャージのそれぞれについて、チャージ識別子、バッチ設備識別子、チャージに含まれるワーク数、ならびに、チャージの開始時刻および終了時刻に関する開始終了情報を記憶するスケジュールデータ記憶部から、前記受付ステップで受け付けた修正元のチャージのチャージ識別子に基づいて前記修正元のチャージに含まれるワーク数を取り出すワーク数取出工程と、前記複数のバッチ設備のそれぞれについて、1つのチャージで処理可能な最大ワーク数である容量制約を記憶するマスタデータ記憶部から、前記受付ステップで受け付けた前記修正先のバッチ設備のバッチ設備識別子に基づいて前記修正先のバッチ設備における容量制約を取り出す容量制約取出ステップと、これら取り出したワーク数および容量制約ならびに前記受付工程で受け付けた前記処理工程の順番に基づいて、前記修正元のチャージに対し前記修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成するスケジュール再作成ステップとを備えることを特徴とする。
このような構成の並列型バッチ処理用スケジュール作成装置および並列型バッチ処理用スケジュール作成方法では、チャージを処理するバッチ設備を変更することによってスケジュールを修正する場合に、修正元のチャージに含まれるワーク数、および、修正先のバッチ設備における容量制約に基づいて、修正元のチャージに対し修正先での処理工程についてのスケジュールが再作成される。このため、複数のバッチ設備において、異なる容量制約のバッチ設備が含まれる場合でも、スケジュールを修正することができる。
なお、チャージの開始時刻および終了時刻に関する開始終了情報は、前記チャージの処理工程が実行される時点を特定するための情報であり、例えば、チャージの開始時刻および終了時刻や、チャージの開始時刻およびその処理時間や、チャージの終了時刻およびその処理時間等である。
また、上述の並列型バッチ処理用スケジュール作成装置において、前記スケジュール再作成部は、前記修正先のバッチ設備における容量制約を越えない範囲で、修正先でのチャージ数が最小となるように、前記修正元のチャージに対し前記修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成することを特徴とする。
この構成によれば、前記修正先のバッチ設備における容量制約を越えない範囲で、修正先でのチャージ数が最小となるように、前記修正元のチャージに対し前記修正先での処理工程についてのスケジュールが再作成される。このため、再作成されたスケジュールにおいて、例えば、容量の大きいバッチ設備から容量の小さいバッチ設備へチャージが移動される場合に、移動後(修正後)のチャージがバッチ設備の容量制約の上限を超えてしまうことがなく、また例えば、容量の小さいバッチ設備から容量の大きいバッチ設備へ複数のチャージが移動される場合に、生産性の低下が抑制される。
また、上述の並列型バッチ処理用スケジュール作成装置において、前記スケジュールデータ記憶部に記憶されている前記チャージの前記チャージ識別子、前記バッチ設備識別子および前記開始終了情報に基づいて、前記複数のチャージの処理工程を枠で表すガントチャートを作成し、この作成したガントチャートを表示手段に表示させるガントチャート作成部をさらに備え、前記受付部は、前記表示手段に表示されたガントチャート上で、前記修正元のチャージの処理工程に対応する枠を指定するとともに、前記修正先を指定すべく時間軸方向への移動を指示する移動操作部と、前記移動操作部で指定された枠に対応するチャージのチャージ識別子、ならびに、前記移動操作部で指示された時間軸方向への移動先に対応するバッチ設備のバッチ設備識別子およびそのバッチ設備における処理工程の順番を取得するチャージ移動情報取得部とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、ガントチャート上でスケジュールの修正(変更)ができ、オペレータにとって視覚的に簡易にスケジュールの修正が可能となる。
また、上述の並列型バッチ処理用スケジュール作成装置において、前記ワークには、複数の品種が含まれ、前記複数のバッチ設備のそれぞれは、前記複数の品種を処理可能であり、前記スケジュール再作成部は、前記修正元のチャージが複数であって2以上の品種が含まれている場合に、前記2以上の品種のそれぞれについて、前記修正元の複数のチャージに対し前記修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成することを特徴とする。
この構成によれば、ワークに複数の品種が含まれる場合でも、スケジュールの再作成が可能となる。
また、上述の並列型バッチ処理用スケジュール作成装置において、前記ワークには、複数の品種が含まれ、前記複数のバッチ設備のそれぞれは、前記複数の品種を処理可能であり、前記マスタデータ記憶部は、1つのバッチ設備が前記複数の品種のうちの一の品種を処理した後に前記一の品種とは異なる他の品種を処理する場合に要するコストに関する品種替えマスタデータを記憶し、前記スケジュール再作成部は、前記修正元のチャージが複数であって2以上の品種が含まれている場合に、前記マスタデータ記憶部に記憶されている品種替えマスタデータを用いることによって最小のコストとなるように、前記修正元の複数のチャージに対し前記修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成することを特徴とする。
この構成によれば、ワークに複数の品種が含まれる場合に、最小のコストでスケジュールの再作成が可能となる。なお、コストには、費用、手間および時間のうちの少なくとも1つが含まれる。
本発明にかかる並列型バッチ処理用スケジュール作成装置および並列型バッチ処理用スケジュール作成方法は、複数のバッチ設備において、異なる容量制約のバッチ設備が含まれる場合でも、スケジュールを修正することができる。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。また、本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
(実施形態の構成)
図1は、実施形態における並列型バッチ処理用スケジュール作成システムの構成を示すブロック図である。
図1において、並列型バッチ処理用スケジュール作成システム(以下、「スケジュール作成システム」と略記する。)Sは、複数のワークに対し同時に同種の処理を行うバッチ設備を複数用いて、前記複数のワークから成るチャージを複数処理する場合に、前記複数のチャージの処理工程についてのスケジュールを作成するシステムであって、例えば、初期スケジュール作成部1と、スケジュールデータ記憶部2と、マスタデータ記憶部3と、基礎データ用入出力インターフェース部4と、情報処理部5と、操作情報入力インタフェース部6と、表示用出力インタフェース部7と、移動操作部8と、表示装置9とを備えて構成される。
初期スケジュール作成部1は、初期計画の処理スケジュールを作成する装置である。初期計画の処理スケジュールの作成方法は、公知の常套手段で行われる。
スケジュールデータ記憶部2は、複数のチャージの処理工程についてのスケジュールを記憶する装置であり、例えば、書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)や、ハードディスク装置等である。より具体的には、スケジュールデータ記憶部2は、複数のチャージのそれぞれについて、チャージを特定し識別するためのチャージ識別子(チャージID)、バッチ設備を特定し識別するための識別子であって前記チャージを処理するバッチ設備のバッチ設備識別子(バッチID)、前記チャージに含まれるワーク数、前記チャージに含まれるワークの品種、ならびに、前記チャージの開始時刻および終了時刻に関する開始終了情報を記憶する。初期状態では、初期スケジュール作成部1によって作成された初期計画のスケジュールがスケジュール記憶部2に記憶され、この初期計画のスケジュールがスケジュール再作成部52で修正され、再作成されると、スケジュール再作成部52によって作成された修正(再作成)済みのスケジュールがスケジュール記憶部2に記憶される。
マスタデータ記憶部3は、マスタデータを記憶する装置であり、例えば、書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROMや、ハードディスク装置等である。より具体的には、マスタデータ記憶部3は、複数のバッチ設備のそれぞれについて、1つ(1回)のチャージで処理可能な最大ワーク数である容量制約や、品種別の1つのチャージに必要な処理時間等を記憶する。
基礎データ用入出力インタフェース部4は、スケジュールデータ記憶部2およびマスタデータ記憶部3と情報処理部5との間で、相互に信号を交換するためのインタフェース回路である。基礎データ用入出力インタフェース部4は、ソフトウェア(プログラム)および/またはハードウェアインタフェースで構成されて成る。
移動操作部8は、表示手段としての表示装置9に表示されたガントチャート上で、修正元のチャージの処理工程に対応する枠を指定するとともに、修正先を指定すべく時間軸方向への移動を指示するための入力装置であり、例えば、キーボードやマウス等である。ガントチャートは、時間を横軸に、複数のバッチ設備を縦軸に取り、各チャージの各処理工程を、各バッチ設備において、チャージ単位ごとに、そのチャージの開始時刻から終了時刻までの時間幅に対応する枠で表したタイル(ジョブ枠)で表現したものである。タイルは、通常、長方形であり、この長方形の横幅が前記時間幅に対応している。
操作情報入力インタフェース部6は、移動操作部8と情報処理部5における後述のチャージ移動情報取得部51との間で、相互に信号を交換するためのインタフェース回路である。操作情報入力インタフェース部6は、ソフトウェア(プログラム)および/またはハードウェアインタフェースで構成されて成る。
表示用出力インタフェース部7は、情報処理部5における後述のガントチャート作成部54と表示装置9との間で、ガントチャート作成部54で作成されたガントチャートを表示装置9へ表示するために、相互に信号を交換するためのインタフェース回路である。表示用出力インタフェース部7は、ソフトウェア(プログラム)および/またはハードウェアインタフェースで構成されて成る。
表示装置9は、情報処理部5で作成されたスケジュールをガントチャートとして表示するための出力装置であり、例えばCRTディスプレイ、LCD、有機ELディスプレイおよびプラズマディスプレイ等の表示装置やプリンタ等の印刷装置等である。
情報処理部5は、例えば、マイクロプロセッサおよびその周辺回路等を備えて構成され、機能的に、チャージ移動情報取得部51と、スケジュール再作成部52と、スケジュールデータ更新部53と、ガントチャート作成部54とを備えている。
チャージ移動情報取得部51は、操作情報入力インタフェース部6を介して、移動操作部8によって指定された枠に対応するチャージのチャージ識別子、ならびに、移動操作部8で指示された時間軸方向への移動先に対応するバッチ設備のバッチ設備識別子およびそのバッチ設備における処理工程の順番を取得するものである。
本実施形態では、移動操作部8およびチャージ移動情報取得部51を備えて、チャージを処理するバッチ設備を変更することによってスケジュールを修正する場合に、修正元のチャージのチャージ識別子、修正先のバッチ設備のバッチ設備識別子および前記修正先のバッチ設備における処理工程の順番を受け付ける受付部の一例が構成されている。
スケジュール再作成部52は、移動操作部8およびチャージ移動情報取得部51で受け付けた修正元のチャージのチャージ識別子に基づいてスケジュールデータ記憶部2から修正元のチャージに含まれるワーク数を取り出し、移動操作部8およびチャージ移動情報取得部51で受け付けた修正先のバッチ設備のバッチ設備識別子に基づいてマスタデータ記憶部3から前記修正先のバッチ設備における容量制約を取り出し、これら取り出したワーク数および容量制約ならびに移動操作部8およびチャージ移動情報取得部51で受け付けた処理工程の順番に基づいて、修正元のチャージに対し修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成するものである。本実施形態では、スケジュール再作成部52は、修正先のバッチ設備における容量制約を越えない範囲で、修正先でのチャージ数が最小となるように、修正元のチャージに対し修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成するものである。また、本実施形態では、ワークには、複数の品種が含まれていてもよく、複数のバッチ設備のそれぞれは、前記複数の品種を処理可能であり、そして、スケジュール再作成部52は、修正元のチャージが複数であって2以上の品種が含まれている場合に、前記2以上の品種のそれぞれについて、修正元の複数のチャージに対し修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成するものである。スケジュール再作成部52は、機能的に、例えば、チャージ数決定部521と、チャージサイズ決定部522と、チャージ順序決定部523と、スケジュール修正部524とを備えて構成されている。
チャージ数決定部521は、修正元のチャージに含まれるワーク数および修正先のバッチ設備における容量制約に基づいて、修正先のバッチ設備におけるチャージ数を求めるものである。
チャージサイズ決定部522は、前記チャージ数決定部521で求められた各チャージに対し、そのチャージサイズを求めるものである。チャージサイズは、1回のチャージで処理されるワーク数である。すなわち、チャージサイズ決定部522は、前記チャージ数決定部521で求められた各チャージに含めるワーク数を求めるものである。
チャージ順序決定部523は、前記チャージ数決定部521で求められた各チャージに対し、その処理工程の順序(順番)を求めるものである。
スケジュール修正部524は、チャージ数決定部521、チャージサイズ決定部522およびチャージ順序決定部523の各演算結果に基づいて、スケジュールを再作成し、スケジュールを修正するものである。
スケジュールデータ更新部53は、スケジュール再作成部52で修正され、再作成されたスケジュールのデータを、基礎データ用入出力インタフェース部4を介して、スケジュールデータ記憶部2へ格納するものである。
ガントチャート作成部54は、スケジュールデータ記憶部2に記憶されているスケジュールのデータを基礎データ用入出力インタフェース部4を介して取得し、この取得したスケジュールのデータに基づいていわゆるガントチャートを作成するものである。より具体的には、ガントチャート作成部54は、スケジュールデータ記憶部2に記憶されている複数のチャージのそれぞれにおけるチャージ識別子、バッチ設備識別子および開始終了情報に基づいて、複数のチャージの処理工程を枠で表すガントチャートを作成し、この作成したガントチャートを表示手段に表示させるものである。
このような構成の並列型バッチ処理用スケジュール作成システムSでは、並列型バッチ処理用スケジュール作成装置(以下、「スケジュール作成装置」と略記する。)は、情報処理部5、操作情報入力インタフェース部6、表示用出力インタフェース部7、移動操作部8および表示装置9を備えて構成される。
次に、本実施形態の動作について説明する。
(実施形態の動作)
図2は、並列型バッチ処理用スケジュール作成装置の動作を示すフローチャートである。なお、以下に説明する本実施形態におけるスケジュール作成方法の処理は、コンピュータにおいても同様に、プログラムとしてCPU(Central Processing Unit)によって読み出して実行することができる。また、このプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)およびDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録しておくことによって、コンピュータに供給することができる。
まず、図2に示す処理の実行前に、初期スケジュールが公知の作成方法を用いて初期スケジュール作成部1によって作成され、この作成された初期スケジュールのデータがスケジュールデータ記憶部2に記憶されるとともに、図2に示す処理の実行に必要なデータがマスタデータ記憶部3に記憶されているものとする。
図2において、情報処理部5のガントチャート作成部54は、基礎データ用入出力インタフェース部4を介して、スケジュールデータ記憶部2およびマスタデータ記憶部3からスケジュールのデータを読み込み、この読み込んだスケジュールのデータに基づいてガントチャートを作成し、この作成したガントチャートを表示用出力インタフェース部7を介して表示装置9に表示する(S11)。スケジュールのデータは、最初のスケジュール修正では、初期スケジュールのデータであり、スケジュール修正が過去にあった場合には、修正後のスケジュール(修正スケジュール)のデータである。このスケジュールのデータは、ガントチャートを作成および修正するために必要な諸データであり、例えば、(1)バッチ設備ごとの各チャージのチャージ識別子、(2)チャージの開始時刻および終了時刻、(3)チャージごとのワーク数、(4)チャージごとのワークの品種、(5)バッチ設備ごとの容量制約、および、(6)バッチ設備ごとであって製造品種ごとの1回のチャージに必要な処理時間等である。
オペレータは、表示装置9に表示されたガントチャートを参照し、移動操作部8を用いてガントチャートとして表示されたスケジュールを修正する。例えば、オペレータは、修正したいタイルを移動操作部8で指定するとともに、修正先を移動操作部8で指定する。より具体的には、例えば、オペレータは、修正したいタイルをマウスで左クリックすることで指定するとともに、修正先へマウスの左クリックしながらドラッグして修正先で前記左クリックを解除することで修正先を指定する。なお、タイルは、1または複数の指定が可能とされている。このように本実施形態では、ガントチャート上でスケジュールの修正(変更)ができ、オペレータにとって視覚的に簡易にスケジュールの修正が可能となっている。
このようにオペレータによって修正指示が入力されると、情報処理部5のチャージ移動情報取得部51は、操作情報入力インタフェース部6を介してチャージ移動情報を取得し、この取得したチャージ移動情報を情報処理部5のスケジュール再作成部52へ通知する(S12)。チャージ移動情報は、(1)修正すべく指定されたチャージのチャージ識別子(チャージID、例えば本実施形態ではチャージ番号)(修正元(移動元)のチャージのチャージ識別子)、(2)修正元のバッチ設備のバッチ設備識別子(バッチ設備ID、例えば本実施形態ではバッチ設備番号)(移動元のバッチ設備のバッチ設備識別子)、(3)修正先のバッチ設備のバッチ設備識別子(移動先のバッチ設備のバッチ設備識別子)、および、(4)修正先における処理順序(処理の順番)である。
次に、スケジュール再作成部52は、修正元(移動元)のバッチ設備の容量制約と修正先(移動先)のバッチ設備の容量制約とを比較し、両容量制約が同じであるか否かを判断する(S13)。より具体的には、スケジュール再作成部52は、ステップS12で取得した修正元のバッチ設備のバッチ設備識別子および修正先のバッチ設備のバッチ設備識別子に基づいて、基礎データ入出力インタフェース部4を介して、マスタデータ記憶部3から修正元のバッチ設備の容量制約および修正先のバッチ設備の容量制約を取得し、両容量制約の大小を比較し、両容量制約が同じであるか否かを判断する。この判断の結果、両容量制約が同じである場合(YES)には、ステップS16が実行され、両容量制約が同じではない場合(NO)には、ステップS14が実行される。
ステップS14では、スケジュール再作成部52のチャージ数決定部521は、修正先のバッチ設備におけるチャージ数を計算する。より具体的には、修正先のバッチ設備における容量制約を越えない範囲で、修正先のバッチ設備におけるチャージ数が最小となるように、すなわち、バッチ設備の容量制約内で最大のワーク数となるように、式1によって、修正先のバッチ設備におけるチャージ数が計算される。これによって、修正元のチャージにおける複数のワークが最も操業効率良く修正先のバッチ設備によってバッチ処理される。
(修正後のチャージ数)={((修正元のチャージに含まれるワーク数)−1)/(修正後のバッチ設備の容量制約)}の商+1 ・・・(1)
なお、チャージ数の計算は、1つのチャージは、同一の品種であることが必要であるため、修正元の品種が複数(2以上)である場合は、品種ごとに行われる。
ステップS14に続いてステップS15では、スケジュール再作成部52のチャージサイズ決定部522は、ステップS14で決定した1または複数のチャージに対し、修正先のバッチ設備におけるチャージサイズを計算する。チャージサイズは、修正元の1または複数のチャージにおける全てのワークがステップS14で決定されたチャージ数の各チャージへ割り振られるように、所定のアルゴリズムに従って計算される。
なお、チャージサイズの計算も、1つのチャージは、同一の品種であることが必要であるため、修正元の品種が複数(2以上)である場合には、品種ごとに実行される。
ステップS13の分岐に続いて、あるいはステップS15に続いて、ステップS16では、スケジュール再作成部52のチャージ順序決定部523は、ステップS14で決定した1または複数のチャージに対し、操業効率が極大化されるように、所定のアルゴリズムに従って、修正先のバッチ設備におけるチャージのバッチ処理の順序を決定する。なお、ステップS14で決定されたチャージ数が1である場合には、ステップS14で決定されたチャージ間で順序を決定する必要がなく、チャージが修正先へそのまま挿入されればよいので、ステップS16は、省略可能である。
ステップS16に続いて、ステップS17では、スケジュール再作成部52のスケジュール修正部524は、ステップS14で決定された1または複数の修正先のチャージにおけるチャージサイズおよびチャージの順序に基づいてスケジュールの全体を修正し、その結果を情報処理部5のスケジュールデータ更新部53へ通知する。より具体的には、スケジュール修正部524は、修正元のチャージに関するデータを削除し、修正先のチャージに関するデータを追加するとともに、修正元のチャージに関するデータの削除に伴ってこの修正元のチャージの後にスケジュールされていた各チャージに関するデータが修正される。このデータの修正は、修正元のチャージの後にスケジュールされていた各チャージが、修正元のチャージの前にスケジュールされていたチャージに後続するように(修正元のチャージの前にスケジュールされていたチャージの次の順序となるように)、各チャージの開始時刻および終了時刻が修正される。各チャージの処理時間は、修正先のバッチ設備における処理時間とされ、同一のバッチ設備では、或るチャージの処理終了時刻とこれに続いてバッチ処理されるチャージの処理開始時刻との間には、所定の準備時間(例えば1時間)だけ空けられる。ここで、修正先のチャージ数は、ステップS14が実行された場合には、ステップS14の処理結果であり、ステップS14が実行されない場合には、修正元のチャージ数である。修正先のチャージサイズは、ステップS15が実行された場合には、ステップS15の処理結果であり、ステップS15が実行されない場合には、修正元のチャージサイズである。
ステップS17に続いて、ステップS18では、スケジュールデータ更新部53は、前記結果(修正スケジュールのデータ)を基礎データ入出力用インタフェース部4を介してスケジュール記憶部2に記憶する。修正スケジュールのデータがスケジュール記憶部2に記憶されると、ガントチャート作成部54は、基礎データ用入出力インタフェース部4を介して、スケジュールデータ記憶部2から修正スケジュールのデータを読み込み、この読み込んだデータに基づいてガントチャートを作成し、この作成したガントチャートを表示用出力インタフェース部7を介して表示装置9に表示する。
ステップS18に続いて、ステップS19では、情報処理部5は、本スケジュール修正処理が終了であるか否かを判断する。この判断の結果、本スケジュール修正処理が終了である場合(YES)には、本処理を終了し、一方、本スケジュール修正処理が終了ではない場合(NO)には、処理をステップS12へ戻す。なお、オペレータは、表示装置9に表示されたガントチャートを参照し、本スケジュール修正を終了する場合には、移動操作部8から本スケジュール修正の終了を入力し、一方、さらにスケジュールを修正する場合には、上述のように修正元のジョブ枠を指定するとともに修正先を指定する。
このようにスケジュール作成システムS(スケジュール作成装置)では、チャージの修正指示に対して、修正される全てのチャージに含まれるワークの総数(総量)について、修正先のバッチ設備における容量制約(最大容量)を超えない範囲で最も小さいチャージ数が修正先におけるチャージ数として決定される。そして、この修正先におけるチャージ数に基づいてチャージサイズが決定される。このため、容量制約の大きいバッチ設備から容量制約の小さいバッチ設備へチャージが移動される場合に生じる、移動後のチャージがバッチ設備の容量制約の上限を超えてしまう点に対処することができる。また、容量制約の小さいバッチ設備から容量制約の大きいバッチ設備へ複数のチャージが移動される場合に生じる、移動後のチャージがバッチ設備の容量を下回って各バッチ設備に容量に空きが生じる点に対処することができ、生産性の低下を抑制することができる。したがって、上述のように動作することによって、スケジュール作成システムS(スケジュール作成装置)は、複数のバッチ設備において、異なる容量制約のバッチ設備が含まれている場合でも、スケジュールをより適切に修正することができる。
次に、本実施形態のスケジュール作成システムSをより具体的なケースに適用した場合について説明する。
図3は、本実施形態のスケジュール作成システムSを適用した、並列型バッチ処理工程から成る溶解鋳造設備を説明するための図である。
本具体例では、並列型バッチ設備は、図3に示すように、例えばスラブや鋳造棒等の注文製品を製造する4個の溶解鋳造炉(1号炉〜4号炉)である。溶解鋳造炉は、成分が同じ金属原料を溶かして鋳型に流し込むことで金属塊を鋳造する炉であり、炉ごとに1回でバッチ処理可能な重量には上限および/または下限がある。炉ごとに、1回のチャージでバッチ処理可能なワーク数には上限(容量制約)があり、1号路は、最大6個のワークをバッチ処理でき、2および3号路は、最大4個のワークをバッチ処理でき、そして、4号路は、最大2個のワークをバッチ処理することができる。ここでは、鋳造品は、鉄鋼製品、アルミ板および銅板等の圧延品の母材として利用されるスラブである。図3において、○内の番号は、スラブの品種番号を示している。各炉は、全ての品種(合金成分)をバッチ処理することができ、1回のチャージでは、同じ品種の注文がまとめられる。ここで、同じ品種の鋳造でも炉によって処理時間が異なり、それら各炉の処理時間は、予めマスタデータ記憶部3に記憶される。そして、容量制約と等しいワーク数を1つのチャージにまとめる方が生産性やエネルギ効率が高い。また、合金成分が似ている品種が連続して鋳造されることが好ましく、合金成分が似ている品種は、その品種番号が近くなるように割り振られており、なるべく近い品種番号が連続して鋳造されることが好ましい。
なお、並列型バッチ処理工程を行うバッチ設備は、溶解鋳造炉に限られるものではなく、他に、例えば、バッチ焼鈍炉等が挙げられる。このバッチ焼鈍炉では、焼鈍温度の同じワークが複数まとめて処理され、炉ごとに1回でバッチ処理可能な重量には上限および/または下限がある。
この図3に示す溶解鋳造設備において、まず、容量制約の小さい炉から容量制約の大きい炉へチャージが移動される場合におけるスケジュール修正について説明する。
図4および図5は、処理スケジュールの一修正例をガントチャートで説明するための図である。図4は、この場合における修正前のガントチャートを示し、図5は、この場合における修正後のガントチャートを示す。
ステップS11では、ガントチャート作成部54によって、スケジュールのデータが読み込まれてガントチャートが作成され、図4に示すガントチャートが表示装置9に表示される。スケジュールのデータは、例えば、(1)各炉における各チャージのチャージ識別子、(2)各チャージの開始時刻および終了時刻、(3)各チャージで鋳造されるスラブの本数、(4)各チャージで鋳造される品種、(5)各炉の容量制約、および、(6)炉ごとであって品種別の1回のチャージに必要な処理時間である。図4に示すガントチャートでは、バッチ設備が縦軸に取られ、時間が横軸に取られており、1時間ごとに縦線が表示されている。そして、各チャージがタイル(ジョブ枠)で表示され、タイル内には、上から下へ順に、チャージ識別子であるチャージ番号、品種を特定し識別するための識別子である品種番号および当該チャージで処理されるワーク数である本数が表示されている。なお、図5、図6、図7、図9および図10も同様に表示される。
ガントチャートが表示装置9に表示されると、オペレータによって、例えば、4号路のチャージ17、チャージ18およびチャージ19の各ジョブ枠が移動操作部8で指定され、その修正先が1号炉のチャージ3の次に移動操作部8で指定される。
このようにオペレータによって修正指示が入力されると、ステップS12では、チャージ移動情報取得部51によって、チャージ移動情報が取得されて、スケジュール再作成部52へ通知される。チャージ移動情報は、(1)修正元のチャージのチャージ番号としてチャージ17、チャージ18およびチャージ19、(2)修正元の炉の炉番号として4号炉、(3)修正先の炉の炉番号として1号炉、および、(4)修正先における処理順序として4である。
続いて、ステップS13では、スケジュール再作成部52によって、ステップS12で取得した修正元の炉番号“4号炉”および修正先の炉番号“1号炉”に基づいて、マスタデータ記憶部3から修正元の4号炉の容量制約である2本および修正先の1号炉の容量制約である6本が取得され、両容量制約の大小が比較され、両容量制約が同じであるか否かが判断される。ここでは、修正元の4号炉の容量制約“2本”よりも修正先の1号炉の容量制約“6本”の方が多いので、両容量制約が同じではないと判断され、ステップS13に続いてステップS14が実行される。
ステップS14では、チャージ数決定部521によって、前記式1によって、修正先の1号炉におけるチャージ数が計算される。チャージ17のワーク数が2(2本)であり、チャージ18のワーク数が2(2本)であり、チャージ19のワーク数が2(2本)であり、そして、修正先の1号炉の容量制約が6(6本)であることから、修正先のチャージ数は、{((2+2+2)−1)/(6)}の商+1=1と計算される。
ステップS14に続いてステップS15では、チャージサイズ決定部522によって、ステップS14で決定した1つのチャージに対し、修正先の1号炉におけるチャージサイズが計算される。この例では、修正先のチャージ数が“1”であるため、この1つのチャージのチャージサイズは、1号炉の容量制約内の6本となる。
ステップS15に続いてステップS16では、チャージ順序決定部523によって、ステップS14で決定した1つのチャージに対し、操業効率が極大化されるように予め設定された所定のアルゴリズムに従って、修正先の1号炉におけるチャージのバッチ処理の順序が決定される。この例では、修正先のチャージ数が“1”であるため、この1つのチャージの順序は、そのまま、4(4番目)となる。
ステップS16に続いてステップS17では、スケジュール修正部524によって、ステップS14で決定された1つの修正先のチャージにおけるチャージサイズ“6”およびチャージ順序“4”に基づいてスケジュールの全体が修正され、その結果がスケジュールデータ更新部53へ通知される。すなわち、この例では、チャージ17、チャージ18およびチャージ19の3個のチャージがチャージサイズ“6”の1つのチャージ17にまとめられ、1号炉の4番目に当てられる。そして、処理時間は、修正元では各5時間であったが修正先では8時間に変更される。そして、チャージ17、チャージ18およびチャージ19が4号炉から1号炉へ移動されたことによって、チャージ19の後に順番が当てられていたチャージ20、チャージ21およびチャージ22が、チャージ17、チャージ18およびチャージ19の抜けた空き時間を埋めるように、修正元のチャージ17、チャージ18およびチャージ19の前にスケジュールされていたチャージ16に後続するように(修正元のチャージ17、チャージ18およびチャージ19の前にスケジュールされていたチャージ16の次の順序となるように)、チャージ20、チャージ21およびチャージ22の各チャージの開始時刻および終了時刻が修正される。
ステップS17に続いてステップS18では、スケジュールデータ更新部53によって、修正スケジュールのデータがスケジュール記憶部2に記憶され、ガントチャート作成部54によって、修正スケジュールのデータに基づいてガントチャートが作成され、図5に示すように、修正スケジュールのガントチャートが表示装置9に表示される。
このように本実施形態のスケジュール作成システムS(スケジュール作成装置)では、複数のチャージを容量制約の小さい炉から容量制約の大きい炉へ移動させる場合でも、修正前後(移動前後)における各炉の容量制約に合わせてチャージ数や各チャージの本数が適切に決定される。このため、炉の容量に対する空きが必要以上に発生することが抑制され、生産効率のよいスケジュールに修正することが可能となる。
次に、容量制約の大きい炉から容量制約の小さい炉へチャージが移動される場合におけるスケジュール修正について説明する。
図6および図7は、処理スケジュールの他の一修正例をガントチャートで説明するための図である。図6は、この場合における修正前のガントチャートを示し、図7は、この場合における修正後のガントチャートを示す。
ステップS11では、ガントチャート作成部54によって、上述と同様に、スケジュールのデータが読み込まれてガントチャートが作成され、図6に示すガントチャートが表示装置9に表示される。
ガントチャートが表示装置9に表示されると、オペレータによって、例えば、1号路のチャージ2およびチャージ3の各ジョブ枠が移動操作部8で指定され、その修正先が2号炉のチャージ6の次に移動操作部8で指定される。
このようにオペレータによって修正指示が入力されると、ステップS12では、チャージ移動情報取得部51によって、チャージ移動情報が取得されて、スケジュール再作成部52へ通知される。チャージ移動情報は、(1)修正元のチャージのチャージ番号としてチャージ2およびチャージ3、(2)修正元の炉の炉番号として1号炉、(3)修正先の炉の炉番号として2号炉、および、(4)修正先における処理順序として2である。
続いて、ステップS13では、スケジュール再作成部52によって、ステップS12で取得した修正元の炉番号“1号炉”および修正先の炉番号“2号炉”に基づいて、マスタデータ記憶部3から修正元の1号炉の容量制約である6本および修正先の2号炉の容量制約である4本が取得され、両容量制約の大小が比較され、両容量制約が同じであるか否かが判断される。ここでは、修正元の1号炉の容量制約“6本”よりも修正先の2号炉の容量制約“4本”の方が少ないので、両容量制約が同じではないと判断され、ステップS13に続いてステップS14が実行される。
ステップS14では、チャージ数決定部521によって、前記式1によって、修正先の2号炉におけるチャージ数が計算される。チャージ2のワーク数が6(6本)であり、チャージ3のワーク数が4(4本)であり、そして、修正先の2号炉の容量制約が4(4本)であることから、修正先のチャージ数は、{((6+4)−1)/(4)}の商+1=3と計算される。
ステップS14に続いてステップS15では、チャージサイズ決定部522によって、ステップS14で決定した3つの各チャージに対し、修正先の2号炉におけるチャージサイズが計算される。この例では、修正元のスラブ数(ワーク数)が10本で、修正先のチャージ数が“3”であるため、10本のスラブが3つのチャージに割り当てられる。このチャージの割り当ては、予め設定された所定のアルゴリズムによって実行される。例えば、順序(順番)の早いチャージに優先的にスラブが割り当てられ、各チャージに4本、4本および2本が割り当てられる。また、例えば、各チャージになるべく均等にスラブが割り当てられ、各チャージに3本、3本および4本や4本、3本および3本が割り当てられる。また例えば、前記組み合わせで、各チャージになるべく均等にスラブが割り当てられるとともに、順序の早いチャージに優先的にスラブが割り当てられ、各チャージに4本、3本および3本が割り当てられる。
ステップS15に続いてステップS16では、チャージ順序決定部523によって、ステップS14で決定した3つの各チャージに対し、操業効率が極大化されるように予め設定された所定のアルゴリズムに従って、修正先の2号炉におけるチャージのバッチ処理の順序が決定される。この例では、各チャージは、全て同一の品種であるため、各チャージがどのような順番に設定されても作業効率に影響がないため、各チャージは、任意にその順序が決定され、例えば、3つの各チャージがそのままの順序に決定される。
ステップS16に続いてステップS17では、ステップS14で決定された3つの修正先の各チャージにおけるチャージサイズ“4”、“4”、“2”およびチャージ順序“2”、“3”、“4”に基づいてスケジュールの全体が修正され、その結果がスケジュールデータ更新部53へ通知される。すなわち、この例では、チャージ2およびチャージ3の2個のチャージがチャージ23、チャージ24およびチャージ25の3個のチャージとされる。チャージ23は、チャージサイズ“4”で2号炉の2番目に当てられ、チャージ24は、チャージサイズ“4”で2号炉の3番目に当てられ、そして、チャージ25は、チャージサイズ“2”で2号炉の4番目に当てられる。このように2号炉のチャージ6とチャージ7との間にチャージ23、チャージ24およびチャージ25が挿入されたので、前記チャージ6に後続していたチャージ7の順序が2号炉の2番目から、挿入された各チャージの順序的に最後のチャージ25の後である2号炉の5番目に変更される。そして、処理時間は、修正元では各8時間であったが修正先では9時間に変更される。そして、チャージ2およびチャージ3が1号炉から2号炉へ移動されたことによって、チャージ3の後に順番が当てられていたチャージ4およびチャージ5が、チャージ2およびチャージ3の抜けた空き時間を埋めるように、修正元のチャージ2およびチャージ3の前にスケジュールされていたチャージ1に後続するように(修正元のチャージ2およびチャージ3の前にスケジュールされていたチャージ1の次の順序となるように)、チャージ4およびチャージ5の各チャージの開始時刻および終了時刻が修正される。
ステップS17に続いてステップS18では、スケジュールデータ更新部53によって、修正スケジュールのデータがスケジュール記憶部2に記憶され、ガントチャート作成部54によって、修正スケジュールのデータに基づいてガントチャートが作成され、図7に示すように、修正スケジュールのガントチャートが表示装置9に表示される。
このように本実施形態のスケジュール作成システムS(スケジュール作成装置)では、複数のチャージを容量制約の大きい炉から容量制約の小さい炉へ移動させる場合でも、修正前後(移動前後)における各炉の容量制約に合わせてチャージ数や各チャージの本数が適切に決定される。このため、修正後に、炉の容量制約を越えることが抑制され、スケジュールの修正が可能となる。
ここで、上述の実施形態において、修正元のワークに複数(2以上)の品種が含まれており、1つのバッチ設備で品種替えが必要な場合に、そのコストが最小となるように、スケジュールが修正され、再作成されておもよい。
この場合では、修正後の各チャージの順序を、操業効率が極大化されるように予め設定された所定のアルゴリズムに従って設定可能とするために、マスタデータ記憶部3には、マスタデータとして、さらに、品種替えマスタデータが記憶される。この品種替えマスタデータは、バッチ設備におけるバッチ処理において、品種の変更に伴って発生するコストである。すなわち、品種替えマスタデータは、1つのバッチ設備が複数の品種のうちの一の品種を処理した後に前記一の品種とは異なる他の品種を処理する場合に要するコストである。コストには、費用、手間および時間等の1または複数が含まれる。例えば、品種替えマスタデータ31は、例えば、図8に示すように、1個のバッチ設備において、バッチ処理される前品種および後品種に対するコストであり、前品種および後品種を縦および横とするマトリクス形式で表され、マスタデータ記憶部3に格納される。図8に示す例では、例えば、バッチ設備で前品種“200”をバッチ処理した後に前記バッチ設備で後品種“300”をバッチ処理する場合には、コスト“5”が必要とされ、また例えば、バッチ設備で前品種“400”をバッチ処理した後に前記バッチ設備で後品種“200”をバッチ処理する場合には、コスト“20”が必要とされている。
また、この場合では、スケジュール再作成部52は、修正元のチャージが複数であって2以上の品種が含まれている場合に、マスタデータ記憶部3に記憶されている品種替えマスタデータを用いることによって最小のコストとなるように、修正元の複数のチャージに対し修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成するものである。そして、この場合では、図2に示す各ステップにおいて、1つのチャージが同一の品種であることを必要とするため、修正元の品種が複数(2以上)である本変形形態では、ステップS14では、チャージ数の計算が品種ごとに行われ、そして、ステップS15では、チャージサイズの計算も品種ごとに行われる。
次に、本変形形態のスケジュール作成システムSをより具体的なケースに適用した場合について説明する。
図9および図10は、処理スケジュールのさらに他の一修正例をガントチャートで説明するための図である。図9は、この場合における修正前のガントチャートを示し、図10は、この場合における修正後のガントチャートを示す。
ステップS11では、ガントチャート作成部54によって、上述と同様に、スケジュールのデータが読み込まれてガントチャートが作成され、図9に示すガントチャートが表示装置9に表示される。
ガントチャートが表示装置9に表示されると、オペレータによって、例えば、2号路のチャージ7、チャージ8、チャージ9およびチャージ10の各ジョブ枠が移動操作部8で指定され、その修正先が3号炉のチャージ12の次に移動操作部8で指定される。
このようにオペレータによって修正指示が入力されると、ステップS12では、チャージ移動情報取得部51によって、チャージ移動情報が取得されて、スケジュール再作成部52へ通知される。チャージ移動情報は、(1)修正元のチャージのチャージ番号としてチャージ7、チャージ8、チャージ9およびチャージ10、(2)修正元の炉の炉番号として2号炉、(3)修正先の炉の炉番号として3号炉、および、(4)修正先における処理順序として3である。
続いて、ステップS13では、スケジュール再作成部52によって、ステップS12で取得した修正元の炉番号“2号炉”および修正先の炉番号“3号炉”に基づいて、マスタデータ記憶部3から修正元の2号炉の容量制約である4本および修正先の3号炉の容量制約である4本が取得され、両容量制約の大小が比較され、両容量制約が同じであるか否かが判断される。ここでは、修正元の2号炉の容量制約“4本”および修正先の3号炉の容量制約“4本”は、その両容量制約が同じであるので、ステップS13に続いてステップS16が実行される。
ステップS13に続いてステップS16では、チャージ順序決定部523によって、4つの各チャージに対し、操業効率が極大化されるように予め設定された所定のアルゴリズムに従って、修正先の3号炉におけるチャージのバッチ処理の順序が決定される。このチャージの順序を決定する所定のアルゴリズムは、例えば、各チャージの前後で品種替えに伴うコストの和が最小となるように各チャージの順序を決定するものであり、その最適化手法には、全数列挙法、局所探索法、SA法、GA法および分岐限定法等が使用可能である。品種替えマスタデータでは、品種番号の差が大きくなるほど品種替えに伴うコストが増大するように設定されており、図9に示す例では、3号炉のチャージ12とチャージ13との間に各チャージ7〜10が挿入されるので、チャージ順序決定部523は、マスタデータ記憶部3に記憶されている品種替えマスタデータを参照することによって、チャージ12、チャージ10、チャージ8、チャージ7、チャージ9およびチャージ13の順序に各チャージ7〜10の各順序を決定する。
ステップS16に続いてステップS17では、4つの修正先の各チャージにおけるチャージサイズ“4”、“4”、“4”、“4”およびチャージ順序“5”、“4”、“6”、“3”に基づいてスケジュールの全体が修正され、その結果がスケジュールデータ更新部53へ通知される。すなわち、この例では、チャージ7ないしチャージ10の4個のチャージが“5”、“4”、“6”、“3”の順序で3号炉のチャージ12とチャージ13との間に挿入されたので、前記チャージ12に後続していたチャージ13の順序が3号炉の3番目から、挿入された各チャージの順序的に最後のチャージ9の後である3号炉の7番目に変更される。
ステップS17に続いてステップS18では、スケジュールデータ更新部53によって、修正スケジュールのデータがスケジュール記憶部2に記憶され、ガントチャート作成部54によって、修正スケジュールのデータに基づいてガントチャートが作成され、図7に示すように、修正スケジュールのガントチャートが表示装置9に表示される。
このように本実施形態のスケジュール作成システムS(スケジュール作成装置)では、複数のチャージを移動させる場合に、コストを最小化すべく、修正先のスケジュールに合わせて、修正後(移動後)における各チャージの順序が適切に決定される。このため、修正後に、操業の無駄なコストをより抑制することができ、操業効率の良いスケジュールの修正が可能となる。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
実施形態における並列型バッチ処理用スケジュール作成システムの構成を示すブロック図である。 並列型バッチ処理用スケジュール作成装置の動作を示すフローチャートである。 本実施形態のスケジュール作成システムSを適用した、並列型バッチ処理工程から成る溶解鋳造設備を説明するための図である。 処理スケジュールの一修正例をガントチャート(修正前)で説明するための図である。 処理スケジュールの一修正例をガントチャート(修正後)で説明するための図である。 処理スケジュールの他の一修正例をガントチャート(修正前)で説明するための図である。 処理スケジュールの他の一修正例をガントチャート(修正後)で説明するための図である。 品種替えマスタデータを説明するための図である。 処理スケジュールのさらに他の一修正例をガントチャート(修正前)で説明するための図である。 処理スケジュールのさらに他の一修正例をガントチャート(修正後)で説明するための図である。
符号の説明
S スケジュール作成システム
2 スケジュールデータ記憶部
3 マスタデータ記憶部
5 情報処理部
8 移動操作部
9 表示装置
31 品種替えマスタデータテーブル
51 チャージ移動情報取得部
52 スケジュール再作成部
53 スケジュールデータ更新部
54 ガントチャート作成部
521 チャージ数決定部
522 チャージサイズ決定部
523 チャージ順序決定部
524 スケジュール修正部

Claims (6)

  1. 複数のワークに対し同時に同種の処理を行うバッチ設備を複数用いて、前記複数のワークから成るチャージを複数処理する場合に、前記複数のチャージの処理工程についてのスケジュールを作成する並列型バッチ処理用スケジュール作成装置において、
    前記複数のチャージのそれぞれについて、チャージを特定し識別するためのチャージ識別子、バッチ設備を特定し識別するための識別子であってチャージを処理するバッチ設備のバッチ設備識別子、チャージに含まれるワーク数、ならびに、チャージの開始時刻および終了時刻に関する開始終了情報を記憶するスケジュールデータ記憶部と、
    前記複数のバッチ設備のそれぞれについて、1つのチャージで処理可能な最大ワーク数である容量制約を記憶するマスタデータ記憶部と、
    チャージを処理するバッチ設備を変更することによってスケジュールを修正する場合に、修正元のチャージのチャージ識別子、前記修正先のバッチ設備のバッチ設備識別子および前記修正先のバッチ設備における処理工程の順番を受け付ける受付部と、
    前記受付部で受け付けた修正元のチャージのチャージ識別子に基づいて前記スケジュールデータ記憶部から前記修正元のチャージに含まれるワーク数を取り出し、前記修正先のバッチ設備のバッチ設備識別子に基づいて前記マスタデータ記憶部から前記修正先のバッチ設備における容量制約を取り出し、これら取り出したワーク数および容量制約ならびに前記受付部で受け付けた前記処理工程の順番に基づいて、前記修正元のチャージに対し前記修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成するスケジュール再作成部とを備えること
    を特徴とする並列型バッチ処理用スケジュール作成装置。
  2. 前記スケジュール再作成部は、前記修正先のバッチ設備における容量制約を越えない範囲で、修正先でのチャージ数が最小となるように、前記修正元のチャージに対し前記修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成すること
    を特徴とする請求項1に記載の並列型バッチ処理用スケジュール作成装置。
  3. 前記スケジュールデータ記憶部に記憶されている前記チャージの前記チャージ識別子、前記バッチ設備識別子および前記開始終了情報に基づいて、前記複数のチャージの処理工程を枠で表すガントチャートを作成し、この作成したガントチャートを表示手段に表示させるガントチャート作成部をさらに備え、
    前記受付部は、前記表示手段に表示されたガントチャート上で、前記修正元のチャージの処理工程に対応する枠を指定するとともに、前記修正先を指定すべく時間軸方向への移動を指示する移動操作部と、前記移動操作部で指定された枠に対応するチャージのチャージ識別子、ならびに、前記移動操作部で指示された時間軸方向への移動先に対応するバッチ設備のバッチ設備識別子およびそのバッチ設備における処理工程の順番を取得するチャージ移動情報取得部とを備えること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の並列型バッチ処理用スケジュール作成装置。
  4. 前記ワークには、複数の品種が含まれ、
    前記複数のバッチ設備のそれぞれは、前記複数の品種を処理可能であり、
    前記スケジュール再作成部は、前記修正元のチャージが複数であって2以上の品種が含まれている場合に、前記2以上の品種のそれぞれについて、前記修正元の複数のチャージに対し前記修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の並列型バッチ処理用スケジュール作成装置。
  5. 前記ワークには、複数の品種が含まれ、
    前記複数のバッチ設備のそれぞれは、前記複数の品種を処理可能であり、
    前記マスタデータ記憶部は、1つのバッチ設備が前記複数の品種のうちの一の品種を処理した後に前記一の品種とは異なる他の品種を処理する場合に要するコストに関する品種替えマスタデータを記憶し、
    前記スケジュール再作成部は、前記修正元のチャージが複数であって2以上の品種が含まれている場合に、前記マスタデータ記憶部に記憶されている品種替えマスタデータを用いることによって最小のコストとなるように、前記修正元の複数のチャージに対し前記修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の並列型バッチ処理用スケジュール作成装置。
  6. 複数のワークに対し同時に同種の処理を行うバッチ設備を複数用いて、前記複数のワークから成るチャージを複数処理する場合に、前記複数のチャージの処理工程についてのスケジュールを作成する並列型バッチ処理用スケジュール作成方法において、
    チャージを処理するバッチ設備を変更することによってスケジュールを修正する場合に、修正元のチャージに対応するチャージを特定し識別するためのチャージ識別子、修正先のバッチ設備に対応するバッチ設備を特定し識別するためのバッチ設備識別子および前記修正先のバッチ設備における処理工程の順番を受け付ける受付ステップと、
    前記複数のチャージのそれぞれについて、チャージ識別子、バッチ設備識別子、チャージに含まれるワーク数、ならびに、チャージの開始時刻および終了時刻に関する開始終了情報を記憶するスケジュールデータ記憶部から、前記受付ステップで受け付けた修正元のチャージのチャージ識別子に基づいて前記修正元のチャージに含まれるワーク数を取り出すワーク数取出工程と、
    前記複数のバッチ設備のそれぞれについて、1つのチャージで処理可能な最大ワーク数である容量制約を記憶するマスタデータ記憶部から、前記受付ステップで受け付けた前記修正先のバッチ設備のバッチ設備識別子に基づいて前記修正先のバッチ設備における容量制約を取り出す容量制約取出ステップと、
    これら取り出したワーク数および容量制約ならびに前記受付工程で受け付けた前記処理工程の順番に基づいて、前記修正元のチャージに対し前記修正先での処理工程についてのスケジュールを再作成するスケジュール再作成ステップとを備えること
    を特徴とする並列型バッチ処理用スケジュール作成方法。
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