JP2003173204A - 処理装置への割り付け方法 - Google Patents

処理装置への割り付け方法

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JP2003173204A
JP2003173204A JP2001373495A JP2001373495A JP2003173204A JP 2003173204 A JP2003173204 A JP 2003173204A JP 2001373495 A JP2001373495 A JP 2001373495A JP 2001373495 A JP2001373495 A JP 2001373495A JP 2003173204 A JP2003173204 A JP 2003173204A
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lots
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English (en)
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Akihisa Chikamura
晶央 近村
Norihiro Takesako
憲浩 竹迫
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のロットについて、これらのロットを処
理する処理装置に効率よく割り付けることができる処理
装置への割り付け方法を得る。 【解決手段】 複数のロットA〜Fについて、これらの
ロットを処理する処理装置に割り付ける処理装置への割
り付け方法において、設定した待ち許容時間T内に到着
するロットB〜Dと到着済みのロットAについて、各ロ
ットサイズと優先度を掛け合わせた評価値qiを算出
し、(3)に示すように、処理装置の処理能力L(=2
000)≧Σliの範囲内で、算出した評価値qiの大
きいロットA,Cから選択するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、それぞれ所定個
数の製造過程にある半導体製品等の被処理品からなる複
数のロットを、1つの処理装置でまとめて生産すること
ができるバッチ組みの工程で、待ち許容時間,各ロット
サイズと優先度を考慮してロットを割り付ける処理装置
への割り付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体の製造に限らず、ファイナルテス
ト工程のバーンイン工程のようにバッチ組する工程で
は、数ロットをまとめて1つの装置に仕掛けることがで
きる。その際、従来までは、処理を待っているロットの
中から、時々刻々と変化する条件にあわせて人がロット
を選び出し、装置に仕掛けていた。この選び出す基準は
「選ぶ人」「状況」に応じて異なり、確立された方法が
なかった。
【0003】また、コンピュータ上で割付を計算すると
きにも、待合せ時間Tを設定しておき、装置に投入する
余裕が残っている場合には時間Tだけ必ず待ち、その
後、待ち行列中にあるロットのの中から適当な組み合わ
せを見つけて選ぶ方法はあったが、不要な待ち時間が発
生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、複数のロ
ットについて、これらのロットを処理する処理装置に効
率よく割り付けることができる処理装置への割り付け方
法を得ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る処理装
置への割り付け方法では、複数のロットについて、これ
らのロットを処理する処理装置に割り付ける処理装置へ
の割り付け方法において、設定した待ち許容時間内に到
着するロットと到着済みのロットについて、各ロットサ
イズと優先度を掛け合わせた評価値を算出し、算出した
評価値の大きいロットから選択するものである。
【0006】第2の発明に係る処理装置への割り付け方
法では、複数のロットについて、これらのロットを処理
する処理装置に割り付ける処理装置への割り付け方法に
おいて、設定した待ち許容時間内に到着するロットと到
着済みのロットについて、各ロットサイズと優先度を掛
け合わせた評価値を算出し、算出した評価値の合計が大
きくなるロットの組み合わせを選択するものである。
【0007】第3の発明に係る処理装置への割り付け方
法では、複数のロットについて、これらのロットを処理
する処理装置に割り付ける処理装置への割り付け方法に
おいて、設定した待ち許容時間内に到着するロットと到
着済みのロットについて、各ロットサイズと優先度を掛
け合わせた評価値を算出し、算出した評価値の大きいロ
ットから分割せずに選択し、この選択の結果、まだ装置
に投入の余裕がある場合には、優先度に応じて残りのロ
ットを投入できるように分割して選択するものである。
【0008】第4の発明に係る処理装置への割り付け方
法では、第1ないし第3の発明において、その割り付け
方法を生産管理スケジューリングシステムとして利用す
るものである。
【0009】第5の発明に係る処理装置への割り付け方
法では、第4の発明において、半導体の製造方法とし
て、前記生産管理スケジューリングシステムを適用する
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明による実
施の形態1を図1ないし図3について説明する。図1は
実施の形態1における装置処理終了時のロット割り付け
選択方法を示すフローチャートである。図2は実施の形
態1におけるロット到着時のロット割り付け選択方法を
示すフローチャートである。図3は実施の形態1におけ
るロット割り付けの例を示す説明図である。
【0011】複数のロットを、1つの処理装置でまとめ
て生産するバッチ組みの工程において、割り付けるロッ
ト選択する時のフローチャートとその実施の形態を図に
示す。このとき、ロットは、分割せずに割り付けること
にする。また、予め設定した待ち許容時間をTとする。
【0012】ここで、各ロットは所定個数の製造過程に
ある半導体製品等の被処理品からなるものであり、これ
らのロットは半導体製造工程等を構成する処理装置に割
り付けられるものである。この処理装置は、半導体製造
工程や、ファイナルテスト時におけるバーンイン工程に
おいて、数ロットをまとめて仕掛けるように構成されて
いる。
【0013】図1,2は、装置で前の処理が終了して空
き状態に成った時に、またロットが対象としているバッ
チ組みの工程に到着した時、どのロットを選択するか決
定するフローチャートである。図3は、この方法を用い
て割り付けを実施した場合の例である。(1)は、バッ
チ組み工程に到着するロットA〜Fを示していて、時間
差をつけて到着する。ロットA,B,C,D,E,Fの
サイズliをla,lb,lc,ld,le,lf(=
1000,500,700,400,1200,100
0)とし、また、優先度piをpa,pb,pc,p
d,pe,pf(=0.9,0.9,0.7,0.3,
0.2,0.1)とする(ただし、0.0=<pi<=
1.0とする)。また、各ロットの到着時刻は、ta,
tb,tc,td,te,tfとする。(2)はバッチ
組み工程の装置を示していて、この装置に一度に投入で
きる量をL(=2000)とする。縦軸に装置への投入
量、横軸に時間を取っており、中の太線で示された四角
枠が、装置の処理を示している。
【0014】図3に示すように、ロットAが到着時に
は、他ロットの処理のために待たされていたとする。待
っていた処理が終わった時(t0)に、図1に示す手順
で、次に仕掛けるロットを選択する。
【0015】最初に、待ち許容時間Tだけ待った場合
に、この工程に到着する、ロットB,C,Dを抽出す
る。抽出したロットと待っていたロットAに対して、下
記の評価式を用いて、各ロット評価値qiを計算する。 qi=li×pi…〔1〕式 L ≧Σli …〔2〕式 ここで組み合わせを選択するときに、選択されたロット
のサイズliの合計(Σli)が処理装置の処理能力L
(=2000)以下の範囲内(L≧Σli)で、qiの
値が大きなロットから順に選択していくと、図3の
(3)に示すように、AとCが選択される。ただし、t
0時点では、ロットCはまだ到着していないので、Cの
到着を待つ。
【0016】次に、ロットBが到着するため、図2に示
すように、許容時間Tを考慮してロットを選択するが、
先と同様の計算により到着したBは選択されず待つこと
になる。ロットCが到着後、AとCとを組み合わせて装
置にしかける。A,Cの処理中にDが到着するが、装置
がないために処理終了を待つ。A,C処理終了後(t
1)、また、図1に示す手順通り、ロットを選択する。
許容時間T内に到着するロットE,Fが抽出され、待ち
行列中のロットB,Dとあわせて評価式を用いて組み合
わせを選択する。
【0017】先と同様、選択されたロットのサイズli
の合計(Σli)が処理装置の処理能力L(=200
0)以下の範囲内(L≧Σli)で、qiの値が大きな
ロットから順に選択していくと、図3の(5)に示すよ
うにロットB,Eが選択されるが、Eはまだ前工程なの
で、到着を待ち、その後組み合わせて処理を開始する。
B,Eの処理後(t2)には、Fが到着しており、図1
の手順で評価式を用いると図3の(5)に示すように
D,Fが選択され、割り付けられる。
【0018】許容時間Tを考慮しているため、ロットに
よっては工期が長くなる場合があるが、装置の満杯率を
向上させ、投入回数も3回ですむために作業効率が良い
と言える。
【0019】図3の(6)は、装置が空いた時、ロット
が到着した時に待ち行列中のロットのみから選択して割
り付けた場合である。図3の(2)と見比べれてわかる
ように、6ロットを処理するために5回も投入し、全て
のロット処理を終えるのにかかる時間が長く、また装置
の空き分も大きい。
【0020】また、図3の(7)は、待ち合わせ時間分
待った後、その時の待ち行列中のロットの中から選択す
る従来の方法を用いた場合の割り付けの例である。各処
理で装置満杯率が図3の(2)の例と同等であるが、待
ち合わせ時間を待つために全てのロットの処理を終える
のに時間が長くかかることがわかる。
【0021】この実施の形態1では、各ロットの優先順
位を適当に設定したが、この優先順位を納期が迫ってい
るロットは高く設定することで、ロットの納期遵守率を
向上させることができる。納期以外でも、待ち時間が長
いロットの優先度を高く設定することで、各ロットの工
期短縮を図ることができる。また、実施の形態1では、
装置1台,6ロットを想定したが、装置2台以上,6ロ
ット以上で、異なる装置投入サイズ,ロットサイズでも
上記の割り付けの方法を用いることで、作業効率の良い
割り付けが可能になる。
【0022】この発明による実施の形態1によれば、複
数のロットについて、これらのロットを処理する処理装
置に割り付ける処理装置への割り付け方法において、設
定した待ち許容時間T内に到着するロットB〜Dと到着
済みのロットAについて、各ロットサイズと優先度を掛
け合わせた評価値qiを算出し、図3の(3)に示すよ
うに、選択されたロットのサイズliの合計(Σli)
が処理装置の処理能力L(=2000)以下の範囲内
(L≧Σli)で、算出した評価値qiの大きいロット
A,Cから選択するので、ロットサイズと優先度を掛け
合わせた評価値により、複数のロットについて、これら
のロットを処理する処理装置に効率よく割り付けること
ができる処理装置への割り付け方法を得ることができ
る。
【0023】実施の形態2.この発明による実施の形態
2を図4ないし図6について説明する。図4は実施の形
態2における装置処理終了時のロット割り付け選択方法
を示すフローチャートである。図5は実施の形態2にお
けるロット到着時のロット割り付け選択方法を示すフロ
ーチャートである。図6は実施の形態2におけるロット
割り付けの例を示す説明図である。なお、この実施の形
態2における構成および方法については、ここで説明す
る特有の構成および方法を除き、先に説明した実施の形
態1におけるものと同様の構成および方法を具備し、同
様の作用を奏するものである。
【0024】実施の形態2は、バッチ組みの工程での割
り付けるロットを選択する時のフローは、実施の形態1
と同様であるが、評価式を用いてロットを選択する時
に、「qiの値が大きなロットから順に選択していく
のではなく、「qiの合計が大きくなるようにロットを
選択する」方法を用いる。
【0025】図4,5は、装置で前の処理が終了して空
き状態になった時に、またロットが対象としているバッ
チ組みの工程に到着した時、どのロットを選択するか決
定するフローチャートである。図6は、この方法を用い
て割り付けを実施した場合の例である。(1)は、バッ
チ組み工程に到着するロットA〜Fを示していて時間差
をつけて到着することとし、ロットサイズ,優先度,到
着時刻は実施の形態1と同じとする。また、(8)はバ
ッチ組み工程の装置を示しており、これも実施の形態1
と同様の設定であると仮定する。
【0026】図6に示すように、ロットAが到着時に
は、他ロットの処理のために待たされていたとする。待
っていた処理が終わった時(t0)に、図1に示す手順
で、次に仕掛けるロットを選択する。最初に、待ち許容
時間Tだけ待った場合にこの工程に到着する、ロット
B,C,Dを抽出する。
【0027】抽出したロットと待っていたロットAに対
して、下記の評価式を用いて、各ロット評価値qiを計
算する。 qi=li×pi…〔1〕式 L ≧Σli …〔2〕式 ここで、組み合わせを選択するときに、実施の形態1と
は異なり、選択されたロットのサイズliの合計(Σl
i)が処理装置の処理能力L(=2000)以下の範囲
内(L≧Σli)で、qiの合計が最も大きくなるよう
なロットの組み合わせを選択すると、図6の(9)に示
すように、AとBとDが選択される。ただし、t0時点
では、ロットB,Dはまだ到着していないので、B,D
の到着を待つ。
【0028】次に、ロットBが到着し、図5に示すよう
に、許容時間Tを考慮してロットを選択するが、先と同
様の計算により到着したBは選択されるが、ロットDの
到着を待つことになる。ロットCが到着後、許容時間を
考慮して、図5に示すよう手順にのっとってロットを選
択しても、図6の(10)に示すように、A,B,Dが
選択されるため、処理をせず待ち続ける。ロットD到着
後、A,B,Dの処理を開始する。また、A,B,Dの
処理終了後(t3)、図4に示す手順でロットを選択す
る。許容時間T経過するまでに到着するロットFを抽出
し、待ち行列中のロットC,Eの計3ロットから、評価
式を用いて各ロットのqiを算出し、選択されたロット
のサイズliの合計(Σli)が処理装置の処理能力L
(=2000)以下の範囲内(L≧Σli)で、qiの
合計が最も大きくなるように選択すると、図6の(1
1)に示すように、ロットC,Eが選択される。最後
に、ロットFが到着し、ロットC,Eの処理後、装置に
割り付けられる。
【0029】許容時間Tを考慮して、全ての組み合わせ
を計算するため、計算の手間が多くかかり、また、上記
の例のように実施の形態1よりもロットによっては待ち
時間が長くなるが、装置の満杯率は高く、また、短期間
に集中して装置に仕掛けることができる。上述の例で
は、各ロットの優先順位を適当に設定したが、この優先
順位を納期が迫っているロットは高く設定することで、
ロットの納期遵守率を向上させることができる。納期以
外でも、待ち時間が長いロットの優先度を高く設定する
ことで、各ロットの工期短縮を図ることができる。ま
た、実施の形態では、装置1台,6ロットを想定した
が、装置2台以上,6ロット以上で、異なる装置投入サ
イズ,ロットサイズでも、上記の割り付けの方法を用い
ることで、作業効率の良い割り付けが可能になる。
【0030】この発明による実施の形態2によれば、複
数のロットについて、これらのロットを処理する処理装
置に割り付ける処理装置への割り付け方法において、設
定した待ち許容時間T内に到着するロットB〜Dと到着
済みのロットAについて、各ロットサイズと優先度を掛
け合わせた評価値qiを算出し、選択されたロットのサ
イズliの合計(Σli)が処理装置の処理能力L(=
2000)以下の範囲内(L≧Σli)で、算出した評
価値qiの合計が大きくなるロットの組み合わせA*B
*Dを選択するので、ロットサイズと優先度を掛け合わ
せた評価値の合計によりロットの組み合わせを選択する
ことにより、複数のロットについて、これらのロットを
処理する処理装置に効率よく割り付けることができる処
理装置への割り付け方法を得ることができる。
【0031】実施の形態3.この発明による実施の形態
2を図7ないし図9について説明する。図7は実施の形
態3における装置処理終了時のロット割り付け選択方法
を示すフローチャートである。図8は実施の形態3にお
けるロット到着時のロット割り付け選択方法を示すフロ
ーチャートである。図9は実施の形態3におけるロット
割り付けの例を示す説明図である。なお、この実施の形
態3における構成および方法については、ここで説明す
る特有の構成および方法を除き、先に説明した実施の形
態1におけるものと同様の構成および方法を具備し、同
様の作用を奏するものである。
【0032】実施の形態3は、実施の形態1と考え方は
同様である。しかし、各ロットは分割しても割り付ける
ことが可能であるものとする。
【0033】図7,8は、装置で前の処理が終了して空
き状態になった時に、またロットが対象としているバッ
チ組みの工程に到着した時、どのロットを選択するか決
定するフローチャートである。図9は、この方法を用い
て割り付けを実施した場合の例である。(1)は、バッ
チ組み工程に到着するロットA〜Fを示していて、時間
差をつけて到着することとし、ロットサイズ,優先度,
到着時刻は実施の形態1と同じとする。また、(12)
はバッチ組み工程の装置を示しており、これも実施の形
態1と同様の設定であると仮定する。
【0034】図9に示すように、ロットAが到着時に
は、他ロットの処理のために待たされていたとする。待
っていた処理が終わった時(t0)に、図7に示す手順
で、次に仕掛けるロットを選択する。最初に、待ち許容
時間Tだけ待った場合にこの工程に到着する、ロット
B,C,Dを抽出する。
【0035】抽出したロットと待っていたロットAに対
して、下記の評価式を用いて、各ロット評価値qiを計
算する。 qi=li×pi…〔1〕式 L ≧Σli …〔2〕式 ここで、組み合わせを選択するときに、実施の形態1と
同様に、選択されたロットのサイズliの合計(Σl
i)が処理装置の処理能力L(=2000)以下の範囲
内(L≧Σli)で、qiの値が大きなロットから順に
選択していくと、A,Cが選択される。しかし、装置に
はまだ余裕分が残り、他にもまだロットがあるために、
図9の(13)に示すように、優先度が高いロットBを
ロットB1とロットB2に分割して、ロットB1が割り
当てられる。ロットA,C,B1の処理後(t1)、ま
た図7に示す手順で次に仕掛けるロットを選択する。許
容時間Tを考慮すると、ロットE,Fが到着するので、
この2ロットと、待ち行列中のロットB2,Dについて
評価式を用いると、図9の(14)に示すように、評価
値の高いロットB2,D,Eと、評価値の低かったロッ
トFをロットF1,F2に分割したうちのロットF1の
4ロットが選択される。この4ロットの処理後、残りの
ロットF2が装置に割り付けられ処理される。
【0036】許容時間Tを考慮しているため、ロットに
よっては工期が長くなる場合があるが、分割してでもロ
ットを割り付けることで、実施の形態1に比べて、装置
の満杯率は向上する。図9の(15)は、装置が空いた
時、ロットが到着した時に待ち行列中のロットのみから
選択して割り付けた場合であるが、待ち合わせをしない
ために図3の(16)と同様の割り付けになり、満杯率
は低い。図9の(6)は、待ち合わせ時間分待った後、
その時の行列中のロットの中から選択する従来の方法を
用いた場合の割り付けの例である。装置の満杯率の点で
は、図9の(12)に示す場合と差がないが、処理着手
が遅れるために、全てのロット処理を終えるための工期
が長くなることがわかる。
【0037】また、上述の例では、各ロットの優先順位
を適当に設定したが、この優先順位を納期が迫っている
ロットは高く設定することで、ロットの納期遵守率を向
上させることができる。納期以外でも、待ち時間が長い
ロットの優先度を高く設定することで、各ロットの工期
短縮を図ることができる。また、実施の形態では、装置
1台,6ロットを想定したが、装置2台以上,6ロット
以上で、異なる装置投入サイズ,ロットサイズでも、上
記の割り付けの方法を用いることで、作業効率の良い割
り付けが可能になる。
【0038】この発明による実施の形態3によれば、複
数のロットについて、これらのロットを処理する処理装
置に割り付ける処理装置への割り付け方法において、設
定した待ち許容時間T内に到着するロットB〜Dと到着
済みのロットAについて、各ロットサイズと優先度を掛
け合わせた評価値qiを算出し、選択されたロットのサ
イズliの合計(Σli)が処理装置の処理能力L(=
2000)以下の範囲内(L≧Σli)で、算出した評
価値qiの大きいロットA,Cから分割せずに選択し、
この選択の結果、まだ装置に投入の余裕がある場合に
は、優先度に応じて残りのロットBを投入できるように
B1,B2に分割して選択するようにしたので、ロット
の分割選択を可能とすることにより、複数のロットにつ
いて、これらのロットを処理する処理装置に効率よく割
り付けることができる処理装置への割り付け方法を得る
ことができる。
【0039】実施の形態4.この発明による実施の形態
4を説明する。この実施の形態4における構成および方
法については、ここで説明する特有の構成および方法を
除き、先に説明した実施の形態1ないし実施の形態3に
おけるものと同様の構成および方法を具備し、同様の作
用を奏するものである。
【0040】この実施の形態4では、実施の形態1〜3
に示す処理装置への割り付け方法を利用して、半導体製
品等の被処理品の生産をスケジュール管理のもとで遂行
する生産管理スケジューリングシステムを構築するよう
にしたものである。
【0041】この発明による実施の形態4によれば、実
施の形態1ないし実施の形態3において、前記実施の形
態1ないし実施の形態3に示される処理装置への割り付
け方法を生産管理スケジューリングシステムとして利用
するようにしたので、生産管理スケジューリングシステ
ムのもとで、複数のロットについて、これらのロットを
処理する処理装置に効率よく割り付けることができる処
理装置への割り付け方法を得ることができる。
【0042】実施の形態5.この発明による実施の形態
5を説明する。この実施の形態5における構成および方
法については、ここで説明する特有の構成および方法を
除き、先に説明した実施の形態1ないし実施の形態4に
おけるものと同様の構成および方法を具備し、同様の作
用を奏するものである。
【0043】この実施の形態5では、実施の形態4にお
ける生産管理スケジューリングシステムを、半導体製品
からなる被処理品のロットをバッチ組みする、半導体製
造工程や半導体ファイナルテスト時におけるバーンイン
工程等に適用して、半導体製品を生産する半導体の製造
方法を提案するものである。
【0044】この発明による実施の形態5によれば、実
施の形態4において、半導体の製造方法として、実施の
形態4に示される前記生産管理スケジューリングシステ
ムを適用するようにしたので、生産管理スケジューリン
グシステムによる半導体の製造方法のもとで、複数のロ
ットについて、これらのロットを処理する処理装置に効
率よく割り付けることができる処理装置への割り付け方
法を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】第1の発明によれば、複数のロットにつ
いて、これらのロットを処理する処理装置に割り付ける
処理装置への割り付け方法において、設定した待ち許容
時間内に到着するロットと到着済みのロットについて、
各ロットサイズと優先度を掛け合わせた評価値を算出
し、算出した評価値の大きいロットから選択するので、
ロットサイズと優先度を掛け合わせた評価値により、複
数のロットについて、これらのロットを処理する処理装
置に効率よく割り付けることができる処理装置への割り
付け方法を得ることができる。
【0046】第2の発明によれば、複数のロットについ
て、これらのロットを処理する処理装置に割り付ける処
理装置への割り付け方法において、設定した待ち許容時
間内に到着するロットと到着済みのロットについて、各
ロットサイズと優先度を掛け合わせた評価値を算出し、
算出した評価値の合計が大きくなるロットの組み合わせ
を選択するので、ロットサイズと優先度を掛け合わせた
評価値の合計によりロットの組み合わせを選択すること
により、複数のロットについて、これらのロットを処理
する処理装置に効率よく割り付けることができる処理装
置への割り付け方法を得ることができる。
【0047】第3の発明によれば、複数のロットについ
て、これらのロットを処理する処理装置に割り付ける処
理装置への割り付け方法において、設定した待ち許容時
間内に到着するロットと到着済みのロットについて、各
ロットサイズと優先度を掛け合わせた評価値を算出し、
算出した評価値の大きいロットから分割せずに選択し、
この選択の結果、まだ装置に投入の余裕がある場合に
は、優先度に応じて残りのロットを投入できるように分
割して選択するようにしたので、ロットの分割選択を可
能とすることにより、複数のロットについて、これらの
ロットを処理する処理装置に効率よく割り付けることが
できる処理装置への割り付け方法を得ることができる。
【0048】第4の発明によれば、第1ないし第3の発
明における処理装置への割り付け方法を生産管理スケジ
ューリングシステムとして利用するようにしたので、生
産管理スケジューリングシステムのもとで、複数のロッ
トについて、これらのロットを処理する処理装置に効率
よく割り付けることができる処理装置への割り付け方法
を得ることができる。
【0049】第5の発明によれば、半導体の製造方法と
して、第4の発明における前記生産管理スケジューリン
グシステムを適用するようにしたので、生産管理スケジ
ューリングシステムによる半導体の製造方法のもとで、
複数のロットについて、これらのロットを処理する処理
装置に効率よく割り付けることができる処理装置への割
り付け方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1における装置処
理終了時のロット割り付け選択方法を示すフローチャー
トである。
【図2】 この発明による実施の形態1におけるロット
到着時のロット割り付け選択方法を示すフローチャート
である。
【図3】 この発明による実施の形態1におけるロット
割り付けの例を示す説明図である。
【図4】 この発明による実施の形態2における装置処
理終了時のロット割り付け選択方法を示すフローチャー
トである。
【図5】 この発明による実施の形態2におけるロット
到着時のロット割り付け選択方法を示すフローチャート
である。
【図6】 この発明による実施の形態2におけるロット
割り付けの例を示す説明図である。
【図7】 この発明による実施の形態3における装置処
理終了時のロット割り付け選択方法を示すフローチャー
トである。
【図8】 この発明による実施の形態3におけるロット
到着時のロット割り付け選択方法を示すフローチャート
である。
【図9】 この発明による実施の形態3におけるロット
割り付けの例を示す説明図である。
【符号の説明】
(1) ロットA〜F、(2) 処理装置使用状況、
(3)〜(5) ロット選択状況、(6)〜(8) 処
理装置使用状況、(9)〜(11) ロット選択状況、
(12) 処理装置使用状況、(13)・(14) ロ
ット選択状況、(15)・(16) 処理装置使用状
況。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹迫 憲浩 東京都港区浜松町二丁目4番1号 三菱電 機セミコンダクタシステム株式会社内 Fターム(参考) 3C100 AA05 AA22 AA34 BB14 EE06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のロットについて、これらのロット
    を処理する処理装置に割り付ける処理装置への割り付け
    方法において、設定した待ち許容時間内に到着するロッ
    トと到着済みのロットについて、各ロットサイズと優先
    度を掛け合わせた評価値を算出し、算出した評価値の大
    きいロットから選択することを特徴とする処理装置への
    割り付け方法。
  2. 【請求項2】 複数のロットについて、これらのロット
    を処理する処理装置に割り付ける処理装置への割り付け
    方法において、設定した待ち許容時間内に到着するロッ
    トと到着済みのロットについて、各ロットサイズと優先
    度を掛け合わせた評価値を算出し、算出した評価値の合
    計が大きくなるロットの組み合わせを選択することを特
    徴とする処理装置への割り付け方法。
  3. 【請求項3】 複数のロットについて、これらのロット
    を処理する処理装置に割り付ける処理装置への割り付け
    方法において、設定した待ち許容時間内に到着するロッ
    トと到着済みのロットについて、各ロットサイズと優先
    度を掛け合わせた評価値を算出し、算出した評価値の大
    きいロットから分割せずに選択し、この選択の結果、ま
    だ装置に投入の余裕がある場合には、優先度に応じて残
    りのロットを投入できるように分割して選択することを
    特徴とする処理装置への割り付け方法。
  4. 【請求項4】 前記割り付け方法を生産管理スケジュー
    リングシステムとして利用することを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれかに記載の処理装置への割り
    付け方法。
  5. 【請求項5】 半導体の製造方法として、前記生産管理
    スケジューリングシステムを適用することを特徴とする
    請求項4に記載の処理装置への割り付け方法。
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